JP5032050B2 - 屋根の隅棟部構造 - Google Patents

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本発明は、傾斜した屋根に表面が略平らな桟瓦を千鳥葺きした寄棟屋根の隅棟部構造に関するものである。
従来から降雨を受ける表面が略平らな桟瓦を傾斜した屋根に千鳥葺きに配置する瓦の葺設工法は、特開平8−109708号公報等により、公知である。すなわち、図27に示すように、寄棟屋根1を構成する下地材2の上に平面が略平らな桟瓦3を千鳥配置に葺設するとともに、略方形をなす投影面を有し、その対角線位置で屈曲して屋根形をなしている隅瓦4を寄棟屋根1の頂部5に葺設し、さらに軒先C側に同一高さレベルで複数枚の桟瓦3を葺いて第一段桟瓦列31を形成し、その一段上位に同じく第二段桟瓦列32を形成し、さらにその上位段に桟瓦3を葺いて形成された上段桟瓦列(図示なし)を形成する技術が公知である。この公知技術において、第二段桟瓦列32及びさらにその上位の偶数段系列の桟瓦3と隅瓦4との間に、桟瓦の働き幅の半分の働き幅を有する半瓦6が葺設される。
この葺設工法により完成した公知技術において、桟瓦3等の表面が略平らであり、一つ桟瓦3とそれに相隣接する他の桟瓦、半瓦6又は隅瓦4との当接部7において前記瓦の表面高さも同一であるので、同技術は耐暴風雨性能に優れているという効果を発揮している。
しかしながら、前記公知技術においては、前記隅瓦4は桟瓦3又は半瓦6上に重なって設置されているのみであるため、台風時などの暴風雨に対しては風圧力でめくり上がったり飛散しやすいという問題があり、なお改良の余地がある。
そこで、本発明者は、この点に注目して、傾斜した屋根に表面が略平らな桟瓦を千鳥配置に葺設した寄棟屋根、とくにその頂部に形成される隅棟部の耐暴風雨性能を改良するために、鋭意、検討したところ、前記桟瓦3として特定の構造の桟瓦を使用すればよいという事実を見出したが、その桟瓦を使用すると、前記隅棟部において半瓦が使用されているために、その半瓦自体を特定の形状・構造にする必要があるという事実を見出した。さらに加えて、前記隅棟部においては前記隅瓦に対して桟瓦が相隣接する態様と半瓦が相隣接する態様が存在するため、隅瓦の種類と構造に工夫が要ることも判明した。従って、本発明の課題は、傾斜した屋根に表面が略平らな桟瓦を以って千鳥配置に葺設された寄棟屋根の隅棟部構造の耐暴風雨性能をより向上させることである。
本発明は、前記の課題を解決するために、千鳥配置に葺設される複数枚の桟瓦と、その桟瓦の働き幅の半分の働き幅を有する半瓦と、略方形をなす投影面を有し、その対角線位置を中心に曲げられて屋根形になっている隅瓦とからなる屋根の隅棟部において、前記隅棟部のうち隅棟を境として一方側で千鳥配置に相隣接して葺設される前記桟瓦同士、前記桟瓦と前記隅瓦及び前記桟瓦と前記半瓦との間に、それらが互いに係合する係合構造を形成されている屋根の隅棟部構造とする。なお、この隅棟部構造において同種の瓦同士又は異種の瓦同士が「互いに係合する」とは、寄棟屋根の下地材に固定された一方の瓦が暴風雨を受けても他方の瓦に係止されて、めくり上がることなく下地材上に相互に連結された状態で保持されることを意味する。また、隅棟部とは隅瓦とそれに相隣接して葺かれる桟瓦及び半瓦、並びに桟瓦とそれに相隣接して葺かれる桟瓦が、千鳥配置に存在する桟瓦に包囲される隅瓦を中心とする瓦群を意味する。
上述の隅棟部構造を採用することにより、千鳥配置の上下位置にある桟瓦同士、桟瓦と半瓦及び桟瓦と隅瓦が互いに係合するので、それらの瓦が暴風雨を受けても単独でめくり上がることがない。
前記構造の隅棟部構造を採用しても、その構造において全ての瓦を千鳥配置にすることができない、いわゆる非千鳥配置の瓦が存在するので、本発明においては、非千鳥配置の上下位置にある桟瓦と隅瓦、及び半瓦と隅瓦、並びに軒先側に配置される同一高さレベルで相隣接する桟瓦同士の間において、それらを互いに係合させることない非係合関係を維持させた隅棟部構造を採用する。
そして、本発明においては、前記係合構造を、前記千鳥配置の下段位にある瓦の尻部側中央部に形成した係止突起と、同じく上段位にある瓦の差込部の頭部寄り部位に形成した被係止部とを互いに係止させる構造にすることにより、同種の瓦同士又は異種の瓦同士を互いに係合可能にする。
上記手段を採用することにより、本発明は、傾斜した屋根に表面が略平らな桟瓦を千鳥配置に葺設した寄棟屋根の隅棟部を、従来技術に比較して、より一層暴風雨に耐えさせることを可能にするという効果を発揮する。
次に図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の実施形態について詳述する。図1に示すように、寄棟屋根1を構成する下地材2の上に平面が略平らな桟瓦3が複数枚千鳥配置に葺設されている(図1においては、千鳥配置に葺設された桟瓦3が2枚しか描かれていないが、それらの左側には桟瓦3が3枚以上階段状に寄棟屋根1の軒先C側から頂部5又は図示されていない棟部に向かって千鳥配置されている)。
そして、軒先側に同一高さレベルを以って複数枚の桟瓦3が葺かれて形成した第一段桟瓦列31において、最終端に葺かれている桟瓦3は、寄棟屋根の頂部5において最下位に葺かれている隅瓦4(第一段隅瓦41)と相隣接している。前記第一段桟瓦列31の一段上位に同様に形成されている第二段桟瓦列32には、複数枚の桟瓦3とその桟瓦3の働き幅の半分の働き幅を有する1枚の半瓦6とが相隣接するように葺かれている。さらに、第二段桟瓦列32において前記第一段隅瓦41の一段上位には、それと略同様の形状・大きさを有する隅瓦4(第二段隅瓦42)が葺かれて、前記半瓦6と当接している。
前記桟瓦3は、図2〜図8に示すように、降雨を受ける表面が略平らな平瓦であり、その表面側尻部Bの略中央部、好ましくは尻部水切り301の略中央部には、フック状の係止突起302設けられているとともに、左側部Dの差込部303において頭部A寄りの部位には、表側水切り304により堤状に仕切られた被係止部305が形成されており、桟瓦3の一段下位の斜め左位置に葺かれる他の桟瓦の係止突起302が係合可能になっている。
なお、前記差込部303の背面側に当たる右側部Eにおいてその裏面には、垂れ壁状の裏側水きり306が形成されており、相隣接して葺かれる二つの桟瓦3のうち、一つの桟瓦3の左側部Dの差込部303に他の桟瓦3の右側部Eが重ねられたとき、二つの桟瓦3の表面は実質上同一高さの屋根面を形成するとともに、一つの桟瓦3の左端面307と他の桟瓦3の右端面308が当接して当接部7を形成する(図1を参照)。そしてその当接部7に浸み込んだ雨水は、二種の水切り304、306により桟瓦3の裏側への流入が阻止されながら、差込部303上を流下する。
次に、半瓦について説明すると、図9〜図15に示すように、半瓦6は、桟瓦3の働き幅W1(図2を参照)の半分の働き幅W2を有しているのに加えて、桟瓦3の係止突起302のような係止突起を備えていない点において、桟瓦3と相異しており、その他の主たる構成要素について桟瓦3と同じである(前記図9〜図15において桟瓦3の構成要素に対応して示す構成要素には符号60を付して説明を省略する)。しかしながら、半瓦6は、その差込部603の頭部A寄り部位に被係止部605を備え、本発明に係る隅棟部構造を構成するとき、千鳥配置の一段下位の斜め左位置に葺かれた桟瓦3の係止突起302と係合可能になっている。
本発明に係る寄棟屋根の頂部に葺かれる隅瓦4は、図16〜図24に示すように、それを水平面において上方から光を当てたとき、その投影面が略方形をなす形状を有している。そしてその投影面において矢印Y方向に延びる仮想の対角線を中心にして、隅瓦4となる主要部を左右に屈曲させて屋根形にしたとき、その主要部は、二つの第一傾斜面45と第二傾斜面46になる。屈曲させるとは、金属板を屈曲加工する態様と異なり、隅瓦4の製造する過程で、屈曲した形の成形原料を焼成して、本発明に係る隅瓦を得ることを意味する。
さらに本発明に係る隅瓦4が寄棟屋根の頂部に葺かれたとき、棟側となる上部コーナー(尻部)Fには、平面形状が略J字形をなすコーナー部水返し401が設けられている。また前記隅瓦4の上部コーナー(尻部)Fから延びる左傾斜側部Gには、該隅瓦4に隣接して葺かれる桟瓦3又は半瓦6の右側部Eに差し込まれる差込部403が設けられている。なお、左傾斜側部G及び右傾斜側部Hとは、前記矢印Y方向に延びる仮想の対角線を中心として上部コーナー(尻部)F側の左右側部をそれぞれ意味する。
そして、隅瓦4とその左傾斜側部G側に桟瓦3又は半瓦6が葺かれたとき、桟瓦3又は半瓦6の右端面308、608と隅瓦4の第一傾斜面45に存在する左傾斜端面407とが当接して、後述するように両者の間に当接部7を形成する(図1を参照)が、前記差込部403が該当接部7から浸入する雨水を流下させる機能を発揮する。
さらに説明を続けると、前記差込部403上においてその側部には、桟瓦3又は半瓦6と同様の表側水切り404が設けられているとともに、L字形をなす(隅瓦4の)頭部K寄りの部位には、前記表側水切り404により仕切られた被係止部405が形成されており、千鳥配置において一段下位の斜め左位置に葺かれた桟瓦3の係止突起302が係止可能になっている。ただし、第一段桟瓦列31及び第二段桟瓦列32に葺かれる第一段隅瓦41及び第二段隅瓦42は、一段下位にそれらと千鳥配置される桟瓦3又は半瓦6が存在しないので、必ずしも前記被係止部405を必要としない。しかし、同一形状・構造の隅瓦4を生産した方が生産効率がよいという観点から、本発明においては、第一段桟瓦列31及び第二段桟瓦列32にも被係止部405を備えた隅瓦4が使用される。
また、前記隅瓦4の右傾斜側部Hの裏側には、桟瓦3又は半瓦6と同様に裏側水返し406が設けられており、隣接して葺かれる桟瓦3又は半瓦6の差込部303、603上に落とし込まれるようになっている。そして、隅瓦4とその右傾斜側部H側に桟瓦3又は半瓦6が葺かれたとき、桟瓦3又は半瓦6の左端面307、607と隅瓦4の第二傾斜面46に存在する右傾斜端面408とが当接して、後述するように両者の間に当接部7を形成するが、前記差込部303、603が該当接部7から浸入する雨水を流下させる機能を発揮する。
上記のように構成される桟瓦3、半瓦6及び隅瓦4を使用して、本発明に係る寄棟屋根の隅棟構造は、次のようにして完成する。図25及び図26に示すように、前記屋根を構成する下地材2の上に予め墨打ちして桟瓦3、半瓦6及び隅瓦4の葺設位置を決定した後、コーナー状軒先
の下地材2上に隅瓦4としての第一段隅瓦41を葺設する。このとき、第一段隅瓦41は、そのコーナー部水返し401に設けられている釘孔409を通して、下地材2に釘(図示なし)を打ち付けることにより、固定されるが、好ましくは、その釘として下地材2からの引き抜き強度がより大きなものを使用する。
次いで、第一段隅瓦41の差込部403の上に左側に葺設される桟瓦3の右側部Eを重ねるとともに、第一段隅瓦41の左傾斜端面407を桟瓦3の右端面308に当接させて、両者の間に当接部7を形成する。以降同様に桟瓦3の差込部303に他の桟瓦3を、順次、葺設して、第一段桟瓦列31を形成する。
続いて、第一段隅瓦41の一段上位に第二段隅瓦42を葺設すると、その左傾斜端面407と第一段桟瓦列31の桟瓦3とが形成する当接部7とが筋葺き状になる。そこで、第二段隅瓦42の差込部403の上に半瓦6の右側部Eを重ねる。そして、第一段桟瓦列31の桟瓦3の係止突起302を半瓦6の被係止部605に係止させるとともに、第二段隅瓦42の左傾斜端面407と半瓦6の右端面608とを当接させる。すると、第一段桟瓦列31の桟瓦3と半瓦6との間に係合構造が完成するとともに、両瓦の左端面307、607は千鳥配置になる。
以降、同様に半瓦6に相隣接させて桟瓦3を、そしてその桟瓦3に相隣接させて他の桟瓦3を、順次、葺設させて、第二段桟瓦列32を完成するとともに、第二段桟瓦列32に葺かれた桟瓦3と第一段桟瓦列31に葺かれた桟瓦3との間に係合構造を形成させると、寄棟屋根には本発明に係る桟瓦3を主体とする千鳥配置のベースができる。
更に続いて、図1に示すように、第二段隅瓦42の一段上位に第三段隅瓦43を配置するとともに、その差込部403にある被係止部405を第二段桟瓦列32の桟瓦3の係止突起302と係合させる。すると、第一段桟瓦列31の桟瓦3及び第二段桟瓦列32の桟瓦3のそれぞれの左端面307並びに第三段隅瓦43の左傾斜端面407が千鳥配置になる。
以上詳述したように、本発明に係る隅棟部構造は、傾斜した屋根に表面が略平らな桟瓦を以って千鳥配置に葺設した寄棟屋根の隅棟部の構造を、より耐暴風雨構造に改良することができる。本発明は、その根本的技術思想を踏襲し発明の効果を著しく損なわない限度において前記実施形態の一部を変更して実施することができる。たとえば、隅瓦4において図28、図29に示すように、その形状を2分割あるいは3分割した構成を採用してもよい。また、第一、第二段桟瓦列の形成過程において、隅瓦を最初に固定するという葺設作業手順に変えて、桟瓦を最初に葺設して最後に隅瓦を葺くこともできるし、第一、第二段桟瓦列に関係なく桟瓦を面状に葺き広げるという手順を採用してもよい。
本発明は、傾斜した寄棟屋根に対して桟瓦を千鳥配置する建築分野に広く利用できる。
本発明に係る隅棟部の部分斜視図である。 本発明に係る桟瓦の斜視図である。 同平面図である。 同正面図である。 同背面図である。 同左側面図である。 同右側面図である。 同裏面図である。 本発明に係る半瓦の斜視図である。 同平面図である。 同正面図である。 同背面図である。 同左側面図である。 同右側面図である。 同裏面図である。 本発明に係る隅瓦の斜視図である。 本発明に係る隅瓦を、俯瞰方向を変えて、示す斜視図である。 本発明に係る隅瓦を、俯瞰方向をさらに変えて、示す斜視図である。 本発明に係る隅瓦の平面図である。 同正面図である。 同背面図である。 同左側面図である。 同右側面図である。 同裏面図である。 本発明に係る隅棟部の要部を示す部分破断斜視図である。 同要部を示す部分平面図である。 従来技術の部分表面図である。 本発明に係る隅瓦の別の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る隅瓦のさらに別の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 寄棟屋根
2 下地材
3 桟瓦
31 第一段桟瓦列
32 第二段桟瓦列
301 尻部水切り
601 尻部水切り
302 係止突起
303 差込部
603 差込部
304 表側水切り
604 表側水切り
305 被係止部
605 被係止部
306 裏側水切り
606 裏側水切り
307 左端面
607 左端面
308 右端面
608 右端面
4 隅瓦
41 第一段隅瓦
42 第二段隅瓦
43 第三段隅瓦
45 第一傾斜面
46 第二傾斜面
401 コーナー部水返し
403 差込部
404 表側水切り
405 被係止部
406 裏側水返し
407 左傾斜端面
408 右傾斜端面
409 釘孔
5 頂部
6 半瓦
7 当接部
A 頭部
B 尻部
C 頭部
D 左側部
E 右側部
F 上部コーナー(尻部)
G 左傾斜側部
H 右傾斜側部
K 頭部
Y 矢印
W1 働き幅
W2 働き幅

Claims (4)

  1. 千鳥配置に葺設される複数枚の桟瓦(3)と、その桟瓦の働き幅(W1)の半分の働き幅(W2)を有する半瓦(6)と、略方形をなす投影面を有し、その対角線位置を中心に曲げられて屋根形になっている隅瓦(4)とからなる屋根の隅棟部において、前記隅棟部のうち隅棟を境として一方側で千鳥配置に相隣接して葺設される前記桟瓦同士、前記桟瓦と前記隅瓦及び前記桟瓦と前記半瓦との間に、それらが互いに係合する係合構造を形成したことを特徴とする屋根の隅棟部構造。
  2. 千鳥配置に葺設される複数枚の桟瓦(3)と、その桟瓦の働き幅(W1)の半分の働き幅(W2)を有する半瓦(6)と、略方形をなす投影面を有し、その対角線位置を中心に曲げられて屋根形になっている隅瓦(4)とからなる屋根の隅棟部において、前記隅棟部のうち隅棟を境界とした一方側で千鳥配置に相隣接して葺設される前記桟瓦同士の間、前記桟瓦と半瓦との間及び前記桟瓦と前記隅瓦との間に、それらが互いに係合する係合構造を形成するとともに、千鳥配置に存在することなく相隣接して配設される瓦同士の間に、それらが互いに係合する係合関係を不存在にしたことを特徴とする屋根の隅棟部構造。
  3. 前記係合構造は、前記千鳥配置にある桟瓦(3)の尻部(B)側中央部に形成した係止突起(302)が、その桟瓦の一段上位にある桟瓦、半瓦(6)又は隅瓦(4)の差込部(303、603、403)の頭部寄り部位に形成した被係止部(305、605、405)と係止する構造をしている請求項1又は請求項2記載の屋根の隅棟部構造。
  4. 前記隅瓦(4)は、前記桟瓦に相隣接する第一段隅瓦と第三段隅瓦(41、43)と前記半瓦(6)に相隣接する第二段隅瓦(42)とからなっている請求項1又は請求項2記載の屋根の隅棟部構造。
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