JP3160963U - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置場所の制約が小さく、プロセスユニットの交換を容易に行うことが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】感光体ドラム66を有し前後方向に並んで配置された4つのプロセスユニット60と、各感光体ドラム66に上方から対向して配置され、感光体ドラム66上を露光して静電潜像を形成する4つのLEDユニット50と、LEDユニット50の上方に設けられ、画像が形成された用紙Pが排出される排出トレイ55と、排出トレイ55の上方に空間部Sを介して設けられ、原稿の画像を読み取る画像読取部2と、を備えたカラー複合機1であって、LEDユニット50の全体または一部が、排出トレイ55とともに空間部Sに移動することで、プロセスユニット60を前後方向に引き出し可能としたことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、感光体上に静電潜像を形成する光源としてLED(Light Emitting Diode)を使用した画像形成装置に関する。
一般に、画像形成装置としてのLED方式のプリンタやデジタル複写機などは、印刷対象から作成された画像データに対応するLED光を、感光体に照射して感光体上に静電潜像を形成している。そして、この感光体上の静電潜像にプロセスユニットからトナーを供給してトナー像を形成し、用紙に転写した後、熱定着させている。
このような画像形成装置は、LED光を照射するLEDユニットを感光体の近傍に対向して配置する必要があるため、特にLED方式のカラー画像形成装置では、各色に対応したLEDユニットが各プロセスユニットの間に設置されている。したがって、このような装置では、例えば、特許文献1に開示された画像形成装置のように、プロセスユニットを手前に引き出して交換することができなかった。
そのため、例えば、特許文献2には、LEDユニットが取り付けられたアッパカバーを、装置本体に対し略90度上方へ開き、そのときにできる装置本体上部の開口から各プロセスユニットを上方に取り出して交換を行う画像記録装置が開示されている。
しかし、このような装置では、LEDユニットを取り付けたアッパカバーが大きいため、略90度も回動させて開くには、装置の後方や上方に大きなスペースを必要とし、装置の設置場所を制約するおそれがある。また、このような装置上に画像データを読み取る画像読取ユニットをさらに設けると、アッパカバーとLEDユニットおよび画像読取ユニットとが一体となるため、非常に重くなり、安定性が悪く、また、操作性が悪化するおそれがある。
そこで、本考案は、設置場所の制約が小さく、プロセスユニットの交換を容易に行うことが可能な画像形成装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本考案の画像形成装置は、感光体ドラムを有し並列に配置された複数のプロセスユニットと、前記各感光体ドラムに上方から対向して配置され、前記感光体ドラム上を露光して静電潜像を形成する複数のLEDユニットと、前記LEDユニットの上方に設けられ、画像が形成された記録シートが排出される排出トレイと、前記排出トレイの上方に所定の空間を介して設けられ、原稿の画像を読み取る画像読取ユニットと、を備えた画像形成装置であって、前記LEDユニットの少なくとも1つが、前記排出トレイの少なくとも一部とともに前記所定の空間に移動することで、前記プロセスユニットをその並列方向に引き出し可能としたことを特徴とする。
このように構成された画像形成装置によれば、LEDユニットが、排出トレイとともに排出トレイと画像読取ユニットとの間の空間に移動するため、装置の内部において、LE
Dユニットを各プロセスユニットの間から退避させることができる。これにより、プロセスユニットをその並列方向に引き出すことが可能となる。
Dユニットを各プロセスユニットの間から退避させることができる。これにより、プロセスユニットをその並列方向に引き出すことが可能となる。
また、このように構成された画像形成装置によれば、装置上方の画像読取ユニットを移動させる必要がなく、かつ、LEDユニットと排出トレイとが排出トレイと画像読取ユニットとの間の空間に移動するだけなので、操作性が良好で、装置の後方や上方に大きなスペースを必要としない。
本考案の画像形成装置によれば、プロセスユニットをその並列方向に引き出すことが可能となるため、プロセスユニットの交換を容易に行うことができる。また、装置の後方や上方に大きなスペースを必要としないため、装置の設置場所の制約を小さくすることができる。
[第1実施形態]
次に、本考案の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
参照する図面において、図1は、画像形成装置の一例としてのカラー複合機の概略構成を示す側断面図である。なお、以下の説明において、図1における左側を画像形成装置の前方とし、右側を後方とする。
次に、本考案の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
参照する図面において、図1は、画像形成装置の一例としてのカラー複合機の概略構成を示す側断面図である。なお、以下の説明において、図1における左側を画像形成装置の前方とし、右側を後方とする。
図1に示すように、カラー複合機1は、本体10内に、画像を有する原稿を読み取る画像読取部2と、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部3と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部4と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部9とを主に備えている。
本体10(画像形成部4)の前側には、開閉自在なフロントカバー11が、下方を支点として前後に回動自在に設けられている(図2参照)。このフロントカバー11を開いたときにできる開口からは、後記するプロセスユニット60を備えたフレーム65が前方に引き出し可能となっている。以下、カラー複合機1の各部について説明する。
[画像読取部2]
画像読取部2(画像読取ユニット)は、本体10の上部を構成し、排出トレイ55との間に空間部Sを介して設けられ、原稿載置台21と、原稿押圧板22とを主に備えている。この画像形成部2は、本体10の後方側において、給紙部3および画像形成部4を備える本体10の下部と連結されている。
画像読取部2(画像読取ユニット)は、本体10の上部を構成し、排出トレイ55との間に空間部Sを介して設けられ、原稿載置台21と、原稿押圧板22とを主に備えている。この画像形成部2は、本体10の後方側において、給紙部3および画像形成部4を備える本体10の下部と連結されている。
原稿載置台21の内部には、複数のフォトダイオードが列設されたイメージセンサが収納されている(図示せず)。原稿押圧板22は、本体10に対し、カラー複合機1の左右および後方のいずれか一端部を支点として、上下に回動自在に取り付けられている。
このように構成される画像読取部2では、画像を有する原稿を、画像面が原稿載置台21と対向するように、原稿載置台21と原稿押圧板22との間に設置し、原稿にフォトダイオードの光を照射して画像を読み取ることで画像データを生成する。
なお、画像読取部2の原稿押圧板22に原稿供給トレイおよび原稿排出トレイを設けることで、原稿押圧板22を開閉することなく、画像が読み取れるようにしてもよい。
なお、画像読取部2の原稿押圧板22に原稿供給トレイおよび原稿排出トレイを設けることで、原稿押圧板22を開閉することなく、画像が読み取れるようにしてもよい。
[給紙部3]
給紙部3は、本体10内の下部に設けられ、本体10に着脱自在に装着される給紙トレイ31と、給紙トレイ31から用紙Pを画像形成部4へ搬送する用紙供給機構32とを備
えている。
給紙部3は、本体10内の下部に設けられ、本体10に着脱自在に装着される給紙トレイ31と、給紙トレイ31から用紙Pを画像形成部4へ搬送する用紙供給機構32とを備
えている。
用紙供給機構32は、給紙トレイ31の前方部に設けられ、給紙ローラ33と、分離ローラ34と、分離パッド35とを主に備えている。このような構成によって、給紙トレイ31内の用紙Pが一枚ずつ分離されて上方へ送られる。
上方へ送られた用紙Pは、紙粉取りローラ36とピンチローラ37の間を通過する過程で紙粉が除去された後、搬送経路38を通って後方側へ方向転換され、搬送ベルト73上に供給される。
[画像形成部4]
画像形成部4は、露光部5と、プロセス部6と、転写部7と、定着部8とを備えている。
画像形成部4は、露光部5と、プロセス部6と、転写部7と、定着部8とを備えている。
<露光部5>
露光部5は、本体10の中央部付近に設けられ、感光体ドラム66にLED光を照射する4つ(複数)のLEDユニット50と、LEDユニット50が取り付けられる排出トレイ55とを備えている。
露光部5は、本体10の中央部付近に設けられ、感光体ドラム66にLED光を照射する4つ(複数)のLEDユニット50と、LEDユニット50が取り付けられる排出トレイ55とを備えている。
LEDユニット50は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応したトナーを有する4つのプロセスユニット60の各感光体ドラム66に上方から対向して配置されている。なお、本実施形態では、最も前方に配置されるLEDユニットを51とし、その後は前方から順に52、53として、最も後方に配置されるLEDユニットを54ということがある。
排出トレイ55は、本体10から排出された用紙Pが蓄積されるトレイであり、後方側の左右両端にヒンジ部56が設けられている(一方は図示せず)。この左右のヒンジ部56は、本体10の外側側面(図2参照)に回動自在に取り付けられているため、排出トレイ55は上下に回動可能な構成となっている。
なお、本考案において、排出トレイ55の開閉機構は特に限定されるものではない。例えば、排出トレイ55の前方側の左右両端または一端に、空気式や油圧式などのダンパー装置を設けて、機械的に上下方向に回動させる構成としてもよい。また、手動で排出トレイ55を上方に回動させた後、画像読取部2の下面に設けたフックなどで排出トレイ55の前方側端部を固定する構成としてもよい。
このように構成される露光部5では、画像形成時には、各LEDユニット50が、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する画像データに基づいてそれぞれLED光を各感光体ドラム66に照射する。また、プロセスユニット60の交換時には、各LEDユニット50が、排出トレイ55とともに上方へ回動(移動)することで、各プロセスユニット60から退避する。
<プロセス部6>
プロセス部6は、露光部5と転写部7の間に設けられ、前後方向に並んで配置された4つ(複数)のプロセスユニット60と、各プロセスユニット60が着脱自在に装着されるフレーム65とを備えている。さらに、各プロセスユニット60は、感光体ドラム66を有する感光体カートリッジ67と、感光体カートリッジ67に装着される現像カートリッジ68とを備えている。なお、各プロセスユニット60は、現像カートリッジ68内のトナーの色が相違するのみであり、構成については同一である。
プロセス部6は、露光部5と転写部7の間に設けられ、前後方向に並んで配置された4つ(複数)のプロセスユニット60と、各プロセスユニット60が着脱自在に装着されるフレーム65とを備えている。さらに、各プロセスユニット60は、感光体ドラム66を有する感光体カートリッジ67と、感光体カートリッジ67に装着される現像カートリッジ68とを備えている。なお、各プロセスユニット60は、現像カートリッジ68内のトナーの色が相違するのみであり、構成については同一である。
感光体カートリッジ67は、回転可能に支持された感光体ドラム66と、スコロトロン型帯電器(符号省略)とを主に備え、現像カートリッジ68は、現像ローラ、層厚規制ブレード、供給ローラおよびトナーホッパ(符号省略)を主に備えている。
なお、本実施形態では、最も前方に配置されるプロセスユニットを61とし、その後は前方から順に62、63として、最も後方に配置されるプロセスユニットを64ということがある。また、LEDユニット51,52,53,54は、それぞれ、プロセスユニット61,62,63,64の感光体ドラム66に対向して配置されている。
フレーム65は、前後方向に細長い略直方体形状をなす上部が開口した箱体であり、その内部には各プロセスユニット60を装着するための装着部(図示せず)が設けられている。また、装着部の下部は、装着されたプロセスユニット60の感光体ドラム66が露出するように一部が開口している。このフレーム65は、本体10に対して、フロントカバー11を開いたときにできる開口から、前方に引き出し可能となるように取り付けられている(図2参照)。
このように構成されるプロセス部6では、画像形成時には、露光部5から照射されるLED光によって感光体ドラム66上に画像データに基づく静電潜像が形成され、この静電潜像に現像カートリッジ68よりトナーが供給されることで、感光体ドラム66上にトナー像が担持される。
このとき、LEDユニット51,52,53は、それぞれ、各プロセスユニット61,62,63,64の現像カートリッジ68の間に配置されている。また、LEDユニット54は、プロセスユニット64の現像カートリッジ68と感光体カートリッジ67との間に配置されている。したがって、この状態において、フロントカバー11を開けても、LEDユニット50が障害物となり、フレーム65を前方に引き出すことはできない。
プロセスユニット60の交換時には、LEDユニット50が上方に移動することで、各プロセスユニット61,62,63,64の現像カートリッジ68の間や、プロセスユニット64の現像カートリッジ68と感光体カートリッジ67との間の障害物(LEDユニット50)がなくなるため、フレーム65を前方に引き出すことが可能となる。
ここで、排出トレイ55の回動量は、フレーム65を引き出す際に、本体10の後方から2番目に配置されたLEDユニット53の最も低い部分が、本体10の最も後方に配置されたプロセスユニット64の最も高い部分に接触しない程度に設定するのが好ましい。すなわち、空間部Sに完全に退避するのはLEDユニット51,52,53の3つであり、LEDユニット54は空間部Sに完全に退避しないことが好ましい(図1の破線参照)。これによれば、排出トレイ55のストロークを短くすることが可能なので、空間部Sを小さくして、カラー複合機1の小型化を図ることができる。
<転写部7>
転写部7は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、転写ローラ74と、クリーニング部75とを備えている。
転写部7は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、転写ローラ74と、クリーニング部75とを備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光体ドラム66に接している。また、搬送ベルト73の内側には、各感光体ドラム66との間で搬送ベルト73を挟持する4つの転写ローラ74が配置されている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によって転写バイアスが印加される。
このように構成される転写部7では、画像形成時には、搬送ベルト73により搬送されてきた用紙Pが、感光体ドラム66と、搬送ベルト73の内側に配置される転写ローラ74との間を搬送されることにより、感光体ドラム66上に担持されているトナー像が用紙Pに転写される。
クリーニング部75は、搬送ベルト73の下方に配置され、搬送ベルト73に付着したトナーを除去し、その下方に配置されたトナー貯留部76に除去したトナーを落下させるように構成されている。
<定着部8>
定着部8は、プロセス部6および転写部7の下流側、すなわち本体10の後方側に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。加熱ローラ81の内部には、加熱ローラ81の表面を定着温度に加熱するためのハロゲンランプ(図示せず)が設けられている。
このように構成される定着部8では、用紙P上に転写されたトナー像を、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過する間に熱定着させる。
定着部8は、プロセス部6および転写部7の下流側、すなわち本体10の後方側に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。加熱ローラ81の内部には、加熱ローラ81の表面を定着温度に加熱するためのハロゲンランプ(図示せず)が設けられている。
このように構成される定着部8では、用紙P上に転写されたトナー像を、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過する間に熱定着させる。
[排紙部9]
排紙部9において、用紙Pの排紙側搬送経路91は、定着部8の出口から上方に向かって延び、前方側に反転するように形成されている。排紙側搬送経路91の途中には、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラ92が配置されている。
画像が形成された用紙Pは、排紙部9によって、画像読取部2と排出トレイ55との間に形成された空間部Sに排出され、排出トレイ55に蓄積される。
排紙部9において、用紙Pの排紙側搬送経路91は、定着部8の出口から上方に向かって延び、前方側に反転するように形成されている。排紙側搬送経路91の途中には、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラ92が配置されている。
画像が形成された用紙Pは、排紙部9によって、画像読取部2と排出トレイ55との間に形成された空間部Sに排出され、排出トレイ55に蓄積される。
以上のように構成されたカラー複合機1のプロセスユニット60の交換時の動作について説明する。図2は、プロセスユニットを本体ケーシングから引き出した状態を示す側断面図である。
カラー複合機1は、画像形成時においては、図1の実線で示すように、露光部5のLEDユニット51,52,53が、それぞれ、各プロセスユニット61,62,63,64の現像カートリッジ68の間に配置され、LEDユニット54が、プロセスユニット64の現像カートリッジ68と感光体カートリッジ67との間に配置されている。
そこで、まず、図1の破線で示すように、排出トレイ55を上方に回動させて、排出トレイ55に取り付けられたLEDユニット51,52,53の全体およびLEDユニット54の一部を、画像読取部2と排出トレイ55との間に形成された空間部Sに移動させる。このとき、LEDユニット53の最も低い部分は、プロセスユニット60の最も高い部分(現像カートリッジ68の上面)よりも上方に位置している。また、LEDユニット54の最も低い部分は、プロセスユニット64の感光体カートリッジ67の最も高い部分よりも上方に位置している。
次に、この状態で、図2に示すように、フロントカバー11を開いて、フレーム65を前方側に引き出す。このとき、LEDユニット53の最も低い部分が、プロセスユニット60の最も高い部分よりも上方に位置するとともに、LEDユニット54の最も低い部分が、プロセスユニット64の感光体カートリッジ67の最も高い部分よりも上方に位置しているため、フレーム65を引き出す際に、LEDユニット50が障害となることはない。
そして、フレーム65を引き出した状態で、プロセスユニット60(61〜64)を上方に取り外して交換する。
そして、フレーム65を引き出した状態で、プロセスユニット60(61〜64)を上方に取り外して交換する。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
すなわち、カラー複合機1によれば、LEDユニット50が、排出トレイ55と画像読取部2との間の空間部Sに移動するため、本体10の内部において、LEDユニット50(露光部5)を、プロセスユニット60(プロセス部6)から退避させることができる。これにより、プロセスユニット60(プロセス部6)を前方に引き出すことが可能となるため、プロセスユニット60の交換を容易に行うことができる。
すなわち、カラー複合機1によれば、LEDユニット50が、排出トレイ55と画像読取部2との間の空間部Sに移動するため、本体10の内部において、LEDユニット50(露光部5)を、プロセスユニット60(プロセス部6)から退避させることができる。これにより、プロセスユニット60(プロセス部6)を前方に引き出すことが可能となるため、プロセスユニット60の交換を容易に行うことができる。
また、カラー複合機1によれば、LEDユニット50を取り付けた排出トレイ55が、画像読取部2と一体となっておらず、重量が比較的小さいため、安定性が改善されるとともに、回動操作を良好に行うことができる。さらに、例えば、前記したダンパー装置で排出トレイ55を上下に回動させる構成とすることで、操作性をより良好にすることができる。
また、カラー複合機1によれば、LEDユニット50と排出トレイ55とが、空間部Sに移動するだけなので、排出トレイ55の可動範囲が小さく、本体10の後方や上方に大きなスペースを必要としないため、カラー複合機1の設置場所の制約を小さくすることができる。
[第2実施形態]
次に、本考案の第2実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1実施形態に係るカラー複合機1の一部の構成を変更したものであるため、第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
参照する図面において、図3は、第2実施形態に係るカラー複合機の概略構成を示す側断面図である。
次に、本考案の第2実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1実施形態に係るカラー複合機1の一部の構成を変更したものであるため、第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
参照する図面において、図3は、第2実施形態に係るカラー複合機の概略構成を示す側断面図である。
図3に示すように、排出トレイ55は、本体10から排出された用紙Pが蓄積されるトレイであり、4つ(複数)のLEDユニット50が取り付けられている。この排出トレイ55の前後の両端付近の4箇所には、支持棒57(一部図示せず)の上端部がそれぞれ接続されている。この支持棒57の下端部は、本体10の内部に挿入されている。
これら4つの支持棒57のうち、少なくとも1つの側部にはラック部57aが形成され、ピニオン58と噛み合っている。ピニオン58は、モータ(図示せず)に接続されているため、モータの回転によってピニオン58が回転することで、ラック部57aを有する支持棒57が上下方向に移動することとなる。
このような構成を備える第2実施形態に係るカラー複合機1のプロセスユニット60の交換時の動作について説明する。図4は、プロセスユニットを本体ケーシングから引き出した状態を示す側断面図である。
カラー複合機1は、画像形成時においては、図3の実線で示すように、露光部5のLEDユニット50が、感光体ドラム66の上方に対向して配置される。この状態においては、フロントカバー11を開いても、LEDユニット50が後方に配置されるプロセスユニット60の現像カートリッジ68に干渉してしまうためフレーム65を引き出すことはできない。
そこで、まず、図3の破線で示すように、モータ(図示せず)の回転によってピニオン58を回転させ、噛み合うラック部57aを有する支持棒57を上方に移動させることで、支持棒57が接続された排出トレイ55を上方の空間部Sに平行移動させる。これにより、排出トレイ55に取り付けられたLEDユニット50も、空間部Sに移動することに
なる。
なる。
この状態においては、LEDユニット50の最も低い部分が、プロセスユニット60の最も高い部分(現像カートリッジ68の上面)よりも上方に位置しているため、図4に示すように、フロントカバー11を開いて、フレーム65を前方側に引き出すことができる。そして、この状態で、プロセスユニット60を上方に取り外して交換する。
以上によれば、本実施形態においても、前記した第1実施形態と同等の効果を得ることができる。さらに、本実施形態によれば、LEDユニット50のストロークを、第1実施形態よりも短くすることが可能なので、空間部Sを小さくして、カラー複合機1の小型化を図ることができる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は前記した実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記した実施形態では、記録シートの一例として、普通紙、厚紙、はがきなどの用紙Pを採用したが、これに限定されず、例えば、OHPシートや布などであってもよい。
前記した実施形態では、記録シートの一例として、普通紙、厚紙、はがきなどの用紙Pを採用したが、これに限定されず、例えば、OHPシートや布などであってもよい。
前記した実施形態では、感光体ドラム66を有する感光体カートリッジ67と、感光体カートリッジ67に装着される現像カートリッジ68とを備えたプロセスユニット60を採用したが、これに限定されるものではない。例えば、感光体ドラム、帯電手段および現像カートリッジを一体にしたプロセスユニットを採用することもできる。
前記した実施形態(第1実施形態)では、図1に示すようなヒンジ部56を支点として、排出トレイ55を上下方向に回動する構成としたが、これに限定されず、例えば、排出トレイ55の後方側の端部を支点として、排出トレイ55を上下方向に回動する構成としてもよい。
前記した実施形態(第2実施形態)では、モータ(図示せず)を動力として排出トレイ55を上下方向に平行移動する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、支持棒57の下端部にバネを配置し、排出トレイ55が閉まっているとき(画像形成時)はバネを圧縮した状態で維持するような機構を備え、このバネの圧縮を開放することで排出トレイ55を上方に平行移動させる構成としてもよい。
前記した実施形態では、LEDユニット50が取り付けられた排出トレイ55を上方の空間部Sに移動することで、LEDユニット50を空間部Sに移動する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、LEDユニットの上面が排出トレイの一部を構成する場合、LEDユニット自体が上下方向に平行移動する構成としてもよい。
前記した実施形態では、プロセスユニット60(プロセス部6)を前方に引き出し可能な構成としたが、これに限定されず、例えば、プロセス部6とともに転写部7(駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73および転写ローラ74)も前方に引き出し可能な構成としてもよい。これによれば、転写部7の交換やメンテナンスを容易に行うことができる。
前記した実施形態では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色に対応したプロセスユニットおよびLEDユニットを備える画像形成装置を示したが、これに限定されるものではない。すなわち、本考案は、2色や3色、5色以上に対応したプロセスユニットおよびLEDユニットを備える画像形成装置に適用することも可能である。なお、2色に対応したプロセスユニットおよびLEDユニットを備える画像形成装置の場合、LEDユ
ニットが1つだけ移動する構成としてもよい。
ニットが1つだけ移動する構成としてもよい。
1 カラー複合機(画像形成装置)
2 画像読取部(画像読取ユニット)
50 LEDユニット
55 排出トレイ
60 プロセスユニット
66 感光体ドラム
P 用紙(記録シート)
S 空間部(所定の空間)
2 画像読取部(画像読取ユニット)
50 LEDユニット
55 排出トレイ
60 プロセスユニット
66 感光体ドラム
P 用紙(記録シート)
S 空間部(所定の空間)
Claims (4)
- 感光体ドラムを有し並列に配置された複数のプロセスユニットと、
前記各感光体ドラムに上方から対向して配置され、前記感光体ドラム上を露光して静電潜像を形成する複数のLEDユニットと、
前記LEDユニットの上方に設けられ、画像が形成された記録シートが排出される排出トレイと、
前記排出トレイの上方に所定の空間を介して設けられ、原稿の画像を読み取る画像読取ユニットと、を備えた画像形成装置であって、
前記LEDユニットの少なくとも1つが、前記排出トレイの少なくとも一部とともに前記所定の空間に移動することで、前記プロセスユニットをその並列方向に引き出し可能としたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記排出トレイは、前記プロセスユニットの引き出し方向とは反対側を支点として上下に回動するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 最も前記支点側のLEDユニット以外の全てのLEDユニットの全体が前記所定の空間に移動するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記排出トレイは、上下方向に平行移動するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010002812U JP3160963U (ja) | 2010-04-27 | 2010-04-27 | 画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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---|---|---|---|---|
JP2012168273A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
JP2013076885A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
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-
2010
- 2010-04-27 JP JP2010002812U patent/JP3160963U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012168273A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
JP2013076885A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2014089392A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-15 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成装置 |
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