JP5024875B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤の前面に遊技領域を区画形成し、該遊技領域にセンターケースを備え、該センターケースの下方に入賞部を配置したパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機においては、遊技盤に区画形成された遊技領域にセンターケースを配置し、該センターケースに開口部を開設して変動表示ゲームが表示される表示画面(表示部)を臨ませ、センターケースの下部(底部)には、センターケースに流入した遊技球を横方向へ転動させるステージ部を配置し、遊技者に遊技球が転動する様子を見せるように構成したものがある(例えば、特許文献1)。
上記パチンコ遊技機においては、センターケースの側部に遊技球通路(所謂ワープ流路)を形成し、遊技領域のうちセンターケースの上方や側方を流下する遊技球が遊技球通路を通ってステージ部上へ到達できるように構成されている。また、センターケースの下方には、変動表示ゲームを始動させるための始動入賞口(入賞部)を配置し、ステージ部を転動した遊技球が下方へ落下して始動入賞口へ入賞したり、始動入賞口へ入賞せずに遊技盤の下部へ流下(非入賞)したりするように構成している。さらに、センターケースのうちステージ部の下方に入賞誘導路を設け、入賞誘導路の上流端をステージ部の後方に開設するとともに、下流端を始動入賞口の直上に位置する部分に開設している。したがって、ステージ部から入賞誘導路へ流下した遊技球は、始動入賞口の直上へ落下し、始動入賞口へ入賞し易い。
特許第3646526号公報
ところで、遊技店内においては、遊技者は、複数のパチンコ遊技機の中から遊技を行おうとするパチンコ遊技機を選択する。このとき、パチンコ遊技機の表面に表示された確率変動設定値などのスペック表示や、あるいは遊技領域に植設された複数の障害釘の状態(障害釘間の間隔等)を検討し、遊技を十分に楽しめそうなパチンコ遊技機、具体的には、遊技球が始動入賞口へ入賞し易くて遊技を有利に実行できそうなパチンコ遊技機や、遊技球が複雑に転動するところを見て楽しめそうなパチンコ遊技機を選択しようとする。しかしながら、上記特許文献に記載のステージ部を備えたパチンコ遊技機においては、ステージ部が始動入賞口への入賞にどのような影響を及ぼすか、あるいは遊技球を複雑に転動させるか否かを把握することができない。言い換えると、ステージ部がどのような癖を持っているかを把握することができない。このため、遊技者は、所望のパチンコ遊技機であるか否かを判断し難くなり、遊技の興趣を減衰させる虞がある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技者が遊技店内で遊技を行おうとする際に、遊技を十分に楽しめそうであるか否かを判断し易い遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤の前面に遊技領域を区画形成し、該遊技領域にセンターケースを備え、該センターケースの下方に入賞部を配置した遊技機において、
前記センターケースは、上面に遊技球を転動可能なステージ部と、遊技領域を流下する遊技球をステージ部上へ導入する球導入路と、ステージ部の下方に設けられた入賞誘導路および一般誘導路と、を備え、
前記ステージ部は、
当該ステージ部の前側に配置された第1ステージと、
前記球導入路を流下してきた遊技球を転動可能であり、当該ステージ部の後側に配置された第2ステージと、
前記第1ステージと前記第2ステージとの間における遊技球の移動を阻止する球移動阻止壁と、
前記第2ステージ上を転動する遊技球を前記入賞誘導路に向けて前記第2ステージの後方から案内可能な入賞誘導連通路と、
前記第2ステージ上を転動する遊技球を前記一般誘導路に向けて前記第2ステージの後方から案内可能な一般誘導連通路と、
を備え、
前記入賞誘導路は、前記入賞誘導連通路に案内された遊技球を前記入賞部の直上へ誘導可能に形成され、
前記一般誘導路は、前記一般誘導連通路に案内された遊技球を前記入賞部の直上から外れた位置へ誘導可能に形成され、
前記入賞誘導連通路には、当該入賞誘導連通路を通って前記入賞誘導路へ流下する遊技球を検出可能な入賞誘導検出手段を設け、
前記一般誘導連通路には、当該一般誘導連通路を通って前記一般誘導路へ流下する遊技球を検出可能な一般誘導検出手段を設け、
前記入賞誘導検出手段で検出された遊技球数と、前記一般誘導検出手段で検出された遊技球数との割合を報知する誘導割合報知手段を備えたことを特徴とする遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、センターケースは、上面に遊技球を転動可能なステージ部と、遊技領域を流下する遊技球をステージ部上へ導入する球導入路と、ステージ部の下方に設けられた入賞誘導路および一般誘導路と、を備え、ステージ部は、当該ステージ部の前側に配置された第1ステージと、球導入路を流下してきた遊技球を転動可能であり、当該ステージ部の後側に配置された第2ステージと、第1ステージと第2ステージとの間における遊技球の移動を阻止する球移動阻止壁と、第2ステージ上を転動する遊技球を入賞誘導路に向けて第2ステージの後方から案内可能な入賞誘導連通路と、第2ステージ上を転動する遊技球を一般誘導路に向けて第2ステージの後方から案内可能な一般誘導連通路と、を備え、入賞誘導路は、入賞誘導連通路に案内された遊技球を入賞部の直上へ誘導可能に形成され、一般誘導路は、一般誘導連通路に案内された遊技球を入賞部の直上から外れた位置へ誘導可能に形成され、入賞誘導連通路には、当該入賞誘導連通路を通って入賞誘導路へ流下する遊技球を検出可能な入賞誘導検出手段を設け、一般誘導連通路には、当該一般誘導連通路を通って一般誘導路へ流下する遊技球を検出可能な一般誘導検出手段を設け、入賞誘導検出手段で検出された遊技球数と、一般誘導検出手段で検出された遊技球数との割合を報知する誘導割合報知手段を備えたので、遊技者に対して、球導入路を流下して第2ステージ上に導入された遊技球がどの程度の割合で入賞部の直上へ誘導されたかを知らせることができる。したがって、遊技者は、遊技店内で遊技を行おうとする遊技機を選択する際に、遊技機に表記されたスペックや釘の状態だけではなく、遊技球が入賞部へ誘導され易いか否かをも検討することができ、遊技を十分に楽しめそうな遊技機であるか否かを判断し易い。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図である。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、機枠(外枠)2に前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、この前面枠3に遊技盤5を収納可能とし、前面枠3の前面側には、一側(図1中、左側)が軸着された透明部材保持枠9を開閉可能に設けている。さらに、透明部材保持枠9の下方には、一側(図1中、左側)が軸着された上皿ユニット11を開閉可能に設け、該上皿ユニット11の前側には外部操作部としての演出ボタン12を備え、上皿ユニット11の下方には下皿ユニット13を配置している。また、下皿ユニット13の左側に灰皿14を備え、下皿ユニット13の右側に発射操作ユニット(発射操作ハンドル)15を備えている。
そして、遊技盤5は、当該遊技盤5の前面に、ガイドレール17等を止着することで略円形状の遊技領域20を区画形成し、該遊技領域20の中央部にセンターケース22を配設し、該センターケース22の後方には、複数の識別情報を変動表示して変動表示ゲームを行う変動表示装置(表示部)23を備えている。また、センターケース22の下方には、変動表示ゲーム始動用の始動入賞口25(本発明における入賞部に相当)を配置し、該始動入賞口25の左右両側に羽根状の開閉部材25aを備え、始動入賞口25の左右両側方には、一般入賞口26や発光により各種の装飾表示を行うサイドランプ27を配置している。さらに、始動入賞口25の下方には大入賞口28を配置し、該大入賞口28の下方であって遊技領域20の下縁部には、入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口29を設け、始動入賞口25、大入賞口28やセンターケース22等の取付部分を除いた遊技領域20内には障害釘(図示せず)を植設している。
次に、センターケース22について説明する。
センターケース22は、図2に示すように、前方が開放された枠状のケース本体33と、該ケース本体33内の下部に配置されたステージ部34と、ケース本体33内の左右両側部に配置された球導入路(ワープ流路)35と、ステージ部34の下方に設けられた入賞誘導路36とを備えて構成されている。ケース本体33は、枠体構造の部材であり、当該ケース本体33の内部には、前方へ開放した凹室38を形成し、該凹室38の後部には、後方の変動表示装置23の表示画面を前方へ臨ませる矩形状の表示用開口部39を開設している。また、ケース本体33の上辺部の前側には、庇状の鎧部40を左右両側方へ向けて下り傾斜した状態でケース本体33の前方へ突設し、該鎧部40の左右両側の傾斜端部から縦長な側辺部41を備え、鎧部40と表示用開口部39との間には、始動入賞口25への入賞を記憶するための始動入賞記憶表示器42を備えている。さらに、両側の側辺部41内には球導入路35をそれぞれ形成し、球導入路35の上流端(入口)を鎧部40の傾斜端部の上側にセンターケース22の側方へ向けて開放するとともに、下流端(出口)をステージ部34の側部の上方へ向けて開放し、遊技領域20を流下する遊技球を球導入路35へ通してステージ部34上へ導入できるように構成されている。そして、球導入路35には、当該球導入路35を通過する遊技球、詳しくは球導入路35を通ってステージ部34へ導入される遊技球を検出可能な導入検出センサ44(本発明における導入検出手段に相当)を設けている(図2(a)参照)。
また、センターケース22の下部のうち、球導入路35の下端とステージ部34の側部との間の前方には転落阻止壁46を立設し、該転落阻止壁46により球導入路35から流下してきた遊技球がステージ部34へ転動せずにセンターケース22の前方へ落下することを阻止している。さらに、センターケース22のうちステージ部34の下方に位置する前側部、詳しくは始動入賞口25の直上に位置する部分には、後述する入賞誘導路36の下流端に連通する入賞誘導口47を開設している。
ステージ部34は、球導入路35から流下してきた遊技球や、センターケース22の下方の遊技領域20から障害釘により弾き飛ばされてセンターケース22内へ進入してきた遊技球を横方向(前後方向あるいは左右方向)へ転動させるためのものである。そして、ステージ部34の上面には、横長な球転動面50を遊技球が十分に通過可能な前後幅に設定するとともに、左右両側から中央部へ向けて下り傾斜した略円弧状に形成し、始動入賞口25の直上に位置する中央部を上方へ緩やかに隆起している。さらに、球転動面50の左右方向の途中には、遊技球を前方へ案内可能な球放出部51を複数箇所、具体的には、ステージ部34の中央の隆起部の左右両側方に形成して、この球放出部51を始動入賞口25の直上から外れた位置に設定している。そして、球放出部51の底面をその左右方向の中央部分が下方に凹む湾曲面で形成し、この湾曲面を前方へ下り傾斜した状態に設定して、球放出部51に到達した遊技球が球放出部51上を左右に揺動しながら前方に転動して、ステージ部34上から遊技領域20へ放出されるように構成されている。また、隆起部の中央部分には、溝状の後方案内部53を後方へ下り傾斜した状態で配置し(図2(b)参照)、該後方案内部53により遊技球を後述する入賞誘導路36へ案内できるように構成されている。
入賞誘導路36は、ステージ部34上を転動する遊技球を始動入賞口25の直上へ誘導可能な遊技球流路であり、ステージ部34の下方のうち始動入賞口25の直上、言い換えると後方案内部53の直下にセンターケース22の前方へ向けて下り傾斜する姿勢で設けられている(図3(a)参照)。また、入賞誘導路36の傾斜下端を入賞誘導口47に連通し、入賞誘導路36を流下してきた遊技球が入賞誘導口47から前方へ放出されて始動入賞口25の直上へ誘導できるように構成されている。
また、ステージ部34の後縁部には後側壁部55を立設し、該後側壁部55の左右方向の中央、言い換えると後方案内部53の傾斜下端の後方に位置する部分には、矩形状の連通開口56を遊技球が通過可能な大きさで開設している。さらに、図3(a)に示すように、ステージ部34の左右方向の中央部の後方には、縦長な誘導連通路57を設け、該誘導連通路57の上端(入口)を連通開口56へ連通し、下端(出口)を入賞誘導路36の上流部へ連通している。そして、誘導連通路57には、当該誘導連通路57を流下する遊技球、言い換えると入賞誘導路36へ案内される遊技球を検出可能な誘導検出センサ58(本発明における誘導検出手段に相当)を設けている。
さらに、ステージ部34の後方、具体的には、誘導連通路57よりも後方の位置には、LEDで構成された発光装置60(本発明における発光手段に相当)を備え、当該発光装置60の前方に位置するセンターケース22の構成要素(ステージ部34やセンターケース22の下部)を、透光性を有する材質、例えば透明樹脂で形成し、センターケース22の前方に位置する遊技者が発光装置60から発生した光を視認できるように構成されている。なお、発光装置60および誘導検出センサ58は、単一の電気配線基板61に実装されている。したがって、発光装置60および誘導検出センサ58を別個にステージ部34へ取り付ける手間を省くことができ、センターケース22の組立作業の効率の向上を図ることができる。
このような構成のステージ部34を備え、遊技領域20を流下する遊技球が球導入路35の上流端に流入すると、この遊技球は、球導入路35を流下するとともに、導入検出センサ44により検出される。さらに、球導入路35の下流端から排出されてステージ部34へ到達し、このステージ部34を左右方向の中央部分へ向けて転動する。そして、ステージ部34を転動する勢いが弱くなった状態で左右いずれかの球放出部51に到達すると、この球放出部51を前方へ転動してステージ部34から落下し、遊技領域20のうち始動入賞口25から外れた箇所へ流下し易い。したがって、球放出部51によりセンターケース22の前方へ案内された遊技球は始動入賞口25へ入賞し難い。
また、遊技球がステージ部34を転動する勢いが弱くなった状態で後方案内部53に到達すると、この遊技球は、連通開口56を通過して誘導連通路57を流下するとともに、誘導検出センサ58により検出される。そして、誘導連通路57から入賞誘導路36へ流下して入賞誘導口47からセンターケース22の前方へ放出され、始動入賞口25の直上に落下する。したがって、後方案内部53により誘導連通路57および入賞誘導路36へ振り分けられた遊技球は、始動入賞口25へ入賞し易い。
そして、上皿ユニット11の演出ボタン12が任意のタイミングで遊技者により操作(押圧)されると、パチンコ遊技機1は、遊技開始から演出ボタン12の操作時点までの間に導入検出センサ44で検出された遊技球数(すなわち球導入路35へ流下した遊技球数)P1と、遊技開始から演出ボタン12の操作時点までの間に誘導検出センサ58で検出された遊技球数(すなわち入賞誘導路36へ流下した遊技球数)P2との割合に基づいて入賞誘導状態判別ランクを規定する。具体的には、図3(b)に示すように、P1に対するP2の割合(P2/P1×100)が0〜10%の場合には入賞誘導状態判別ランクを「C」に規定し、11〜30%の場合には入賞誘導状態判別ランクを「B」に規定し、31%の場合には、入賞誘導状態判別ランクを「A」に規定する。なお、演出ボタン12がパチンコ遊技機1の待機状態(所謂客待ち状態)の最中に操作されれば、パチンコ遊技機1は、待機状態となる前の遊技(前回遊技)における入賞誘導状態判別ランクを規定する。
さらに、発光装置60を本発明における入賞誘導状態報知手段として機能させ、発光装置60の発光状態を異ならせることで入賞誘導状態判別ランクを遊技者へ報知する。例えば、入賞誘導状態判別ランク「C」を報知する場合には、発光装置60を白色で点灯し、入賞誘導状態判別ランク「B」を報知する場合には、発光装置60を赤色で点灯し、入賞誘導状態判別ランク「A」を報知する場合には、発光装置60を青色で点灯する。
また、変動表示装置23を本発明における入賞誘導状態報知手段として機能させ、変動表示装置23の表示画面の隅部に入賞誘導状態判別ランクに対応したメッセージを表示する。具体的には、図3(b)および(c)に示すように、入賞誘導状態判別ランク「C」を報知する場合には、「ステージの癖が悪い!!」というメッセージを表示し、入賞誘導状態判別ランク「B」を報知する場合には、「ステージの癖が普通!!」というメッセージを表示し、入賞誘導状態判別ランク「A」を報知する場合には、「ステージの癖が良い!!」というメッセージを表示する。
このようにして入賞誘導状態判別ランクを遊技者へ報知すれば、遊技者に対して、球導入路35を通ってステージ部34に到達した遊技球がどの程度の割合で始動入賞口25の直上へ誘導されたかを知らせることができる。これにより、遊技者は、遊技店内で遊技を行おうとするパチンコ遊技機1を選択する際に、パチンコ遊技機1に表記されたスペックや釘の状態だけではなく、遊技球が始動入賞口25へ誘導され易いか否かをも検討することができ、遊技を十分に楽しめそうなパチンコ遊技機1であるか否かを判断し易い。また、入賞誘導状態判別ランクをステージ部34の後方に設けられた発光装置60や変動表示装置23で報知するので、ステージ部34で遊技球の転動を見て楽しむ遊技者に入賞誘導状態判別ランクを知らせ易い。したがって、遊技者は、遊技球が始動入賞口25へ誘導され易いか否かを迅速に把握することができる。
なお、図4(a)および(b)に示すように、ステージ部34の前縁部のうち球放出部51の前方から外れた箇所に障害物を配置して、遊技領域20とステージ部34との間における遊技球の移動、詳しくは、遊技球がセンターケース22の下方の遊技領域20から障害釘により弾き飛ばされてセンターケース22内へ進入することを阻止してもよい。具体的には、ステージ部34の前縁部に起立壁62を立設して遊技領域20とステージ部34との間における遊技球の移動を規制し、起立壁62のうち球放出部51の前方に位置する部分には、遊技球が通過可能な放出通過口63を開設して球放出部51から遊技領域20への遊技球の放出を許容するように構成してもよい。このような構成を備えれば、遊技球がステージ部34へ前方から飛び込むことを抑えることができ、入賞誘導状態判別ランクをより正確に判定することができる。
ところで、上記実施形態では、センターケース22に1段構成のステージ部34を備えたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5に示す第2実施形態のセンターケース22では、基本的には上記第1実施形態と同じであるが、ステージ部を前後2段に分けて構成している点で異なる。具体的に説明すると、ステージ部34は、当該ステージ部34の前側に配置された第1ステージ66と、当該ステージ部34の後側に第1ステージ66よりも1段高い状態で配置された第2ステージ67とを備えて構成されている。また、第2ステージ67の側方に球導入路35の下流端(出口)を開放し、球導入路35を流下してきた遊技球が第2ステージ67上へ導入されるように構成されている。
第1ステージ66は、その上面に横長な第1球転動面69を左右両側から中央部へ向けて下り傾斜した略円弧状で形成し、第1球転動面69の中央部を上方へ緩やかに隆起している。さらに、第1球転動面69の左右方向の途中には、遊技球を前方へ案内可能な第1放出部70(本発明における球放出部の一部)を複数箇所、具体的には、第1ステージ66の中央の隆起部の左右両側方、言い換えると第1ステージ66のうち始動入賞口25の直上から外れた位置に配置している。そして、第1放出部70の底面をその左右方向の中央部分が下方に凹む湾曲面で形成し、この湾曲面を前方へ下り傾斜した状態に設定して、第1放出部70に到達した遊技球が第1放出部70上を左右に揺動しながら第1ステージ66の前方へ転動して遊技領域20へ放出できるように構成されている。また、隆起部の中央部分、言い換えると始動入賞口25の直上には、球案内溝72を始動入賞口25へ向けて下り傾斜した状態で配置し、該球案内溝72により遊技球を始動入賞口25の直上へ案内できるように構成されている。そして、右側の第1放出部70と第1ステージ66の右端部との間の前方、および左側の第1放出部70と第1ステージ66の左端部との間の前方には、前側壁部73を第1ステージ66よりも上方へ突出する状態で配置し、この前側壁部73により遊技球が第1ステージ66の左右両側から前方へ落下することを阻止している。
第2ステージ67は、その上面に横長な第2球転動面75を第1ステージ66の第1球転動面69よりも広い前後幅に設定するとともに、左右両側から中央部へ向けて下り傾斜した略円弧状に形成し、第2球転動面75の中央部を上方へ緩やかに隆起している。さらに、第2球転動面75の左右方向の途中には、遊技球を前方へ案内可能な第2放出部76(本発明における球放出部の一部)を複数箇所、具体的には、第2ステージ67の中央の隆起部の左右両側方であって、第1ステージ66の第1放出部70の後方に位置する箇所に配置している。そして、第2放出部76の底面をその左右方向の中央部分が下方に凹む湾曲面で形成し、この湾曲面を前方へ下り傾斜した状態に設定して、第2放出部76に到達した遊技球が第2放出部76上を左右に揺動しながら第2ステージ67の前方の第1球転動面69へ案内して第1放出部70へ放出できるように構成されている。
さらに、第2球転動面75のうち、左右両側の第2放出部76の間、右側の第2放出部76と第2球転動面75の右端部との間、および左側の第2放出部76と第2球転動面75の左端部との間には、遊技球が第1ステージ66と第2ステージ67との間を移動することを規制する球移動規制突起77を第2球転動面75の前後方向の前寄りの位置から上方へ突設し、球導入路35から流下してきた遊技球がその流下勢で第2球転動面75のうち球移動規制突起77よりも後方の部分を左右方向へ転動できるように構成されている。そして、隆起部のうち、球移動規制突起77の後方に位置する中央部分には、溝状の後方案内部78を後方の連通開口56へ向けて下り傾斜した状態で配置し、該後方案内部78により遊技球を誘導連通路57および入賞誘導路36へ誘導できるように構成されている。
このような構成のステージ部34を備え、遊技領域20を流下する遊技球が球導入路35の上流端に流入すると、この遊技球は、球導入路35を流下するとともに、導入検出センサ44により検出される。さらに、球導入路35の下流端から排出されて第2ステージ67へ到達し、この第2ステージ67を左右方向の中央部分へ向けて転動し、球移動規制突起77により第1ステージ66への移動、詳しくは第2ステージ67のうち第2放出部76以外の場所から第1ステージ66への移動を阻止される。そして、第2ステージ67を転動する勢いが弱くなった状態で左右いずれかの第2放出部76に到達すると、この第2放出部76を前方へ転動して第2ステージ67から第1ステージ66の第1放出部70へ落下する。さらに、第1放出部70を前方へ転動して、遊技領域20のうち始動入賞口25から外れた箇所へ流下し易い。したがって、第2放出部76および第1放出部70に案内された遊技球は始動入賞口25へ入賞し難い。
さらに、遊技球が第2ステージ67を転動する勢いが弱くなった状態で後方案内部78に到達すると、この遊技球は、連通開口56を通過して誘導連通路57を流下するとともに、誘導検出センサ58により検出される。そして、誘導連通路57から入賞誘導路36へ流下して入賞誘導口47からセンターケース22の前方へ放出され、始動入賞口25の直上に落下する。したがって、後方案内部78により誘導連通路57および入賞誘導路36へ振り分けられた遊技球は、始動入賞口25へ入賞し易い。
一方、遊技球がセンターケース22の下方の遊技領域20から障害釘により弾き飛ばされてセンターケース22内へ進入してきた場合には、この遊技球は、第1ステージ66を横方向(前後方向あるいは左右方向)へ転動し、第1ステージ66と第2ステージ67との間の段差や球移動規制突起77により第2ステージ67への移動を規制される。したがって、遊技球がステージ部34へ前方から飛び込んだとしても、この遊技球が入賞誘導路36へ誘導されることを抑制することができ、入賞誘導状態判別ランクを一層正確に判定することができる。
そして、第1ステージ66を転動する勢いが弱くなった状態で左右いずれかの第1放出部70に到達すると、この第1放出部70を前方へ転動して遊技領域20のうち始動入賞口25から外れた箇所へ流下し易い。したがって、第1放出部70に案内された遊技球は始動入賞口25へ入賞し難い。さらに、遊技球が第1ステージ66を転動する勢いが弱くなった状態で球案内溝72に到達すると、この遊技球は、球案内溝72に沿ってステージ部34(第1ステージ66)の前方へ流下し、始動入賞口25の直上に落下する。このことから、第1ステージ66を転動する遊技球は、第2ステージ67への移動を阻止されたとしても始動入賞口25へ入賞するチャンスがある。
ところで、上記第2実施形態では、第2ステージ67を転動する遊技球のみ入賞誘導路36へ流下可能としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図6に示す第3実施形態では、基本的な構成は第2実施形態と同じであるが、第1ステージ66に転動する遊技球も入賞誘導路36へ流下し得る点、また、変動表示装置23において、第1ステージ66から入賞誘導路36へ流下した遊技球の数と、第2ステージ67から入賞誘導路36へ流下した遊技球の数との割合を報知する点で異なる。具体的に説明すると、第1ステージ66の隆起部の中央部分には、溝状の球転動溝81を後方へ下り傾斜した状態で配置し、該球転動溝81により遊技球を第2ステージ67の前縁部のうち左右方向の中央部分へ案内できるように構成されている。さらに、第2ステージ67のうち中央の球移動規制突起77の前方に位置する部分には縦長な第1誘導連通路82を形成し、該第1誘導連通路82の上部を第1ステージ66の球転動溝81の後方に開放するとともに、第1誘導連通路82の下端部を入賞誘導路36の中流部に連通している。また、第1誘導連通路82には、当該第1誘導連通路82を通って入賞誘導路36へ流下する遊技球を検出可能な第1誘導検出センサ83(本発明における第1誘導検出手段に相当)を設けている。
そして、第2ステージ67の左右方向の中央部の後方には、第2実施形態における誘導連通路57と同じ構成の第2誘導連通路85を設け、該第2誘導連通路85の上端(入口)を連通開口56へ連通し、下端(出口)を入賞誘導路36の上流部へ連通している。さらに、第2誘導連通路85には、当該第2誘導連通路85を流下する遊技球、言い換えると入賞誘導路36へ案内される遊技球を検出可能な第2誘導検出センサ86(本発明における第2誘導検出手段に相当)を設けている。
このような構成のステージ部34を備え、遊技領域20を流下する遊技球が球導入路35を通って第2ステージ67へ到達し、第2ステージ67を転動する勢いが弱くなった状態で後方案内部78に到達すると、この遊技球は、連通開口56を通過して第2誘導連通路85を流下するとともに、第2誘導検出センサ86により検出される。そして、第2誘導連通路85から入賞誘導路36へ流下して入賞誘導口47からセンターケース22の前方へ放出され、始動入賞口25の直上に落下する。
一方、遊技球がセンターケース22の下方の遊技領域20から障害釘により弾き飛ばされてセンターケース22内へ進入してきた場合には、この遊技球は、第1ステージ66を横方向(前後方向あるいは左右方向)へ転動し、第1ステージ66を転動する勢いが弱くなった状態で球転動溝81に到達すると、球転動溝81に誘導されて第1ステージ66の後方、さらには第1誘導連通路82を流下し、第1誘導検出センサ83により検出される。そして、第1誘導連通路82から入賞誘導路36の中流部へ流下して入賞誘導口47からセンターケース22の前方へ放出され、始動入賞口25の直上に落下する。
そして、上皿ユニット11の演出ボタン12が任意のタイミングで遊技者により操作(押圧)されると、パチンコ遊技機1は、変動表示装置23を本発明における誘導割合報知手段として機能させ、遊技開始から演出ボタン12の操作時点までの間に、第1誘導検出センサ83で検出された遊技球数と、第2誘導検出センサ86で検出された遊技球数との割合を変動表示装置23に報知する。具体的には、図7に示すように、予め記憶しておいたステージ部34の画像を変動表示装置23に表示し、この画像に重ねる状態で前記割合を意味する分数を表示する。具体的には、分母に第1誘導検出センサ83で検出された遊技球数を表示し、分子に第2誘導検出センサ86で検出された遊技球数を表示する。さらに、第1誘導検出センサ83で検出された遊技球数の表示からステージ部34の画像中の第1誘導連通路82へ向けて矢印を描画し、第2誘導検出センサ86で検出された遊技球数の表示からステージ部34の画像中の第2誘導連通路85へ向けて矢印を描画する。このようにして第1誘導連通路82へ流下した遊技球数と第2誘導連通路85へ流下した遊技球数との割合を報知すれば、遊技者に対して、ステージ部34上を転動する遊技球がどの程度の割合で流下経路を異ならせて始動入賞口25の直上へ誘導されたかを知らせることができる。したがって、遊技者は、遊技店内で遊技を行おうとするパチンコ遊技機1を選択する際に、パチンコ遊技機1に表記されたスペックや釘の状態だけではなく、遊技球がステージ部34上で複雑な挙動を行い易いか否かをも検討することができ、遊技を十分に楽しめそうなパチンコ遊技機1であるか否かを判断し易い。
ところで、上記実施形態では、第2ステージ67から後方へ転動した遊技球が必ず始動入賞口25の直上へ誘導されるように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8に示す第4実施形態におけるステージ部34では、基本的な構成は第2実施形態のものと同じであるが、第2ステージ67の構成およびステージ部34の下方の構成が異なる。具体的に説明すると、第4実施形態における第2ステージ67は、その上面に横長な第2球転動面75を第1ステージ66の第1球転動面69よりも広い前後幅に設定するとともに、左右両側から中央部へ向けて下り傾斜した略円弧状に形成し、第2球転動面75の中央部を上方へ緩やかに隆起している。また、第2球転動面75の前縁部には球移動阻止壁90を立設し、第1ステージ66と第2ステージ67との間における遊技球の移動を場所に拘らず阻止している。そして、第2ステージ67の側方に球導入路35の下流端を臨ませ、球導入路35を流下してきた遊技球を第2ステージ67上へ導入可能としている。
また、第2ステージ67の隆起部の中央部分には、溝状の中央案内部93を第2ステージ67の後方へ向けて下り傾斜した状態で配置し、中央案内部93の傾斜下端には、遊技球が通過可能な中央連通口94を開設している。さらに、第2ステージ67の中央の隆起部の左右両側方には、溝状の側方案内部95を第2ステージ67の後方へ向けて下り傾斜した状態でそれぞれ配置し、各側方案内部95の傾斜下端には、遊技球が通過可能な側方連通口96を開設している。
さらに、ステージ部34の下方には、入賞誘導路36の他に、複数の一般誘導路98を設けている。一般誘導路98は、第2ステージ67上を転動する遊技球を始動入賞口25の直上から外れた位置へ誘導可能な遊技球流路であり、入賞誘導路36の左右両側方にセンターケース22の前方へ向けて下り傾斜する姿勢でそれぞれ設けられている。また、一般誘導路98の傾斜下端をセンターケース22の前縁部のうち入賞誘導口47の側方に開設された一般誘導口99に連通し、一般誘導路98を流下してきた遊技球が一般誘導口99から前方へ放出されて始動入賞口25の直上から外れた位置へ落下するように構成されている。
そして、中央連通口94の下方には縦長な入賞誘導連通路101を連通し、該入賞誘導連通路101の下端(出口)を入賞誘導路36の上流部へ連通し、第2ステージ67上の遊技球を入賞誘導路36へ案内できるように構成されている。また、入賞誘導連通路101には、当該入賞誘導連通路101を流下する遊技球、言い換えると入賞誘導路36へ案内される遊技球を検出可能な入賞誘導検出センサ102(本発明における入賞誘導検出手段に相当)を設けている。さらに、各側方連通口96の下方には縦長な一般誘導連通路104を連通し、該一般誘導連通路104の下端(出口)を一般誘導路98の上流部へ連通し、第2ステージ67上の遊技球を一般誘導路98へ案内できるように構成されている。また、一般誘導連通路104には、当該一般誘導連通路104を流下する遊技球、言い換えると一般誘導路98へ案内される遊技球を検出可能な一般誘導検出センサ105(本発明における一般誘導検出手段に相当)を設けている。
このような構成のステージ部34を備え、遊技領域20を流下する遊技球が球導入路35を通って第2ステージ67へ到達すると、この遊技球は、球移動阻止壁90により第1ステージ66へ移動することを阻止されて、第2ステージ67にのみ転動する。そして、第2ステージ67を転動する勢いが弱くなった状態で中央案内部93に到達すると、中央案内部93に案内されて第2ステージ67の後方へ向けて転動し、中央連通口94を通過して入賞誘導連通路101を流下するとともに、入賞誘導検出センサ102により検出される。さらに、入賞誘導連通路101から入賞誘導路36へ流下して入賞誘導口47からセンターケース22の前方へ放出され、始動入賞口25の直上に落下する。したがって、この遊技球は、始動入賞口25へ入賞し易い。
また、遊技球が第2ステージ67を転動する勢いが弱くなった状態で側方案内部95に到達すると、この遊技球は、側方案内部95に案内されて第2ステージ67の後方へ向けて転動し、側方連通口96を通過して一般誘導連通路104を流下するとともに、一般誘導検出センサ105により検出される。さらに、一般誘導連通路104から一般誘導路98へ流下して一般誘導口99からセンターケース22の前方へ放出され、始動入賞口25の直上から側方へ外れた位置に落下する。したがって、この遊技球は、始動入賞口25へ入賞し難い。
そして、上皿ユニット11の演出ボタン12が任意のタイミングで遊技者により操作(押圧)されると、パチンコ遊技機1は、図8(b)に示すように、遊技開始から演出ボタン12の操作時点までの間に入賞誘導検出センサ102で検出された遊技球数(すなわち入賞誘導路36へ流下した遊技球数)P11、および遊技開始から演出ボタン12の操作時点までの間に各一般誘導検出センサ105で検出された遊技球数(すなわち各一般誘導路98へ流下した遊技球数)P12,P13の割合(P13:P11:P12)を変動表示装置23(本発明における誘導割合報知手段に相当)に表示する。このとき、各遊技球数P11,P12,P13は、入賞誘導路36および各一般誘導路98の位置関係に対応させて列記される。具体的には、センターケース22の右寄りに位置する一般誘導路98へ流下した遊技球数P12を変動表示装置23の右側に表示し、センターケース22の左寄りに位置する一般誘導路98へ流下した遊技球数P13を変動表示装置23の右側に表示し、センターケース22の中央部分に位置する入賞誘導路36へ流下した遊技球数P11を変動表示装置23の左右方向の中央部分に表示する。
このようにして入賞誘導路36へ流下した遊技球数と各一般誘導路98へ流下した遊技球数との割合を報知すれば、遊技者に対して、ステージ部34上を転動する遊技球、詳しくは、球導入路35を流下して第2ステージ67上に導入された遊技球がどの程度の割合で始動入賞口25の直上へ誘導されたかを知らせることができる。したがって、遊技者は、遊技店内で遊技を行おうとするパチンコ遊技機1を選択する際に、パチンコ遊技機1に表記されたスペックや釘の状態だけではなく、遊技球が始動入賞口25へ誘導され易いか否かをも検討することができ、遊技を十分に楽しめそうなパチンコ遊技機1であるか否かを判断し易い。
なお、第4実施形態において、変動表示装置23に表示する数値は、入賞誘導路36や一般誘導路98へ誘導された遊技球数に限らず、例えば、遊技開始から演出ボタン12の操作時点までの間に導入検出センサ44で検出された遊技球数(すなわち球導入路35へ流下した遊技球数)Paと、遊技開始から演出ボタン12の操作時点までの間に入賞誘導路36や一般誘導路98へ流下した遊技球数との割合の分数表示(具体的には、P11/Pa,P12/Pa,P13/Pa)であってもよい。
また、上皿ユニット11に3つの演出ボタン12を横に並べて設け(図1参照)、演出ボタン12の操作により、遊技球数を表示する動作にゲーム性を持たせてもよい。例えば、各演出ボタン12と各誘導路36,98とを1対1に対応させ、3つの誘導路36,98のうち遊技球が最も多く流下した誘導路に対応する演出ボタン12を操作した場合にのみ、変動表示装置23に各誘導路36,98に流下した遊技球数(あるいは遊技球数に基づいて算出された前記分数表示)を表示できるようにしてもよい。具体的には、センターケース22の中央に位置する入賞誘導路36に誘導された遊技球の数が他の一般誘導路98に誘導された遊技球の数よりも多い場合に、遊技者が中央の演出ボタン12(すなわち入賞誘導路36に対応した演出ボタン12)を操作すれば、各誘導路36,98を流下した遊技球数を変動表示装置23へ表示し、左右何れかの演出ボタン12(すなわち入賞誘導路36に対応した演出ボタン12とは異なる演出ボタン12)を操作すれば、変動表示装置23に前記遊技球数を表示しないようにしてもよい。あるいは、例えば、変動表示ゲームにおける大当たり態様の終了後に、遊技者に3つの演出ボタン12を任意順で操作させ、この操作順が各演出ボタン12に対応する誘導路36,98で検出された遊技球数の多い順と合致していた場合に、変動表示装置23に前記遊技球数を表示するように構成してもよい。これらのように演出ボタン12の操作でゲームを行えれば、遊技者がさらに楽しめて好適である。
上記した各実施形態においては、センターケース22の下方に配置された入賞部として始動入賞口25を例示したが、本発明はこれに限定されず、遊技球が入賞可能な入賞具であればどのようなものでもよい。また、センターケース22に設けた各センサ(導入検出センサ44,誘導検出センサ58,第1誘導検出センサ83,第2誘導検出センサ86,入賞誘導検出センサ102,一般誘導検出センサ105)から出力された信号は、遊技球のカウントのみに利用されるが、パチンコ遊技機1における他の動作に利用してもよい。例えば、各センサからの信号に基づいて賞球を排出するように構成してもよい。
そして、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技盤の前面に遊技領域を区画形成し、該遊技領域にセンターケースを備え、該センターケースの下方に入賞部を配置した遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の正面図である。 センターケースの概略図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図である。 (a)はステージ部の断面図、(b)は入賞誘導状態判別ランクを示す表、(c)は変動表示装置における報知の一例を説明する概略図である。 起立壁を備えたステージ部の説明図であり、(a)は正面図、(b)は断面図である。 第2実施形態におけるステージ部の概略図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 第3実施形態におけるステージ部の概略図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 第3実施形態における変動表示装置の表示例である。 (a)は第4実施形態におけるステージ部の斜視図、(b)は第4実施形態における変動表示装置の表示例である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
5 遊技盤
12 演出ボタン
20 遊技領域
22 センターケース
23 変動表示装置
25 始動入賞口
34 ステージ部
35 球導入路
36 入賞誘導路
44 導入検出センサ
47 入賞誘導口
51 球放出部
53 後方案内部
57 誘導連通路
58 誘導検出センサ
60 発光装置
62 起立壁
63 放出通過口
66 第1ステージ
67 第2ステージ
70 第1放出部
72 球案内溝
76 第2放出部
77 球移動規制突起
78 後方案内部
81 球転動溝
82 第1誘導連通路
83 第1誘導検出センサ
85 第2誘導連通路
86 第2誘導検出センサ
90 球移動阻止壁
93 中央案内部
94 中央連通口
95 側方案内部
96 側方連通口
98 一般誘導路
99 一般誘導口
101 入賞誘導連通路
102 入賞誘導検出センサ
104 一般誘導連通路
105 一般誘導検出センサ

Claims (1)

  1. 遊技盤の前面に遊技領域を区画形成し、該遊技領域にセンターケースを備え、該センターケースの下方に入賞部を配置した遊技機において、
    前記センターケースは、上面に遊技球を転動可能なステージ部と、遊技領域を流下する遊技球をステージ部上へ導入する球導入路と、ステージ部の下方に設けられた入賞誘導路および一般誘導路と、を備え、
    前記ステージ部は、
    当該ステージ部の前側に配置された第1ステージと、
    前記球導入路を流下してきた遊技球を転動可能であり、当該ステージ部の後側に配置された第2ステージと、
    前記第1ステージと前記第2ステージとの間における遊技球の移動を阻止する球移動阻止壁と、
    前記第2ステージ上を転動する遊技球を前記入賞誘導路に向けて前記第2ステージの後方から案内可能な入賞誘導連通路と、
    前記第2ステージ上を転動する遊技球を前記一般誘導路に向けて前記第2ステージの後方から案内可能な一般誘導連通路と、
    を備え、
    前記入賞誘導路は、前記入賞誘導連通路に案内された遊技球を前記入賞部の直上へ誘導可能に形成され、
    前記一般誘導路は、前記一般誘導連通路に案内された遊技球を前記入賞部の直上から外れた位置へ誘導可能に形成され、
    前記入賞誘導連通路には、当該入賞誘導連通路を通って前記入賞誘導路へ流下する遊技球を検出可能な入賞誘導検出手段を設け、
    前記一般誘導連通路には、当該一般誘導連通路を通って前記一般誘導路へ流下する遊技球を検出可能な一般誘導検出手段を設け、
    前記入賞誘導検出手段で検出された遊技球数と、前記一般誘導検出手段で検出された遊技球数との割合を報知する誘導割合報知手段を備えたことを特徴とする遊技機。
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