JP3679653B2 - アルカリ蓄電池の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・水素蓄電池などのアルカリ蓄電池の製造方法に係り、特に、多孔性焼結基板に高密度に活物質が充填された焼結式極板を備えたアルカリ蓄電池の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アルカリ蓄電池の正極に使用されるニッケル極板としては、活物質の利用率が高く、極板の導電性がよくて放電性能やサイクル特性に優れるなどの特徴を有する焼結式ニッケル極板が広く使用されている。このような焼結式ニッケル極板はニッケル焼結基板に、所謂、化学含浸法により活物質を充填して製造される。具体的には、まず、ニッケル粉末とカルボキシメチルセルロースなどの増粘剤を水で混練したスラリーを導電性芯体に塗着した後、還元性雰囲気で焼結して多孔性ニッケル焼結基板を作製する。ついで、ボビン(巻芯)を用いてこの多孔性焼結基板を渦巻状に巻回して焼結基板コイルとする。
【0003】
この後、渦巻状に巻回された焼結基板コイルを酸性ニッケル塩(例えば、硝酸ニッケル、硫酸ニッケルなど)を主体とする溶液に浸漬して、酸性ニッケル塩を多孔性ニッケル焼結基板の細孔中に含浸する。ついで、中間乾燥して、多孔性ニッケル焼結基板の細孔中に含浸された酸性ニッケル塩を析出させ、アルカリ溶液中に浸漬して、析出した酸性ニッケル塩を水酸化物に活物質化した後、アルカリ分を除去する水洗を行った後、乾燥させる。このような化学含浸法にあっては、酸性ニッケル塩の含浸→中間乾燥→活物質化するアルカリ処理→水洗・乾燥の一連の処理が1サイクルとなるが、1サイクルだけでは必要な活物質量を多孔性ニッケル焼結基板中に充填することができず、通常、必要な充填量が得られるまで充填サイクルを繰り返して行うようにしている。
【0004】
ここで、活物質を高密度に充填させるためには、上述した充填サイクルの回数を増加させる必要があるが、充填サイクル数を増加させると、充填サイクルを繰り返すに伴って、焼結基板コイルの上部と下部とでは活物質の充填量が不均一になるという問題を生じた。そこで、このような活物質の充填量が不均一になることを防止する方法が特開昭61−277160号公報において提案されるようになった。
【0005】
この特開昭61−277160号公報において提案された方法は、上述した充填サイクルが少なくとも1回終了した後、焼結基板の上下方向を逆転させる操作を少なくとも1回以上設けるようにして、活物質の充填量が少なかった焼結基板上部を下方に逆転させ、活物質充填量が多かった焼結基板下部を上方に逆転させて、焼結基板の上下間での充填量を均一にするようにしている。さらに、焼結基板の上下方向を逆転させる操作を行うことにより、一方的な活物質の充填量の偏りによる焼結基板表面への活物質の付着を防止するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した中間乾燥工程においては、通常、乾燥室内に温風を導入して乾燥するようにしているが、乾燥室内の風量、風速は一様ではないため、酸性ニッケル塩が含浸された焼結基板の乾燥状態にばらつきが生じるという不具合があった。
【0007】
ここで、酸性ニッケル塩が含浸された焼結基板の乾燥状態にばらつきが生じると、例えば、乾燥が不足した部分では焼結基板に含浸された酸性塩(例えば、硝酸ニッケル、硫酸ニッケルなど)の乾燥が不十分であるため、アルカリ処理時に活物質へ転換(活物質化)させる際に、極板の嵩が高くなるとともに、充放電に関与しない活物質が極板表面に付着することで極板表面に膨れが生じて、極板の厚みが厚くなって極板不良が発生するという問題を生じた。
一方、乾燥が過剰な部分では、焼結基板に含浸された酸性塩(例えば、硝酸ニッケル、硫酸ニッケルなど)が分解されて、酸性塩のガス(例えば、硝酸ガス)が発生し、焼結基板を腐食して、極板に割れや欠損を生じさせて、極板の強度低下を招来するという問題を生じた。
【0008】
このような現象は上述した充填サイクルの回数が増加するに伴って著しくなるという問題も生じた。ところが、上述した特開昭61−277160号公報において提案された方法にあっては、このようなことが考慮されていないため、単に焼結基板の上下方向を逆転させる操作を行うだけである。このため、焼結基板の乾燥状態が不均一になって、極板の厚みが不均一になり、一部に使用できない極板が形成されて、極板不良が発生するという問題を生じた。また、酸性塩のガスにより焼結基板が腐食して極板の強度が低下するという問題も生じた。
そこで、本発明は上記の如き問題を解消するためになされたものであって、中間乾燥において、多孔性焼結基板が渦巻状に巻回された焼結基板コイルの各部位での乾燥状態を均一にする乾燥方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のアルカリ蓄電池の製造方法は、充填サイクルが少なくとも1回終了した後、多孔性焼結基板が渦巻状に巻回された焼結基板コイルの巻回軸を回転中心として所定の角度だけ回転させる回転工程を備えるようにして、中間乾燥工程での焼結基板コイルの各部位での乾燥雰囲気状態を前回の中間乾燥での乾燥雰囲気状態とは異ならせて、充填サイクルを所定回数繰り返した後の各部位での乾燥状態を均一にするようにしている。
【0010】
このように、焼結基板コイルの巻回軸を回転中心として所定の角度だけ回転させるようにすると、中間乾燥工程では、焼結基板コイルの乾燥雰囲気状態(温度分布、温風の風量、風速など)が前回の中間乾燥時の乾燥雰囲気状態より異なることとなるため、酸性塩が含浸された焼結基板コイルの各部位の乾燥状態は均一になる。この結果、極板厚みが不均一になったり、焼結基板の強度が低下する等の極板不良の発生を低減させることが可能となり、極板歩留まりが向上する。
【0011】
また、中間乾燥工程において焼結基板コイルを回転させて焼結基板コイルの乾燥を行うようにしても、酸性塩が含浸された焼結基板コイルは均一に乾燥されて、酸性ニッケル塩が均一に多孔性焼結基板に析出するようになる。さらに、回転工程を充填サイクルが終了する毎に行うようにすると、一層、均一に乾燥されるようになる。そして、中間乾燥工程において、酸性ニッケル塩が含浸された焼結基板コイルに温風を吹き付けて加熱するようにすると、温風を吹き付けるだけの簡単な工程で酸性ニッケル塩が含浸された焼結基板コイルを中間乾燥させることができ、酸性ニッケル塩が均一に多孔性焼結基板に析出するようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
ついで、本発明のアルカリ蓄電池の製造方法の好適な実施の形態を図1および図2に基づいて説明する。なお、図1は多孔性ニッケル焼結基板の巻取体を模式的に示す図であり、図2は活物質の充填サイクルの各工程を模式的に示す図である。本発明は以下の実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
【0013】
1.巻き取り工程
ニッケル粉末にカルボキシメチルセルロース等の増粘剤および水を混練してスラリーを調整し、このスラリーをニッケル多孔体からなる導電性芯体に塗着する。この後、スラリーを塗着した導電性芯体を還元性雰囲気下で焼結して、多孔度が80%で、厚みが0.55mmの長尺帯状の多孔性ニッケル焼結基板を作製した。このようにして作製した長尺帯状の多孔性ニッケル焼結基板を、図1に示すように、ボビン(巻芯)11に渦巻状に巻き付けて、多孔性ニッケル焼結基板の巻取体(焼結基板コイル)10を作製した。
【0014】
2.活物質充填サイクル
(1)実施例1
a.浸漬工程
ついで、常温で析出する高濃度の硝酸ニッケルを主体とする含浸液(例えば、硝酸ニッケル:硝酸カドミウム:硝酸コバルトの重量比が90:5:5である比重が1.50の水溶液)を60℃の温度となるように加熱した。この後、図2(a)に示すように、上述のようにして作製した焼結基板コイル10をこの含浸液12中に60分間浸漬して、多孔性ニッケル焼結基板の細孔内に硝酸ニッケルを主体とする水溶液を含浸させた。
【0015】
b.中間乾燥工程
ついで、焼結基板コイル10を硝酸ニッケルを主体とする含浸液12から引き上げ、図2(b)に示すように、乾燥機13内に配置した後、温風(例えば、80℃)中で60分間だけ加熱して中間乾燥を行った。
c.アルカリ処理工程
中間乾燥後、図2(c)に示すように、濃度が20%で温度が80℃の水酸化ナトリウム水溶液14中に60分間浸漬して、細孔内に析出させた硝酸ニッケルを水酸化ニッケルに置換する活物質化処理を行った。
【0016】
d.水洗・乾燥工程
ついで、所定の活物質量が充填された焼結式ニッケル極板をイオン交換水15中で60分間水洗して、焼結式ニッケル極板に存在するアルカリ分を除去した後、所定の温度(例えば、80℃)の温風中で60分間加熱して乾燥させた。
e.回転工程
ついで、水洗・乾燥後の焼結基板コイル10を45度の角度だけ回転させた後、つぎの工程に焼結基板コイル10を送出する。
f.繰り返し工程
その後、再び上述した浸漬工程に戻り、上述したと同様な浸漬工程、中間乾燥工程、アルカリ処理工程、水洗・乾燥工程および回転工程を8回(なお、最後の回転工程は行わないので、回転工程は7回となる)繰り返して行うことにより、所定の活物質量が充填された実施例1の焼結式ニッケル極板コイルAを作製した。
【0017】
(2)実施例2
a.浸漬工程
図2(a)に示すように、実施例1と同様の含浸液12中に、実施例1と同様の焼結基板コイル10を60分間浸漬して、多孔性ニッケル焼結基板の細孔内に硝酸ニッケルを主体とする水溶液を含浸させた。
【0018】
b.中間乾燥工程
ついで、焼結基板コイル10を硝酸ニッケルを主体とする含浸液12から引き上げ、図2(b)に示すように、乾燥機13内に配置した後、焼結基板コイル10を所定の速度で回転させながら、温風(例えば、80℃)中で60分間だけ加熱して中間乾燥を行った。
c.アルカリ処理工程
中間乾燥後、図2(c)に示すように、濃度が20%で温度が80℃の水酸化ナトリウム水溶液14中に60分間浸漬して、細孔内に析出させた硝酸ニッケルを水酸化ニッケルに置換する活物質化処理を行った。
【0019】
d.水洗・乾燥工程
ついで、所定の活物質量が充填された焼結式ニッケル極板をイオン交換水15中で60分間水洗して、焼結式ニッケル極板に存在するアルカリ分を除去した後、所定の温度(例えば、80℃)の温風中で60分間加熱して乾燥させた。
e.繰り返し工程
その後、再び上記の浸漬工程に戻り、上記と同様な浸漬工程、中間乾燥工程、アルカリ処理工程および水洗・乾燥工程を8回繰り返して行うことにより、所定の活物質量が充填された実施例2の焼結式ニッケル極板コイルBを作製した。
【0020】
(3)比較例
a.浸漬工程
図2(a)に示すように、実施例1と同様の含浸液12中に、実施例1と同様の焼結基板コイル10を60分間浸漬して、多孔性ニッケル焼結基板の細孔内に硝酸ニッケルを主体とする水溶液を含浸させた。
【0021】
b.中間乾燥工程
ついで、焼結基板コイル10を硝酸ニッケルを主体とする含浸液12から引き上げ、図2(b)に示すように、乾燥機13内に配置した後、温風(例えば、80℃)中で60分間だけ加熱して中間乾燥を行った。
c.アルカリ処理工程
中間乾燥後、図2(c)に示すように、濃度が20%で温度が80℃の水酸化ナトリウム水溶液14中に60分間浸漬して、細孔内に析出させた硝酸ニッケルを水酸化ニッケルに置換する活物質化処理を行った。
【0022】
d.水洗・乾燥工程
ついで、所定の活物質量が充填された焼結式ニッケル極板をイオン交換水15中で60分間水洗して、焼結式ニッケル極板に存在するアルカリ分を除去した後、所定の温度(例えば、80℃)の温風中で60分間加熱して乾燥させた。
e.繰り返し工程
その後、再び上記の浸漬工程に戻り、上記と同様な浸漬工程、中間乾燥工程、アルカリ処理工程、水洗工程を8回繰り返して行うことにより、所定の活物質量が充填された比較例の焼結式ニッケル極板コイルXを作製した。
【0023】
3.測定結果
ついで、上述のようにして作製した焼結式ニッケル極板コイルA,B,Xをそれぞれ板状に広げて、所定の極板形状に切断した後、極板不良が生じた極板枚数を測定し、全切断枚数に対する極板不良枚数を極板歩留まり(%)として求めると、下記の表1に示すような結果となった。なお、極板不良とは、中間乾燥において極板の乾燥状態に不均一化が生じて、極板表面への活物質の付着や、極板の厚みが厚くなったものや、極板のひび割れなどである。
【0024】
【表1】
【0025】
上記表1より明らかなように、各充填サイクル終了後に焼結基板コイル10を回転させて作製した極板A、および中間乾燥時に焼結基板コイル10を回転させて作製した極板Bの極板歩留まりは、焼結基板コイル10を回転させないで作製した極板Xよりも極板歩留まりが向上していることが分かる。これは、中間乾燥時に、各部位での乾燥状態の均一性が向上したことに起因すると考えられる。
【0026】
なお、上述した実施の形態においては、中間乾燥時に焼結基板コイル10を回転させない場合は、各充填サイクル終了後に焼結基板コイル10を回転させる例について説明したが、この回転は充填サイクルが終了する毎に行う必要はなく、充填サイクルが終了したら少なくとも1回は行うようにすればよい。
【0027】
また、上述した実施の形態においては、酸性ニッケル塩として硝酸ニッケルを用いた例について説明したが、硝酸ニッケル以外に硫酸ニッケルなどの他の酸性ニッケル塩を用いても、硝酸ニッケルを用いた場合とほぼ同様な効果が得られる。また、上述した実施の形態においては、多孔性ニッケル焼結基板に水酸化ニッケルを充填する充填サイクルを8回繰り返す例について説明したが、この充填サイクルは8回に限らず、用いる焼結基板の多孔度、酸性ニッケル塩などにより適宜選択すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 多孔性ニッケル焼結基板の巻取体を模式的に示す図である。
【図2】 活物質の充填サイクルを模式的に示す図である。
【符号の説明】
10…多孔性ニッケル焼結基板の巻取体、11…巻芯、12…硝酸ニッケルを主体とする含浸液、13…乾燥機、14…アルカリ水溶液、15…洗浄水
Claims (4)
- 多孔性焼結基板を渦巻状に巻回して焼結基板コイルとする巻回工程と、前記焼結基板コイルを酸性ニッケル塩を主体とする水溶液に浸漬する浸漬工程と、前記酸性ニッケル塩が含浸された前記焼結基板コイルを加熱して乾燥する中間乾燥工程と、前記中間乾燥された焼結基板コイルをアルカリ溶液中に浸漬するアルカリ浸漬工程と、アルカリ分を除去した後乾燥させる水洗・乾燥工程からなる充填サイクルを有し、この充填サイクルを所定回数繰り返して、前記多孔性焼結基板に水酸化ニッケルを主体とする活物質を所定量充填するアルカリ蓄電池の製造方法であって、
前記充填サイクルが少なくとも1回終了した後、前記焼結基板コイルの巻回軸を回転中心として所定の角度だけ回転させる回転工程を備え、
前記中間乾燥工程での前記焼結基板コイルの各部位での乾燥雰囲気状態を前回の中間乾燥工程での乾燥雰囲気状態とは異ならせて、前記充填サイクルを前記所定回数繰り返した後の各部位での乾燥状態を均一にするようにしたことを特徴とするアルカリ蓄電池の製造方法。 - 多孔性焼結基板を渦巻状に巻回して焼結基板コイルとする巻回工程と、前記焼結基板コイルを酸性ニッケル塩を主体とする水溶液に浸漬する浸漬工程と、前記酸性ニッケル塩が含浸された前記焼結基板コイルを加熱して乾燥する中間乾燥工程と、前記中間乾燥された焼結基板コイルをアルカリ溶液中に浸漬するアルカリ浸漬工程と、アルカリ分を除去した後乾燥させる水洗・乾燥工程からなる充填サイクルを有し、この充填サイクルを所定回数繰り返して、前記多孔性焼結基板に水酸化ニッケルを主体とする活物質を所定量充填するアルカリ蓄電池の製造方法であって、
前記中間乾燥工程において前記焼結基板コイルを回転させて同焼結基板コイルの乾燥を行うようにして、前記充填サイクルを前記所定回数繰り返した後の各部位の乾燥状態を均一にするようにしたことを特徴とするアルカリ蓄電池の製造方法。 - 前記回転工程における前記焼結基板コイルの回転を前記充填サイクルが終了する毎に行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載のアルカリ蓄電池の製造方法。
- 前記中間乾燥工程は前記酸性ニッケル塩が含浸された多孔性焼結基板に温風を吹き付けて前記酸性ニッケル塩を析出させる工程であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアルカリ蓄電池の製造方法。
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