JP5023761B2 - エアバッグ - Google Patents

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本発明は、エアバッグ用コート布帛に関する。
エアバッグに用いられるエアバッグ用基布は、織物表面に樹脂を塗布せずそのまま用いるノンコートエアバッグ用基布、および織物表面に樹脂を塗布して用いるコートエアバッグ用基布に大別することができる。
このうちコートエアバッグ用基布は、低通気性を得やすいという点で、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ等の、バッグの内圧を長時間保持する必要がある用途(部位)に好適に用いられる。
エアバッグ用基布に対する要求性能には低通気性、機械特性、収納性などがあるが、抗目ズレ性に対する要求も厳しくなってきている。エアバッグ用基布を裁断・縫製して得られるエアバッグにおいて、エアバッグ展開時に縫い目がズレることを目ズレと呼ぶが、エアバッグ展開時の内圧保持性能を向上させ、事故発生時の乗員拘束性能を向上させるためには、この目ズレに対する耐性、すなわち抗目ズレ性を織物のタテ方向とヨコ方向のいずれにも向上させることが重要となるからである。さらに、コート布の場合には、織物表面からの空気漏れがないことにより、縫製部分へエアーが集中するため、抗目ズレ性がより重要となる。
縫製部の目ズレを少なくする手段として例えば、カバーファクターを2300〜2600とする高密度エアバッグ基布が提案されている(特許文献1)。しかし、当該技術はノンコート布帛に関するものであるが、この高密度織物をコート布帛に適用しても布帛の厚さが厚く、収納性を阻害するという問題点があった。
一方、低通気性と収納性を両立させるために、タテ糸とヨコ糸の関係が非対称である合成繊維織物の少なくとも片面に樹脂を塗布したエアバッグ用織物が開示されている(特許文献2参照)。しかし、この技術では、抗目ズレ性を改善することはできなかった。また、タテ糸とヨコ糸の繊度が異なるため、タテ糸とヨコ糸を区分する必要があり、生産面でも問題があった。
特開2006−16707号公報(請求項1) 特開2001−89949号公報(請求項1、2及び5)
本発明は、抗目ズレ性を向上させたコートエアバッグ用基布を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、次の手段を採用する。
すなわち本発明は、同じ合成繊維糸をタテ糸およびヨコ糸としてなる織物の少なくとも片面に樹脂がコーティングされてなり、以下の要件を満たすことを特徴とするエアバッグ用コート布帛である。
(1)Nf/Nw≧1.05
ここで、
Nw:タテ糸の織密度(本/2.54cm)、
Nf:ヨコ糸の織密度(本/2.54cm)。
(2)EC1≧200N、EC2≧200N
ここで、
EC1:ASTM D6479−02によるタテ方向の滑脱抵抗力(N)、
EC2:ASTM D6479−02によるヨコ方向の滑脱抵抗力(N)。
(3)0.85≦EC2/EC1≦1.15
(4)JIS L 1096で規定するフラジール形法に基づいて試験差圧19.6kPaで測定したときの通気量が0.1L/cm・min以下。
また本発明は、本発明のエアバッグ用コート布帛を縫製してなることを特徴とするエアバッグである。
また本発明は、本発明のエアバッグ用コート布帛を製造する方法であって、製織においてタテ糸張力を50〜230cN/本に調整して製織することを特徴とするエアバッグ用コート布帛の製造方法である。
本発明によれば、優れた低通気性、収納性を有し、さらに抗目ズレ性にも優れたエアバッグ用コート布帛を提供することができる。
本発明のエアバックコート布帛における織物は合成繊維からなる。合成繊維の素材としては例えば、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、アラミド系繊維、レーヨン系繊維、ポリサルホン系繊維、超高分子量ポリエチレン系繊維等を用いることができる。なかでも、大量生産性や経済性に優れたポリアミド系繊維やポリエステル系繊維が好ましい。
ポリアミド系繊維としては例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン46や、ナイロン6とナイロン66との共重合ポリアミド、ナイロン6にポリアルキレングリコール、ジカルボン酸、アミン等を共重合させた共重合ポリアミド等からなる繊維を挙げることができる。ナイロン6繊維、ナイロン66繊維は耐衝撃性に特に優れており、好ましい。
また、ポリエステル系繊維としては例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等からなる繊維を挙げることができる。ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートに酸成分としてイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸や、アジピン酸等の脂肪族ジカルボン酸を共重合させた共重合ポリエステルからなる繊維であってもよい。
また、合成繊維には、紡糸・延伸工程や加工工程での生産性、あるいは特性改善のために、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防止剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤等の添加剤を含んでいてもよい。
また、合成繊維の単繊維の断面形状としては、丸断面の他に、扁平断面のものを用いることも好ましい。扁平断面繊維を用いることにより、織物としたときの繊維の充填化が促進され、織物中の単繊維間に占める空隙が小さくなり、同じ織物組織であれば、同等繊度の丸断面糸を使用した場合よりも通気量を抑えることができる。扁平断面の形状については、単繊維の断面形状を楕円に近似した際、その長径(D1)と短径(D2)との比(D1/D2)で定義される扁平率が1.5〜4であることが好ましく、より好ましくは2.0〜3.5である。かかる扁平断面形状としては、幾何学的に真の楕円形の他、例えば、長方形、菱形および繭形でもよいし、左右対称の他、左右非対称型でもよい。また、これらを組み合わせた形状のものでもよい。さらに、上記を基本形として、突起や凹みあるいは部分的に中空部があるものであってもよい。
本発明のエアバッグ用コート布帛における織物は、同じ合成繊維糸をタテ糸およびヨコ糸としてなる。同じ合成繊維糸をタテ糸およびヨコ糸としてなるとは、タテ糸・ヨコ糸とも同種のポリマーからなり、タテ糸・ヨコ糸とも同じ単繊維繊度を有し、かつタテ・ヨコとも同じ総繊度を有するということである。
同種のポリマーとは、ナイロン66同士、ポリエチレンテレフタレート同士等、ポリマーの主たる繰り返し単位が共通するポリマー同士を言い、例えばホモポリマーと共重合ポリマーとの組み合わせも、本発明でいう同種のポリマーとして許容される。さらには、共重合成分の有無、種類、量も同じ組み合わせは、タテ糸とヨコ糸を区別する必要がないため、生産管理上も好ましい。
また、単繊維繊度あるいは総繊度が同じとは、該繊度の差がタテ糸・ヨコ糸の繊度の小さい側の5%以内であることをいう。
本発明に用いられる合成繊維糸は、単繊維繊度1〜7dtexの、比較的低繊度の合成繊維フィラメントを用いることが好ましい。1dtex以上とすることで特別な工夫を施すことなく合成フィラメントの製造が可能となり、7dtex以下とすることで合成繊維フィラメントの柔軟性が向上するからである。単繊維繊度は、より好ましくは1.5〜4.0dtex、さらに好ましくは2.0〜3.0dtexである。単繊維繊度がこれらのより限定された範囲内であると、織物中の単繊維間に占める空隙が小さくなり、繊維の充填化効果がより一層向上する。単繊維繊度を上記の低い範囲に設定することで、合成フィラメントの剛性を低下させる効果が得られるため、エアバッグの収納性が向上し、好ましい。さらに、後述するようにタテ糸張力を上げた状態で製織するなどの一定条件下の製織条件を採用することで、タテ糸とヨコ糸間の織物組織の安定度が飛躍的に向上し、抗目ズレ性を著しく向上させることができる。
合成繊維糸の総繊度としては、100〜700dtexが好ましい。100dtex以上とすることで、織物の強度を維持できる。また、700dtex以下とすることで、収納時のコンパクト性を維持できる。総繊度は、より好ましくは200〜600dtex、さらに好ましくは300〜500dtexである。この範囲内の繊度にすることで、織物の強力、織物の柔軟性とコンパクト収納性をバランスよく向上できる。
本発明のエアバッグ用コート布帛における合成繊維糸の引張強度としては、エアバッグ用コート布帛として要求される機械的特性を満足するためと製糸操業面から8.0〜9.0cN/dtexが好ましく、より好ましくは、8.3〜8.7cN/dtexである。
本発明のエアバッグ用コート布帛は、上記のような同じ合成繊維糸からなるタテ糸とヨコ糸とからなるものとした上で、タテ糸の織物の織密度Nw、ヨコ糸の織物の織密度NfがNf/Nw≧1.05の関係を満たすことが重要であり、好ましくはNf/Nw≧1.10である。ここに、ヨコ糸の織密度とは、JIS L 1096 8.6.1に基づき、織物の長手方向の1インチ(2.54cm)当たりに打ち込まれるマルチフィラメント糸の本数である。また、タテ糸の織物の織密度は、織物の幅方向の1インチ(2.54cm)当たりに配置されるマルチフィラメント糸の本数である。ヨコ糸の織物の織密度をタテ糸の織物の織密度に対して1.05倍以上にすることで、タテ糸の織密度とヨコ糸の織密度が等しい対称組織の織物に比べて、織物のタテ方向とヨコ方向の滑脱抵抗力をバランスよく、ともに向上させることができる。
本発明者等は、タテ方向とヨコ方向の滑脱抵抗力のバランスを向上させるために、タテ方向とヨコ方向の織密度とそれぞれの方向の滑脱抵抗力との関係を鋭意検討した。そして、タテ糸の織密度を固定して、ヨコ糸の織密度を変化させて、ASTM D6479−02による滑脱抵抗力を測定したところ、表1に示すようにヨコ糸の織密度をタテ糸の織密度対比大きくしていくと意外にもヨコ方向の滑脱抵抗力が向上するだけではなく、タテ方向の滑脱抵抗力も向上し、タテ方向およびヨコ方向の滑脱抵抗力をバランスよく、ともに向上できることを見出した。ここに、タテ方向の滑脱抵抗力とは、ASTM D6479−02に記載されているように、ヨコ糸に沿ってピンを刺し、そのピンでヨコ糸をタテ糸方向に移動させるときの最大荷重を測定したものであり、ヨコ方向の滑脱抵抗力とは、タテ糸に沿ってピンを刺し、そのピンでタテ糸をヨコ方向に移動させるときの最大荷重を測定したものである。
Figure 0005023761
ヨコ糸の織密度がタテ糸の織密度に対して大きい織物(以降、「ヨコ密度リッチ織物」と呼ぶ。)のタテ方向およびヨコ方向の滑脱抵抗力が、タテ糸およびヨコ糸の織密度が同じ織物(以降、「織密度対称織物」と呼ぶ)の滑脱抵抗力や、タテ糸の織密度がヨコ糸の織密度に対して大きい織物(以降、「タテ密度リッチ織物」と呼ぶ。)の滑脱抵抗力に対比して向上できるメカニズムとしては、次のようなものであると考察する。
すなわち、織機による製織時に、ヨコ糸は開口運動により上下するタテ糸の間をタテ糸よりも大きな張力で打ち込まれるため、織物においてヨコ糸は比較的、ぴんと張っているのに対し、タテ糸は比較的、織物の表裏を往復するように曲がりくねった構造となる傾向にある。
ヨコ糸が張ってタテ糸が曲がりくねった構造において、ヨコ糸がその長手方向から見て脇(タテ方向)に動かされる際の抵抗力はタテ糸の曲がりくねりによる接触長が支配的となり、タテ糸がその長手方向から見て脇(ヨコ方向)に動かされる際の抵抗力は接触点の数が支配的となる傾向にあると考える。
このことに着目してみると、ヨコ密度リッチ織物のタテ方向の滑脱抵抗力については、織密度対称織物に比べて、タテ糸の曲がり構造を大きくすることができ、タテ糸とヨコ糸との接触長が大きくなることから、ヨコ糸がピンによって動かされる際の抵抗力が増し、タテ方向の滑脱抵抗力が向上すると考える。また、ヨコ密度リッチ織物のヨコ方向の滑脱抵抗力については、織密度対称織物に比べて、タテ糸とヨコ糸との接触点の数が増えることから、タテ糸がピンによって動かされる際の抵抗力が増し、ヨコ方向の滑脱抵抗力も向上すると考える。
一方、タテ密度リッチ織物のタテ方向の滑脱抵抗力については、ヨコ糸の打ち込み本数が少ない分、タテ糸の曲がり構造が織密度対称織物に比べても大きくないため、タテ糸とヨコ糸との接触長が短く、ヨコ糸がピンによって動かされる際の抵抗力に乏しく、タテ方向の滑脱抵抗力の向上に寄与しにくい。また、タテ密度リッチ織物のヨコ方向の滑脱抵抗力については、織密度対称織物に比べて、タテ糸とヨコ糸との接触点の数が少なく、タテ糸がピンによって動かされる際の抵抗力に乏しく、ヨコ方向の滑脱抵抗力の向上にも寄与しにくいと考える。
また、織物のタテ糸およびヨコ糸のカバーファクターはともに700以上1250以下にすることが好ましい。カバーファクターをこの範囲に調整することで、必要な織物のコンパクト収納性、滑脱抵抗力を両立することができる。いずれかのカバーファクターが700よりも小さいとコンパクト収納性は良くなる可能性があるが、滑脱抵抗力が低下し、好ましくない。またいずれかのカバーファクターが1250よりも大きくなると、滑脱抵抗力は大きくなる可能性があるが、コンパクト収納性が低下し、好ましくない。
ここで、織物のタテ糸のカバーファクター(CF1)およびヨコ糸のカバーファクター(CF2)とは、タテ糸あるいはヨコ糸に用いられる糸の総繊度と織密度から計算される値であり、タテ糸総繊度をDw(dtex)、ヨコ糸総繊度をDf(dtex)、タテ糸の織密度をNw(本/2.54cm)、ヨコ糸の織密度をNf(本/2.54cm)としたとき次の式で表される。
CF1=(Dw×0.9)1/2×Nw
CF2=(Df×0.9)1/2×Nf 。
本発明のエアバッグ用コート布帛は、織物の少なくとも片面に樹脂がコーティングされてなることが必要である。そうすることで、低通気性を得ることができる。また、インフレーターから発生する高温のガスから織物を保護することができる。
織物をコーティングする樹脂としては、耐熱性、耐寒性、難燃性を有するものが好ましく、例えば、シリコーン樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹脂などがあげられる。中でもシリコーン樹脂が、耐熱性、低通性の点から特に好ましい。かかるシリコーン樹脂としては、ジメチル系シリコーン樹脂、メチルビニル系シリコーン樹脂、メチルフェニル系シリコーン樹脂、フロロ系シリコーン樹脂を挙げることができる。
また、織物をコーティングする樹脂が難燃化合物を含有していることも好ましい。かかる難燃化合物としては、臭素、塩素などを含むハロゲン化合物、白金化合物、酸化アンチモン、酸化銅、酸化チタン、燐化合物、チオ尿素系化合物、カーボン、セリウム、酸化ケイ素などを使用することができる。中でも、ハロゲン化合物、特に、ハロゲン化シクロアルカン、白金化合物、酸化銅、酸化チタン、カーボンがより好ましい。
織物をコーティングする樹脂の付着量としては、5〜40g/mが好ましく、より好ましくは10〜30g/mである。付着量をこの範囲内とすることで、エアバッグ用コート布帛のコンパクト収納性と低通気性、耐熱性とを両立することができる。樹脂の付着量を5g/m以上とすることで、織物表面を均一に覆い、低通気性向上や耐熱性向上の実効を得ることができる。また、40g/m以下とすることで、収納性が阻害されるのを防ぎ、また、コストも抑えることができる。
本発明のエアバッグ用コート布帛は、タテ方向の滑脱抵抗力およびヨコ方向の滑脱抵抗力がともに200N以上であることが重要であり、好ましくはともに250N以上、より好ましくはともに300N以上である。ともに200N以上とすることで、エアバッグが膨張展開して乗員を拘束する際の縫製部の目ズレを極力抑え、エアバッグの内圧を保持することができる。
また、本発明のエアバッグ用コート布帛は、タテ方向の滑脱抵抗力(EC1)とヨコ方向の滑脱抵抗力(EC2)とが次の関係にあることが重要である。
0.85≦EC2/EC1≦1.15
そうすることで、エアバッグが膨張展開して乗員を拘束する際の縫製部の目ズレを極力抑え、エアバッグの内圧を保持することができる。本来エアバッグは上下左右に等方的に展開するため、EC1とEC2とが上記関係を満足しないと、滑脱抵抗力の低い方向に縫製部の目ズレが発生し、エアバッグの内圧が保持できない。
また、本発明のエアバッグ用コート布帛は、JIS L 1096:1999 8.27.1 A法で規定するフラジール形法に基づいて試験差圧19.6kPaで測定したときの通気量が0.1L/cm・min以下であることも必要である。通気量を上記の範囲に調整することで、衝突時にインフレーターから発せられる膨張用ガスを漏れなく有効に使用することができ、乗員を確実に受け止めることができる。
さらに、本発明のエアバッグ用コート布帛は、JIS K 6404−3 6.試験方法B法で規定するストリップ法に基づく引張強力が400N/cm以上であることが好ましく、より好ましくは500N/cm以上、さらに好ましくは550N/cm以上である。400N/cm以上とすることで、エアバッグが膨張展開して乗員を拘束する際に布帛の破断によりエアバッグが破損するのを防ぐことができる。
次に、本発明のエアバッグ用コート布帛を製造する方法について説明する。
本発明のエアバッグ用コート布帛は、同じ合成繊維フィラメント糸をタテ糸およびヨコ糸に用い、ヨコ糸の織物の織密度がタテ糸の織物の織密度より大きくなるように設定して製織する。
まず、前述した素材および総繊度のタテ糸を整経して織機にかけ、同様にヨコ糸の準備をする。かかる織機としては例えば、ウォータージェットルーム、エアージェットルームおよびレピアルームなどが使用可能である。中でも生産性を高めるためには、高速製織が比較的容易なウォータージェットルームを用いるのが好ましい。
本発明のエアバッグ用コート布帛の製造方法として、製織においてタテ糸張力を50〜230cN/本に調整して行うことが好ましく、より好ましくは100〜200cN/本である。かかる範囲内にタテ糸張力を調整することで、織物を構成するマルチフィラメント糸の糸束中の単繊維間空隙を減少させることができ、従って通気量を低減させることができる。また、ヨコ糸打ち込み後に、上記張力のかけられたタテ糸がヨコ糸を押し曲げることで、ヨコ糸方向の織物の組織拘束力を高め、織物の抗目ズレ性が向上し、エアバッグとして袋体を形成するときの縫製部分の目ズレによる空気漏れを抑えることができる。タテ糸張力が50cN/本よりも小さいと、タテ糸とヨコ糸との織物中での接触面積を増やすことができず、滑脱抵抗力が向上しない。また、単繊維間空隙を減少させる効果が小さいため低通気性の面でも好ましくない。また、230cN/本を超えると、タテ糸が毛羽立ち製織性が悪化する。
タテ糸張力を上記範囲内に調整する具体的方法としては、織機のタテ糸送り出し速度を調整する他、ヨコ糸の打ち込み速度を調整する方法が挙げられる。上記範囲内のタテ糸張力が製織中に実際に発生しているかどうかは、例えば織機稼動中に経糸ビームとバックローラーとの中間において、タテ糸一本当たりに加わる張力を張力測定器で測ることにより、確認することができる。
織機のテンプルとしては、バーテンプルを用いることが好ましい。バーテンプルを用いると、織前全体を把持しながら筬打ちすることができるため、合成繊維フィラメント同士の空隙を小さくすることができ、その結果低通気量と抗目ズレ性が向上するからである。
製織工程の次に、必要に応じて、精練、熱セット等の加工を施す。
本発明のエアバッグ用コート布帛は、上記織物の少なくとも片面に樹脂を塗布する。
樹脂液の粘度としては、5〜20Pa・s(5,000〜20,000cP)が、均一な塗布量で安定して塗布する上で好ましい。ここで、樹脂液の粘度は、JIS Z 8803に基づきB型粘度計で測定されるものをいう。粘度が5Pa・s(5,000cP)未満であると、粘度が低すぎて後述するナイフコーティングには適さない。一方、20Pa・s(20,000cP)よりも大きいと、低塗布量でのコーティングができず、収納コンパクト性の面で好ましくない。樹脂液の粘度の調整は、溶剤で希釈することにより行ってもよいが、初めから上記範囲内の粘度に調整された無溶剤タイプの樹脂を使用することが、作業性と環境負荷低減の観点から好ましい。
樹脂の塗布方法としては、樹脂の低塗布量化および安定塗布の観点から、ナイフコーティング法が好ましい。ナイフコーティング法にはナイフオーバーロール法、ナイフオーバーベルト法、フローティングナイフ法がある。なかでもフローティングナイフ法が、樹脂の低塗布量化および布帛への樹脂浸透性の面からより好ましく用いられる。
本発明のエアバッグは、本発明のエアバッグ用コート布帛を袋状に縫製し、インフレーターなどの付属機器を取り付けたものである。本発明のエアバッグは、優れた収納性を有しかつ低通気性や抗目ズレ性に優れた本発明のエアバッグ用コート布帛を用いてなるものであるから、乗員拘束性に優れる。
次に、実施例により、本発明をさらに詳しく説明する。なお、得られたコート布帛の測定および評価方法としては以下のものを用いた。
[測定方法]
(1)織物厚さ
JIS L 1096:1999 8.5に則り、試料の異なる5か所について厚さ測定機を用いて、23.5kPaの加圧下、厚さを落ち着かせるために10秒間待った後に厚さを測定し、平均値を算出した。
(2)タテ糸・ヨコ糸の織密度
JIS L 1096:1999 8.6.1に基づき測定した。
試料を平らな台上に置き、不自然なしわや張力を除いて、異なる5か所について2.54cmの区間のタテ糸およびヨコ糸の本数を数え、それぞれの平均値を算出した。
(3)目付け
JIS L 1096:1999 8.4.2に則り、20cm×20cmの試験片を3枚採取し、それぞれの質量(g)を量り、その平均値を1m当たりの質量(g/m)で表した。
(4)コート量
ブランク試料として、樹脂を塗布しなかった以外は同様の条件で処理したものを作成した。上記(3)により、ブランク試料の目付けを測定し、コート布帛の目付とブランク試料の目付けとの差をコート量として求めた。
(5)引張強度
JIS K 6404−3 6.試験方法B(ストリップ法)に則り、タテ方向及びヨコ方向のそれぞれについて、試験片を5枚ずつ採取し、幅の両側から糸を取り除いて幅30mmとし、定速緊張型の試験機にて、つかみ間隔150mm、引張速度200mm/minで試験片が切断するまで引っ張り、切断に至るまでの最大荷重を測定し、タテ方向及びヨコ方向のそれぞれについて平均値を算出した。
(6)破断伸度
JIS K 6404−3 6.試験方法B(ストリップ法)に則り、タテ方向及びヨコ方向のそれぞれについて、試験片を5枚ずつ採取し、幅の両側から糸を取り除いて幅30mmとし、これら試験片の中央部に100mm間隔の標線を付け、定速緊張型の試験機にて、つかみ間隔150mm、引張速度200mm/minで試験片が切断するまで引っ張り、切断に至るときの標線間の距離を読み取り、下記式によって、破断伸度を算出し、タテ方向及びヨコ方向のそれぞれについて平均値を算出した。
E=[(L−100)/100]×100
ここに、E:破断伸度(%)、
L:切断時の標線間の距離(mm)。
(7)引裂強力
JIS K 6404−4 6.試験方法B(シングルタング法)に準じ、長辺200mm、短辺76mmの試験片をタテ、ヨコ、両方にそれぞれ5個の試験片を採取し、試験片の短辺の中央に辺と直角に75mmの切込みを入れ、定速緊張型の試験機にてつかみ間隔75mm、引張速度200mm/minで試験片が引ききるまで引裂き、その時の引裂き荷重を測定した。得られた引裂き荷重のチャート記録線より、最初のピークを除いた極大点の中から大きい順に3点選び、その平均値をとった。最後にタテ方向及びヨコ方向のそれぞれについて、平均値を算出した。
(8)通気量
JIS L 1096:1999 8.27.1 A法(フラジール形法)に準じて、試験差圧19.6kPaで試験したときの通気量を測定した。試料の異なる5か所から約20cm×20cmの試験片を採取し、口径100mmの円筒の一端に試験片を取り付け、取り付け箇所から空気の漏れが無いように固定し、レギュレーターを用いて試験差圧19.6kPaに調整し、そのときに試験片を通過する空気量を流量計で計測し、5枚の試験片についての平均値を算出した。
(9)パッカビリティー
ASTM D−6478−02に則り測定した。
(10)滑脱抵抗力
ASTM D6479−02に則り測定した。
(11)タテ糸張力
金井工機(株)製チェックマスター(登録商標)(形式:CM−200FR)を用い、織機稼動中に経糸ビームとバックローラーとの中間において、タテ糸一本当たりに加わる張力を測定した。
(12)樹脂粘度
JIS Z 8803に基づきB型粘度計で測定した。
(13)総合評価基準
以上の測定方法によって得られたタテヨコの滑脱抵抗力の値が、200N以上を必須条件とし、その上でパッカビリティーが1600cm以下を満足する場合、「○」、前者のみの値を満足する場合を「△」、前者の値を満足しなかった場合を「×」と評価した。
[実施例1]
(タテ糸・ヨコ糸)
ナイロン6・6からなり、円形の断面形状を有し、単繊維繊度2.6dtex、フィラメント数136、総繊度350dtex、無撚りで、強度8.5cN/dtex、伸度23.5%の合成繊維マルチフィラメントをタテ糸およびヨコ糸として用いた。
(製織工程)
上記タテ糸・ヨコ糸を用い、ウォータージェットルームにて、タテ糸の織密度が53本/2.54cm、ヨコ糸の織密度が59本/2.54cmの織物を製織した。その際、筬打ち部とフリクションローラーとの間にはバーテンプルを設置して織物を把持し、タテ糸張力を147cN/本に調整し、織機回転数は500rpmとした。
(精錬・熱セット工程)
上記の織物を、80℃の熱水槽に通過させ、引き続きピンテンター乾燥機を用いて幅入れ率0%、オーバーフィード率0%の寸法規制の下で160℃にて1分間の熱セット加工を施した。
(コート工程)
上記の熱セットした織物に、粘度12Pa・s(12,000cP)の無溶剤系メチルビニルシリコーン樹脂液を、せき板ナイフを用いたフローティングナイフコーターにより、前記熱セットした織物と前記せき板ナイフとの接圧を9N/cmに保ち、樹脂付着量が20g/mになるようにコーティングを行った後、190℃で1分間加硫処理を行い、エアバッグ用コート布帛を得た。
このエアバッグ用コート布帛は、収納時のコンパクト性を有し、かつタテ方向およびヨコ方向の滑脱抵抗力がバランスよかった。
[比較例1]
(タテ糸・ヨコ糸)
実施例1で用いたのと同様のものをタテ糸・ヨコ糸とした。
(製織工程)
上記タテ糸・ヨコ糸を用い、実施例1で用いたのと同様のウォータージェットルームにて、タテ糸の織密度が53本/2.54cm、ヨコ糸の織密度が50本/2.54cmの織物を製織した。その際、筬打ち部とフリクションローラーとの間にはバーテンプルを設置して織物を把持し、タテ糸張力を147cN/本に調整し、織機回転数は500rpmとした。
(精錬・熱セット工程)
上記の織物に、実施例1と同様にして精錬・熱セット加工を施した。
(コート工程)
上記の熱セットした織物に、実施例1と同様にしてコーティングおよび加硫処理を行い、エアバッグ用コート布帛を得た。
このエアバッグ用コート布帛は、収納性は問題ないが、ヨコ方向の滑脱抵抗力が低かった。
[比較例2]
(タテ糸・ヨコ糸)
実施例1で用いたのと同様のものをタテ糸・ヨコ糸とした。
(製織工程)
上記タテ糸・ヨコ糸を用い、実施例1で用いたのと同様のウォータージェットルームにて、タテ糸の織密度が53本/2.54cm、ヨコ糸の織密度が53本/2.54cmの織物を製織した。その際、筬打ち部とフリクションローラーとの間にはリングテンプルを設置して織物を把持し、タテ糸張力を69cN/本に調整し、織機回転数は500rpmとした。
(精錬・熱セット工程)
上記の織物に、実施例1と同様にして精錬・熱セット加工を施した。
(コート工程)
上記の熱セットした織物に、実施例1と同様にしてコーティングおよび加硫処理を行い、エアバッグ用コート布帛を得た。
このエアバッグ用コート布帛は、収納性は問題ないが、タテ・ヨコの滑脱抵抗力が低く、エアバッグとしての性能を満足するものではなかった。
[実施例2]
(タテ糸・ヨコ糸)
ナイロン6・6からなり、円形の断面形状を有し、単繊維繊度3.5dtex、フィラメント数136、総繊度470dtex、無撚りで、強度8.6cN/dtex、伸度23.4%の合成繊維マルチフィラメントをタテ糸およびヨコ糸として用いた。
(製織工程)
上記タテ糸・ヨコ糸を用い、実施例1で用いたのと同様のウォータージェットルームにて、タテ糸の織密度が43本/2.54cm、ヨコ糸の織密度が49本/2.54cmの織物を製織した。その際、筬打ち部とフリクションローラーとの間にはバーテンプルを設置して織物を把持し、タテ糸張力を147cN/本に調整し、織機回転数は500rpmとした
(精練・熱セット工程)
上記の織物を、80℃の熱水槽に通過させ、引き続きピンテンター乾燥機を用いて幅入れ率0%、オーバーフィード率0%の寸法規制の下で160℃にて1分間の熱セット加工を施した。
(コート工程)
上記の熱セットした織物に、粘度12Pa・s(12,000cP)の無溶剤系メチルビニルシリコーン樹脂液を、せき板ナイフを用いたフローティングナイフコーターにより、前記熱セットした織物と前記せき板ナイフとの接圧を9N/cmに保ち、樹脂付着量が20g/mになるようにコーティングを行った後、190℃で1分間加硫処理を行い、エアバッグ用コート布帛を得た。
このエアバッグ用コート布帛は、収納時のコンパクト性を有し、かつタテ方向およびヨコ方向の滑脱抵抗力がバランスよかった。
[比較例3]
(タテ糸・ヨコ糸)
実施例2で用いたのと同様のものをタテ糸・ヨコ糸とした。
(製織工程)
上記タテ糸・ヨコ糸を用い、ウォータージェットルームにて、タテ糸の織密度が49本/2.54cm、ヨコ糸の織密度が43本/2.54cmの織物を製織した。その際、筬打ち部とフリクションローラーとの間にはバーテンプルを設置して織物を把持し、タテ糸張力を147cN/本に調整し、織機回転数は500rpmとした。
(精錬・熱セット工程)
上記の織物に、実施例2と同様にして精練・熱セット加工を施した。
(コート工程)
上記の熱セットした織物に、実施例2と同様にしてコーティングおよび加硫処理を行い、エアバッグ用コート布帛を得た。
このエアバッグ用コート布帛は、ヨコ方向の滑脱抵抗力が低かった。
[比較例4]
(タテ糸・ヨコ糸)
実施例2で用いたのと同様のものをタテ糸・ヨコ糸とした。
(製織工程)
上記タテ糸・ヨコ糸を用い、ウォータージェットルームにて、タテ糸の織密度が46本/2.54cm、ヨコ糸の織密度が46本/2.54cmの織物を製織した。その際、筬打ち部とフリクションローラーとの間にはリングテンプルを設置して織物を把持し、タテ糸張力を69cN/本に調整し、織機回転数は500rpmとした
(精錬・熱セット工程)
上記の織物に、実施例2と同様にして精練・熱セット加工を施した。
(コート工程)
上記の熱セットした織物に、粘度12Pa・s(12,000cP)の無溶剤系メチルビニルシリコーン樹脂液を、せき板ナイフを用いたフローティングナイフコーターにより、前記熱セットした織物と前記せき板ナイフとの接圧を3N/cmに保ち、樹脂付着量が20g/mになるようにコーティングを行った後、190℃で1分間加硫処理を行い、エアバッグ用コート布帛を得た。
このエアバッグ用コート布帛は、目付けが大きく、かつ収納時のコンパクト性に欠けるものであった。
各実施例・比較例のエアバッグ用コート布帛の特性を表2,3に示す。
Figure 0005023761
Figure 0005023761
本発明のエアバッグは、運転席用、助手席用および後部座席用、側面用エアバッグなどに使用することができる。特に大きな拘束力が求められる運転席用、助手席用エアバッグとして使用することに適する。

Claims (6)

  1. 同じ合成繊維糸をタテ糸およびヨコ糸としてなる織物の少なくとも片面に樹脂がコーティングされてなり、以下の要件を満たすことを特徴とするエアバッグ用コート布帛を縫製してなるエアバッグ
    (1)Nf/Nw≧1.05
    ここで、
    Nw:タテ糸の織密度(本/2.54cm)、
    Nf:ヨコ糸の織密度(本/2.54cm)。
    (2)EC1≧200N、EC2≧200N
    ここで、
    EC1:ASTM D6479−02によるタテ方向の滑脱抵抗力(N)、
    EC2:ASTM D6479−02によるヨコ方向の滑脱抵抗力(N)。
    (3)0.85≦EC2/EC1≦1.15
    (4)JIS L 1096で規定するフラジール形法に基づいて試験差圧19.6kPaで測定したときの通気量が0.1L/cm・min以下
  2. 前記合成繊維糸の単繊維繊度が1〜7dtexである、請求項1に記載のエアバッグ。
  3. 前記合成繊維糸の総繊度が100〜700dtexである、請求項1または2記載のエアバッグ。
  4. さらにNf/Nw≧1.10を満たす請求項1〜3のいずれか記載のエアバッグ。
  5. タテ糸のカバーファクターCF1およびヨコ糸のカバーファクターCF2がいずれも700〜1250である、請求項1〜4のいずれか記載のエアバッグ。
    ここで、
    CF1=(Dw×0.9)1/2×Nw、
    CF2=(Df×0.9)1/2×Nf、
    Dw:タテ糸の総繊度、
    Df:ヨコ糸の総繊度。
  6. 前記樹脂の付着量が5〜40g/mである、請求項1〜5のいずれか記載のエアバッグ。
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