JP5025576B2 - 静電チャック及び基板温調固定装置 - Google Patents

静電チャック及び基板温調固定装置 Download PDF

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Description

本発明は、静電チャック及び基板温調固定装置に係り、特に基体上に載置された吸着対象物を吸着する静電チャック及び基板温調固定装置に関する。
従来、ICやLSI等の半導体装置を製造する際に使用される成膜装置(例えば、CVD装置やPVD装置等)やプラズマエッチング装置は、基板(例えば、シリコンウエハ)を真空の処理室内に精度良く保持するためのステージを有する。このようなステージとして、例えば、静電チャックを有する基板温調固定装置が提案されている。基板温調固定装置は、静電チャックにより基板を吸着保持し、吸着保持された基板が所定の温度となるように温度制御を行う装置である。
図1は、従来の基板温調固定装置を簡略化して例示する平面図である。図2は、従来の基板温調固定装置を簡略化して例示する図1のA−A線に沿う断面図である。図1及び図2を参照するに、基板温調固定装置100は、静電チャック101と、接着層105と、ベースプレート106とを有する。
静電チャック101は、基体102と、静電電極103とを有するクーロン力型静電チャック又はジョンソンラーベリック型静電チャックである。基体102は、ベースプレート106上に接着層105を介して固定されている。基体102は、セラミックスにより構成されている。ベースプレート106は、Alにより構成されている。接着層105は、基体102とベースプレート106とを固定する。接着層105としては、シリコン接着剤が用いられる。
基体102の上面102aの外縁部には平面視円環状の突起部である外周シールリング102bが設けられている。外周シールリング102bの平面視内側には、円柱形状の多数の突起部102cが平面視水玉模様状に点在するように設けられている。
静電電極103は、薄膜静電電極であり、基体102に内蔵されている。静電電極103は、基板温調固定装置100の外部に設けられた直流電源(図示せず)に接続され、所定の電圧が印加されると、基板等の吸着対象物(図示せず)を外周シールリング102b及び多数の突起部102cの上面に吸着保持する。吸着保持力は、静電電極103に印加される電圧が高いほど強くなる。
ベースプレート106は、静電チャック101を支持するためのものである。ベースプレート106には、発熱体(図示せず)や水路104が設けられており、基体102の温度制御を行う。発熱体(図示せず)は、電圧を印加されることで発熱し、接着層105を介して基体102を加熱する。
水路104は、ベースプレート106の下面106bに形成された冷却水導入部104aと、冷却水排出部104bとを有する。冷却水導入部104a及び冷却水排出部104bは、基板温調固定装置100の外部に設けられた冷却水制御装置(図示せず)に接続されている。冷却水制御装置(図示せず)は、冷却水を冷却水導入部104aから水路104に導入し、冷却水排出部104bから排出する。冷却水を循環させベースプレート106を冷却することで、接着層105を介して基体102を冷却する。
基体102,接着層105,ベースプレート106には、これらを貫通するガス路108が形成されている。ガス路108は、ベースプレート106の下面106bに形成された複数のガス導入部108aと基体102の上面102aに形成された複数のガス排出部108bとを有する。複数のガス導入部108aは、基板温調固定装置100の外部に設けられたガス圧力制御装置(図示せず)に接続されている。ガス圧力制御装置(図示せず)は、不活性ガスの圧力を、例えば、0〜50Torrの範囲で可変し、不活性ガスをガス導入部108aからガス路108に導入することができる。
図3は、従来の基板温調固定装置が基板を吸着保持した状態を簡略化して例示する断面図である。同図中、図1及び図2と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する場合がある。図3において、107は基板、109は不活性ガスが充填されるガス充填部である。図3を参照するに、基板107は、基体102の外周シールリング102b及び多数の突起部102cの上面に吸着保持されている。基板107は、ベースプレート106に内蔵されている発熱体(図示せず)や水路104により温度制御される。
ガス圧力制御装置(図示せず)は、不活性ガスを複数のガス導入部108aからガス路108に導入する。導入された不活性ガスが、ガス排出部108bから排出され、基板107と基体102の上面102aとの間に形成された空間であるガス充填部109に充填されると、基体102と基板107との間の熱伝導性が向上する。外周シールリング102bは、ガス充填部109に充填された不活性ガスが、ガス充填部109外に漏れることを防止するために設けられている。
以上のように、従来の基板温調固定装置100は、静電チャック101の基体102の外周シールリング102b及び多数の突起部102cの上面に基板107を吸着保持する。又、従来の基板温調固定装置100の基体102の上面102aの外縁部に設けられた平面視円環状の突起部である外周シールリング102bは、基体102と基板107との間の熱伝導性を向上するためにガス充填部109に充填された不活性ガスがガス充填部109外に漏れることを防止する。又、従来の基板温調固定装置100のベースプレート106に内蔵されている発熱体(図示せず)や水路104は、基板107の温度を制御する(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2000−317761号公報 特開2000−332091号公報
しかしながら、従来の基板温調固定装置100をプラズマ中で使用すると、接着層105を構成するシリコン接着剤は耐プラズマ性が低いため、プラズマに曝されることによって侵食される。接着層105が侵食されると、侵食された部分から不活性ガスが漏れることにより、基体102と基板107との間の熱伝導性が低下する。又、基体102の上面102aに堆積する付着物を除去するためにプラズマクリーニングを行うが、クリーニングの際にプラズマは付着物を除去するのみならず、基体102の上面102aをも侵食する。
接着層105や基体102の上面102aがプラズマに侵食されることにより基板温調固定装置100が劣化した場合には、基体102の上面102aに再生研磨や薬剤等による洗浄を施したり、基板温調固定装置100全体を新品と交換したりするメンテナンスが実施されていた。しかし、メンテナンスの実施には所定の費用が生じ、装置稼働率が低下するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、メンテナンス性に優れた静電チャック、及び、静電チャックを有する基板温調固定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、静電電極が内蔵されている基体を有し、前記静電電極に電圧を印加することで吸着対象物を吸着保持する静電チャックであって、前記基体の上面には誘電体を含んで構成される載置部が機械的に固定されていない状態で載置されており、前記載置部は、前記静電電極に電圧が印加されると前記基体に吸着保持され、前記吸着対象物は、前記載置部の上面に載置されることを特徴とする。

第2の発明は、本発明に係る静電チャックと、前記静電チャックを支持するベースプレートとを有し、前記静電チャックは、前記ベースプレート上に接着層を介して固定されている基板温調固定装置である。
本発明によれば、メンテナンス性に優れた静電チャック、及び、静電チャックを有する基板温調固定装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
〈第1の実施の形態〉
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る基板温調固定装置を簡略化して例示する平面図である。図5は、本発明の第1の実施の形態に係る基板温調固定装置を簡略化して例示する図4のB−B線に沿う断面図である。図4及び図5を参照するに、基板温調固定装置10は、静電チャック11と、接着層15と、ベースプレート16とを有する。
静電チャック11は、基体12と、静電電極13と、載置部20とを有するクーロン力型静電チャック又はジョンソンラーベリック型静電チャックである。基体12は誘電体であり、ベースプレート16上に接着層15を介して固定されている。基体12としては、例えば、酸化アルミニウム(Al)、窒化アルミニウム(AlN)等を含むセラミックスを用いることができる。基体12の厚さは、例えば、1.0〜3.0mm、基体12の比誘電率(1KHz)は、例えば、9〜10、基体12の体積抵抗率は、例えば、1011〜1013Ωcmとすることができる。
基体12の上面12aには、載置部20が着脱可能な状態で搭載されている。着脱可能な状態とは、静電電極13に電圧が印加され、載置部20が基体12の上面12aにクーロン力により吸着保持されているときは取り外すことができないが、静電電極13に電圧が印加されていなければ、容易に取り外すこと又は取り付けることができることを意味する。このようにすることで、載置部20が劣化等した場合には、容易に交換することができ、メンテナンス性に優れた静電チャックを実現できる。
載置部20は誘電体であり、比誘電率(1KHz)は、例えば、9〜10、体積抵抗率は、例えば、1011〜1013Ωcmとすることができる。又、載置部20の厚さtは、例えば、0.2mm〜1.0mmとすることができる。載置部20としては、例えば、酸化アルミニウム(Al)、窒化アルミニウム(AlN)等を含んで構成されるセラミックスを用いることができる。酸化アルミニウム(Al)等に二酸化チタン(TiO)等を添加しても構わない。又、載置部20としては、例えば、ポリエステル、ポリイミド等からなる誘電体のフィルムを用いても構わない。
載置部20において、20aは上面を、20bは上面20aの外縁部を示している。載置部20は、吸着対象物(図示せず)と対向する上面20aに設けられた突起部20cを備え、突起部20cは、載置部20の上面20aの外縁部20bを除く領域に形成されている。外縁部20bの上面は、突起部20cの上面と略面一である。
突起部20cは、例えば円柱形状をしており、多数の突起部20cが、載置部20の上面20aの外縁部20bを除く領域に平面視水玉模様状に点在するように設けられている。このように、載置部20の上面20aに多数の突起部20cを設けることにより、吸着対象物の裏面側に付着するパーティクルを低減することができる。
多数の突起部20cの上面の高さhは略同一であり、高さhは、例えば、3〜5μmとすることができる。突起部20cの上面の直径φは、例えば、0.1〜2.0mmとすることができる。突起部20cは、円柱形状(平面視円形)以外に、平面視楕円形、平面視6角形等の平面視多角形、直径の異なる複数の円柱を組み合わせた形状、これらの組み合わせ等でも構わない。なお、突起部20cが、円柱形状(平面視円形)以外の場合も含めて、本願では「平面視水玉模様状」と表現する。
突起部20cは、例えば、サンドブラスト加工により形成される。具体的には、載置部20の上面20aの突起部20cを形成したい部分をマスクし、細かい粒子を気体の圧力により載置部20の上面20aに打ち付け、マスクされてない部分を削ることにより形成される。なお、突起部20cは、載置部20の上面20aに略均一に設けられていれば、どのような規則性に従って配置されても構わない。
静電電極13は、薄膜電極であり、基体12に内蔵されている。静電電極13は、基板温調固定装置10の外部に設けられた直流電源(図示せず)に接続され、所定の電圧が印加されると、基板等の吸着対象物(図示せず)との間にクーロン力を発生させ、吸着対象物(図示せず)を吸着保持する。吸着保持力は、静電電極13に印加される電圧が高いほど強くなる。静電電極13は、単極形状でも、双極形状でも構わない。静電電極13の材料としては、例えば、タングステン、モリブデン等を用いることができる。
接着層15は、基体12を、ベースプレート16上に固定するために設けられている。接着層15としては、例えば、柔軟性に優れ、熱伝導率の良いシリコン接着剤等を用いることができる。
ベースプレート16は、静電チャック11を支持するためのものである。ベースプレート16には、発熱体(図示せず)や水路14が設けられており、基体12及び載置部20の温度制御を行う。ベースプレート16の材料としては、例えば、Al等を用いることができる。発熱体(図示せず)は、電圧を印加されることで発熱し、接着層15を介して基体12及び載置部20を加熱する。
水路14は、ベースプレート16の下面16bに形成された冷却水導入部14aと、冷却水排出部14bとを有する。冷却水導入部14a及び冷却水排出部14bは、基板温調固定装置10の外部に設けられた冷却水制御装置(図示せず)に接続されている。冷却水制御装置(図示せず)は、冷却水を冷却水導入部14aから水路14に導入し、冷却水排出部14bから排出する。冷却水を循環させベースプレート16を冷却することで、接着層15を介して基体12を冷却する。
基体12,接着層15,ベースプレート16には、これらを貫通するガス路18が形成されている。又、載置部20には、載置部20を貫通するガス路21が形成されている。ガス路18は、ベースプレート16の下面16bに形成された複数のガス導入部18aと基体12の上面12aに形成された複数のガス排出部18bとを有する。ガス路21は、載置部20の下面20dに形成された複数のガス導入部21aと載置部20の上面20aに形成された複数のガス排出部21bとを有する。複数のガス排出部18bと複数のガス導入部21aとは対応する位置に形成されている。
複数のガス導入部18aは、基板温調固定装置10の外部に設けられたガス圧力制御装置(図示せず)に接続されている。ガス圧力制御装置(図示せず)は、不活性ガスの圧力を、例えば、0〜50Torrの範囲で可変し、不活性ガスをガス導入部18aからガス路18に導入することができる。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る基板温調固定装置が基板を吸着保持した状態を簡略化して例示する断面図である。同図中、図4及び図5と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する。図6において、17は基板、19は不活性ガスが充填されるガス充填部である。
図6を参照するに、基板17は、載置部20の多数の突起部20c及び外縁部20bの上面に吸着保持されている。すなわち、静電電極13には、基板温調固定装置10の外部に設けられた直流電源(図示せず)から所定の電圧が印加されている。これにより静電電極13を内蔵する基体12と載置部20との間にクーロン力が発生し、載置部20は、基体12の上面12aに吸着保持される。
前述のように、載置部20の厚さtは、例えば、0.2mm〜1.0mmと大変薄いため、静電電極13に所定の電圧が印加されることで発生したクーロン力は、載置部20を介して、載置部20の突起部20c及び外縁部20bの上面に載置されている基板17にも及び、基板17は載置部20の突起部20c及び外縁部20bの上面に吸着保持される。つまり、静電電極13に所定の電圧が印加されることによりクーロン力が発生し、そのクーロン力により、基体12の上面12aに載置部20及び基板17が吸着保持される。
なお、前述のように、載置部20は、基体12の上面12aに着脱可能な状態で搭載されているため、静電電極13に所定の電圧が印加されてなく、クーロン力が発生してない場合には、載置部20を基体12の上面12aから容易に取り外すことができる。
基板17は、ベースプレート16に設けられている発熱体(図示せず)や水路14により温度制御される。基板17は、例えば、シリコンウエハ等である。基板17の厚さは、例えば、700μm〜1000μmである。基体12や載置部20等の形状及び寸法により、これ以外の厚さの基板に対しても本発明を適用することができる。
ガス圧力制御装置(図示せず)は、不活性ガスを複数のガス導入部18aからガス路18に導入する。導入された不活性ガスは、ガス排出部18bからガス導入部21aに導入され、基板17の下面と載置部20の上面20aとの間に形成された空間であるガス充填部19に充填される。その結果、基体12、載置部20と基板17との間の熱伝導性が向上する。不活性ガスとしては、例えば、HeやAr等を用いることができる。
続いて、静電電極13に印加される電圧と、載置部20、基板17に対して発生する吸着力との関係について調べた。以下の実験1〜4において結果を示す。
[実験1]
始めに、基体12の上面12aに載置部20のみを載置して静電電極13に電圧を印加した場合に、基体12と載置部20との間に発生する吸着力について調べた。
より詳しくは、載置部20として、酸化アルミニウム(Al)を含んで構成され厚さが1mmで体積抵抗率が1011Ωcmである20L1、酸化アルミニウム(Al)を含んで構成され厚さが1mmで体積抵抗率が1013Ωcmである20M1、酸化アルミニウム(Al)を含んで構成され厚さが1mmで体積抵抗率が1015Ωcmである20H1の3種類を用意し、静電電極13に印加する電圧を可変した場合に、基体12と載置部20との間に発生する吸着力について調べた。なお、体積抵抗率は、酸化アルミニウム(Al)に二酸化チタン(TiO)等を添加することで調整することができる。
図7は、静電電極に印加される電圧と、基体と載置部との間に発生する吸着力との関係を例示する図である。図7において横軸の「印加電圧[KV]」は、静電電極13に基板温調固定装置10の外部に設けられた直流電源から印加される直流電圧を示している。縦軸の「吸着力[Kg]」は、載置部20の側面にテンションゲージを当てることで測定した、基体12と載置部20との間に発生する吸着力を示している。
基体12と載置部20との間に必要な吸着力は、5Kg以上であることが好ましいが、図7に示すように、載置部20として20L1、20M1、20H1の何れを用いた場合においても、印加電圧とともに基体12と載置部20との間に発生する吸着力が増加している。印加電圧は2KVよりも更に高くすることも可能である。
すなわち、静電電極13に適切な電圧を印加することにより、基体12と載置部20との間に必要な吸着力を得られることが確認された。なお、実験1で用いた基体12は、酸化アルミニウム(Al)を含んで構成され厚さが1mmで体積抵抗率が1011Ωcmである。
[実験2]
次いで、基体12の上面12aに載置部20を載置し、更に載置部20の突起部20c及び外縁部20bの上面に基板17を載置して静電電極13に電圧を印加した場合に、載置部20と基板17との間に発生する吸着力について調べた。載置部20として、実験1と同様の20L1、20M1、20H1を用意した。
図8は、静電電極に印加される電圧と、載置部と基板との間に発生する吸着力との関係を例示する図である。図8において横軸の「印加電圧[KV]」は、静電電極13に基板温調固定装置10の外部に設けられた直流電源から印加される直流電圧を示している。縦軸の「吸着力[Kg]」は、基板17の側面にテンションゲージを当てることで測定した、載置部20と基板17との間に発生する吸着力を示している。
載置部20と基板17との間に必要な吸着力は、1Kg以上であることが好ましいが、図8に示すように、載置部20として20H1を用いた場合には、印加電圧を上げても載置部20と基板17との間に発生する吸着力はほとんど増加しない。すなわち、載置部20が厚さ1mmで体積抵抗率1015Ωcmである場合には、載置部20の突起部20c及び外縁部20bの上面に基板17を吸着保持することはできない。
一方、図8に示すように、載置部20として20L1、20M1を用いた場合においては、印加電圧とともに、載置部20と基板17との間に発生する吸着力が増加している。印加電圧は2KVよりも更に高くすることも可能である。すなわち、載置部20が厚さ1mmで体積抵抗率1011Ωcm〜1013Ωcmである場合には、静電電極13に適切な電圧を印加することにより、載置部20と基板17との間に必要な吸着力を得られることが確認された。なお、実験2で用いた基体12は、酸化アルミニウム(Al)を含んで構成され厚さが1mmで体積抵抗率が1011Ωcmである。
[実験3]
次いで、基体12の上面12aに載置部20を載置し、更に載置部20の突起部20c及び外縁部20bの上面に基板17を載置して静電電極13に電圧を印加した場合に、載置部20と基板17との間に発生する吸着力について調べた。載置部20として、酸化アルミニウム(Al)を含んで構成され厚さが0.5mmで体積抵抗率が1011Ωcmである20L2、酸化アルミニウム(Al)を含んで構成され厚さが0.5mmで体積抵抗率が1013Ωcmである20M2、酸化アルミニウム(Al)を含んで構成され厚さが0.5mmで体積抵抗率が1015Ωcmである20H2の3種類を用意した。
図9は、静電電極に印加される電圧と、載置部と基板との間に発生する吸着力との関係を例示する図である。図9において横軸の「印加電圧[KV]」は、静電電極13に基板温調固定装置10の外部に設けられた直流電源から印加される直流電圧を示している。縦軸の「吸着力[Kg]」は、基板17の側面にテンションゲージを当てることで測定した、載置部20と基板17との間に発生する吸着力を示している。
図9に示すように、載置部20として20L2、20M2、20H2の何れを用いた場合においても、印加電圧とともに、載置部20と基板17との間に発生する吸着力が増加している。印加電圧は2KVよりも更に高くすることも可能である。すなわち、載置部20が厚さ0.5mmで体積抵抗率1011Ωcm〜1015Ωcmである場合には、静電電極13に適切な電圧を印加することにより、載置部20と基板17との間に必要な吸着力を得られることが確認された。
但し、図9から確認できるように、20H2の場合には、印加電圧を大幅に高く設定しないと必要な吸着力(1Kg以上)が得られないため、実用的であるとはいえない。すなわち、載置部20が厚さ0.5mmの場合にも、印加電圧と吸着力との関係(図9における20L2、20M2、20H2の各直線の傾斜)を考慮すれば、載置部20の体積抵抗率は1011Ωcm〜1013Ωcmであることが好ましい。なお、実験3で用いた基体12は、酸化アルミニウム(Al)を含んで構成され厚さが1mmで体積抵抗率が1011Ωcmである。
[実験4]
次いで、基体12の上面12aに載置部20を載置し、更に載置部20の突起部20c及び外縁部20bの上面に基板17を載置して静電電極13に電圧を印加した場合に、載置部20と基板17との間に発生する吸着力について調べた。載置部20として前述の20L1、20M1、20H1及び20L2、20M2、20H2を用意した。
又、基体12として、酸化アルミニウム(Al)を含んで構成され厚さが1mmで体積抵抗率が1011Ωcmである12L、酸化アルミニウム(Al)を含んで構成され厚さが1mmで体積抵抗率が1013Ωcmである12M、酸化アルミニウム(Al)を含んで構成され厚さが1mmで体積抵抗率が1015Ωcmである12Hの3種類を用意した。
基体12(12L、12M、12H)と載置部20(20L1、20M1、20H1及び20L2、20M2、20H2)とを順番に組み合わせて、静電電極13に電圧を印加したときに載置部20と基板17との間に発生する吸着力をテンションゲージで測定した。結果を表1に示す。
Figure 0005025576
表1において、○は実用可、△は印加電圧を上げれば実用可、×は実用不可を示している。表1より、基体12の種類が12L又は12Mで、かつ、載置部20の種類が20M1、20M2、20L1又は20L2であれば、静電電極13に適切な電圧を印加することにより、載置部20の突起部20c及び外縁部20bの上面に基板17を吸着保持できることが確認された。
すなわち、基体12の体積抵抗率が1011Ωcm〜1013Ωcmであり、かつ、載置部20の厚さが1.0mm以下で体積抵抗率が1011Ωcm〜1013Ωcmであれば、静電電極13に適切な電圧を印加することにより、載置部20の突起部20c及び外縁部20bの上面に基板17を吸着保持することができる。
更に好ましい条件を挙げるとすれば以下に示す如くである。第1に、載置部20の厚さは0.2mm〜1.0mmが好ましく、0.5mm以下であればより好ましい。静電電極13に電圧を印加したときに載置部20と基板17との間に発生する吸着力は、載置部20の厚さが薄いほど大きくなるからである。
第2に、静電電極13のパターン幅はブロード(1cm〜2cm程度)である方が好ましい。静電電極13から出る電気力線にロスが生じにくく強い吸着力が得られるからである。なお、静電電極13のパターン幅とは、図5において基体12の上面12aと略平行方向の静電電極13の長さを指す。
第3に、基体12の上面12a及び載置部20の下面20dの粗さはRa0.1μm〜1.0μm程度が好ましく、Ra0.4μm以下であればより好ましい。基体12の上面12aと載置部20の下面20dとの密着性が向上するからである。
本発明の第1の実施の形態に係る基板温調固定装置10によれば、静電電極13を内蔵する基体12の上面12aに載置部20を着脱可能な状態で搭載する。更に、載置部20の突起部20c及び外縁部20bの上面に基板17を搭載する。この状態で、静電電極13に適切な電圧を印加することにより、載置部20の突起部20c及び外縁部20bの上面に基板17を吸着保持することができる。
従って、例えば、付着物等により載置部20の突起部20c及び外縁部20bの上面の状態が改質したとしても、載置部20を容易に交換できるため、メンテナンス性に優れた静電チャック、及び、静電チャックを有する基板温調固定装置を提供することが可能となり、メンテナンス費用の発生や、装置稼働率の低下を防止することができる。
又、定期的に載置部20を交換することにより、載置部20の突起部20c及び外縁部20bの上面に載置される基板17等の歩留まり向上を図ることができる。
特に、基体12の体積抵抗率が1011Ωcm〜1013Ωcmであり、かつ、載置部20の厚さが1.0mm以下で体積抵抗率が1011Ωcm〜1013Ωcmであれば、良好な吸着保持性能を確保することができる。
〈第1の実施の形態の変形例1〉
図10は、本発明の第1の実施の形態の変形例1に係る基板温調固定装置を簡略化して例示する断面図である。同図中、図6と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する場合がある。図10を参照するに、基板温調固定装置30は、図6における静電チャック11が静電チャック31に置換した以外は、図6に示す基板温調固定装置10と同様に構成される。図10において、32aは基体32の上面を示している。以下、基板温調固定装置10と異なる部分についてのみ説明する。
図10において、静電チャック31を構成する基体32は、静電チャック11を構成する基体12と比較すると厚くなっている。なお、基板17から静電電極13までの距離は変わっていない。基板17から静電電極13までの距離が長くなると基板17に対する吸着力が弱くなるからである。すなわち、基体32は、静電電極13よりも下側(接着層15に近い側)が基体12よりも厚くなっている。
このように基体32を厚くすることで、基板17と接着層15との距離が遠くなる。その結果、プラズマが接着層15に当たる確率を下げることができる。なお、基体32が厚いほど効果は大きい。
本発明の第1の実施の形態の変形例1に係る基板温調固定装置30によれば、本発明の第1の実施の形態に係る基板温調固定装置10と同様の効果を奏する。更に、基体32を厚くすることにより、プラズマが接着層15に当たる確率を下げることが可能となり、接着層15がプラズマに浸食されることを防止できる。
〈第1の実施の形態の変形例2〉
図11は、本発明の第1の実施の形態の変形例2に係る基板温調固定装置を簡略化して例示する断面図である。同図中、図6と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する場合がある。図11を参照するに、基板温調固定装置40は、図6における静電チャック11が静電チャック41に置換した以外は、図6に示す基板温調固定装置10と同様に構成される。図11において、12bは基体12の側面を、16cはベースプレート16の側面の一部(段差よりも上の部分)を示している。以下、基板温調固定装置10と異なる部分についてのみ説明する。
図11において、静電チャック41は、基体12と、静電電極13と、載置部50とを有するクーロン力型静電チャックである。載置部50は載置部20と異なり、基体12の上面12a及び側面12b、接着層15の側面(基体12及びベースプレート16から露出している部分)、及び、ベースプレート16の側面の一部16cを覆うように載置されている。載置部50は載置部20と同様に着脱可能な状態で搭載されている。
載置部50は誘電体であり、比誘電率(1KHz)は、例えば、9〜10、体積抵抗率は、例えば、1011〜1013Ωcmとすることができる。又、載置部50の基体12の上面12aに対応する部分の厚さtは、例えば、0.2mm〜1.0mmとすることができる。載置部50としては、例えば、酸化アルミニウム(Al)、窒化アルミニウム(AlN)等を含んで構成されるセラミックスを用いることができる。酸化アルミニウム(Al)等に二酸化チタン(TiO)等を添加しても構わない。又、載置部50としては、例えば、ポリエステル、ポリイミド等からなる誘電体のフィルムを用いても構わない。
載置部50における50a、50b、50c、50d、51、51a、51bは、載置部20における20a、20b、20c、20d、21、21a、21bに対応しており同様の機能を有するため、その説明は省略する。このように接着層15の側面を載置部50により覆うことで、プラズマが接着層15に当たることを防止できる。
本発明の第1の実施の形態の変形例2に係る基板温調固定装置40によれば、本発明の第1の実施の形態に係る基板温調固定装置10と同様の効果を奏する。更に、接着層15の側面を載置部50により覆うことにより、プラズマが接着層15に当たらなくなるため、接着層15がプラズマに浸食されることを防止できる。
〈第1の実施の形態の変形例3〉
図12は、本発明の第1の実施の形態の変形例3に係る基板温調固定装置を簡略化して例示する断面図である。同図中、図6と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する場合がある。図12を参照するに、基板温調固定装置50は、図6における静電チャック11が静電チャック51に、基体12が基体52に、接着層15が接着層55に、ベースプレート16がベースプレート56にそれぞれ置換した以外は、図6に示す基板温調固定装置10と同様に構成される。
図12において、52aは基体52の上面を、52bは基体52の位置決め部を、56bはベースプレート56の底面を示している。以下、基板温調固定装置10と異なる部分についてのみ説明する。
図12において、接着層55及びベースプレート56は、接着層15及びベースプレート16よりも径が大きい点以外は接着層15及びベースプレート16と同様である。静電チャック51は、基体52と、静電電極13と、載置部20とを有するクーロン力型静電チャックである。基体52は基体12よりも径が大きく、外縁部に平面視円環状の位置決め部52bが設けられている。外縁部を位置決め部52bにより囲まれている基体52の上面52aには、載置部20が着脱可能な状態で搭載されている。
このように、基体52の外縁部に位置決め部52bを設け、外縁部を位置決め部52bにより囲まれている基体52の上面52aに載置部20を載置することにより、基体52と載置部20との位置合わせ精度を向上することができる。
なお、位置決め部52bは、基体52と載置部20との位置合わせ精度を向上することを目的としており、その目的を達成できればどのような形態でも構わず、必ずしも外縁部に平面視円環状に設ける必要はない。例えば、位置決め部52bとして、複数の円柱状の突起部を外縁部に適当な間隔で配置しても良い。又、例えば、これらに代えて、或いは、これらと共に、基体52の上面52aに凹部及び/又は凸部を設け、載置部20の下面20dの対応する位置に、これらと嵌合する凸部及び/又は凹部を設けてもよい。
本発明の第1の実施の形態の変形例3に係る基板温調固定装置50によれば、本発明の第1の実施の形態に係る基板温調固定装置10と同様の効果を奏する。更に、基体52に位置決め部52bを設け、外縁部を位置決め部52bにより囲まれている基体52の上面52aに載置部20を載置することにより、基体52と載置部20との位置合わせ精度を向上することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態及びその変形例について詳説したが、本発明は、上述した実施の形態及びその変形例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態及びその変形例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、第1の実施の形態の変形例1の図10で示した基板温調固定装置30を、第1の実施の形態の変形例3で示したような基体と載置部との位置合わせ精度を向上することができる形態にしても構わない。又、第1の実施の形態の変形例2の図11で示した基板温調固定装置40において基体12を厚くしても構わない。
又、基板に対するパーティクルの付着等の問題が生じない場合には、載置部の上面に突起部を設けず平坦にしても構わない。
従来の基板温調固定装置を簡略化して例示する平面図である。 従来の基板温調固定装置を簡略化して例示する図1のA−A線に沿う断面図である。 従来の基板温調固定装置が基板を吸着保持した状態を簡略化して例示する断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る基板温調固定装置を簡略化して例示する平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る基板温調固定装置を簡略化して例示する図4のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る基板温調固定装置が基板を吸着保持した状態を簡略化して例示する断面図である。 静電電極に印加される電圧と、基体と載置部との間に発生する吸着力との関係を例示する図である。 静電電極に印加される電圧と、載置部と基板との間に発生する吸着力との関係を例示する図である。 静電電極に印加される電圧と、載置部と基板との間に発生する吸着力との関係を例示する図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例1に係る基板温調固定装置を簡略化して例示する断面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例2に係る基板温調固定装置を簡略化して例示する断面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例3に係る基板温調固定装置を簡略化して例示する断面図である。
符号の説明
10,30,40,50,100 基板温調固定装置
11,31,41,51,101 静電チャック
12,32,52,102 基体
12a,32a,52a,102a 基体の上面
12b 基体12の側面
13,103 静電電極
14,104 水路
14a,104a 冷却水導入部
14b,104b 冷却水排出部
15,,55,105 接着層
16,56,106 ベースプレート
16b,56b,106b ベースプレートの下面
16c ベースプレート16の側面の一部
17,107 基板
18,21,108 ガス路
18a,21a,108a ガス導入部
18b,21b,108b ガス排出部
19,109 ガス充填部
20,50 載置部
20a,50a 載置部の上面
20b,50b 載置部の上面の外縁部
20c,50c,102c 多数の突起部
20d,50d 載置部の下面
高さ
φ 直径
厚さ

Claims (9)

  1. 静電電極が内蔵されている基体を有し、前記静電電極に電圧を印加することで吸着対象物を吸着保持する静電チャックであって、
    前記基体の上面には誘電体を含んで構成される載置部が機械的に固定されていない状態で載置されており、
    前記載置部は、前記静電電極に電圧が印加されると前記基体に吸着保持され、
    前記吸着対象物は、前記載置部の上面に載置されることを特徴とする静電チャック。
  2. 前記載置部がセラミックスからなることを特徴とする請求項1記載の静電チャック。
  3. 前記静電電極に電圧が印加されると、前記載置部及び前記載置部の上面に載置される前記吸着対象物が、クーロン力により前記基体の上面に吸着保持されることを特徴とする請求項1又は2記載の静電チャック。
  4. 前記載置部は、前記基体の上面に設けられた位置決め部により位置決めされていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の静電チャック。
  5. 前記位置決め部は、前記基体の上面の外縁部に平面視において円環状に設けられていることを特徴とする請求項4記載の静電チャック。
  6. 前記載置部の上面には、複数の突起部が平面視水玉模様状に点在するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載の静電チャック。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項記載の静電チャックと、前記静電チャックを支持するベースプレートとを有し、
    前記静電チャックは、前記ベースプレート上に接着層を介して固定されている基板温調固定装置。
  8. 前記載置部は、前記基体の上面及び側面、並びに、前記接着層の側面を覆うように設けられていることを特徴とする請求項7記載の基板温調固定装置。
  9. 前記ベースプレートは、前記静電チャックに不活性ガスを導入するガス路と、前記静電チャックを加熱する発熱体と、前記静電チャックを冷却する水路とを内蔵することを特徴とする請求項7又は8記載の基板温調固定装置。
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