JP2007166140A - 手ぶれ画像管理機能を有する撮像装置および周辺装置 - Google Patents

手ぶれ画像管理機能を有する撮像装置および周辺装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに手間をかけさせず、かつ、簡単な処理で手ぶれ画像を管理する機能を有する撮像装置を提供する。
【解決手段】シャッタ釦111によって撮影が指示されたとき、撮像装置の振動がジャイロセンサ107によって検出され、このジャイロセンサ107の出力に基づいて、撮影時の振動量が振動量演算部108によって演算される。そして振動量判断部109にて、前記振動量演算部108の出力が閾値と比較されることにより、振動レベルが判断される。前記振動量判断部109の判断結果に応じて、撮影情報記録部103がメモリーカード105に対し、画像ファイル番号および撮影日時を記録した撮影情報ファイルを作成し、また、前記閾値が、閾値変更釦112によって変更される。表示制御部110は、メモリーカード105から検索条件指示釦113の指示と合致する画像を検索し、LCD114に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自装置の振動を検出できる撮像装置および周辺装置に関する。
撮像装置の画像管理の実現例として、特許文献1がある。DCF(Design rule for Camera File system)規格のように、画像データを格納するディレクトリが決められている場合でも、ユーザが指定したディレクトリに画像データを格納することができる。ユーザは、撮影した画像データを再生して手ぶれの程度を確認し、手ぶれの大きい画像データを削除候補となるディレクトリに保存する。記憶手段の残り容量が少なくなった場合、前記削除候補となるディレクトリを削除することで、記憶手段の空き容量を増やすことができる。
画像管理のもうひとつの実現例として、特許文献2がある。画像データをグレースケールに変換後、高速フーリエ変換を行う。得られたパワースペクトルの特定周波数領域のエネルギーが閾値以下であれば、手ぶれが大きいと判断する。前記手ぶれが大きい画像データを削除候補として、ユーザに提示する。
特開2005−175957号公報 特開2005−141584号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、それぞれの画像データについて、手ぶれの程度をユーザが判断する手間がかかる。また、特許文献2に記載の技術では、手ぶれの大きさを判断するために複雑な処理が必要となり、小型撮像装置に使用される中央処理装置で処理すると相当な時間を要する。
本発明は、ユーザに手間をかけさせず、かつ、簡単な処理で手ぶれ画像を管理する機能を有する撮像装置および周辺装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記生成した画像データ又は前記生成した画像データに所定の処理を施した画像データを記憶する記憶手段を装着する装着手段と、自装置の振動を検出する振動検出手段と、前記記憶された画像データのそれぞれについて、前記撮像装置で生成されたときに前記振動検出手段で検出された振動量又はその振動量に基づく区分との関係を判別できるように管理する制御手段とを備える。
以上のように、本発明によれば、画像データが撮像装置で生成されたときに振動検出手段で検出された振動量又はその振動量に基づく区分との関係を判別できるように管理する制御手段によって、ユーザに手間をかけさせず、かつ、簡単な処理で手ぶれ画像を管理する機能を有する撮像装置を提供することができる。
1. 構成
1.1 装置
本発明の実施の形態にかかる撮像装置のブロック図を図1に示す。レンズ100を通してCCDイメージセンサ101で撮影された画像が、画像データ処理部102で所定の処理を施された後に、撮影情報記録部103によって、メモリーカード用コネクタ104に装着されたメモリーカード105に記録される。
撮影は、シャッタ釦110の押下で開始され、適当な露光時間の経過後に終了する。この間に、自装置の振動を検出するジャイロセンサ107の出力角速度を振動量演算部108で演算し、振動の大きさと向きを求める。
次に、リニアアクチュエータ106で、前記得られた振動の大きさと向きに対して、瞬時に、逆向きに同じ大きさだけ、レンズ100を駆動することによって、手ぶれを補正する。
また、振動量演算部108で演算した振動の大きさが、所定の閾値を超えているかどうかを振動量判断部109で判断する。閾値を超えている場合は、撮影情報記録部103が、当該画像の画像ファイル番号と撮影日時を記載した撮影情報ファイルをメモリーカード105内に作成する。前記閾値は、閾値変更釦112で変更することができる。
検索条件指示釦113で手ぶれの大きい画像の再生を指示すると、撮影情報記録部103が前記撮影情報ファイルを参照して、手ぶれの大きい画像を、表示制御部110を介してLCD114に表示する。
転送制御部115は、接続ケーブル116に装着された接続ケーブル117を介して接続された他の装置に画像データを転送する。
ここで、レンズ100とCCDイメージセンサ101は、本発明の撮像手段の一例である。メモリーカード105は、本発明の記憶手段の一例である。メモリーカード用コネクタ104は、本発明の装着手段の一例である。ジャイロセンサ107と振動量演算部108は、本発明の振動検出手段の一例である。撮影情報記録部103と振動量判断部109は、本発明の制御手段の一例である。表示制御部110とLCD114は、本発明の再生手段の一例である。転送制御部115と接続ケーブル用コネクタ116は、本発明の転送手段の一例である。
また、画像ファイル番号と撮影日時は、本発明の所定の情報の一例である。撮影情報ファイルは、本発明の管理ファイルの一例である。
1.2 ディレクトリ構成
本発明の記憶手段を構成するメモリーカード105などの記憶装置内に作成されるディレクトリ構成の一例を図2に示す。ルート200は、ディレクトリ構成の最上位ディレクトリであり、すべてのディレクトリやファイルの作成は、この階層から行われる。
DCIM201は、DCF規格によって規定されているディレクトリである。100_PANA202は、画像ファイルを格納するためのディレクトリであり、DCIM201の下の階層に作成される。DCF規格により、ディレクトリ名は、100〜999までの3桁の数字と5文字の自由文字で構成するよう規定されている。本ディレクトリ構成例では、3桁の数字として100を、5文字の自由文字として_PANAを使用した例を示している。
P1000001.jpg〜P1000004.jpg203は、100_PANA202に格納された画像ファイルである。DCF規格により、ファイル名は、4文字の自由文字と0001〜9999までの4桁の数字から構成するよう規定されている。本ディレクトリ構成例では、4文字の自由文字としてP100を、4桁の数字として0001〜0004を使用した例を示している。
Recinfo.txt204は、撮影時の手ぶれが大きい画像の画像ファイル番号と撮影日時が記録された撮影情報ファイルである。本ディレクトリ構成例では、ルート200に作成している。
2 動作
2.1 撮影処理
以上のような構成を持った撮像装置において、撮影するときの動作を、以下、図3と図4を用いて説明する。
まず、撮影処理の全体を示すフローチャートを図3に示す。撮影者は、シャッタ釦111を押して撮影を開始する。その後、露光時間中の振動量の演算を行い、振動量が閾値より大きいかどうかを判断(S300)する。閾値よりも小さい場合は、手ぶれが小さいため、撮影情報ファイルの作成(S301)を行わずに画像ファイルを作成(S302)して処理を終了する。閾値よりも大きい場合は、手ぶれが大きいため、画像ファイル番号と撮影日時を記録した撮影情報ファイルを作成(S301)する。その後、画像ファイルを作成(S302)して処理を終了する。
次に、撮影情報ファイルの作成(S301)を示すフローチャートを図4に示す。まず、メモリーカード105内に撮影情報ファイルが存在するかどうかを判別(S400)する。存在しない場合は、メモリーカード105内に撮影情報ファイルを作成(S401)し、撮影した画像の画像ファイル番号と撮影日時を記録(S404)して処理を終了する。
メモリーカード105内に撮影情報ファイルが存在する場合は、撮影した画像の画像ファイル番号と同じ画像ファイル番号が記録されているかどうかを判別(S402)する。同じ画像ファイル番号が記録されていない場合は、撮影した画像の画像ファイル番号と撮影日時を記録(S404)して処理を終了する。
撮影した画像と同じ画像ファイル番号が記録されている場合は、パソコンなどでメモリーカード105上から当該画像ファイルが削除されたかリネームされたが、撮影情報ファイルには当該画像ファイル番号が残っている場合などが考えられるので、撮影情報ファイルと画像ファイルの整合性を保つために、撮影情報ファイルから当該画像ファイル番号と撮影日時を削除(S403)した後に、撮影した画像の画像ファイル番号と撮影日時を記録(S404)して処理を終了する。
2.2 削除処理(手動)
手ぶれの大きい画像を順次再生してから削除するときの動作を、以下、図5と図6を用いて説明する。
手ぶれの大きい画像の再生処理を示すフローチャートを図5に示す。まず、メモリーカード105内に撮影情報ファイルが存在するかどうかを判別(S500)する。撮影情報ファイルが存在しない場合は、「手ぶれの大きい画像はありません。」などのメッセージを表示(S501)して処理を終了する。
撮影情報ファイルが存在する場合は、最初の画像ファイル番号と撮影日時を取得(S502)して、取得した画像ファイル番号と撮影日時がともに一致する画像ファイルをLCD114上に再生(S503)する。
前記画像ファイルをLCD114上に再生した状態で、当該画像に対するユーザの削除要求があるかどうかを判別(S504)する。削除要求がある場合は、削除処理(S505)を行う。削除要求がない場合は、削除処理(S505)をスキップする。
次に、当該画像ファイル番号が撮影情報ファイルに記録された最後の画像ファイル番号かどうかを判別(S506)する。最後の画像ファイル番号の場合は、処理を終了する。最後の画像ファイル番号でない場合は、次の画像ファイル番号と撮影日時を取得(S502)する処理に戻って、同様の処理(S502〜S506)を繰り返す。
次に、手ぶれの大きい画像の削除処理(S505)を示すフローチャートを図6に示す。LCD114に表示されている画像に対して削除要求があるので、当該画像ファイルをメモリーカード105上から削除(S600)する。次に、撮影情報ファイルから、当該画像ファイルの画像ファイル番号と撮影日時を削除(S601)して処理を終了する。
2.3 削除処理(自動)
メモリーカード105の空き容量が少なくなって新たな画像ファイルが保存できなくなった場合に、手ぶれの大きい画像ファイルを自動的に削除して空き容量を増やすときの動作を、図7を用いて説明する。
手ぶれの大きい画像を自動的に削除する処理を示すフローチャートを図7に示す。メモリーカード105上に新たに撮影した画像の画像ファイルを保存できるだけの空き容量があるかどうかを判別(S700)する。空き容量がない場合は、撮影情報ファイルを参照して手ぶれの大きい画像の削除処理(S701)を行う。その後、再度、空き容量があるかどうかを判別(S700)する。新たに撮影した画像の画像ファイルを保存できるだけの空き容量を確保するまで、同様の処理(S700、S701)を繰り返す。
空き容量が確保できたら、撮影情報ファイルに撮影した画像の画像ファイル番号と撮影日時を記録(S702)した後に、画像ファイルを作成(S703)して処理を終了する。
2.4 転送処理
撮像装置と印刷装置を接続して撮像装置内の画像を一括で印刷するときや撮像装置と外部記憶装置を接続して撮像装置内の画像を一括で保存するときや撮像装置と大型表示装置を接続して撮像装置内の画像を表示するときに、手ぶれの大きい画像を自動的に除外する動作を、図8を用いて説明する。
手ぶれの大きい画像を自動的に除外する処理を示すフローチャートを図8に示す。転送しようとする画像の画像ファイル番号が、撮影情報ファイルに記録されているかどうかを判別(S800)する。当該画像ファイル番号が撮影情報ファイルに記録されていない場合は、当該画像の手ぶれが小さいので、当該画像ファイルを転送(S801)する。当該画像ファイル番号が撮影情報ファイルに記録されている場合は、当該画像の手ぶれが大きいので、画像ファイルの転送(S801)をスキップする。
次に、転送すべき最後の画像ファイルかどうかを判別(S802)する。最後の画像ファイルの場合は、処理を終了する。最後の画像ファイルでない場合は、次の画像ファイルが撮影情報ファイルに記録されているかどうかを判別(S800)する処理に戻って、同様の処理(S800〜S802)を繰り返す。
3.まとめ
本発明の実施の形態にかかる撮像装置の一例として、被写体を撮像して画像データを生成するレンズ100とCCDイメージセンサ101からなる撮像手段と、前記生成した画像データに画像データ処理部102で所定の処理を施した画像データを記憶するメモリーカード105からなる記憶手段を装着可能なメモリーカード用コネクタ104からなる装着手段と、自装置の振動を検出するジャイロセンサ107と振動量演算部108からなる振動検出手段と、前記記憶された画像データのそれぞれについて、前記撮像手段で生成されたときに前記振動検出手段で検出された振動量又はその振動量に基づく区分との関係を判別するための所定の情報として手ぶれの大きい画像の画像ファイル番号と撮影日時を記録した撮影情報ファイルなる管理ファイルを作成する撮影情報記録部103と振動量判断部109からなる制御手段と、を備える撮像装置を提案した。
前記撮像装置では、撮影情報ファイルなる管理ファイルを作成することによって、手ぶれの大きい画像を即座に再生することができる。前記手ぶれの大きい画像は、ユーザの指示によって削除することが可能である。これによって、ユーザがすべての画像を再生し、その中から手ぶれの大きい画像を選択して削除する手間を省くことができる。記憶手段の空き容量が少なくなったときに、撮像装置が自動的に手ぶれの大きい画像を削除するようにすることで、さらにユーザの利便性を向上することができる。
また、前記撮像装置は、転送制御部115と接続ケーブル用コネクタ116からなる転送手段をも備え、他の装置に画像ファイルを転送する前に、撮影情報ファイルなる管理ファイルを参照して、自動的に手ぶれの大きい画像ファイルを転送しないようにすることができる。これによって、他の装置に画像ファイルを転送する前に、ユーザがすべての画像を再生し、その中から転送不要な画像ファイルを選択して除外する手間を省くことができる。
以上のように、本発明の撮像装置は、撮影情報ファイルなる管理ファイルを作成するという簡易な処理によって、手ぶれの大きい画像の削除処理や他の装置への画像の一括転送処理において、ユーザの手間を大幅に削減し利便性を向上することができる。
4.その他の実施例
4.1 構成
前記撮像装置は、本発明の一実施例であって、これに限定するものではない。以下にその他の構成を例示的に示す。
レンズ100は、単独のレンズでもよいし、複数のレンズから構成されるレンズ群でもよい。CCDイメージセンサ101は、CMOSイメージセンサなどのその他のイメージセンサでもよい。CMOSイメージセンサを用いると、消費電力を低減することができる。
ジャイロセンサ107は、その他の各速度センサや振動検知素子でもよい。なお、画像データ処理部102と撮影情報記録部103と振動量演算部108と振動量判断部109と表示制御部110と転送制御部115は、ひとつ又は複数のLSIに実装されることが多い。
レンズ100を駆動するリニアアクチュエータ106は、超音波モータやピエゾ素子などのその他の駆動素子でもよい。
メモリーカード105は、フラッシュメモリーなどの不揮発性メモリーや小型ハードディスクを内蔵したメモリーカードの他に、撮像装置に内蔵したフラッシュメモリーやハードディスクでもよい。フラッシュメモリーやハードディスクを撮像装置に内蔵すれば、コネクタ104を使用しなくてもよくなるので、撮像装置を小型化、低価格化することができる。
LCD114は、有機ELディスプレイなどのその他の表示装置でもよい。有機ELディスプレイを用いると、消費電力を低減することができる。また、撮像装置自体には表示装置を持たず、外部のテレビセットなどと接続して画像を表示するようにしてもよい。撮像装置自体に表示装置を持たないようにすれば、撮像装置をさらに小型化、低価格化することができる。
閾値変更釦112と検索条件指示釦113は、独立した釦としてもよいし、LCD114などの表示装置と連携したGUIで、ユーザの操作性向上を図ってもよい。閾値の変更については、閾値変更釦112で指示する方法の他に、撮像装置が手ぶれの影響が大きくなる低速シャッタや望遠領域での撮影などを判断して、自動的に閾値を小さくするようにしてもよい。前記のような撮影条件では、小さい振動でも手ぶれの大きい画像が撮影されるからである。閾値を自動的に小さくするようにすれば、どのような撮影条件でも手ぶれが大きいと判断する手ぶれの程度が変化しにくくなる。また、逆に閾値を固定とすれば、閾値変更釦112を使用しなくてもよくなるので、撮像装置を小型化、低価格化することができる。
手ぶれ補正方式はレンズ100を駆動するレンズシフト方式でもよいし、CCDイメージセンサ101を駆動するCCDシフト方式などでもよい。一眼レフ方式のカメラでは、交換レンズ部に駆動装置を搭載するレンズシフト方式よりも、カメラ本体に駆動装置を搭載するCCDシフト方式の方が、交換レンズをより低価格で提供することができる。
本発明では、振動検出手段が検出した振動量を手ぶれ画像の管理に用いるため振動検出手段は必須であるが、手ぶれ補正はなくてもよい。手ぶれ補正を搭載している場合は、ジャイロセンサ107から出力された角速度を振動量演算部108で演算して得られた振動量を用いて手ぶれの大きさを判断する他に、レンズ100又はCCDイメージセンサ101の位置を監視する位置センサの出力を用いて手ぶれの大きさを判断してもよい。
転送制御部115と接続ケーブル用コネクタ116は、シリアルやパラレルでの有線接続を想定しているが、無線LANや赤外線通信などの無線接続でもよい。
次に、本発明の記憶手段を構成するメモリーカード105などの記憶装置内に作成されるディレクトリ構成およびファイルについて、その他の実施の形態を例示的に示す。
DCIM201以外のディレクトリ名およびファイル名は、DCF規格に準じている限り、特に前記ディレクトリ名およびファイル名に限定するものではない。また、撮影情報ファイルのファイル名および作成するディレクトリについても、特に規定しない。DCF規格に準じない場合には、ディレクトリ構成およびディレクトリ名とファイル名に制限はない。
また、撮影情報ファイルには、手ぶれの大きい画像の画像ファイル番号と撮影日時を記載することとしたが、画像データのそれぞれについて、撮像手段で生成されたときに振動検出手段で検出された振動量又はその振動量に基づく区分との関係を判別できる情報であれば何でもよい。
前記のように撮影情報ファイルに手ぶれの大きい画像の画像ファイル番号と撮影日時を記載すれば、撮影情報ファイルに画像ファイル番号が記載されている画像は手ぶれが大きく、撮影情報ファイルに画像ファイル番号が記載されていない画像は手ぶれが小さいということが判別できる。さらに、画像ファイル番号とともに撮影日時をも用いて画像ファイルを特定するため、画像ファイルの特定を間違える可能性が少なくなる。
しかし、例えば、撮影情報ファイルに手ぶれの大きい画像の画像ファイル番号だけを記載すれば、処理が簡単になるとともに撮影情報ファイルのサイズも小さくなる。
また、撮影情報ファイルにすべての画像の画像ファイル番号と撮像手段で生成されたときに振動検出手段で検出された振動量を記載してもよい。そうすれば、最も振動量の大きい画像ファイルから優先的に削除したり、振動量が特定の値よりも大きい画像ファイルを一括して削除するなど、より細かな管理が可能になる。
あるいは、複数の閾値を設定して、手ぶれの大きさをランク分けし、撮影情報ファイルにすべての画像の画像ファイル名と手ぶれのランクを記載してもよい。例えば、2つの閾値を設定した場合は、手ぶれの大きさを大、中、小の3つのランクに分けて管理することができる。
さらに、前記ランクあるいは前記振動量を画像ファイル自体に記載してもよい。画像ファイルの構成を示す模式図を図9に示す。画像ファイルは、撮影日時、カメラ名、焦点距離などの撮影情報が記載されたヘッダー900と画像データ901および画像ファイルの末尾を示すEOF902で構成される。そこで、前記ランクあるいは前記振動量を画像ファイルの作成(S302)時にヘッダー900に記載することとしてもよい。このようにして記載された前記ランクあるいは前記振動量は、さまざまなアプリケーションで有効に活用されることが期待される。
4.2 動作
手ぶれの大きい画像を順次再生してから削除するときの動作を、図5と図6を用いて説明したが、これとは逆に、手ぶれの小さい画像だけを再生したいという要求も考えられる。
手ぶれの小さい画像の再生処理を示すフローチャートを図10に示す。再生しようとする画像の画像ファイル番号が、撮影情報ファイルに記録されているかどうかを判別(S1000)する。当該画像ファイル番号が撮影情報ファイルに記録されていない場合は、当該画像の手ぶれが小さいので、当該画像ファイルを再生(S1001)する。当該画像ファイル番号が撮影情報ファイルに記録されている場合は、当該画像の手ぶれが大きいので、画像ファイルの再生(S1001)をスキップする。
前記画像ファイルをLCD114上に再生した状態で、次の画像の再生要求があるかどうかを判別(S1002)する。次の画像の再生要求がない場合は、前記画像ファイルのLCD114上への再生を継続する。
次の画像の再生要求がある場合は、再生すべき最後の画像ファイルかどうかを判別(S1003)する。最後の画像ファイルの場合は、処理を終了する。最後の画像ファイルでない場合は、次の画像ファイルが撮影情報ファイルに記録されているかどうかを判別(S1000)する処理に戻って、同様の処理(S1000〜S1003)を繰り返す。
また、撮像装置と印刷装置を接続して撮像装置内の画像を一括で印刷するときや撮像装置と外部記憶装置を接続して撮像装置内の画像を一括で保存するときや撮像装置と大型表示装置を接続して撮像装置内の画像を表示するときに、手ぶれの大きい画像を自動的に除外する動作を、図8を用いて説明した。
前記説明では、撮像装置が撮影情報ファイルを参照して、それぞれの画像ファイルを送信するか否かを決定したが、これとは逆に、印刷装置や外部記憶装置や大型表示装置などの周辺装置が、撮影情報ファイルを参照して、それぞれの画像ファイルを受信するか否か、あるいは、受信後に処理をするか否かを決定してもよい。
このように撮影情報ファイルを参照して、それぞれの画像ファイルを受信するか否か、あるいは、受信後に処理をするか否かを決定する解析手段を有する周辺装置を本発明の周辺装置として提案する。このとき、本発明の周辺装置は、撮像装置との接続手段を有するが、前記接続手段は有線でもよいし無線でもよい。
また、撮像装置で撮影情報ファイルと画像ファイルが記録されたメモリーカード105などの記憶装置を本発明の周辺装置で読み込む方式でもよい。前記方式の場合、本発明の周辺装置は、撮影情報ファイルと画像ファイルが記録されたメモリーカード105などの記憶装置を読み込むための読込手段を備える。
本発明にかかる撮像装置は、撮影した画像の中から、即座に手ぶれの大きい画像を抽出することが可能になる。そのため、本発明は、電子スチルカメラ、カメラ付き携帯電話機、静止画撮影機能付きデジタルビデオカメラ等で振動検出手段を有する装置に適用できる。
本発明の実施の形態にかかる撮像装置のブロック図 本発明の記録装置上に作成されるディレクトリ構成を示す図 撮影処理を示すフローチャート 撮影情報ファイル作成処理を示すフローチャート 再生処理を示すフローチャート 削除処理を示すフローチャート 自動削除処理を示すフローチャート 転送処理を示すフローチャート 画像ファイルの構成を示す模式図 手ぶれの小さい画像の再生処理を示すフローチャート
符号の説明
100 レンズ
101 CCDイメージセンサ
102 画像データ処理部
103 撮影情報記録部
104 メモリーカード用コネクタ
105 メモリーカード
106 リニアアクチュエータ
107 ジャイロセンサ
108 振動量演算部
109 振動量判断部
110 表示制御部
111 シャッタ釦
112 閾値変更釦
113 検索条件指示釦
114 LCD
115 転送制御部
116 接続ケーブル用コネクタ
117 接続ケーブル

Claims (16)

  1. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
    前記生成した画像データ又は前記生成した画像データに所定の処理を施した画像データを記憶する記憶手段を装着可能な装着手段と、
    自装置の振動を検出する振動検出手段と、
    前記記憶された画像データのそれぞれについて、前記撮像手段で生成されたときに前記振動検出手段で検出された振動量又はその振動量に基づく区分との関係を判別できるように管理する制御手段と、
    を備える撮像装置。
  2. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
    前記生成した画像データ又は前記生成した画像データに所定の処理を施した画像データを記憶する記憶手段と、
    自装置の振動を検出する振動検出手段と、
    前記記憶された画像データのそれぞれについて、前記撮像手段で生成されたときに前記振動検出手段で検出された振動量又はその振動量に基づく区分との関係を判別できるように管理する制御手段と、
    を備える撮像装置。
  3. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
    前記生成した画像データ又は前記生成した画像データに所定の処理を施した画像データを記憶する記憶手段を装着可能な装着手段と、
    自装置の振動を検出する振動検出手段と、
    前記記憶された画像データのそれぞれについて、前記撮像手段で生成されたときに前記振動検出手段で検出された振動量又はその振動量に基づく区分との関係を判別するための所定の情報を作成する制御手段と、
    を備える撮像装置。
  4. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
    前記生成した画像データ又は前記生成した画像データに所定の処理を施した画像データを記憶する記憶手段と、
    自装置の振動を検出する振動検出手段と、
    前記記憶された画像データのそれぞれについて、前記撮像手段で生成されたときに前記振動検出手段で検出された振動量又はその振動量に基づく区分との関係を判別するための所定の情報を作成する制御手段と、
    を備える撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された画像データに関連する情報を記載した管理ファイルを作成する、
    請求項3又は4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記振動量と所定の閾値との関係に基づいて、前記振動量に基づく区分を特定する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記記憶手段に記憶された画像データを再生する再生手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記振動量又は前記振動量に基づく区分に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データのそれぞれについて、前記再生手段で再生するか否かを制御する、
    請求項1〜6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された画像データのうち、前記振動量の小さい画像データについて再生を許可するよう制御する一方、前記振動量の大きい画像データについて再生を禁止するよう制御する、
    請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された画像データのうち、前記振動量の大きい画像データについて再生を許可するよう制御する一方、前記振動量の小さい画像データについて再生を禁止するよう制御する、
    請求項7に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記振動量又は前記振動量に基づく区分に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データのそれぞれについて、前記記憶手段から削除するか否かを制御する、
    請求項1〜9のいずれかに記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された画像データのうち、前記振動量の大きい画像データを削除するよう制御する一方、前記振動量の小さい画像データを削除しないよう制御する、
    請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記制御手段は、前記記憶手段の空き容量を監視し、前記空き容量が少なくなったときに、前記振動量の大きい画像データを削除するよう制御する、
    請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記記憶手段に記憶された画像データを他の装置に転送する転送手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記振動量又は前記振動量に基づく区分に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データのそれぞれについて、他の装置に転送するか否かを制御する、
    請求項1〜12のいずれかに記載の撮像装置。
  14. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された画像データのうち、前記振動量の小さい画像データを他の装置に転送するよう制御する一方、前記振動量の大きい画像データを他の装置に転送しないよう制御する、
    請求項13に記載の撮像装置。
  15. 請求項5〜14のいずれかに記載の撮像装置に有線又は無線で接続する接続手段と、
    前記管理ファイルを参照して、前記振動量又は前記振動量に基づく区分に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データのそれぞれについて、処理するか否かを解析する解析手段と、
    を備える周辺装置。
  16. 請求項5〜14のいずれかに記載の撮像装置の前記記憶手段を読み込む読込手段と、
    前記管理ファイルを参照して、前記振動量又は前記振動量に基づく区分に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データのそれぞれについて、処理するか否かを解析する解析手段と、
    を備える周辺装置。
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