JP2008236293A - マルチ画像表示装置及びマルチ画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルカメラのように表示能力の制約が大きい機器を用いて画像を再生する場合であっても、大量の画像の中から目的の画像をより短時間で見つけるのに役立つ機能を提供する。
【解決手段】多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し1つの表示画面上に複数の画像データを並べて表示するマルチ画像表示装置であって、表示候補の複数の画像データを所定の条件に従って区分する画像抽出手段s0と、前記画像抽出手段によって区分され前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、撮影日時が最も古い少なくとも1つの特定画像について他の画像と区別するための特別な表示形態を実現する区切り表示制御手段s7とを備えた。又は、再生順で撮影日が変わる位置の画像を区別する。又は、再生順で保存先が変わる位置やファイル名フォーマットが変わる位置の画像を区別する。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示する機能を備えたマルチ画像表示装置及びマルチ画像表示方法に関する。
例えばデジタルカメラにおいては、フラッシュメモリの大容量化や低価格化などに伴って、最近では大量の画像データを蓄積できるようになっている。従って、デジタルカメラの利用者は、そのデジタルカメラの内部や外部のメモリカードなどに蓄積されている大量の画像を管理したり必要に応じて鑑賞することになる。従って、メモリカードなどに蓄積されている大量の画像のそれぞれを確認するために、画像データの内容を再生する必要がある。
もし、パーソナルコンピュータが利用できる環境であれば、メモリカードのデータをパーソナルコンピュータに転送し、パーソナルコンピュータ上の比較的大きな画面を使って各画像の内容を確認できるが、屋外等のようにパーソナルコンピュータが利用できない環境であれば、デジタルカメラ自身に備わる小さな画面を使って大量の画像を再生し、内容を確認する必要がある。
ところで、大量の画像を再生し内容を確認しようとする場合には、サムネール表示をするのが便利である。すなわち、1つの画面上に複数の画像の縮小画像をマルチ画像として並べて同時に一覧表示する。これにより、利用者は複数の画像の内容の概略を短時間で把握できるので、大量の画像を管理する場合に検索が容易になり便利である。デジタルカメラにおいても、最近では表示画面の解像度が向上しているため、サムネール表示が可能になっている。
この種の従来技術については、例えば特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1においては、撮影画像の縮小画像を年、月、日のような期間毎に区分してカレンダーとともに該当する位置に並べて表示することを開示している。
特許文献2においては、記録された多数の画像の中から、所定のルール(撮影日時、撮影日、全画像、直近のカメラの電源オン時以降)に基づいて抽出された画像のうち、撮影日時が最も古い画像を先頭画像として1コマ形式もしくはインデックス形式で画面上に表示することを開示している。
特許文献3においては、年、月、日のような期間毎に、それぞれに対応するサムネール画像を表示することを開示している。また、期間毎に独立した複数のサムネール領域の中で、一部分のサムネール領域を他と比べて拡大した中間画面を表示することも開示している。
特開平11−215457号公報 特開2003−204509号公報 特開2006−153965号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、複数の縮小画像とともに、分類条件を表す年月日などの文字情報(カレンダー情報)も同じ画面上に表示する必要があるので、カレンダー情報の分だけ縮小画像の表示に利用可能な空間が狭くなってしまう。そのため、特にデジタルカメラのように表示能力の制約が大きい用途においては、同時に表示可能な画像の数が少なくなったり、より縮小の程度を上げる必要があるので、利用者にとっては目的の画像を見つけるのが困難になってしまう。
また、特許文献2の技術では、利用者が目的の画像に関する撮影日時等の情報を事前に知っている場合には、その情報を検索条件に割り当てることにより、目的の画像を素早く検索し表示することができる。しかし、利用者が目的の画像に関する撮影日時等の情報を知らない場合や、先頭画像と目的の画像とが同じ条件に当てはまるか否かを判断できない場合には、複数の条件(撮影日時等)に当てはまる画像を一度に表示して見比べることができないため、検索条件を変えながら1つずつ画像を順番に確認しなければならず、目的の画像を見つけることが困難となる。
また、特許文献3の技術では、例えば複数の年のそれぞれに属する複数の画像を年毎に区切られた領域毎に表示し、その中で特定の年に属する画像群のサムネール領域だけを他の領域に比べて拡大することができるが、目的の画像を探し出すのにはあまり役に立たない。すなわち、同じ条件(例えば年)に属する画像は通常は大量にあるので、画面上の1つのサムネール領域に条件に適合する全ての画像を表示することはできず、目的の画像を見つけるまでには画面の表示内容を何回も更新しなければならず、時間がかかる。また、特許文献1と同様に、年月日などの文字情報(カレンダー情報)も同じ画面上に表示する必要があるので、カレンダー情報の分が縮小画像の表示に利用可能な空間を狭くしてしまう。
大量の画像の中から目的の画像を見つける作業を容易にするためには、デジタルカメラのように表示能力が制限される場合であっても、できるだけ多くの縮小画像を1つの画面上に表示するのが望ましい。但し、表示画面上に同時に表示される多数の画像の中で各画像の日付などを利用者が把握できない場合には、目的の画像を探すのに時間がかかる可能性が高い。
本発明は、デジタルカメラのように表示能力の制約が大きい機器を用いて画像を再生する場合であっても、大量の画像の中から目的の画像をより短時間で見つけるのに役立つマルチ画像表示装置及びマルチ画像表示方法を提供することを目的とする。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示する機能を備えたマルチ画像表示装置であって、
表示候補となる複数の画像データを所定の条件に従って区分する画像抽出手段と、
前記画像抽出手段によって区分され、前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、撮影日時が最も古い少なくとも1つの特定画像について、他の画像と区別するための表示形態を実現する区切り表示制御手段と、
を備えたことを特徴とするマルチ画像表示装置。
このマルチ画像表示装置によれば、大量の画像の中から目的の画像をより短時間で見つけるのに非常に役立つ。すなわち、年月日のような情報を同じ画面上に表示する必要がないので、表示能力の小さい表示画面であっても、より多くの縮小画像を、あるいはより鮮明な複数の縮小画像を同時に一覧表示することができるため、1回の表示画面で利用者の確認可能な画像の数が増え、目的の画像を見つけるまでの所要時間が短縮される。また、表示される多数の画像の中で、撮影日時が最も古い特定画像については、他の画像と区別して表示されるので、一覧表示される多数の縮小画像の中で、日付の区切りがどの画像の部分かを利用者は容易に把握でき、目的の画像を探すのに役立つ。
(2) (1)記載のマルチ画像表示装置であって、
前記区切り表示制御手段は、前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、撮影日時が最も古い画像が複数存在する場合は、撮影日時が同じ複数の画像の中で再生順序が先に割り当てられた画像を前記特定画像として選択することを特徴とするマルチ画像表示装置。
このマルチ画像表示装置によれば、撮影日時が同じ複数の画像が存在する場合であっても、撮影日時等に従って事前に決定された再生順序の早い画像が特定画像として選択されるので、特定画像の位置により、一覧表示される多数の縮小画像の中から日付等の境界を明確に区別可能になる。
(3) 所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示する機能を備えたマルチ画像表示装置であって、
表示候補となる複数の画像データを所定の条件に従って区分する画像抽出手段と、
前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、前記画像抽出手段による区分の結果、再生順序が当該画像の1つ前の画像とは異なるグループに区分された先頭の画像を特定画像として抽出し、少なくとも前記特定画像について、他の画像と区別するための表示形態を実現する区切り表示制御手段と、
を備えたことを特徴とするマルチ画像表示装置。
このマルチ画像表示装置によれば、大量の画像の中から目的の画像をより短時間で見つけるのに非常に役立つ。すなわち、年月日のような情報を同じ画面上に表示する必要がないので、表示能力の小さい表示画面であっても、より多くの縮小画像を、あるいはより鮮明な複数の縮小画像を同時に一覧表示することができるため、1回の表示画面で利用者の確認可能な画像の数が増え、目的の画像を見つけるまでの所要時間が短縮される。また、表示される多数の画像の中で、日付等の区切り位置にある特定画像については、他の画像と区別して表示されるので、一覧表示される多数の縮小画像の中で、日付等の区切りがどの画像の部分かを利用者は容易に把握でき、目的の画像を探すのに役立つ。
(4) (1)〜(3)のいずれか1項記載のマルチ画像表示装置であって、
前記画像抽出手段は、同一撮影日の画像、所定の時間内に撮影された画像、撮影地の位置情報が所定範囲内にある画像、同一の撮影者・著作権者、同一の撮影装置モデル、ユーザにより付加されたイベント情報が同じ画像、の少なくとも1つの条件に従って表示候補となる複数の画像データを区分することを特徴とするマルチ画像表示装置。
このマルチ画像表示装置によれば、検索すべき目的の画像に関する条件を事前に利用者がある程度把握している場合には、該当する条件を用いて事前に絞り込んだ画像を一覧表示することができるので、目的の画像を探すのに役立つ。
(5) 所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示する機能を備えたマルチ画像表示装置であって、
表示候補となる複数画像のそれぞれについて、再生の順序と、保存先の区別を表すフォルダ名もしくは記録メディアの区分とを識別し、同じ保存先に存在する複数の画像の中で再生の順序が最初に位置する画像を特定画像として選択する特定画像検出手段と、
前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、前記特定画像検出手段が選択した特定画像について、同じ保存先に存在する他の画像と区別するための表示形態を実現する区切り表示制御手段と、
を備えたことを特徴とするマルチ画像表示装置。
このマルチ画像表示装置によれば、大量の画像の中から目的の画像をより短時間で見つけるのに非常に役立つ。すなわち、保存先を示すフォルダ名のような情報を同じ画面上に表示する必要がないので、表示能力の小さい表示画面であっても、より多くの縮小画像を、あるいはより鮮明な複数の縮小画像を同時に一覧表示することができるため、1回の表示画面で利用者の確認可能な画像の数が増え、目的の画像を見つけるまでの所要時間が短縮される。また、表示される多数の画像の中で、保存先のフォルダ名等が同じ複数の画像の中で再生の順序が最初に位置する特定画像については、他の画像と区別して表示されるので、一覧表示される多数の縮小画像の中で、保存先の区切りがどの画像の部分かを利用者は容易に把握でき、目的の画像を探すのに役立つ。
(6) (5)記載のマルチ画像表示装置であって、
前記特定画像検出手段は、表示候補の各画像についてファイル形式の違いの有無を調べ、同じ保存先に複数種類のファイル形式の画像が存在する場合には、同じファイル形式の複数の画像の中で再生順序が先頭に位置する画像も前記特定画像として選択することを特徴とするマルチ画像表示装置。
このマルチ画像表示装置によれば、同じ保存先の中に、互いにファイル形式の異なる複数の画像が混在しているような場合には、ファイル形式が切り替わる位置にある画像が特定画像に指定され、他の画像と区別して表示されるので、利用者は一覧表示される縮小画像群の中から、ファイル形式が切り替わる位置を瞬時に認識できる。ファイル形式が切り替わるということは、撮影条件がそれまでとは大きく異なる可能性があることを意味しているので、ファイル形式が切り替わる位置を把握することは利用者が目的の画像を探し出す上で非常に役に立つ。
(7) (1)〜(6)のいずれか1項記載のマルチ画像表示装置であって、
前記区切り表示制御手段は、
(a)前記特定画像を他の画像よりも拡大して表示する
(b)前記特定画像に対して他と相違するアイコンを付与して表示する
(c)前記特定画像の枠の色もしくは太さもしくは種類に関する表示形式を他の画像の枠に対して変更する
(d)前記特定画像と1つ前に配置される画像との間に境界線を表示する
(e)前記特定画像を表示する領域の1つ前に日付情報で構成される像を表示する
のうち少なくとも1つを実行することを特徴とするマルチ画像表示装置。
このマルチ画像表示装置によれば、前記特定画像を利用者が画面上で他の画像と容易に区別できるように表示することができる。
(8) 所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示するためのマルチ画像表示方法であって、
表示候補となる複数の画像データを所定の条件に従って区分し、
区分の結果に基づき、前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、撮影日時が最も古い少なくとも1つの特定画像を抽出し、前記特定画像について他の画像と区別するための表示形態を実現する区切り表示を行うことを特徴とするマルチ画像表示方法。
このマルチ画像表示方法によれば、大量の画像の中から目的の画像をより短時間で見つけるのに非常に役立つ。すなわち、年月日のような情報を同じ画面上に表示する必要がないので、表示能力の小さい表示画面であっても、より多くの縮小画像を、あるいはより鮮明な複数の縮小画像を同時に一覧表示することができるため、1回の表示画面で利用者の確認可能な画像の数が増え、目的の画像を見つけるまでの所要時間が短縮される。また、表示される多数の画像の中で、撮影日時が最も古い特定画像については、他の画像と区別して表示されるので、一覧表示される多数の縮小画像の中で、日付の区切りがどの画像の部分かを利用者は容易に把握でき、目的の画像を探すのに役立つ。
(9) (8)記載のマルチ画像表示方法であって、
前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、撮影日時が最も古い画像が複数存在する場合は、撮影日時が同じ複数の画像の中で再生順序が先に割り当てられた画像を前記特定画像として選択することを特徴とするマルチ画像表示方法。
このマルチ画像表示方法によれば、撮影日時が同じ複数の画像が存在する場合であっても、撮影日時等に従って事前に決定された再生順序の早い画像が特定画像として選択されるので、特定画像の位置により、一覧表示される多数の縮小画像の中から日付等の境界を明確に区別可能になる。
(10) 所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示するためのマルチ画像表示方法であって、
表示候補となる複数の画像データを所定の条件に従って区分し、
前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、前記区分の結果、再生順序が当該画像の1つ前の画像とは異なるグループに区分された先頭の画像を特定画像として抽出し、少なくとも前記特定画像について、他の画像と区別するための表示形態で区切り表示することを特徴とするマルチ画像表示方法。
このマルチ画像表示方法によれば、大量の画像の中から目的の画像をより短時間で見つけるのに非常に役立つ。すなわち、年月日のような情報を同じ画面上に表示する必要がないので、表示能力の小さい表示画面であっても、より多くの縮小画像を、あるいはより鮮明な複数の縮小画像を同時に一覧表示することができるため、1回の表示画面で利用者の確認可能な画像の数が増え、目的の画像を見つけるまでの所要時間が短縮される。また、表示される多数の画像の中で、日付等の区切り位置にある特定画像については、他の画像と区別して表示されるので、一覧表示される多数の縮小画像の中で、日付等の区切りがどの画像の部分かを利用者は容易に把握でき、目的の画像を探すのに役立つ。
(11) (8)〜(10)のいずれか1項記載のマルチ画像表示方法であって、
表示候補となる複数の画像データを区分するための条件については、同一撮影日の画像、所定の時間内に撮影された画像、撮影地の位置情報が所定範囲内にある画像、同一の撮影者・著作権者、同一の撮影装置モデル、ユーザにより付加されたイベント情報が同じ画像、の少なくとも1つとすることを特徴とするマルチ画像表示方法。
このマルチ画像表示方法によれば、検索すべき目的の画像に関する条件を事前に利用者がある程度把握している場合には、該当する条件を用いて事前に絞り込んだ画像を一覧表示することができるので、目的の画像を探すのに役立つ。
(12) 所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示するためのマルチ画像表示方法であって、
表示候補となる複数画像のそれぞれについて、再生の順序と、保存先の区別を表すフォルダ名もしくは記録メディアの区分とを識別し、同じ保存先に存在する複数の画像の中で再生の順序が最初に位置する画像を特定画像として選択し、
前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、選択された前記特定画像について、同じ保存先に存在する他の画像と区別するための表示形態を実現する区切り表示を行うことを特徴とするマルチ画像表示方法。
このマルチ画像表示方法によれば、大量の画像の中から目的の画像をより短時間で見つけるのに非常に役立つ。すなわち、保存先を示すフォルダ名のような情報を同じ画面上に表示する必要がないので、表示能力の小さい表示画面であっても、より多くの縮小画像を、あるいはより鮮明な複数の縮小画像を同時に一覧表示することができるため、1回の表示画面で利用者の確認可能な画像の数が増え、目的の画像を見つけるまでの所要時間が短縮される。また、表示される多数の画像の中で、保存先のフォルダ名等が同じ複数の画像の中で再生の順序が最初に位置する特定画像については、他の画像と区別して表示されるので、一覧表示される多数の縮小画像の中で、保存先の区切りがどの画像の部分かを利用者は容易に把握でき、目的の画像を探すのに役立つ。
(13) (12)記載のマルチ画像表示方法であって、
前記特定画像を検出する際に、表示候補の各画像についてファイル形式の違いの有無を調べ、同じ保存先に複数種類のファイル形式の画像が存在する場合には、同じファイル形式の複数の画像の中で再生順序が先頭に位置する画像も前記特定画像として選択することを特徴とするマルチ画像表示方法。
このマルチ画像表示方法によれば、同じ保存先の中に、互いにファイル形式の異なる複数の画像が混在しているような場合には、ファイル形式が切り替わる位置にある画像が特定画像に指定され、他の画像と区別して表示されるので、利用者は一覧表示される縮小画像群の中から、ファイル形式が切り替わる位置を瞬時に認識できる。ファイル形式が切り替わるということは、撮影条件がそれまでとは大きく異なる可能性があることを意味しているので、ファイル形式が切り替わる位置を把握することは利用者が目的の画像を探し出す上で非常に役に立つ。
(14) (8)〜(13)のいずれか1項記載のマルチ画像表示方法であって、
前記区切り表示を実現するために、
(a)前記特定画像を他の画像よりも拡大して表示する
(b)前記特定画像に対して他と相違するアイコンを付与して表示する
(c)前記特定画像の枠の色もしくは太さもしくは種類に関する表示形式を他の画像の枠に対して変更する
(d)前記特定画像と1つ前に配置される画像との間に境界線を表示する
(e)前記特定画像を表示する領域の1つ前に日付情報で構成される像を表示する
のうち少なくとも1つを実行することを特徴とするマルチ画像表示方法。
このマルチ画像表示方法によれば、前記特定画像を利用者が画面上で他の画像と容易に区別できるように表示することができる。
以上のように、本発明のマルチ画像表示装置及びマルチ画像表示方法によれば、デジタルカメラのように表示能力の制約が大きい機器を用いて画像を再生する場合であっても、大量の画像の中から目的の画像をより短時間で見つけるのに役立つ。
(第1の実施の形態)
本発明のマルチ画像表示装置及びマルチ画像表示方法に関する1つの具体的な実施の形態について、図1〜図4を参照して以下に詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態のデジタルカメラの主要なハードウェア構成を示すブロック図、図2は第1の実施の形態におけるデジタルカメラの主要な動作を示すフローチャート、図3及び図4は第1の実施の形態における表示画面上のマルチ再生表示例を示す平面図である。
第1の実施の形態では、図1に示すような構成のデジタルカメラに本発明を適用する場合を想定している。勿論、デジタルカメラ以外であっても、同様に複数のデジタル画像(静止画や動画)の縮小画像を1つの画面上に一覧表示可能な再生機能を有する装置であれば本発明を適用できる。
図1に示すデジタルカメラは、フォーカスレンズ11、ズームレンズ12、絞りシャッター13、モータ14、モータ駆動回路15、撮像素子16、A/D変換器17、画像信号処理部18、積算部19、中央制御部(CPU)20、記録用内蔵ROM21、メディアインタフェース22、メディア制御部23、USBコネクタ24、USB通信制御部25、圧縮伸張処理部28、RAM29、制御プログラム用ROM30、表示制御部31、表示部32及び操作部33を備えている。
フォーカスレンズ11、ズームレンズ12及び絞りシャッター13はモータ14により物理的に駆動される。モータ14はモータ駆動回路15を介して 中央制御部20により駆動制御される。
中央制御部20はマイクロプロセッサを内蔵しており、制御プログラム用ROM30上に予め保持されている制御用プログラムを実行することによりカメラの様々な制御動作を実現する。
撮像素子16は、二次元イメージセンサであり、フォーカスレンズ11、ズームレンズ12、絞りシャッター13等を経由して外部から入射する光の像を二次元画像の電気信号に変換する。A/D変換器17は、撮像素子16から出力される二次元画像のアナログ電気信号を画素単位でデジタルデータの信号に変換する。
画像信号処理部18は、A/D変換器17から出力されるデジタルデータに対して、ホワイトバランス補正、シャープネス補正、色調補正、階調補正等のデジタル信号処理を施し、その結果を画像データとして出力する。
圧縮伸張処理部28は、生成された画像データの容量を減らすための圧縮処理と、圧縮された画像データを元のデータに復元するための伸張処理を実施する。圧縮された画像データの形式としては様々なものが想定されるが、例えば一般的によく知られている「JPEG」形式の画像データが圧縮伸張処理部28で生成される。
記録用内蔵ROM21は、フラッシュメモリで構成されており、圧縮伸張処理部28で圧縮された「JPEG」形式の画像データのデータファイルを保存する。
メディアインタフェース22には、所定の外部記録メディア、例えば「xDメディアカード」を接続でき、この外部記録メディアに圧縮された「JPEG」形式の画像データのデータファイルを保存することもできる。
圧縮伸張処理部28で圧縮された「JPEG」形式の画像データのデータファイルの書き込み先については、予め定めた優先条件と、外部記録メディアの装着の有無とに応じて、記録用内蔵ROM21と外部記録メディアとのいずれかが選択される。初期状態では、記録用内蔵ROM21が優先的な書き込み先として指定される。
制御プログラム用ROM30は、中央制御部20が実行可能な制御用プログラムが予め保持されているが、制御プログラム用ROM30の内容は書き換え可能であり、中央制御部20が実行すべき制御用プログラムを更新する場合には、制御プログラム用ROM30の内容が書き換えられる。
表示部32は、写真などの二次元画像を表示可能な液晶表示器であり、実際には撮影画像や、メニューや、警告表示などの内容が表示される。表示内容は、表示制御部31を介して中央制御部20によって制御される。利用者が例えば撮影を行う場合には、表示部32に被写体の像やメニュー等が表示されるので、利用者は表示部32の表示内容を見ながら被写体を確認したり、撮影された画像を確認したり、メニュー項目の内容を決定することになる。
操作部33には、利用者が操作可能な様々な要素(スイッチ類)が設けられている。具体的には、レリーズ、ズームボタン、動作モードを切り替えるモードダイアル、画像やメニューを選択したり実行するための十字ボタンやOKボタンやキャンセルボタン、画面の表示形式を切り替えるためのDISPボタン等が含まれている。
撮影された画像や、記録用内蔵ROM21上もしくは外部記録メディア上に存在する様々な画像の内容をデジタルカメラ上の表示部32を用いて再生することかできる。再生のモードとしては、「1コマ画像再生」、「文字表示オフ」、「25コママルチ画像再生」の3つのモードが備わっている。再生モードでDISPボタンを押すたびに、「1コマ画像再生」−「文字表示オフ」−「25コママルチ画像再生」−「1コマ画像再生」・・・と順次にモードが切り替わる。
「25コママルチ画像再生」モードでは、表示部32の表示画面の領域を多数の領域に分割し、例えば図3に示すように、1つの画面上に25コマの縮小画像を並べて一覧表示することができる。
このデジタルカメラは外部の電子機器(他のデジタルカメラ等)との間でデータのやりとりを可能にするために通信手段を備えている。すなわち、1つの通信手段として、USBコネクタ24及びUSB通信制御部25を備えているので、USBコネクタ24を介して有線接続でUSB通信を行うことができる。
外部の電子機器からUSB通信により受信した画像データについては、記録先の優先順位に従って、記録用内蔵ROM21上又はメディアインタフェース22に接続された外部記録メディアに記録される。
次に、図1に示すデジタルカメラの主要な動作について、図2を参照しながら説明する。図2は前記「25コママルチ画像再生」モードを用いて表示部32の画面上に複数の縮小画像を同時に一覧表示する(再生する)ための処理の内容を表しており、利用者が蓄積されている多数の画像の中から目的の画像を探し出そうとする場合に利用される。
なお、図2に示す動作は、制御プログラム用ROM30に用意されている撮影画像表示プログラムを中央制御部20のマイクロプロセッサが実行することにより実現される。また、中央制御部20のマイクロプロセッサが実行すべき撮影画像表示プログラムについては、それが予め記録された所定の記録媒体、例えばメモリカード、フレキシブルディスク媒体、CD−ROM、DVD−ROMなどから読み込むことも可能である。
再生モードの「1コマ画像再生」状態で、利用者が操作部33を操作し、DISPボタンを押すことにより、「25コママルチ画像再生」モードに切り替えることができ、これにより中央制御部(CPU)20の処理は図2のステップs0に進み、マルチ再生表示を開始する。
このマルチ再生表示では、例えば図3(a)、(b)に示すように表示部32の表示画面100に25個の独立した領域101、102、103、・・・、125を設け、それぞれの領域に1つずつ縮小画像を表示する。従って、同時に25コマの画像を一覧表示できる。25コマの各画像は、それらの再生順序に従って、順番に領域101、102、103、・・・、125に配置される。但し、図2に示す処理を実施する場合には、図3(b)に示すように、領域101、102、103、・・・、125の中に、特別に大きく(その前後の画像と比べて)表示される画像が含まれる場合がある。例えば、図3(b)中の領域101に表示される画像151や、領域112に表示される画像152や、領域119に表示される画像153のサイズ(画素数)はその周囲の画像に比べて大きくなっている。
ステップs0では、記録用内蔵ROM21上又はメディアインタフェース22に接続された外部記録メディアに保持されている多数の画像の中から再生対象の画像を決めるために画像の区分処理を行う。この例では、各画像の撮影日の情報を用い、利用者の入力操作によって指定もしくは選択された日付を基準として、多数の画像データを抽出し、同じ日付毎に画像を区分する。
ステップs1では、マルチ再生表示の処理を開始する。具体的には、ステップs0で区分された多数の画像の中から撮影日時順に応じた再生順序に従って、画像を25コマずつ取り出し、これらの画像に対して以下の処理を実行する。
ステップs2では、再生対象として抽出された25コマの画像のそれぞれについて、撮影日時(日付及び時刻)の情報を調べる。
ステップs3では、ステップs2の結果に基づき、撮影日が同じ複数の画像の中で、撮影日時が最も古い画像を特定画像として抽出する。
続くステップs4〜s9の処理は、同時に表示すべき25コマの画像のそれぞれについて実行される。
ステップs4では、処理対象の画像が、同一撮影日に属する複数画像の中で撮影日時が最も古い画像か否か、つまりステップs3で抽出した特定画像か否かを識別する。特定画像の場合にはステップs4からステップs5に進み、特定画像でなければステップs8に進む。
ステップs5では、前記特定画像について、撮影日時が同一のものが複数あるかどうかを確認する。複数存在する場合はステップs5からステップs6に進み、1つだけの場合はステップs7に進む。
ステップs6では、撮影日時が同一の複数の特定画像の中で、当該画像の再生順序が最初か否かを識別する。再生順序は、前記ステップs0を実行した際に決定した画像区分の並び順を意味している。撮影日時が同一の複数の特定画像の中で、当該画像の再生順序が最初の場合はステップs6からステップs7に進み、再生順序が最初でない特定画像の場合にはステップs8に進む。
ステップs7では、処理対象の画像(特定画像)を表示部32の表示画面100上の1つの領域(101〜125のいずれか)に、通常サイズよりも大きい拡大サイズで表示する。画像を表示する位置については、当該画像の撮影日時等に応じた再生順序に従って領域101〜125の中から決定される。
ステップs8では、処理対象の画像(特定画像以外)を表示部32の表示画面100上の1つの領域(101〜125のいずれか)に、通常サイズで表示する。画像を表示する位置については、当該画像の撮影日時等に応じた再生順序に従って領域101〜125の中から決定される。
ステップs9では、マルチ再生表示の処理が終了したか否かを調べ、終了してなければステップs4に戻って上記の処理を繰り返す。
従って、図2に示す処理を実行することにより、表示画面100には例えば図3(b)に示すような内容が表示される。図3(b)の例では、撮影日が2007年1月1日と、2007年1月2日と、2007年1月3日の3日間の画像の中から再生順序に従って抽出された25コマの画像を一覧表示(サムネール表示)する場合を想定している。また、1番目の領域101に表示する画像は、撮影日が2007年1月1日の画像の中で撮影日時が最も古い画像、つまり特定画像151であるため、その周囲の画像に比べて大きなサイズで表示されている。同様に、領域112に表示する画像は、撮影日が2007年1月2日の画像の中で撮影日時が最も古い画像、つまり特定画像152であるため、その周囲の画像に比べて大きなサイズで表示されている。また、領域119に表示する画像は、撮影日が2007年1月3日の画像の中で撮影日時が最も古い画像、つまり特定画像153であるため、その周囲の画像に比べて大きなサイズで表示されている。
もしも一般的な処理を行う場合には、図3(a)に示すように領域101〜125の全てに同じサイズの25コマの画像が表示されることになるが、図3(a)の状態では日付の境界がどこにあるのか全く分からず、目的の画像を探すのに苦労する可能性がある。しかし、図3(b)に示すように表示すれば、撮影日の境界を一目で認識できるので、目的の画像を素早く探すのに役立つ。
具体的な表示形態については、例えば図4に示すような内容に変更しても良い。図4(a)に示す表示例では、拡大サイズの画像が他の画像に比べてはるかに大きくなっている。また、図4(b)に示す表示例では、拡大サイズの画像の中にだけ、当該画像の撮影日の情報を文字情報で表示してある。従って、各画像の撮影日を容易に把握できる。
なお、図2に示した処理においては、ステップs0において、画像を「撮影日」の条件に従って区分する場合を想定しているが、撮影日の代わりに、例えば月単位などの所定の撮影間隔で区分しても良い。また、撮影日以外の様々な撮影条件を用いて区分することもできる。
例えば、デジタルカメラで撮影された画像のデータファイルについては、一般的に「Exif形式」で作成されており、その中に様々な撮影に関する情報が含まれているので、「Exifタグ」を用いることにより、GPS情報や、撮影者・著作権者や、カメラのモデルを表す情報を抽出し、それらを用いて区分しても良い。また、ユーザが撮影情報にイベント情報を付加できる場合には、付加されたイベント情報を用いて区分しても良い。
また、図2に示す処理においては、撮影日の境界を表す特定画像を他の画像に比べて拡大サイズで表示しているが、他の表示形態で区別しても良い。例えば、特定画像にのみ他と相違する特別なアイコンを付加して表示したり、特定画像の枠の色を周囲と変えて表示したり、特定画像の側方に境界線を表示したり、特定画像の直前(1コマ前の表示位置)に日付のみの画像を表示しても良い。
つまり、区切り表示の制御としては、次にうち少なくとも1つを実行する。
(a)前記特定画像を他の画像よりも拡大して表示する
(b)前記特定画像に対して他と相違するアイコンを付与して表示する
(c)前記特定画像の枠の色もしくは太さもしくは種類に関する表示形式を他の画像の枠に対して変更する
(d)前記特定画像と1つ前に配置される画像との間に境界線を表示する
(e)前記特定画像を表示する領域の1つ前に日付情報で構成される像を表示する
(第2の実施の形態)
本発明のマルチ画像表示装置及びマルチ画像表示方法に関する他の実施の形態について、図5〜図8を参照して以下に詳細に説明する。
図5は第2の実施の形態におけるデジタルカメラの主要な動作を示すフローチャート、図6は第2の実施の形態におけるマルチ再生画面上の各画像と再生順序との関係を示す平面図、図7は第2の実施の形態におけるデジタルカメラのディレクトリ構成を示す模式図、図8は第2の実施の形態における表示画面上のマルチ再生表示例を示す平面図である。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、図1に示すような構成のデジタルカメラに本発明を適用する場合を想定している。勿論、デジタルカメラ以外であっても、同様に複数のデジタル画像(静止画や動画)の縮小画像を1つの画面上に一覧表示可能な再生機能を有する装置であれば本発明を適用できる。
第2の実施の形態と第1の実施の形態との違いはデジタルカメラの動作、つまり中央制御部20の制御内容だけである。従って、デジタルカメラの構成については、第1の実施の形態で説明した通りであり、重複する説明は省略する。
第2の実施の形態のデジタルカメラの動作について、図5を参照しながら以下に説明する。図5は「25コママルチ画像再生」モードを用いて表示部32の画面上に複数の縮小画像を同時に一覧表示する(再生する)ための処理の内容を表しており、利用者が蓄積されている多数の画像の中から目的の画像を探し出そうとする場合に利用される。
なお、図5に示す動作は、制御プログラム用ROM30に用意されている撮影画像表示プログラムを中央制御部20のマイクロプロセッサが実行することにより実現される。また、中央制御部20のマイクロプロセッサが実行すべき撮影画像表示プログラムについては、それが予め記録された所定の記録媒体、例えばメモリカード、フレキシブルディスク媒体、CD−ROM、DVD−ROMなどから読み込むことも可能である。
再生モードの「1コマ画像再生」状態で、利用者が操作部33を操作し、DISPボタンを押すことにより、「25コママルチ画像再生」モードに切り替えることができ、これにより中央制御部(CPU)20の処理は図5のステップs10に進み、マルチ再生表示を開始する。
このマルチ再生表示では、例えば図6、図8に示すように表示部32の表示画面100に25個の独立した領域101、102、103、・・・、125を設け、それぞれの領域に1つずつ縮小画像を表示する。従って、同時に25コマの画像を一覧表示できる。25コマの各画像は、それらの再生順序に従って、順番に領域101、102、103、・・・、125に配置される。なお、図6中の各領域内に示した番号は各画像の再生順序と対応している。
図5に示す処理を実施する場合には、図8に示すように、領域101、102、103、・・・、125の中に、特別に大きく(その前後の画像と比べて)表示される画像が含まれる場合がある。例えば、図8中の領域101に表示される画像161や、領域103に表示される画像162や、領域104に表示される画像163や、領域105に表示される画像164のサイズ(画素数)はその周囲の画像に比べて大きくなっている。
ステップs10では、記録用内蔵ROM21上又はメディアインタフェース22に接続された外部記録メディアに保持されている多数の画像の中から再生対象の画像を決めるために画像の区分処理を行う。この例では、各画像の撮影日とその画像が保存されているフォルダの区別を表す情報を用い、利用者の入力操作に従って多数の画像データを抽出し、各画像の撮影日とフォルダの区分とに従って各画像の再生順序を決定する。
例えば、記録用内蔵ROM21上に、図7に示すようなディレクトリ構成で各画像のデータファイル群が保存されている場合を想定すると、図7中に示すように再生順序を決定することができる。図7に示す例では、デジタルカメラの画像が保存されるフォルダ「DCIM」の下に2つのフォルダ「100_IMGF」、「101_IMGF」が形成してあり、フォルダ「100_IMGF」の中には4つの画像のデータファイル「DSCF0001.jpg」(撮影日:2007年1月1日)と、「DSCF0002.jpg」(撮影日:2007年1月1日)と、「DSCF0003.jpg」(撮影日:2007年1月2日)と、「DSCF0004.jpg」(撮影日:2007年1月3日)が存在し、もう一方のフォルダ「101_IMGF」の中には21の画像のデータファイル「DSCF0001.jpg」〜「DSCF0021.jpg」が存在する場合を想定している。
図7に示す例では、フォルダ「100_IMGF」の内容をフォルダ「101_IMGF」よりも先に再生する場合を想定しているので、フォルダ「100_IMGF」内の画像のデータファイル「DSCF0001.jpg」〜「DSCF0004.jpg」にはそれらの撮影日時の順番に従って1〜4の再生順序が割り当てられ、フォルダ「101_IMGF」内の画像のデータファイル「DSCF0001.jpg」〜「DSCF0021.jpg」にはそれらの撮影日時の順番に従って5〜25の再生順序が割り当てられている。
図5のステップs11では、マルチ再生表示の処理を開始する。具体的には、ステップs10で区分された多数の画像の中から撮影日時順等に応じた再生順序に従って、画像を25コマずつ取り出し、これらの画像に対して以下の処理を実行する。ステップs12〜s16の処理は、同時に表示すべき25コマの画像のそれぞれについて実行される。
ステップs12では、再生対象として抽出された25コマの画像のそれぞれについて、撮影日時(日付及び時刻)の情報を調べる。
ステップs13では、ステップs12の結果に基づき、処理対象の1つの画像(当画像)の撮影日と、再生順序が当画像の1つ前の画像の撮影日と違うか否かを識別する。撮影日が違う場合はステップs13からs14に進み、撮影日が同じ場合はステップs15に進む。
ステップs14では、処理対象の画像(特定画像)を表示部32の表示画面100上の1つの領域(101〜125のいずれか)に、通常サイズよりも大きい拡大サイズで表示する。画像を表示する位置については、当画像の撮影日時等に応じた再生順序に従って領域101〜125の中から決定される。
ステップs15では、処理対象の画像(特定画像以外)を表示部32の表示画面100上の1つの領域(101〜125のいずれか)に、通常サイズで表示する。画像を表示する位置については、当画像の撮影日時等に応じた再生順序に従って領域101〜125の中から決定される。
ステップs16では、マルチ再生表示の処理が終了したか否かを調べ、終了してなければステップs12に戻って上記の処理を繰り返す。
従って、図5に示す処理を実行することにより、表示画面100には図6、図8に示すような内容が表示される。つまり、25コマの各画像は、それらに割り当てられた再生順序に従って、図6に示すような順番で、つまり領域101、領域102、領域103、領域104、・・・、領域125の順番で各領域が表示場所として割り当てられる。
また、図8に示す例では、領域101に表示される画像161と、領域103に表示される画像162と、領域104に表示される画像163と、領域105に表示される画像164とが通常の画像に比べて大きな拡大サイズで表示されている。
すなわち、この例では図7に示すような25コマ分の画像のデータファイルを再生する場合を想定しており、再生順序が1番の画像161、つまり、フォルダ「100_IMGF」の中にあるデータファイル「DSCF0001.jpg」の撮影日(2007年1月1日)と、再生順序が3番の画像162、つまり、フォルダ「100_IMGF」の中にあるデータファイル「DSCF0003.jpg」の撮影日(2007年1月2日)と、再生順序が4番の画像163、つまり、フォルダ「100_IMGF」の中にあるデータファイル「DSCF0001.jpg」の撮影日(2007年1月3日)と、再生順序が5番の画像164、つまり、フォルダ「101_IMGF」の中にあるデータファイル「DSCF0001.jpg」の撮影日(2007年1月2日)とは、それぞれの直前に再生順序が位置する他の画像と日付が異なるため、「特定画像」としてそれぞれ図5のステップs14で処理され、その結果、図8のように拡大サイズで表示されることになる。
図8に示すように再生順序の順番で並んだ画像群の中で、撮影日が隣接する位置に表示される前の画像とは異なる画像だけを拡大サイズで表示することにより、利用者撮影日の境界を一目で認識することができ、目的の画像を素早く探すのに役立つ。
具体的な表示形態については、例えば図4に示すような内容に変更しても良い。
なお、図5に示した処理においては、ステップs10において、画像を「撮影日」及び「保存先フォルダ」の条件に従って区分する場合を想定しているが、撮影日の代わりに、例えば月単位などの所定の撮影間隔で区分しても良い。また、撮影日以外の様々な撮影条件を用いて区分することもできる。
例えば、デジタルカメラで撮影された画像のデータファイルについては、一般的に「Exif形式」で作成されており、その中に様々な撮影に関する情報が含まれているので、「Exifタグ」を用いることにより、GPS情報や、撮影者・著作権者や、カメラのモデルを表す情報を抽出し、それらを用いて区分しても良い。また、ユーザが撮影情報にイベント情報を付加できる場合には、付加されたイベント情報を用いて区分しても良い。
また、図5に示す処理においては、撮影日の境界を表す特定画像を他の画像に比べて拡大サイズで表示しているが、第1の実施の形態で説明したように、他の表示形態で区別しても良い。
(第3の実施の形態)
本発明のマルチ画像表示装置及びマルチ画像表示方法に関する1つの具体的な実施の形態について図9〜図11を参照しながら以下に説明する。
図9は第3の実施の形態におけるデジタルカメラの主要な動作を示すフローチャートである。図10は第3の実施の形態におけるデジタルカメラのディレクトリ構成を示す模式図である。図11は第3の実施の形態における表示画面上のマルチ再生表示例を示す平面図である。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、図1に示すような構成のデジタルカメラに本発明を適用する場合を想定している。勿論、デジタルカメラ以外であっても、同様に複数のデジタル画像(静止画や動画)の縮小画像を1つの画面上に一覧表示可能な再生機能を有する装置であれば本発明を適用できる。
第3の実施の形態と第1の実施の形態との違いはデジタルカメラの動作、つまり中央制御部20の制御内容だけである。従って、デジタルカメラの構成については、第1の実施の形態で説明したとおりであり、重複する説明は省略する。
第3の実施の形態のデジタルカメラの動作について、図9を参照しながら以下に説明する。図9は「25コママルチ画像再生」モードを用いて表示部32の画面上に複数の縮小画像を同時に一覧表示する(再生する)ための処理の内容を表しており、利用者が蓄積されている多数の画像の中から目的の画像を探し出そうとする場合に利用される。
なお、図9に示す動作は、制御プログラム用ROM30に用意されている撮影画像表示プログラムを中央制御部20のマイクロプロセッサが実行することにより実現される。また、中央制御部20のマイクロプロセッサが実行すべき撮影画像表示プログラムについては、それが予め記録された所定の記録媒体、例えばメモリカード、フレキシブルディスク媒体、CD−ROM、DVD−ROMなどから読み込むことも可能である。
再生モードの「1コマ画像再生」状態で、利用者が操作部33を操作し、DISPボタンを押すことにより、「25コママルチ画像再生」モードに切り替えることができ、これにより中央制御部(CPU)20の処理は図9のステップs20に進み、マルチ再生表示を開始する。
このマルチ再生表示では、例えば図11に示すように表示部32の表示画面100に25個の独立した領域101、102、103、・・・、125を設け、それぞれの領域に1つずつ縮小画像を表示する。従って、同時に25コマの画像を一覧表示できる。25コマの各画像は、それらの再生順序に従って、順番に領域101、102、103、・・・、125に配置される。
図9に示す処理を実施する場合には、図11に示すように、領域101、102、103、・・・、125の中に、特別に大きく(その前後の画像と比べて)表示される画像が含まれる場合がある。例えば、図11中の領域101に表示される画像171や、領域105に表示される画像172や、領域107に表示される画像173や、領域121に表示される画像174のサイズ(画素数)はその周囲の画像に比べて大きくなっている。
ステップs20では、記録用内蔵ROM21上又はメディアインタフェース22に接続された外部記録メディアに保持されている多数の画像の中から再生対象の画像を決めるために画像の区分処理を行う。この例では、各画像が保存されているフォルダの区別、並びに各画像のデータファイルのファイル名を表す情報を用い、利用者の入力操作に従って多数の画像データを抽出し、各画像のフォルダの区分と及びファイル名に従って各画像の再生順序を決定する。
例えば、記録用内蔵ROM21上に、図10に示すようなディレクトリ構成で各画像のデータファイル群が保存されている場合を想定すると、図10中に示すように再生順序を決定することができる。図10に示す例では、デジタルカメラの画像が保存されるフォルダ「DCIM」の下に3つのフォルダ「100_IMGF」、「101_IMGF」、「100IMAGE」が形成してあり、フォルダ「100_IMGF」の中には6つの画像のデータファイル「DSCF0001.jpg」、「DSCF0002.jpg」、「DSCF0003.jpg」、「DSCF0004.jpg」、「XYZ_0001.jpg」、「XYZ_0002.jpg」が存在し、フォルダ「101_IMGF」の中には14の画像のデータファイル「DSCF0001.jpg」、「DSCF0002.jpg」、「DSCF0003.jpg」、・・・、「DSCF0014.jpg」が存在し、フォルダ「100IMAGE」の中には5つの画像のデータファイル「070101_001.jpg」、「070101_002.jpg」、「PICT0001.jpg」、「PICT0002.jpg」、「PICT0003.jpg」が存在する場合を想定している。
図7に示す例では、フォルダ「100_IMGF」の内容を先に再生し、次にフォルダ「101_IMGF」の内容を再生し、次にフォルダ「100IMAGE」の内容を再生する場合を想定しているので、フォルダ「100_IMGF」内の各画像のデータファイルには、ファイル名に従って1番から6番の再生順序が割り当てられ、フォルダ「101_IMGF」内の各画像のデータファイルには、ファイル名に従って7番から20番の再生順序が割り当てられ、フォルダ「100IMAGE」内の各画像のデータファイルには、ファイル名に従って21番から25番の再生順序が割り当てられている。
図9のステップs21では、マルチ再生表示の処理を開始する。具体的には、ステップs20で区分された多数の画像の中から再生順序に従って、画像を25コマずつ取り出し、これらの画像に対して以下の処理を実行する。ステップs22〜s27の処理は、同時に表示すべき25コマの画像のそれぞれについて実行される。
ステップs22では、再生対象として抽出された25コマの画像のそれぞれについて、パス、すなわち保存先のフォルダ名やファイル名の情報を調べる。
ステップs23では、ステップs22の結果に基づき、処理対象の1つの画像(当画像)の保存先フォルダと、再生順序が当画像の1つ前の画像の保存先フォルダとが違うか否かを識別する。保存先フォルダが違う場合はステップs23からs24に進み、保存先フォルダが同じ場合はステップs25に進む。
ステップs24では、処理対象の画像(特定画像)を表示部32の表示画面100上の1つの領域(101〜125のいずれか)に、通常サイズよりも大きい拡大サイズで表示する。画像を表示する位置については、当画像のパスに応じた再生順序に従って領域101〜125の中から決定される。
ステップs25では、ステップs22の結果に基づき、処理対象の1つの画像(当画像)のファイル名のフォーマットと、再生順序が当画像の1つ前の画像のファイル名のフォーマットとが違うか否かを識別する。ファイル名のフォーマットが違う場合はステップs25からs24に進み、ファイル名のフォーマットが同じ場合はステップs26に進む。つまり、保存先のフォルダが同じ場合でも、ファイル名のフォーマットが変わった場合には、当画像を特定画像とみなす。
ステップs26では処理対象の画像(特定画像以外)を表示部32の表示画面100上の1つの領域(101〜125のいずれか)に、通常サイズで表示する。画像を表示する位置については、当画像のパスに応じた再生順序に従って領域101〜125の中から決定される。
ステップs27では、マルチ再生表示の処理が終了したか否かを調べ、終了してなければステップs22に戻って上記の処理を繰り返す。
従って、図9に示す処理を実行することにより、表示画面100には図11に示すような内容が表示される。つまり、25コマの各画像は、それらに割り当てられた再生順序に従って、領域101、領域102、領域103、領域104、・・・、領域125の順番で各領域が表示場所として割り当てられる、表示画面100に一覧表示される。
また、図11に示す例では、領域101に表示される画像171と、領域104に表示される画像172と、領域107に表示される画像173と、領域121に表示される画像174と、領域123に表示される画像175とが通常の画像に比べて大きな拡大サイズで表示されている。
すなわち、この例では図7に示すような画像群の中から、25コマ分の画像のデータファイルを再生する場合を想定しており、再生順序が1番の画像171、つまり、フォルダ「100_IMGF」の中にあるデータファイル「DSCF0001.jpg」と、再生順序が7番の画像173、つまり、フォルダ「101_IMGF」の中にあるデータファイル「DSCF0001.jpg」と、再生順序が21番の画像174、つまり、フォルダ「100IMAGE」の中にあるデータファイル「070101_001.jpg」のそれそれについては、保存先のフォルダがそれぞれの直前に再生順序が位置する他の画像と異なるため、「特定画像」としてそれぞれ図9のステップs24で処理され、その結果、図11のように拡大サイズで表示されることになる。
また、再生順序が5番の画像172、つまり、フォルダ「100_IMGF」の中にあるデータファイル「XYZ_0001.jpg」については、ファイル名のフォーマットが前のフォーマットの「DSCF****」から「XYZ_****」に変化している(****は任意の文字を表す)ので、「特定画像」として処理される。再生順序が23番の画像175、つまり、フォルダ「100IMAGE」の中にあるデータファイル「PICT0001.jpg」についても、同様にファイル名のフォーマットが「YYMMDD****」から「PICT****」に変化している(YYMMDDは年月日を表す文字列)ため「特定画像」として処理される。
図11に示すように再生順序の順番で並んだ画像群の中で、保存先フォルダやファイル名のフォーマットが隣接する位置に表示される前の画像とは異なる画像だけを拡大サイズで表示することにより、利用者は互いに撮影環境が異なる画像群の境界を一目で認識することができ、目的の画像を素早く探すのに役立つ。すなわち、保存先フォルダが異なる画像や、ファイル名のフォーマットが異なる画像については、撮影環境が異なるグループに属することは明らかであり、この違いを表示する画像の大きさなどで区分することにより、利用者は画面上で各画像のグループの違いを瞬時に把握できる。
具体的な表示形態については、例えば図4に示すような内容に変更しても良い。
なお、図9に示した処理においては、ステップs20において、画像を「保存先フォルダ」及び「ファイル名」の条件に従って区分する場合を想定しているが、他の様々な撮影条件を用いて区分することもできる。
例えば、デジタルカメラで撮影された画像のデータファイルについては、一般的に「Exif形式」で作成されており、その中に様々な撮影に関する情報が含まれているので、「Exifタグ」を用いることにより、GPS情報や、撮影者・著作権者や、カメラのモデルを表す情報を抽出し、それらを用いて区分しても良い。また、ユーザが撮影情報にイベント情報を付加できる場合には、付加されたイベント情報を用いて区分しても良い。
また、図9に示す処理においては、フォルダ及びファイル名のフォーマットが変わる境界の特定画像を他の画像に比べて拡大サイズで表示しているが、第1の実施の形態で説明したように、他の表示形態で区別しても良い。
以上のように、本発明のマルチ画像表示装置及びマルチ画像表示方法は、例えばデジタルカメラのように、複数の画像をサムネールのような形式で画面上に一覧表示する再生機能を備える様々な再生機器に適用することができる。特に、画像の再生に利用可能な表示画面のサイズが小さいか又は解像度が低い場合であっても、限られた表示画面の中により多くの画像を表示し、しかも撮影日の違いなど画像群の境界に関する情報を利用者に伝えることができるため、蓄積されている大量の画像群の中から利用者が目的の画像を探し出そうとするような場合に便利である。
各実施の形態のデジタルカメラの主要なハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるデジタルカメラの主要な動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における表示画面上のマルチ再生表示例を示す平面図である。 第1の実施の形態における表示画面上のマルチ再生表示例を示す平面図である。 第2の実施の形態におけるデジタルカメラの主要な動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるマルチ再生画面上の各画像と再生順序との関係を示す平面図である。 第2の実施の形態におけるデジタルカメラのディレクトリ構成を示す模式図である。 第2の実施の形態における表示画面上のマルチ再生表示例を示す平面図である。 第3の実施の形態におけるデジタルカメラの主要な動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態におけるデジタルカメラのディレクトリ構成を示す模式図である。 第3の実施の形態における表示画面上のマルチ再生表示例を示す平面図である。
符号の説明
11 フォーカスレンズ
12 ズームレンズ
13 絞りシャッター
14 モータ
15 モータ駆動回路
16 撮像素子
17 A/D変換器
18 画像信号処理部
19 積算部
20 中央制御部(CPU)
21 記録用内蔵ROM
22 メディアインタフェース
23 メディア制御部
24 USBコネクタ
25 USB通信制御部
28 圧縮伸張処理部
29 RAM
30 制御プログラム用ROM
31 表示制御部
32 表示部
33 操作部

Claims (14)

  1. 所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示する機能を備えたマルチ画像表示装置であって、
    表示候補となる複数の画像データを所定の条件に従って区分する画像抽出手段と、
    前記画像抽出手段によって区分され、前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、撮影日時が最も古い少なくとも1つの特定画像について、他の画像と区別するための表示形態を実現する区切り表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とするマルチ画像表示装置。
  2. 請求項1記載のマルチ画像表示装置であって、
    前記区切り表示制御手段は、前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、撮影日時が最も古い画像が複数存在する場合は、撮影日時が同じ複数の画像の中で再生順序が先に割り当てられた画像を前記特定画像として選択することを特徴とするマルチ画像表示装置。
  3. 所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示する機能を備えたマルチ画像表示装置であって、
    表示候補となる複数の画像データを所定の条件に従って区分する画像抽出手段と、
    前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、前記画像抽出手段による区分の結果、再生順序が当該画像の1つ前の画像とは異なるグループに区分された先頭の画像を特定画像として抽出し、少なくとも前記特定画像について、他の画像と区別するための表示形態を実現する区切り表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とするマルチ画像表示装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のマルチ画像表示装置であって、
    前記画像抽出手段は、同一撮影日の画像、所定の時間内に撮影された画像、撮影地の位置情報が所定範囲内にある画像、同一の撮影者・著作権者、同一の撮影装置モデル、ユーザにより付加されたイベント情報が同じ画像、の少なくとも1つの条件に従って表示候補となる複数の画像データを区分することを特徴とするマルチ画像表示装置。
  5. 所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示する機能を備えたマルチ画像表示装置であって、
    表示候補となる複数画像のそれぞれについて、再生の順序と、保存先の区別を表すフォルダ名もしくは記録メディアの区分とを識別し、同じ保存先に存在する複数の画像の中で再生の順序が最初に位置する画像を特定画像として選択する特定画像検出手段と、
    前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、前記特定画像検出手段が選択した特定画像について、同じ保存先に存在する他の画像と区別するための表示形態を実現する区切り表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とするマルチ画像表示装置。
  6. 請求項5記載のマルチ画像表示装置であって、
    前記特定画像検出手段は、表示候補の各画像についてファイル形式の違いの有無を調べ、同じ保存先に複数種類のファイル形式の画像が存在する場合には、同じファイル形式の複数の画像の中で再生順序が先頭に位置する画像も前記特定画像として選択することを特徴とするマルチ画像表示装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載のマルチ画像表示装置であって、
    前記区切り表示制御手段は、
    (a)前記特定画像を他の画像よりも拡大して表示する
    (b)前記特定画像に対して他と相違するアイコンを付与して表示する
    (c)前記特定画像の枠の色もしくは太さもしくは種類に関する表示形式を他の画像の枠に対して変更する
    (d)前記特定画像と1つ前に配置される画像との間に境界線を表示する
    (e)前記特定画像を表示する領域の1つ前に日付情報で構成される像を表示する
    のうち少なくとも1つを実行することを特徴とするマルチ画像表示装置。
  8. 所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示するためのマルチ画像表示方法であって、
    表示候補となる複数の画像データを所定の条件に従って区分し、
    区分の結果に基づき、前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、撮影日時が最も古い少なくとも1つの特定画像を抽出し、前記特定画像について他の画像と区別するための表示形態を実現する区切り表示を行うことを特徴とするマルチ画像表示方法。
  9. 請求項8記載のマルチ画像表示方法であって、
    前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、撮影日時が最も古い画像が複数存在する場合は、撮影日時が同じ複数の画像の中で再生順序が先に割り当てられた画像を前記特定画像として選択することを特徴とするマルチ画像表示方法。
  10. 所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示するためのマルチ画像表示方法であって、
    表示候補となる複数の画像データを所定の条件に従って区分し、
    前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、前記区分の結果、再生順序が当該画像の1つ前の画像とは異なるグループに区分された先頭の画像を特定画像として抽出し、少なくとも前記特定画像について、他の画像と区別するための表示形態で区切り表示することを特徴とするマルチ画像表示方法。
  11. 請求項8〜請求項10のいずれか1項記載のマルチ画像表示方法であって、
    表示候補となる複数の画像データを区分するための条件については、同一撮影日の画像、所定の時間内に撮影された画像、撮影地の位置情報が所定範囲内にある画像、同一の撮影者・著作権者、同一の撮影装置モデル、ユーザにより付加されたイベント情報が同じ画像、の少なくとも1つとすることを特徴とするマルチ画像表示方法。
  12. 所定の記憶媒体上に蓄積されている多数の画像データの中から一部分の画像を取り出し、1つの表示画面上に複数の画像データを可視画像の集合として並べて同時に表示するためのマルチ画像表示方法であって、
    表示候補となる複数画像のそれぞれについて、再生の順序と、保存先の区別を表すフォルダ名もしくは記録メディアの区分とを識別し、同じ保存先に存在する複数の画像の中で再生の順序が最初に位置する画像を特定画像として選択し、
    前記表示画面上に並べて表示される複数の画像の中で、選択された前記特定画像について、同じ保存先に存在する他の画像と区別するための表示形態を実現する区切り表示を行うことを特徴とするマルチ画像表示方法。
  13. 請求項12記載のマルチ画像表示方法であって、
    前記特定画像を検出する際に、表示候補の各画像についてファイル形式の違いの有無を調べ、同じ保存先に複数種類のファイル形式の画像が存在する場合には、同じファイル形式の複数の画像の中で再生順序が先頭に位置する画像も前記特定画像として選択することを特徴とするマルチ画像表示方法。
  14. 請求項8〜請求項13のいずれか1項記載のマルチ画像表示方法であって、
    前記区切り表示を実現するために、
    (a)前記特定画像を他の画像よりも拡大して表示する
    (b)前記特定画像に対して他と相違するアイコンを付与して表示する
    (c)前記特定画像の枠の色もしくは太さもしくは種類に関する表示形式を他の画像の枠に対して変更する
    (d)前記特定画像と1つ前に配置される画像との間に境界線を表示する
    (e)前記特定画像を表示する領域の1つ前に日付情報で構成される像を表示する
    のうち少なくとも1つを実行することを特徴とするマルチ画像表示方法。
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