JP5012196B2 - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

この発明は、パワーステアリング装置に関し、特に車両のハンドル操作時に電動モータと油圧ポンプを用いて操舵補助力を発生させるパワーステアリング装置に関する。
従来、パワーステアリング装置としては、電動モータと油圧ポンプを用いて車両のハンドル操舵力を軽減するものがある(例えば、特許第2735743号(特許文献1)参照)。このパワーステアリング装置では、エンジンによって油圧ポンプを駆動しないで、ハンドルの操作方向に応じて必要なときに電動モータによって油圧ポンプを駆動するので、エンジンの動力損失を少なくできる。
このような従来のパワーステアリング装置の構成を図11の模式図に示している。このパワーステアリング装置は、車両ECU(電子制御ユニット)101と、インバータ102と、モータ103と、油圧ポンプ104と、コントロールバルブ105と、パワーシリンダ106と、油を貯えるタンク107とを備えている。上記コントロールバルブ105を介して油圧ポンプ104から供給された油によりピストン126が駆動されて操舵補助力を発生する。
また、上記パワーステアリング装置は、ハンドル111が一端に連結され、トーションバー113の一方に他端が接続された入力軸112と、トーションバー113の他方に一端が接続された図示しないウォームシャフトを備えている。ウォームシャフトはピストン126へ軸方向に挿入され、図示しないボールねじ機構によりピストン126と嵌合している。ピストン126は、出力軸114と連結もしくは一体成形されており、ピストン126の軸方向に移動可能である。上記トーションバー113を介してハンドル111の操舵方向の動きがコントロールバルブ105に伝達され、ハンドル111の操舵方向に応じてコントロールバルブ105を切り換える。
上記パワーステアリング装置の出力軸114は、ラック121を有し、そのラック121にセクタギヤ116が噛合している。上記セクタギヤ16の軸に連結されたリンク機構によって、両側のタイヤ130,130の角度を同時に変える。
上記パワーステアリング装置の油圧ポンプ104とコントロールバルブ105は、ポンプポートとの間の油供給通路131を介して接続している。また、コントロールバルブ105の一方のシリンダポートとパワーシリンダ106の一方のシリンダ室に油通路132を介して接続すると共に、コントロールバルブ105の他方のシリンダポートとパワーシリンダ106の他方のシリンダ室に油通路133を介して接続している。そして、上記コントロールバルブ105の排出ポートを、油通路134を介してタンク107に接続している。なお、操舵の中立状態では、ポンプポートと両シリンダポートの連通およびポンプポートと排出ポートの連通を閉止している。
また、上記油供給通路131にアキュムレータ109を配設している。また、パワーシリンダ106の2つのシリンダ室に選択弁108を接続し、その選択弁108により選択される高圧側の圧力と油供給通路131内の圧力との差圧を差圧検出器110により検出する。
上記パワーステアリング装置では、操舵時の応答性を維持するため、シリンダ室(高圧側)の油圧と油供給通路131の油圧との差圧を検出して、検出された差圧に基づいてモータ103をオンオフ制御して、油供給通路131の油圧が所定圧力になるようにアキュムレータ109により蓄圧している。このため、上記パワーステアリング装置では、構造が複雑になって大型化することにより、重量増加や設置スペースが増えて、コストが高くなるという問題がある。
特許第2735743号
そこで、この発明の課題は、簡単な構成で応答性を維持しつつ小型で低コストなパワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のパワーステアリング装置は、
油圧ポンプと、
上記油圧ポンプを駆動する電動モータと、
上記電動モータに駆動信号を出力するインバータと、
上記油圧ポンプから供給される油の流路を切り換えるコントロールバルブと、
上記コントロールバルブを介して上記油圧ポンプから供給された油によりピストンが駆動されて操舵補助力を発生するパワーシリンダと、
上記インバータの上記駆動信号を制御する制御部と
を備え、
上記コントロールバルブは、
上記油圧ポンプからの油が供給されるポンプポートと、上記ピストンの一方の側の第1シリンダ室に接続された第1シリンダポートと、上記ピストンの他方の側の第2シリンダ室に接続された第2シリンダポートと、排出ポートを有し、
一方向に操舵された状態では、上記第1シリンダポートを上記ポンプポートに連通させると共に、上記第2シリンダポートを上記排出ポートに連通させ、他方向に操舵された状態では、上記第1シリンダポートを上記排出ポートに連通させると共に、上記第2シリンダポートを上記ポンプポートに連通させ、
上記コントロールバルブが中立状態のとき、上記ポンプポートと上記第1シリンダポートとの間および上記ポンプポートと上記第2シリンダポートとの間に夫々隙間を設け
上記油圧ポンプから上記コントロールバルブに供給される油の圧力を検出する油圧センサを備え、
上記制御部は、上記コントロールバルブが中立状態のとき、上記油圧センサにより検出された上記油の圧力が、上記第1シリンダ室および上記第2シリンダ室から抜けた油を補給できるように予め設定された目標圧になるように、上記インバータの上記駆動信号を制御する
ことを特徴とする。
上記構成のパワーステアリング装置によれば、一方向に操舵されたとき、コントロールバルブの第1シリンダポートをポンプポートに連通させると共に、第2シリンダポートを排出ポートに連通させて、油圧ポンプからポンプポートに供給された油を第1シリンダポートからパワーシリンダの第1シリンダ室に供給する。そうして、上記コントロールバルブを介して油圧ポンプから供給された油によりパワーシリンダのピストンを駆動して操舵補助力を発生させる。このとき、パワーシリンダの第2シリンダ室内の油は、排出ポートから排出される。また、他方向に操舵されたときは、コントロールバルブの第1シリンダポートを排出ポートに連通させると共に、第2シリンダポートをポンプポートに連通させて、油圧ポンプからポンプポートに供給された油を第2シリンダポートからパワーシリンダの第2シリンダ室に供給する。そうして、上記コントロールバルブを介して油圧ポンプから供給された油によりパワーシリンダのピストンを逆方向に駆動して操舵補助力を発生させる。このとき、パワーシリンダの第1シリンダ室内の油は、排出ポートから排出される。
そして、上記コントロールバルブが中立状態のとき、ポンプポートと第1シリンダポートとの間およびポンプポートと第2シリンダポートとの間に夫々隙間を設けることによって、ハンドルが中立位置で操舵されないときは、上記制御部によりインバータの駆動信号を制御して、例えばパワーシリンダの第1,第2シリンダ室内に油が充填された状態を維持する程度で油圧ポンプを駆動させる。そうすることによって、上記油圧ポンプから油をコントロールバルブに供給して、ポンプポートと第1シリンダポートとの間の隙間、および、ポンプポートと第2シリンダポートとの間の隙間を介してパワーシリンダの第1,第2シリンダ室に常に油を供給することが可能となる。ここで、中立状態のコントロールバルブでは、排出ポートと2つの第1,第2シリンダポートは、ハンドルをいずれの方向にも操舵できるように互いに連通している。
さらに、上記コントロールバルブが中立状態のとき、制御部によって、上記油圧センサにより検出された油の圧力が予め設定された上記目標圧になるようにインバータを制御することにより、パワーシリンダの第1,第2シリンダ室から抜けた油を補給するのに必要な圧力の油が油圧ポンプからパワーシリンダに供給されて、コントロールバルブが中立状態から操舵状態に移ったときの応答性を低消費電力で維持することができる。
このように、簡単な構成でパワーシリンダのシリンダ室内に油が充填された状態を保って応答性を維持しつつ、小型化と低コスト化を実現できる。
また、一実施形態のパワーステアリング装置では、上記コントロールバルブがロータリバルブである。
上記実施形態によれば、上記コントロールバルブにロータリバルブを用いることによって、ハンドルの操舵時の回転をそのままコントロールバルブの切り換え動作に利用でき、回動運動を直動運動に変換する必要がなく、構成をより簡略化でき、小型化が図れる。
また、一実施形態のパワーステアリング装置では、
上記ロータリバルブは、スリーブと、上記スリーブ内に回転自在に嵌合された円柱形状のロータとを有し、
上記ロータの回転に応じて上記スリーブに設けられた複数のポートのうちの所定のポート間が連通するように、上記ロータの外周に溝が設けられ、
上記ロータの溝が、上記ロータの外周面に接する平面に沿って母線方向に対して傾斜して設けられており、
上記ロータの溝の上記母線方向に対する傾斜角は、上記スリーブにおける上記各ポートに連通する油通路の開口の母線方向に対する傾斜角とは異なる角になっている。
上記実施形態によれば、上記ロータリバルブのスリーブ内に回転自在に嵌合されたロータの外周に、ロータの外周面に接する平面に沿って母線方向に対して傾斜した溝を設けると共に、上記溝の上記母線方向に対する傾斜角を上記スリーブにおける上記各ポートに連通する油通路の開口の母線方向に対する傾斜角とは異なる角にすることによって、ロータの回転に応じてスリーブに設けられた複数のポートのうちの所定のポート間が上記溝により連通するときに、ロータの回転に伴って上記溝とその溝に対向するポートとの間の開口面積が徐々に広がり、ロータリバルブの切換時に油圧がスムーズに変化するので、油圧が急変してハンドル操作に違和感が生じるということがない。
また、一実施形態のパワーステアリング装置では、上記油圧ポンプがギヤポンプである。
上記実施形態によれば、上記油圧ポンプにギヤポンプを用いることによって、コントロールバルブが中立状態のときにパワーシリンダの第1,第2シリンダ室から抜けた油を補給するために極めて低速回転で油を供給することが可能となり、低消費電力化が図れる。また、パワーステアリング装置に通常使用されるベーンポンプに比べて、自吸性などの点で低速動作に適しており、構造が簡単で小型化と低コスト化に適している。
また、一実施形態のパワーステアリング装置では、
上記制御部は、上記中立状態のときの上記目標圧を車速を表す信号または操舵角を表す信号の少なくとも一方に応じた目標値に変更すると共に、上記油圧センサによって検出された上記油の圧力が上記変更された目標値になるように、上記インバータの上記駆動信号の周波数を制御する。
上記実施形態によれば、上記制御部は、インバータから出力される駆動信号の周波数を制御して、油圧センサにより検出された油の圧力を、車速を表す信号または操舵角を表す信号の少なくとも一方に応じた目標値にすることによって、車速や操舵角に応じた最適な操舵補助力を発生させることが可能となり、操舵性を向上できる。例えば、高速走行のときは操舵補助力を弱くし、低速走行または停車時は操舵補助力を強くしたり、操舵角が小さいときは操舵補助力を弱くし、操舵角が大きいときは操舵補助力を強くしたりする。
以上より明らかなように、この発明のパワーステアリング装置によれば、簡単な構成でパワーシリンダの第1,第2シリンダ室内に油が充填された状態を保って応答性を維持しつつ、小型で低コストなパワーステアリング装置を実現することができる。
さらに、コントロールバルブが中立状態のとき、制御部によって、上記油圧センサにより検出された油の圧力が、上記第1シリンダ室および上記第2シリンダ室から抜けた油を補給できるように予め設定された上記目標圧になるように、インバータを制御することにより、パワーシリンダの第1,第2シリンダ室から抜けた油を補給するのに必要な圧力の油が油圧ポンプからパワーシリンダに供給されて、コントロールバルブが中立状態から操舵状態に移ったときの応答性を低消費電力で維持することができる。
また、一実施形態のパワーステアリング装置によれば、上記コントロールバルブにロータリバルブを用いることによって、ハンドルの操舵時の回転をそのままコントロールバルブの切り換え動作に利用でき、回動運動を直動運動に変換する必要がなく、構成をより簡略化でき、小型化が図れる。
また、一実施形態のパワーステアリング装置によれば、上記ロータリバルブのスリーブ内に回転自在に嵌合されたロータの外周に、ロータの外周面に接する平面に沿って母線方向に対して傾斜した溝を設けると共に、上記溝の上記母線方向に対する傾斜角を上記スリーブにおける上記各ポートに連通する油通路の開口の母線方向に対する傾斜角とは異なる角にすることによって、ロータの回転に応じてスリーブに設けられた複数のポートのうちの所定のポート間が上記溝により連通するときに、ロータの回転に伴って上記溝とその溝に対向するポートとの間の開口面積が徐々に広がり、ロータリバルブの切換時に油圧がスムーズに変化するので、油圧が急変してハンドル操作に違和感が生じるということがない。
また、一実施形態のパワーステアリング装置によれば、上記油圧ポンプにギヤポンプを用いることによって、コントロールバルブが中立状態のときにパワーシリンダの第1,第2シリンダ室から抜けた油を補給するために極めて低速回転で油を供給することが可能となり、低消費電力化が図れる。
また、一実施形態のパワーステアリング装置によれば、上記制御部は、インバータから出力される駆動信号の周波数を制御して、油圧センサにより検出された油の圧力を、車速を表す信号または操舵角を表す信号の少なくとも一方に応じた目標値にすることによって、車速や操舵角に応じた最適な操舵補助力が発生させることが可能となり、操舵性を向上できる。
以下、この発明のパワーステアリング装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態のパワーステアリング装置の構成を示す模式図である。
この実施の形態のパワーステアリング装置は、図1に示すように、制御部の一例としての車両ECU(電子制御ユニット)1と、上記車両ECU1からの制御信号を受けて、駆動信号を出力するインバータ2と、上記インバータ2からの駆動信号により回転する電動モータ3と、上記電動モータ3により駆動される油圧ポンプ4と、上記油圧ポンプ4からの油がポンプポートに供給されるコントロールバルブ5と、上記コントロールバルブ5を介して油圧ポンプ4から供給された油によりピストン26が駆動されて操舵補助力を発生するパワーシリンダ6と、油を貯えるタンク7とを備えている。上記油圧ポンプ4には、ギヤポンプを用いている。
また、上記パワーステアリング装置は、ハンドル11が一端に連結され、トーションバー13一方に他端が接続された入力軸12と、トーションバー13の他方に一端が接続された図示しないウォームシャフトを備えている。ウォームシャフトはピストン26へ軸方向に挿入され、図示しないボールねじ機構によりピストン26と嵌合している。ピストン26は、出力軸14と連結もしくは一体成形されており、ピストン26の軸方向に移動可能である。
上記トーションバー13を介してハンドル11の操舵方向の動きがコントロールバルブ5に伝達され、ハンドル11の操舵方向に応じてコントロールバルブ5を切り換える。
上記パワーステアリング装置の出力軸14の他端側にラック15を有し、そのラック15にセクタギヤ16が噛合する。セクタギヤ16の軸に一端が連結されたピットマンアーム21が揺動し、ドラグリンク22、ナックルアーム23、タイロッドアーム24、および、タイロッド25と連動して、両側のタイヤ30,30の角度を同時に変える。
上記車両ECU1は、例えばトーションバー13の歪を歪センサにより検出して、その歪センサの出力信号に基づいて、コントロールバルブ5の左右いずれかに操舵されたときの状態かまたは中立状態かを判別する。または、ハンドル部に取り付けられた図示しない舵角センサーの出力信号から、操舵状態か中立状態かを判別する。
上記パワーステアリング装置の油圧ポンプ4とコントロールバルブ5は、ポンプポートとの間の油供給通路31を介して接続している。この油供給通路31内の油の圧力を検出する油圧センサ10を油供給通路31に配設している。また、コントロールバルブ5の第1シリンダポートとパワーシリンダ6の第1シリンダ室CAに油通路32を介して接続すると共に、コントロールバルブ5の第2シリンダポートとパワーシリンダ6の第2シリンダ室CBに油通路33を介して接続している。そして、上記コントロールバルブ5の排出ポートを、油通路34を介してタンク7に接続している。
図2は上記パワーステアリング装置のコントロールバルブ5とパワーシリンダ6が一体となったパワーステアリング本体の断面図を示している。なお、図2において、図1に示すパワーステアリング装置と同一の構成部は、同一参照番号を付している。また、図1は模式的にパワーステアリング装置の構成を示しており、この図2に示すパワーステアリング本体では、ピストン26が出力軸14に相当する。
このパワーステアリング本体は、図2に示すように、ボディ41のシリンダ部41a内にピストン26を摺動自在に配置している。上記ピストン26はシリンダ部41aを2つの第1,第2シリンダ室CA, CBに区画している。上記ピストン26の一側面に形成されたラック15にセクタギヤ16が噛合している。
上記ピストン26の軸部に形成された穴に、複数のボール45を介してウォームシャフト43の小径部43aが螺合している。そのウォームシャフト43の大径部43bを、ボディ41に固定されたバルブハウジング42により回転自在に支持している。上記ウォームシャフト43の回転によりピストン26がシリンダ部43a内を軸方向に摺動する。
上記ウォームシャフト43の大径部43bにスリーブ51を一体成形している。上記スリーブ51内に、入力軸12に一端が連結されたロータ52を回転自在に配置している。入力軸12は、トーションバー13の一端と図示しない止めピンにより固定しており、ウォームシャフト43はトーションバー13の他端と止めピン44により固定している。
上記バルブハウジング42には、ポンプポート61と、2つの第1,第2シリンダポート62,63と、排出ポート64とを設けている。各ポート61〜64は、ウォームシャフト43の大径部43bのスリーブ51に設けられた複数の油通路を介してロータ52側に開口している。また、第1シリンダポート62は、ボディ41に設けられた油通路65を介して第1シリンダ室CAに連通し、第2シリンダポート63は、第2シリンダ室CBに連通している。
上記入力軸12の回転に伴ってロータ52が回転すると共に、トーションバー13がねじれながらウォームシャフト43に回転を伝える。このトーションバー13のねじれ分、ロータ52がスリーブ51に対して相対的に回転して、所定のポートが連通する。
図3は上記パワーステアリング装置のコントロールバルブ5の動作を説明する模式図を示しており、図3(a)は左操舵時のスリーブ51とロータ52を示し、図3(b)は中立時(直進時)のスリーブ51とロータ52を示し、図3(c)は右操舵時のスリーブ51とロータ52を示し、図3(d)はコントロールバルブ5の記号を示している。図3(d)において、Aは第1シリンダポート、Bは第2シリンダポート、Pはポンプポート、Tは排出ポートである。
図3(a)に示すように、左操舵時は、ロータ52がスリーブ51に対して反時計回りに所定角度回転して、第1シリンダポートAとポンプポートPが連通すると共に、第2シリンダポートBと排出ポートTが連通する。
また、図3(b)に示すように、中立時は、第1シリンダポートAとポンプポートPとの間に微小な隙間(微小開口部)を有すると共に、第2シリンダポートBとポンプポートPとの間に微小な隙間(微小開口部)を有する。これにより、ポンプポートPが、第1,第2シリンダポートA,Bおよび排出ポートTと微小な隙間(微小開口部)を介してつながっている。
また、図3(c)に示すように、右操舵時は、ロータ52がスリーブ51に対して時計回りに所定角度回転して、第1シリンダポートAと排出ポートTが連通すると共に、第2シリンダポートBとポンプポートPが連通する。
これに対して、比較例としてパワーステアリング装置のコントロールバルブの動作を説明する模式図を図4に示しており、図4(a)は左操舵時のスリーブ51とロータ52を示し、図4(b)は中立時(直進時)のスリーブ51とロータ52を示し、図4(c)は右操舵時のスリーブ51とロータ52を示し、図4(d)はこのコントロールバルブの記号を示している。
この図4に示す比較例と図3に示すコントロールバルブとの違いは、中立時にポンプポートPと第1,第2シリンダポートA,Bとの間に隙間がなく完全に閉じている点にある。したがって、この比較例の状態でコントロールバルブは、中立時は油圧ポンプから油を第1,第2シリンダポートA,Bを介して第1,第2シリンダ室CA,CBに補給することはできない。
図5は図2,図3に示すコントロールバルブ5の中立位置における要部の拡大図を示しており、図6は上記比較例としてのパワーステアリング装置の中立位置における要部の拡大図を示している。
上記実施の形態のパワーステアリング装置では、非操舵時(中立時)に、外部からタイヤ30に路面の轍や凹凸により左右に振れる力が働くと、リンク機構(21〜25)を介してパワーシリンダ6のピストン26が動かされ、第1,第2シリンダ室CA,CBの油がコントロールバルブ5を介してタンク7に抜ける。このとき、電動モータ3により油圧ポンプ4を低速で駆動することにより、抜けた油に相当する量の油を、ポンプポートPと第1,第2シリンダポートA,Bとの微小な隙間を介して常時補給させる。これにより、アキュムレータなどの蓄圧手段を用いることなく、ハンドル操作の応答性を確保できる。
このとき、油圧センサ10により検出された圧力が目標圧Pになるように、インバータ2を制御して電動モータ3により油圧ポンプ4を駆動する。この目標圧Pは、ポンプポートPと第1,第2シリンダポートA,Bとの微小な隙間の圧損を考慮して、
>P
>P
の関係を保ちながら設定する。また、急操舵時に必要な圧力や据え切り時に必要な圧力に基づき、ピストン26の受圧面積と、パワーシリンダ6からタイヤ30に至るまでのリンク機構の構成により決定することもできる。
次に、コントロールバルブ5が中立状態であるときに、油圧センサ10により検出された圧力に基づいて、車両ECU1がインバータ2の駆動信号を制御するときの目標圧Pの算出方法について説明する。
バルブの漏れ量Qと、微小開口部での圧力損失ΔPの関係は、
Q = (ΔP/12μS )×L×δ
で表される。ここで、
δ:中立状態における微小開口部の隙間長さ(バルブ形状により決まる)
μ:油の粘度(使用する油により固有の値)
S:流れ方向(円周方向)の隙間長さ(バルブ形状により決まる)
L:流れと垂直方向の隙間長さ(バルブ形状により決まる)
としている。これを変形して
ΔP = 12QμS /Lδ ……… (1)
とする。また、バルブの漏れ量Qは、微小開口部の隙間をオリフィスと考えると、
Q = CA(2g(P1−P2)/γ)1/2 ……… (2)
で表される。ここで、
C:流量係数(配管形状などにより決まる)
A:微小開口部の隙間の面積(バルブ形状により決まる(=δ×L))
g:重力加速度
γ:液体の密度(使用する油により固有の値)
P1:隙間より上流の圧
P2:隙間より下流の圧
上記(1)式に(2)式を代入すると、
ΔP = 12μS /Lδ・ CA(2g(P1−P2)/γ)1/2
が得られる。また、微小開口部での圧力損失(P1−P2)とΔPには、
P1−P2 = ΔP
の関係が成り立つので、上の式は
ΔP = 12μS /Lδ・CA(2gΔP/γ)1/2
となる。両辺を二乗して
ΔP = (12μS /Lδ・CA)×(2gΔP/γ)
∴ΔP = 2g(12μS /Lδ・CA)/γ ……… (3)
の関係となる。
ここで、ΔP=P1−P2の関係式を(3)式に戻すと、
P1−P2 = 2g(12μS /Lδ・CA)/γ ……… (4)
となる。パワーステアリング装置用のコントロールバルブでは、
P1 = P(供給回路の圧力)
P2 = P(第1シリンダポートAの圧力)
= P(第2シリンダポートBの圧力)
= P(排出ポートTの圧力)
となる。
また、中立状態では、
= P = P
となっており、さらに排出ポートTを、タンク7を介して大気開放しているので、
= P = P = 1気圧(=1atm=0.101325MPa)
で一定となる。
よって(4)式は下記のようになる。
−0.101325(MPa) = 2g(12μS /Lδ・CA)/γ
∴ P = 2g(12μS /Lδ・CA)/γ+0.101325(MPa) ……… (5)
以上のとおり、目標圧力として用いるPの値は、(5)式により他の箇所の圧力などを用いることなく算出できる。
図9は上記ロータ52の従来の形態の側面図を示しており、このロータ52は、図9に示すように、周方向に所定の間隔をあけて複数の溝70が設けられている。また、溝70の両側の縁部に沿って段部71,71を設けている。この段部71,71によって、ポンプポートPと第1シリンダポートA(または第2シリンダポートB)間の開口面積を徐々に変化させる。上記溝70の両側の縁部に沿って段部71,71によって、操舵によりロータリバルブのロータ52が回転するとき、油が油圧ポンプから第1シリンダポートA(または第2シリンダポートB)に急激に供給されることなく、油圧がスムーズに変化する。これにより、操舵への違和感(ショック)や油圧のサージによる異音が生じるのを防止できる。
図10は他の実施の形態のロータの側面図を示している。図10に示すように、ロータ80の溝81を、外周面に接する平面に沿って母線方向に対して傾けている。これにより、平面を加工することなく、ポンプポートPと第1,第2シリンダポートA,Bとの間の開口面積を徐々に変化させることができる。なお、ロータの溝の母線方向に対する角度θは、バルブの構成などに応じて適宜設定される。
上記構成のパワーステアリング装置によれば、簡単な構成でパワーシリンダ6の第1,第2シリンダ室CA,CB内に油が充填された状態を保って応答性を維持しつつ、小型で低コストなパワーステアリング装置を実現することができる。
また、上記コントロールバルブ5が中立状態のとき、車両ECU1によりインバータ2を制御することにより、電動モータ3を操舵時よりも低速で回転させて、パワーシリンダ6の第1,第2シリンダ室内に油が充填された状態を維持することによって、コントロールバルブ5が中立状態から操舵時に移ったときの応答性を低消費電力で維持することができる。ここで、電動モータ3により駆動される油圧ポンプ4の操舵時の回転数は、例えば、2000〜4000rpmとし、中立時は400rpmとする。
また、上記コントロールバルブ5にロータリバルブを用いることによって、ハンドルの操舵時の回転をそのままコントロールバルブ5の切り換え動作に利用でき、回動運動を直動運動に変換する必要がなく、構成をより簡略化でき、小型化が図れる。
また、図10に示すように、ロータリバルブのスリーブ内に回転自在に嵌合されたロータ80の外周に、ロータ80の外周面に接する平面に沿って母線方向に対して傾斜した溝81を設けることによって、ロータ80の回転に応じてスリーブに設けられた複数のポートのうちの所定のポート間が上記溝81により連通するときに、ロータ80の回転に伴って上記溝81とその溝81に対向するポートとの間の開口面積が徐々に広がり、ロータリバルブの切換時に油圧がスムーズに変化するので、油圧が急変してハンドル操作に違和感が生じるということがない。
また、上記ロータ80の外周に傾斜した溝81を形成する場合、図9に示す溝70の両側の縁部に沿って段部71,71を加工する工程が必要なくなり、製造コストを低減することができる。
また、上記油圧ポンプ4に低回転から高い自吸性が得られるギヤポンプを用いることによって、コントロールバルブ5が中立状態のときにパワーシリンダ6の第1,第2シリンダ室内に油が充填された状態を維持するために極めて低い回転数で油を供給することが可能となり、低消費電力化が図れる。また、ギヤポンプは、ベーンポンプに比べて構成が簡単なため、同一性能では価格が安く、さらに、パワーシリンダ6の第1,第2シリンダ室内に油を補給する程度の低速運転が可能である。なお、ベーンポンプを同様に低速運転した場合、遠心力不足によりベーンが充分に張り出さないために油を十分に吸い込めず、所定の油量を供給できない。
また、上記油圧センサ10により検出された油の圧力に基づいて、制御部である車両ECU1によりインバータ2の駆動信号を制御することによって、操舵補助力に必要な圧力の油を油圧ポンプ4からパワーシリンダ6に供給することができる。具体的には、車両ECU1は、油圧センサ10により検出された油の圧力が、目標圧Pになるようにインバータ2の駆動信号の周波数を制御するフィードバック制御を行っている。
また、上記車両ECU1は、インバータ2から出力される駆動信号の周波数を制御して、油圧センサ10により検出された油の圧力を、車速を表す信号または操舵角を表す信号の少なくとも一方に応じた目標値にすることによって、車速や操舵角に応じた最適な操舵補助力が発生させることが可能となり、操舵性を向上できる。
例えば、車速が一定値以上でかつ操舵角が一定以下の状態で、所定の時間が継続したときは、直進走行しているものとして、目標圧Pを低圧側にシフトさせることによって、操舵角がゼロの付近で操舵に対する応答を鈍らせ、操舵角に対するタイヤ30の傾き角度を通常よりも小さくすることができる。これにより、高速直進走行時に必要な安定性を実現することができる。
また、車速が一定値以下でかつ操舵角が一定以上の状態であれば、車庫入れや据え切りしているものとして、目標圧Pを高圧側にシフトさせることによって、小さな操舵角に対する応答性が向上し、必要な操舵補助力を応答性よく供給できる。
上記実施の形態では、コントロールバルブ5にロータリバルブを用いたパワーステアリング装置について説明したが、コントロールバルブはこれに限らず、他の構成のコントロールバルブを用いたパワーステアリング装置にこの発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、油圧センサ10により検出された圧力を車両ECU1に入力し、車両ECU1がインバータ2の駆動信号を制御する構成を示したが、油圧センサ10により検出された圧力を直接インバータ2に入力して電動モータ3を制御運転することも可能である。
また、上記実施の形態のパワーステアリング装置では、コントロールバルブ5の中立時に電動モータ3の回転数が極めて低速であり、
目標圧P=1MPa
油圧ポンプ4の押しのけ容積q=5cm3/rev
電動モータ3の回転速度N=400/min (吐出流量=2リットル/min)
とした場合、消費電力は0.03kWとモータ駆動に必要な電力は非常に小さい。
したがって、必要なときのみモータを駆動させる従来のパワーステアリング装置に比べて、この発明のパワーステアリング装置は、構成を簡略化することにより小型化,軽量化が図れ、重量増加による燃費悪化を解消できるメリットがあり、このような小型化,軽量化および低コスト化による相乗効果に比べて、コントロールバルブの中立時にもモータを低速で駆動することによる消費電力の増加というデメリットは小さなものであり、問題とならない。
図1はこの発明の実施の一形態のパワーステアリング装置の構成を示す模式図である。 図2は上記パワーステアリング装置のコントロールバルブとパワーシリンダが一体となったパワーステアリング本体の断面図である。 図3は上記パワーステアリング装置のコントロールバルブの動作を説明する模式図である。 図4は比較例としてパワーステアリング装置のコントロールバルブの動作を説明する模式図である。 図5は上記実施の形態のパワーステアリング装置の中立位置における要部の拡大図である。 図6は上記比較例としてのパワーステアリング装置の中立位置における要部の拡大図である。 図7は上記実施の形態のパワーステアリング装置のロータとスリーブの各部の寸法を示す図である。 図8は上記ロータの溝の寸法を示す図である。 図9は上記ロータの側面図である。 図10は他の実施の形態のロータの側面図である。 図11は従来のパワーステアリング装置の構成を示す模式図である。
1…車両ECU
2…インバータ
3…電動モータ
4…油圧ポンプ
5…コントロールバルブ
6…パワーシリンダ
7…タンク
10…油圧センサ
11…ハンドル
12…入力軸
13…トーションバー
14…出力軸
15…ラック
16…セクタギヤ
21…ピットマンアーム
22…ドラグリンク
23…ナックルアーム
24…タイロッドアーム
25…タイロッド
26…ピストン
30…タイヤ
31…油供給通路
32〜34…油通路
41…ボディ
41a…シリンダ部
42…バルブハウジング
43…ウォームシャフト
43a…小径部
43b…大径部
44…止めピン
45…ボール
51…スリーブ
52…ロータ
61,P…ポンプポート
62,A…第1シリンダポート
63,B…第2シリンダポート
64,T…排出ポート
CA…第1シリンダ室
CB…第2シリンダ室

Claims (5)

  1. 油圧ポンプ(4)と、
    上記油圧ポンプ(4)を駆動する電動モータ(3)と、
    上記電動モータ(3)に駆動信号を出力するインバータ(2)と、
    上記油圧ポンプ(4)から供給される油の流路を切り換えるコントロールバルブ(5)と、
    上記コントロールバルブ(5)を介して上記油圧ポンプ(4)から供給された油によりピストン(26)が駆動されて操舵補助力を発生するパワーシリンダ(6)と、
    上記インバータ(2)の上記駆動信号を制御する制御部(1)と
    を備え、
    上記コントロールバルブ(5)は、
    上記油圧ポンプ(4)からの油が供給されるポンプポートと、上記ピストン(26)の一方の側の第1シリンダ室に接続された第1シリンダポートと、上記ピストン(26)の他方の側の第2シリンダ室に接続された第2シリンダポートと、排出ポートを有し、
    一方向に操舵された状態では、上記第1シリンダポートを上記ポンプポートに連通させると共に、上記第2シリンダポートを上記排出ポートに連通させ、他方向に操舵された状態では、上記第1シリンダポートを上記排出ポートに連通させると共に、上記第2シリンダポートを上記ポンプポートに連通させ、
    上記コントロールバルブ(5)が中立状態のとき、上記ポンプポートと上記第1シリンダポートとの間および上記ポンプポートと上記第2シリンダポートとの間に夫々隙間を設け
    上記油圧ポンプ(4)から上記コントロールバルブ(5)に供給される油の圧力を検出する油圧センサ(10)を備え、
    上記制御部(1)は、上記コントロールバルブ(5)が中立状態のとき、上記油圧センサ(10)により検出された上記油の圧力が、上記第1シリンダ室および上記第2シリンダ室から抜けた油を補給できるように予め設定された目標圧(Ps)になるように、上記インバータ(2)の上記駆動信号を制御する
    ことを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載のパワーステアリング装置において、
    上記コントロールバルブ(5)がロータリバルブである
    ことを特徴とするパワーステアリング装置。
  3. 請求項2に記載のパワーステアリング装置において、
    上記ロータリバルブは、スリーブ(51)と、上記スリーブ(51)内に回転自在に嵌合された円柱形状のロータ(80)とを有し、
    上記ロータ(80)の回転に応じて上記スリーブ(51)に設けられた複数のポートのうちの所定のポート間が連通するように、上記ロータ(80)の外周に溝(81)が設けられ、
    上記ロータ(80)の溝(81)が、上記ロータ(80)の外周面に接する平面に沿って母線方向に対して傾斜して設けられており、
    上記ロータ(80)の溝(81)の上記母線方向に対する傾斜角は、上記スリーブ(51)における上記各ポートに連通する油通路の開口の母線方向に対する傾斜角とは異なる角になっている
    ことを特徴とするパワーステアリング装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1つに記載のパワーステアリング装置において、
    上記油圧ポンプ(4)がギヤポンプであることを特徴とするパワーステアリング装置。
  5. 請求項1に記載のパワーステアリング装置において、
    上記制御部(1)は、上記中立状態のときの上記目標圧(Ps)を車速を表す信号または操舵角を表す信号の少なくとも一方に応じた目標値に変更すると共に、上記油圧センサ(10)によって検出された上記油の圧力が上記変更された目標値になるように、上記インバータ(2)の上記駆動信号の周波数を制御する
    ことを特徴とするパワーステアリング装置。
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