JP5012196B2 - パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
油圧ポンプと、
上記油圧ポンプを駆動する電動モータと、
上記電動モータに駆動信号を出力するインバータと、
上記油圧ポンプから供給される油の流路を切り換えるコントロールバルブと、
上記コントロールバルブを介して上記油圧ポンプから供給された油によりピストンが駆動されて操舵補助力を発生するパワーシリンダと、
上記インバータの上記駆動信号を制御する制御部と
を備え、
上記コントロールバルブは、
上記油圧ポンプからの油が供給されるポンプポートと、上記ピストンの一方の側の第1シリンダ室に接続された第1シリンダポートと、上記ピストンの他方の側の第2シリンダ室に接続された第2シリンダポートと、排出ポートを有し、
一方向に操舵された状態では、上記第1シリンダポートを上記ポンプポートに連通させると共に、上記第2シリンダポートを上記排出ポートに連通させ、他方向に操舵された状態では、上記第1シリンダポートを上記排出ポートに連通させると共に、上記第2シリンダポートを上記ポンプポートに連通させ、
上記コントロールバルブが中立状態のとき、上記ポンプポートと上記第1シリンダポートとの間および上記ポンプポートと上記第2シリンダポートとの間に夫々隙間を設け、
上記油圧ポンプから上記コントロールバルブに供給される油の圧力を検出する油圧センサを備え、
上記制御部は、上記コントロールバルブが中立状態のとき、上記油圧センサにより検出された上記油の圧力が、上記第1シリンダ室および上記第2シリンダ室から抜けた油を補給できるように予め設定された目標圧になるように、上記インバータの上記駆動信号を制御する
ことを特徴とする。
さらに、上記コントロールバルブが中立状態のとき、制御部によって、上記油圧センサにより検出された油の圧力が予め設定された上記目標圧になるようにインバータを制御することにより、パワーシリンダの第1,第2シリンダ室から抜けた油を補給するのに必要な圧力の油が油圧ポンプからパワーシリンダに供給されて、コントロールバルブが中立状態から操舵状態に移ったときの応答性を低消費電力で維持することができる。
上記ロータリバルブは、スリーブと、上記スリーブ内に回転自在に嵌合された円柱形状のロータとを有し、
上記ロータの回転に応じて上記スリーブに設けられた複数のポートのうちの所定のポート間が連通するように、上記ロータの外周に溝が設けられ、
上記ロータの溝が、上記ロータの外周面に接する平面に沿って母線方向に対して傾斜して設けられており、
上記ロータの溝の上記母線方向に対する傾斜角は、上記スリーブにおける上記各ポートに連通する油通路の開口の母線方向に対する傾斜角とは異なる角になっている。
上記制御部は、上記中立状態のときの上記目標圧を車速を表す信号または操舵角を表す信号の少なくとも一方に応じた目標値に変更すると共に、上記油圧センサによって検出された上記油の圧力が上記変更された目標値になるように、上記インバータの上記駆動信号の周波数を制御する。
上記トーションバー13を介してハンドル11の操舵方向の動きがコントロールバルブ5に伝達され、ハンドル11の操舵方向に応じてコントロールバルブ5を切り換える。
PS>PA
PS>PB
の関係を保ちながら設定する。また、急操舵時に必要な圧力や据え切り時に必要な圧力に基づき、ピストン26の受圧面積と、パワーシリンダ6からタイヤ30に至るまでのリンク機構の構成により決定することもできる。
Q = (ΔP/12μS )×L×δ3
で表される。ここで、
δ:中立状態における微小開口部の隙間長さ(バルブ形状により決まる)
μ:油の粘度(使用する油により固有の値)
S:流れ方向(円周方向)の隙間長さ(バルブ形状により決まる)
L:流れと垂直方向の隙間長さ(バルブ形状により決まる)
としている。これを変形して
ΔP = 12QμS /Lδ3 ……… (1)
とする。また、バルブの漏れ量Qは、微小開口部の隙間をオリフィスと考えると、
Q = CA(2g(P1−P2)/γ)1/2 ……… (2)
で表される。ここで、
C:流量係数(配管形状などにより決まる)
A:微小開口部の隙間の面積(バルブ形状により決まる(=δ×L))
g:重力加速度
γ:液体の密度(使用する油により固有の値)
P1:隙間より上流の圧
P2:隙間より下流の圧
上記(1)式に(2)式を代入すると、
ΔP = 12μS /Lδ3・ CA(2g(P1−P2)/γ)1/2
が得られる。また、微小開口部での圧力損失(P1−P2)とΔPには、
P1−P2 = ΔP
の関係が成り立つので、上の式は
ΔP = 12μS /Lδ3・CA(2gΔP/γ)1/2
となる。両辺を二乗して
ΔP2 = (12μS /Lδ3・CA)2×(2gΔP/γ)
∴ΔP = 2g(12μS /Lδ3・CA)2/γ ……… (3)
の関係となる。
P1−P2 = 2g(12μS /Lδ3・CA)2/γ ……… (4)
となる。パワーステアリング装置用のコントロールバルブでは、
P1 = PS(供給回路の圧力)
P2 = PA(第1シリンダポートAの圧力)
= PB(第2シリンダポートBの圧力)
= PT(排出ポートTの圧力)
となる。
PA = PB = PT
となっており、さらに排出ポートTを、タンク7を介して大気開放しているので、
PA = PB = PT = 1気圧(=1atm=0.101325MPa)
で一定となる。
PS−0.101325(MPa) = 2g(12μS /Lδ3・CA)2/γ
∴ PS = 2g(12μS /Lδ3・CA)2/γ+0.101325(MPa) ……… (5)
目標圧PS=1MPa
油圧ポンプ4の押しのけ容積q=5cm3/rev
電動モータ3の回転速度N=400/min (吐出流量=2リットル/min)
とした場合、消費電力は0.03kWとモータ駆動に必要な電力は非常に小さい。
2…インバータ
3…電動モータ
4…油圧ポンプ
5…コントロールバルブ
6…パワーシリンダ
7…タンク
10…油圧センサ
11…ハンドル
12…入力軸
13…トーションバー
14…出力軸
15…ラック
16…セクタギヤ
21…ピットマンアーム
22…ドラグリンク
23…ナックルアーム
24…タイロッドアーム
25…タイロッド
26…ピストン
30…タイヤ
31…油供給通路
32〜34…油通路
41…ボディ
41a…シリンダ部
42…バルブハウジング
43…ウォームシャフト
43a…小径部
43b…大径部
44…止めピン
45…ボール
51…スリーブ
52…ロータ
61,P…ポンプポート
62,A…第1シリンダポート
63,B…第2シリンダポート
64,T…排出ポート
CA…第1シリンダ室
CB…第2シリンダ室
Claims (5)
- 油圧ポンプ(4)と、
上記油圧ポンプ(4)を駆動する電動モータ(3)と、
上記電動モータ(3)に駆動信号を出力するインバータ(2)と、
上記油圧ポンプ(4)から供給される油の流路を切り換えるコントロールバルブ(5)と、
上記コントロールバルブ(5)を介して上記油圧ポンプ(4)から供給された油によりピストン(26)が駆動されて操舵補助力を発生するパワーシリンダ(6)と、
上記インバータ(2)の上記駆動信号を制御する制御部(1)と
を備え、
上記コントロールバルブ(5)は、
上記油圧ポンプ(4)からの油が供給されるポンプポートと、上記ピストン(26)の一方の側の第1シリンダ室に接続された第1シリンダポートと、上記ピストン(26)の他方の側の第2シリンダ室に接続された第2シリンダポートと、排出ポートを有し、
一方向に操舵された状態では、上記第1シリンダポートを上記ポンプポートに連通させると共に、上記第2シリンダポートを上記排出ポートに連通させ、他方向に操舵された状態では、上記第1シリンダポートを上記排出ポートに連通させると共に、上記第2シリンダポートを上記ポンプポートに連通させ、
上記コントロールバルブ(5)が中立状態のとき、上記ポンプポートと上記第1シリンダポートとの間および上記ポンプポートと上記第2シリンダポートとの間に夫々隙間を設け、
上記油圧ポンプ(4)から上記コントロールバルブ(5)に供給される油の圧力を検出する油圧センサ(10)を備え、
上記制御部(1)は、上記コントロールバルブ(5)が中立状態のとき、上記油圧センサ(10)により検出された上記油の圧力が、上記第1シリンダ室および上記第2シリンダ室から抜けた油を補給できるように予め設定された目標圧(Ps)になるように、上記インバータ(2)の上記駆動信号を制御する
ことを特徴とするパワーステアリング装置。 - 請求項1に記載のパワーステアリング装置において、
上記コントロールバルブ(5)がロータリバルブである
ことを特徴とするパワーステアリング装置。 - 請求項2に記載のパワーステアリング装置において、
上記ロータリバルブは、スリーブ(51)と、上記スリーブ(51)内に回転自在に嵌合された円柱形状のロータ(80)とを有し、
上記ロータ(80)の回転に応じて上記スリーブ(51)に設けられた複数のポートのうちの所定のポート間が連通するように、上記ロータ(80)の外周に溝(81)が設けられ、
上記ロータ(80)の溝(81)が、上記ロータ(80)の外周面に接する平面に沿って母線方向に対して傾斜して設けられており、
上記ロータ(80)の溝(81)の上記母線方向に対する傾斜角は、上記スリーブ(51)における上記各ポートに連通する油通路の開口の母線方向に対する傾斜角とは異なる角になっている
ことを特徴とするパワーステアリング装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のパワーステアリング装置において、
上記油圧ポンプ(4)がギヤポンプであることを特徴とするパワーステアリング装置。 - 請求項1に記載のパワーステアリング装置において、
上記制御部(1)は、上記中立状態のときの上記目標圧(Ps)を車速を表す信号または操舵角を表す信号の少なくとも一方に応じた目標値に変更すると共に、上記油圧センサ(10)によって検出された上記油の圧力が上記変更された目標値になるように、上記インバータ(2)の上記駆動信号の周波数を制御する
ことを特徴とするパワーステアリング装置。
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