JP5032385B2 - 球体を備える合成樹脂製容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ラムネ瓶に代表される球体を備える合成樹脂製容器に関するものである。
容器口部の封止機能を果たし、開封後には容器内で自由に移動することで使用者の関心を惹きつける球体を備える合成樹脂製容器は既知である(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3697635号公報
しかしながら、こうした容器は、ポリエチレンテレフタレート(PET)に代表される合成樹脂で構成されているため、例えば、内容物が炭酸ガスを含んでいると、容器の内圧変化に伴って球体の落下を阻止する小口が変形することがある。このため、小口が変形して広がって、小口の断面形状が真円形状に近づくと、球体が小口に合さって流路を塞いだり、球体が落下してしまうことが懸念される。
本発明の解決すべき課題は、小口の断面形状が真円形状に変形することにあり、
本発明の目的は、小口の断面形状が変形し難い、球体を備えた新規な合成樹脂製容器を提供することにある。
本発明である、球体を備える合成樹脂製容器は、内容物の充填空間を形作る胴部内面を一部縮小してその内側に小口を形成し、この小口周りの胴部内面によって当該胴部と別体の球体を落下不能に載置可能な合成樹脂製容器において、前記小口の断面形状を多角形状としたことを特徴とするものである。
本発明に係る多角形状には、三角形状、四角形状、五角形状等が挙げられるが、かかる多角形状は正多角形状であることが好ましい。また、多角形状は、その角数が増えるに従って真円形状に近づくため、最も角数の少ない三角形状が好ましい。但し、三角形状としても、正三角形に限らず、二等辺三角形であってもよい。
本発明によれば、球体を載置する胴部内面によって形作られる小口の断面形状を、辺と角とで構成された多角形状としたことから、小口の断面形状は、その幾何学的な形状によって高い剛性を有している。このため、内容物が炭酸ガスを含んでいる等に起因して、容器の内圧が上昇する等しても、小口の断面形状は変形し難い。
このため、小口が変形して広がって、小口の断面形状が真円形状に近づき難く、球体が小口に合さって流路を塞いだり、球体が落下してしまうことない。即ち、本発明によれば、容器の内圧が上昇する等しても、球体が小口を塞いだり、落下することのない、球体を備えた新規な合成樹脂製容器を提供することができる。
また、本発明に係る多角形状を正多角形状とすれば、小口の中心付近に球体を位置させることで、均等な流路を確保することができる。
加えて、本発明に係る小口の断面形状を三角形状とすれば、小口の断面形状が真円形状に近づく変形が起こり難くなるため、小口の変形を更に効果的に抑制することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一形態を詳細に説明する。
図1及び図2はそれぞれ、本発明の一形態である球体を備えたPETボトル(以下、「ラムネボトル」という)1を示す正面図及び側面図である。なお、図2は、図1を一部省略した状態で示す。また、図3は、図1のX−X断面図である。
ラムネボトル1の基本的な外観形状は、二軸延伸ブロー成形を用いて形作られている。口部2は、炭酸水等の内容物の充填及び注出の可能な開口部Aを有し、図示せぬスクリューキャップが着脱可能に螺着されるねじ部2sを有する。
口部2は、ネック3から肩部4を経て内容物が充填される胴部に繋がる。ネック3にはネックリング3rが設けられている。
ラムネボトル1の胴部には、その一部を縮小して縮小部5が形成されている。このため、ラムネボトル1の胴部は、縮小部5を介して、上側胴部6と下側胴部7とに区画されている。即ち、ラムネボトル1は、図3に示すように、内容物の充填空間を形作る胴部内面Fを一部縮小して、その内側に小口Rを形成し、この小口R周りの胴部内面Fによって、球体Bを落下不能に載置することができる。
縮小部5は、3つの縮小辺5aと3つの湾曲する隅部5cとで構成されたほぼ正三角形である。即ち、縮小部5の内側に形作られる小口Rの断面形状も、図3に示すように、3つの縮小辺側内面Faを隅部側内面Fcを介して繋いだほぼ正三角形である。
これにより、口部2から投入した球体Bは、図3の破線に示すように、小口R周りの胴部内壁Fによって、小口Rを通って下側胴部7に落下することなく載置することができる。また、球体Bを載置したとき、球体Bと小口Rとの間には、均等な3つの流路Cが形成される。
ビー球に代表される球体B(図面では破線にて示す)は、既存のラムネ瓶と同様、開封前の状態では、口部2に装着されたキャップの内側に保持されている。そして、開封時も、既存のラムネ瓶と同様、球体Bをラムネボトル1の内側に押し込むことで、当該ボトル1内に落下させる。なお、符号6nは、胴部内側(ボトル軸線O)に向かって突出する複数の凹部である。
こうしたラムネボトル1によれば、球体Bを載置する胴部内面Fによって形作られる小口Rの断面形状を、図3に示す如く、辺と角とで構成された多角形状としたことから、小口Rの断面形状は、その幾何学的な形状によって高い剛性を有している。このため、内容物が炭酸ガスを含んでいる等に起因して、ラムネボトル1の内圧が上昇する等しても、小口Rの断面形状は変形し難い。
このため、小口Rが変形して広がって、小口Rの断面形状が真円形状に近づき難く、球体Bが小口Rに合さって流路Cを塞いだり、球体Bが落下してしまうことない。即ち、本発明によれば、ラムネボトルの内圧が上昇する等しても、球体Bが小口Rを塞いだり、落下することのない、新規なラムネボトル1を提供することができる。
また、本形態の如く、小口Rの断面形状を正多角形状とすれば、小口Rの中心(ボトル軸線O)付近に球体を位置させることで、均等な流路Cを確保することができる。
加えて、本形態の如く、小口Rの断面形状を三角形状とすれば、小口Rの断面形状が真円に近づく変形が起こり難くなるため、小口Rの変形を更に効果的に抑制することができる。
上述したところは、本発明の好適な形態をしたものであるが、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、本形態では、その内容物を炭酸飲料水で説明したが、内容物についてはこれに限定されるものではない。例えば、上記形態に係る多角形状は、隅部Cを湾曲した構成であるが、かかる構成は、鋭角な構成を否定するものではない。また、小口Rの断面形状も、三角形状に限定されることなく、四角形状、五角形状等が挙げられるが、角数が多くなることにより断面形状が真円に近づくことを考慮して、必要な角数を適切に選択することができる。
本発明の一形態である球体を備えたPETボトルを示す正面図である。 同形態を一部省略した状態で示す側面図である。 図1のX−X断面図である。
符号の説明
1 PETボトル(ラムネボトル)
2 口部
3 ネック
4 肩部
5 縮小部
5a 縮小辺
5c 隅部
6 上側胴部
6n 凹部
7 下側胴部
A 開口部(口部)
B 球体
C 流路
F 胴部内面
Fa 縮小辺側内面
Fc 隅部側内面
O ボトル軸線(小口の中心)
R 小口

Claims (3)

  1. 内容物の充填空間を形作る胴部内面を一部縮小してその内側に小口を形成し、この小口周りの胴部内面によって当該胴部と別体の球体を落下不能に載置可能な合成樹脂製容器において、
    前記小口の断面形状を多角形状としたことを特徴とする球体を備える合成樹脂製容器。
  2. 請求項1において、前記多角形状は、三角形状であることを特徴とする球体を備える合成樹脂製容器。
  3. 請求項1または2において、前記多角形状は、正多角形状であることを特徴とする球体を備える合成樹脂製容器。
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