JP5026934B2 - プレス装置 - Google Patents

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本発明は、形状の一部が絞り部を有する部材の鍛造成型を行うプレス装置に関するものである。
従来、アンダーカット部や絞り部を有する部材を、プレス装置によって鍛造成型によって製造する方法が行われている。
このような鍛造成型には、分割された複数の割型と下型とパンチとにより、アンダーカット部が設けられた成型品を得ることができる鍛造成型装置が知られている(特許文献1、参照)。
特開2007−105793号公報
前述のような割型を備える鍛造成型では、縦置き据付けのプレス装置には有効であるが、パーツ送り装置を備えた多段式パーツフォーマのような横置きの据付けのプレス装置では割型に対応できない。
多段式パーツフォーマは、複数の工程を連続して行うことにより高速で部材を成型できること、プレス圧力を水平方向に加えるため、装置を設置する工場の床面の耐久性を高める必要がないという利点がある。その一方で、閉塞成型となるような絞り部を有する部材の加工が難しいといった問題があった。
本願発明は、このような問題点に鑑み、絞り部を有する部材の鍛造成型を、工程数を増やすことなく行うことができるプレス装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施態様によると、円筒状のパンチ30と、凹部48を有するダイ40と、成型済み部材11を排出するためのダイエジェクタ43と、からなり、パンチ30は、外周に、軸方向に移動可能に構成され、被成型部材の外周の絞り形状に対応するスライドパンチ32を備え、ダイ40は、軸方向に移動可能に構成され、成型済み部材11の外周形状に対応する形状を有するスリーブダイ46を備え、被成型部材10を前記凹部48に挿入し、パンチ30をダイ40側へと移動し、スライドパンチ32をスリーブダイ46に押し当て、スライドパンチ32とスリーブダイ46とを閉塞して、スライドパンチ32とスリーブダイ46とによって被成型部材10の成形空間48を形成し、パンチ30をダイ40側の最押し出し位置まで移動させて、被成型部材10の鍛造成型し、成型済み部材を排出するときは、ダイエジェクタは、成型済み部材をパンチ側に移動させ、スリーブダイは、成型済み部材とともにパンチ側に移動することにより、成型済み部材がダイよりもパンチ側に移動するまで前記成型済みの部材を保持することを特徴とする。
本発明によると、絞り部を有する被成型部材を鍛造成型工程によって成型することが可能となるので、廃棄部材を削減できると共に、製造にかかる時間を削減することができ、製造のエネルギー効率を高め、製造コストを削減することができる。
また、成型済み部品の排出時に、成型済み部材がダイよりもパンチ側に移動するまで、スリーブダイは、成形済み部品を保持するので、部材送りが失敗することがなく、製造時の歩留りを改善し、製造効率を向上することができる。
まず、本発明の実施の形態のプレス装置1による鍛造成型の工程を図1を用いて説明する。
本発明の実施の形態では、図1(a)に示すような凹部102を有する円柱状の被成型部材10から、鍛造成型により、図1(b)に示すような凹部112及び絞り部110を有する中間成型部材11を加工するためのプレス装置1(図5参照)について説明する。なお、本願発明のプレス装置1は、部材送り機構を備える多段式パーツフォーマである。
なお、この中間成型部材11は、その後、機械工程によって、図(c)に示すような円環状のトランスミッションギヤ12が製造される。
ここで、図1(b)に示すような、絞り部110を有する中間成型部材11を鍛造成型する場合の、従来のプレス装置のパンチ及びダイについて、図2から図4を用いて説明する。
なお、後に説明するように、本発明の実施の形態では、部材送り機構を備えた、横置き設置タイプのプレス装置(パーツフォーマ)を用いる。
絞り部110を有する中間成型部材11を成型するためには、図2(a)に示すように、部材を排出するノックアウトピン42とで平面部を形成するダイ40とパンチ30との間に側方側からダイ41配置し、パンチ30の金型面に環状の凹溝を設けて前方押出を行うことが考えられる。この場合は、前方押出により、凹溝よりも径が大きい側方側のダイ41とパンチ30との間にバリが発生する。バリが発生した場合はバリを取り除く工程が別途必要となる。また、このバリは、部材送り機構にとって障害となるため、バリを発生させないような成型が必要となる。
これに対して、図2(b)に示すように、ダイ40の側方側に、パンチ30よりも径が大きいダイ41を備え、凹溝を備えたパンチ30によって後方押出を行うことが考えられる。このように構成した場合は、凹溝によりパンチ30に薄肉部301aが形成されるため、鍛造成型時の押出圧力によってパンチ30の金型部が破損してしまうという問題がある。具体的には、図2(b)に示すように、薄肉部301aの凹溝底部付近に鍛造成型時の押出圧力が集中し、パンチ30に亀裂が生じ、最終的にパンチ30の金型部が破損してしまう。
また、図3に示すように、内径に段差を持つ側方側のダイ41を用いて前方押出を行うことが考えられる。しかしながら、前方押出では、張出部に欠肉が発生し、製品不良が発生する場合がある。また、押出圧力によってダイ40側の負荷が高くなるため、ノックアウトピン42が破損する可能性がある。
そこで、本発明の実施の形態では、以下に説明するような特徴的な構成を備えることによって、絞り部110を有する中間成型部材11の鍛造成型を行うよう構成した。
図4は、本発明の実施の形態のプレス装置1の構成を示す上面断面図である。
前述のように、本発明の実施の形態のプレス装置1は、部材送り機構を備える多段式パーツフォーマである。このプレス装置1は、パンチ30とダイ40とが水平方向に設置され、パンチ30が水平方向に移動することにより鍛造成型が行われる。
プレス装置1は、円筒状のパンチ30と、被成型部材10を保持し、前記パンチ30とで被成型部材10の鍛造成型を行うダイ40とによって構成される。プレス装置1は、ダイ40に被成型部材10を挿入し、パンチ30を移動させてダイ40に密着させることによって鍛造成型を行い、中間成型部材11を成型する。
パンチ30は、円筒形状を有し、軸中心部に円柱状のホールディングピン31が貫通して装着されている。ホールディングピン31は、図示しないバネ等の弾力によって軸方向にダイ40側に付勢されている。
パンチ30の周囲には円環状のスライドパンチ32が軸方向に摺動可能に装着されている。スライドパンチ32は、図示しない駆動源によって軸方向に移動可能に構成されている。パンチ30の外面及びスライドパンチ32の内面は、スライドパンチ32が所定位置に係止されるように円環状の張出部30b及び32bがそれぞれ形成されている。
パンチ30の金型面30aは、被成型部材10の凹部112に対応した形状を有する。また、スライドパンチ32の金型面32aは、中間成型部材11の絞り部110に対応した形状を有する。
スライドパンチ32は、外周部に切欠部34が成型されている。切欠部34は、後述するように、中間成型部材11のパンチ30への食付きを検知するために用いられる。
ダイ40は、基準面から所定距離を隔てて構成され、被成型部材10の底面を支持する。このダイ40の周囲には、円環状のセカンドダイ44が固定されている。また、セカンドダイ44のパンチ30側にはリングダイ45が固定されている。
また、ダイ40とセカンドダイ44との間には、スリーブダイ46がコイルバネ47を介して摺動可能に装着されている。このスリーブダイ46は、コイルバネ47の弾力によって軸方向にパンチ30側に付勢されている。
また、ダイ40の軸中心部には、ダイエジェクタ43が貫通して装着されている。ダイエジェクタ43は、軸方向に移動可能に構成されている。
ダイ40は、ダイエジェクタ43が最戻り状態のときに、ダイ40とダイエジェクタ43の上面とが平面を成型して、中間成型部材11の底面部を保持する。また、鍛造工程終了後は、ダイエジェクタ43をパンチ30側に押し出すことによって、中間成型部材11をパンチ30側に排出する。
スリーブダイ46は、その内周面が、中間成型部材11の外周面111に対応した形状を有する。
これらダイ40、ダイエジェクタ43、セカンドダイ44、リングダイ45及びスリーブダイ46によって、被成型部材10を収納するため凹形状空間48が形成される。
セカンドダイ44及びリングダイ45は、ダイ40に固定状態に装着されており、スリーブダイ46を外周側から保持する。スリーブダイ46は、外周に段差46aが成型されている。また、リングダイ45は、その内径がセカンドダイ44よりも小さく構成されている。スリーブダイ46は、コイルバネ47によって付勢され、段差46aがリングダイ45と係合してパンチ30側への移動が係止される。また、ダイ40とセカンドダイ44との間には、スリーブダイ46が収納される溝部49が形成されており、スリーブダイ46がこの溝部49の底部に突き当て状態のときに、鍛造成型が行われる。
次に、このプレス装置1によって行われる鍛造成型工程を、図4から図8を用いて説明する。なお、図中の一点鎖線は、プレス装置1の基準面を示す。
まず、被成型部材10を保持する保持工程を行う。
被成型部材10は、図示しない部材送り機構により前工程から送られて、パンチ30及びダイ40の間に、底面を基準面としてセットされる。このとき、ダイ40のダイエジェクタ43は、最押し出し状態で停止している。
この状態で、パンチ30は、ダイ40側へと前進を開始する。このとき、ホールディングピン31は最押し出し状態で停止している。そして、パンチ30の移動により、ホールディングピン31の先端部が、被成型部材10をパンチ30側から押し付ける。
この結果、被成型部材10が、ホールディングピン31とダイエジェクタ43とに挟まれる。これにより、被成型部材10が、パンチ30とダイ40との間に保持される(図4参照)。
次に、パンチ30及びダイ40の閉塞工程を行う。
パンチ30は、さらにダイ40側へと移動する。このとき、ホールディングピン31の移動によりダイエジェクタ43をダイ40の奥手側に押し込む。これにより、ダイエジェクタ43及ホールディングピン31によって保持された被成型部材10が、ダイ40とスリーブダイ46とに囲まれた凹形状空間48に挿入される。なお、部材送り機構は、被成型部材10が凹形状空間48に挿入されるタイミングで、ダイ40から離れる。
続いて、パンチ30の外周のスライドパンチ32が、ダイ40のスリーブダイ46に接する(図5(a)参照)。そして、スリーブダイ46のコイルバネ47が縮むことによってスリーブダイ46が溝部49の底部に突き当たると共に、スライドパンチ32がスリーブダイ46に密着する。これにより、スライドパンチ32とスリーブダイ46との閉塞が完了する。この状態で、スライドパンチ32及びスリーブダイ46により閉塞された内周面が、絞り部110を有する中間成型部材11の外周面となる(図5(b)参照)。このとき、パンチ30が被成型部材10の凹部102に突き当たり、被成型部材10の位置決めが行われる。
続いて、パンチ30が最押し出し位置(上死点)まで移動することにより、被成型部材10を塑性変形させ、絞り部110を有する中間成型部材11を成型する(図6(a)参照)。
このように、塑性変形前に、スライドパンチ32及びスリーブダイ46により被成型部材の外周を予め閉塞しおくので、被成型部材の塑性変形による周方向へのバリが発生しない。また、塑性変形はパンチ30の移動によって行い、スライドパンチ32及びスリーブダイ46は被成型部材を周方向から支持するのみであるので高負荷とならず、スライドパンチ32等の破損を防止することができる。
次に、排出工程が行われる。これにより、パンチ30とダイ40とによる閉塞を開放すると共に、鍛造成型された中間成型部材11を排出して、次の工程へと搬送される。
まず、パンチ30が後退方向に移動を開始し、塑性変形された中間成型部材11から離れる。このとき、ホールディングピン31は、中間成型部材11をパンチ30側から押さえたまま、パンチ30の移動に伴って押し出される。このとき、図示しない駆動源によりスライドパンチ32が後退する。このスライドパンチ32の後退に伴って、スリーブダイ46は、コイルバネ47の弾力によって中間成型部材11と共にパンチ30側に移動する(図6(b)参照)。
そして、パンチ30がダイ40から離れたときに、部材送り機構がパンチ30とダイ40との間に移動する。なお、部材送り機構は、中間成型部材11を保持するためのグリッパーシュー51を備えている。
次に、ダイエジェクタ43が、図示しない駆動源によりパンチ30側に押し出される。これにより、中間成型部材11がパンチ30側に移動する(図7参照)。
続いて、ダイエジェクタ43の押し出しにより、中間成型部材11がさらにパンチ30側に移動する。そして、中間成型部材11の底面が基準面に近づくと、グリッパーシュー51によって中間成型部材11が挟まれる。ダイエジェクタ43が中間成型部材11の底面が基準面まで移動したときに、グリッパーシュー51が中間成型部材11を保持する。その後、さらなるパンチ30の後退により、ホールディングピン31の先端が中間成型部材11から離れる。ホールディングピン31が中間成型部材11から充分に離れたときに、部材送り機構は中間成型部材11を次の工程に搬送する。
この後、パンチ30はさらに後退して、最後退位置(下死点)において停止する。
なお、本発明の実施の形態の中間成型部材11のように、パンチ30側に絞り部110を有する中間成型部材11を部材送り機構により搬送する場合は、グリッパーシュー51が、絞り部110ではなく最も径の大きい外周部111を保持する必要がある。グリッパーシュー51は、ダイ40に干渉しない程度に基準面付近に備えられるので、ダイエジェクタ43によって、グリッパーシュー51が中間成型部材11の外周部111を保持するまで移動させる必要がある。
このとき、スリーブダイ46が移動しない構成(例えば、前述の特許文献1に記載の鍛造成型装置を、横置き据付けの多段式パーツフォーマとして構成した場合)では、部材が基準面まで移動する前に最外周面を保持するスリーブダイ46から外れてしまう。このとき、ダイエジェクタ43及びホールディングピン31のみに挟まれた状態となる。この状態では、振動等によって被成型部材が基準面に対して傾いたりセンター部がずれてしまい、グリッパーシュー51が被成型部材の保持に失敗する可能性がある。
そこで、本発明の実施の形態では、前述のようにダイエジェクタ43によるノックアウト時に、スリーブダイ46によって被成型部材を保持したまま基準面まで移動させるように構成した。なお、スリーブダイ46が最もパンチ30側に移動したときに、グリッパーシュー51に干渉しないように、スリーブダイ46のパンチ30側の端面の位置が決定される。
次に、パンチフリッカ61による中間成型部材11の食付き検知工程が行われる。
食付き検知工程では、パンチ30が最後退位置(下死点)にて停止した後、パンチフリッカ61が、パンチ30の軸方向と直交する方向に移動して、スライドパンチ32の外周部に設けられた切欠部34を移動する。
パンチ30が最後退位置にて停止しているときに、中間成型部材11が正しく次工程に搬送された場合は、スライドパンチ32は図示しない駆動源によってダイ40側に付勢され、張出部30b及び32bによって係止されている。この状態では、切欠部34の軸方向の位置が、パンチフリッカ61が通過する位置と合致し、パンチフリッカ61がスライドパンチ32の何れの部分とも接触しない。これにより、中間成型部材11の食付きが発生しておらず、鍛造成型工程が正常に完了したことが検知される(図8(a)参照)。
一方、図8(b)に示すように、中間成型部材11が、パンチ30とスライドパンチ32とに食付いたたまパンチ30が最後退位置まで移動してしまい、中間成型部材11がグリッパーシュー51によって次の工程に搬送されなかった場合は、新たな鍛造成型工程が開始されて、新たに保持された被成型部材10と、パンチ30及びスライドパンチ32に食付いた中間成型部材11とが衝突し、パンチ30やダイ40の破損等の発生に繋がる。そのため、中間成型部材11が、パンチ30側へと食付きが発生した場合はこれを検出する必要がある。
中間成型部材11の食付きが発生した場合は、図8(b)に示すようにパンチ30が最後退位置に移動しても、スライドパンチ32は最後退位置に移動できない。このため、スライドパンチ32の切欠部34の位置が、パンチフリッカ61が通過する位置とは異なり、ホルダ35側に所定位置だけずれた位置となる。この状態でパンチフリッカ61が移動すると、パンチフリッカ61がスライドパンチ32の切欠部34以外に位置に接触する。これにより、スライドパンチの位置が正常でないことが検知されるので、その結果として、中間成型部材11の食付きが発生したことが検知される。
なお、中間成型部材11の食付きが発生した場合は、パンチフリッカ61に備えられている図示しないスイッチ等からプレス装置1の制御装置に信号が送信される。制御装置はこの信号に従ってプレス装置1の動作を停止する。
以上のように、本発明の実施の形態では、絞り部110を有する中間成型部材11を鍛造成型するプレス装置1において、パンチ30側に、スライドパンチ32を備えた。また、ダイ40側に、コイルバネ47によってパンチ30側に付勢されたスリーブダイ46を備えた。そして、鍛造成型時に、これらスライドパンチ32及びスリーブダイ46によって予め絞り部110を有する外周面を閉塞した上で、パンチ30による塑性変形を行うように構成した。
このように構成することにより、絞り部110を有する中間成型部材11を、一度の鍛造成型工程のみで成型することが可能となるので、最終製品に至るまでの廃棄部材を削減できると共に、製造にかかる時間を削減することができる。従って、製造のエネルギー効率を高め、製造コストを削減することができる。
また、スライドパンチ32及びスリーブダイ46によって予め絞り部110を有する外周面を閉塞するので、これらスライドパンチ32及びスリーブダイ46に高負荷がかからず、パンチ30及びダイ40の破損を防止することができると共に、鍛造成型時に周方向へのバリが発生しないので、工程数が増加することがなく、部材の廃棄物を削減することができる。
また、中間成型部材11の排出時に、中間成型部材11が基準面に移動するまで、スリーブダイ46は、外周部111を保持するので、部材送りが失敗することがなく、製造時の歩留りを改善し、製造効率を向上することができる。
また、スライドパンチ32は、部材の食付きを検知するパンチフリッカ61に対応する切欠部34を設けたので、製造時における安全性を提供すると共に、製造効率を向上することができる。
なお、本発明の実施の形態のパンチ30及びダイ40の構成は、従来一般的に用いられている部品に、本願特有の構成及び作用を加えたものであり、プレス装置1の動作や構造を大幅に改変するものではない。そのため、コストを増加させることなく、絞り部110を備える中間成型部材11を形成することが可能となる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
(a)本発明の実施形態の被成型部材10を示す。(b)中間成型部材11を示す。トランスミッションギヤを示す。 (a)従来の鍛造成型の例を示す。(b)従来の鍛造成型の例を示す。 従来の鍛造成型の例を示す。 本発明の実施の形態のプレス装置の断面図である。 本発明の実施の形態のプレス装置の断面図である。 本発明の実施の形態のプレス装置の断面図である。 本発明の実施の形態のプレス装置の断面図である。 本発明の実施の形態のプレス装置の断面図である。
符号の説明
1 プレス装置
10 被成型部材
11 中間成型部材
12 トランスミッションギヤ
30 パンチ
31 ホールディングピン
32 スライドパンチ
34 切欠部
40 ダイ
42 ノックアウトピン
43 ダイエジェクタ
44 セカンドダイ
45 リングダイ
46 スリーブダイ
47 コイルバネ
48 凹形状空間
49 溝部
51 グリッパーシュー
61 パンチフリッカ

Claims (3)

  1. 円筒状のパンチと、凹部を有するダイと、成型済み部材を排出するためのダイエジェクタと、からなり、
    前記パンチは、外周に、軸方向に移動可能に構成され、被成型部材の外周の絞り形状に対応する形状を有するスライドパンチを備え、
    前記ダイは、軸方向に移動可能に構成され、成型済み部材の外周形状に対応する形状を有するスリーブダイを備え、
    被成型部材を前記凹部に挿入し、前記スライドパンチを前記スリーブダイに押し当てて前記スリーブダイを前記ダイの奥手側に移動させることにより、前記スライドパンチと前記スリーブダイとを閉塞して前記スライドパンチと前記スリーブダイとによって前記被成型部材の成形空間を形成し、前記パンチを前記ダイ側の最押し出し位置まで移動させて、前記成形空間にて前記被成型部材を鍛造成型し、
    前記成型済み部材を排出するときは、
    前記ダイエジェクタは、前記成型済み部材を前記パンチ側に移動させ、
    前記スリーブダイは、前記成型済み部材とともに前記パンチ側に移動することにより、前記成型済み部材が前記ダイよりもパンチ側に移動するまで前記成型済みの部材を保持することを特徴とするプレス装置。
  2. 前記スライドパンチは、外周側に切欠部を有し、
    前記スライドパンチの切欠部に挿入されることで前記スライドパンチの前記パンチに対する位置が正常であることを検知し、前記スライドパンチの切欠部以外の位置に接触することで前記スライドパンチの前記パンチに対する位置が異常であることを検知する検知手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
  3. 前記スリーブダイは、弾性体により前記パンチ側に付勢されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプレス装置。
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