JP5032134B2 - 自動二輪車における音響装置の配置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、速度等を表示するメータおよび音響操作装置を備えた自動二輪車における音響装置の配置構造に関する。
一般に、車両に関する速度や、エンジン回転数等の情報を表示するメータと、音響装置における再生操作等を指示する音響操作装置とを操舵部の近傍にまとめて配置した自動二輪車が知られている。この種の従来の自動二輪車では、上述したメータおよび音響操作装置を、ヘッドパイプの軸方向から見て、該ヘッドパイプの前方に配置していた(例えば、特許文献1参照)。
実公昭63−3583号公報
しかし、メータおよび音響操作装置を、ヘッドパイプの前方に配置するとメータに対する視認性を確保しつつ音響操作装置の操作性を確保することが難しくなる。
また、従来の構成では、音響操作装置がメータの前方に配置されるため、音響操作装置を操作する場合に運転者はメータの前方まで手を伸ばす必要があり、運転者の操作性を配慮した位置に、該音響操作装置を配置する構成が望まれていた。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、メータに対する視認性を確保しつつ音響操作装置の操作性を確保できる自動二輪車における音響装置の配置構造を提供することにある。
本発明では、車両に関する情報を表示するメータ(55)と、音響装置(79)における再生操作等を指示する音響操作装置(70)とを操舵部(26)の近傍に配置した自動二輪車において、前記操舵部(26)の前方から後方に平坦状に延出するメータパネル(173)を備え、前記メータ(55)および前記音響操作装置(70)は、別体で前記メータパネル(173)にそれぞれ配置されるとともに、前記操舵部(26)を支持するヘッドパイプ(27)の軸方向から見て、前記メータ(55)、前記ヘッドパイプ(27)の近傍かつ前方に配置され、前記音響操作装置(70)は、音響操作を行うための複数の操作部(71)を備えるとともに前記ヘッドパイプ(27)の近傍かつ後ろ側に配置され、前記複数の操作部(71)は、前記音響操作装置(70)の後端に沿うように略横一列に配置され、前記車両の車体カバー(158a)は、前記音響操作装置(70)の後端から屈曲して下方に延びるように形成されていることを特徴とする。
本発明では、メータおよび音響操作装置が別体で構成されるため、これらが混在する構成に比べて、運転者にとっての視認性が向上する。
また、メータが、ヘッドパイプの近傍かつ前方に配置され、音響操作装置が、ヘッドパイプの近傍かつ後ろ側に配置されるため、これらが混在する構成に比べ、運転者にとっての視認性が向上し、音響操作装置の操作性を確保できる。
また、前記ヘッドパイプ(27)の近傍且つ後ろ側であって前記複数の操作部(71)の前方の位置に、音響再生情報等を表示する横長形状の表示部(74)が、前記複数の操作部(71)と略平行となるように配置されていてもよい。
また、前記複数の操作部(71)は、音量調整を行うためのボリューム操作部(71e)と、複数の音源を切り換える音源切換用操作部(71a,71b,71c)とを含み、 前記ボリューム操作部(71e)は、前記操舵部(26)の近傍且つ車両幅方向の略中心部に配置され、前記音源切換用操作部(71a,71b,71c)は、前記ボリューム操作部(71e)よりも左側に配置されていてもよい。
複数の操作部のうちでも、特に音量に関する操作部は操作頻度が高く、そのようなものを中心部に配置したため、より一層操作し易くなる。
また、前記音源切換用操作部(71a,71b,71c)は、AMラジオに切換えるAMラジオ操作部(71b)と、FMラジオに切換えるFMラジオ操作部(71c)と、外部音声入力に切換える外部音声入力操作部(71a)とを含んでもよい。
本発明では、メータおよび音響操作装置が別体で構成されると共に、メータが、ヘッドパイプの近傍かつ前方に配置され、音響操作装置が、ヘッドパイプの近傍かつ後ろ側に配置されるため、メータに対する運転者にとっての視認性を確保しつつ、音響操作装置の操作性を確保できる。
音響操作を行うための、あるいは選局等を行うための複数の操作部のうち、操作頻度が高い音量調整に関する操作部を、操舵部の近傍かつ音響操作装置の略中心部に配置すれば、より一層操作し易くなる。
以下、本発明の一実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1はスクータ型車両の左側面図を示す。本明細書で前後左右は、車両の前後左右を基準にしたものとする。
図1において、自動二輪車であるスクータ型車両の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク25ならびに該フロントフォーク25に連結される操向ハンドル26を操向可能に支承するヘッドパイプ27を前端に備えるものであり、後輪WRを後端で支持するユニットスイングエンジンUEが車体フレームFの前後方向中間部で上下揺動可能に支承され、ユニットスイングエンジンUEよりも前方で車体フレームFには、側面視で上下に長く形成される燃料タンク28と、該燃料タンク28よりも後方に配置されるラジエータ29とが搭載される。また車体フレームFには、前記ユニットスイングエンジンUEを上方から覆うようにして収納ボックス30が取付けられており、この収納ボックス30上に、前部シート32および後部シート33を有してタンデム型に構成される乗車用シート31が配置される。さらに車体フレームF、前記ユニットスイングエンジンUEの前部、燃料タンク28、ラジエータ29および収納ボックス30を覆う合成樹脂製の車体カバー34が車体フレームFに取付けられている。
車体フレームFは、上記ヘッドパイプ27と、該ヘッドパイプ27に連設されて後ろ下がりに延びる左右一対の上ダウンフレーム37と、上ダウンフレーム37よりも下方でヘッドパイプ27に連設されて後ろ下がりに延びる傾斜部38aの後端に水平部38bが一体に連設されて成るとともに、上ダウンフレーム37の後端部に後端が溶接される左右一対の下ダウンフレーム38と、両上ダウンフレーム37の中間部から後ろ上がりに延びる左右一対のシートレール39と、上ダウンフレーム37の後部およびシートレール39の後部間を連結する左右一対のリヤフレーム40と、上ダウンフレーム37、下ダウンフレーム38およびリヤフレーム40の外側方に配置されて前後に延びる左右一対のサポートフレーム41とを備えている。
両サポートフレーム41は、車体カバー34がその左右に備えるステップフロア159を下方から支持するものであり、両サポートフレーム41の前端は下ダウンフレーム38における傾斜部38aの下部に結合され、また両サポートフレーム41の後端はリヤフレーム40の中間部に結合される。
車体カバー34は、ヘッドパイプ27の前部および前輪WFの上部を覆うフロントカバー156と、フロントカバー156の左右両側に接合される左右一対のフロントサイドカバー157と、前部シート32に座乗したライダーの脚部前方を覆うとともにヘッドパイプ27を後方側から覆うようにして両フロントサイドカバー157に接合されるレッグシールド158と、レッグシールド158の上部に位置し、同じくヘッドパイプ27を後方側から覆うようにして両フロントサイドカバー157に接合されるインナーカバー158aと、レッグシールド158に連なって後方に延びるとともにその下端部でステップフロア159を形成する左右一対のフロアセンターカバー160と、ステップフロア159の外縁から下方にそれぞれ垂下される左右一対のフロアサイドカバー161と、上記ステップフロア159の後部に設けられる左右一対のパッセンジャーステップ162と、乗車用シート31の両側下方に配置されるとともにフロアサイドカバー161に連設されて後方に延びる左右一対のボディサイドカバー163と、ボディサイドカバー163の後ろ側下部に連設される左右一対のリヤロアカバー164と、収納ボックス30の後部膨出部121およびグラブレール118の後部間に配置されるリヤアッパーカバー165と、左右一対のテールライトユニット123間に配置されるとともに収納ボックス30の後部膨出部121を後方から覆うようにしてリヤアッパーカバー165に連なるリヤセンターカバー166とを備える。
後輪WRを後方から覆うリヤフェンダ181には、ライセンスプレート182、リフレクタ183およびライセンスライト184が取付けられ、このリヤフェンダ181は、左右一対のテールライトユニット123、車体カバー34の一部を構成するカバー部材であるリヤアッパーカバー165およびリヤセンターカバー166とともに収納ボックス30の後部膨出部121に取付けられている。
前輪WFを上方から覆うフロントフェンダ175はフロントフォーク25に支持され、操向ハンドル26には、左右一対のバックミラー176と、各灯器等を操作するためのスイッチケース178等が取付けられている。フロントカバー156の前部両側と、左右一対のフロントサイドカバー157の前部との間にはヘッドライト171が配置され、ヘッドライト171の下方で両フロントサイドカバー157の前部にはウインカ172が配置されている。フロントカバー156、両フロントサイドカバー157およびレッグシールド158の上部には、メータ類を配置するためのメータパネル173が接合され、メータパネル173の前部には上方に隆起するようにしてメータバイザ173aが一体に設けられ、メータバイザ173aの前方にはウインドシールド174が配置されている。
ユニットスイングエンジンUEは、シリンダ軸線をほぼ水平とした水冷式のエンジンEと、該エンジンEの出力を、伝達ベルトおよびプーリによって無段階に変速して後輪WRに伝達するベルト式の無段変速機Mとで構成され、該無段変速機Mは、変速用のアクチュエータとしての電動モータ42の作動に応じてクランクシャフト側の可動プーリを駆動して変速比を無段階に変化させる。無段変速機Mの変速機ケース43は、エンジンEにおけるクランクケース44の左側にエンジンEから張り出すようにして連設され、後輪WRの左側まで延設されている。また、両上ダウンフレーム37の後端すなわち下端にはブラケット65が取付けられ、両ブラケット65にメインスタンド66が回動可能に支持されている。このメインスタンド66を起立させると、後輪WRを浮かせてスクータ型車両を自立させることができ、スクータ型車両の走行時には、後輪WRを接地させるようにメインスタンド66を格納すればよい。
図2は、上記操向ハンドル26を含む操舵部の斜視図であり、図3は、該操舵部をヘッドパイプ27の軸方向から見た図である。図2において、50はハンドルポストを示し、ハンドルポスト50は、図1に示すように、ヘッドパイプ27に支持されたステアリングステム51の上端に取付けられている。ハンドルポスト50の上面には、図2に示すように、一対のホルダ52を介して操向ハンドル26が取付けられ、操向ハンドル26には、上述したバックミラー176、スイッチケース178の他に、ブレーキマスタシリンダ53、ブレーキレバー54等が取付けられている。
操向ハンドル26の前方には、前部にメータバイザ173aを一体に備えたメータパネル173が設けられ、メータパネル173には、図2および図3に示すように、車両に関する速度やエンジン回転数等の情報を表示するためのメータ55と、メータ55の両側に隣接して配置された一対のスピーカ56とが設けられている。
一対のスピーカ56は、図1に示すように、それぞれ略円筒形状のケース本体56aを備え、これらのケース本体56aは、上述したステアリングステム51と略平行に延出し、車体前方に傾斜するように配置されている。メータ55は、図4に示すように、ロアケース57と、メータ本体58と、リフレクタプレート59と、レンズアッセンブリ60とを備え、これらを組み合わせて構成されている。ロアケース57、リフレクタプレート59およびレンズアッセンブリ60は、略同一の外形形状を有し、それぞれの両縁部には、内側に略円弧状に凹んだ逃げ部61,62が形成されている。
逃げ部61,62は、図2および図3に示すように、両側に配置されたスピーカ56の略円形形状に対応し、スピーカ56の外縁部が、逃げ部61,62に接近し入り込むことで、メータパネル173の長手寸法を小さくできる。これによれば、メータパネル173自体が小型化されるため、ハンドル操舵部周辺のコンパクト化が可能になる。メータ55には、図中左から順に、燃料タンクの燃料量計55a、速度計55b、デジタル表示時計55c、エンジン回転数計55d、水温計55e等の車両に関する各種の表示手段が設けられ、スピーカ56に近接した上記逃げ部61,62側には、速度計55b、エンジン回転数計55d以外の表示手段として、水温計55e、燃料量計55a等がそれぞれ配置されている。水温計55e、燃料量計55a等は走行中の必要情報を表示するものではなく、これらはスピーカ56に近接するメータ側部に小さく表示し、本構成では、走行中に特に必要な情報を表示する速度計55b、エンジン回転数計55d等は、メータ中央に大きく表示して視認性を高めている。
本構成では、上述したハンドル操舵部周辺に、音響装置における再生操作等を指示する音響操作装置70が設けられている。音響操作装置70は、メータ55と別体に形成されており、ヘッドパイプ27(図1参照。)の軸方向から見て、図3に示すように、ヘッドパイプ27を境に後方、すなわち運転者側に配置されている。メータ55は、ヘッドパイプ27を境に前方、運転者から離れる側に配置されている。
音響操作装置70はパネル本体72を備え、パネル本体72の前縁には、ハンドルポスト50の外縁部が入り込む略円弧状の逃げ部73が形成されている。パネル本体72の表面には、逃げ部73に隣接して、音響再生情報等を表示する横長形状の表示部74が設けられ、さらに、表示部74と略平行に複数の操作部71が略横一列に配置されている。これら操作部71は、図中左から順に、外部音声入力操作部(AUX)71a、AMラジオ操作部71b、FMラジオ操作部71c(以上、音源切換用操作部。)、ラジオ選局または選曲を行うためのマイナスチューナー71d、音量調整に関するボリューム操作部71e、ラジオ選局または選曲を行うためのプラスチューナー71f、交通情報受信用操作部71g、消音用電子ボリューム操作部71h、そして、音響操作を行うための低音高音バランス調整用操作部71i等である。表示部74の横には電源操作部71jが配置される。本構成では、ボリューム操作部71eが、操舵部の近傍、かつ音響操作装置70のパネル本体72の略中心部に配置されている。
図5は、音響操作装置70を運転席側から見た図、図6は、音響操作装置70を取り外して運転席側から見た図である。図5に示すように、音響操作装置70の下方には、上述したインナーカバー158a(図1参照。)に形成されたインナーボックス(収納ボックス)75が配置され、インナーボックス75の左右開口75a,75bには、それぞれ小物収納用のポケットカバー76(図1)付きのポケットカウル77(図1)が引き出し自在に設けられている。78はエンジン始動スイッチである。図6に示すように、インナーボックス75の上面と、メータバイザ173aを一体に備えたメータパネル173との間には、空間Kが形成されている。
図7は、インナーボックス75の周辺構成を示す側面図、図8は、同じく上面図、図9は、同じく斜視図である。上記空間Kは、図7に示すように、略水平に配置されたインナーボックス75の上面と、所定の角度で略前上がりに配置されたメータパネル173と、所定の角度で略前下がりに配置されたスピーカ56のケース本体56aとで囲まれた、側面視で略三角形状の空間Kであり、該空間Kは、その側面部がフロントサイドカバー157で覆われている。該空間Kのうち、インナーボックス75の左開口75aの上方に該当する空間K1内には、図7ないし図9に示すように、音響部品79が略水平状態で配置されている。音響部品79は音響装置を構成し、コネクタ79d(図7)を介して、バッテリー電源と、一対のスピーカ56と、音響操作装置70とに接続されている。そして、音響部品79は、図示は省略したが、ボリューム操作部71eの操作に連動して音量を変化させるパワーアンプや、アンテナ線79e(図7)を介して車体後部のアンテナ(不図示)に接続されたAM、FMラジオの受信機等を収納し、さらには、携帯型オーディオプレーヤ(不図示)を接続するための外部音声入力端子、制御線の接続端子等を備える。これら端子(不図示)は、音響部品79の略真下に位置するインナーボックス75の左開口75aの内側空間内に延び出し、該空間内で携帯型オーディオプレーヤに接続可能である。音響部品79のケースは略矩形状であり、その奥端部には、スピーカ56のケース本体56aと干渉しないように、ケース本体56aを避けるための斜め前方に傾斜した逃げ部79a(図7)が形成されている。
本構成では、図1に示すように、音響部品79と、ユニットスイングエンジンUEとが距離的に大きく離れている。ユニットスイングエンジンUEは、ヘッドパイプ27に連設されて後ろ下がりに延びる左右一対の上ダウンフレーム37の下方側に配置され、音響部品79は、上述のようにハンドル操舵部近傍に配置されている。これによれば、ノイズの発信源であるエンジンUEから音響部品79を離したため、エンジンのノイズの影響が音響部品79に及ぶことを少なくできる。
つぎに、音響装置の操作方法を説明する。
図3において、電源操作部71jで電源を入れ、AMラジオ操作部71b、FMラジオ操作部71cのいずれかを操作した場合、AM、FMラジオのいずれかのラジオ音源に切換わり、それ以降、操作部71の操作により、上記ラジオ音源を、ハンドル操舵部近傍に配置された一対のスピーカ56で演奏可能になる。このとき、マイナスチューナー71dまたはプラスチューナー71fのいずれかの操作により、ラジオ局の選局が可能であり、略中央のボリューム操作部71eの操作により、音量調整が行われる。交通情報受信用操作部71gの操作により、高速道路内での交通情報受信に切換わり、消音用電子ボリューム操作部71hの操作により、ミュートに切換わる。
インナーボックス75の左開口75aの内側空間内に延びた各端子(不図示)に、携帯型オーディオプレーヤ、例えばiPod(登録商標)を接続し、外部音声入力操作部71aを操作して外部音声入力に切換えると、それ以降、操作部71の操作により、携帯型オーディオプレーヤに記憶された楽曲を、ハンドル操舵部近傍に配置された一対のスピーカ56で演奏可能になる。この場合、マイナスチューナー71dまたはプラスチューナー71fのいずれかの操作により、楽曲の選曲が行われ、略中央のボリューム操作部71eの操作により音量調整が行われる。このときも、交通情報受信用操作部71gの操作により、高速道路内での交通情報受信に切換わり、消音用電子ボリューム操作部71hの操作により、ミュートに切換わる。
本実施の形態では、図2および図3に示すように、車両に関する情報を表示するメータ55と、音響装置における再生操作等を指示する音響操作装置70とが別体で構成されるため、これらが混在する構成に比べ、運転者にとっての視認性が向上する。運転中にメータ55のメータ表示を確認する必要から、その視認性は重要であるが、メータ55は、ヘッドパイプ27を境に前方、運転者から離れる側に配置されているため、メータ55に対する十分な視認性を確保でき、しかも音響操作装置70はヘッドパイプ27を境に後方、すなわち運転者側に配置されているため、メータ55の視認性を確保しつつ、音響操作装置70の操作性が向上する。
音響操作装置70には、音響操作あるいは選曲を行う複数の操作部71が設けられ、それら操作部71のうち、操作頻度の高い音量調整に関するボリューム操作部71eが、操舵部の近傍かつ音響操作装置70のパネル本体72の中心部に配置されるため、ハンドル操作を行う場合にボリューム操作部71eが常に操舵部の中心から離れることがなく、より一層操作し易いものとなる。
本構成では、図7に示すように、インナーボックス(収納ボックス)75の上面と、メータパネル173と、スピーカ56のケース本体56aとで囲まれたデッドスペースの空間K内に、音響部品79を配置しているため、もともと存在したデッドスペースを有効活用することができ、収納ボックスの収納容量を減少させる必要がない。特に、スクータ型車両では、収納スペースが限られているため、上記構成により、音響部品の効率的な配置が可能となる。
本構成では、音響操作装置79と近接した位置に存在するインナーカバー158aに形成されたインナーボックス(収納ボックス)75の上面に音響部品79を配置しているため、音響部品79と音響操作装置70との物理的な距離が短くなる。したがって、音響部品79と音響操作装置70とをケーブルを介して接続する際、このケーブルが短くてすみ、ケーブルのたるみ、ゆるみを防止できると共に、ケーブルが他の機器や車両装置と絡まることを避けることができる。
本構成では、図7に示すように、メータパネル173の下方に音響部品79が配置されているため、音響部品79のために特別な防水設備を設けたり、音響部品79に防水機能を具備させたりすることなく、防水装備メータパネル173が屋根となり、音響部品79の防水性を確保することができる。
本構成では、図7に示すように、音響部品79に、スピーカ56のケース本体56aを避けるための斜め前方に傾斜した逃げ部79aが形成されているため、音響部品79を空間Kに配置する際には、音響部品79とケース本体56aとの間に無駄な隙間を作ることなく、これらを極力接近させて配置することが可能であり、音響部品79を空間Kに効率的に配置できる。
本構成では、図2および図3に示すように、メータ55に逃げ部61,62が形成されており、この逃げ部61,62は、両側に配置されたスピーカ56の略円形形状に対応しているため、スピーカ56の外縁部が、逃げ部61,62に接近し入り込むことで、メータパネル173の長手寸法を小さくできる。これによれば、メータパネル173自体が小型化されるため、ハンドル操舵部周辺のコンパクト化が可能になる。
本構成では、メータ55において、走行中の必要情報ではない水温計55e、燃料量計55a等は、スピーカ56に近接するメータ側部に小さく表示し、走行中に特に必要な情報を表示する速度計55b、エンジン回転数計55d等は、メータ中央に大きく表示している。これにより、視認性を向上することができる。
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。例えば、本発明は、スクータ型車両への適用に限定されるものではなく、ロードスポーツ車両やデュアルパーパス車両等、各種の自動二輪車に適用可能である。
本発明による自動二輪車の一実施の形態を示す側面図である。 同じく操向ハンドルを含む操舵部を示す斜視図である。 操舵部をヘッドパイプの軸方向から見た図である。 メータの分解斜視図である。 音響操作装置を運転席側から見た図である。 音響操作装置を取り外して運転席側から見た図である。 インナーボックスの周辺構成を示す側面図である。 同じく上面図である。 同じく斜視図である。
符号の説明
26 操向ハンドル
27 ヘッドパイプ
55 メータ
55b 速度計
55d エンジン回転数計
56 スピーカ
56a ケース本体
61,62 逃げ部
70 音響操作装置
71 操作部
71e ボリューム操作部
72 パネル本体
74 表示部
75 インナーボックス(収納ボックス)
79 音響部品
173 メータパネル
173a メータバイザ
UE ユニットスイングエンジン

Claims (4)

  1. 車両に関する情報を表示するメータ(55)と、音響装置(79)における再生操作等を指示する音響操作装置(70)とを操舵部(26)の近傍に配置した自動二輪車において、
    前記操舵部(26)の前方から後方に平坦状に延出するメータパネル(173)を備え、
    前記メータ(55)および前記音響操作装置(70)は、別体で前記メータパネル(173)にそれぞれ配置されるとともに、前記操舵部(26)を支持するヘッドパイプ(27)の軸方向から見て、前記メータ(55)、前記ヘッドパイプ(27)の近傍かつ前方に配置され、前記音響操作装置(70)は、音響操作を行うための複数の操作部(71)を備えるとともに前記ヘッドパイプ(27)の近傍かつ後ろ側に配置され、前記複数の操作部(71)は、前記音響操作装置(70)の後端に沿うように略横一列に配置され、
    前記車両の車体カバー(158a)は、前記音響操作装置(70)の後端から屈曲して下方に延びるように形成されていることを特徴とする自動二輪車における音響装置の配置構造。
  2. 前記ヘッドパイプ(27)の近傍且つ後ろ側であって前記複数の操作部(71)の前方の位置に、音響再生情報等を表示する横長形状の表示部(74)が、前記複数の操作部(71)と略平行となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車における音響装置の配置構造。
  3. 前記複数の操作部(71)は、音量調整を行うためのボリューム操作部(71e)と、複数の音源を切り換える音源切換用操作部(71a,71b,71c)とを含み、
    前記ボリューム操作部(71e)は、前記操舵部(26)の近傍且つ車両幅方向の略中心部に配置され、
    前記音源切換用操作部(71a,71b,71c)は、前記ボリューム操作部(71e)よりも左側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車における音響装置の配置構造。
  4. 前記音源切換用操作部(71a,71b,71c)は、AMラジオに切換えるAMラジオ操作部(71b)と、FMラジオに切換えるFMラジオ操作部(71c)と、外部音声入力に切換える外部音声入力操作部(71a)とを含むことを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車における音響装置の配置構造。
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