JP5024080B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置本体から引き出された支持部材に対してカートリッジを着脱可能に構成した画像形成装置に関する。
従来、複数の現像装置を配列して支持する支持部材を装置本体から水平方向に引き出し、この支持部材から現像装置を上下方向に着脱することで現像装置の交換を可能とした画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。このような画像形成装置は、複数の現像装置を支持する重い支持部材を上下方向に平行移動させる構成や、装置本体から現像装置を個別に着脱する構成などと比較して、現像装置交換時の作業性に優れている。
特開2003−15378号公報 特開2003−287992号公報
ところで、前記した現像装置を交換する構成は、現像装置と別に設けられた感光体ドラムが、現像装置、具体的には現像カートリッジや現像剤カートリッジの上方に配置された画像形成装置では、上方の感光体ドラムが妨げとなるので採用することができない。
そこで、本発明は、カートリッジの上方に感光体ドラムを配置した場合であっても、引き出し可能な支持部材からカートリッジの着脱を容易に行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、並列配置された複数の感光体ドラムと、前記感光体ドラムの下方に配置され、少なくとも現像剤が収容される現像剤収容室を有する複数のカートリッジと、前記感光体ドラムおよび前記カートリッジを配列して支持し、前記感光体ドラムの配列方向において装置本体から引き出し可能な支持部材とを備え、前記カートリッジは、前記支持部材が装置本体から引き出された状態において、前記支持部材から前記感光体ドラムの軸方向に着脱可能に構成され、前記支持部材は、前記カートリッジの着脱方向に直交する壁に、前記配列方向に延びる上部および下部と、前記上部と前記下部と一体に形成され、前記上部と前記下部を繋ぐ複数の連結部とを有し、前記上部、前記下部および前記連結部で囲われた開口部は、前記複数のカートリッジのそれぞれに対応するように個別に設けられていることを特徴とする。
このように構成された画像形成装置によれば、感光体ドラムがカートリッジの上方に配置された構成において、支持部材が装置本体から引き出された状態において、支持部材から感光体ドラムの軸方向にカートリッジを着脱することができる。
本発明の画像形成装置によれば、カートリッジの上方に感光体ドラムを配置した場合であっても、感光体ドラムに妨げられることなく引き出し可能な支持部材からカートリッジの着脱を容易に行うことができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は画像形成装置の一例としてのカラープリンタの概略構成を示す断面図である。
ここで、以下の説明において、方向は、カラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側」、紙面に向かって右側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体の一部を構成する本体筐体2内に、用紙P(記録シート)を供給する給紙部3と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部4と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部5とを主に備えている。
本体筐体2の前側には、開閉可能なフロントカバー21が下方の回動軸を中心として前後に回動可能(図3参照)に設けられ、本体筐体2の上部には、本体筐体2から排出された用紙Pが蓄積される排紙トレイ22が設けられている。
本体筐体2内には、後述する各現像カートリッジ73の位置、詳細には現像ローラ74の位置を、感光体ドラム71と接触する接触位置(図1参照)と、感光体ドラム71から離間する退避位置(図3参照)とに切り替える切替部材23が設けられている。また、本体筐体2内には、後述する支持フレーム10を本体筐体2から引き出し可能に支持するサイドフレーム24が設けられている。切替部材23およびサイドフレーム24の詳細な構成については後述する。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に配置されており、本体筐体2に着脱可能に装着される給紙トレイ31と、給紙トレイ31から用紙Pを画像形成部4へ搬送する用紙供給機構32と、支持フレーム10の前側に設けられたレジストローラ33と、フロントカバー21に設けられ、レジストローラ33と対をなすレジストローラ34とを主に備えている。用紙供給機構32は、給紙ローラ、分離ローラ、分離パッド、紙粉取りローラ(符号省略)などを備え、給紙トレイ31内の用紙Pを一枚ずつ分離して上方のレジストローラ33,34に供給する。レジストローラ33,34に供給された用紙Pは、レジストローラ33,34でその先端が揃えられた後、上方の画像形成部4へ搬送される。
画像形成部4は、露光装置の一例としてのスキャナ部6と、プロセス部7と、転写部8と、定着部9とを主に備えている。
スキャナ部6は、本体筐体2の下部、詳細には給紙トレイ31とプロセス部7との間に配置されており、レーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズ、複数の反射鏡(符号省略)などを備えている。スキャナ部6では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応させてレーザ発光部から発光されるレーザ光が、それぞれ、プロセス部7の各感光体ドラム71に照射される。
プロセス部7は、スキャナ部6の上方、詳細にはスキャナ部6と転写部8の間に配置されており、支持部材の一例としての支持フレーム10と、4つの感光体ドラム71と、各感光体ドラム71に対向して配置される4つの帯電器72と、複数のカートリッジの一例としての4つの現像カートリッジ73とを主に備えている。
支持フレーム10は、感光体ドラム71、帯電器72および現像カートリッジ73を前後方向に配列して支持し、本体筐体2に対して感光体ドラム71の配列方向である前後方向に引き出し可能に装着されている。支持フレーム10の詳細な構成については後述する。
現像カートリッジ73は、各感光体ドラム71の下方に配置されている。この現像カートリッジ73は、外枠を構成する現像ケース73Aと、現像ケース73Aに回転可能に支持され、感光体ドラム71に接する現像ローラ74と、現像ケース73Aに回転可能に支持される供給ローラ75とを主に備え、現像剤収容室の一例としてのトナー収容室76を有している。各現像カートリッジ73は、トナー収容室76内に収容されるトナー(現像剤)の色が相違するのみであり、構成は同一である。
転写部8は、プロセス部7の上方に配置されており、駆動ローラ81と、従動ローラ82と、中間転写ベルト83と、4つの1次転写ローラ84と、フロントカバー21に設けられた2次転写ローラ85と、クリーニング部86とを主に備えている。
駆動ローラ81および従動ローラ82は、前後方向に離間して平行に配置され、その間に無端状の中間転写ベルト83が張り渡されている。中間転写ベルト83は、駆動ローラ81の回転駆動により、従動ローラ82とともに回転駆動される。
各1次転写ローラ84は、中間転写ベルト83の内側に配置され、中間転写ベルト83を挟持するように各感光体ドラム71の上方に対向して配置されている。また、2次転写ローラ85は、中間転写ベルト83を挟持するように駆動ローラ81の前側に対向して配置されている。1次転写ローラ84および2次転写ローラ85には、転写時に定電流制御によって転写バイアスが印加される。
クリーニング部86は、中間転写ベルト83の上方に配置され、中間転写ベルト83上に残留したトナーをクリーニングローラ86A,86Bで回収し、クリーニングローラ86A,86Bの前側に設けられたトナー貯留部86Cに回収したトナーを貯留するように構成されている。
定着部9は、中間転写ベルト83の前側上方に設けられ、加熱ローラ91と、加熱ローラ91と対向配置され加熱ローラ91を押圧する加圧ローラ92とを主に備えている。
排紙部5は、複数の搬送ローラ(符号省略)を備えている。定着部9から排出された用紙Pは、搬送ローラによって本体筐体2の外部に排出され、排紙トレイ22に蓄積される。
このように構成される画像形成部4では、まず、各感光体ドラム71の表面が、各帯電器72により一様に帯電された後、スキャナ部6から照射されるレーザ光により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光体ドラム71上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容室76内のトナーが、供給ローラ75の回転により現像ローラ74に供給されて現像ローラ74上に担持される。
現像ローラ74上に担持されたトナーは、現像ローラ74が感光体ドラム71に対向して接触するときに、感光体ドラム71上に形成された静電潜像に供給される。これにより、感光体ドラム71上でトナーが選択的に担持されて静電潜像が可視像化され、トナー像が形成される。各感光体ドラム71上に形成された各色のトナー像は、転写バイアスが印加された各1次転写ローラ84の作用により中間転写ベルト83上に順次重ね合わせて転写される。
中間転写ベルト83に転写されたトナー像は、画像形成部4に供給された用紙Pが中間転写ベルト83と2次転写ローラ85の間を通過するときに、転写バイアスが印加された2次転写ローラ85の作用により用紙P上に転写される。トナー像が転写された用紙Pは、定着部9に搬送されて、加熱ローラ91と加圧ローラ92との間を通過することでトナー像が熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Pは、排紙部5に設けられた一対の排紙ローラ(符号省略)によって本体筐体2の外部に排出されて排紙トレイ22上に蓄積される。
次に、本発明の特徴部分である現像カートリッジ73を着脱するための構成について説明する。図2は支持フレーム、感光体ドラムおよび現像カートリッジの斜視図であり、図3は現像ローラを感光体ドラムから離間した状態を示す図であり、図4は支持フレームを本体筐体から引き出した状態を示す図である。
図2に示すように、支持フレーム10は、感光体ドラム71や現像カートリッジ73などを収容する箱状の部材であり、前パネル10A、後パネル10B、左パネル10C、右パネル10Dおよび底面パネル10E(図3参照)から構成されている。
前パネル10Aには、レジストローラ33が配置されるとともに、外面に複数のリブ11が上下方向に沿って設けられている。この複数のリブ11は、前パネル10Aと用紙Pとの接触面積を減らすことで、上方へ搬送される用紙Pが前パネル10Aに貼りつくことを抑制する。
左パネル10Cおよび右パネル10Dは、各感光体ドラム71および各帯電器72を支持するものであり、各感光体ドラム71の回転軸71Aが挿通される貫通孔(符号省略)が設けられている。各感光体ドラム71の回転軸71Aは、左パネル10Cおよび右パネル10Dから外側に向かって突出している。
また、左パネル10Cおよび右パネル10Dの外面前寄りには外側に向かって延びる突起部12が設けられ、後側端部には後側に向かって延びるローラ取付部13が設けられている。このローラ取付部13には、外側に向かって突出する長円柱形状のガイド14と、回転可能なガイドローラ15とが前側からこの順に設けられている。
さらに、右パネル10Dには、支持フレーム10に装着された現像カートリッジ73を露出させる4つの開口部16が設けられている。現像カートリッジ73は、この開口部16から左右方向に着脱される。
底面パネル10Eの内面(上面)には、現像カートリッジ73が支持フレーム10に装着された状態で、各現像カートリッジ73のカートリッジ側案内部73Bと対面する4つのフレーム側案内部17が現像カートリッジ73の着脱方向である左右方向に沿って、それぞれ取り付けられている。
フレーム側案内部17は、樹脂製の部材であり、長手方向(図2の左右方向)の幅が、左パネル10Cの内面から右パネル10Dの開口部16の開口端までの寸法と略同じ寸法であり、この幅方向に延びて連続的に形成されている。フレーム側案内部17には、現像カートリッジ73のカートリッジ側案内部73Bと合致する断面形状(円弧状)を有する凹部が形成されている。
カートリッジ側案内部73Bは、左右方向に連続して一定断面(円形状)で延びる略円柱形状の部材であり、現像カートリッジ73が支持フレーム10に装着された状態における現像ケース73Aの下部前側に、現像ケース73Aと一体に設けられている。
このような構成によれば、現像カートリッジ73(現像ケース73A)を把持し、フレーム側案内部17の凹部に沿って左右方向(感光体ドラム71の軸方向)にカートリッジ側案内部73Bを摺動させることで、現像カートリッジ73を支持フレーム10に対して容易かつスムーズに着脱することができる。
図1および図3に示すように、切替部材23は、現像ローラ74の位置を、感光体ドラム71と接触する接触位置と、感光体ドラム71から離間する退避位置とに切り替える部材である。この切替部材23は、側面視略三角形状の板状に形成され、左右方向の幅がプロセス部7よりも小さいスキャナ部6の左右両側の本体筐体2内に、各現像カートリッジ73に対応して4対ずつ、現像カートリッジ73の下方に配置されている。切替部材23は、公知の回動機能により回動軸23Aを中心として本体筐体2に対して回動するように構成されている。
図1に示すように、画像形成動作時においては、切替部材23の頂部23Bが現像カートリッジ73の下部後ろ寄りに当接し、現像カートリッジ73を下方から押し上げている。これにより、現像カートリッジ73が、断面視円形状のカートリッジ側案内部73Bを回動中心として、初期位置から若干前側へ傾斜するので、現像ローラ74が前側へ相対的に移動して感光体ドラム71と接触する。
ここで、「初期位置」とは、画像形成動作時以外の現像カートリッジ73の位置(図3参照)をいう。
一方、図3に示すように、画像形成動作時以外(支持フレーム10の着脱時を含む)においては、公知の回動機構(図示せず)により切替部材23が時計回り(図3の矢印方向)に回動する。これにより、切替部材23の頂部23Bが現像カートリッジ73の下部から離間して現像カートリッジ73を押し上げなくなる。そうすると、現像カートリッジ73はその自重により、カートリッジ側案内部73Bを回動中心として、若干前側へ傾斜した位置から初期位置へ戻るので、現像ローラ74が後側へ相対的に移動して感光体ドラム71から離間する。なお、底面パネル10Eには、切替部材23の回動を妨げないように複数の開口部(符号省略)が形成されている。
このような切替部材23によれば、感光体ドラム71と現像ローラ74とを離間させることができるので、現像カートリッジ73を支持フレーム10に対して着脱するときに、感光体ドラム71や現像ローラ74の表面の損傷を抑制することができる。
また、切替部材23を、感光体ドラム71の下方に設けられた現像カートリッジ73の下方に配置したので、下方から現像カートリッジ73を押し上げることで現像ローラ74と感光体ドラム71とを容易に接触させることができ、押し上げ(付勢)を解除することで現像カートリッジ73の自重により容易に離間させることができる。
また、断面視円形状のカートリッジ側案内部73Bを回動中心として、現像ローラ74を感光体ドラム71に対して接触・離間させているので、比較的小さな力で現像ローラ74(現像カートリッジ73)を動かすことができる。さらに、カートリッジ側案内部73Bを回動中心とすることで、現像ローラ74を接触・離間させる際の現像カートリッジ73の上下動を小さくすることができる。これにより、支持フレーム10の寸法を小さくすることができるので、結果としてカラープリンタ1を小型化することが可能となる。
さらに、切替部材23を現像カートリッジ73の下方に配置したので、現像カートリッジ73を支持フレーム10から着脱するときに、切替部材23が現像カートリッジ73に干渉することがない。また、切替部材23をスキャナ部6の左右両側、すなわち、感光体ドラム71の軸方向から見てスキャナ部6と重なるように配置したので、切替部材を露光装置の上方に配置した場合などと比較して、本体筐体2の上下方向の寸法(高さ)を小さくすることができる。これによっても、カラープリンタ1を小型化することが可能となる。
図4に示すように、サイドフレーム24は、本体筐体2内において、支持フレーム10の左右両側(片側は図示せず)に設けられている。このサイドフレーム24には、支持フレーム10の左右両パネル10C,10Dから突出する感光体ドラム71の回転軸71Aをガイドするガイド溝24Aと、支持フレーム10のガイド14およびガイドローラ15をガイドするガイド溝24Bと、支持フレーム10の突起部12をガイドするガイド溝24Cが形成されている。各ガイド溝24A〜24Cは、前側端部が開口しているので(図3参照)、支持フレーム10を本体筐体2から取り外すことができるようになっている。
各ガイド溝24A〜24Cは、前側から後側に延びる水平部分の後側端部(ガイド溝24Aは4つの回転軸71Aに対応して4箇所)から後側斜め上方に延びる部分を有し、さらにこの部分の後側端部から後側に向かって水平に延びる位置決め部分を有する形状に形成されている。
このような形状により、支持フレーム10を本体筐体2に装着する際には、各ガイド溝24A〜24Cに沿って、支持フレーム10を最後に上方(斜め上方)へ移動させることになるので、各感光体ドラム71と中間転写ベルト83とは装着の最後で当接する。一方、支持フレーム10を本体筐体2から引き出す際には、各ガイド溝24A〜24Cに沿って、支持フレーム10を最初に下方(斜め下方)へ移動させることになるので、各感光体ドラム71と中間転写ベルト83とは引き出しの最初に離間する。これによれば、感光体ドラム71が本体筐体2に対して前後方向に移動する間の大部分は、各感光体ドラム71と中間転写ベルト83とが接触しないので、各感光体ドラム71や中間転写ベルト83の表面の損傷を抑制できる。
以上のように構成されたカラープリンタ1の作用効果について説明する。
現像カートリッジ73を交換する際には、まず、図3に示すように、フロントカバー21を下方へ回動して開く。なお、このとき、切替部材23は公知の回動機構により時計回りに回動しているので、各感光体ドラム71と各現像カートリッジ73の現像ローラ74とは離間している(本実施形態では、現像ローラ74の位置が画像形成動作時を除いて常に退避位置となるように構成されている)。
次に、図4に示すように、支持フレーム10を、本体筐体2から前側(図4の矢印方向)に、すべての現像カートリッジ73が本体筐体2の外部に出るまで引き出す。そして、図2に示すように、現像ケース73Aのカートリッジ側案内部73Bをフレーム側案内部17に沿わせて、現像カートリッジ73を支持フレーム10の右パネル10D側から取り外し、交換する。
このように、カラープリンタ1によれば、感光体ドラム71および中間転写ベルト83を現像カートリッジ73の上方に配置した場合であっても、フロントカバー21を開いて、支持フレーム10を本体筐体2から、すべての現像カートリッジ73が本体筐体2の外部に出るまで引き出し、支持フレーム10の右パネル10D側から現像カートリッジ73を着脱することで容易に交換することができる。すなわち、装置本体から水平方向に引き出した支持部材からカートリッジを上下方向に着脱することで交換する画像形成装置と同等に、カートリッジ交換時の作業性に優れている。
また、支持フレーム10を前後方向に引き出して引き出す構成としたので、カートリッジを支持する重い支持部材を上方に平行移動させてからカートリッジを交換する画像形成装置と比較して、現像カートリッジ73を容易に交換することができる。また、本体筐体2の上面に開閉可能なカバーなどを設ける必要がないので、本体筐体2の上方に画像読取装置を設けるなど、本体筐体2の上方のスペースを有効に利用することができる。
さらに、各カートリッジを装置本体の側面から直接着脱して交換する画像形成装置と比較して、本体筐体2内の構成の簡略化やスペースの有効利用が可能となる。すなわち、図5に示すように、カラープリンタ1では、本体筐体2内に、支持フレーム10の左パネル10Cに対向して駆動系41を設け、支持フレーム10の右パネル10Dに対向して電極系42を設けることができる。このように、駆動系41と電極系42とを分けて配設することで本体筐体2内の構成を簡略化することができるとともに、支持フレーム10の左右のスペースを有効に利用することができる。
一方、カートリッジを装置本体の側面から直接着脱して交換する構成では、カートリッジ側面の一方の側がカートリッジの着脱経路となるので、駆動系および電極系の各構成要素を他方の側に混在して設けることとなり、装置本体内の構成が複雑化するとともに、一方の側のスペースを有効に利用することができない。
なお、一般に、駆動系41は、感光体ドラム71や各種ローラ、中間転写ベルト83などを駆動させるためのモータや、駆動力を伝達する複数のギヤなどから主に構成され、電極系42は、帯電器72や加熱ローラ91の電極、カラープリンタ1を制御する制御基板、カラープリンタ1の各部に電力を供給する電源基板、各種配線などから主に構成されている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記した実施形態では、現像カートリッジ73を支持フレーム10の右パネル10D側から着脱する構成を示したが、これに限定されず、現像カートリッジ73を支持フレーム10の左パネル10C側から着脱する構成としてもよい。
前記した実施形態では、支持フレーム10を本体筐体2から取り外し可能な構成とした例を示したが、これに限定されるものではない。すなわち、ガイド溝24Bの前側端部を閉じた形状として支持フレーム10のガイド14の前側への移動を規制することで、支持フレーム10が本体筐体2から取り外しできない構成としてもよい。
前記した実施形態では、公知の回動機構により回動軸23Aを中心に回動可能に構成された側面視略三角形状の切替部材23を採用した例を示したが、本発明の切替部材は、これに限定されるものではない。例えば、カートリッジの後方や下方にラックギヤ部を有する棒状の部材などを設け、このラックギヤ部に噛合するギヤを直接または間接的にモータなどで駆動させて棒状の部材を動かし、カートリッジに押圧力を加えることで、現像ローラの位置を接触位置と退避位置とに切り替える構成としてもよい。すなわち、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成は適宜変更が可能である。
前記した実施形態では、現像カートリッジ73に設けられ、左右方向に連続して一定断面で延びるカートリッジ側案内部73Bと、支持フレーム10に左右方向に沿って連続的に取り付けられ、カートリッジ側案内部73Bと合致する断面を有するフレーム側案内部17とを示したが、これに限定されるものではない。例えば、フレーム側案内部は、左右方向に沿って断続的に取り付けられた複数の部材から構成されていてもよい。また、フレーム側案内部は、支持フレームの底面パネルなど(支持部材)自体で形成してもよい。さらに、カートリッジ側案内部の断面形状は特に限定されず、前記した円形状の他、多角形状などであってもよい。
前記した実施形態では、各感光体ドラム71の上方に対向して配置された中間転写ベルト83を備える構成を示したが、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、例えば、感光体ドラムの上方に対向して配置される用紙搬送ベルトを備える構成などに対しても適用することができる。
前記した実施形態では、カートリッジの一例として現像ローラ74およびトナー収容室76を有する現像カートリッジ73を採用した例を示したが、本発明のカートリッジは、これに限定されるものではない。例えば、主に現像剤収容室だけを有する現像剤カートリッジ(いわゆるトナーボックス)などであってもよい。
前記した実施形態では、露光装置の一例として、レーザ発光部(図示せず)を備えるスキャナ部6を採用した例を示したが、本発明の露光装置は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明の露光装置は、レーザ光で感光体ドラムを露光するものに限定されず、例えば、LEDなどで感光体ドラムを露光するものであってもよい。
前記した実施形態では、画像形成装置の一例としてカラープリンタ1を例示したが、本発明の画像形成装置は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、装置本体の上方に画像読取装置(フラットベッドスキャナなど)を備えるカラー複合機やカラー複写機などにも適用することができる。
画像形成装置の一例としてのカラープリンタの概略構成を示す断面図である。 支持フレーム、感光体ドラムおよび現像カートリッジの斜視図である。 現像ローラを感光体ドラムから離間した状態を示す図である。 支持フレームを本体筐体から引き出した状態を示す図である。 図1のV−V断面図である。
符号の説明
1 カラープリンタ
2 本体筐体
6 スキャナ部
10 支持フレーム
10D 右パネル
23 切替部材
71 感光体ドラム
73 現像カートリッジ
74 現像ローラ
76 トナー収容室
83 中間転写ベルト

Claims (5)

  1. 並列配置された複数の感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムの下方に配置され、少なくとも現像剤が収容される現像剤収容室を有する複数のカートリッジと、
    前記感光体ドラムおよび前記カートリッジを配列して支持し、前記感光体ドラムの配列方向において装置本体から引き出し可能な支持部材とを備え、
    前記カートリッジは、前記支持部材が装置本体から引き出された状態において、前記支持部材から前記感光体ドラムの軸方向に着脱可能に構成され
    前記支持部材は、前記カートリッジの着脱方向に直交する壁に、前記配列方向に延びる上部および下部と、前記上部と前記下部と一体に形成され、前記上部と前記下部を繋ぐ複数の連結部とを有し、
    前記上部、前記下部および前記連結部で囲われた開口部は、前記複数のカートリッジのそれぞれに対応するように個別に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カートリッジは、前記感光体ドラムに対向して配置された現像ローラを有し、
    前記装置本体内には、前記現像ローラの位置を、前記感光体ドラムと接触する接触位置と、前記感光体ドラムから離間する退避位置とに切り替える切替部材が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記各感光体ドラムの上方に対向して配置された中間転写ベルトを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記切替部材は、前記カートリッジの下方に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記感光体ドラムを露光する露光装置を備え、
    前記切替部材は、前記感光体ドラムの軸方向から見て前記露光装置と重なるように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
JP2008020273A 2008-01-31 2008-01-31 画像形成装置 Active JP5024080B2 (ja)

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