JP5029219B2 - 走行計画生成装置 - Google Patents

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本発明は、走行計画生成装置に関するものである。
従来、車両の走行計画を生成する装置として、所定の座標における目標速度を示す速度パターンや走行軌跡からなる下位計画を用いて車両の走行計画を生成する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置は、仮生成した複数の下位計画について周辺車両の計画を考慮して安全性の評価を行い、所定の安全基準を満足する下位計画を走行計画として選定する装置である。
特願2006−313258号
しかしながら、従来の走行計画生成装置にあっては、効率良く走行計画を生成する仕組みが無いため、処理時間内に安全性が確保された走行計画を生成できないおそれがある。
そこで本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、効率的に安全な走行計画を生成することができる走行計画生成装置を提供することを目的とする。
すなわち本発明に係る走行計画生成装置は、走行方針に従った走行を行うための第1走行計画を生成する手段と、緊急停止を行うための第2走行計画を生成する手段と、前記第1走行計画と前記第2走行計画とが所定の安全基準を満たすか否かを判定する安全基準判定手段と、前記第1走行計画と前記第2走行計画との各安全判定結果の組み合わせに基づいて、所定区間の速度パターンと走行軌跡の少なくとも一方を含む走行計画を生成する走行計画生成手段とを備え、前記走行計画生成手段は、前記安全判定手段によって前記第1走行計画及び前記第2走行計画が共に安全基準を満たさないと判定された場合に、前記第2走行計画に対して安全基準を満たすように補正する
この発明によれば、通常走行用の第1走行計画を生成すると共に、危険を回避するための緊急停止用の第2走行計画を第1走行計画とは別に生成し、生成した第1走行計画及び第2走行計画が所定の安全基準を満たすか否かを判定し、判定結果を用いて車両が走行するための走行計画を生成することができる。これにより、各走行計画の判定結果の組み合わせを利用して走行計画を生成するので、安全側に動作する走行計画を効率的に生成することができる。これにより、限られた時間内で安全な走行計画を生成する可能性を高めることができる。また、通常走行用の第1走行計画及び緊急停止用の第2走行計画が安全基準を満たさない場合には、車両が緊急停止することを前提として第2走行計画を補正することにより、第1走行計画を除々に安全側に補正する場合に比べて、短時間で安全な走行計画を生成する可能を高めることができる。さらに、速度パターン又は走行軌跡からなる走行計画の生成を効率良く行うことができる。
また、走行計画生成装置において、前記走行計画生成手段は、前記安全判定手段によって前記第2走行計画のみが安全基準を満たすと判定された場合に、前記第2走行計画を前記走行計画として採用することが好適である。
このように構成することで、緊急停止用の第2走行計画のみが安全基準を満たす場合には、緊急停止用の第2走行計画を走行計画として採用することができる。これにより、緊急停止を迅速に行い、安全を確保することができる。
また、走行計画生成装置において、前記走行計画生成手段は、前記安全判定手段によって前記第1走行計画のみが安全基準を満たすと判定された場合に、前記第1走行計画に対して安全性を向上する補正を行うことが好適である。
このように構成することで、通常走行用の第1走行計画のみが安全基準を満たし、緊急停止用の第2走行計画が安全基準を満たさない場合には、第1走行計画の安全性をさらに向上させるように補正することができる。これにより、本来危険な状況を回避するために生成していた緊急停止用の走行計画が安全性を満たさない場合には、安全性が確認された第1走行計画の安全性をさらに向上させることで、不測の障害発生等に対して対応できる余裕を作り、将来の安全を確保することができる。
また、走行計画生成装置において、前記走行計画生成手段は、前記安全判定手段によって前記第1走行計画及び前記第2走行計画が共に安全基準を満たすと判定された場合に、前記第1走行計画に対して走行の効率性と快適性の少なくとも一方を向上する補正を行うことが好適である。このように構成することで、付加価値のある走行計画を生成する前に、走行計画の安全性を確認するため、効率的に安全な走行計画を生成することができる。
本発明によれば、効率的に安全な走行計画を生成することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係る走行計画生成装置は、安全な走行計画を生成する装置であって、例えば自動運転を行う車両に好適に採用されるものである。
最初に、本実施形態に係る走行計画生成装置の構成を説明する。図1は本発明の実施形態に係る走行計画生成装置を備える車両の構成図である。走行計画生成装置20を搭載した車両1は、車車間通信や路車間通信等により情報を入力しあるいはセンサ等によって情報を取得し、所定の間隔で行動計画を生成して自動運転する機能を有する車両であって、センサ33、入力部34、ECU2、通信部32、アンテナ31、及びアクチュエータ35を備えている。ここで、ECU(Electronic Control Unit)とは、電子制御する自動車デバイスのコンピュータであり、CPU(CentralProcessing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および入出力インターフェイスなどを備えて構成されている。
センサ33は、車両の周辺情報を取得する機能を有しており、例えば、カメラ等の画像センサや、ミリ波レーダ、超音波センサ等である。センサ33は、車両の周辺情報を取得し、取得した情報を入力部34へ出力する機能を有している。
入力部34は、センサ33から入力した情報を使用できる形式に変換する機能を有している。また、入力部34は、変換した情報をECU2へ出力する機能を有している。
通信部32は、他車両や、路側に配置された通信装置と通信する機能を有している。通信部32は、ECU2から送信データを入力しアンテナ31を介して他車両や通信装置に送信する機能と、他車両や通信装置からアンテナ31を介してデータを受信し受信データをECU2へ出力する機能とを有している。
アクチュエータ35は、車両の走行を制御する機械的な構成要素であり、例えば、操舵制御のためのハンドルや操舵角制御モータ、加減速制御のためのブレーキペダルやアクセルペダル、スロットルバルブ等である。また、アクチュエータ35は、ECU2から入力した走行制御量に基づいて動作する機能を有している。
ECU2は、走行計画生成装置20及び走行制御部25を備えており、走行計画生成装置20は、走行制御計画部21及び安全性判定部(安全基準判定手段、走行計画生成手段)24を有している。
走行制御計画部21は、走行制御計画を生成する機能を有しており、制御計画生成部22と最大減速制御計画生成部23とを備えている。制御計画生成部22は、主に通常走行時の走行制御計画(第1走行計画)を生成する機能を有しており、例えば、旅行時間、燃費優先度合いや休憩計画等を含む運転者の要望や走行環境条件等を考慮して、走行制御計画を生成する。走行環境条件は、入力部34や通信部32から入力した情報に基づいて設定される。ここで、走行制御計画とは、所定の時間内又は所定の地点までの走行をどのような制御で行うか予め決定したものである。例えば、走行制御計画には走行軌跡及び速度パターンが含まれる。また、先行車両に追従する車間距離制御を実行するのか、又は車線に沿って走行するレーンキープ走行制御を行うのか等の制御内容も含まれている。
他方、最大減速制御計画生成部23は、緊急停止を行うための走行制御計画を予め緊急停止前に生成する機能を有している。ここで緊急停止前とは、緊急事態であるか否かを判断する前のことである。最大減速制御計画生成部23は、例えば、所定の最大減速度、入力部34から入力した車両周辺情報、通信部32から入力した他車両に関する情報等を用いて、所定の最大減速度で停止するための走行制御計画(第2走行計画)を生成する。所定の最大減速度としては、例えば、運転者によって入力可能な操作ボタンを車両1に備え、その操作ボタンの操作によって設定された運転者の許容できる速度が用いられる。
走行制御計画部21は、制御計画生成部22で生成した走行制御計画を安全性判定部24へ出力する機能を有している。また、走行制御計画部21は、最大減速制御計画生成部23で生成した緊急停止を行うための走行制御計画を安全性判定部24へ出力する機能を有している。
安全性判定部24は、車両の走行制御計画が安全か否かを判定する機能を有している。安全性判定部24は、走行制御計画部21から走行制御計画又は緊急停止を行うための走行制御計画を入力し、安全基準を満たしているか否かを判定する機能を有している。安全基準の判定方法としては、例えば、自車両と他車両の相対速度や相対位置から衝突余裕時間(TTC:Time To Collision)を算出して、所定の閾値以上であれば安全基準を満たしていると判定する方法が挙げられる。また、例えば、自車両の走行制御計画に基づいて所定時間経過後の自車両の存在位置を推定し、推定した存在位置に基づいて自車両が存在すると予想される領域を確率分布で表した干渉推定領域を算出し、算出した干渉推定領域と他車両の干渉推定領域との積和によって求められる干渉確率が所定の閾値以下であれば安全基準を満たしていると判定する方法が挙げられる。また、安全性判定部24は、各走行制御計画についての判定結果を記録する機能を有している。さらに、安全性判定部24は、各走行制御計画の安全性を組み合わせて、採用すべき走行制御計画を選定し、選定した走行制御計画を走行制御部25へ出力する機能を有している。
走行制御部25は、安全性判定部24から入力した走行制御計画に基づいて、制御命令をアクチュエータ35へ出力する機能を有している。
次に、本実施形態に係る走行計画生成装置の動作について説明する。図2及び図3は、本実施形態に係る走行計画生成装置の動作を示すフローチャートである。図2及び図3の制御処理は、ECU2で実行され、例えばイグニッションオンされてから所定のタイミングで繰り返し実行される。繰り返し周期は、例えば100msである。
図2に示すように、走行計画生成装置20は、情報入力処理から開始する(S10)。S10の処理は、制御計画生成部22で実行され、仮の走行制御計画を生成する処理である。例えば、走行計画生成装置20は、車線を保持しながら前方の車両に追従するといった100ms後までの仮の走行制御計画を生成する。S10の処理が終了すると、安全性評価処理へ移行する(S12)。
S12の処理は、安全性判定部24で実行され、S10の処理で生成した仮の走行制御計画の安全性を評価する処理である。例えば、TTCや干渉確率等を用いて、予め設定された安全基準を満たすか否かを判定する。また、安全性判定部24は、TTCや干渉確率等の判定に使用したデータと、判定した結果とを記録する。判定結果の記録方法としては、例えば、ECU2のメモリ上に走行制御計画ごとに安全フラグを用意し、安全性判定部24が安全性を満たしていないと判定した場合には判定した走行制御計画に対応する安全フラグを0から1へ変更する方法により行う。安全性の評価が終了すると、最大減速制御計画の生成処理へ移行する(S14)。
S14の処理は、最大減速制御計画生成部23で実行され、緊急停止用の走行制御計画を生成する処理である。例えば、運転者が予め設定した最大減速度に基づいて、所定の最大減速度で停止するための走行制御計画を生成する。このように、最大の減速度で停止するための走行制御計画を、仮の走行制御計画よりも快適な走行制御計画を模索・算出する前に生成することで、以下の処理において説明する安全性の確認を優先して行うことが可能となる。S14の処理が終了すると、安全性評価処理へ移行する(S16)。
S16の処理は、安全性判定部24で実行され、S14の処理で生成した緊急停止用の走行制御計画の安全性を評価する処理である。評価方法及び評価結果の記録方法はS12の処理と同様である。S16の処理が終了すると、判定処理へ移行する(S18)。
S18の処理は、安全性判定部24で実行され、仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画の安全評価の組み合わせを判定する処理であり、仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画のどちらも安全でないと判定したか否かを判定する処理である。例えば、その時点での仮の走行制御計画を採用して走行すると、衝突等の危険を回避することが困難な状況となり、緊急停止してもその危険を回避することが困難であるか、あるいは減速・停止することによって別の危険が発生する状況に該当するか否かを判定する処理である。この判定は、例えば、仮の走行制御計画に対応する安全フラグ及び緊急停止用の走行制御計画に対応する安全フラグがそれぞれ1であることを確認することによって実現できる。S18の処理において、仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画のどちらも安全でないと判定した場合には、暫定計画設定処理へ移行する(S20)。
S20の処理は、安全性判定部24で実行され、緊急停止用の走行制御計画を暫定の走行制御計画として採用する処理である。仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画のどちらも安全でないということは、その時点での仮の走行制御計画を採用して走行すると、他車両との衝突などの危険を回避することが困難な状況となり、さらに緊急停止した場合であっても危険を回避することが困難な状況であるといえる。しかしながら、仮に危険を回避することが困難であるとしても、まずは緊急停止用の走行制御計画を暫定の走行制御計画に採用することで、衝突等によって発生する損害や被害を緩和する方法の検討を早期に開始することができる。S20の処理が終了すると、走行制御計画の生成処理へ移行する(S22)。
S22の処理は、制御計画生成部21で実行され、安全性に重点を置いた走行制御計画を生成する処理である。例えば、減速だけでなく操舵制御も考慮して走行制御計画を生成することで、緊急停止のみでは回避できない危険を回避できる可能性がある。具体的には、減速と共に路肩側にレーンチェンジして停止する走行制御計画が挙げられる。制御計画生成部21は、センサ34から入力した車両周辺情報や通信部32から入力した他車両に関する情報に基づいて走行制御計画を生成する。S22の処理が終了すると、安全性評価処理へ移行する(S24)。
S24の処理は、安全性判定部24で実行され、S22の処理で生成した走行制御計画の安全性を評価する処理である。評価方法及び評価結果の記録方法はS12の処理と同様である。S24の処理が終了すると、走行計画採用処理へ移行する(S26)。
S26の処理は、安全性判定部24で実行され、S16の処理で評価した緊急停止用の走行制御計画の安全性と、S24の処理で評価した走行制御計画の安全性とを比較してより安全な走行制御計画を、今後の走行制御計画として採用する処理である。例えば、それぞれ算出した干渉確率やTTC等を用いて、より安全な走行制御計画を今後の走行制御計画として採用する。これにより、緊急停止用の走行制御計画の安全性を向上する補正が可能となる。S26の処理が終了すると、図2及び図3に示す制御処理を終了する。
一方、S18の処理において、仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画の少なくとも何れか一方が安全であると判定した場合には、判定処理へ移行する(S28)。S28の処理は、安全性判定部24で実行され、仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画の安全評価の組み合わせを判定する処理であり、仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画のうち、緊急停止用の走行制御計画のみが安全基準を満たしているか否かを判定する処理である。この判定は、例えば、仮の走行制御計画に対応する安全フラグが1であり、緊急停止用の走行制御計画に対応する安全フラグが0であることを確認することによって実現できる。S28の処理において、緊急停止用の走行制御計画のみが安全基準を満たしていると判定した場合には、走行計画採用処理へ移行する(S30)。
S30の処理は、安全性判定部24で実行され、緊急停止用の走行制御計画を今後の走行制御計画として採用する処理である。仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画のうち、仮の走行制御計画で走行した場合には危険が発生する恐れがあり、緊急停止用の走行制御計画が安全であると判定されているので、緊急停止用の走行制御計画を今後の走行制御計画として採用し、緊急停止によって危険を回避することができる。S30の処理が終了すると、図2及び図3に示す制御処理を終了する。
一方、S28の処理において、仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画のうち、緊急停止用の走行制御計画のみが安全基準を満たしていると判定しなかった場合には、判定処理へ移行する(図3のS32)。すなわち、S32の処理は、安全性判定部24で実行され、仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画の安全評価の組み合わせを判定する処理であり、仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画のうち、仮の走行制御計画のみが安全基準を満たしているか否かを判定する処理である。この判定は、例えば、仮の走行制御計画に対応する安全フラグが0であり、緊急停止用の走行制御計画に対応する安全フラグが1であることを確認することによって実現できる。S32の処理において、仮の走行制御計画のみが安全基準を満たしていると判定した場合には、暫定計画設定処理へ移行する(S34)。
S34の処理は、安全性判定部24で実行され、仮の走行制御計画を暫定の走行制御計画として採用する処理である。仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画のうち、仮の走行制御計画のみ安全であるということは、仮の走行制御計画を採用して走行すると、他車両との衝突などの危険が無いが、現状の走行において新たな危険が発生した場合には、緊急停止しても危険を回避することが困難な状況であるといえる。よって、まずは仮の走行制御計画を暫定の走行制御計画に採用することで安全性を確保した後に、現状の走行において新たな危険が発生しても対処できる方法の検討を早期に開始することができる。S34の処理が終了すると、走行制御計画の生成処理へ移行する(S36)。
S36の処理は、制御計画生成部21で実行され、安全性に重点を置いた走行制御計画を生成する処理である。S36の処理は、S22の処理と同様の処理である。S36の処理が終了すると、安全性評価処理へ移行する(S38)。
S38の処理は、安全性判定部24で実行され、S36の処理で生成した走行制御計画の安全性を評価する処理である。評価方法及び評価結果の記録方法はS12の処理と同様である。S38の処理が終了すると、走行計画採用処理へ移行する(S40)。
S40の処理は、安全性判定部24で実行され、S12の処理で評価した仮の走行制御計画の安全性と、S38の処理で評価した走行制御計画の安全性とを比較してより安全な走行制御計画を今後の走行制御計画として採用する処理である。処理の内容は、S26と同様である。これにより、仮の走行制御計画の安全性を向上する補正が可能となる。S40の処理が終了すると、図2及び図3に示す制御処理を終了する。
一方、S32の処理において、仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画のうち、仮の走行制御計画のみが安全基準を満たしていると判定しなかった場合、すなわち、仮の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画のいずれもが安全基準を満たしていると判定した場合には、走行制御計画の再作成処理へ移行する(S42)。
S42の処理は、制御計画生成部21で実行され、より積極的な走行制御計画を生成する処理である。積極的な走行制御計画とは、快適面や環境面などにおいてより優れた走行制御計画を生成する処理である。快適面としては、例えば走行軌跡をより緩やかに設定し、環境面としては、例えば、燃費効率、時間効率、道路効率等において、効率性の良い走行制御計画を生成する。これにより、仮の走行制御計画に対して走行の効率性と快適性の少なくとも一方を向上する補正を行うことができる。S42の処理が終了すると、安全性評価処理へ移行する(S44)。
S44の処理は、安全性判定部24で実行され、S42の処理で生成したより積極的な走行制御計画の安全性を評価する処理である。評価方法及び評価結果の記録方法はS12の処理と同様である。S44の処理が終了すると、判定処理へ移行する(S46)。
S46の処理は、安全性判定部24で実行され、より積極的な走行制御計画が安全性を満たしているか否かを判定する処理である。S46の処理において、より積極的な走行制御計画が安全性を満たしていると判定した場合には、走行計画採用処理へ移行する(S48)。
S48の処理は、安全性判定部24で実行され、S42の処理で生成した積極的な走行制御計画を今後の走行制御計画として採用する処理である。S48の処理が終了すると、図2及び図3に示す制御処理を終了する。
一方、S46の処理において、より積極的な走行制御計画が安全性を満たしていないと判定した場合には、時間的猶予の確認処理へ移行する(S50)。S50の処理は、S42の処理において生成した優れた走行制御計画が安全面に劣るため、再度検討する時間的な余裕があるか否かを判定する処理である。時間的な余裕があるか否かの判定は、危険発生時刻までに再計算を終えることができるか否かを判定すればよく、具体的には、危険発生時刻が現在時刻から10ms後であって、再計算の周期が4msである場合には時間的余裕があると判定する。また、危険発生時刻が現在時刻から2ms後であって、再計算の周期が4msである場合には時間的余裕がないと判定する。S46の処理において、時間的猶予がないと判定した場合には、走行計画採用処理へ移行する(S52)。
S52の処理は、安全性判定部24で実行され、走行制御計画を再計算する時間的余裕がないため、安全性が確認されている仮の走行制御計画を今後の走行制御計画として採用する処理である。S52の処理が終了すると、図2及び図3に示す制御処理を終了する。
一方、S50の処理において、時間的猶予があると判定した場合には、走行制御計画の再生成処理へ移行する(S54)。S54の処理は、制御計画生成部21で実行され、仮の走行制御計画と、S42の処理で生成したより積極的な走行制御計画との中間の走行制御計画を生成する処理である。このように、時間的猶予がある場合には、安全性と快適面・環境面のバランスがよい走行制御計画を探索することができる。S54の処理が終了すると、図2及び図3に示す制御処理を終了する。
以上、本実施形態に係る走行計画生成装置20によれば、通常走行用の走行制御計画を生成すると共に、危険を回避するための緊急停止用の走行制御計画を走行制御計画とは別に生成し、生成した通常走行用の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画が所定の安全基準を満たすか否かを判定し、判定結果を用いて車両1が走行するための走行制御計画を生成することができる。これにより、各走行制御計画の判定結果の組み合わせを利用して走行制御計画を生成するので、安全側に動作する走行計画を効率的に生成することができる。これにより、限られた時間内で安全な走行計画を生成する可能性を高めることができる。
また、本実施形態に係る走行計画生成装置20によれば、通常走行用の走行制御計画及び緊急停止用の走行制御計画が安全基準を満たさない場合には、車両が緊急停止することを前提として走行制御計画を補正することにより、走行制御計画を除々に安全側に補正する場合に比べて、短時間で安全な走行制御計画を生成する可能を高めることができる。
また、本実施形態に係る走行計画生成装置20によれば、緊急停止用の走行制御計画のみが安全基準を満たす場合には、緊急停止用の走行制御計画を走行制御計画として採用することができる。これにより、緊急停止を迅速に行い、安全を確保することができる。
また、本実施形態に係る走行計画生成装置20によれば、通常走行用の走行制御計画のみが安全基準を満たし、緊急停止用の走行制御計画が安全基準を満たさない場合には、走行制御計画の安全性をさらに向上させるように補正することができる。これにより、本来危険な状況を回避するために生成していた緊急停止用の走行制御計画が安全性を満たさない場合に、安全性が確認された走行制御計画の安全性をさらに向上させることで、不測の障害発生等に対して対応できる余裕を作り、将来の安全を確保することができる。
また、本実施形態に係る走行計画生成装置20によれば、前記走行制御計画生成手段は、前記安全判定手段によって前記走行制御計画及び前記走行制御計画が共に安全基準を満たすと判定された場合に、前記走行制御計画に対して走行の効率性と快適性の少なくとも一方を向上する補正を行うことが好適である。このように構成することで、付加価値のある走行制御計画を生成する前に、走行制御計画の安全性を確認するため、効率的に安全な走行制御計画を生成することができる。
さらに、本実施形態に係る走行計画生成装置20によれば、速度パターン又は走行軌跡からなる走行制御計画の生成を効率良く行うことができる。
なお、上述した各実施形態は本発明に係る走行計画生成装置の一例を示すものである。本発明に係る走行計画生成装置は、これらの実施形態に係る走行計画生成装置に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で、実施形態に係る走行計画生成装置を変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上記実施形態においては、緊急回避用の走行制御計画を仮の走行制御計画よりも後に生成している(S10〜S16)が、緊急回避用の走行制御計画を仮の走行制御計画よりも前に生成した場合や、組み合わせの評価(S18、S28及びS32)の順番が実施形態で示す順番でない場合であっても、効率的に安全な走行制御計画を生成することができ、要は、走行制御計画を決定する前に緊急停止用の走行制御計画を作成し、安全性の評価を行えればよい。
本実施形態に係る走行計画生成装置を備えた車両の構成図である。 図1の走行計画生成装置の動作を示すフローチャートである。 図1の走行計画生成装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…車両、20…走行計画生成装置、22…制御計画生成部(第1走行計画を生成する手段)、23…最大減速制御計画生成部(第2走行計画を生成する手段)、24…安全性判定部(安全基準判定手段、走行計画生成手段)。

Claims (4)

  1. 走行方針に従った走行を行うための第1走行計画を生成する手段と、
    緊急停止を行うための第2走行計画を生成する手段と、
    前記第1走行計画と前記第2走行計画とが所定の安全基準を満たすか否かを判定する安全基準判定手段と、
    前記第1走行計画と前記第2走行計画との各安全判定結果の組み合わせに基づいて、所定区間の速度パターンと走行軌跡の少なくとも一方を含む走行計画を生成する走行計画生成手段と、
    を備え
    前記走行計画生成手段は、前記安全判定手段によって前記第1走行計画及び前記第2走行計画が共に安全基準を満たさないと判定された場合に、前記第2走行計画に対して安全基準を満たすように補正する走行計画生成装置。
  2. 前記走行計画生成手段は、前記安全判定手段によって前記第2走行計画のみが安全基準を満たすと判定された場合に、前記第2走行計画を前記走行計画として採用することを特徴とする請求項1に記載の走行計画生成装置。
  3. 前記走行計画生成手段は、前記安全判定手段によって前記第1走行計画のみが安全基準を満たすと判定された場合に、前記第1走行計画に対して安全性を向上する補正を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の走行計画生成装置。
  4. 前記走行計画生成手段は、前記安全判定手段によって前記第1走行計画及び前記第2走行計画が共に安全基準を満たすと判定された場合に、前記第1走行計画に対して走行の効率性と快適性の少なくとも一方を向上する補正を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の走行計画生成装置。
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