JP5033680B2 - 一覧図作成システム、デジタルカメラ、一覧図作成プログラム、および一覧図作成方法 - Google Patents

一覧図作成システム、デジタルカメラ、一覧図作成プログラム、および一覧図作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、パソコンやデジタルカメラのモニタに表示する、ディレクトリなどに含まれる複数のオブジェクトの一覧図を作成する一覧図作成システムに関する。
近年、電子データを格納するメモリの格納容量の大型化が進んでいる。格納容量が大きくなると格納するデータファイルの数を増やせるが、データファイルの数が多くなると、検索に手間がかかることが問題となる。
例えば、デジタルカメラの記録メディアの格納容量の大型化に応じて、記録メディアに格納される写真ファイルの数が多くなっていた。格納された写真ファイルの中の任意の写真ファイルが選択されモニタに表示されるが、写真ファイルの数が多い場合表示させる写真ファイルを探すのが大変であった。
このような問題に対し、撮影する日付毎にフォルダを作成し、撮影により画像ファイルを生成した日に対応したフォルダに自動的に格納するカメラが提案されている(特許文献1参照)。格納した画像ファイル一覧をフォルダ毎にモニタに表示することにより、再生する写真ファイルの検索が容易となる。
しかし、あるフォルダに含まれる写真ファイルの一覧図を表示させるときに、他に写真フォルダが格納されているか否かを使用者が判別できず、不便であった。
特開2003−37805号公報
したがって、本発明では、オブジェクトの一覧図において、オブジェクトの検索をさらに容易にさせる画像を作成する一覧図作成システムの提供を目的とする。
本発明の一覧図作成システムは、第1のディレクトリまたは第1のフォルダに含まれるオブジェクトの一覧を示す一覧図を作成する一覧図作成部と、第1のディレクトリと異なる第2のディレクトリまたは第1のフォルダと異なる第2のフォルダが存在するか否かを判別する第1の判別部と、第1の判別部が第2のディレクトリまたは第2のフォルダが存在すると判別した場合に一覧図に第1のディレクトリまたは第1のフォルダの他に同じ階層のディレクトリまたはフォルダが存在することを示す明示情報を作成する明示情報作成部とを備えることを特徴としている。
なお、第2のディレクトリまたは第2のフォルダがオブジェクトを有しているか否かを判別する第2の判別部を備え、明示情報作成部は第2の判別部が第2のディレクトリまたは第2のフォルダがオブジェクトを有している場合に一覧図に明示情報を作成することが好ましい。
また、第1、第2のディレクトリまたは第1、第2のフォルダは、互いに序列を付けられることが好ましい。
また、第2のディレクトリまたは第2のフォルダの序列が第1のディレクトリまたは第1のフォルダの序列より先である場合に作成される明示情報は、存在するディレクトリまたはフォルダが第1のディレクトリまたは第1のフォルダより前方の序列であることを示す前方明示情報であることが好ましい。
また、第2のディレクトリまたは第2のフォルダの序列が第1のディレクトリまたは第1のフォルダの序列より後である場合に作成される明示情報は、存在するディレクトリまたはフォルダが第1のディレクトリまたは第1のフォルダより後方の序列であることを示す後方明示情報であることが好ましい。
また、第1のディレクトリまたは第1のフォルダに含まれるすべてのオブジェクトの数が所定の表示サイズに定められた一覧図に表示可能なオブジェクトの数を超える場合、オブジェクトの一部は第1の一覧図に表示され、オブジェクトの別の一部は第2の一覧図に表示されることが好ましい。
また、第1の一覧図または第2の一覧図が表示されるときに、表示される一覧図の順番を示す順番情報を一覧図に付加する順番情報付加部を備えることが好ましい。
また、オブジェクトは、画像ファイルであることが好ましい。
また、一覧図には、画像ファイルのサムネイルが表示されることが好ましい。
本発明のデジタルカメラは、第1のディレクトリまたは第1のフォルダに含まれるオブジェクトの一覧を示す一覧図を作成する一覧図作成部と、第1のディレクトリと異なる第2のディレクトリまたは第1のフォルダと異なる第2のフォルダが存在するか否かを判別する第1の判別部と、第1の判別部が第2のディレクトリまたは第2のフォルダが存在すると判別した場合に一覧図に第1のディレクトリまたは第1のフォルダの他に同じ階層のディレクトリまたはフォルダが存在することを示す明示情報を作成する明示情報作成部と一覧図または明示情報を付加した一覧図を表示するモニタを備えることを特徴としている。
本発明の一覧図作成プログラムは、第1のディレクトリまたは第1のフォルダに含まれるオブジェクトの一覧を示す一覧図を作成する一覧図作成部と、第1のディレクトリと異なる第2のディレクトリまたは第1のフォルダと異なる第2のフォルダが存在するか否かを判別する第1の判別部と、第1の判別部が第2のディレクトリまたは第2のフォルダが存在すると判別した場合に一覧図に第1のディレクトリまたは第1のフォルダの他に同じ階層のディレクトリまたはフォルダが存在することを示す明示情報を作成する明示情報作成部としてコンピュータを機能させることを特徴としている。
本発明の一覧図作成方法は、第1のディレクトリまたは第1のフォルダに含まれるオブジェクトの一覧を示す一覧図を作成する作成ステップと、第1のディレクトリと異なる第2のディレクトリまたは第1のフォルダと異なる第2のフォルダが存在するか否かを判別する第1の判別ステップと、第1の判別部が第2のディレクトリまたは第2のフォルダが存在すると判別した場合に一覧図に第1のディレクトリまたは第1のフォルダの他に同じ階層のディレクトリまたはフォルダが存在することを示す明示情報を作成する明示情報作成ステップとを備えることを特徴としている。
本発明によれば、表示しているディレクトリまたはフォルダとは他のディレクトリまたはフォルダが存在する場合に、他のディレクトリまたはフォルダの存在を示す明示情報を作成可能である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を適用した一覧図作成システムを有するデジタルカメラの内部構成を概略的に示すブロック図である。
デジタルカメラ10は、レンズ11、撮像素子12、レリーズボタン13、システムコントローラ(第1の判別部)14、信号処理回路(一覧図作成部、序列図付加部)15、モニタ16、メモリコネクタ17、およびクロック19によって構成される。
レンズ11を透過する被写体の光学像が撮像素子12の受光面に入射する。使用者がレリーズボタン13を押下すると、システムコントローラ14は撮像素子12を駆動して、撮像素子12の受光面に入射する光学像が撮像される。光学像の撮像により、光学像に対応する画像信号が生成される。
画像信号は信号処理回路15に送られ、所定の信号処理が施される。所定の信号処理により、画像信号に対応する画像ファイルが作成される。作成された画像ファイルはモニタ16またはメモリコネクタ17に接続される外部メモリ18に送信される。モニタ16には、送信された画像ファイルに相当する画像が表示される。また、外部メモリ18によって、受信する画像ファイルが格納される。
外部メモリ18には、所定のファイルシステム規格により定められたフォルダ構造が形成される。画像ファイルは、構築されたフォルダ構造の中の特定の階層のフォルダに格納される。
図2に示すように、本実施形態のファイルシステム規格では、DCIMフォルダ20の下位である第1の階層に画像フォルダ(第1、第2のフォルダ)21が形成される。静止画の撮像時に形成される画像ファイル22は、画像フォルダ21に含まれるように格納される。
各々の画像フォルダ21は8桁のフォルダ名を有している。フォルダ名の上3桁は、100〜999までの間である画像フォルダ21の連番である。フォルダ名の下4桁は、画像フォルダ21を作成した月日となるように定められる。例えば、100番の画像フォルダ21が7月24日に作成された場合は、そのフォルダ名は“100_0724”に決められる。また、101番の画像フォルダ21が7月25日に作成された場合は、そのフォルダ名は“101_0725”に定められる。
画像ファイルは生成された月日に対応する画像フォルダ21に格納される。また、画像ファイル22は、生成された順番に4桁の連番(0001〜xxxx)が付されたファイル名を有している。さらに、本実施形態において、生成される画像ファイル22はJEPG形式であり、ファイル名の拡張子はJPGが付与される。
信号処理回路15にはクロック19が接続される。クロック19により日時が測定される。レリーズボタン13が押下されるとき、測定された日時がクロック19からシステムコントローラ14に読込まれる。システムコントローラ14により、読込んだ日時を名称に含む画像フォルダ21が外部メモリ18内に存在するか否かが確認される。
読込んだ日時を名称に含む画像フォルダ21が存在しないときには、システムコントローラ14によって新たな画像フォルダ21が作成される。新たな画像フォルダ21の名称は、画像フォルダ21作成前に外部メモリ18に存在する最も新しい画像フォルダ21の連番とクロック19から読込んだ日時とに基づいて定められる。例えば、新規に画像フォルダ21を作成する前における最も新しい画像フォルダ21の連番が119であり、読込んだ日時が10月31日である場合には、新規に作成される画像フォルダ21の名称は、“120_1031”に定められる。
一方、読込んだ日時を名称に含む画像フォルダ21が存在するときには、システムコントローラ14は、作成した画像ファイル21がその画像フォルダ21に含まれるように、格納する。
なお、作成された画像フォルダ21中のすべての画像ファイル22が削除されるときに、その画像フォルダ21も同時に削除される。
モニタ16には撮影した画像そのものだけが表示可能なわけではなく、外部メモリ18に格納されている画像ファイル22の一覧図も表示可能である。一覧図を表示するときは、画像フォルダ21毎に格納している画像ファイル22のサムネイルが表示される。
例えば、図3に示すように、モニタ16の表示を一覧図表示に切替えたとき、モニタ16には外部メモリ18に格納された画像フォルダ21の中で最も連番の高い画像フォルダ21に含まれた画像ファイル22のサムネイル23が表示される。単一の一覧図24には、例えば最大で3×3の合計9個のサムネイル23までが表示可能である。
図3に示すように、画像フォルダ21に含まれる画像ファイル22が9個以下である場合には、単一の一覧図にすべての画像ファイル22のサムネイル23が表示される。一方、画像フォルダ21に含まれる画像ファイル22が10個以上である場合には、画像ファイル22のサムネイル23は複数の一覧図24に分割されて、表示される。
なお、表示されるサムネイル23の中の一つに選択バー25が付加されて、表示される。選択バー25が付加されたサムネイル23は選択されている状態であり、使用者が撮影画像を表示する入力をすることにより、一覧図の表示から選択されたサムネイル23の画像の全画面表示に切替えられる。
例えば、画像フォルダ21に含まれる画像ファイル22が14個である場合には、ファイル名の連番が最初から9番目までの画像ファイル22のサムネイル23が1番目の一覧図24aに表示され(図4参照)、残りの10番目から14番目の連番である画像ファイル21のサムネイル23が2番目の一覧図24bに表示される(図5参照)。
なお、一覧図24の右下の角には、順序番号像27が表示される(図3〜図5参照)。サムネイル23が選択されている画像ファイル22の連番に応じた順番が、一覧図24を表示している画像フォルダ21に格納されている画像ファイル22の個数とともに、順序番号像27として表示される。
例えば、図3の例においては、一覧図24が表示されている画像フォルダ21には4個の画像ファイル22が格納されており、また、連番が2番目であるサムネイル23が選択されている。したがって、4個の画像ファイル21の中の2番目のサムネイル23が選択されていることを示すために、“2/4”のような順序番号像27が表示される。
また、図4、図5の例においては、一覧図24が表示されている画像フォルダ21には14個の画像ファイル22が格納されており、また連番がそれぞれ4番目、14番目のサムネイル23が選択されている。したがって、図3と同様に、図4、図5では、それぞれ順序番号像27として“4/14”、“14/14”が表示される。
また、モニタ16に表示中の一覧図24の画像フォルダ21以外の画像フォルダ21が外部メモリ18に存在する場合には、他の画像フォルダ21が存在することを明示する指標26a、26bが一覧図24の上側および/または下側に表示される。
図6に示すように、表示中の一覧図24の画像フォルダ21より小さい連番の画像フォルダが存在する場合には、上側指標26aが一覧図24の上側に表示される。また、表示中の一覧図24の画像フォルダ21より大きい連番の画像フォルダ21が存在する場合には、下側指標26bが一覧図24の下側に表示される。なお、外部メモリ18に形成される画像フォルダ21が単一である場合には、上側指標26aも下側指標26bも表示されない(図3〜図5参照)。
次に、デジタルカメラ10の動作について説明する。デジタルカメラ10は、撮影モードおよび再生モードを有する。デジタルカメラ10が撮影モードであるとき、被写体を撮像することが出来る。また、再生モードであるとき、撮像した画像または一覧図24がモニタ16に表示される。
撮影モードにおいてシステムコントローラ14および信号処理回路15によって行なわれる処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。また、再生モードにおける一覧図24の表示を行うときのシステムコントローラ14および信号処理回路15によって行なわれる処理について図8〜図10のフローチャートを用いて説明する。
デジタルカメラ10の動作モードを撮影モードに切替えるときに、被写体の撮像のための処理が始まる。なお、デジタルカメラ10の動作モードが他の動作モードに切替わるとき、またはデジタルカメラ10の電源がOFFに切替えられるときに、被写体の撮像のための処理は終了する。
ステップS100において、システムコントローラ14はレリーズボタン13が押下されるか否かを判別する。レリーズボタン13が押下されていない場合は、押下されるまでステップS100を繰返す。レリーズボタン13が押下されると、ステップS101に進む。
ステップS101では、システムコントローラ14が現在の日時をクロック19から読込む。日時を読込むと、ステップS102において、撮像素子12が生成した画像信号に基づいて、信号処理回路15は画像ファイル22を作成する。
画像ファイル22を作成すると、ステップS103に進む。ステップS103では、システムコントローラ14は外部メモリ18内に、ステップS103で読込んだ現在の日付を含む名称の画像フォルダ21が存在するか否かを確認する。
現在の日付を含む名称の画像フォルダ21が存在しない場合は、ステップS104に進む。ステップS104では、外部メモリ18に存在する画像フォルダ21の中の最新の連番と現在の日付に基づいて、システムコントローラ14は画像フォルダ21を外部メモリ18に形成する。
画像フォルダ21を新規に形成した後、ステップS105に進む。また、ステップS103において、現在の日付を含む名称の画像フォルダ21が外部メモリ18に存在することを確認したときには、ステップS104をスキップしてステップS105に進む。
ステップS105では、信号処理回路15はステップS102で作成した画像ファイル22を、前述のように、現在の日付を含む名称の画像フォルダ21に含めるように、格納する。
デジタルカメラ10の再生モードにおいて使用者が一覧図を表示する操作を入力するときに、一覧図表示のための処理が始まる。なお、デジタルカメラ10の動作モードが他の動作モードに切替わるとき、またはデジタルカメラ10の電源がOFFに切替えられるときに、一覧図表示の処理は終了する。
ステップS200において、システムコントローラ14は外部メモリ18内に形成される画像フォルダ21の中で選択されている画像フォルダ21に格納されている画像ファイル22の個数No.t、および選択されている画像ファイル22の順番No.fiを検知する。なお、再生モードにおいて一覧図表示に切替えられた直後は、連番の最も高い画像フォルダ21および当該画像フォルダ21に格納された画像ファイル22の中で連番が最も高い画像ファイル22が選択される。
ステップS201では、選択された画像ファイル22を含む一覧図24を作成する。なお、(9×n−8)≦No.fi≦9×n(nは正の整数)を満たすnに対して、(9×n−8)〜9×nの9個の画像ファイル22のサムネイル23を含む一覧図24が作成される。また、選択されている画像ファイル22のサムネイル23の横に選択バー25を付加する。
なお、画像ファイル22の個数No.tが9の倍数でない、すなわち、No.tが9×n+a(aは1〜8の整数)を満たし、選択された画像ファイルの順番が最後の一覧図に含まれる順番である、すなわち、No.fiが9×n+b(bはa以下の整数)である場合には、a個の画像ファイル22のサムネイルを含む一覧図24が作成される。
ステップS200で検出した画像フォルダ21中の画像ファイルの個数No.tおよび選択されている画像ファイル22の順番No.fiに基づいて、“No.fi/No.t”で表される順序番号像27を作成する。
順序番号像27を作成するとステップS300に進み、上側指標作成のサブルーチンを実行する。図9に示すように、上側指標作成のサブルーチンS300を開始すると、ステップS301において、画像フォルダ21中の画像ファイル22の個数No.tが9以下であるか否かを判別する。9を超える場合ステップS302に進み、9以下である場合にはステップS302をスキップしてステップS303に進む。
ステップS302では、ステップS201で作成した一覧図24が、選択された画像フォルダ21の中で先頭ページ、すなわち1〜9番目の画像ファイル22のサムネイル23を含むか否かを判別する。先頭ページである場合、ステップS303に進む。
ステップS303では、画像フォルダ21の連番No.foを検出して、ステップS304に進む。ステップS304では、外部メモリ18に検出した画像フォルダ21の連番No.foより低い連番の画像フォルダ21が存在するか否かを判別する。低い連番の画像フォルダ21が存在する場合は、ステップS305に進む。
ステップS305では、上側指標26aを作成して、上側指標作成のサブルーチンS300を終了する。なお、ステップS302において一覧図24が先頭ページでない場合、あるいはステップS304において低い連番の画像フォルダ21が存在しない場合には、上側指標26aを作成せずに、上側指標作成のサブルーチンS300を終了する。上側指標作成のサブルーチンの終了後、ステップS400に進む(図8参照)。
ステップS400に進み、下側指標作成のサブルーチンを実行する。図10に示すように、下側指標作成のサブルーチンS400を開始すると、ステップS401において、画像フォルダ21中の画像ファイル22の個数No.tが9以下であるか否かを判別する。9を超える場合ステップS402に進み、9以下である場合ステップS403をスキップしてステップS403に進む。
ステップS402では、ステップS201で作成した一覧図24が、選択された画像フォルダ21の中で最終ページ、すなわち連番が最後である画像ファイル22のサムネイル23を含むか否かを判別する。最終ページである場合、ステップS403に進む。
ステップS403では、画像フォルダ21の連番No.foを検出して、ステップS404に進む。ステップS404では、外部メモリ18に検出した画像フォルダ21の連番No.foより高い連番の画像フォルダ21が存在するか否かを判別する。高い連番の画像フォルダ21が存在する場合は、ステップS405に進む。
ステップS405では、下側指標26bを作成して、下側指標作成のサブルーチンS400を終了する。なお、ステップS402において一覧図24が最終ページでない場合、あるいはステップS404においてより高い連番の画像フォルダ21が存在しない場合には、下側指標26aを作成せずに、下側指標作成のサブルーチンS400を終了する。下側指標作成のサブルーチンの終了後、ステップS203に進む(図8参照)。
ステップS203では、ステップS201で作成した一覧図24およびステップS202で作成した順序番号像27を、モニタ16に表示させる。また、上側指標作成のサブルーチンS300において上側指標26aを作成した場合は上側指標26aも、モニタ16に表示させる。また、下側指標作成のサブルーチンS400において下側指標26aを作成した場合は下側指標26bも、モニタ16に表示させる。
次のステップS204において、画像フォルダ21または画像ファイル21の選択を切替える入力があるか否かを判別する。画像フォルダ21の切替え入力が無い場合は、ステップS203に戻る。
画像フォルダ21または画像ファイル22の切替え入力がある場合には、ステップS205に進む。ステップS205では、ステップS204における切替え入力に応じて画像フォルダ21または画像ファイル22を選択する。画像フォルダ21または画像ファイル22の選択を終了して、ステップS200に戻る。
以上のように、本実施形態の一覧図作成システムによれば、画像フォルダ21毎に一覧図24を作成し、他の画像フォルダ21がある場合には指標26a、26bが表示される。したがって、使用者は指標26a、26bの存在によって他の画像フォルダ21があるか否かを判断できるので、画像ファイル22をより容易に検索可能となる。
また、画像ファイル22の検索が画像フォルダ21毎に行なわれるので、全画像フォルダ21に格納されている全画像ファイル22の同時検索をする場合に比べて、検索時間が短縮化される。したがって、使用者はより快適に画像ファイル22を検索可能となる。
なお、本実施形態では、デジタルカメラ10のモニタ16に表示する一覧図を作成する構成であるが、本発明はファイルを階層化したフォルダまたはディレクトリに格納し、フォルダまたはディレクトリ毎に格納されたデータの一覧図を表示するいかなる機器にも適用可能である。例えば、パソコンにも適用可能である。
また、本実施形態では、画像ファイル22を画像フォルダ21に含ませ、画像フォルダ21毎の一覧図24を作成する構成であるが、フォルダに含まれるファイルは画像ファイル21に限られない。例えば、テキストファイルであっても、音楽ファイルであってもよい。
また、本実施形態では、画像フォルダ21に含まれる画像ファイル22のサムネイル23を有する一覧図が作成される構成であるが、サムネイル23でなくてもよい。例えば、画像ファイル22のファイル名などを含む一覧図が作成されてもよい。
また、本実施形態では、上側指標26aおよび下側指標26bはモニタ16の上辺および下辺の中央付近に表示される構成であるが、いずれの場所であってもよい。
また、本実施形態では、表示している一覧図24の画像フォルダ21以外の画像フォルダ21が存在するときに、上側指標26aまたは下側指標26bが作成され一覧図24に付加される構成であるが、付加されるのは指標に限られない。他の画像フォルダ21の存在を使用者に通知し得る情報であれば、いかなる形態の情報(明示情報)が作成されてもよい。例えば、モニタ26上に表示される文字や記号であってもよく、または音声情報やモニタ外において発行させるランプのような視覚情報が作成されてもよい。
また、本実施形態では、画像フォルダ21内のすべての画像ファイル22を消去すると、その画像フォルダ21も消去される構成であるが、消去しなくてもよい。なお、画像フォルダ21を自動的に消去しない場合には、一覧図24を作成するときに画像ファイル22を有さない画像フォルダ21が存在することがある。そこで、画像フォルダ21を消去しない構成において、一覧図24が表示されている画像フォルダ21の他の画像フォルダ21が存在し、かつ画像フォルダ21に画像ファイル22が含まれているとシステムコントローラ(第2の判別部)が判断した場合に、上側指標26aまたは下側指標26bが表示されることが好ましい。
また、本実施形態では、各画像フォルダ21の名称には、画像フォルダ21の序列を定める連番および撮像日が含まれる構成であるが、名称に撮影日を含めなくてもよい。例えば、画像フォルダ21の一部のデータに序列を定めるデータを含ませてもよい。
また、本実施形態において、単一の一覧図24に表示可能な画像ファイル22の数(9個)以上の画像ファイル22が画像フォルダ21に含まれる場合は、複数の一覧図24に表示させる構成であるが、単一の一覧図24に表示させてもよい。上側指標26aまたは下側指標26bを作成して表示することにより、他の画像フォルダ21の存在を通知可能であれば、本実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、本実施形態において、一覧図24には3×3の最大で合計9個のサムネイル23を表示可能な構成であるが、例えば、2×2や4×4などのように表示される合計のサムネイル23の数は9個に限られない。
また、本実施形態では、順序番号像27が作成され、一覧図24に付加されて、表示される構成であるが、表示する一覧図24の順番を示唆可能な情報であれば、いかなる情報を表示してもよい。例えば、スクロールバーなどによって表示する一覧図24が全体の中の何ページであるかを表示してもよい。
また、本実施形態を適用した一覧図作成システムは、階層化したフォルダまたはディレクトリにオブジェクトを含ませるファイル構造を取扱うコンピュータに一覧図作成プログラムを読込ませて構成することも可能である。
本発明の一実施形態を適用した一覧図作成システムを有するデジタルカメラの内部構成を概略的に示すブロック図である。 外部メモリに形成されるフォルダ構造を示す図である。 画像フォルダの単一の一覧図がモニタに表示された状態を示す図である。 画像フォルダの1番目の一覧図がモニタに表示された状態を示す図である。 画像フォルダの2番目の一覧図がモニタに表示された状態を示す図である。 一覧図とともに上側指標および下側指標がモニタに表示された状態を示す図である。 撮影モードにおけるシステムコントローラおよび信号処理回路が行なう各処理を説明するためのフローチャートである。 再生モードにおいて一覧図を表示するときのシステムコントローラ14および信号処理回路15が行なう各処理を説明するためのフローチャートである。 上側指標作成のサブルーチンにおける各処理を説明するためのフローチャートである。 下側指標作成のサブルーチンにおける各処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ
14 システムコントローラ
15 信号処理回路
16 モニタ
18 外部メモリ
19 クロック
20 DCIMフォルダ
21 画像フォルダ
22 画像ファイル
23 サムネイル
24、24a、24b 一覧図、1番目の一覧図、2番目の一覧図
25 選択バー
26a、26b 上側指標、下側指標
27 順序番号像

Claims (12)

  1. 第1のディレクトリまたは第1のフォルダに含まれるオブジェクトの一覧を示す一覧図を作成する一覧図作成部と、
    前記第1のディレクトリと同じ階層において前記第1のディレクトリと異なる第2のディレクトリまたは前記第1のフォルダと同じ階層において前記第1のフォルダと異なる第2のフォルダが存在するか否かを判別する第1の判別部と、
    前記一覧図を表示するモニタと、
    前記第1の判別部が前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダが存在すると判別した場合に、前記一覧図に前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの他に前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダと同じ階層のディレクトリまたはフォルダが存在することを前記モニタに表示する明示情報を作成する明示情報作成部とを備え
    前記モニタに表示された前記一覧図が、前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの中における先頭ページである場合において、前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダが前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダよりも低い連番である場合には、前記明示情報作成部は第1の明示情報を作成し、
    前記モニタに表示された前記一覧図が、前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの中における最終ページである場合において、前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダが前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダよりも高い連番である場合には、前記明示情報作成部は第2の前記明示情報を作成する
    ことを特徴とする一覧図作成システム。
  2. 前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダがオブジェクトを有しているか否かを判別する第2の判別部を備え、
    前記明示情報作成部は、前記第2の判別部が前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダがオブジェクトを有している場合に、前記一覧図に前記明示情報を作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の一覧図作成システム。
  3. 前記第1、第2のディレクトリまたは前記第1、第2のフォルダは、互いに序列を付けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の一覧図作成システム。
  4. 前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダの序列が前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの序列より先である場合に作成される前記第1の明示情報は、存在するディレクトリまたはフォルダが前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダより前方の序列であることを示す前方明示情報であることを特徴とする請求項3に記載の一覧図作成システム。
  5. 前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダの序列が前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの序列より後である場合に作成される前記第2の明示情報は、存在するディレクトリまたはフォルダが前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダより後方の序列であることを示す後方明示情報であることを特徴とする請求項3に記載の一覧図作成システム。
  6. 前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダに含まれるすべての前記オブジェクトの数が所定の表示サイズに定められた前記一覧図に表示可能なオブジェクトの数を超える場合、前記オブジェクトの一部は第1の前記一覧図に表示され、前記オブジェクトの別の一部は第2の前記一覧図に表示されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の一覧図作成システム。
  7. 前記第1の一覧図または前記第2の一覧図が表示されるときに、表示される前記一覧図の順番を示す順番情報を前記一覧図に付加する順番情報付加部を備えることを特徴とする請求項6に記載の一覧図作成システム。
  8. 前記オブジェクトは、画像ファイルであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の一覧図作成システム。
  9. 前記一覧図には、前記画像ファイルのサムネイルが表示されることを特徴とする請求項8に記載の一覧図作成システム。
  10. 第1のディレクトリまたは第1のフォルダに含まれるオブジェクトの一覧を示す一覧図を作成する一覧図作成部と、
    前記第1のディレクトリと同じ階層において前記第1のディレクトリと異なる第2のディレクトリまたは前記第1のフォルダと同じ階層において前記第1のフォルダと異なる第2のフォルダが存在するか否かを判別する第1の判別部と、
    前記第1の判別部が前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダが存在すると判別した場合に、前記一覧図に前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの他に前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダと同じ階層のディレクトリまたはフォルダが存在することを示す明示情報を作成する明示情報作成部と
    前記一覧図または前記明示情報を付加した前記一覧図を表示するモニタを備え
    前記モニタに表示された前記一覧図が、前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの中における先頭ページである場合において、前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダが前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダよりも低い連番である場合には、前記明示情報作成部は第1の明示情報を作成し、
    前記モニタに表示された前記一覧図が、前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの中における最終ページである場合において、前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダが前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダよりも高い連番である場合には、前記明示情報作成部は第2の明示情報を作成する
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
  11. 第1のディレクトリまたは第1のフォルダに含まれるオブジェクトの一覧を示す一覧図を作成する一覧図作成部と、
    前記第1のディレクトリと同じ階層において前記第1のディレクトリと異なる第2のディレクトリまたは前記第1のフォルダと同じ階層において前記第1のフォルダと異なる第2のフォルダが存在するか否かを判別する第1の判別部と、
    前記第1の判別部が前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダが存在すると判別した場合に、前記一覧図に前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの他に前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダと同じ階層のディレクトリまたはフォルダが存在することを示す明示情報を作成する明示情報作成部としてコンピュータを機能させ
    前記モニタに表示された前記一覧図が、前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの中における先頭ページである場合において、前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダが前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダよりも低い連番である場合には、前記明示情報作成部は第1の明示情報を作成し、
    前記モニタに表示された前記一覧図が、前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの中における最終ページである場合において、前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダが前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダよりも高い連番である場合には、前記明示情報作成部は第2の明示情報を作成する
    ことを特徴とする一覧図作成プログラム。
  12. 第1のディレクトリまたは第1のフォルダに含まれるオブジェクトの一覧を示す一覧図を作成する作成ステップと、
    前記第1のディレクトリと同じ階層において前記第1のディレクトリと異なる第2のディレクトリまたは前記第1のフォルダと同じ階層において前記第1のフォルダと異なる第2のフォルダが存在するか否かを判別する第1の判別ステップと、
    前記第1の判別部が前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダが存在すると判別した場合に、前記一覧図に前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの他に前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダと同じ階層のディレクトリまたはフォルダが存在することを示す明示情報を作成する明示情報作成ステップとを備え
    前記明示情報作成ステップにおいて、前記モニタに表示された前記一覧図が、前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの中における先頭ページである場合において、前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダが前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダよりも低い連番である場合には、前記明示情報作成部は第1の明示情報を作成し、前記モニタに表示された前記一覧図が、前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダの中における最終ページである場合において、前記第2のディレクトリまたは前記第2のフォルダが前記第1のディレクトリまたは前記第1のフォルダよりも高い連番である場合には、前記明示情報作成部は第2の明示情報を作成する
    ことを特徴とする一覧図作成方法。
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