JP5025276B2 - アルカリ蓄電池およびその製造方法 - Google Patents

アルカリ蓄電池およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ニッケル−水素蓄電池やニッケル−カドミウム蓄電池などのアルカリ蓄電池に係り、特に、芯体に多孔性焼結ニッケル層が形成された焼結基板に水酸化ニッケルを主体とする正極活物質が充填されたニッケル正極と負極とがセパレータを介して渦巻状に巻回された渦巻状電極群を備え、該渦巻状電極群の正極端部に正極集電体が溶接され、該渦巻状電極群の負極端部に負極集電体が溶接されてアルカリ電解液とともに外装缶内に収容されたアルカリ蓄電池およびその製造方法に関する。
アルカリ蓄電池に用いられるニッケル電極(正極)の製造方法としては、通常、多孔性ニッケル焼結基板(活物質保持体)を硝酸ニッケルなどの酸性ニッケル塩含浸液に浸漬し、この基板の孔中にニッケル塩を含浸した後、ニッケル塩をアルカリ中で水酸化ニッケルに変化させるという活物質充填操作を行ってニッケル電極を製造することがよく知られている。この場合、このような活物質充填操作においては、ニッケル焼結基板への活物質の充填量は1回の充填操作では充分な充填量が得られないため、数回にわたって繰り返して行なうことで所要の活物質量を充填するようにしている。
ここで、活物質の充填効率を上げ製造を簡略化するために、酸素存在下で高温にてニッケル焼結基板の表面に耐酸化性の酸化ニッケルを生成させて、基板の腐食を防止する方法が特許文献1(特開昭59−78457号公報)や特許文献2(特開昭59−96659号公報)で提案されるようになった。ところが、この方法においては酸化ニッケルの生成量が少ないと基板の腐食を充分に抑えることができず、しかも充分な効果を得んとして酸化ニッケルの生成量を増やすと、酸化ニッケルは導電性の悪いものであるので、活物質と基板との導電性が著しく損なわれ活物質利用率が低下するという問題があった。
そこで、高温の酸性含浸液中でのニッケル焼結基板の腐食を確実に防止して利用率が高い焼結式ニッケル電極の製造方法が特許文献3(特開昭63−48747号公報)にて提案されるようになった。この特許文献3にて提案された製造方法においては、多孔性ニッケル焼結基板をニッケルとコバルトのモル比が3:7〜5:5である混合溶液中に浸漬した後、アルカリ処理して水酸化コバルトと水酸化ニッケルとの固溶体層を基板上(基板表面及び孔表面)に形成し、ついでこの基板に活物質を充填するようにしている。これにより、活物質含浸時の腐食が防止でき、かつ利用率の高いニッケル電極が得られることとなる。
ところで、この種のニッケル電極においては、ニッケル電極の一部から集電タブを延出させて、延出した集電タブを正極端子(通常、この正極端子は外装缶の開口部を封口する封口体を兼用することが多い)の底部に溶接するようにしている。
近年、この種のニッケル電極を用いたアルカリ蓄電池の内部抵抗を低減させるために、ニッケル電極と正極端子(封口体)との接続部での抵抗を低減させることが必要となった。このため、ニッケル電極の一端にニッケル焼結基板の芯体を露出させてタブ部とし、このタブ部を直接、正極集電体に溶接する構造が特許文献4(実開昭55−164762号公報)にて提案されるようになった。これにより、ニッケル電極の端部の全ての位置から正極集電体に集電されるため、集電抵抗が低減して内部抵抗の低いアルカリ蓄電池が得られるようになる。
ところが、ニッケル焼結基板の一端の芯体を露出させてタブ部を形成したニッケル電極において、タブ部が形成されていない他端部の角部や端縁において、焼結層に欠けが生じ、欠けた焼結層により内部短絡が発生するという問題を生じた。そこで、焼結層に欠けが生じない構造とするため、ニッケル電極の高さ方向(幅方向)の両端部の焼結基板の芯体を露出させて、これらの両端部にタブ部を形成するようにしたものも提案されるようになった。これにより、ニッケル電極の角部や端縁の焼結層に欠けが生じるのが防止できるようになって、内部短絡の発生を防止できるようになる。
特開昭59−78457号公報 特開昭59−96659号公報 特開昭63−48747号公報 実開昭55−164762号公報
このように、ニッケル電極の高さ方向(幅方向)の両端部に焼結基板の芯体を露出させて、これらの両端部にタブ部を形成するようにすると、ニッケル電極の角部や端縁の焼結層に欠けが生じるのが防止できるようになる。
ところが、正極集電体との溶接時にスパッタが発生し、発生したスパッタが溶接ちりとなって電極群内に落下し、最悪の場合は両電極間に短絡が生じるという新たな問題を生じた。
そこで、正極集電体との溶接時にスパッタが発生する原因を解析したところ、タブ部に付着しているコバルト(例えば、水酸化コバルトなど)が影響していて、コバルトの付着量が多いとスパッタが発生して、溶接ちりとなった飛散物がセパレータを焼き切ることで短絡(ショート)に至ったことが明らかになった。また、短絡(ショート)に至ったニッケル電極にあっては、ニッケル電極の両端部に形成された上側タブ部と下側タブ部とでコバルトの付着量に差異があり、コバルトの付着量が多いタブ部に正極集電体を溶接した場合に短絡(ショート)が多発していることが明らかになった。
そこで、本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、ニッケル電極の一方の端部あるいは両端部に焼結基板の芯体を露出させたタブ部が形成されていても、正極集電体との溶接時のスパッタの発生を抑制できるようにして、内部短絡が生じなくて信頼性に優れ、かつ高品質のアルカリ蓄電池を提供することを目的とするものである。
本発明のアルカリ蓄電池においては、芯体に多孔性焼結ニッケル層が形成された焼結基板に水酸化ニッケルを主体とする正極活物質が充填されたニッケル正極と負極とがセパレータを介して渦巻状に巻回された渦巻状電極群を備え、該渦巻状電極群の正極端部に正極集電体が溶接され、該渦巻状電極群の負極端部に負極集電体が溶接されてアルカリ電解液とともに外装缶内に収容されている。そして、正極集電体が溶接されたニッケル正極の高さ方向の端部には、多孔性焼結ニッケル層がなくて芯体が露出したタブ部が形成されているとともに、このタブ部の表面に付着しているコバルトの付着量を32.3mg/m2未満に規制している。
ここで、正極集電体に溶接されたニッケル正極のタブ部のコバルトの付着量を確認した結果、コバルトの付着量が32.3mg/m2以上のタブ部を備えたニッケル正極を用いた電池で短絡(ショート)が発生しており、それよりもコバルトの付着量が少ないタブ部を備えたニッケル正極を用いた電池で短絡(ショート)が発生していないことが分かった。このことから、タブ部のコバルトの付着量を32.3mg/m2未満に抑制したニッケル正極を用いる必要がある。これにより、短絡(ショート)の発生が抑制されたアルカリ蓄電池を提供できる。
そして、このようなアルカリ蓄電池を製造するには、多孔性焼結ニッケル層を備えるとともに、高さ方向の両端部に芯体が露出したタブ部を備えた焼結基板を形成する焼結基板形成工程と、形成されたタブ部が上下位置となるように含浸液に浸漬して水酸化ニッケルを主体とする正極活物質を焼結基板に充填する工程を複数回繰り返してニッケル正極とする活物質充填工程と、含浸液に浸漬する際に上側位置であったタブ部が正極集電体と溶接されるように配置されたニッケル正極と負極とをセパレータを介して巻回して渦巻状電極群を形成する電極群形成工程と、渦巻状電極群のニッケル正極の含浸液に浸漬する際に上側位置であったタブ部に正極集電体を溶接する正極集電体溶接工程とを備えるようにすればよい。
活物質充填工程において、両端部に形成されたタブ部が上下位置となるように焼結基板を水酸化ニッケルを主体とする活物質を充填するための含浸液に浸漬させると、上側に形成されたタブ部(上側タブ部)と下側に形成されたタブ部(下側タブ部)とで、コバルトの付着量に差異が生じる。これは、正極活物質を充填する工程を複数回繰り返すと、下側に位置する下側タブ部においては、含浸液の垂れ落ちにより、上側に位置する上側タブ部よりもコバルト化合物が付着しやすくなるためである。
このため、上側タブ部(含浸液に浸漬する際に上側位置であったタブ部)が正極集電体と溶接されるように配置して渦巻状電極群を形成するようにしている。これにより、コバルトの付着量が少ない上側タブ部が正極集電体と溶接されることとなるので、短絡(ショート)が発生を抑制できるようになる。
本発明においては、タブ部の表面に付着しているコバルトの付着量が少ないタブ部が正極集電体と溶接されることとなるので、内部短絡が生じなくて信頼性に優れ、かつ高品質のアルカリ蓄電池を得ることが可能となる。
以下に、本発明のアルカリ蓄電池をニッケル−水素蓄電池に適用した場合の一実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。なお、図1は、ニッケル正極板シートが所定の形状に切断された状態の本発明のニッケル正極板を模式的に示す平面図である。図2は焼結基板からなる基板コイルを含浸液に浸漬して、焼結基板に正極活物質を充填するために用いられる含浸枠を模式的に示す斜視図である。図3は、図2に示す含浸枠に焼結基板シートを巻き付ける状態を模式的に示す斜視図である。図4は、図2に示す含浸枠に焼結基板シートが巻き付けられて形成された基板コイルを模式的に示す斜視図である。
図5は、第1含浸液が収容された第1含浸液槽に基板コイルを浸漬した状態を模式的に示す斜視図である。図6は、第2含浸液が収容された第2含浸液槽に基板コイルを浸漬した状態を模式的に示す斜視図である。図7は焼結基板シートに正極活物質が充填された状態のニッケル正極板シートを模式的に示す平面図である。図8は、図1に示すニッケル正極板を用いて作製された本発明の電極体を模式的に示す断面図である。図9は、図1に示すニッケル正極板を用いて作製された本発明のニッケル−水素蓄電池を模式的に示す断面図である。
1.ニッケル正極板
本発明のニッケル正極板11は、図1に示すように、芯体11aに多孔性焼結ニッケル層11bが形成された焼結基板に水酸化ニッケルを主体とする正極活物質が充填されて形成されている。なお、芯体11aは所定の打ち抜きパターンが形成されたニッケルメッキ鋼板からなる。そして、このニッケル正極板11の高さ方向(幅方向)の上下端部には芯体11aが露出していて、この露出した芯体11aにより上側タブ部11a−1および下側タブ部11a−2となされている。
この場合、上側タブ部11a−1および下側タブ部11a−2の表面にはコバルト化合物が付着しているが、その付着量は32.3mg/m2未満になるように抑制されている。また、後述する正極集電体14に溶接されるタブ部(この場合は、上側タブ部11a−1とする)は、正極集電体14に溶接されないタブ部(この場合は、下側タブ部11a−2とする)よりもコバルトの付着量が少なくなるようになされている。
ついで、上述のような構成となる本発明のニッケル正極板11の製造法を以下に説明する。まず、厚みが80μmの鋼板に所定の打ち抜きパターンが形成されるにように打抜加工を施した。その後、その表面にニッケルメッキ層が形成されるようにニッケルメッキ処理を施して、ニッケルメッキ鋼板からなる芯体11aを形成した。ついで、ニッケル粉末にメチルセルロース(MC)等の増粘剤および水を混合、混練してニッケルスラリーを調製した。得られたニッケルスラリーをニッケルメッキ鋼板からなる芯体11aに塗着した。
このニッケルスラリーの塗着時において、後にニッケル正極板となった際にその高さ方向(幅方向)の両端部に上側タブ部11a−1と下側タブ部11a−2とが形成されるように、即ち、複数列の芯体11aの露出したスラリー未塗着部が形成されるようにニッケルスラリーを塗着した。ニッケルスラリーを塗着した後、還元性雰囲気中で焼結して多孔度約85%のニッケル焼結基板シート11c(図3参照)を作製した。
また、この焼結基板シート11cを巻き付けて基板コイルを形成するための含浸枠20を用意した。なお、この含浸枠20は焼結基板シート11cを巻き取るための巻取軸21と、この巻取軸21の上側に配設された上枠体22と、巻取軸21の下側に配設された下枠体23とからなるものである。そして、含浸枠20の巻取軸21に形成された嵌入溝(図示せず)に焼結基板シート11cの一方の先端部を嵌入させた後、図3に示すように、巻取軸21を図3の矢印方向に回転させて焼結基板シート11cを巻き取るようにした。これにより、図4に示すように、焼結基板シート11cが巻取軸21に巻き取られた基板コイル11dが形成されることとなる。
ついで、図5に示すように、比重が1.75の硝酸ニッケルと硝酸コバルトの混合水溶液(第1含浸液)31が収容された第1含浸槽30を用意した。なお、第1含浸液はニッケルとコバルトの原子比が10:1になるようにした。この後、基板コイル11dを第1含浸槽30内に下降させて、基板コイル11dを第1含浸槽30内に浸漬して、焼結基板シート11cの多孔性焼結ニッケル層11bの細孔内へニッケル塩およびコバルト塩の混合物を保持させた。ついで、第1含浸槽30内に基板コイル11dを所定の時間浸漬して、焼結基板シート11cの多孔性焼結ニッケル層11bの細孔内へニッケル塩およびコバルト塩の混合物を保持させた。
この後、基板コイル11dを上昇させて第1含浸槽30より取り出した後、乾燥させた。その後、図6に示すように、25%の水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液(第2含浸液)41が収容された第2含浸槽40内に下降させて、基板コイル11dを第2含浸槽40内に浸漬した。これにより、多孔性焼結ニッケル層11bの細孔内に保持されたニッケル塩およびコバルト塩をそれぞれ水酸化ニッケルおよび水酸化コバルトに転換させた。この後、基板コイル11dを上昇させて第2含浸槽40より取り出した。この後、充分に水洗してアルカリ溶液を除去した後、乾燥させた。
このような、基板コイル11dの第1含浸槽30内への含浸、これを取り出しての乾燥、第2含浸槽40内への浸漬、水洗、および乾燥という一連の正極活物質の充填操作を6回繰り返して行った。ついで、このようにして正極活物質が充填された焼結基板シート11cを巻取軸21から巻き戻して平板状に広げることにより、正極活物質が充填された焼結基板シート11e(図7参照)が作製されることとなる。
ついで、正極活物質が充填された焼結基板シート11eを、図7に示すように、下側タブ部11a−2と上側タブ部11a−1とが形成されるように2列のニッケルスラリーの未塗着部が形成された部分の中心線(図7のA−A線およびB−B線)で切断して短冊状極板とした。なお、上側タブ部11a−1は下側タブ部11a−2よりも上側に位置するように含浸槽30(含浸槽40)に浸漬するようにしている。ついで、得られた短冊状極板のうち、図7に示す最下列から得られた短冊状極板を所定の長さとなるように切断した。これにより、図1に示すようなニッケル正極板11が作製されることとなる。
2.水素吸蔵合金負極板
組成がNd0.9Mg0.1(Ni0.9Co0.03Al0.073.5となるようにNd、Mg、Ni、Co、Alからなる金属原料を秤量して混合した後、これらの混合物を高周波溶解炉で溶解してインゴットを得た。このインゴットを、温度が1000℃のアルゴン雰囲気下にて10時間加熱して、インゴットにおける結晶構造を調整した。この後、インゴットを不活性雰囲気中で機械的に粉砕してから、400メッシュ〜200メッシュの間に入る粒子を篩い分けて、上記組成を有する希土類―Mg−Ni系の水素吸蔵合金粒子を得た。なお、得られた希土類―Mg−Ni系の水素吸蔵合金粒子は、レーザ回折・散乱式粒度分布測定装置を用いて測定した質量積分50%にあたる平均粒径が25μmであった。
この後、得られた水素吸蔵合金粒子100質量部に対し、非水溶性高分子結着剤としてのSBR(スチレンブタジエンラテックス)を0.5質量部と、増粘剤としてCMC(カルボキシメチルセルロース)を0.3質量部と、適量の純水を加えて混練して、水素吸蔵合金スラリーを調製した。そして、得られた水素吸蔵合金スラリーをニッケル製のパンチングメタルからなる負極芯体(シート))12aの両面に塗着した後、室温で乾燥させ、所定の充填密度になるように圧延した後、所定の寸法に裁断して水素吸蔵合金負極板12を作製した。
3.セパレータ
芯材がポリプロピレンからなり、鞘材が低融点ポリエチレンからなる熱接着性を有する芯鞘型複合繊維と、高強度ポリプロピレン繊維とを材料に用い、材料を漉き上げて得たウェブを約135℃の乾燥温度(結合温度)で乾燥させる湿式法にて、目付量が50g/m2の不織布を作製し、これをセパレータ13とした。
4.電極体
ついで、上述のように作製したニッケル正極板11と、水素吸蔵合金負極板12と、セパレータ13を用いて、セパレータ13を間になるようにニッケル正極板11と水素吸蔵合金負極板12とを積層した。このとき、セパレータ13を中心にしてニッケル正極板11と水素吸蔵合金負極板12とが上下方向に若干ずれるように積層し、これらへの加圧力を調整しながら巻回した。これにより、ニッケル正極板11の上端部が上部に若干突出するとともに、水素吸蔵合金負極板12の下端部が下部に若干突出するようにした渦巻状電極群a,xが得られる。
ここで、ニッケル正極板11の上側タブ部11a−1が突出するように巻回した渦巻状電極群を電極群aとし、ニッケル正極板11の下側タブ部11a−2が突出するように巻回した渦巻状電極群を電極群xとして、それぞれ1000個ずつ作製した。これらの電極群a,xに対し、その一端部にて上側タブ部11a−1あるいは下側タブ部11a−2が突出するニッケル正極板11の上側タブ部11a−1(あるいは下側タブ部11a−2)に多数の開口を有する円板状の正極集電体14を溶接するとともに、負極芯体12aに多数の開口を有する円板状の負極集電体15を溶接して電極体A,Xをそれぞれ作製した。
5.測定結果
(1)電極体の内部短絡(ショート)の発生数の測定
上述のようにして作製したそれぞれ1000個ずつの電極体A,Xを用いて、これの電極体A,Xに内部短絡(ショート)が生じていたか否かを測定して、ショートが発生した個数を求めた結果、電極体Aにおいてはショートの発生数は0個で、電極体Xにおいてはショートの発生数は11個であることが分かった。この結果を表で表すと、下記の表1となる。
Figure 0005025276
(2)ニッケル正極板のタブ部でのコバルトの付着量の測定
ついで、ショートが発生しなかった電極体A,Xのグループからランダムに電極体A,Xをそれぞれ11個ずつ抜き取るとともに、ショートが発生した11個の電極体Xを選択した。ついで、これらの抜き取った電極体A,Xからそれぞれ11枚ずつのニッケル正極板11を取り出した。この後、取り出した各11枚ずつのニッケル正極板11のタブ部11a−1,11a−2をそれぞれ切り取った。ついで、タブ部11a−1,11a−2を常温にて0.1mol/lの硝酸溶液に3分間浸漬した後、硝酸溶液を100mlに調整し、原子吸光分析にてタブ部11a−1,11a−2に付着したコバルトの付着量を測定すると下記の表2に示すような結果が得られた。
Figure 0005025276
上記表2の結果から明らかなように、含浸槽30(含浸槽40)に浸漬する際に、上部に位置した上側タブ部11a−1は、下部に位置した下側タブ部11a−2よりもコバルトの付着量が少なく、かつ、ショートが発生したニッケル正極板11の正極集電体14との溶接側の下側タブ部11a−2は、コバルトの付着量が増大していることも分かる。
これは、硝酸ニッケルと硝酸コバルトを混合した(モル比10:1)比重が1.75の混合水溶液への浸漬処理(第1含浸液処理)、乾燥処理、アルカリ処理(第2含浸液処理)、水洗処理および乾燥処理の各処理において、ニッケルスラリーの塗着部および各ニッケルスラリーの塗着部の高さ方向(幅方向)の両側にタブ部を備えた焼結基板シート11cは、含浸液面に対して垂直で、かつニッケルスラリーの塗着部である11b部の上側タブ部11a−1が上側に位置し下側タブ部11a−2が下側に位置した状態で行われる。
このため、各含浸処理において、焼結基板シート11cを含浸槽30(含浸槽40)に浸漬し、その後含浸液から引上げることで、上側タブ部11a−1から下側タブ部11a−2側の方向へ含浸液の垂れ落ちが発生する。このため、上側タブ部11a−1よりも下側タブ部11a−2に混合水溶液(第1含浸液)が多く付着し、この状態で乾燥、アルカリ処理されるため、下側タブ部11a−2の方がコバルト化合物の付着量が増大したと考えられる。
ニッケル正極板11の正極集電体14に溶接された側のタブ部のコバルトの付着量を確認した結果においては、下側タブ部11a−2を正極集電体14との溶接側とした場合、下側タブ部11a−2に付着したコバルトの付着量が32.3mg/m2以上の場合にショートが発生していることが分かる。一方、コバルトの付着量が32.3mg/m2未満の場合にショート発生していないことが分かる。
このことから、コバルトの付着量を32.3mg/m2未満にすることでショート発生を抑制できることが分かる。
なお、上側タブ部11a−1のコバルトの付着量は、表2の全ての上側タブ部11a−1で4.4mg/m2以下であって、下側タブ部11a−2に比べてコバルトの付着量が大幅に少ないことが分かる。
このことから、上側タブ部11a−1と下側タブ部11a−2とで、付着しているコバルトの付着量に差異があり、かつ正極集電体14がコバルトの付着量が少ない方に選択的に溶接するようにすることで、ショート品質を大幅に向上することが可能となるということができる。
5.ニッケル−水素蓄電池
ついで、上述のように構成された電極体A,Xを用いてニッケル−水素蓄電池を作製する例を図9に基づいて以下に説明する。この場合、まず、鉄にニッケルメッキを施した有底筒状の外装缶(底面の外面は負極外部端子となる)16を用意する。そして、この外装缶16内に電極体Aを収納した後、負極集電体15を外装缶16の内底面に溶接するとともに、正極集電体14より延出して形成された集電リード部14aの端部を封口板17の底面に溶接した。
ついで、外装缶16の上部内周側に防振リング18を挿入し、外装缶16の上部外周側に溝入れ加工を施して防振リング18の上端部に環状溝部16aを形成した。この後、外装缶16内に30質量%の水酸化カリウム(KOH)水溶液からなるアルカリ電解液を注入した。この後、この外装缶16の開口部の上部に形成された環状溝部16aの上に封口板17の外周部に装着された絶縁ガスケット19を配置した。ここで、封口板17の上部には正極キャップ(正極外部端子)17aが設けられており、この正極キャップ17a内には弁板17bとスプリング17cからなる弁体を備えていて、電池内にガスが発生して所定値に以上に圧力が上昇すると発生したガスが外部に排出されるようになされている。
ついで、プレス機を用いて封口板17に加圧力を加えて、絶縁ガスケット19の下端が外装缶16の上部外周に設けられた環状溝部16aの位置になるまで封口板17を外装缶16内に押し込んだ。この後、外装缶16の開口端縁16bを内方にかしめて電池を封口することにより、ニッケル−水素蓄電池10が形成される。
なお、上述のように、電極体A,Xとアルカリ電解液が外装缶内に収容されたアルカリ蓄電池を作製した後、前記アルカリ蓄電池からニッケル正極板11を取り出しニッケル正極板11の上側タブ部11a−1および下側タブ部11a−2のコバルト付着物量を測定した結果、上側タブ部11a−1のコバルト付着物量は下側タブ部11a−2よりも少なく、前述と同様の傾向であることを確認できた。
なお、上述した実施の形態においては本発明をニッケル−水素蓄電池に適用する例について説明したが、本発明はニッケル−水素蓄電池に限らず、ニッケル−カドミウム蓄電池などのニッケル正極を用いる他のアルカリ蓄電池にも適用することが可能である。また、上述した実施の形態においては、同時に3列のニッケル正極板を形成する例について説明したが、同時に形成するニッケル正極板は3列に限らず、1列であっても、2列であってもあるいは4列以上であっても本発明と同様な効果が得られること明らかである。
ニッケル正極板シートが所定の形状に切断された状態の本発明のニッケル正極板を模式的に示す平面図である。 焼結基板からなる基板コイルを含浸液に浸漬して、焼結基板に正極活物質を充填するために用いられる含浸枠を模式的に示す斜視図である。 図2に示す含浸枠に焼結基板シートを巻き付ける状態を模式的に示す斜視図である。 図2に示す含浸枠に焼結基板シートが巻き付けられて形成された基板コイルを模式的に示す斜視図である。 第1含浸液が収容された第1含浸液槽に基板コイルを浸漬した状態を模式的に示す斜視図である。 第2含浸液が収容された第2含浸液槽に基板コイルを浸漬した状態を模式的に示す斜視図である。 焼結基板シートに正極活物質が充填された状態のニッケル正極板シートを模式的に示す平面図である。 図1に示すニッケル正極板を用いて作製された本発明の電極体を模式的に示す断面図である。 図1に示すニッケル正極板を用いて作製された本発明のニッケル−水素蓄電池を模式的に示す断面図である。
符号の説明
10…ニッケル−水素蓄電池、11…ニッケル正極板、11a…芯体、11a−1…上側タブ部、11a−2…下側タブ部、11b…多孔性焼結ニッケル層、11c…ニッケル焼結基板シート、11d…基板コイル、11e…活物質が充填されたニッケル焼結基板シート、12…水素吸蔵合金負極板、12a…負極芯体、13…セパレータ、14…正極集電体、14a…集電リード部、15…負極集電体、16…外装缶、16a…環状溝部、16b…開口端縁、17…封口板、17a…正極キャップ、17b…弁板、17c…スプリング、18…防振リング、19…絶縁ガスケット、20…含浸枠、21…巻取軸、22…上枠体、23…下枠体、30…第1含浸槽、31…第1含浸溶液、40…第2含浸槽、41…第2含浸溶液

Claims (3)

  1. 芯体に多孔性焼結ニッケル層が形成された焼結基板に水酸化ニッケルを主体とする正極活物質が充填されたニッケル正極と負極とがセパレータを介して渦巻状に巻回された渦巻状電極群を備え、該渦巻状電極群の正極端部に正極集電体が溶接され、該渦巻状電極群の負極端部に負極集電体が溶接されてアルカリ電解液とともに外装缶内に収容されたアルカリ蓄電池であって、
    前記正極集電体が溶接されたニッケル正極の高さ方向の端部は多孔性焼結ニッケル層がなくて芯体が露出したタブ部が形成されているとともに、
    前記タブ部の表面に付着しているコバルトの付着量は32.3mg/m2未満であることを特徴とするアルカリ蓄電池。
  2. 芯体に多孔性焼結ニッケル層が形成された焼結基板に水酸化ニッケルを主体とする正極活物質が充填されたニッケル正極と負極とがセパレータを介して渦巻状に巻回された渦巻状電極群を備え、該渦巻状電極群の正極端部に正極集電体が溶接され、該渦巻状電極群の負極端部に負極集電体が溶接されてアルカリ電解液とともに外装缶内に収容されたアルカリ蓄電池であって、
    前記ニッケル正極は極板の高さ方向の両端部に多孔性焼結ニッケル層がなくて芯体が露出して形成された上側タブ部と下側タブ部とを備え、
    前記上側タブ部に付着したコバルトの付着量と前記下側タブ部に付着したコバルトの付着量に差異があって、該コバルトの付着量が少ない方のタブ部に前記正極集電体が溶接されているとともに、
    前記正極集電体が溶接された側のタブ部のコバルトの付着量は32.3mg/m2未満であることを特徴とするアルカリ蓄電池。
  3. 芯体に多孔性焼結ニッケル層が形成された焼結基板に水酸化ニッケルを主体とする正極活物質が充填されたニッケル正極と負極とがセパレータを介して渦巻状に巻回された渦巻状電極群を備え、該渦巻状電極群の正極端部に正極集電体が溶接され、該渦巻状電極群の負極端部に負極集電体が溶接されてアルカリ電解液とともに外装缶内に収容して形成するアルカリ蓄電池の製造方法であって、
    多孔性焼結ニッケル層を備えるとともに、高さ方向の両端部に芯体が露出したタブ部を備えた焼結基板を形成する焼結基板形成工程と、
    前記形成されたタブ部が上下位置となるように含浸液に浸漬して水酸化ニッケルを主体とする正極活物質を前記焼結基板に充填する工程を複数回繰り返してニッケル正極とする活物質充填工程と、
    前記含浸液に浸漬する際に上側位置であったタブ部が正極集電体と溶接されるように配置されたニッケル正極と負極とをセパレータを介して巻回して渦巻状電極群を形成する電極群形成工程と、
    前記渦巻状電極群のニッケル正極の前記含浸液に浸漬する際に上側位置であったタブ部に前記正極集電体を溶接する正極集電体溶接工程とを備えたことを特徴とするアルカリ蓄電池の製造方法。
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