JP5028788B2 - アリールアミン類の製造方法 - Google Patents
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Description
で表されるジハロゲン化ビフェニル類と一般式(2)
で表されるアミン類とを、塩基の存在下、トリアルキル置換および/またはジアルキル置換ホスフィン類とパラジウム化合物とからなる触媒を用いて反応させることを特徴とする一般式(3)
で表されるハロゲン化アリールアミン類、および一般式(3)で表されるハロゲン化アリールアミン類と一般式(4)
で表されるアミン類とを、塩基の存在下、トリアルキル置換および/またはジアルキル置換ホスフィン類とパラジウム化合物とからなる触媒を用いて反応させることを特徴とする一般式(5)
で表されるアリールアミン類の製造方法に関する。
で表されるアミン類とを、塩基の存在下、トリアルキル置換および/またはジアルキル置換ホスフィン類とパラジウム化合物とからなる触媒を用いて反応させることにより、一般式(5)
で表されるアリールアミン類を効率的に製造することができる。
HPLCにて測定を行った。用いた装置を以下に示す。
カラム:Inertsil ODS−3V(4.6mmI.D.×250mm)
(GLサイエンス製)
検出器:紫外可視検出器(測定波長254nm)
流速:1ml/分
実施例1(AX−01の合成)
温度計およびコンデンサーの付いた100mlフラスコに、o−キシレン 18.1g、4−ブロモ−4’−クロロビフェニル 2.68g(10mmol)、ジフェニルアミン1.69g(10mmol)、ナトリウム−tert−ブトキシド 1.35g(14mmol)を仕込んだ。系内を窒素置換した後、酢酸パラジウム22.5mg(0.1mmol)とトリ(tert−ブチル)ホスフィン 60.7mg(0.3mmol)をあらかじめ少量のキシレン中で加熱撹拌して調製しておいた触媒溶液を加え、内温を120℃まで加熱し、1時間反応を行った。反応が終了した後に、水を加えて塩を溶解し、分液により反応液を得た。得られた反応液をHPLCにて定量分析したところ、転化率は100%、目的化合物AX−01の収率は92.4%であった。
温度計およびコンデンサーの付いた100mlフラスコに、o−キシレン 18.1g、4−クロロ−4’−ヨードビフェニル 3.15g(10mmol)、m−トリルフェニルアミン 1.83g(10mmol)、ナトリウム−tert−ブトキシド 1.35g(14mmol)を仕込んだ。系内を窒素置換した後、酢酸パラジウム22.5mg(0.1mmol)とトリ(tert−ブチル)ホスフィン 60.7mg(0.3mmol)をあらかじめ少量のキシレン中で加熱撹拌して調製しておいた触媒溶液を加え、内温を120℃まで加熱し、1時間反応を行った。反応が終了した後に、水を加えて塩を溶解し、分液により反応液を得た。得られた反応液をHPLCにて定量分析したところ、転化率は99.7%、目的化合物AX−03の収率は89.1%であった。
温度計およびコンデンサーの付いた100mlフラスコに、o−キシレン 18.1g、実施例2により得られたAX−03を1.85g(5mmol)、2,4−ジメチルアニリン 0.61g(5mmol)、ナトリウム−tert−ブトキシド 0.67g(7mmol)を仕込んだ。系内を窒素置換した後、酢酸パラジウム11.2mg(0.05mmol)とトリ(tert−ブチル)ホスフィン 30.3mg(0.15mmol)をあらかじめ少量のキシレン中で加熱撹拌して調製しておいた触媒溶液を加え、内温を120℃まで加熱し、14時間反応を行った。反応が終了した後に、水を加えて塩を溶解し、分液により反応液を得た。反応液を濃縮し、トルエンおよびメタノールを用いて晶析したところ、目的物であるN−(3−メチルフェニル)−N−フェニル−N’−(2,4−ジメチルフェニル)ベンジジンが1.91g、収率83.9%で得られた。純度をHPLCにて測定したところ、純度98.5%であった。
温度計およびコンデンサーの付いた100mlフラスコに、o−キシレン 18.1g、4−ブロモ−4’−クロロビフェニル 2.68g(10mmol)、m−トリルフェニルアミン 1.83g(10mmol)、ナトリウム−tert−ブトキシド 2.69g(28mmol)を仕込んだ。系内を窒素置換した後、酢酸パラジウム22.5mg(0.1mmol)とトリ(tert−ブチル)ホスフィン 60.7mg(0.3mmol)をあらかじめ少量のキシレン中で加熱撹拌して調製しておいた触媒溶液を加え、内温を120℃まで加熱し、1.5時間反応を行った。反応の終了をHPLCにて確認した後に、反応液を冷却し、2,4−ジメチルアニリン 1.21g(10mmol)を加え、系内を再度窒素置換した後、酢酸パラジウム22.5mg(0.1mmol)とトリ(tert−ブチル)ホスフィン 60.7mg(0.3mmol)をあらかじめ少量のキシレン中で加熱撹拌して調製しておいた触媒溶液を加え、内温を120℃まで加熱し、18時間反応を行った。反応が終了した後に、水を加えて塩を溶解し、分液により反応液を得た。反応液を濃縮し、トルエンおよびメタノールを用いて晶析したところ、目的物であるN−(3−メチルフェニル)−N−フェニル−N’−(2,4−ジメチルフェニル)ベンジジンが3.51g、収率77.3%で得られた。純度をHPLCにて測定したところ、純度97.9%であった。
温度計およびコンデンサーの付いた100mlフラスコに、o−キシレン 18.1g、4−ブロモ−4’−クロロビフェニル 2.68g(10mmol)、ジフェニルアミン1.69g(10mmol)、ナトリウム−tert−ブトキシド 2.69g(28mmol)を仕込んだ。系内を窒素置換した後、酢酸パラジウム22.5mg(0.1mmol)とトリ(tert−ブチル)ホスフィン 60.7mg(0.3mmol)をあらかじめ少量のキシレン中で加熱撹拌して調製しておいた触媒溶液を加え、内温を120℃まで加熱し、1時間反応を行った。反応の終了をHPLCにて確認した後に、反応液を冷却し、m−トリルフェニルアミン 1.83g(10mmol)を加え、系内を再度窒素置換した後、酢酸パラジウム22.5mg(0.1mmol)とトリ(tert−ブチル)ホスフィン 60.7mg(0.3mmol)をあらかじめ少量のキシレン中で加熱撹拌して調製しておいた触媒溶液を加え、内温を120℃まで加熱し、22時間反応を行った。反応が終了した後に、水を加えて塩を溶解し、分液により反応液を得た。反応液を濃縮し、トルエンおよびメタノールを用いて晶析したところ、目的物であるN−(3−メチルフェニル)−N,N’,N’−トリフェニルベンジジンが4.09g、収率81.4%で得られた。純度をHPLCにて測定したところ、純度98.6%であった。
Claims (7)
- 一般式(1)
で表されるジハロゲン化ビフェニル類と一般式(2)
で表されるアミン類とを、塩基の存在下、トリアルキル置換および/またはジアルキル置換ホスフィン類とパラジウム化合物とからなる触媒を用いて反応させることを特徴とする一般式(3)
で表されるハロゲン化アリールアミン類の製造方法。 - トリアルキル置換ホスフィン類が、トリ(tert−ブチル)ホスフィンであることを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化アリールアミン類の製造方法。
- 一般式(1)において、R1〜R8がすべて水素原子であり、ビフェニルの4位と4’位にX1,X2が存在し、かつ一般式(3)において、R1〜R8がすべて水素原子であり、ビフェニルの4位と4’位にX1,−NR9R10基が存在することを特徴とする請求項1〜2に記載のハロゲン化アリールアミン類の製造方法。
- 一般式(1)および(3)において、X1=Cl、X2=Brであることを特徴とする請求項1〜3に記載のハロゲン化アリールアミン類の製造方法。
- 一般式(2)および(3)において、R9およびR10が各々独立して置換もしくは無置換のアリール基であることを特徴とする請求項1〜4に記載のハロゲン化アリールアミン類の製造方法。
- 請求項1に記載の製造方法によって一般式(3)
で表されるハロゲン化アリールアミン類を合成した後、合成された一般式(3)で表されるハロゲン化アリールアミン類と一般式(4)
で表されるアミン類とを、塩基の存在下、トリアルキル置換および/またはジアルキル置換ホスフィン類とパラジウム化合物とからなる触媒を用いて反応させることを特徴とする一般式(5)
で表されるアリールアミン類の製造方法。 - 請求項6に記載のアリールアミン類の製造方法であって、一般式(3)で表されるハロゲン化アリールアミン類を合成した後、これを単離することなく一般式(4)で表されるアミン類と反応させることを特徴とする製造方法。
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