JP5030011B2 - 高圧放電灯点灯装置 - Google Patents
高圧放電灯点灯装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5030011B2 JP5030011B2 JP2006281017A JP2006281017A JP5030011B2 JP 5030011 B2 JP5030011 B2 JP 5030011B2 JP 2006281017 A JP2006281017 A JP 2006281017A JP 2006281017 A JP2006281017 A JP 2006281017A JP 5030011 B2 JP5030011 B2 JP 5030011B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- current
- voltage
- pressure discharge
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
Description
この高圧放電灯点灯装置は、直流電源部10と直流電源部10の直流電圧をPWM(パルス幅変調)制御回路により所定のランプ電力に制御する直流電力供給部20と、直流電力供給部20の直流出力電圧を低周波の交流矩形波電圧に変換し、高圧放電灯(以下、「ランプ」という)60に印加するためのフルブリッジ回路40と、ランプ始動時に高圧パルス電圧をランプに印加するイグナイタ回路部50と、ランプ電力を検出し定ランプ電力制御や定ランプ電流制御を行うための制御回路部30とで構成されている。
その後、電極に形成させた該突起を維持しながらも、突起の根元である丸みのある突起の周囲がアークの照り返しによって、ランプ寿命と共に徐々に消耗するので電極間距離が広がり、それに伴いランプ電圧が上昇していく。
またさらに、制御回路が、ランプ電圧が所定の電圧以上の場合は、ランプ電圧とランプ電流との積が一定になるように直流電力供給部を制御する構成とした。
また、ランプ電圧が前記所定の電圧値未満の場合には電流値IHfが一定に制御される構成として、ランプ電圧が所定の電圧値未満の場合の電流値IHfを、ランプ電圧が所定の電圧値未満において割合の増大が(仮に)行われなかったとした場合の電流値IHf´の1.1〜1.5倍とした。
また、上記の動作をランプ電流の実効値を増やさずに行うことができるので、ランプの電極に必要以上のストレスを与えず、ランプの寿命を短くすることはない。
本発明の実施形態について従来例と比較し説明する。
図1は本発明に係る高圧放電灯点灯装置の第1の実施の形態を示す回路構成図であり、図7に示した従来例のものと同一または対応する部材については同一の番号を付して、その説明を省略する。また、出力特性についても先に説明した図3Aに示したものと同じである。本発明に係る高圧放電灯点灯装置において従来例と異なる点は、制御回路30の基準電圧39と誤差増幅器34の間に新たに抵抗38C、トランジスタ38dを接続した点である。そして、制御回路30、特に、抵抗31bと31cとの接続点Aの電圧(検出ランプ電圧値)並びにトランジスタ38b及び38dのベース端子と、ブリッジ制御回路45とはマイコン等の制御手段300に接続され、ブリッジ制御回路45とPWM制御回路36とは同じクロック信号に従って動作できるようになっている。
一方、図2Bのタイミングチャートにおいては、タイミングtx以前でランプ電圧が60V以上であったときは、期間THの後半の半サイクルの電流値がIHf1、期間TLの電流値がILf1であったものが、ランプ電圧が60V未満になってからは、期間THの後半の半サイクルの電流値がIHf2に増大される。
なお、ランプ電流が60V未満の場合の制御においても、期間TLよりも電流が大きい期間THを設けているので、特許文献1に示したようなフリッカ抑制の効果も当然に得られる。
言い換えると、従来の図7の回路を用いた場合、ランプ電圧が60V未満での電流値IHfはIHf1であるが、本発明の図1の回路を用いた場合はランプ電圧が60V未満での電流値IHfはIHf2である。このIHf2はIHf1の1.1倍から1.5倍とするのが望ましい。
なぜなら、1.1倍未満であると、IHf2を増大させることによる本発明の効果が発揮できず、また、1.5倍より大きくすると、瞬時的とは言え電極先端の温度が上昇しすぎ、電極が著しく消耗し早期に光出力が低下してしまうためである。
ここで、図3Cに示すように、ランプ電圧が60V未満になった場合のIHfの上昇分(IHf1→IHf2)が期間TLでキャンセルされるようにランプ電流値がILf1より小さいILf2に低減されるようにしてもよい。この場合、交流ランプ電流全体にわたって、即ち、高周波期間TH及び低周波期間TLにわたってランプ電流の実効値を完全に一定することができる。
実施例1においては、最も好適な例として電流切換え電圧においてIHfをIHf1とIHf2の間でステップ的に切換える構成を示したが、本実施例ではIHfをリニアに変化させるものを示す。本実施例は、得られる効果は実施例1のものと同じであるが、ランプ特性の個体差が大きく電流切換え電圧の設定に幅を持たせたい場合等に有用である。
PWM制御回路36への制御信号(トランジスタ21のデューティ比の指令)は、マイコンに格納されたテーブルに従って検出ランプ電圧値及び検出ランプ電流値から演算される。
また、図5Bに示すように、高周波電流IHfの上昇分を低周波電流ILfでキャンセルして、交流ランプ電流全体にわたって、即ち、高周波期間TH及び低周波期間TLにわたってランプ電流の実効値が一定になるように制御されるようにしてもよい。
上記実施例1及び2では、好適にフリッカを防止しつつも、寿命を短くすることなく安定した光出力が得られる高圧放電灯点灯装置を示したが、それを用いたアプリケーションとしての光源装置を図6に示す。
図6において、71は上記で説明した高圧放電灯点灯装置、72はランプ60が取り付けられるレフレクタ、73は必要に応じて高圧放電灯点灯装置71、ランプ60及びレフレクタ72を内蔵する筐体である。なお、図は実施例を模擬的に図示したものであり、寸法、配置などは図面通りではない。また、図示されない映像系の部材等を筐体73内に適宜配置してプロジェクタを構成することもできる。
(1)上記実施例では、低周波期間TLにおけるランプ電流を矩形波として説明した。しかし、本発明でいう期間TLにおける矩形波とは、厳密に矩形でないような波形、例えば、矩形波に他の電流波形が重畳したような波形、矩形波の一部が窪んだような波形、或いは1つの期間TLの開始時と終了時で電流値が異なるような波形も含まれる。
(2)上記実施例では、高周波期間THにおけるランプ電流を矩形波として説明した。しかし、本発明でいう期間THにおける矩形波とは、厳密に矩形でないような波形、例えば、矩形波が回路のインピーダンス(特に、イグナイタ回路に使用するパルストランスのインダクタンス成分)により歪んだ波形、或いはスイッチング動作の影響によりピーク付近が割れているような波形も含まれる。
(3)上記実施例では、ランプ電圧60Vを制御切換えのための分岐電圧として例示してきたが、その分岐電圧はランプの特性や点灯装置に対する要求仕様等に応じて適宜変更可能である。
20.直流電力供給回路部
21.トランジスタ
22.ダイオード
23.直流リアクトル
24.コンデンサ
30.制御回路部
31a.ツェナーダイオード
31b、31c、32.抵抗
33.掛算器
34.誤差増幅器
35.積分回路
36.PWM制御回路
37、38、38a、38c.抵抗
38b、38d.トランジスタ
39.基準電圧
40.フルブリッジ回路
41〜44.トランジスタ
45.ブリッジ制御回路
50.イグナイタ回路部
60.高圧放電灯(ランプ)
71.高圧放電灯点灯装置
72.レフレクタ
73.筐体
300、301.制御手段
Claims (4)
- 直流電圧が入力され直流電流を出力する直流電力供給部、該直流電流を交流変換して高圧放電灯に交流ランプ電流を供給するフルブリッジ回路、並びに該直流電力供給部が出力する直流電流値及び該フルブリッジ回路のスイッチング動作を制御する制御回路を備え、
前記交流ランプ電流が、所定の周波数の矩形波電流(以下、「低周波電流」という)の半サイクルの直前に該所定の周波数よりも高い周波数の電流(以下、「高周波電流」という)が1サイクル印加される電流波形の繰り返しからなり、前記制御回路によって、前記高周波電流の1サイクルのうちの後半の半サイクルのみ又は1サイクル全部の電流値IHfが、前記低周波電流の電流値ILfよりも高くなるように制御される高圧放電灯点灯装置において、
前記制御回路が前記高圧放電灯のランプ電圧を検出するランプ電圧検出回路及びランプ電流を検出するランプ電流検出回路を備え、
ランプ電圧が所定の電圧値未満の場合には前記電流値ILf及び電流値IHfが一定に制御され、
前記制御回路によって、ランプ電圧が前記所定の電圧値未満の場合における前記電流値IHfの前記電流値ILfに対する割合が、ランプ電圧が該所定の電圧以上の場合における前記電流値IHfの前記電流値ILfに対する割合よりも大きくなるように前記所定の電圧値で切り換えられ、ランプ電圧が前記所定の電圧値未満の場合の電流値IHfが、ランプ電圧が該所定の電圧値未満において前記割合の切換えが行われない場合の電流値IHf´の1.1〜1.5倍であることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
- 請求項1記載の高圧放電灯点灯装置おいて、
前記制御回路が、ランプ電圧が前記所定の電圧未満の場合は、前記交流ランプ電流の実効値が一定になるように前記直流電力供給部を制御する高圧放電灯点灯装置。
- 請求項1記載の高圧放電灯点灯装置おいて、
前記制御回路が、ランプ電圧が前記所定の電圧以上の場合は、ランプ電圧とランプ電流との積が一定になるように前記直流電力供給部を制御する高圧放電灯点灯装置。
- 請求項1から請求項3いずれか一項に記載の高圧放電灯点灯装置、高圧放電灯、該高圧放電灯が取り付けられるレフレクタ、及び少なくとも該高圧放電灯点灯装置を内包する筐体からなる光源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006281017A JP5030011B2 (ja) | 2006-10-16 | 2006-10-16 | 高圧放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006281017A JP5030011B2 (ja) | 2006-10-16 | 2006-10-16 | 高圧放電灯点灯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008098074A JP2008098074A (ja) | 2008-04-24 |
JP5030011B2 true JP5030011B2 (ja) | 2012-09-19 |
Family
ID=39380697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006281017A Expired - Fee Related JP5030011B2 (ja) | 2006-10-16 | 2006-10-16 | 高圧放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5030011B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4678425B2 (ja) * | 2008-06-18 | 2011-04-27 | Tdk株式会社 | 放電灯点灯装置 |
JP2012018918A (ja) * | 2010-06-08 | 2012-01-26 | Panasonic Corp | 放電灯点灯装置および放電灯点灯方法 |
JP5459505B2 (ja) * | 2010-07-29 | 2014-04-02 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
JP5849588B2 (ja) * | 2011-10-06 | 2016-01-27 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター及びプロジェクターシステム |
JP5720911B2 (ja) * | 2014-01-10 | 2015-05-20 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター及びプロジェクターシステム |
JP5920611B2 (ja) * | 2015-03-26 | 2016-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター及びプロジェクターシステム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6215252B1 (en) * | 1998-12-29 | 2001-04-10 | Philips Electronics North America Corporation | Method and apparatus for lamp control |
JP4164291B2 (ja) * | 2002-05-21 | 2008-10-15 | スタンレー電気株式会社 | 放電灯点灯装置 |
JP2004296427A (ja) * | 2003-03-13 | 2004-10-21 | Ushio Inc | 超高圧水銀ランプ発光装置 |
JP4324974B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2009-09-02 | 岩崎電気株式会社 | 高圧放電灯点灯装置 |
-
2006
- 2006-10-16 JP JP2006281017A patent/JP5030011B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008098074A (ja) | 2008-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8348437B2 (en) | Discharge lamp lighting device and image display device that controls electric power converter output on a historical basis | |
JP5030011B2 (ja) | 高圧放電灯点灯装置 | |
JP2007194044A (ja) | 点灯回路 | |
EP2152048A2 (en) | Driving device and driving method of electric discharge lamp, light source device, and image display apparatus | |
WO2007096803A1 (en) | Method and driving unit for driving a gas discharge lamp | |
JP4171285B2 (ja) | 高圧放電灯の点灯方法および点灯装置 | |
JP4853638B2 (ja) | 高圧放電灯点灯装置 | |
JP2008192388A (ja) | 高圧放電灯点灯装置、プロジェクタ及び高圧放電灯の点灯方法 | |
US20100244716A1 (en) | High pressure discharge lamp ballast with adaptive filament heating control based on lamp age | |
US7443110B2 (en) | Discharge lamp energizing circuit and method of energizing discharge lamp | |
JP2002063993A (ja) | 放電灯駆動装置 | |
JP4182081B2 (ja) | 放電灯駆動装置 | |
EP2222141B1 (en) | Discharge lamp lighting circuit for AC-driving a discharge lamp | |
JP4853831B2 (ja) | 高圧放電灯点灯装置及び高圧放電灯の点灯方法 | |
JP4019807B2 (ja) | 高圧放電灯点灯装置 | |
JP4883292B2 (ja) | 高圧放電灯点灯装置及び高圧放電灯の調光方法 | |
JP4306363B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
US7154231B2 (en) | Gas discharge lamp dimming control method | |
JP5170596B2 (ja) | 高圧放電灯点灯装置及び光源装置 | |
US8143796B2 (en) | Electronic ballast with controlled filament preheating using half-wave lamp current detection | |
JP5287525B2 (ja) | 高圧放電灯点灯装置及び高圧放電灯の点灯方法 | |
JP2007287508A (ja) | Hidランプの点灯制御装置及び制御方法 | |
JP4605551B2 (ja) | 高圧放電灯点灯装置及び高圧放電灯の点灯方法 | |
JP2011521409A (ja) | Uhpガス放電ランプの駆動方法 | |
JP2004303688A (ja) | 放電灯点灯装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091009 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110921 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110926 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120501 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120515 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120604 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120617 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |