JP3648542B2 - 情報提供による障害物衝突防止システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、障害物衝突防止システムに関し、詳しくは、道路上障害物が発生したとき障害物車線を走行する車両の運転車に障害物に関する情報を提供し、安全に障害物手前で停止するか、または車線変更するAHSシステムにおける情報提供による障害物衝突防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は従来の障害物衝突防止システムを示す。従来の障害物衝突防止システムでは路側センサにより障害物の存在を認識し、その結果を情報掲示板などにより、障害物車線を走行中の車両に情報提供するシステムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の障害物衝突防止システムでは情報掲示板を見逃す場合がある。また、運転者が同一の情報を得るため、運転者の特性により車両の停止までの走行パターンが車両により、図2に示すように異なる。このため図3に示すように運転者Aが障害物のかなり手前で急停止した場合に、後続車Bは前方車の手前で停止できず、前方車に衝突するおそれがあるといった問題点があった。
【0004】
本発明は、上記の従来のシステムが持つ問題点を解決し、前方車両の運転者の特性にかかわらず、前方車への衝突を避けることが可能なシステムを与えるものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、個別通信手段を用い、障害物の位置並びに車両速度及び車両位置を、路側および車側で把握し、各走行車両に個別に障害物手前または前方車両手前で衝突しないで停止するための速度、または隣接車線に車線変更するタイミングを路側または車側で演算し、運転者に情報提供することにより、複数台車両を障害物手前で、衝突することなしに、協調的に停止させるか、または車線変更させるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施形態を図4〜13に基づいて説明する。
図4は、3台の車両が道路上を走行していることを示し、中央の車両VH2が通信手段を持たない非AHS車であり、車両VH1、車両VH3が通信手段を有するAHS車である。実線のVH1、VH2、VH3は各々停止前の走行中の車両を示し、点線は各々車両の障害物手前での停止の様子を示す。L12、L23は各車両間の車間距離である。L1、L2、L3は各車両が停止したときの障害物または前方車両との余裕距離である。V1、V2、V3は各車両の速度である。VS1、VS2、VS3は各車両と障害物間の距離である。道路上に障害物OBが発生した場合に、障害物を道路上のセンサで検出し、障害物から車両VH1までの距離がVS1になったとき、障害物の発生を路側より運転者に個別通信手段により通知する。先頭車両VH1には障害物までの距離VS1よりVH1が障害物の手前に余裕距離L1で止まれる減速度α1を
VS1−L1=V1・td1+V12/(2・α1) (1)
より演算する。td1はVH1運転者の反応遅れ時間である。各時刻におけるα1をVS1の変化に対応して求める。速度V1(t)をα1の変化に対応して式2より求める。
V1(t)=V1−α1・t (2)
V1(t)を各時刻ごとに運転者に情報提供する。運転者は情報提供された速度を維持することにより障害物の手前で余裕をもって停止することができる。
【0007】
また2台目の車両VH2は通信手段を有しない車両であるので、情報提供できない。このため、減速度α2を追従理論式(3)により予測して、障害物からの停止距離L1+VL1+L2を求める。
α2=A・(V1(t)-V2(t))/(VS2(t)-VS1(t)) (3)
ここで、Aは定数である。また、VL1はVH1の車長であり、L2は余裕距離である。このVH2の停止位置に対して、3台目車両に式4及び5で示すアルゴリズムを適用し、前方車両に衝突しない適切な減速度α3を式4より演算する。
VS1+VL1+L2+VL2+L3=V2・td+V22/(2・α3) (4)
ここで、tdは運転者の反応遅れ時間である。また各時刻におけるα3を障害物までの距離の変化に対応して求める。速度V3(t)をα3の変化に対応して式5より求め、障害物までの距離がVS1+VL1+L2+VL2+L3になった時点より運転者に演算時間ごとに提供する。
V3(t)=V2−α3・t (5)
【0008】
上記は車両3台を例にとって説明したが、車両が3台以上のAHS車、非AHS車を含む複数車両の場合でも上記のアルゴリズムは適用可能である。また上記のアルゴリズムの実行は路側で実行してもよく、また車両側で実行してもよい。
【0009】
図5は、3台の車両が道路上を走行し、中央の車両VH2が通信手段を持たない非AHS車であり、車両VH1、車両VH3が通信手段を有するAHS車である場合を示す。図中の記号は図4と同様である。道路上に障害物OBが発生した場合に、障害物を道路上のセンサで検出し、障害物から車両VH1までの距離がVS1になったとき、障害物の発生を路側より運転者に個別通信手段により通知する。先頭車両VH1には障害物までの距離VS1よりVH1が障害物の手前に余裕距離L1で止まれる減速度α1を
VS1−L1=V1・td1+V12/(2・α1) (6)
より演算する。td1はVH1運転者の反応遅れ時間である。各時刻におけるα1をVS1の変化に対応して求める。速度V1(t)をα1の変化に対応して式7より求める。
V1(t)=V1−α1・t (7)
V1(t)を各時刻ごとに運転者に情報提供する。運転者は情報提供された速度を維持することにより障害物の手前で余裕をもって停止することができる。
【0010】
また2台目の車両VH2は通信手段を有しない車両であるので、情報提供できない。このため、減速度α2を等加速度モデル式8、9により予測して、障害物からの停止距離L1+VL1+L2を求める。
VS2−(L1+VL1+L2)=V2・td+V22/(2・α2) (8) V2(t)=V2−α2・t (9)
ここで、VL1はVH1の車長であり、L2は余裕距離である。このVH2の停止位置に対して、3台目車両に式10及び11で示すアルゴリズムを適用し、前方車両に衝突しない適切な減速度α3を式10より演算する。
VS1+VL1+L2+VL2+L3=V3・td+V22/(2・α3) (10)
ここで、tdは運転者の反応遅れ時間である。また各時刻におけるα3を障害物までの距離の変化に対応して求める。速度V3(t)をα2の変化に対応して式11より求め、障害物までの距離がVS1+VL1+L2+VL2+L3になった時点より運転者に演算時間ごとに提供する。
V2(t)=V2−α2・t (11)
【0011】
上記は車両3台を例にとって説明したが、車両が3台以上のAHS車、非AHS車を含む複数車両の場合でも上記のアルゴリズムは適用可能である。また上記のアルゴリズムの実行は路側で実行してもよく、また車両側で実行してもよい。等加速度モデルを用いることにより、ソフトウエアが簡単になり、低速度度の安価なCPUでも実現可能になる。
【0012】
図6は、3台の通信手段を有するAHS車、車両VH1、VH2、VH3が道路上を走行している場合を示す。記号は図4と同様である。道路上に障害物OBが発生した場合に、障害物を道路上のセンサで検出し、障害物から車両VH1までの距離がVS1になったとき、障害物の発生を路側より運転者に個別通信手段により通知する。先頭車両VH1には障害物までの距離VS1よりVH1が障害物の手前に余裕距離L1で止まれる減速度α1を
VS1−L1=V1・td1+V12/(2・α1) (12)
より演算する。td1はVH1運転者の反応遅れ時間である。各時刻におけるα1をVS1の変化に対応して求める。速度V1(t)をα1の変化に対応して式13より求める。
V1(t)=V1−α1・t (13)
V1(t)を各時刻ごとに運転者に情報提供する。運転者は情報提供された速度を維持することにより障害物の手前で余裕をもって停止することができる。
【0013】
2台目の車両VH2に対しては、この車両VH2が前方車(VH1)に衝突せず余裕距離L2を確保して停止するための減速度α2を下記の式14より演算する。すなわち、車両VH2が障害物から距離L1+VL1+L2を確保して停止できる減速度α2を求める。
VS1+L12−L1−L2=V2・td2+V22/(2・α2) (14)
なお、td2はVH2運転者の反応遅れ時間である。各時刻におけるα2をVS1+L12−L1−L2の変化に対応して求める。速度V2(t)を各時刻のα2の変化に対応して下記の式15より求める。
V2(t)=V2−α2・t (15)
V2(t)を各時刻ごとに運転者に情報提供する。運転者は情報提供された速度を維持することにより障害物の手前で余裕をもって停止することができる。
【0014】
VH2の停止位置に対して、3台目車両であるVH3に下記の式16及び17で示すアルゴリズムを適用し、前方車両に衝突しない適切な減速度α3を式16より演算する。
VS1+L12+L23−L1−L2−L3=V3・td3+V22/(2・α3) (16)
ここで、td3は運転者の反応遅れ時間である。また各時刻におけるα3を障害物までの距離の変化に対応して求める。速度V3(t)をα3の変化に対応して式17より求め、障害物までの距離がVS1+L12+L23−L1−L2−L3になった時点より運転者に演算時間ごとに提供する。
V3(t)=V3−α3・t (17)
【0015】
上記は車両3台を例にとって説明したが、車両が3台以上のAHS車、非AHS車を含む複数車両の場合でも上記のアルゴリズムは適用可能である。また上記のアルゴリズムの実行は路側で実行してもよく、また車両側で実行してもよい。
【0016】
図7は、3台のAHS車が道路上を走行している場合を示す。センサは路側に設けられた障害物または車両の監視用のセンサである。他の図中の記号は図4と同様である。道路上に障害物OBが発生した場合に、障害物を道路上のセンサで検出し、障害物から車両VH1までの距離がVS1になったとき、障害物の発生位置およびサービス対象車両と障害物間にある車両台数を路側より運転者に個別通信手段により通知する。先頭車VH1には障害物までの距離VS1よりが障害物の手前に余裕距離L1で止まれる減速度α1を
VS1−L1=V1・td+V12/(2・α1) (18)
より演算する。tdは運転者の反応遅れ時間である。また各時刻における速度Vatを
V1(t)=V1−α・t (19)
より演算し、各時刻ごとに運転者に情報提供する。運転者は情報提供された速度を維持することにより障害物の手前で余裕をもって停止することができる。
【0017】
また、2台目以降の車両に対しては自車と障害物の間に存在する車両数と障害物位置を情報提供するので、運転者は自車の概略的な停止位置を予測し、適当な減速度を知ることができ、前方車両の手前に停止することができる。例えば車両VH2の運転者には車両数1台と障害物の位置を、車両VH3の運転者には車両数2台と障害物位置を適当なサンプリング時間ごとに情報提供する。上記のアルゴリズムの実行は路側で実行してもよく、また車両側で実行してもよい。
【0018】
図8は、3台の通信手段を有するAHS車、車両VH1、VH2、VH3が道路上を走行している場合を示す。記号は図4と同様である。道路上に障害物OBが発生した場合に、障害物を道路上のセンサで検出し、障害物からVH1車までの距離がVS1になったとき、障害物の発生を路側より運転者に個別通信手段により通知する。先頭車VH1には障害物までの距離VS1よりVH1が障害物の手前に余裕距離L1で止まれる減速度α1を
VS1−L1=V1・td1+V12/(2・α1) (20)
より演算する。td1はVH1運転者の反応遅れ時間である。各時刻におけるα1をVS1の変化に対応して求める。速度V1(t)をα1の変化に対応して式21より求める。
V1(t)=V1−α1・t (21)
V1(t)を各時刻ごとに運転者に情報提供する。運転者は情報提供された速度を維持することにより障害物の手前で余裕をもって停止することができる。
【0019】
2台目の車両VH2に対しては、この車両VH2が前方車(VH1)に衝突せず余裕距離L2を確保して停止するための減速度α21を下記の式22より演算する。すなわち、車両VH2が障害物から距離L1+VL1+L2を確保して停止できる減速度α21を求める。
VS1+L12−L1−L2=V2・td2+V22/(2・α21) (22)
なお、td2はVH2運転者の反応遅れ時間である。各時刻におけるα21をVS1+L12−L1−L2の変化に対応して求める。速度V21(t)を各時刻のα21に対して式23より求める。
V21(t)=V2−α21・t (23)
V21(t)を各時刻ごとに運転者に情報提供する。この場合には減速度および速度は前方車両の最終停止位置から演算している。このため前方車が急に減速した場合に車両VH2が前方車(VH1)に追突する恐れがある。このため車両VH2が前方車(VH1)に追突しない減速度を演算し、減速度より速度をサンプリング時間ごとに前方車の速度より演算する。あるサンプリング時刻での前方車の速度をV1(t)とし、サービス対象車(VH2)の速度をV2(t)とし、車間距離をL12(t)とすると車両VH2が前方車に追突しないための減速度は式24で与えられ、この減速度から式25で追突しないための速度が求められる。
α22(t)=(V2(t)−V1(t))2/2・L12(t) (24)
V22(t)=V2−α22・t (25)
【0020】
図9に示すように、式23より演算される速度V21と式25により求めた速度V22とを比較し、小さい方の速度を選択し、運転者に情報提供する車両VH2の車両速度とする。このようにして速度を選択することにより、前方車両への追突を防ぎ、かつ、前方車の手前に衝突なく車両VH2が停止することができる。
【0021】
VH2の停止位置に対して、3台目車両であるVH3に下記の式26及び27で示すアルゴリズムを適用し、このVH3の運転者に提供する障害物に衝突しない適切な速度α3を式26より求める。
VS1+L12+L23−L1−L2−L3=V3・td3+V22/(2・α3) (26)
ここで、td3は運転者の反応遅れ時間である。また各時刻におけるα3を障害物までの距離の変化に対応して求める。速度V3(t)をα3の変化に対応して式27より求め、障害物までの距離がVS1+L12+L23−L1−L2−L3になった時点より運転者に演算時間ごとに提供する。
V3(t)=V3−α3・t (27)
【0022】
上記の場合にもVH2と同様に前方車に追突することがないように速度を選択することにより、前方車への追突は防ぐことができ、かつ前方車の前に衝突なく停止することができる。上記は車両3台を例にとって説明したが、車両が3台以上のAHS車、非AHS車を含む複数車両の場合でも上記のアルゴリズムは適用可能である。また上記のアルゴリズムの実行は路側で実行してもよく、また車両側で実行してもよい。
【0023】
図10は、3台の車両が道路上を走行し、3台ともAHS車である場合を示している。実線のVH1は障害物のある車線上を走行している車両をあらわし、障害物車線上の点線のVH1は障害物手前での停止したVH1を表す。実線のVH1、VH2は障害物のない車線上を走行中の車両を表し、点線のVH1は障害物車線より車線変更したVH1を表す。dsはVH1が障害物に衝突する危険の程度を表し、d2とd1はVH1が車線変更したときVH3から追突されるか、またはVH1がVH2に追突する危険の程度を表す。drはd1とd2の大きい方の値である。その他の記号は図4と同じである。
【0024】
ここで1台は障害物車線上を走行しており、2台は障害物のない車線を走行しているものとする。道路上に障害物OBが発生した場合に、障害物を道路上のセンサで検出する。このとき障害物のない隣接車線に車両がないときはサービス対象車両に車線変更を指示する。隣接車線の車両の有無は路側のセンサにより検出するものとする。隣接車線に走行車両が存在するときはサービス対象車両が隣接車線に車線変更したとき、隣接車線を走行中の前方車両に追突しないための危険度d1または後続車両がサービス対象車両に追突しないための後続車の減速度d2を定義し、大きい方の値をdrとする。また車線変更せずに障害物又は前方車に衝突せずに停止するための危険度dsを定義する。drとdsを比較しdrがdsより小さければ車線変更し、大きければ減速停止する。隣接車線が前方車または後続車のみときは、dsとd1またはd2と直接比較すればよい。この比較を適当なサンプリング時間ごとに実施し、運転者に情報提供することにより安全に車線変更できる。
【0025】
図11は、隣接車線に走行車両が存在するときはサービス対象車両が隣接車線に車線変更したとき、隣接車線を走行中の前方車両に追突しないための危険度d1をサービス対象車両の減速度αt1または後続車両がサービス対象車両に追突しないための後続車の危険度d2を後続車の減速度αt2で定義することを示している。αdはVH1が障害物に衝突しないための減速度を表し、αt2はVH3がVH1に衝突しないための減速度、また、αt1はVH1がVH2に衝突しないための減速度を表す。その他の記号は図10と同じである。
【0026】
drはαt1とαt2のうち小さいほうの値αtで定義する。αt1とαt2は式28、29で演算される。
αt1=(V2−V1)2/2VS12 (28)
αt2=(V3−V1)2/2VS23 (29)
式28、29において、V2は前方車の速度であり、V3は後続車の速度である。V1はサービス対象車両の速度である。
【0027】
また、車線変更せずに障害物または前方車に衝突せずに停止するための危険度を減速度αdで定義する。αdは式30で演算される。
αd=V12/2(VS1−L1) (30)
VS1は前方停止車両または障害物までの距離である。
【0028】
図12は、隣接車線に走行する車両が存在するときはサービス対象車両が隣接車線に車線変更したとき、サービス対象車両と後続車両の車間距離VS12または後続車両とサービス対象車両の車間距離VS23のうち小さい方の車間距離が一定値以上のとき車線変更する。記号は図10と同じである。この方式の場合にはソフトウエアが簡単になり、安価なプロセッサで実施可能である。特に車両速度が接近している場合には有効である。
【0029】
図13は、図10及び11で示す車線変更条件に加えて、図12で示す車線変更条件を満足したときに車線変更することを示している。これにより、衝突することなく、より安全に車線変更が可能になる。
【0030】
図14は、複数車両に対して、同時に車両がサービス区間に入っているすべての車両の情報提供用HMIに障害物発生の情報提供することにより運転者の注意を喚起することを示す。また障害物に接近するに従って情報の提供の方法を例えば画像より音声に切り替えるなどして運転者の注意をより喚起させる。本方式により、全ての車両は同時に障害物の情報を受け取ることになり、減速することにより、障害物または前方車両手前で停止することができる。本方式では各車両に個別に通信する必要がないので路側の通信設備が安価に構成できる。
【0031】
【発明の効果】
本発明により、前方車両が非AHS車の場合でも、運転者に負担をかけることなく障害物手前で安全に停止することができる。また車線変更する場合、隣接車線を走行する車両に衝突することなく安全に車線変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシステムを示す図である。
【図2】各人の運転特性の差異を示す図である。
【図3】衝突の様子を表す図である。
【図4】本発明の一つの実施形態を示す図である。
【図5】本発明の一つの実施形態を示す図である。
【図6】本発明の一つの実施形態を示す図である。
【図7】本発明の一つの実施形態を示す図である。
【図8】本発明の一つの実施形態を示す図である。
【図9】車両VH2の速度を選択するためのフロー図である。
【図10】本発明の一つの実施形態を示す図である。
【図11】本発明の一つの実施形態を示す図である。
【図12】本発明の一つの実施形態を示す図である。
【図13】本発明の一つの実施形態を示す図である。
【図14】本発明の一つの実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 車両
2 障害物
3 センサ
4 情報掲示板
5 通信設備
6 車載用HMI
7 画像表示用CRT
8 音声用スピーカー
Claims (2)
- 2車線以上を有する道路を走行中の通信手段を有する車両に対して、前記車両の前方に障害物が発生したときに、障害物が発生していない隣接車線上に前記車両が車線変更した場合に隣接車線を走行中の車両に衝突する危険度と、障害物車線を走行し障害物または前方車両手前で停止する危険度を適切な時間間隔ごとに演算し、前記車両の運転者への情報提供により、車線変更した場合の危険度が停止した場合の危険度より小さければ、車線変更させ、停止した場合の危険度が車線変更した場合の危険度よりも小さければ停止させており、
前記停止した場合の危険度は、障害物に衝突せず障害物手前で停止するための減速度で定義され、この減速度は、前記障害物の位置と車両の位置と速度とに基づいて、所定式により求めており、
車線変更した場合の危険度は、車線変更した車両が隣接車線の前方車に追突しないための車両の減速度と、隣接車線の後方車両により追突されないための後方車の減速度とのうちの大きな減速度で定義され、
前記追突しないための車両の減速度は、前記車両および前方車の位置と速度とに基づいて、所定式により求め、前記追突されないための後方車の減速度は、前記車両および後方車の位置と速度とに基づいて、所定式により求めていることを特徴する情報提供による障害物衝突防止システム。 - 障害物が発生した車線より隣接車線に車両を車線変更させるときに、車線変更した車両が隣接車線の前方車に追突しないための車両の減速度と後方車両より追突されないための後方車の減速度のうち、大きい方の減速度を選択し、この選択した減速度が車線変更せずに障害物に衝突しないで停止するための車両の減速度より小さく、かつ車線変更した車両と前方車両との車間距離と、車線変更した車両と後方車両との車間距離のうち、小さい方の車間距離が一定値以上の場合に、前記車両を車線変更させており、
前記車両が追突しないための車両の減速度は、前記車両および前方車の位置と速度とに基づいて、所定式により求め、前記車両が追突されないための後方車の減速度は、前記車両および後方車の位置と速度とに基づいて、所定式により求め、前記停止するための車両の減速度は、前記障害物の位置と車両の位置と速度とに基づいて、所定式により求めており、
前記各車間距離は、前記車両、前方車および後方車の位置に基づいて求めていることを特徴とする情報提供による障害物衝突防止システム。
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