JP5032130B2 - 電流拡散構造を有する薄膜led - Google Patents

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Description

本発明は請求項1の上位概念による薄膜LEDに関する。
本願は、ドイツ連邦共和国特許出願第10 2004 003 986.0の優先権を主張するものであり、その開示内容は本願に含まれるものとする。
オプトエレクトロニクス素子を製造するための公知の方法、殊に窒素化合物半導体をベースとした発光ダイオードを製造するための方法はいわゆる薄膜技術を基礎としている。この方法においては、殊にビームを放射するアクティブ層を包含する機能的な半導体層列が先ず成長基板上にエピタキシャルに成長され、引き続き新たな支持体が半導体層列の成長基板側とは反対側の表面に取り付けられ、続いて成長基板が取り除かれる。窒素化合物半導体のために使用される成長基板、例えばSiC、サファイアまたはGaNは比較的高価なので、この方法は殊に成長基板を再利用できるという利点を提供する。窒素化合物半導体からなる半導体層列からのサファイアからなる成長基板の除去は例えばWO 98/14986から公知のレーザリフトオフ法を用いて行うことができる。
薄膜LEDは殊に以下の特徴を有する:
−ビームを形成するエピタキシ層列において支持体側の主面には反射層(ミラー層)が被着または形成されており、この反射層は少なくとも部分的にエピタキシ層列内で形成された電磁ビームをこのエピタキシ層列へと逆反射させる。
−エピタキシ層列は20μmまたはそれ以下の範囲、殊に約6μmの厚さを有する。
−エピタキシ層列は混合構造を有する少なくとも1つの面を備えた少なくとも1つの半導体層を包含し、理想的な場合にはこの面によりエピタキシ層列内にほぼエルゴード的な光分布を生じさせ、つまりこの光分布はできるかぎりエルゴード的な確率分散特性を有する。
この種の薄膜LEDの原理については、例えばI.Schnitzer等によるAppl.Phys.Lett.63(16)、1993年10月18日、第2174〜2176頁に記載されており、この刊行物を本願の参考文献とする。
薄膜LEDの電気的な接触は通常の場合2つの電気的なコンタクト層、例えば支持体の裏面のp型のコンタクト層と、半導体層列における支持体側とは反対側にのn型のコンタクト層とによって行われる。通常の場合、薄膜LEDの支持体側とは反対側の面はビームを出力結合するために設けられているので、放射されるビームに対して非透過性であるコンタクト層は半導体層列の表面の部分領域にしか被着させることができない。この理由により多くの場合チップ表面の中央の比較的小さい領域にのみコンタクト面(ボンディングパッド)が設けられている。
側縁の長さが300μm以下のである従来の発光ダイオードチップは通常の場合、チップ表面上の中央に配置されているボンディングパッドを用いることにより半導体チップにおける比較的均一な電流分布を既に達成できている。しかしながら、側縁の長さが例えば約1mmである広面積の半導体チップの場合には、このような接触では半導体チップの不均一な電流の流れを生じさせる可能性があるので不利である。このような不均一な電流の流れは順方向電圧を高め、またアクティブ領域における量子効率を低減させる。この作用は殊に横方向導電性が小さい半導体材料、殊に窒素化合物半導体において生じる。この場合最大電流密度は半導体チップの中央領域において生じる。しかしながら半導体チップのこの中央領域において放射されるビームは少なくとも部分的に非透過性のボンディングパッドに向かって放射され、したがってこのビームは少なくとも部分的に吸収される。
電流拡散を改善するために、例えば、薄い半透明の金属化層、例えばPtまたはNiAuをチップ表面の面全体にわたり被着させることが公知である。しかしながらこの際、放出されるビームの無視できない程度、例えば50%のビームが半透明の層において吸収される。さらにはこの種のコンタクト層はn型にドープされた窒素化合物半導体と容易に接触させることには適していない。
InGaAlP−LEDの電流入力結合を改善するためにDE199 47 030 A1からは、横方向に構造化された電気的なコンタクト層が設けられている比較的厚い透明な電流拡散層を使用することが公知である。この際電流供給は中央のボンディングパッドならびにチップ表面においてこのボンディングパッドと接続されている複数のコンタクトウェブを介して行われる。この種の接触は、横方向導電性の小さい半導体材料、殊に窒素化合物半導体を包含する広面積の発光ダイオードチップには容易に転用することができない。比較的厚い電流拡散層は電圧降下を高め、また製造時に長時間の成長時間を必要とする。さらに比較的厚い電流拡散層においては、場合によっては亀裂を生じさせる可能性のある張力が生じる恐れがある。
本発明の課題は、殊にコンタクト層材料によるチップ表面の覆いが比較的小さい場合でのチップ表面にわたる比較的均一な電流分布を特徴とする、改善された電流拡散構造を有する薄膜LEDを提供することである。
この課題は、請求項1記載の特徴を備えた薄膜LEDにより解決される。本発明の有利な実施形態および構成は従属請求に記載されている。
本発明によれば、電磁ビームを主ビーム方向に放射するアクティブ層と、主ビーム方向においてアクティブ層の後段に配置されている第1の窒素化合物半導体材料からなる電流拡散層と、主ビーム方向に放射されたビームを出力結合する主面と、主面上に配置されている第1のコンタクト層とを備えた薄膜LEDにおいて、電流拡散層の横方向導電性が二次元の電子ガスまたはホールガスを形成することにより高められる。
電流拡散層の横方向導電性を高めることによりアクティブ層の電流の流れは均一になり、またこれにより薄膜LEDの効率が高まる。
電流拡散層において二次元の電子ガスまたはホールガスを形成するために、有利には第1の窒素化合物半導体材料よりも大きい電子的なバンドギャップを有する第2の窒素化合物半導体材料からなる少なくとも1つの層が電流拡散層に埋め込まれている。
第1の窒素化合物半導体材料および第2の窒素化合物半導体材料は有利にはそれぞれ組成InxAlyGa1-x-yN、ただし0≦x≦1、0≦y≦1かつx+y≦1を有し、この際第2の窒素化合物半導体材料の組成は第1の窒素化合物半導体材料の組成と、この第2の窒素化合物半導体材料の電子的なバンドギャップが第1の窒素化合物半導体材料の電子的なバンドギャップよりも大きいという点で区別される。それぞれの材料は必ずしも上述の式による数学的に正確な組成を有していなくてもよい。むしろそれらの材料は、この材料の物理的な特性を実質的に変化させない1つまたは複数のドーパントならびに付加的な構成要素を含有することができる。しかしながら分かり易くするために、僅かな量の他の材料によって部分的に置換されている可能性があるにしても、上述の式には結晶格子(Al,Ga,In,N)の主要な構成要素のみが含まれている。
第2の窒素化合物半導体材料からなる少なくとも1つの層と第1の窒素化合物半導体材料からなる電流拡散層との間の境界面においては、殊に高い横方向導電性を備えた領域が形成される。この領域の高まった横方向導電性はバンドモデルにおいて以下のように説明することができる。すなわち、第1の窒素化合物半導体材料と第2の窒素化合物半導体材料との間の境界面において、伝導帯と価電子帯のバンド縁の歪みがそれぞれ生じ、この歪みにより殊に高い横方向導電性を有する電子ガスまたはホールガスが生じる電位井戸が形成される。
本発明による薄膜LEDの有利な実施形態においては、第2の窒素化合物半導体材料からなる複数の層が電流拡散層に埋め込まれている。このようにして有利には、第1の窒素化合物半導体材料と第2の窒素化合物半導体材料との間に複数の境界面が形成され、この境界面においてはバンドベンディングに基づき高い横方向導電性を有する二次元の電子ガスまたはホールガスが生じる電位井戸がそれぞれ形成される。これによって電流拡散層全体の横方向導電性は、第1の窒素化合物半導体材料よりも大きい電子的なバンドギャップを有する埋め込み層を1つだけ有する電流拡散層に比べてさらに高められる。第2の窒素化合物半導体材料からなる層の数は有利には1から5である。
第2の窒素化合物半導体材料からなる少なくとも1つの層の厚さは例えば約10nm〜100nmである。
電流拡散層を形成している第1の窒素化合物半導体材料は有利にはGaNである。
第2の窒素化合物半導体材料は例えばAlxGa1-xN、ただし0<x≦1、有利には0.1≦x≦2である。
第2の窒素化合物半導体材料からなる少なくとも1つの層は有利にはドーパントを有し、この際電流拡散層に接している領域におけるドーパント濃度はこの層の中央領域におけるドーパント濃度よりも高い。第2の窒素化合物半導体材料の電流拡散層に接している領域における高いドーパント濃度は、二次元の電子ガスないしホールガスの形成により横方向導電性が高められている領域においてより多くの自由なキャリアが存在するという利点を有する。横方向導電性および電流拡散はこれによりさらに改善される。
第1の窒素化合物半導体材料および第2の窒素化合物半導体材料は例えばそれぞれn型にドープされている。この場合には、二次元の電子ガスが第1の窒素化合物半導体材料と第2の窒素化合物半導体材料との間の境界面に形成される。択一的に、第1の窒素化合物半導体材料ならびに第2の窒素化合物半導体材料がそれぞれp型にドープされていてもよい。
この場合には前述の場合とは異なり、二次元の電子ガスではなく二次元のホールガスが第1の窒素化合物半導体材料と第2の窒素化合物半導体材料との間の境界面に形成される。本発明の別の有利な実施形態においては、第2の窒素化合物半導体材料からなる非常に薄いn型にドープされた層がp型にドープされた第1の窒素化合物半導体材料からなる電流拡散層に埋め込まれている。このようにして、p型にドープされた第1の窒素化合物半導体材料においても二次元の電子ガスを生じさせることが可能である。
薄膜LEDのアクティブ層は例えばInxAlyGa1-x-yN、ただし0≦x≦1,0≦y≦1,x+y≦1、を有する。アクティブ層を例えばヘテロ構造、ダブルへテロ構造または量子井戸構造として構成することができる。量子井戸構造の概念には、キャリアが閉じこめによりそのエネルギ状態の量子化を受けるあらゆる構造を含む。殊に、量子井戸構造の概念には量子化の次元数に関する規定は含まれない。したがって量子井戸構造は殊に量子箱、量子細線、量子点およびこれらの構造の各組み合わせを含む。
薄膜LEDの実施形態においては、ビームを出力結合するために設けられている主面の少なくとも1つの側縁の長さが400μmまたはそれ以上、殊に有利には800μmまたはそれ以上である。それどころか殊に1mmまたはそれ以上の長さの側縁を設けることができ、この場合には主面が殊に正方形の形状を有することができる。電流拡散層の横方向導電性を高めることによって、薄膜LEDの面積が大きい場合であってもアクティブ層における比較的均一な電流分布を達成することができる。横方向導電性が高められないのであれば、このような電流分布は従来の窒素化合物半導体材料からなる電流拡散層を用いては容易に実現できないであろう。
ビームの出力結合のために設けられている主面上に配置されている薄膜LEDの第1のコンタクト層は有利には金属または金属化部を包含する。有利には第1のコンタクト層はTi−Pt−Au層列であり、この層列は接している窒素化合物半導体層から出発して例えば約50nmの厚さのTi層、約50nmの厚さのPt層および約2μmのAu層を包含する。Ti−Pt−Au層列は有利にはエレクトロマイグレーションに対して鈍感である。さもなければ、例えば第1のコンタクト層がアルミニウムを含有する場合エレクトロマイグレーションが生じる可能性がある。したがって第1のコンタクト層は有利にはアルミニウムを含有しない。
有利には第1のコンタクト層は、コンタクト面(ボンディングパッド)および複数のコンタクトウェブを包含する横方向の構造を有する。有利な実施形態においては、コンタクト面が少なくとも1つのフレーム状のコンタクトウェブによって包囲されており、この際フレーム状のコンタクトウェブは少なくとも1つの別のコンタクトウェブによってコンタクト面と接続されている。少なくとも1つのフレーム状のコンタクトウェブは例えば正方形、長方形または円形の形状を有する。
本発明による薄膜LEDにおいては、電流拡散層の横方向導電性が高まっていることに基づき、有利には主面の比較的僅かな部分のみをコンタクト層によって覆えばよい。有利には主面の全体の面積の15%以下、殊に有利には10%以下が第1のコンタクト層によって覆われている。電流拡散層の良好な横方向導電性は、薄膜LEDにおけるアクティブ層内の比較的均一な電流密度分布を生じさせるためにコンタクト層の比較的荒い構造で既に十分であるという利点を有する。有利には例えばコンタクト面が1,2または3つのフレーム上のコンタクトウェブによって包囲されている。薄膜LEDの効率を高めるためにコンタクト層をより精密に構造化すること、殊に比較的多くの数のコンタクトウェブを使用することは、電流拡散層の高横方向導電性に基づき必要とされない。したがって有利には第1のコンタクト層の構造化のためのコストは僅かである。
別の有利な実施形態はアクティブ層から見て第1のコンタクト層とは反対側に第2のコンタクト層を有する。第2のコンタクト層はコンタクト面に対向する領域において切欠きを有する。すなわち第2のコンタクト層は、少なくとも1つのコンタクトウェブと一緒に第1のコンタクト層を形成するコンタクト面がアクティブ層から見て、第2のコンタクト層によって覆われていない領域と対向するように構造化されている。このことは、コンタクト面の下方に位置するアクティブ層の領域における電流密度が低減されているという利点を有する。このことは第1のコンタクト層が不透明な金属から構成されている場合には殊に有利である。何故ならば、さもなければコンタクト面の下方において形成されるビームの少なくとも一部がコンタクト面において吸収されてしまうからである。このようにして薄膜LEDの効率が有利には高められる。
有利には、第2のコンタクト層は放射されたビームに対して反射性の層である。このことは、薄膜LEDが主面と反対側の面において接続層、例えばはんだ層を用いて支持体と接続されている場合には殊に有利である。この場合には、支持体の方向に放射されたビームが反射性のコンタクト層によって主面に向かって逆反射され、このようにして支持体および/または接続層におけるビーム吸収が低減される。
本発明は300mAまたはそれ以上の電流強度を用いて駆動される薄膜LEDに対して殊に有利である。何故ならば、このような高い駆動電流強度では従来の薄膜LEDの場合、発光ダイオードチップの中央領域において最大値を有することになる不均一な電流分布が観測されることになるからである。
以下では本発明を図1〜7に示された実施例に基づき詳細に説明する。
ここで、
図1Aは本発明の第1の実施例による薄膜LEDの概略的な断面図を示し、
図1Bは本発明の第1の実施例による薄膜LEDの概略的な俯瞰図を示し、
図2Aは本発明の第2の実施例による薄膜LEDの概略的な断面図を示し、
図2Bは本発明の第2の実施例による薄膜LEDの概略的な俯瞰図を示し、
図3Aおよび3Bは、第2の半導体材料からなる比較的大きい電子的なバンドギャップを有するn型にドープされた層が埋め込まれているn型にドープされた半導体層の電子的なバンド構造の概略図を示し、
図4は、図2に示された半導体層のドーパント濃度の経過の概略図を示し、
図5は、比較的大きい電子的なバンドギャップを有する第2の半導体材料からなる複数の半導体層が埋め込まれている半導体層のバンドモデルの概略図を示し、
図6は、比較的大きい電子的なバンドギャップを有する第2の半導体材料からなるp型にドープされた半導体層が埋め込まれているp型にドープされた半導体層の価電子帯の経過の概略図を示し、
図7Aおよび7Bは、比較的大きい電子的なバンドギャップを有する第2の半導体材料からなるn型にドープされた半導体層が埋め込まれているp型にドープされた半導体層のバンドモデルの概略図を示す。
同一また同様に作用する構成素子には図面において同一の参照番号が付されている。
図1Bに示した俯瞰図の線I−IIの断面に沿った図1Aに表されている本発明の第1の実施例による薄膜LEDはアクティブ層7を包含するエピタキシャル層列16を有する。アクティブ層7は例えばヘテロ構造、ダブルへテロ構造または量子井戸構造として構成されている。アクティブ層7からは例えば紫外、青または緑のスペクトル領域にある電磁ビーム19が主ビーム方向15に放射される。アクティブ層7は例えば少なくとも1つのp型にドープされた半導体層6と少なくとも1つのn型にドープされた半導体層8との間に配置されている。アクティブ層7から主ビーム方向15に放射される電磁ビーム19は主面14を介して薄膜LEDから出力結合される。
主面14側とは反対側においてエピタキシャル層列16は接続層3、例えばはんだ層を用いて支持体2に固定されている。支持体の裏面には例えば電極1が設けられている。
薄膜LEDのエピタキシャル層列の電気的な接触のために第1のコンタクト層11,12,13が薄膜LEDの主面14上に設けられている。アクティブ層7と第1のコンタクト層11,12,13との間には電流拡散層9が配置されており、この電流拡散層9は第1の窒素化合物半導体材料、有利にはGaNを含有する。第1の窒素化合物半導体材料からなる電流拡散層9には、第2の窒素化合物半導体材料、有利にはAlGaNからなる少なくとも1つの層10が埋め込まれている。すなわち電流拡散層9は埋め込みAlGaN層10によって相互に隔てられている例えば2つのGaN部分層9a,9bを包含する多層性の層である。AlGaN層10は有利には組成AlxGa1-xN、ただし0.1≦x≦0.2、を有する。
以下詳細に説明するように、電流拡散層9に埋め込まれている半導体層10によって、電流拡散層9の横方向導電性が改善される。第2の窒素化合物半導体材料からなる電流拡散層9に埋め込まれている層10は有利には10nm以上100nm以下の厚さを有する。
第1のコンタクト層11,12,13は有利にはTi−Pt−Au層列(図示せず)であり、この層列は接している電流拡散層9から出発して例えば約50nmの厚さのTi層、約50nmの厚さのPt層および約2μmのAu層を包含する。エレクトロマイグレーションを回避するために、第1のコンタクト層11,12,13は有利にはアルミニウムを含有しない。薄膜LEDの主面14上に配置されている第1のコンタクト層11,12,13の横方向の構造は図1Bに示されている。第1のコンタクト層はコンタクト面11を包含し、このコンタクト面11は主面14の中央領域に配置されている。さらに第1のコンタクト層は複数のコンタクトウェブ12を包含し、これらのコンタクトウェブ12はコンタクト面11から半径方向において薄膜LEDの端部に向かって延在している。これらのコンタクトウェブ12は少なくとも部分的に、コンタクト面11を包囲する別の枠状のコンタクトウェブ13によって相互に接続されている。
枠状のコンタクトウェブ13は図示されているように入れ子的な正方形または長方形として実施することができる。これに代替的に例えば円形状の枠または規則的な多角形状の枠も可能であり、この際有利には枠状のコンタクトウェブ13は同心円状に配置されている。すなわち、コンタクトウェブ13は共通の中心点を有し、この中心点に有利にはコンタクト面11が配置されている。枠状のコンタクトウェブの数は有利には1,2または3である。コンタクト面11およびコンタクトウェブ12,13を包含する第1のコンタクト層は金属、殊にアルミニウムから構成されている。
薄膜LEDの半導体層列16の支持体2側は第2のコンタクト層5と接しており、この第2のコンタクト層5は有利には接している半導体層6とのオーム接触を形成する。第2のコンタクト層5は有利には金属、例えばアルミニウム、銀または金を含有する。第2のコンタクト層5に接している半導体層6がp型にドープされている場合には、殊に銀がこの第2のコンタクト層5に適した材料である。何故ならば、銀はp型にドープされた窒素化合物半導体との良好なオーム接触を確立するからである。
有利には第2のコンタクト層5は放射されたビームを反射する層である。このことは、アクティブ層7から支持体2の方向に放射された電磁ビームが少なくとも部分的に主面14に向かって反射され、その主面14において薄膜LEDから出力結合されるという利点を有する。このようにして、例えば支持体2または接続層3の内部において生じる可能性のある吸収損失が低減される。
第1のコンタクト層のコンタクト面11側と対向する領域において第2のコンタクト層5が有利には切欠き18を有する。この切欠き18の大きさおよび形状は有利には実質的にコンタクト面11の大きさおよび形状と一致する。切欠き18の領域においては第2のコンタクト層5とこの第2のコンタクト層5に接している半導体層6との間のオーム接触は生じていないので、主面14上の第1のコンタクト層11,12,13と支持体2の裏面における電極1との間の電流の流れは切欠き18の領域によって低減される。このようにして、第1のコンタクト面11と第2のコンタクト層5における切欠き18との間に配置されているアクティブ層7の領域を流れる電流が有利には低減される。したがってアクティブ層7のこの領域における電流形成は低減され、これにより有利には非透明なコンタクト面11の内部におけるビームの吸収は少なくとも部分的に低減される。
第2のコンタクト層5と接続層3との間には有利にはバリア層4が配置されている。バリア層4は例えばTiWNを含有する。バリア層4によって殊に、例えばはんだ層である接続層3の材料の第2のコンタクト層への拡散が阻止される。このような材料の拡散は殊にミラー層として機能する第2のコンタクト層5の反射を劣化させる可能性がある。
図2Aに断面図として、また図2Bに俯瞰図として概略的に示されている本発明による薄膜LEDの第2の実施例は本発明の第1の実施例とは一方では、第2の窒素化合物半導体からなる単一の層の代わりに3つの層10a,10b,10cが電流拡散層9に埋め込まれている点、すなわち、電流拡散層9が多層性の層であり、これらの層が例えば3つの埋込みAlGaN層10a,10b,10cによって相互に隔てられている4つのGaN部分層9a,9b,9c,9dを包含する点で異なる。択一的に、第2の窒素化合物半導体からなるさらに別の層を第1の窒素化合物半導体からなる電流拡散層9に埋め込むこともできる。
埋込み層の有利な数は1〜5である。複数の層10a,10b,10cはそれぞれ10nm〜100nmの厚さを有するが、必ずしも周期的に配置されている必要はない。例えば、層10a,10b,10cの厚さは異なる、および/または、相互に異なる間隔を有する。
第2の窒素化合物半導体材料からなる複数の埋込み層10a,10b,10cによって、電流拡散層9の横方向導電性は図1に示した単一の埋め込み層を有する実施例に比べて有利にはさらに高められる。例えば、電流拡散層9に埋め込まれている3つの埋め込み層10a,10b,10cによって、第1の窒素化合物半導体材料と第2の窒素化合物半導体材料との間に比較的大きい電子的なバンドギャップを有する6つの境界面が形成される。これらの境界面においては電子に対する電位井戸がそれぞれ形成され、この電位井戸においては電子が殊に高い移動度を有する。
電流拡散層の横方向導電性を高めることの利点は、第2の窒素化合物半導体材料からなる層10a,10b,10cを電流拡散層9に埋込むことによってコンタクトウェブの数、コンタクトウェブ相互間の距離およびコンタクトウェブ12,13とコンタクト面11によって覆われるチップ面積を低減できるように電流拡散層9の横方向導電性が高められ、この際薄膜LED内部の電流拡散は実質的に妨害されないということである。
図2Bに示した俯瞰図からも分かるように本発明の第2の実施例は、主面14上の第1のコンタクト層が3つの枠状のコンタクトウェブ13の代わりにただ2つの枠状のコンタクトウェブ13によって包囲されているという点で本発明の第1の実施例とは異なる。すなわち電流拡散層9の横方向導電性を高めることによって、第1のコンタクト層11,12,13の構造を簡略化することができ、これによって製造コストが低減され、またこのコンタクト層11,12,13内部でのビームの吸収が低減される。
二次元の電子ガスまたはホールガスの形成により横方向導電性が高まることを以下では図3から図7に基づき詳細に説明する。図3Aには、比較的大きい電子的なバンドギャップを有する第2の窒素化合物半導体材料、例えばn型にドープされたAlGaNからなる半導体層が埋め込まれている、窒素化合物半導体材料、例えばn型にドープされたGaNからなる半導体層のバンドモデルにおける電子的なバンド構造が概略的に示されている。図3Aは伝導帯20の経過および価電子帯21の経過ならびにGaNのフェルミ準位22およびAlGaNのフェルミ準位23を示し、ここでは半導体材料間の相互作用は考慮されていない。GaNに比べてAlGaNの電子的なバンドギャップは大きいので、GaN層に埋め込まれているAlGaN層における伝導帯20と価電子帯21との距離は接しているGaN層における伝導帯20と価電子帯21との距離よりも大きい。
図3Bは2つの半導体材料の相互作用を考慮した伝導帯21の経過を示す。フェルミ準位22,23は相互に適応されているので、GaN層のAlGaN層に接している領域においては、電子のための電位井戸25がそれぞれ1つずつこの領域内に形成されるようなバンドベンディングが生じ、この電位井戸25において電子は、この領域内に二次元の電子ガスが形成されるように高い移動度を有する。
図4には電流拡散層の有利な実施形態に関して、ドーパント濃度の経過δと電流拡散層に垂直、すなわち主ビーム方向に水平に延びる位置座標zの関係が概略的に示されている。この実施例においてはAlGaN層がGaNからなる電流拡散層に埋め込まれており、この際GaN層もAlGaN層もそれぞれn型にドープされている。AlGaN層はGaN層に接している領域24において内部よりも高いドーパント濃度(いわゆるドーパントスパイク(dopant spike))を有する。図3Bに示されている電位井戸25において高い移動度を有する自由な電極の数はこれによってさらに増加され、したがって横方向導電性がさらに改善される。
図3においてバンドモデルに基づき示したように、第1の窒素化合物半導体材料からなる電流拡散層に第2の窒素化合物半導体材料からなる単一つの層を埋め込む代わりに、本発明の第2の実施例に基づき前述したように、第2の窒素化合物半導体材料からなる複数の層を挿入することもできる。図5はこの場合に関して、半導体材料、例えばGaNとAlGaNとの相互作用を考慮していない伝導帯20および価電子帯21の経過を示す。半導体材料間の各境界面においては相互作用を考慮してそれぞれ図3Bと関連させて説明したバンドベンディングが生じ、また相応の電位井戸(図示せず)が形成される。
電流拡散層およびこの電流拡散層に埋め込まれている第2の窒素化合物半導体材料からなる半導体層はそれぞれ必ずしもn型にドープされている必要はない。択一的にこれら2つの層を例えばp型にドープすることもできる。図6はp型にドープされたGaN層に埋め込まれているAlGaN層がp型にドープされている場合の価電子帯21の経過を概略的に示す。この場合には境界面にそれぞれバンドベンディングが生じ、これらの境界面はそれぞれ正孔のための電位井戸26を表す。このようにして、複数の境界面領域においてそれぞれ1つの二次元のホールガスを形成することができる。
本発明のさらに有利な実施形態においては、p型にドープされた電流拡散層、例えばp型GaNの内部において二次元の電子ガスを形成するために、p型にドープされた層よりも大きい電子的なバンドギャップを有するn型にドープされた層が電流拡散層に埋め込まれている。この実施形態の円滑なバンドモデルは概略的に図7Aに示されており、また半導体層の相互作用を考慮したバンドモデルは図7Bに示されている。GaN層も埋込みAlGaN層もそれぞれn型にドープされている図3Bに示した実施例と同様に、この場合においてもp型にドープされたGaNとn型にドープされたAlGaNとの間の境界面においては半導体−半導体境界面におけるバンドベンディングに基づき、横方向の導電性が高まった二次元の電子ガスが形成されることによって、電子のための電位井戸25がそれぞれ1つ生じる。
本発明は実施例に基づいたこれまでの説明によって限定されるものではない。むしろ本発明はあらゆる新規の特徴ならびにそれらの特徴のあらゆる組み合わせを含むものであり、これには殊に特許請求の範囲に記載した特徴の組み合わせ各々が含まれ、このことはそのような組み合わせ自体が特許請求の範囲あるいは実施例に明示的には記載されていないにしてもあてはまる。
本発明の第1の実施例による薄膜LEDの概略的な断面図。 本発明の第1の実施例による薄膜LEDの概略的な俯瞰図。 本発明の第2の実施例による薄膜LEDの概略的な断面図。 本発明の第2の実施例による薄膜LEDの概略的な俯瞰図。 第2の半導体材料からなる比較的大きい電子的なバンドギャップを有するn型にドープされた層が埋め込まれているn型にドープされた半導体層の電子的なバンド構造の概略図。 第2の半導体材料からなる比較的大きい電子的なバンドギャップを有するn型にドープされた層が埋め込まれているn型にドープされた半導体層の電子的なバンド構造の概略図。 図2に示された半導体層のドーパント濃度の経過の概略図。 比較的大きい電子的なバンドギャップを有する第2の半導体材料からなる複数の半導体層が埋め込まれている半導体層のバンドモデルの概略図。 比較的大きい電子的なバンドギャップを有する第2の半導体材料からなるp型にドープされた半導体層が埋め込まれているp型にドープされた半導体層の価電子帯の経過の概略図。 比較的大きい電子的なバンドギャップを有する第2の半導体材料からなるn型にドープされた半導体層が埋め込まれているp型にドープされた半導体層のバンドモデルの概略図。 比較的大きい電子的なバンドギャップを有する第2の半導体材料からなるn型にドープされた半導体層が埋め込まれているp型にドープされた半導体層のバンドモデルの概略図。

Claims (16)

  1. 電磁ビーム(19)を主ビーム方向(15)に放射するアクティブ層(7)と、前記主ビーム方向(15)において前記アクティブ層(7)の出射側に配置されている第1の窒素化合物半導体材料からなる電流拡散層(9)と、前記主ビーム方向(15)に放射された前記ビーム(19)を出力する主面(14)と、前記主面(14)上に配置されている第1のコンタクト層(11,12,13)とを備えた薄膜LEDにおいて、
    前記電流拡散層(9)の横方向導電性が二次元の電子ガスの形成により高められており、
    前記電流拡散層(9)において二次元の電子ガスを形成するために、第1の窒素化合物半導体材料よりも大きい電子的なバンドギャップを有する第2の窒素化合物半導体材料からなる少なくとも1つの層(10)が前記電流拡散層(9)に埋め込まれており、前記第1の窒素化合物半導体材料および前記第2の窒素化合物半導体材料はそれぞれn型にドープされており、
    前記第2の窒素化合物半導体材料からなる前記少なくとも1つの層(10)はドーパントを有し、前記電流拡散層(9)に接する領域におけるドーパント濃度は前記少なくとも1つの層(10)の中央領域におけるドーパント濃度よりも高く、
    前記少なくとも1つの層(10)は20nmから100nmの厚さを有することを特徴とする、薄膜LED。
  2. 前記第2の窒素化合物半導体材料からなる複数の層(10a,10b,10c)が前記電流拡散層(9)に埋め込まれている、請求項1記載の薄膜LED。
  3. 前記第2の窒素化合物半導体材料からなる複数の層(10a,10b,10c)の数は1から5である、請求項1または2記載の薄膜LED。
  4. 前記第1の窒素化合物半導体材料はGaNである、請求項1からまでのいずれか1項記載の薄膜LED。
  5. 前記第2の窒素化合物半導体材料はAlxGa1-xN、ただし0.1≦x≦0.2、である、請求項1からまでのいずれか1項記載の薄膜LED。
  6. 前記アクティブ層(7)はInxAlyGa1-x-yN、ただし0≦x≦1、0≦y≦1かつx+y≦1、を有する、請求項1からまでのいずれか1項記載の薄膜LED。
  7. 少なくとも前記主面(14)の側縁の長さは400μmまたはそれ以上である、請求項1からまでのいずれか1項記載の薄膜LED。
  8. 少なくとも前記主面(14)の側縁の長さは800μmまたはそれ以上である、請求項記載の薄膜LED。
  9. 300mAまたはそれ以上の電流強度で駆動される、請求項1からまでのいずれか1項記載の薄膜LED。
  10. 前記第1のコンタクト層(11,12,13)はアルミニウムを含有しない、請求項1からまでのいずれか1項記載の薄膜LED。
  11. 前記主面(14)の全体の面積の15%以下が前記第1のコンタクト層(11,12,13)によって覆われている、請求項1から10までのいずれか1項記載の薄膜LED。
  12. 前記第1のコンタクト層(11,12,13)は横方向の構造を有し、該第1のコンタクト層(11,12,13)はコンタクト面(11)および複数のコンタクトウェブ(12,13)を包含する、請求項1から11までのいずれか1項記載の薄膜LED。
  13. 前記コンタクト面(11)は少なくとも1つのフレーム状のコンタクトウェブ(13)によって包囲されており、該フレーム状のコンタクトウェブ(13)は少なくとも1つの別のコンタクトウェブ(12)によって前記コンタクト面と接続されている、請求項12記載の薄膜LED。
  14. 前記フレーム状のコンタクトウェブ(13)は正方形、長方形または円形の形状を有する、請求項13記載の薄膜LED。
  15. 前記フレーム状のコンタクトウェブ(13)の数は1,2または3である、請求項13または14記載の薄膜LED。
  16. 前記アクティブ層(7)の前記第1のコンタクト層(11,12,13)側とは反対側に、前記ビームを反射させる第2のコンタクト層(5)が設けられており、前記第1のコンタクト層(11,12,13)はコンタクト面(11)を有し、前記第2のコンタクト層(5)は前記コンタクト面(11)と対向する領域において切欠き(18)を有する、請求項1から15までのいずれか1項記載の薄膜LED。
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