JP6638633B2 - 自動運転システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両の自動運転技術に関する。特に、本発明は、自動運転における車線変更制御に関する。
特許文献1は、自動運転車両において車線変更を制御するシステムを開示している。そのシステムは、車線変更を行う際、周辺車両の状況を確認する。具体的には、システムは、自車両に近接する周辺車両が車線変更の目標車線に存在している否かを確認する。近接する周辺車両が目標車線に存在している場合、システムは、車線変更を行わない。
特許文献2は、車線変更時のドライバのストレスを低減するための車線変更支援システムを開示している。その車線変更支援システムは、周辺車両の状況に応じた適切な車線変更オプションをドライバに提供する。
米国特許第9,096,267号 国際公開第2012/160591号
上記の特許文献1に開示されている自動運転技術によれば、車線変更を行うか否かは、周辺車両の状況に基づいて決定されている。しかしながら、周辺車両の状況に基づく車線変更制御にはまだ改善の余地がある。
一例として、前方の交差点において左折するために、左側のレーンに車線変更を行う場合を考える。交差点までまだ余裕(距離)がある位置では、無理して車線変更を行う必要はない。しかし、交差点までもう余裕がない位置では、人間ならば、多少強引であっても車線変更を試みるであろう。例えば、左側のレーンが混雑していても、人間は割り込みを試みるであろう。つまり、人間ならば、周辺車両の状況だけでなく、自車両の位置も考慮して柔軟な車線変更を行う。しかしながら、上記の特許文献1によれば、近接する周辺車両が目標車線に存在している場合、交差点までもう余裕が無い位置であっても車線変更は行われない。このような車線変更制御は、人間からすると違和感がある。
他の例として、道路の曲線部分において旋回中の車両を考える。旋回中に車輪の舵角を変えると、旋回半径が変わり、荷重移動が発生し、ステア特性が変化する。これらのことは、車両安定性の観点から好ましくない。従って、人間ならば、曲線部分において無理して車線変更を行うようなことはしないであろう。人間は、なるべく直線部分において車線変更を試みるであろう。つまり、人間ならば、周辺車両の状況だけでなく、自車両の位置も考慮して柔軟な車線変更を行う。しかしながら、上記の特許文献1によれば、近接する周辺車両が目標車線に存在していなければ、たとえ曲線部分であっても車線変更を行なってしまう。このような車線変更制御は、人間からすると違和感がある。
このように、周辺車両の状況に基づく車線変更制御には改善の余地がある。本発明の1つの目的は、自動運転において更に柔軟な車線変更を実現することができる技術を提供することにある。
第1の発明は、車両に搭載される自動運転システムを提供する。
その自動運転システムは、
車両の周囲の状況を示す周囲状況情報を取得する情報取得装置と、
車両の車線変更を制御する車線変更制御装置と
を備える。
車線変更が車両の周囲の交通流へ与える影響は影響度で表される。
車線変更制御装置は、
影響度の許容上限値を、車両の走行レーンに沿った位置の関数として設定する許容範囲設定処理と、
周囲状況情報に基づいて、影響度を算出する影響度算出処理と、
影響度が許容上限値を超える場合は車線変更を禁止し、影響度が許容上限値以下の場合は車線変更を実行する車線変更判断処理と
を行う。
第2の発明は、第1の発明において、更に次の特徴を有する。
車線変更制御装置は、更に、走行レーンの中で車線変更を行うゾーンを決定する。
許容範囲設定処理において、車線変更制御装置は、ゾーン内の許容上限値を設定する。
車両がゾーン内を走行中に、車線変更制御装置は、影響度算出処理及び車線変更判断処理を行う。
第3の発明は、第2の発明において、更に次の特徴を有する。
ゾーンは、第1位置と、第1位置と比較してゾーンの終点により近い第2位置とを含む。
許容範囲設定処理において、車線変更制御装置は、第2位置における許容上限値を第1位置における許容上限値よりも大きく設定する。
第4の発明は、第2の発明において、更に次の特徴を有する。
許容範囲設定処理において、車線変更制御装置は、許容上限値をゾーンの始点から終点に向かうにつれて大きくなるように設定する。
第5の発明は、第2の発明において、更に次の特徴を有する。
許容範囲設定処理において、車線変更制御装置は、ゾーンを複数のサブゾーンに区分けし、許容上限値を複数のサブゾーンのそれぞれについて個別に設定する。
第6の発明は、第2の発明において、更に次の特徴を有する。
許容範囲設定処理において、車線変更制御装置は、許容上限値をゾーンの始点と終点との間の途中位置で減少させる。
第7の発明は、第6の発明において、更に次の特徴を有する。
途中位置までに車線変更が実行されなかった場合、車線変更制御装置は、車両のドライバに意思を問い合わせる。
第8の発明は、第1の発明において、更に次の特徴を有する。
走行レーンは、直線部分と曲線部分を含む。
許容範囲設定処理において、車線変更制御装置は、曲線部分における許容上限値を直線部分における許容上限値よりも小さく設定する。
第9の発明は、第1の発明において、更に次の特徴を有する。
走行レーンに車両より遅い先行車両が存在する場合、車線変更制御装置は、車両が先行車両に追いついた後の許容上限値を、車両が先行車両に追いつく前の許容上限値よりも小さく設定する。
第10の発明は、第1から第9の発明のいずれかにおいて、更に次の特徴を有する。
影響度算出処理において、車線変更制御装置は、車線変更が行われた場合に周辺車両において発生すると予想される減速の度合いに基づいて、影響度を算出する。
本発明によれば、自動運転において車線変更を実行するか否かを判断するにあたり、影響度と許容上限値との比較が行われる。影響度は、車両の周囲の状況に依存するパラメータである。一方、許容上限値は、車両の周囲の状況には依存せず、車両の走行レーンに沿った位置に依存するパラメータである。よって、影響度と許容上限値とを比較することによって、車両の周囲の状況だけでなく、車両が置かれている位置も考慮に入れることが可能となる。これにより、従来技術よりも更に柔軟な自動車線変更を実現することが可能となる。
車両の車線変更を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態に係る自動運転システムの概要を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態に係る影響度の許容上限値の設定パターンの一例を示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る影響度の許容上限値の設定パターンの他の例を示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る影響度の許容上限値の設定パターンの更に他の例を示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る影響度の許容上限値の設定パターンの更に他の例を示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る影響度の許容上限値の設定パターンの更に他の例を示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る影響度の許容上限値の設定パターンの更に他の例を示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る影響度の許容上限値の設定パターンの更に他の例を示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る影響度の許容上限値の設定パターンの更に他の例を示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る自動運転システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る自動運転システムの制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る自動運転システムによる情報取得処理を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態に係る自動運転システムによる車線変更制御処理を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態に係る車線変更制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る車線変更制御処理の変形例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る車線変更制御処理の変形例を示すフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
1.概要
図1は、車両1の車線変更を説明するための概念図である。車両1は、走行レーンL1を走行している。その車両1が、走行レーンL1の隣りの目標レーンL2に車線変更を行う。目標レーンL2には、周辺車両2(2a、2b)が存在している。周辺車両2aは車両1よりも先行しており、周辺車両2bは車両1よりも後ろに位置している。車両1は、目標レーンL2に車線変更を行い、周辺車両2a、2bの間のスペースに入る。
車両1の車線変更は、車両1の周囲の交通流に影響を与える。例えば、車両1が目標レーンL2に車線変更すると、後続の周辺車両2bは、衝突回避及び車間距離確保のために減速を行う。すなわち、車両1の車線変更が、周辺車両2bに減速を強いる。これが、車線変更が周囲の交通流に与える影響の典型例である。車両1の車線変更が周囲の交通流に与える影響の度合いは、以下「影響度INF」と呼ばれる。
本実施の形態に係る自動運転システムは、車両1に搭載され、車両1の自動運転を制御する。その自動運転システムが、図1で示されたような車両1の車線変更を自動的に行う場合を考える。このとき、自動運転システムは、その車線変更による影響度INFを算出する。例えば、車線変更時に後続の周辺車両2bにおいて発生すると予想される減速の度合い(減速度あるいはブレーキ量)が、影響度INFとして用いられる。そのような減速の度合いは、車両1と周辺車両2bとの間の相対位置及び相対速度に基づいて推定可能である。
本実施の形態では、車線変更を実行するか否かを判断するために、上述の影響度INFが考慮される。但し、影響度INFが、単純に一定の閾値と比較されるわけではない。本実施の形態によれば、より柔軟な車線変更を実現するために、走行レーンL1に沿った位置Xに依存するパラメータが新たに導入される。具体的には、走行レーンL1に沿った位置Xの関数として、「影響度INFの許容上限値LMT」が定義される。
図2は、本実施の形態に係る自動運転システムの概要を説明するための概念図である。本実施の形態では、車線変更が許される影響度INFの許容範囲ACRが設定される。つまり、影響度INFが許容範囲ACR以内であれば、車線変更は許可される。一方、影響度INFが許容範囲ACRを超えていれば、車線変更は禁止される。その許容範囲ACRの上限値が、影響度INFの許容上限値LMTである。
本実施の形態では、許容上限値LMT(許容範囲ACR)は、定数ではなく、位置Xに依存する変数である。つまり、本実施の形態に係る自動運転システムは、許容上限値LMTを、走行レーンL1に沿った位置Xの関数として設定する。その一方で、自動運転システムは、車両1の周囲の状況に基づいて、上記の影響度INFを時々刻々算出する。そして、自動運転システムは、算出した影響度INFを許容上限値LMTと比較する。影響度INFが許容上限値LMTを超える場合、自動運転システムは、車線変更を禁止する、つまり、車線変更を実行しない。一方、影響度INFが許容上限値LMT以下の場合、自動運転システムは、車線変更を許可し、車線変更を実行する。
図2に示される例では、許容上限値LMTは、車両1が先に進むほど増えるように設定されている。よって、影響度INFが一定で変わらないとしても、許容上限値LMTと影響度INFの大小関係は変わり得る。具体的には、位置XAと位置XBとの間の区間では、影響度INFは許容上限値LMTを超えている。一方、位置XBと位置XCとの間の区間では、影響度INFが許容上限値LMT以下となる。よって、自動運転システムは、車両1が位置XBに到達するまでは車線変更を行わず、車両1が位置XBに到達すると車線変更を開始することになる。たとえ影響度INFが同じであっても、自動運転システムの判断結果は車両1の位置Xに依って変わるのである。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、自動運転において車線変更を実行するか否かを判断するにあたり、「影響度INF」と「許容上限値LMT」との比較が行われる。影響度INFは、車両1の周囲の状況に依存するパラメータである。一方、許容上限値LMTは、車両1の周囲の状況には依存せず、走行レーンL1に沿った位置Xに依存するパラメータである。よって、影響度INFと許容上限値LMTとを比較することによって、車両1の周囲の状況だけでなく、車両1が置かれている位置Xも考慮に入れることが可能となる。これにより、従来技術よりも更に柔軟な自動車線変更を実現することが可能となる。
本実施の形態に係るコンセプトは、様々なシチュエーションに適用可能である。以下、シチュエーションに応じた許容上限値LMT(許容範囲ACR)の様々な設定パターンを説明する。
2.許容上限値LMTの様々な設定パターン
2−1.第1の設定パターン
図3は、許容上限値LMTの第1の設定パターンを示す概念図である。第1の設定パターンは、「ゾーン」における車線変更に有用である。「ゾーン」とは、走行レーンL1の一部であって、車両1が車線変更を行うべき範囲である。例えば、レーン合流の場合、合流区間がゾーンに相当する。他の例として、走行レーンL1における前方の障害物を回避するための車線変更の場合、その障害物から手前の一定区間がゾーンである。自動運転システムは、車線変更を行う必要があるか否かを判断する処理(レーンプランニング)を行い、車線変更を行う必要があると判断したとき、このようなゾーンを決定する。
図3に示される例では、許容上限値LMTは、ゾーンの始点XSから終点XEに向かうにつれて大きくなるように設定されている。このような設定の場合、自動運転システムによる次のような車線変更制御が期待される。
すなわち、ゾーンの始点XSに近い位置Xでは、許容上限値LMTは比較的小さいため、影響度INFが大きい場合は車線変更は行われない。これは、ゾーンの終点XEまでまだ余裕(距離)がある場合は、周囲の交通流を乱してまで無理な車線変更を行わないことに相当する。車両1が車線変更を行わないまま終点XEに近づいてくると、許容上限値LMTはどんどん大きくなってくる。よって、影響度INFが大きくても車線変更を実行する確率が高まってくる。これは、ゾーンの終点XEまでもう余裕がない場合は、周囲の交通流を多少乱してでも車線変更を行うことに相当する。
このような車線変更動作は、人間による手動運転時の車線変更動作と同様である。つまり、許容上限値LMTを図3のように位置Xの関数として設定することによって、人間が行うような柔軟な車線変更が再現されるのである。このように、本実施の形態に係る自動運転システムは、人間にとって違和感が少なく、人間の感覚により合った動車線変更を実現することができる。人間の感覚に合った自動車線変更が実現されることは、自動運転システムに対する信頼の向上に寄与する。
尚、許容上限値LMTの設定パターンは、図3で示されたものに限られない。図4に示されるように、許容上限値LMTは、終点XEの近傍で急激に増加してもよい。ゾーン内で必ず車線変更を実行したいのであれば、終点XEの近傍で許容上限値LMTが無限大に設定されてもよい。
また、許容上限値LMTは、始点XSから終点XEまでの全区間にわたって単調増加しなくてもよい。例えば、許容上限値LMTが減少する位置がゾーンの中に含まれていてもよい。大まかな傾向として、許容上限値LMTは、始点XSに近い位置では比較的小さく設定され、終点XEに近い位置では比較的大きく設定されていればよい。
図3を参照して、より一般化すると、ゾーンは、始点XSに近い第1位置X1と、第1位置X1と比較して終点XEにより近い第2位置X2とを含んでいる。このとき、第2位置X2における許容上限値LMT2は、第1位置X1における許容上限値LMT1よりも大きく設定される。これにより、人間にとって違和感が少なく、人間の感覚により合った自動車線変更を実現することができる。
2−2.第2の設定パターン
図5は、許容上限値LMTの第2の設定パターンを示す概念図である。第2の設定パターンでは、ゾーンが複数のサブゾーンに区分けされる。そして、許容上限値LMTは、複数のサブゾーンのそれぞれについて個別に設定される。
図5に示される例では、ゾーンは、3つのサブゾーンSZ1、SZ2、及びSZ3に区分けされている。始点XSから位置X1までのサブゾーンSZ1における許容上限値LMTは、定数LMT1に設定されている。位置X1から位置X2までのサブゾーンSZ2における許容上限値LMTは、定数LMT1よりも大きい定数LMT2に設定されている。位置X2から終点XEまでのサブゾーンSZ3における許容上限値LMTは、定数LMT2よりも更に大きい定数LMT3に設定されている。この場合、影響度INFと対比される許容上限値LMTは、LMT1、LMT2、及びLMT3の三種類だけになる。よって、比較処理がシンプルとなり、計算負荷が低減される。
また、図5に示される例において、サブゾーンSZ1、SZ2、及びSZ3の各々における許容上限値LMTは、極めてシンプルな定数である。しかし、ゾーン全体として見れば、許容上限値LMTは、位置Xに依存する複雑な関数として定義できている。
図6は、他の例を示している。図6では、サブゾーンSZ1及びSZ3における許容上限値LMTは、単純な一次式で与えられ、サブゾーンSZ2における許容上限値LMTは、定数で与えられる。この場合も、各々のサブゾーンにおける許容上限値LMTの定義はシンプルであるが、ゾーン全体として見れば、複雑なパターンを有する許容上限値LMTが定義できている。
このように、第2の設定パターンによれば、ゾーンが複数のサブゾーンに区分けされる。そして、許容上限値LMTは、複数のサブゾーンのそれぞれについて個別に設定される。これにより、各々のサブゾーンにおける許容上限値LMTはシンプルであっても、ゾーン全体としては複雑な設定パターンを実現することができる。言い換えれば、多彩な設定パターンを簡単に設計することが可能となる。
2−3.第3の設定パターン
図7は、許容上限値LMTの第3の設定パターンを示す概念図である。図7において、途中位置XMは、ゾーンの始点XSと終点XEとの間の位置である。始点XSから途中位置XMまでの区間、許容上限値LMTは、比較的大きく設定されている。例えば、許容上限値LMTは、始点XSから途中位置XMに向かうにつれて大きくなるように設定されている。
しかし、途中位置XMにおいて、許容上限値LMTは一気に減少する。図7に示される例では、許容上限値LMTは、途中位置XMにおいてLMT2からLMT1に減少する。従って、途中位置XM以降、車線変更の可能性は低くなる。このような許容上限値LMTの設定パターンは、例えば次のように活用することができる。
例えば、ゾーンの途中までに車線変更を実行できなかった場合、自動運転システムは、ドライバの意思を確認する。ドライバは、自動運転から手動運転への移行を望むかもしれない。あるいは、ドライバは、今回の車線変更を諦めて、目標ルートの再設定を望むかもしれない。あるいは、ドライバは、許容上限値LMTを更に引き上げてでも、車線変更を強硬に望むかもしれない。ドライバが意思を決定するまでの間、自動運転システムは、車線変更の実行を控える。そのために、自動運転システムは、途中位置XMにおいて、ドライバに意思を問い合わせると同時に、許容上限値LMTを減少させる。
このように、第3の設定パターンによれば、ゾーンの途中までに車線変更を実行できなかった場合、ドライバの意思を確認することが可能となる。これにより、更に柔軟な車線変更を実現することが可能となる。
2−4.第4の設定パターン
図8は、許容上限値LMTの第4の設定パターンを示す概念図である。第4の設定パターンは、カーブを含む道路における車線変更に有用である。図8に示されるように、走行レーンL1は、直線部分SSと曲線部分SCを含んでいる。曲線部分SCは、始点XCSから終点XCEまでの区間である。
車両1は、曲線部分SCにおいて旋回する。仮に、曲線部分SCにおいて車両1が車線変更を行う場合、車両1の車輪を更に転舵する必要がある。しかしながら、旋回中に舵角が変化すると、旋回半径が変わり、荷重移動が発生し、ステア特性が変化する。これらのことは、車両安定性の観点から好ましくない。従って、人間ならば、曲線部分SCにおいて無理して車線変更を行うようなことはしない。人間は、なるべく直線部分SSにおいて車線変更を試みると考えられる。
このような人間の感覚に合った車線変更を実現するため、曲線部分SCにおける許容上限値LMTは、直線部分SSにおける許容上限値LMTよりも小さく設定される。これにより、曲線部分SCにおいて車線変更は行われにくくなり、直線部分SSにおいて車線変更が行われる可能性が高くなる。
図8に示される例では、直線部分SSにおける許容上限値LMTは、定数LMT2に設定されている。曲線部分SCにおける許容上限値LMTは、定数LMT2より小さい定数LMT1に設定されている。定数LMT1は負値であってもよい。その場合、影響度INFがゼロであっても、曲線部分SCでは車線変更は行われない。
2−5.第5の設定パターン
図9は、許容上限値LMTの第5の設定パターンを示す概念図である。第5の設定パターンは、追い越しのための車線変更に有用である。
図9に示されるように、車両1の前方の走行レーンL1に、車両1よりも遅い先行車両2pが存在している。位置XPにおいて、車両1の自動運転システムは、遅い先行車両2pを発見(認識)し、その先行車両2pを追い越すための車線変更を計画する。このとき、素早く車線変更を実行するために、自動運転システムは、許容上限値LMTを比較的大きいLMT2に設定する。
しかし、走行レーンL1の隣りの目標レーンも混雑している場合、車線変更はなかなか実行されない。そして、車線変更を実行できないうちに、車両1は先行車両2pに追いつく可能性がある。その場合、自動運転システムは、減速制御を行い、車両1を先行車両2pに追従して走行させる。追従走行の場合、周囲の交通流に影響を与えてまで無理に車線変更を行う必要はない。よって、自動運転システムは、許容上限値LMTを下げて、無理な車線変更を抑える。図9に示される例では、位置XQにおいて、車両1は先行車両2pに追いつく。そして、自動運転システムは、許容上限値LMTをLMT2からLMT1に下げる。
車両1が先行車両2pに追いついたか否かは、例えば、車両1と先行車両2pとの間の車間距離に基づいて判定可能である。車間距離が閾値以上であるとき、車両1は先行車両2pにまだ追いついていない。このとき、自動運転システムは、許容上限値LMTを、比較的大きくなるように設定する。車間距離が閾値未満になった場合、それは、車両1が先行車両2pに追いついたことを意味する。この場合、自動運転システムは、許容上限値LMTを減少させる。
このように、第5の設定パターンによれば、車両1が先行車両2pに追いついた後の許容上限値LMTは、車両1が先行車両2pに追いつく前の許容上限値LMTよりも小さく設定される。よって、車両1が先行車両2pに追いつくまでは、車線変更が促され、車両1が先行車両2pに追いついた後は、車線変更が抑制される。すなわち、追い越し時にも柔軟な車線変更制御が実現される。
2−6.第6の設定パターン
図10は、許容上限値LMTの第6の設定パターンを示す概念図である。第6の設定パターンは、複数の車両1が同じゾーンにおいて車線変更を行う場合に有用である。
例えば、図10に示されるように、車両1a、1bが同じゾーンにおいて車線変更を行う場合を考える。車両1a、1bは共に、本実施の形態に係る自動運転システムを搭載している。仮に、車両1a、1bにおける許容上限値LMTの設定パターンが同一であるとすると、車両1a、1bはゾーン内の同じような位置Xで車線変更を実行することになる。例えば、図3で示された設定パターンの場合、車両1a、1bは共に、ゾーンの終点XEの近傍で車線変更を行う可能性がある。しかしながら、車線変更が同じ位置に集中すると、交通流が多大に乱され、好ましくない。
そのような問題を解消するため、許容上限値LMTが最大となるピーク位置が、複数の車両1の間で分散される。例えば、複数の車両1の各々において許容上限値LMTのピーク位置をランダムに設定することによって、ピーク位置の分散が可能となる。許容上限値LMTのピーク位置がゾーン内で分散する結果、同じ位置への車線変更の集中が防止される。
図10に示される例では、車両1a及び1bのそれぞれに対する許容上限値LMTの設定パターンは、LMTa及びLMTbで表されている。設定パターンLMTaのピーク位置XMaは、設定パターンLMTbのピーク位置XMbと異なっている。つまり、許容上限値LMTのピーク位置がゾーン内で分散している。その結果、車両1aと車両1bが同じような位置で車線変更を行うことが防止される。
尚、矛盾しない限りにおいて、上記の第1〜第6の設定パターンのうち任意の複数の組み合わせも可能である。
以下、本実施の形態に係る自動運転システムの構成について詳しく説明する。
3.自動運転システムの構成例
図11は、本実施の形態に係る自動運転システム100の構成例を示すブロック図である。自動運転システム100は、車両1に搭載されており、車両1の自動運転を制御する。より詳細には、自動運転システム100は、GPS(Global Positioning System)受信器10、地図データベース20、センサ群30、通信装置40、HMI(Human Machine Interface)ユニット50、走行装置60、及び制御装置70を備えている。
GPS受信器10は、複数のGPS衛星から送信される信号を受信し、受信信号に基づいて車両1の位置及び姿勢(方位)を算出する。GPS受信器10は、算出した情報を制御装置70に送る。
地図データベース20には、地図上の各レーンの境界位置を示す情報があらかじめ記録されている。各レーンの境界位置は、複数の点の集合(点群)で表される。あるいは、各レーンの境界位置は、複数の線の集合(線群)で表されてもよい。この地図データベース20は、所定の記憶装置に格納されている。
センサ群30は、車両1の周囲の状況や車両1の走行状態を検出する。センサ群30としては、ライダー(LIDAR: Laser Imaging Detection and Ranging)、レーダー、カメラ、車速センサ等が例示される。ライダーは、光を利用して車両1の周囲の物標を検出する。レーダーは、電波を利用して車両1の周囲の物標を検出する。カメラは、車両1の周囲の状況を撮像する。車速センサは、車両1の速度を検出する。センサ群30は、検出した情報を制御装置70に送る。
通信装置40は、V2X通信(車車間通信および路車間通信)を行う。具体的には、通信装置40は、他の車両との間でV2V通信(車車間通信)を行う。また、通信装置40は、周囲のインフラとの間でV2I通信(路車間通信)を行う。V2X通信を通して、通信装置40は、車両1の周囲の環境に関する情報を取得することができる。通信装置40は、取得した情報を制御装置70に送る。
HMIユニット50は、ドライバに情報を提供し、また、ドライバから情報を受け付けるためのインタフェースである。例えば、HMIユニット50は、入力装置、表示装置、スピーカ、及びマイクを備えている。入力装置としては、タッチパネル、キーボード、スイッチ、ボタンが例示される。ドライバは、入力装置を用いて、情報をHMIユニット50に入力することができる。HMIユニット50は、ドライバから入力された情報を制御装置70に送る。
走行装置60は、操舵装置、駆動装置、制動装置、トランスミッション等を含んでいる。操舵装置は、車輪を転舵する。駆動装置は、駆動力を発生させる動力源である。駆動装置としては、エンジンや電動機が例示される。制動装置は、制動力を発生させる。
制御装置70は、車両1の自動運転を制御する自動運転制御を行う。典型的には、制御装置70は、プロセッサ、メモリ、及び入出力インタフェースを備えるマイクロコンピュータである。制御装置70は、ECU(Electronic Control Unit)とも呼ばれる。制御装置70は、入出力インタフェースを通して各種情報を受け取る。そして、制御装置70は、受け取った情報に基づいて自動運転制御を行う。具体的には、制御装置70は、車両1の走行計画を立案し、その走行計画に沿って車両1が走行するよう走行装置60を制御する。
図12は、本実施の形態に係る制御装置70の機能構成例を示すブロック図である。本実施の形態では、制御装置70による自動運転制御のうち、特に「車線変更制御」について考える。制御装置70は、車線変更制御に関連する機能ブロックとして、情報取得部71及び車線変更制御部72を備えている。これら機能ブロックは、制御装置70のプロセッサがメモリに格納された制御プログラムを実行することにより実現される。制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていてもよい。
情報取得部71は、車線変更制御に必要な情報を取得する「情報取得処理」を行う。車線変更制御部72は、車両1の車線変更を制御する「車線変更制御処理」を行う。この車線変更制御処理において、車線変更制御部72は、許容範囲パターン情報73及び影響度マップ74を参照する。これら許容範囲パターン情報73及び影響度マップ74は、制御装置70のメモリに格納されている。
以下、本実施の形態における情報取得処理及び車線変更制御処理のそれぞれについて詳しく説明する。
4.情報取得処理
図13は、本実施の形態に係る情報取得処理を説明するためのブロック図である。情報取得処理において、情報取得部71は、車線変更制御に必要な情報を取得する。尚、情報取得処理は、一定サイクル毎に繰り返し実行される。
より詳細には、情報取得部71は、GPS受信器10から、車両1の現在位置及び姿勢(方位)を示す位置姿勢情報81を取得する。
また、情報取得部71は、地図データベース20からレーンに関する情報を読み出し、レーン情報82を生成する。レーン情報82は、地図上の各レーンの配置(位置、形状、傾き)を含んでいる。情報取得部71は、レーン情報82に基づいて、レーンの合流、分岐、交差等を把握することができる。情報取得部71は、レーン情報82に基づいて、レーン曲率、レーン幅等を算出することもできる。
また、情報取得部71は、周囲状況情報83を取得する。周囲状況情報83は、車両1の周囲の状況を示す情報である。例えば、情報取得部71は、位置姿勢情報81、レーン情報82、及びセンサ群30から受け取る検出情報に基づいて、車両1の周囲の物標を認識する。車両1の周囲の物標は、移動物標と静止物標を含む。移動物標としては、周辺車両2(図1参照)、バイク、自転車、歩行者などが例示される。移動物標に関する情報は、移動物標の位置、速度、及びサイズを含む。静止物標としては、落下物、路側物、白線、標識などが例示される。静止物標に関する情報は、静止物標の位置及びサイズを含む。
特に、周囲状況情報83は、周辺車両2に関する周辺車両情報を含んでいる。周辺車両情報は、周辺車両2の数、各周辺車両2の相対位置、各周辺車両2の相対速度、等を含んでいる。また、情報取得部71は、通信装置40によるV2V通信を利用して、周辺車両2の走行情報を周辺車両2から直接取得してもよい。例えば、周辺車両2の走行情報は、速度、加速度、減速度等を含む。そのような周辺車両2の走行情報も周辺車両情報に含まれる。
また、情報取得部71は、通信装置40による通信を通して、配信情報84を受け取る。配信情報84は、インフラや周辺車両2から配信される情報である。配信情報84としては、工事区間情報、事故情報、交通規制情報などが例示される。
また、情報取得部71は、HMIユニット50を通して、ドライバ情報85を受け取る。ドライバ情報85は、ドライバが選択した各種設定を含む。ドライバは、HMIユニット50の入力装置を用いることによって、ドライバ情報85を自動運転システム100に予め登録しておくことができる。
以上に例示された位置姿勢情報81、レーン情報82、周囲状況情報83、配信情報84、及びドライバ情報85は全て、車両1の運転環境を示している。そのような車両1の運転環境を示す情報は、以下「運転環境情報80」と呼ばれる。すなわち、運転環境情報80は、位置姿勢情報81、レーン情報82、周囲状況情報83、配信情報84、及びドライバ情報85を含んでいる。
制御装置70の情報取得部71は、運転環境情報80を取得する機能を有していると言える。図13に示されるように、情報取得部71は、GPS受信器10、地図データベース20、センサ群30、通信装置40、及びHMIユニット50と共に、「情報取得装置110」を構成している。情報取得装置110は、自動運転システム100の一部として、以上に説明された情報取得処理を行う。
5.車線変更制御処理
車線変更制御部72は、上記の運転環境情報80に基づいて、車両1の車線変更を制御する車線変更制御処理を行う。図14は、車線変更制御処理を説明するためのブロック図である。図15は、車線変更制御処理を示すフローチャートである。図14及び図15を参照して、本実施の形態に係る車線変更制御処理を説明する。
5−1.ステップS10
まず、車線変更制御部72は、運転環境情報80に基づいて、車線変更を行う必要があるか否かを判断する(レーンプランニング)。
例えば、車線変更制御部72は、位置姿勢情報81及びレーン情報82に基づいて、車両1の前方におけるレーン合流を認識する。この場合、車線変更制御部72は、レーン合流のために車線変更を行うことを決定する。
他の例として、車線変更制御部72は、周囲状況情報83に基づいて、車両1の前方の障害物あるいは低速車両(図9中の先行車両2p)を認識する。障害物としては、落下物、停止車両などが挙げられる。この場合、車線変更制御部72は、障害物を回避するために、あるいは、低速車両を追い越すために、車線変更を行うことを決定する。
更に他の例として、車線変更制御部72は、位置姿勢情報81及び配信情報84に基づいて、車両1の前方における工事区間あるいは事故車両を認識する。この場合、車線変更制御部72は、工事区間あるいは事故車両を回避するために車線変更を行うことを決定する。
車線変更を行う必要が無い場合(ステップS10;No)、車線変更制御処理は終了する。一方、車線変更を行う場合(ステップS10;Yes)、処理はステップS20に進む。
5−2.ステップS20
車線変更制御部72は、走行レーンL1の中で車線変更を行うゾーン(図3等参照)を決定する。例えば、レーン合流の場合、合流区間がゾーンに相当する。他の例として、前方の交差点において左折するために、左側のレーンに車線変更を行う場合、その交差点の手前の基準点から更に手前の一定区間がゾーンである。更に他の例として、前方の障害物あるいは工事区間を回避するための車線変更の場合、その障害物あるいは工事区間から手前の一定区間がゾーンである。
車線変更制御部72は、上記のステップS10で用いた運転環境情報80を参照することによって、ゾーンを決定することができる。ゾーン決定後、処理はステップS30に進む。
尚、ゾーンが必須ではない場合もある。例えば、図9で示されたような追い越しのための車線変更は、必ずしも成功しなくてもよい。よって、追い越しのためにゾーンを設定する必要は、必ずしもない。ゾーンの設定が不要の場合、車線変更制御部72は、ステップS20をスキップする。
5−3.ステップS30
車線変更制御部72は、「許容範囲設定処理」を行う。具体的には、車線変更制御部72は、許容上限値LMT(許容範囲ACR)を、走行レーンL1に沿った位置Xの関数として設定する。上記ステップS20においてゾーンが決定された場合は、車線変更制御部72は、そのゾーン内の許容上限値LMTを設定する。
許容上限値LMTの設定パターンとしては、図3〜図10で例示されたように様々なものが考えられる。例えば、図3〜図7及び図10で示された設定パターンは、ゾーンが存在するシチュエーションにおいて有用な設定パターンである。図8で示された設定パターンは、前方にカーブ(曲線部分SC)が存在するシチュエーションにおいて有用な設定パターンである。図9で示された設定パターンは、前方に遅い先行車両2pが存在するシチュエーションにおいて有用な設定パターンである。
許容範囲パターン情報73は、許容上限値LMTの設定パターンをシチュエーション毎に指定する情報である。例えば、許容範囲パターン情報73は、ゾーンが存在するシチュエーションに対して、図3〜図7及び図10で示された設定パターンのいずれかを指定する。また、許容範囲パターン情報73は、前方にカーブ(曲線部分SC)が存在するシチュエーションに対して、図8で示された設定パターンを指定する。また、許容範囲パターン情報73は、前方に遅い先行車両2pが存在するシチュエーションに対して、図9で示された設定パターンを指定する。
このような許容範囲パターン情報73が、制御装置70のメモリに予め格納されている。車線変更制御部72は、許容範囲パターン情報73を参照することによって、シチュエーションに応じた許容上限値LMTの設定パターンを取得する。そして、車線変更制御部72は、取得した設定パターンに従って、許容上限値LMTを設定する。
尚、ドライバは、HMIユニット50の入力装置を用いることによって、許容範囲パターン情報73(許容上限値LMTの設定パターン)を編集することができる。これにより、ドライバの好みを許容範囲パターン情報73に反映することができる。例えば、あるシチュエーションに対する設定パターンとして複数の候補が存在する場合、ドライバは、それら複数の候補の中から好みの候補を選択することができる。
5−4.ステップS40
車線変更制御部72は、「影響度算出処理」を行う。具体的には、車線変更制御部72は、周囲状況情報83に基づいて、影響度INFを所定のサイクル毎に算出する。上記ステップS20においてゾーンが決定された場合は、車線変更制御部72は、車両1がそのゾーン内を走行している最中に影響度算出処理を行う。
影響度INFは、車両1の車線変更が周囲の交通流に与える影響の度合いである。例えば、車両1の車線変更が行われた場合に後続の周辺車両2b(図1参照)において発生すると予想される減速の度合い(減速度あるいはブレーキ量)を考える。そのような減速の度合いが大きいほど、車両1の車線変更が与える影響は大きいと言うことができる。よって、車線変更制御部72は、減速の度合いに基づいて、影響度INFを算出することができる。減速の度合いが大きくなるほど、影響度INFはより大きく算出される。
また、車両1から一定範囲内の周辺車両2の数が多いほど、車線変更が周囲の交通流に与える影響は大きくなる。よって、車線変更制御部72は、周辺車両2の数も更に考慮に入れて、影響度INFを算出してもよい。
周辺車両2bにおける減速の度合いは、車両1と周辺車両2bとの間の相対位置及び相対速度に基づいて推定可能である。そのような相対位置及び相対速度は、周囲状況情報83に含まれている。周辺車両2の数も、周囲状況情報83に含まれている。よって、車線変更制御部72は、周囲状況情報83を参照することによって、影響度INFを算出することができる。
影響度INFの算出に、影響度マップ74が用いられてもよい。影響度マップ74は、入力パラメータと影響度INFとの対応関係を示している。例えば、入力パラメータは、車両1と周辺車両2bとの間の相対位置及び相対速度を含んでいる。入力パラメータは、周辺車両2の数を含んでいてもよい。そのような影響度マップ74が予め作成され、制御装置70のメモリに格納される。車線変更制御部72は、周囲状況情報83と影響度マップ74に基づいて、影響度INFを算出することができる。
5−5.ステップS50
車線変更制御部72は、「車線変更判断処理」を行う。上記ステップS20においてゾーンが決定された場合は、車線変更制御部72は、車両1がそのゾーン内を走行している最中に車線変更判断処理を行う。
より詳細には、車線変更制御部72は、位置姿勢情報81及びレーン情報82に基づいて、走行レーンL1における車両1の現在位置を認識する。そして、車線変更制御部72は、ステップS40で算出した影響度INFを、現在位置における許容上限値LMTと比較する(ステップS51)。
影響度INFが許容上限値LMT以下の場合(ステップS51;Yes)、車線変更制御部72は、車線変更を許可し、車線変更を実行する(ステップS52)。車線変更において、車線変更制御部72は、走行装置60を適宜作動させて、車両1の進行方向を変える。
一方、影響度INFが許容上限値LMTを超えている場合(ステップS51;No)、車線変更制御部72は、車線変更を禁止する、つまり、車線変更を実行しない。この場合、処理は、ステップS53に進む。
ステップS53において、車線変更制御部72は、位置姿勢情報81及びレーン情報82に基づいて、車両1がゾーンの終点XEに到達したか否かを判定する。車両1がゾーンの終点XEにまだ到達していない場合(ステップS53;No)、処理はステップS40に戻り、車線変更制御部72は最新の影響度INFを算出する。一方、車両1がゾーンの終点XEに到達した場合(ステップS53;Yes)、車線変更制御部72は、車線変更を諦め、車線変更制御処理を終了する。
5−6.図7で示された第3の設定パターンの場合
図16は、図7で示された第3の設定パターンの場合の車線変更制御処理を示すフローチャートである。ステップS10〜S40は、図15で示された場合と同じである。ステップS30において、車線変更制御部72は、図7で示された第3の設定パターンに従って、許容上限値LMTを設定する。具体的には、車線変更制御部72は、ゾーンの始点XSと終点XEとの間の途中位置XMにおいて許容上限値LMTを減少させる。
ステップS50の一部が、図15で示された場合と異なっている。具体的には、影響度INFが許容上限値LMTを超えている場合(ステップS51;No)、処理は、ステップS54に進む。
ステップS54において、車線変更制御部72は、位置姿勢情報81及びレーン情報82に基づいて、車両1が途中位置XM(図7参照)に到達したか否かを判定する。車両1が途中位置XMにまだ到達していない場合(ステップS54;No)、処理はステップS40に戻り、車線変更制御部72は最新の影響度INFを算出する。一方、車両1が途中位置XMに到達した場合(ステップS54;Yes)、それは、途中位置XMまでに車線変更が実行されなかったことを意味する。その場合、処理は、ステップS55に進む。
ステップS55において、車線変更制御部72は、ドライバ意思確認処理を行う。具体的には、車線変更制御部72は、HMIユニット50の表示装置あるいはスピーカを通して、ドライバに意思を問い合わせる。
途中位置XMまでに車線変更が実行されなかった場合、ドライバは、自動運転から手動運転への移行を望むかもしれない。あるいは、ドライバは、今回の車線変更を諦めて、目標ルートの再設定を望むかもしれない。あるいは、ドライバは、許容上限値LMTを更に引き上げてでも、車線変更を強硬に望むかもしれない。ドライバは、意思を決定すると、HMIユニット50の入力装置を用いて、決定した意思を入力する。車線変更制御部72は、ドライバから入力された意思に従って、車線変更制御を終了あるいは継続する。
尚、途中位置XM以降、許容上限値LMTは小さく設定されているため、車線変更は抑制される。この期間に、ドライバは意思を決定することができる。つまり、途中位置XMにおいて許容上限値LMTが減少することにより、ドライバが意思を決定する時間が確保されている。
5−7.図9で示された第5の設定パターンの場合
図17は、図9で示された第5の設定パターンの場合の車線変更制御処理を示すフローチャートである。
ステップS10において、車線変更制御部72は、周囲状況情報83に基づいて、車両1の前方の低速の先行車両2p(図9参照)を認識する。この場合、車線変更制御部72は、先行車両2pを追い越すために、車線変更を行うことを決定する(ステップS10;Yes)。
ステップS20において、車線変更制御部72は、ゾーンを決定する。例えば、図9で示される位置XPから前方の一定区間がゾーンとして設定される。但し、追い越しのための車線変更は、必ずしも成功しなくてもよい。よって、ステップS20は必須ではない。
ステップS30において、車線変更制御部72は、許容上限値LMTを比較的大きい値に設定する。これにより、素早い車線変更が促される。
ステップS40は、図15で示された場合と同じである。ステップS50の一部が、図15で示された場合と異なっている。具体的には、影響度INFが許容上限値LMTを超えている場合(ステップS51;No)、処理は、ステップS56に進む。
ステップS56において、車線変更制御部72は、車両1が先行車両2pに追いついたか否かを判定する。例えば、車線変更制御部72は、周囲状況情報83を参照して、車両1と先行車両2pとの間の車間距離をモニタする。車間距離が閾値以上であるとき、車線変更制御部72は、車両1は先行車両2pにまだ追いついていないと判定する(ステップS56;No)。この場合、処理はステップS40に戻り、車線変更制御部72は最新の影響度INFを算出する。
一方、車間距離が閾値未満になった場合、車線変更制御部72は、車両1が先行車両2pに追いついたと判定する(ステップS56;Yes)。これは、車線変更を実行できないうちに、車両1が先行車両2pに追いついてしまった場合に相当する。この場合、処理は、ステップS57に進む。
車両1が先行車両2pに追いついた場合、自動運転システム100は、減速制御を行い、車両1を先行車両2pに追従して走行させる。追従走行の場合、周囲の交通流に影響を与えてまで無理に車線変更を行う必要はない。従って、車線変更制御部72は、許容上限値LMTを減少させる(ステップS57)。すなわち、車線変更制御部72は、車両1が先行車両2pに追いついた後の許容上限値LMTを、車両1が先行車両2pに追いつく前の許容上限値LMTよりも小さく設定する。
その後、処理は、図15におけるステップS40に進む。許容上限値LMTが減少しているため、車線変更制御部72は、周囲の交通流を乱してまで無理な車線変更を行わない。影響度INFが小さいタイミングで、車線変更制御部72は車線変更を行う。
5−8.車線変更制御装置
図14に示されるように、車線変更制御部72、許容範囲パターン情報73、影響度マップ74、及び走行装置60は、「車線変更制御装置120」を構成している。車線変更制御装置120は、自動運転システム100の一部として、以上に説明された車線変更制御処理を行う。
6.まとめ
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、自動運転において車線変更を実行するか否かを判断するにあたり、「影響度INF」と「許容上限値LMT」との比較が行われる。影響度INFは、車両1の周囲の状況に依存するパラメータである。一方、許容上限値LMTは、車両1の周囲の状況には依存せず、走行レーンL1に沿った位置Xに依存するパラメータである。よって、影響度INFと許容上限値LMTとを比較することによって、車両1の周囲の状況だけでなく、車両1が置かれている位置Xも考慮に入れることが可能となる。これにより、従来技術よりも更に柔軟な自動車線変更を実現することが可能となる。特に、人間にとって違和感がより少なく、人間の感覚により合った自動車線変更を実現することが可能となる。このことは、自動運転システムに対する信頼の向上に寄与する。
1 車両
2、2a、2b 周辺車両
2p 先行車両
10 GPS受信器
20 地図データベース
30 センサ群
40 通信装置
50 HMIユニット
60 走行装置
70 制御装置
71 情報取得部
72 車線変更制御部
73 許容範囲パターン情報
74 影響度マップ
80 運転環境情報
81 位置姿勢情報
82 レーン情報
83 周囲状況情報
84 配信情報
85 ドライバ情報
100 自動運転システム
110 情報取得装置
120 車線変更制御装置
INF 影響度
ACR 許容範囲
LMT 許容上限値

Claims (10)

  1. 車両に搭載される自動運転システムであって、
    前記車両の周囲の状況を示す周囲状況情報を取得する情報取得装置と、
    前記車両の車線変更を制御する車線変更制御装置と
    を備え、
    前記車線変更が前記車両の周囲の交通流へ与える影響は影響度で表され、
    前記車線変更制御装置は、
    前記影響度の許容上限値を、前記車両が走行している走行レーンに沿った位置の関数として設定する許容範囲設定処理と、
    前記周囲状況情報に基づいて、前記影響度を算出する影響度算出処理と、
    前記影響度が前記許容上限値を超える場合は前記車線変更を禁止し、前記影響度が前記許容上限値以下の場合は前記車線変更を実行する車線変更判断処理と
    を行う
    自動運転システム。
  2. 請求項1に記載の自動運転システムであって、
    前記車線変更制御装置は、更に、前記走行レーンの中で前記車線変更を行うゾーンを決定し、
    前記許容範囲設定処理において、前記車線変更制御装置は、前記ゾーン内の前記許容上限値を設定し、
    前記車両が前記ゾーン内を走行中に、前記車線変更制御装置は、前記影響度算出処理及び前記車線変更判断処理を行う
    自動運転システム。
  3. 請求項2に記載の自動運転システムであって、
    前記ゾーンは、第1位置と、前記第1位置と比較して前記ゾーンの終点により近い第2位置とを含み、
    前記許容範囲設定処理において、前記車線変更制御装置は、前記第2位置における前記許容上限値を前記第1位置における前記許容上限値よりも大きく設定する
    自動運転システム。
  4. 請求項2に記載の自動運転システムであって、
    前記許容範囲設定処理において、前記車線変更制御装置は、前記許容上限値を前記ゾーンの始点から終点に向かうにつれて大きくなるように設定する
    自動運転システム。
  5. 請求項2に記載の自動運転システムであって、
    前記許容範囲設定処理において、前記車線変更制御装置は、前記ゾーンを複数のサブゾーンに区分けし、前記許容上限値を前記複数のサブゾーンのそれぞれについて個別に設定する
    自動運転システム。
  6. 請求項2に記載の自動運転システムであって、
    前記許容範囲設定処理において、前記車線変更制御装置は、前記許容上限値を前記ゾーンの始点と終点との間の途中位置で減少させ
    前記途中位置までに前記車線変更が実行されなかった場合、前記車線変更制御装置は、前記車両のドライバに意思を問い合わせる
    自動運転システム。
  7. 請求項1に記載の自動運転システムであって、
    前記走行レーンは、直線部分と曲線部分を含み、
    前記許容範囲設定処理において、前記車線変更制御装置は、前記曲線部分における前記許容上限値を前記直線部分における前記許容上限値よりも小さく設定する
    自動運転システム。
  8. 請求項1に記載の自動運転システムであって、
    前記走行レーンに前記車両より遅い先行車両が存在する場合、前記車線変更制御装置は、前記車両が前記先行車両に追いついた後の前記許容上限値を、前記車両が前記先行車両に追いつく前の前記許容上限値よりも小さく設定する
    自動運転システム。
  9. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の自動運転システムであって、
    前記影響度算出処理において、前記車線変更制御装置は、前記車線変更が行われた場合に前記車両の周囲の周辺車両において発生すると予想される減速の度合いに基づいて、前記影響度を算出する
    自動運転システム。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の自動運転システムであって、
    前記許容上限値は、前記車両の周囲の前記交通流に依存しない
    自動運転システム。
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