JP2000007627A - ホルミルトリアリールアミンの製造方法 - Google Patents
ホルミルトリアリールアミンの製造方法Info
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Abstract
済的にも好ましい簡便な製造方法を提供する。 【解決手段】 ハロゲン化ベンズアルデヒドをアルコー
ルを用いて酸触媒下アセタール化しアセタール化合物と
し、これをトリ(ターシャリーブチル)ホスフィンとパ
ラジウム化合物を必須成分とする触媒と塩基の存在下、
ジアリールアミンと反応させ、さらに生成した化合物の
アセタール基を酸触媒の存在下酸加水分解する。
Description
ールアミンの製造方法に関するものである。ホルミルト
リアリールアミンは、電子写真感光体原料として有用な
化合物である。
成は、トリフェニルアミンのN,N−ジメチルホルムア
ミド−オキシ塩化リンによる芳香環上のホルミル化反応
により実施する方法が知られている。例えば、特開平8
−113650号公報及び特開平9−183946号公
報には該ホルミル化反応による製造方法が報告されてい
る。
ミル化反応ではトリフェニルアミンに対し当量以上のオ
キシ塩化リンを必要とする。したがって、多量のリン廃
棄物が生成することから環境的にも経済的にも好ましい
方法ではなかった。さらにホルミルトリアリールアミン
との分離が難しいジホルミル体が副生するため、精製工
程に多大なエネルギーを要していた。
であり、その目的は、ホルミルトリアリールアミンの環
境的にも経済的にも好ましい簡便な製造方法を提供する
ことである。
を解決するため鋭意検討を行った結果、ハロゲン化ベン
ズアルデヒドをアルコールを用いて酸触媒下アセタール
化後、トリ(ターシャリーブチル)ホスフィンとパラジ
ウム化合物を必須成分とする触媒を用いて、ジアリール
アミンを反応させ、さらにアセタール基を酸加水分解す
ることで、有害な廃液を出すことなく、ホルミルトリア
リールアミンを高収率で合成できることを見出し、本発
明を完成させるに至った。
Xは塩素、臭素又はヨウ素を表す。)で示されるハロゲ
ン化ベンズアルデヒドを、酸触媒の存在下アルコールを
用いてアセタール化し、(b) トリ(ターシャリーブ
チル)ホスフィンとパラジウム化合物を必須成分とする
触媒と塩基の存在下、(a)で得られたアセタール化合
物をジアリールアミンと反応させ、(c) 酸触媒の存
在下、(b)で得られた化合物のアセタール基を酸加水
分解することを特徴とする下記一般式(4)
Ar1及びAr2は各々独立してアリール基を表す。)で
示されるホルミルトリアリールアミンの製造方法であ
る。
上記一般式(1)で示されるハロゲン化ベンズアルデヒ
ドをアルコールを用いて酸触媒下アセタール化する。ハ
ロゲン化ベンズアルデヒドの具体例としては、o−クロ
ロベンズアルデヒド、m−クロロベンズアルデヒド、p
−クロロベンズアルデヒド、o−ブロモベンズアルデヒ
ド、m−ブロモベンズアルデヒド、p−ブロモベンズア
ルデヒド、o−ヨードベンズアルデヒド、m−ヨードベ
ンズアルデヒド、p−ヨードベンズアルデヒド、3−ク
ロロ−5−メチルベンズアルデヒド、4−クロロ−3−
メチルベンズアルデヒド、3−クロロ−5−エチルベン
ズアルデヒド、4−ブロモ−3−メチルベンズアルデヒ
ド等を挙げることができる。
ルコールとしては特に限定するものではないが、例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル等の1価アルコール、さらにエチレングリコール、プ
ロピレングリコール等の2価アルコールを好適なものと
して挙げることができる。これらのうち特に好ましく
は、アセタールの生成のし易さからエチレングリコール
である。これらのアルコールの使用量はハロゲン化ベン
ズアルデヒドに対してモル比で通常0.7〜30の範囲
であり、より好ましくは0.8〜10の範囲である。
は特に限定するものではないが、例えば、p−トルエン
スルホン酸、硫酸、塩酸、リン酸等を挙げることができ
る。これらのうち特に好ましくはp−トルエンスルホン
酸である。酸触媒の使用量は、特に限定するものではな
いが、ハロゲン化ベンズアルデヒドに対し、0.001
〜5.0モル%であり、より好ましくは、0.005〜
1.0モル%である。
に実施される。使用できる溶媒としては、本反応を著し
く阻害しない溶媒であればよく、特に限定するものでは
ないが、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル溶媒、アセトニトリル、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド等を例示すること
ができる。これらのうちより好ましくは、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素溶媒である。
ン等の不活性ガス雰囲気下に実施され、常圧又は減圧条
件下に実施される。反応温度としては通常20℃〜30
0℃の範囲で実施されるが、より好ましくは50℃〜2
00℃の範囲である。反応時間は反応条件により異なる
が、数分〜20時間の範囲から選択すればよい。
Xは塩素、臭素又はヨウ素を表し、R’はアルキル基を
表す。但し、2個のR’は酸素原子とともに、1,3−
ジオキソラン環又は1,3−ジオキサン環を形成するこ
とができる。)で示されるアセタール化合物が生成する
が、本発明においてはこれを単離又は精製することなく
そのまま次の工程に移ることができる。もちろん、単離
した後次の工程の原料として用いることができるのは言
うまでもない。
シャリーブチル)ホスフィンとパラジウム化合物を必須
成分とする触媒と塩基の存在下、上記一般式(2)で示
されるアセタール化合物とジアリールアミンを反応させ
る。
物とトリ(ターシャリーブチル)ホスフィンが必須であ
り、両者を組み合わせて触媒として反応系に加える。添
加方法は、反応系にそれぞれ単独に加えても、予め錯体
の形に調製して添加してもよい。
のではないが、例えば、塩化パラジウム(II)、臭化
パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、パラジ
ウムアセチルアセトナート(II)、ジクロロビス(ベ
ンゾニトリル)パラジウム(II)、ジクロロビス(ア
セトニトリル)パラジウム(II)、ジクロロビス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(II)、ジクロロ
テトラアンミンパラジウム(II)、ジクロロ(シクロ
オクタ−1,5−ジエン)パラジウム(II)、パラジ
ウムトリフルオロアセテート(II)等の2価パラジウ
ム化合物、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジ
ウム(0)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラ
ジウムクロロホルム錯体(0)、テトラキス(トリフェ
ニルホスフィン)パラジウム(0)等の0価パラジウム
化合物を挙げることができる。これらのうち特に好まし
くは、酢酸パラジウム及びトリス(ジベンジリデンアセ
トン)二パラジウム(0)である。パラジウム化合物の
使用量は、特に限定するものではないが、上記一般式
(1)で示される化合物(又は上記一般式(2)で示さ
れる化合物)に対し、パラジウム換算で0.001〜1
0.0モル%であり、より好ましくは、パラジウム換算
で0.005〜5.0モル%である。
リーブチル)ホスフィンの使用量は特に限定するもので
はないが、パラジウム化合物に対して0.5〜10倍モ
ルが適当であり、より好ましくはパラジウム化合物に対
して0.8〜5倍モルの範囲である。
ールアミンは無置換又は置換のジアリールアミンであ
り、置換ジアリールアミンの場合は対称又は非対称ジア
リールアミンであってもよい。これらジアリールアミン
の具体例としては、ジフェニルアミン、ジ(p−トリ
ル)アミン、ジ(m−トリル)アミン、ジ(o−トリ
ル)アミン、(3,4−ジメチルフェニル)フェニルア
ミン、ビス(3,4−ジメチルフェニル)アミン、ジ
(4−クロロフェニル)アミン、ジ(3−クロロフェニ
ル)アミン、ジ(2−クロロフェニル)アミン、(4−
メトキシフェニル)フェニルアミン、ジ(4−メトキシ
フェニル)アミン、(4−メトキシ−2−メチルフェニ
ル)フェニルアミン、ビス(4−メトキシ−2−メチル
フェニル)アミン、ビス(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)アミン等を挙げることができる。これらのジアリ
ールアミンの使用量は上記一般式(1)で示される化合
物(又は上記一般式(2)で示される化合物)に対して
モル比で通常0.7〜2.0の範囲であり、より好まし
くは0.8〜1.5の範囲である。
しては、有機塩基及び無機塩基からなる群より選択すれ
ばよく、特に限定するものではないが、より好ましく
は、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチウ
ム、ナトリウムアミド、カリウムアミド、リチウムアミ
ド、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸リチウム、炭
酸ルビジウム、炭酸セシウム、炭酸水素カリウム、炭酸
水素ナトリウム、ナトリウム金属、カリウム金属、リチ
ウム金属、メトキシナトリウム、メトキシカリウム、エ
トキシナトリウム、エトキシカリウム、エトキシリチウ
ム、ターシャリーブトキシリチウム、ターシャリーブト
キシナトリウム、ターシャリーブトキシカリウム等を具
体例として挙げることができる。これらのうち特に好ま
しくはターシャリーブトキシナトリウムである。これら
の塩基の使用量は上記一般式(1)で示される化合物
(又は上記一般式(2)で示される化合物)に対してモ
ル比で0.7〜3.2の範囲であり、より好ましくは
0.9〜2.4の範囲である。
施される。使用できる溶媒としては、本反応を著しく阻
害しない溶媒であればよく、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素溶媒、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル溶媒、アセト
ニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルホスホトリアミド等を例示することが
できる。これらのうちより好ましくは、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素溶媒である。
ルゴン等の不活性ガス雰囲気下に実施されるが、加圧条
件下に実施することもできる。反応温度20℃〜300
℃の範囲で実施されるが、より好ましくは50℃〜20
0℃の範囲である。反応時間は、反応条件、上記一般式
(1)で示される化合物(又は上記一般式(2)で示さ
れる化合物)、及びパラジウム化合物により異なるが、
数分〜72時間の範囲から選択すればよい。
し、Ar1及びAr2は各々独立してアリール基を表し、
R’はアルキル基を表す。但し、2個のR’は酸素原子
とともに、1,3−ジオキソラン環又は1,3−ジオキ
サン環を形成することができる。)で示される化合物が
生成するが、本発明の方法においてはこれを単離又は精
製することなくそのまま次の工程に移ることができる。
もちろん、単離した後次の工程の原料として用いること
ができるのは言うまでもない。
在下、上記一般式(3)で示される化合物のアセタール
基を酸加水分解する。
に限定するものではないが、例えば、p−トルエンスル
ホン酸、硫酸、塩酸、リン酸等を挙げることができる。
これらのうち特に好ましくは硫酸及びp−トルエンスル
ホン酸である。酸触媒の使用量は、特に限定するもので
はないが、上記一般式(1)で示されるハロゲン化ベン
ズアルデヒド(又は上記一般式(2)で示される化合
物)に対し、0.01〜30.0モル%であり、より好
ましくは、0.1〜20モル%である。該酸触媒は0.
1〜30%水溶液として好ましく反応系内に投入される
ことができる。
施される。使用できる溶媒としては、本反応を著しく阻
害しない溶媒であればよく、特に限定するものではない
が、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル溶媒、アセトニトリル、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等を例示することがで
きる。これらのうちより好ましくは、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素溶媒である。
活性ガス雰囲気下に実施され、常圧条件下に好ましく実
施される。反応温度としては通常20℃〜150℃の範
囲で実施されるが、より好ましくは50℃〜100℃の
範囲である。反応時間は数分〜10時間の範囲から選択
すればよい。
り目的とする化合物を得ることができる。
(4)で示されるホルミルトリアリールアミンの具体例
としては以下のものを挙げることができる。即ち、4−
ホルミルトリフェニルアミン、3−ホルミルトリフェニ
ルアミン、2−ホルミルトリフェニルアミン、4−ホル
ミル−4’,4”−ジメチルトリフェニルアミン、4−
ホルミル−3’,3”−ジメチルトリフェニルアミン、
4−ホルミル−2’,2”−ジメチルトリフェニルアミ
ン、4−ホルミル−4’,4”−ジクロロトリフェニル
アミン、4−ホルミル−3’,3”−ジクロロトリフェ
ニルアミン、4−ホルミル−4’−メトキシトリフェニ
ルアミン、4−ホルミル−4’,4”−ジメトキシトリ
フェニルアミン、4−ホルミル−4’−メトキシ−2’
−メチルトリフェニルアミン、4−ホルミル−3’,
4’−ジメチルトリフェニルアミン、4−ホルミル−
4’,4”−ビス(トリフルオロメチル)トリフェニル
アミン、3−ホルミル−4’,4”−ジメチルトリフェ
ニルアミン、2−ホルミル−4’,4”−ジメチルトリ
フェニルアミン、4−ホルミル−2−メチルトリフェニ
ルアミン、3−ホルミル−5−メチルトリフェニルアミ
ン、4−ホルミル−2−エチルトリフェニルアミン等を
挙げることができる。
して有用なホルミルトリアリールアミンを、従来のトリ
フェニルアミンのホルミル化方法に比べ、有害な廃液を
排出することなく高選択的に合成することができる。
タール基で保護するが、中間生成物を取り出す必要がな
いので、ハロゲン化ベンズアルデヒドから実質1ポット
でホルミルトリアリールアミンを製造することができ
る。
れらに限定されるものではない。 実施例1 第一段階(ハロゲン化ベンズアルデヒドのアセタールの
合成) 温度計、3方コック、マグネチックスターラーを備えた
200ml3口フラスコを窒素置換し、p−クロロベン
ズアルデヒド24.2g(172mmol)、p−トル
エンスルホン酸65.6mg(0.34mmol)、キ
シレン30ml、及びエチレングリコール16.1g
(259mmol)を仕込み、生成する水を溜去しなが
ら2時間加熱還流を行った。
アミンの反応) 第一段階で得られた反応液に、ジフェニルアミン27.
7g(164mmol)、酢酸パラジウム(和光純薬
製、38.6mg,0.17mmol,基質p−クロロ
ベンズアルデヒドに対して0.1mol%)、ターシャ
リーブトキシナトリウム18.2g(190mmo
l)、及びトリ(ターシャリーブチル)ホスフィン(関
東化学製)の40mg/ml・キシレン溶液2.6ml
(104mg,0.51mmol,パラジウムに対して
2.9倍モル)の順番に加えた。140℃まで昇温した
後、140℃で7時間撹拌した。
硫酸水溶液20g(20.4mmol)を投入し、その
温度で1時間攪拌した。得られた反応液を静置し、分相
後、有機相を80℃で水洗した。得られた有機相を室温
まで冷却し、ジイソプロピルエーテル50mlを添加
し、目的物の結晶を析出させた。濾過、乾燥後、38.
9g(142mmol)の4−ホルミルトリフェニルア
ミンを得た。収率82.2%、GC純度>99.5%。
1に示した化合物を用いた以外は実施例1と同様な操作
を繰り返した。結果を表1に示す。
にp−クロロベンズアルデヒドに対しモル比で10倍の
メタノールを用いた以外は、実施例1と同様な操作を繰
り返した。収率78%、GC純度99.2%で4−ホル
ミルトリフェニルアミンを得た。
(0.20mmol)を用いた以外は実施例1と同様な
操作を繰り返した。収率75%、GC純度99.0%で
4−ホルミルトリフェニルアミンを得た。
Claims (6)
- 【請求項1】 (a) 下記一般式(1) 【化1】 (式中、Rは水素又はアルキル基を表し、Xは塩素、臭
素又はヨウ素を表す。)で示されるハロゲン化ベンズア
ルデヒドを酸触媒の存在下アルコールを用いてアセター
ル化し、(b) トリ(ターシャリーブチル)ホスフィ
ンとパラジウム化合物を必須成分とする触媒と塩基の存
在下、(a)で得られたアセタール化合物をジアリール
アミンと反応させ、(c) 酸触媒の存在下、(b)で
得られた化合物のアセタール基を酸加水分解することを
特徴とする下記一般式(4) 【化2】 (式中、Rは水素又はアルキル基を表し、Ar1及びA
r2は各々独立してアリール基を表す。)で示されるホ
ルミルトリアリールアミンの製造方法。 - 【請求項2】 一般式(1)で示されるハロゲン化ベン
ズアルデヒドがp−クロロベンズアルデヒドであること
を特徴とする請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項3】 (b) トリ(ターシャリーブチル)ホ
スフィンとパラジウム化合物を必須成分とする触媒と塩
基の存在下、下記一般式(2) 【化3】 (式中、Rは水素又はアルキル基を表し、Xは塩素、臭
素又はヨウ素を表し、R’はアルキル基を表す。但し、
2個のR’は酸素原子とともに、1,3−ジオキソラン
環又は1,3−ジオキサン環を形成することができ
る。)で示されるアセタール化合物をジアリールアミン
と反応させ、(c) 酸触媒の存在下、(b)で得られ
た化合物のアセタール基を酸加水分解することを特徴と
する下記一般式(4) 【化4】 (式中、Rは水素又はアルキル基を表し、Ar1及びA
r2は各々独立してアリール基を表す。)で示されるホ
ルミルトリアリールアミンの製造方法。 - 【請求項4】 一般式(2)で示されるアセタール化合
物が、2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオキソ
ランであることを特徴とする請求項3に記載の製造方
法。 - 【請求項5】 アルコールがエチレングリコールである
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
載の製造方法。 - 【請求項6】 ジアリールアミンがジフェニルアミンで
あることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10172806A JP2000007627A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | ホルミルトリアリールアミンの製造方法 |
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JP10172806A JP2000007627A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | ホルミルトリアリールアミンの製造方法 |
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JP (1) | JP2000007627A (ja) |
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