JP5024578B2 - 非スクロース物質の結晶化方法 - Google Patents

非スクロース物質の結晶化方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5024578B2
JP5024578B2 JP2001556809A JP2001556809A JP5024578B2 JP 5024578 B2 JP5024578 B2 JP 5024578B2 JP 2001556809 A JP2001556809 A JP 2001556809A JP 2001556809 A JP2001556809 A JP 2001556809A JP 5024578 B2 JP5024578 B2 JP 5024578B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystallization
solution
betaine
seeding
crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001556809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003521527A (ja
Inventor
エリクソン,クリスチャン
ヌルミ,ユハ
ヴィルタネン,ユコ
Original Assignee
ダニスコ エイ/エス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダニスコ エイ/エス filed Critical ダニスコ エイ/エス
Publication of JP2003521527A publication Critical patent/JP2003521527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5024578B2 publication Critical patent/JP5024578B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D9/00Crystallisation
    • B01D9/02Crystallisation from solutions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C13SUGAR INDUSTRY
    • C13BPRODUCTION OF SUCROSE; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • C13B30/00Crystallisation; Crystallising apparatus; Separating crystals from mother liquors ; Evaporating or boiling sugar juice
    • C13B30/02Crystallisation; Crystallising apparatus
    • C13B30/026Discontinuous processes or apparatus therefor
    • C13B30/027Discontinuous processes or apparatus therefor combined with measuring instruments for effecting control of the process
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B63/00Purification; Separation; Stabilisation; Use of additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C227/00Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C227/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C227/40Separation; Purification
    • C07C227/42Crystallisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C229/00Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C229/02Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton
    • C07C229/04Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and saturated
    • C07C229/06Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and saturated having only one amino and one carboxyl group bound to the carbon skeleton
    • C07C229/10Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and saturated having only one amino and one carboxyl group bound to the carbon skeleton the nitrogen atom of the amino group being further bound to acyclic carbon atoms or to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D201/00Preparation, separation, purification or stabilisation of unsubstituted lactams
    • C07D201/16Separation or purification
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C13SUGAR INDUSTRY
    • C13BPRODUCTION OF SUCROSE; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • C13B30/00Crystallisation; Crystallising apparatus; Separating crystals from mother liquors ; Evaporating or boiling sugar juice
    • C13B30/02Crystallisation; Crystallising apparatus
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B7/00Single-crystal growth from solutions using solvents which are liquid at normal temperature, e.g. aqueous solutions

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Description

【0001】
本発明は、狭い準安定過飽和領域を有する物質の結晶化方法に関するものである。本発明はとりわけ、良好な結晶収率並びに均質な結晶構造及び狭い結晶寸法分布を有する結晶生成物を与える、このような化合物の制御された結晶化に関するものである。
【0002】
本発明は、従来、結晶化のための明確なモデルが知られておらず、それ故、しばしば、非常に制御されない方法で結晶化される物質の結晶化を制御するために有用である。本発明はとりわけ、ベタイン、塩化カリウム、塩化アンモニウムなどのような、狭い準安定過飽和領域を有する化合物の結晶化において適合される。
【0003】
普通の砂糖又はスクロースは、産業において最も一般的に結晶化された化合物の一つであり、そしてスクロースの結晶化のためのモデル及び自動化技術を開発するために、多大の労力が投入された。別々に又は互いに絡み合った組み合わせにおいて結晶化プロセスに影響を及ぼす多数のパラメーターが存在することは、この分野で周知である。
【0004】
結晶化の二つの基本工程は、結晶種の形成(核形成)及び結晶成長である。殆どの工業プロセスにおいて、結晶化は主に結晶成長に基づいている。結晶化に関する最新技術は、例えば、1995年に英国,サフォーク(Suffolk) のブラッキーアカデミックプロフェッショナル(Blackie Academic Professional) 社から出版された、マスロウチ,エム.(Mathlouthi,M.) 及びライサー,ピー.(Reiser,P.) (編集者)による「スクロース,性質及び用途(Sucrose,Properties and Applications) 」の第49頁以降に記載されている。この文献は、核形成及び結晶成長の両方に対する結晶化機構を説明している。スクロースの工業的結晶化に関して、前記文献は、例えば、前記溶液を核形成領域、すなわち、自発的な核形成が容易に起こる領域まで濃縮することは避けなければならない(第58頁);制御されない数の種の生成は避けなければならない(第59頁);及び前記結晶化は、核形成領域及び飽和曲線に接近し過ぎない準安定領域にて行われるべきである(第60頁ないし第61頁及び第63頁ないし第64頁)と述べている。
【0005】
前記準安定領域は、結晶が既に存在する場合のみ、自発的結晶形成が溶液中で起こる領域である。スクロースの結晶化は、それ故、前記準安定領域内で好適に行われる。スクロースは、殆どの有機化合物、とりわけ炭水化物と同様、充分に広い準安定領域を有する化合物なので、前記領域内の適するシーディングポイントを選択するために、そして更に前記領域内の結晶化の進行を制御するために、結晶化装置において、過飽和度を監視することが可能である。
【0006】
自発的又は積極的シーディング及びその後の冷却により、高い粘度及び過飽和度を有する溶液から有機化合物を結晶化させる方法は、同一出願人によるWO刊行物第9627029号に記載されている。前記発明は、如何なる重大な意味を持つ結晶成長をも有しない結晶化を提供することを目的としている。
【0007】
前記溶液のシーディングは、溶液内に導入された種が、実質的な結晶成長が主に起こる核形成中心を提供するので、結晶化において通常用いられる。前記溶液内への多量の種の投与は、自発的核形成を最小化し、そして、均質な構造及び狭い結晶寸法分布を伴う高い結晶収率を得る結果になる。
【0008】
スクロース溶液のシーディングは、スクロースの結晶化において使用される通常の制御技術の一部を形成する。スクロース溶液のシーディングのための技術を述べている刊行物は、例えば、マドセン,アール.エフ.(Madsen,R.F.) により、1976年,ブリティッシュシュガー株式会社(British Sugar Corp.) ,第23回技術報告にて提出されたレポート「真空パン自動化及び製糖所コンピューター制御」であり、ここに、パン中の白下(massecuite)がシーディングのための正当な状態を有するかどうかを測定する手段が記載されている。この手段は電気伝導度,レオロジー又は屈折率の測定を含む;DE19535017は、1.2ないし1.3の過飽和度が得られるまでスクロース溶液を冷却し、その後、前記スクロース溶液内に気泡を導入することについて述べている;SU798565は、別の冷却された循環チューブ内での自発的結晶形成を監視し、そして、前記チューブ及び対照チューブを通過する光に関して観察される差に基づいて準安定領域内のスクロース溶液をシードすることを述べている。前記冷却されたチューブ内での結晶形成は、何らかの自発的な結晶化が実際のクリスタライザー中で起こる3分ないし10分前に開始する。
【0009】
先行技術において、スクロース以外の化合物、すなわち非スクロース化合物のシーディングを如何に制御すべきかに関する記述は殆ど見出されない。幾つかの非スクロース化合物は、その核形成及び結晶化挙動においてスクロースに類似し得るが、幾つかの他のものは非常に異なる挙動をすることが示されている。非スクロース化合物の結晶化をどのように制御すべきであるかは、当業者にも明らかでない。
【0010】
スクロース溶液にシードするための前記技術は自然に、むしろ広い準安定領域内で前記溶液を上手くシードする必要性を考慮に入れる。狭い準安定領域を持つ化合物に対して、前記シーディング及びその後の結晶化は、殆どの場合、飽和度が準安定領域に達したことを示す尺度は、過大な自発的シーディングが起こる前にシードすることを可能にする程には充分正確でないので、制御することがより一層困難である。前記溶液は、純度,濃度,密度,粘度,伝導度,沸点上昇,屈折率等のパラメーターについて分析され且つ監視され得る。これらのパラメーターは、前記溶液が飽和に近づきつつ有り、それ故、正確なシーディングポイントに近づきつつ有るときを示す。しかしながら、狭い準安定領域を持つ化合物に対して、これら周知のパラメーターの監視は、正確なシーディングポイントの予測を可能にするための充分正確な情報を与えることは見出されなかった。多くの場合、装置のキャリブレーション精度は充分正確ではなく、そして前記結晶化パラメーターはバッチ毎に変化し、その結果、これらパラメーターに基づくシーディングポイントの予測決定は、不可能では無いとしても困難である。この様な場合の好ましいシーディングは、作業者による非常な熟練及び装置に関する経験を必要とする。
【0011】
不正確なシーディングの結果、得られる結晶は構造的に不均質でありがちで、そして母液からの前記結晶の分離を困難にする広い結晶寸法分布を持ち得る。均質でない寸法分布はまた、不良な最終結晶品質を持つ製品を与える。結晶寸法分布は、さらさら感,吸湿性,嵩密度等のような製品パラメーターに影響を及ぼす。
【0012】
本発明は、狭い準安定領域を有する物質の結晶化制御の問題を克服するために努力する。
【0013】
本発明は、非スクロース化合物のシーディングを制御する手段を提供する。本発明はとりわけ、狭い準安定過飽和領域を有する非スクロース化合物のシーディングを制御するために適合されている。
【0014】
本発明は、本明細書中にそれ自体取り込まれている添付された請求項に定義されている。本発明は、狭い準安定過飽和領域を有する物質の結晶化方法において、前記物質の溶液の飽和度が徐々に増大され、そして前記溶液が結晶化のためにシードされる方法に関するものである。本発明は、シーディングが、前記方法から受信された差し迫っている又は初期の自発的核形成を示す信号に対応して選択されるシーディングポイントにて行われ、前記シーディングは該シーディングにより提供された核の周辺の結晶成長に基づく制御された結晶化を開始し、且つ均一な結晶構造及び狭い結晶寸法分布を有する結晶状生成物の生成を可能にすることを特徴とする。
【0015】
シーディング後の結晶化は慣用の方法により監視され得るか、又は結晶化すべき物質により要求される所定条件を与えられ得る。この様な結晶化条件は当業者により容易に選択され、そしてそれらは本発明の一部を形成しない。
【0016】
本記載及び請求項において、用語”狭い準安定領域”は、自発的核形成又は結晶形成を起こすことが無い飽和状態が非常に狭い状態で溶液が存在することができる領域を意味する。本発明の結晶化すべき物質は、それ故、次式:
s=[Q* x/(100−x)]/[Q* L/(100−L)];
s=x/(100−x)* (100−L)/L
〔式中、
Q=乾燥物質%としての前記溶液の純度
x=全質量に対する質量%として与えられる、母液の乾燥物質含有率
L=純度Qにおける質量%として与えられる溶解度〕
のように計算される過飽和(群)が1.0であるか又は1.0に近い過飽和において前記方法の結晶化条件で結晶化するものである。
【0017】
この様な化合物の例は、塩化カリウム及び塩化アンモニウム、無水又は1水和物の形態のベタイン、塩酸ベタインのような塩である。狭い準安定過飽和領域を有する本発明の好ましい非スクロース化合物はベタインである。
【0018】
ベタインの結晶化は、アメリカ合衆国特許第4359430号及び上述のWO刊行物第9627029号に先行技術として記載された。ベタイン溶液のシーディングは、実験的試行により経験を獲得し、従って、自分達の結晶化装置を熟知した作業者により、伝統的に行われてきた。
【0019】
本発明における用語”シーディングポイント”は、前記溶液の積極的なシーディングが行われる時点を示す。
【0020】
用語”制御された結晶化”は、前記結晶化が温度,液体供給量,真空度等の様な結晶化パラメーターの通常の監視下に、再現可能で且つ予測可能な線に沿って進行することを示すために使用される。
【0021】
本発明の結果として、溶液中の結晶は均質な結晶化条件下で成長を開始し、従って、”均質な結晶構造”を有する。これは、例えば、同一物質の異なる結晶形態の生産の可能性が存在するとき、本発明に基づいて生産された結晶は殆ど同一結晶形態を有することを意味する。前記結晶はシーディングにより生じた核の周囲に成長するので、得られる生成物もまた狭い結晶寸法分布を有し、これはそれ故、前記結晶の好ましい回収のため及び大変さらさらとした均質な結晶生成物を与えるために重要である。
【0022】
用語”狭い結晶寸法分布”は、前記生成物が、平均して並びに如何なる微粉及び過大寸法の塊をも除去した後に、狭い範囲内に多くの比率の前記結晶を有することを意味すると受け取るべきである。結晶寸法分布は、結晶収量物の品質を示すために多く使用されるパラメーターである。それは、標準的な方法により、ふるい分け試験の結果から決定される。最も一般的に使用される計算方法は、ICUMSA〔砂糖分析の均質法のための国際委員会(International Commission for Uniform Methods of Sugar Analysis)〕により採用された、いわゆるパワーズ法(Powers method) である。平均結晶寸法及び変動係数(Coefficient of Variation;CV)は、寸法分画の累積重量パーセンテージから計算される。前記CVは、次式:
CV=100x(a16%−a84%)/2/a50%
(式中、”a”は所定の値の開口を示す)
のように、累積パーセンテージ84%及び16%に対応する2種の開口部の算術平均を計算し、次いで50%における開口部で割って算出される。
【0023】
前記シーディングは、スラリー,粉末,気泡,超音波等を導入することにより行われ得る。その種は生成物と同一結晶物質であってもよく、又は前記シーディングは、それ自身周知の他の手段により行われてもよい。
【0024】
本発明の好ましい態様において、前記シーディングにより開始される制御された結晶化は、平均して0.25mmを越え、好ましくは0.35mmないし1.0mmである結晶寸法を有する結晶を与える。
【0025】
本発明の操作において、前記溶液の熟成が監視され、その結果、シーディングを行うべき正確且つ臨界的な点を正しく検出することができる。
【0026】
従って、前記溶液がシーディングのための熟成状態にある、すなわち、前記飽和が準安定領域に入っていることを示す信号を検出するために、前記溶液は監視される。前記物質は非常に狭い準安定領域を有するので、前記シーディングポイントは大変重大で、スクロースに対して使用されるような過飽和を測定するための通常の手段は一般的に言って充分敏感でない。前記過飽和に対して通常監視するパラメーターは、勿論、前記溶液がシーディングポイントに接近しつつあることを示すために使用され得る。このようなパラメーターは、密度,粘度,稠度,伝導度,屈折率,沸点上昇等から選択され得る。これらの伝統的な手段に基づいてのみ前記シーディングを行う試みが成されるとき、前記シーディングは十中八九不成功であり、種が溶解するか、又は自発的なシーディングが起こっている。その結果はあたかも、シーディングが行われなかったように結晶化が進行する。
【0027】
本発明に基づいて、前記溶液の熟成、すなわち、自発的核形成が差し迫っているか、又は丁度開始されたことを示す信号は、光学的、音波的、化学的、物理的、物理化学的及び/又は電気的手段により検出され得る。
【0028】
前記信号は、好ましくは、前記溶液中の最初の自発的核形成の観察として、視覚的手段により光学的に検出され、そして前記シーディングは、この信号に応答して即座に行われる。
【0029】
前記視覚的観察は、顕微鏡を用いて行われ得る。しかしながら、溶液中の固体粒子を検出し得る光電池又は別の装置により、それを自動的に記録することも可能である。
【0030】
前記信号は、都合良くは、前記溶液の主要部分とは異なる物理的条件を与えられる前記溶液の一部分中にて検出され得る。それ故、前記溶液の一部分は、視覚的観察手段及び/又は濾過若しくは他の物理的手段により微小結晶を検出するための手段を備えたパイプに誘導され得る。
【0031】
前記信号はまた、自発的核形成が差し迫っている及び/又は開始される場合に、結晶化装置から発生する音又は他の振動の変化として音波的に検出され得る。前記音は、増幅され得及び/又は聴診器を用いて検出され得、そして前記音の小さな変化を感じ得るコンピューターに記録され得る。
【0032】
特別な状況、とりわけ、前記溶液中の物質の純度が非常に高く、95%以上、又はより好ましくは、98%ないし100%である場合、前記信号は前記溶液の温度勾配の変化として検出され得ることが見出された。この驚くべき特徴は、とりわけ、非常に高い純度を有する無水ベタインの場合に明らかである。
【0033】
本発明に基づいてシーディング及び結晶化すべき物質は、好ましくはベタイン、その塩又は誘導体、無機塩、又は狭い準安定過飽和領域を有する同様の結晶化可能な化合物である。代表的な物質は、ベタイン、塩酸ベタイン、塩化カリウム又は塩化アンモニウムである。
【0034】
好ましい結晶生成物は無水ベタイン又はベタイン1水和物であり、それ等の溶液は無水ベタイン又はベタイン1水和物の結晶を用いてシードされる。
【0035】
微粉及び過大寸法の塊を普通に除去した後、無水ベタインの平均結晶寸法は好ましくは0.4mmないし0.5mmであり、そしてベタイン1水和物の平均寸法は通常僅かに大きく、0.4mmないし0.7mmである。
【0036】
結晶収量物の寸法分布は前記結晶の平均寸法に依存し、従って、絶対的な数値を与えることができない。しかしながら、狭い寸法分布に対する変動係数(CV)は、通常40%以下、好ましくは30%以下である。0.4mmないし0.5mmの平均寸法を有する結晶に対して、本発明のシーディングに伴って、25%(CV)までもの低い寸法分布を得ることができる。不良な結晶寸法分布において、CVは約40%以上であり、そして恐らく50%以上でさえあり得る。
【0037】
本発明の結晶化方法は、蒸発結晶化又は冷却結晶化であってよい。それは好ましくはバッチプロセスであるが、しかし、本発明は都合良くは、連続的結晶化の開始において使用される。
【0038】
本発明のシーディングポイントは、好ましくは、最初の自発的結晶化が検出された直後にシーディングを行うように選択される。しかしながら、例えば、前記溶液の温度勾配の変化により、又は、前記溶液の別の部分における核形成により、差し迫っている自発的核形成が検出されたとき、前記信号と前記シーディングポイントと間に間隔を設けてもよい。
【0039】
本発明の蒸発結晶化において、結晶化すべき非スクロース物質の不飽和溶液が、パンの熱交換要素を覆うために必要な高さにより通常定義される予め決定されたレベルに達するまで、真空パン内に供給される。
【0040】
代表的な沸騰シーケンスにおいて、パン中のレベルはゼロから所定の点まで上昇し、そして密度は通常この段階で、前記供給溶液の不飽和条件に相当する。
【0041】
真空及び熱が前記パンに適用されるとき、不飽和溶液の溶媒水は蒸発し、そして前記溶液の密度は経時的に増加し、そして前記パン中のレベルは通常、不飽和溶液の追加供給により、前記の所定レベルに維持される。前記溶液の濃度は飽和まで増加し続ける。前記濃度が飽和に近い所定値に達したとき、溶液(liquor)の供給は好ましくは停止し、そして前記溶液は、シーディングが行われるべきであることを示す信号に対して監視される。
【0042】
前記溶液は、シーディングの前後に、冷却結晶化のために冷却クリスタライザーに移送されてよい。
【0043】
前記信号が検出されたとき、前記バッチはシードされる。その後、前記バッチは沸騰又は冷却の開始のために準備され、そして制御された結晶化が継続される。
【0044】
本発明の好ましい態様に基づいて、前記溶液のシーディングは、前記溶液中の最初の自発的結晶形成が検出された直後に行われる。好ましくは、シーディングは、自発的結晶形成が検出された直後に、小さな結晶のスラリー又は粉末を添加することにより行われる。顕微鏡による視覚的観察はしばしば最も好ましいが、しかし、以下に記載したように、観察の自動化手段も存在する。
【0045】
幾つかの場合、前記シーディングと前記積極的な結晶化段階の開始との間に、予め決定された時間間隔が存在し得るけれども、沸騰又は冷却は通常、シーディングの直後に実質的に開始する。
【0046】
結晶化の間の飽和条件は、結晶の最適な成長をシーディングにより作られた核の周囲にのみ可能とするために観察されるべきである。結晶がその最終寸法に成長したとき、前記沸騰又は冷却停止の準備が整い、前記クリスタライザーが空にされる。
【0047】
結晶化は一定飽和レベル以上でのみ起こるので、幾つかの化合物は母液中に残留し、それ故、1回又は2回以上、前記母液に対する結晶化を繰り返すのが好ましい。
【0048】
本発明はとりわけ、シロップ中の不純物量が毎回増加する複数回の結晶化を行うために大変適合している。溶液中の増加する不純物にも係わらず、本発明に従って正確なシーディングポイントが検出され、その結果得られるものは、本発明を使用することなく得られる生成物よりも良好な性質の生成物である。
【0049】
以下に、幾つかの実施例に言及することにより、本発明を説明する。
【0050】
実施例1:ベタイン沸騰バッチの手動シーディング−蒸発結晶化,工業級品質
純度89%ベタイン/乾燥物質(ds)の工業級品質のベタイン供給液(liquor)を用いて結晶化を行った。カランドリアを覆うまでのジュース導入を用いて、本方法を開始した。前記溶液の濃度は高まり、そして追加液を前記パンに供給した。屈折計が飽和が近づいたことを示すまで、−0.77bar(−78kPa)の真空度で、スチームの一定供給と共に、前記濃縮を継続した。液の供給を停止した。作業者は、前記パンの側面ガラス窓に適用される顕微鏡を通して、前記溶液の変化を観察し始めた。最初の自発的結晶化が観察されたとき、微粉砕された種結晶を含むスラリーを用いて、前記パンに即座にシードした。前記溶液の温度は98.8℃であり、そして乾燥物質含有率は77.7%(w/w)であった。
【0051】
シーディング後、全パン30m3 までの沸騰のために前記ジュース導入を再び開始した。最後の白下を排出し、そして遠心した。結晶を乾燥し、冷却し、塊を除去するためにふるい分けし、そして最後に包装した。
【0052】
ベタイン無水製品の結晶寸法をふるい分けにより決定した。前記結晶の平均寸法は0.45mmであり、結晶寸法分布は25%(CV)であった。
【0053】
実施例2:屈折計によるベタイン沸騰バッチの自動シーディング−蒸発結晶化,純粋ベタイン
高純度(>99%ベタイン/乾燥物質)のベタイン供給液を用いて結晶化を行った。前記供給液及びスチームを同一レベルに保持しながら、そして−0.78bar(−79kPa)の真空度で、異なる供給液を用い、同一パンを使用し、そして同一装置を用いて、実施例1に記載された方法を複数回繰り返した。純粋ベタイン溶液の屈折率を連続的に観察し、そして最初の自発的結晶の出現における値は、全ての場合において、75.8%ブリックス(Brix)度であることを見出した。この値は、前記パンに対する設定値として採用された。
【0054】
その後、先にカランドリアを覆うまでのジュース導入を用いたように、沸騰を開始した。コンピューターに結合した屈折計により屈折率を連続的且つ自動的に監視しながら、前記溶液の濃度を高めた。この濃縮を、−0.78bar(−79kPa)の真空度で、スチームの一定供給と共に継続した。屈折計の値が設定値近傍に達したとき、液の供給を停止した。75.8%ブリックス度の設定値に達したとき、微粉砕された種結晶を含むスラリーを用いて、前記パンを自動的にシードした。温度は97.2℃であった。
【0055】
実施例1に記載されたように、次いで全パンまでの沸騰を継続し、そして最後の白下を排出し、そして遠心した。結晶を乾燥し、冷却し、微粉及び塊を除去するためにふるい分けし、そして最後に包装した。
【0056】
ベタイン無水製品の結晶寸法は0.42mmであり、結晶寸法分布は26%(CV)であった。
【0057】
実施例3:温度によるベタイン沸騰バッチの自動シーディング−蒸発結晶化,純粋ベタイン
高純度(>99%ベタイン/乾燥物質)のベタイン供給液を用いて結晶化を行った。異なるパン中で、そして僅かに変化した液及びスチームの供給を用いて、実施例1に記載された方法を複数回繰り返した。真空度を−0.78bar(−79kPa)に保持した。最初の自発的結晶の出現まで溶液の濃度が高まる間、純粋ベタイン溶液の温度を連続的に観察した。最初の自発的結晶形成が前記顕微鏡中で観察される直前、前記温度は、繰り返しそして再現的に97.2℃で上昇を停止するのが確認された。温度勾配におけるこの変化は、差し迫っている自発的核形成を示すことが見出され、そして問題の真空のための設定値として採用された。
【0058】
その後、先にカランドリアを覆うまでのジュース導入を用いたように、沸騰を開始した。コンピューターに結合した温度計により温度を連続的且つ自動的に監視しながら、前記溶液の濃度を高めた。この濃縮を、−0.78bar(−79kPa)の真空度で、一定供給のスチームと共に継続した。温度計の読みが設定値近傍に達したときでさえ、液の供給を継続した。前記温度が97.2℃で上昇を停止したとき、60秒遅延させた後、前記パンを自動的にシードした。
【0059】
実施例1に記載されたように、次いで全パンまでの沸騰を継続し、そして最後の白下を排出し、そして遠心した。結晶を乾燥し、冷却し、微粉及び塊を除去するためにふるい分けし、そして最後に包装した。
【0060】
ベタイン無水製品の結晶寸法は0.43mmであり、結晶寸法分布は26%(CV)であった。
【0061】
実施例4:ベタイン沸騰バッチの手動シーディング−冷却結晶化,工業級品質
純度88%ベタイン/乾燥物質の工業級品質のベタイン供給液を用いて結晶化を行った。カランドリアを覆うまでのジュース導入を用いて、パン内で本方法を開始した。次いで、全パン30m3 までの連続的なジュース導入の下で、蒸発により前記溶液を濃縮した。75.1%(w/w)の濃度で、前記液体を、約93℃の温度で冷却クリスタライザー内に排出した。
【0062】
冷却を開始し、そして作業者は、前記クリスタライザーの側面ガラス窓の顕微鏡を通して、前記溶液の変化を観察し始めた。最初の自発的結晶化が観察されたとき、種結晶のスラリーを用いて、前記クリスタライザーを即座にシードした。前記温度は82.3℃であった。
【0063】
シーディング後、遠心のために最適な結晶含有率に白下を冷却した。最後の白下を排出し、そして遠心した。結晶を乾燥し、冷却し、ふるい分けし、そして最後に包装した。ベタイン1水和物製品の結晶寸法は0.5mmであり、結晶寸法分布は32%(CV)であった。
【0064】
実施例5:温度による塩化カリウム沸騰バッチの自動シーディング−蒸発結晶化,純粋塩化カリウム
純度100%の塩化カリウム供給液を用いて結晶化を行った。この溶液を、カランドリアを覆うレベルを一定に保持し、そして約80℃の温度で前記溶液の濃度を高めながら、バッチ蒸発パン内に連続的に供給した。真空度を調節することにより、前記溶液の温度を一定値に保持した。
【0065】
前記溶液の濃度を屈折計により監視し、そして該濃度が飽和値に接近するまで上昇したとき、液の供給を停止し、そしてスチーム及び真空を一定値に保持する。温度が上昇し始め、そして温度プロフィールが変化を示すとき、微粉砕された塩化カリウム結晶を用いて、前記溶液を30秒後にシードする。前記シーディングポイントにおける過飽和度は1.00であり、そして濃度は33.9質量%である。
【0066】
シーディング後、前記ジュース導入を、パンのレベルを上昇させ且つ結晶寸法を増大させるため、全パン30m3 までの沸騰のために再び開始する。最後の白下は乾燥物質換算で65%の濃度に達し、そしてこの塊を排出し、遠心する。結晶を乾燥し、冷却し、そしてふるい分けする。結晶収率は、良好な均一寸法の塩化カリウム結晶72%である。
【0067】
実施例6:塩化アンモニウム沸騰バッチの手動シーディング−冷却結晶化,工業級品質
工業級品質の純度95%NH4 Cl/乾燥物質の水性塩化アンモニウム供給液を用いて結晶化を行った。カランドリアを覆うまでのジュース導入を用いて、本方法を開始する。次いで、加圧下及び約85℃の温度で前記溶液の濃度を高めるために蒸発を開始する。濃縮及びジュース導入を全パン30m3 まで継続する。40.8質量%の濃度で、前記液体を、85℃の温度でバッチ冷却クリスタライザー内に排出する。
【0068】
この溶液を約2℃ないし3℃の温度勾配にて冷却する。前記溶液の一部は、前記クリスタライザー本体より0.05℃低い温度に冷却された循環ラインを通って連続的に循環される。光電池及び光源を前記ラインの透明部分に接続する。前記光電池が前記循環ライン中の最初の自発的結晶化の情報を記録したとき、赤ランプが点灯し、そして作業者は、顕微鏡を通して前記溶液を注意深く観察し始める。前記溶液の本体中に前記最初の自発的核形成が検出されるやいなや、前記クリスタライザーは、微粉砕されたNH4 Cl結晶のスラリーを用いてシードされる。シーディングにおける温度は85℃であり、そして過飽和度は1.00である。
【0069】
シーディング後、遠心のために最適な結晶含有率を与えるために、前記白下を20℃に冷却する。最後の白下を排出し、遠心する。33%の結晶収量を乾燥し、冷却し、ふるい分けし、そして最後に包装する。塩化アンモニウム製品の平均結晶寸法は0.8mmである。

Claims (13)

  1. ベタイン、ベタイン塩酸塩、塩化カリウム又は塩化アンモニウムから選択される狭い準安定過飽和領域を有する物質の結晶化方法において、
    前記物質の溶液の飽和度が徐々に増大し、そして前記溶液が結晶化のためにシード(seed)される方法であって、
    前記溶液は自発的核生成が始まるのを検出するために監視されること、及び
    シーディング(seeding)は、前記方法から受信された初期の自発的核形成を示す信号として光学的に検出された最初の自発的結晶化の直後にて行われることを特徴とし
    前記シーディングは該シーディングにより提供された核の周辺の結晶成長に基づく制御された結晶化を開始し、且つ均一な結晶構造及び40%以下の変動係数(coefficient of variation)を有する狭い結晶寸法分布を有する結晶状生成物の生成を可能にするところの方法。
  2. 前記結晶寸法が、平均して0.25mmを越える、請求項1記載の方法。
  3. 前記信号が、前記溶液中の最初の自発的核形成の観察として、視覚的手段により光学的に検出される請求項記載の方法。
  4. 前記視覚的観察が顕微鏡を用いて行われるか、或いは溶液中の固体粒子を検出し得る光電池又は別の器具により記録される請求項記載の方法。
  5. 前記物質がベタインである請求項1記載の方法。
  6. 前記結晶生成物が無水ベタイン又はベタイン1水和物である請求項記載の方法。
  7. 前記溶液が無水ベタインの結晶又はベタイン1水和物の結晶を用いてシードされる請求項記載の方法。
  8. 前記ベタインが、乾燥物にて99%、又はそれより高いベタイン純度を有する純粋な無水ベタインとして結晶化される、請求項記載の方法。
  9. 前記信号が、前記溶液の主な部分と異なる物理的状態に置かれている前記溶液の一部から検出される請求項1ないしの何れか一項記載の方法。
  10. 前記結晶化が蒸発結晶化又は冷却結晶化を含む請求項1ないしの何れか一項記載の方法。
  11. 前記結晶化がバッチ結晶化又は連続的結晶化の開始である請求項10記載の方法。
  12. 前記結晶寸法が、平均して0.35mmないし1.0mmである請求項2記載の方法。
  13. 前記結晶寸法が、平均して0.4mmないし0.5mmである請求項2記載の方法。
JP2001556809A 2000-01-31 2001-01-16 非スクロース物質の結晶化方法 Expired - Lifetime JP5024578B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI20000197A FI122018B (fi) 2000-01-31 2000-01-31 Menetelmä betaiinin kiteyttämiseksi
FI20000197 2000-01-31
PCT/FI2001/000036 WO2001056956A1 (en) 2000-01-31 2001-01-16 A process for the crystallization of non-sucrose substances

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003521527A JP2003521527A (ja) 2003-07-15
JP5024578B2 true JP5024578B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=8557278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001556809A Expired - Lifetime JP5024578B2 (ja) 2000-01-31 2001-01-16 非スクロース物質の結晶化方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6821339B2 (ja)
EP (2) EP2292571A3 (ja)
JP (1) JP5024578B2 (ja)
AT (1) ATE509897T1 (ja)
AU (1) AU2853801A (ja)
CA (1) CA2398295C (ja)
DK (1) DK1252127T3 (ja)
ES (1) ES2365899T3 (ja)
FI (1) FI122018B (ja)
WO (1) WO2001056956A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60310923T2 (de) * 2002-05-31 2007-07-05 Accentus Plc Herstellung von kristallmaterialien mittels hochleistungsultraschall
FR2922890B1 (fr) * 2007-10-30 2009-12-18 Roquette Freres Procede d'evapocristallisation du maltitol.
DE102016101217A1 (de) 2016-01-25 2017-07-27 Bma Braunschweigische Maschinenbauanstalt Ag Verfahren zur Gewinnung von Kristallen aus einer Mutterlösung und dafür geeigneter Kristallisationsapparat
JP6746838B1 (ja) * 2019-12-10 2020-08-26 松谷化学工業株式会社 D−アロース結晶及びその製造方法
CN111440081B (zh) * 2020-04-09 2023-03-31 天津大学 一种制备粒度超均一的无水甜菜碱晶体的方法
CN111423334B (zh) * 2020-04-09 2022-12-06 天津大学 一种制备立方状无水甜菜碱晶体的方法
CN112321441B (zh) * 2020-10-14 2022-04-15 天津大学 一种增加无水甜菜碱片状晶体厚度的蒸发结晶方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1811870A1 (de) * 1968-11-29 1970-08-06 Siemens Ag Verfahren zum Eindampfen von Loesungen zwecks Gewinnung der geloesten Substanz in Kristallform

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SU425420A1 (ru) 1971-05-12 1982-08-30 Специальное Конструкторское Бюро Ордена Трудового Красного Знамени Института Кристаллографии Ан Ссср Способ выращивани кристаллов дигидрофосфата кали
SU798565A1 (ru) 1978-11-04 1981-01-23 Киевский Технологический Институтпищевой Промышленности Способ и устройство контрол про-цЕССОВ КРиСТАллООбРАзОВАНи B CAXAP-НыХ уТфЕл Х
US4359430A (en) 1980-02-29 1982-11-16 Suomen Sokeri Osakeyhtio Betaine recovery process
GR73024B (ja) * 1980-02-29 1984-01-25 Suomen Sokeri Oy
US4504457A (en) * 1982-09-30 1985-03-12 Olin Corporation Continuous process for producing granular calcium hypochlorite particles
US4476248A (en) * 1983-02-28 1984-10-09 The Upjohn Company Crystallization of ibuprofen
FI97625C (fi) * 1995-03-01 1997-01-27 Xyrofin Oy Menetelmä ksyloosin kiteyttämiseksi vesiliuoksista
FI952065A0 (fi) 1995-03-01 1995-04-28 Xyrofin Oy Foerfarande foer tillvaratagande av en kristalliserbar organisk foerening
DE19535017C1 (de) 1995-09-21 1996-11-28 Braunschweigische Masch Bau Verfahren und Vorrichtung zur kontinuierlichen Herstellung von Impfkristallen
FI101980B1 (fi) 1997-05-05 1998-09-30 Xyrofin Oy Kiteytysmenetelmä

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1811870A1 (de) * 1968-11-29 1970-08-06 Siemens Ag Verfahren zum Eindampfen von Loesungen zwecks Gewinnung der geloesten Substanz in Kristallform

Also Published As

Publication number Publication date
US20030131784A1 (en) 2003-07-17
FI20000197A0 (fi) 2000-01-31
WO2001056956A1 (en) 2001-08-09
EP2292571A2 (en) 2011-03-09
US6821339B2 (en) 2004-11-23
EP1252127B1 (en) 2011-05-18
EP1252127A1 (en) 2002-10-30
ATE509897T1 (de) 2011-06-15
DK1252127T3 (da) 2011-08-15
FI20000197A (fi) 2001-08-01
EP2292571A3 (en) 2011-03-16
JP2003521527A (ja) 2003-07-15
AU2853801A (en) 2001-08-14
CA2398295C (en) 2011-03-29
FI122018B (fi) 2011-07-29
ES2365899T3 (es) 2011-10-13
CA2398295A1 (en) 2001-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4045463B2 (ja) 溶液からの有機化合物の回収方法
US6364914B1 (en) Method of crystallization with the particle size distribution being controlled
JP5024578B2 (ja) 非スクロース物質の結晶化方法
EP2778238B1 (en) Sugar crystallization control system and method
US10822666B2 (en) Method for obtaining crystals from a mother solution, and crystallization device suitable for this purpose
KR20090045070A (ko) 말티톨의 증발결정화 방법
US20060128953A1 (en) Crystal refining technologies by controlled crystallization
US20230295208A1 (en) D-allose crystal and production method thereof
US2315699A (en) Crystallization of sorbitol
Markande et al. Effect of initial dextrose concentration, seeding and cooling profile on the crystallization of dextrose monohydrate
CA1175821A (en) Process for continuous crystallization of alpha mono hydrate dextrose utilizing high agitation
Rozsa On-line monitoring and control of supersaturation and other massecuite parameters in vacuum pans: A control engineering approach
US6206977B1 (en) Method for crystallizing anhydrous fructose from its aqueous solutions
AU729185B2 (en) A process for the crystallization of lactitol
EP0173029A2 (en) Method for the programme control of the crystallization in a vacuum vessel
SU1452485A3 (ru) Способ непрерывного получени моногидрата декстрозы
JPH0333320B2 (ja)
El-Abdien et al. Design and evaluation of a full control program for sucrose crystallization based on soft sensor approach
JPH05111602A (ja) 晶析装置およびその方法
JPS5838160B2 (ja) pH調整によりフルクト−ス結晶収率を向上させる方法
KR0170405B1 (ko) 수용액으로부터 무수 프룩토스를 결정화시키는 방법
Polanco Assessment of target purity difference for a Louisiana sugar mill
US1658998A (en) Process of making grape sugar
RU2105067C1 (ru) Способ кристаллизации сахара
Moor et al. Strategies to optimise continuous pan performance.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100804

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101104

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110601

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110901

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120509

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120606

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5024578

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term