JP5023681B2 - 半導体用接着フィルムの製造方法、半導体用接着フルムおよび半導体装置の製造方法 - Google Patents
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これらの半導体装置の製造方法は、ケイ素、ガリウム、ヒ素などからなる半導体ウエハーにダイシングシートと呼ばれる粘着シートを貼付し、ダイシングにより個々の半導体素子に切断分離した後、個片半導体素子をダイシングシートの裏側から突き上げて取り上げるピックアップ工程、次いで、半導体素子を金属リードフレームあるいはテープ基板または有機硬質基板に圧着させるダイボンディング工程へ移送される。
また、本発明の目的は、製造安定性に優れる半導体装置の製造方法を提供することにある。
(1)水酸基を有する熱可塑性樹脂およびイソシアネート化合物を含む第1樹脂組成物で構成される粘着層と、アクリル系樹脂を含む第2樹脂組成物で構成される接着層と、を有する半導体用接着フィルムの製造方法であって、前記粘着層中のイソシアネート残基を10%以下とした後に、該粘着層と前記接着層とを接合する接合工程を有することを特徴とする半導体用接着フィルムの製造方法。
(2)前記第2樹脂組成物は、さらにエポキシ樹脂を含むものである上記(1)に記載の半導体用接着フィルムの製造方法。
(3)前記第2樹脂組成物は、さらに無機充填材を含むものである上記(1)または(2)に記載の半導体用接着フィルムの製造方法。
(4)前記無機充填材が、球状の無機充填材を含むものである上記(3)に記載の半導体用接着フィルムの製造方法。
(5)前記接合工程の前に、前記イソシアネート残基を低減するために前記粘着層を予め熱処理する工程を有するものである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の半導体用接着フィルムの製造方法。
(6)前記熱処理工程は、前記粘着層中のイソシアネート残基を10%以下とするまで熱処理するものである上記(5)に記載の半導体用接着フィルムの製造方法。
(7)上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の半導体用接着フィルムの製造方法で得られることを特徴とする半導体用接着フィルム。
(8)上記(7)に記載の半導体用接着フィルムの接着層をシリコンウエハーに貼着する貼着工程と、前記シリコンウエハーを個片化して半導体素子を得る個片化工程と、前記粘着層と、接着層との間で半導体素子を剥離する剥離工程と、前記接着層を有する半導体素子の接着層と支持体とを接合する接合工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(9)前記剥離工程において、前記粘着層と接着層との間の密着力を低減させるための加熱処理工程または紫外線照射工程を実質的に有しないものである上記(8)に記載の半導体装置の製造方法。
また、本発明によれば、製造安定性に優れる半導体装置の製造方法を提供することができる。
本発明の半導体用接着フィルムの製造方法は、基材シートと、水酸基を有する熱可塑性樹脂およびイソシアネート化合物を含む第1樹脂組成物で構成される粘着層と、アクリル系樹脂を含む第2樹脂組成物で構成される接着層と、を有する半導体用接着フィルムの製造方法であって、前記粘着層中のイソシアネート残基を10%以下とした後に、該粘着層と前記接着層とを接合する接合工程を有することを特徴とするものである。
また、本発明の半導体用接着フィルムは、上記に記載の半導体用接着フィルムの製造方法で得られることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、上記に記載の半導体用接着フィルムの接着層をシリコンウエハーに貼着する貼着工程と、前記シリコンウエハーを個片化して半導体素子を得る個片化工程と、前記粘着層と、接着層との間で半導体素子を剥離する剥離工程と、前記接着層を有する半導体素子の接着層と支持体とを接合する接合工程と、を有することを特徴とする。
半導体用接着フィルムは、粘着層の形成工程、接着層の形成工程および粘着層と接着層との接合工程を経て製造される。なお、粘着層の形成と接着層の形成との順番については、後述するイソシアネート残基に影響が無ければどちらが先でも構わない。
前記粘着層は、水酸基を有する熱可塑性樹脂およびイソシアネート化合物を含む第1樹脂組成物で構成されている。これにより、半導体用ウエハーに対する粘着性を付与することができる。
前記水酸基を含む可塑性樹脂としては、例えばアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、エチレン系樹脂等が挙げられる。これらの中でもアクリル系樹脂が好ましく、具体的には、複数種のアクリルモノマーの共重合体が好ましい。前記アクリルモノマーとしては、例えばメタアクリル酸エチル、メタアクリル酸ブチル、メタアクリル酸2−エチルヘキシル等が挙げられ、ここにメタアクリル酸2−ヒドロキシエチル等を添加することで、水酸基を含む可塑性樹脂を得ることができる。
なお、基材シートは必須ではなく、用いない場合があっても良い。
前記接着層は、アクリル系樹脂(アクリル酸エステル共重合体)を含む第2樹脂組成物で構成されている。これにより、接着性を付与することができる。
前記アクリル系樹脂は、例えばアクリル酸、メタクリル酸、これらのエステル、その他の誘導体をモノマーとして含む重合体のことを意味し、具体的にはアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等が挙げられる。また、アクリロニトリルのようなアクリル系モノマー以外の他のモノマーと、アクリル系モノマーとの共重合体もアクリル系樹脂に含まれる。
前記無機充填材の平均粒径は、特に限定されないが、0.01〜25μmが好ましく、特に0.1〜5μmが好ましい。平均粒径が前記下限値以上であることでピックアップ性がより向上し、前記上限値以下であることで、接着層の強い密着力を確保することができる。
前記無機充填材の含有量は、特に限定されないが、第2樹脂組成物全体の1%〜50重量%が好ましく、特に10〜40重量%が好ましい。含有量が前記下限値以上であることでピックアップ性がより向上し、前記上限値以下であることで、接着剤層の強い密着力を確保することができる。
前記シアネート基を有する有機化合物としては、例えばビスフェノールAジシアネート、ビスフェノールFジシアネート、ビス(4−シアネートフェニル)エーテル、ビスフェノールEジシアネート、シアネートノボラック樹脂等が挙げられる。
この粘着層中のイソシアネート残基を10%以下とした後で接着層と接合することにより、長期間安定したピックアップ性が発現する理由は、以下のように考えられる。
イソシアネート基は反応性が高く、様々な化合物と反応する。そのために粘着層中のイソシアネート残基が多いと、接着層を構成する樹脂組成物の成分とイソシアネート基が反応する。その結果、粘着層と接着剤層間の界面の密着力が上昇し、ピックアップ性が低下すると考えられる。
この粘着層のイソシアネート残基は、より具体的には8%以下とすることが好ましく、特に5%以下とすることが好ましい。これにより、ピックアップ性をより向上できる。
このイソシアネート残基の量は、例えば粘着層の塗工乾燥直後に基材シートに貼り付けてから10分後および熱処理後の粘着層のIRスペクトルにおけるイソシアネート基由来の2250cm−1におけるピーク面積で評価した。粘着層を貼り付けてから10分後のピーク面積をAとし、熱処理後のピーク面積をBとして、下記式よりイソシアネート残基を求めた。粘着剤層のIRスペクトルの測定方法は、パーキンエルマー社製フーリエ変換赤外分光分析Spectrum Oneにて、ATR法で積算回数4回で測定を行った。
イソシアネート残基(%)=B/A×100 (式)
まず、シリコンウエハーの裏面に、上述の半導体用接着フィルムの粘着層が接合されるように貼着する。次に、シリコンウエハーの半導体用フィルム側の面がダイシング装置に接するように、シリコンウエハーをダイシング装置上に固定する。そして、ダイシングソー等の切断手段を用いて、上記シリコンウエハーを個片化単位(半導体素子の単位)に切断する。こうして、半導体用接着フィルムを有する半導体素子を得る。
(実施例1)
1)基材シートおよび粘着剤層の作製
基材シートとして、CT−H617(クラレ製)を、押し出し機で、厚み100μmのシートを形成し、表面をコロナ処理し、基材シートを得た。
次に、アクリル酸2−エチルヘキシル70重量部と酢酸ビニル25重量部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル5重量部とを共重合して得られた重量平均分子量500,000の共重合体(水酸基を有する熱可塑性樹脂)100重量部に対し、ポリイソシアネート化合物(コロネートL、日本ポリウレタン(株)製)6重量部を配合した粘着層となる樹脂溶液を剥離処理したポリエチレンテレフタレートフィルム(王子製紙社製、品番RL−07、厚さ38μm)に乾燥後の厚さが10μmになるように塗工し、80℃で5分間乾燥し、粘着層を得た。その粘着層を基材シートのコロナ処理面にラミネートして厚さ10μmの粘着層を有する粘着層付き基材シート得た。そして、粘着剤付き基材シートを60℃で168時間熱処理を施し、粘着層中のイソシアネート残基を2%とした。なお、イソシアネート残基の量は、粘着層の塗工乾燥直後に基材シートに貼り付けてから10分後および熱処理後の粘着層のIRスペクトルにおけるイソシアネート基由来の2250cm−1におけるピーク面積を測定し、粘着層を貼り付けてから10分後のピーク面積をAとし、熱処理後のピーク面積をBとして、下記式より求めた。粘着剤層のIRスペクトルの測定方法は、パーキンエルマー社製フーリエ変換赤外分光分析Spectrum Oneにて、ATR法で積算回数4回で測定を行った。
イソシアネート残基(%)=B/A×100
アクリル酸エステル共重合体として重量平均分子量350,000のアクリル酸エステル共重合体(SG−80H、ナガセケムテックス(株)製、Tg:15℃)100重量部と、熱硬化樹脂として結晶性のクレゾールノボラックエポキシ樹脂(EOCN−1020−80、エポキシ当量200g/eq、日本化薬(株)製)3重量部と、エポキシ樹脂(NC6000、エポキシ当量197g/eq、日本化薬(株)製)4.5重量部と、硬化剤としてフェノール硬化剤(PR53647、住友ベークライト(株)製)3.8重量部と、カップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(KBM403、信越化学(株)製)0.2重量部と、無機充填材として球形のシリカフィラー(SE−2050、粒径5μm、アドマファイン(株)製)70重量部と、をメチルエチルケトン(MEK)に溶解・分散させて樹脂固形分20%の樹脂ワニスを得た。この樹脂ワニスをコンマコーターで、剥離処理した厚さ38μmポリエチレンテレフタレートフィルム(王子製紙社製、品番RL−07、厚さ38μm)に塗布した後、70℃で10分間乾燥して、厚さ25μmの接着層を有するキャリアフィルム付き接着層を得た。
上述の粘着層付き基材シートからポリエチレンテレフタラートフィルムを剥がした。次に、前述のキャリアフィルム付き接着層を、半導体ウエハーよりも大きく、かつウエハーリング貼付予定の内径よりも小さいサイズにハーフカットした。そして前述の粘着層上に接着層を貼付け、キャリアフィルムを剥がすことにより、基材シート、粘着層、接着層がこの順に構成されてなる半導体用接着フィルムを得た。
得られた半導体用接着フィルムを6インチ、200μmウエハーの裏面に60℃で貼り付けし、半導体用接着フィルム付きウエハーを得た。その半導体用接着フィルム付きウエハーを、ダイシングソーを用いて、スピンドル回転数30,000rpm、切断速度50mm/secで5mm×5mm角の半導体素子にダイシング(個片化)し、粘着層と接着層との間で剥離して接着層付き半導体素子をピックアップした(剥離工程)。次に、ピックアップした接着層付き半導体素子をビスマレイミド−トリアジン樹脂基板に、130℃、1MPa、1.0秒間圧着して、接合した(接合工程)。そして180℃、1時間で加熱した後、周囲を封止樹脂で封止して半導体装置を得た。このようにして、10個の半導体装置を作製した。
得られた接着フィルムの熱処理条件を下記の様にした以外は、実施例1と同様にした。
得られた接着フィルムを50℃で168時間熱処理を施し、粘着層中のイソシアネート残基を6%とした。
得られた接着フィルムの熱処理条件を下記の様にした以外は、実施例1と同様にした。
得られた接着フィルムを40℃で168時間熱処理を施し、粘着層中のイソシアネート残基を10%とした。
熱処理に代えて、室温で1ヶ月放置することによりイソシアネート残基を8%とした以外は、実施例1と同様にした。
接着層の配合において、無機充填材を用いずに配合を以下のようにした以外は、実施例1と同様にした。
アクリル酸エステル共重合体として重量平均分子量350,000のアクリル酸エステル共重合体(SG−80H、ナガセケムテックス(株)製、Tg:15℃)100重量部と、熱硬化樹脂として結晶性のクレゾールノボラックエポキシ樹脂(EOCN−1020−80、エポキシ当量200g/eq、日本化薬(株)製)3重量部と、エポキシ樹脂(NC6000、エポキシ当量197g/eq、日本化薬(株)製)4.5重量部と、硬化剤としてフェノール硬化剤(PR53647、住友ベークライト(株)製)3.8重量部と、カップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(KBM403、信越化学(株)製)0.2重量部と、をメチルエチルケトン(MEK)に溶解・分散させて樹脂固形分20%の樹脂ワニスを得た。
接着層の配合において、無機充填材として以下のものを用いた以外は実施例1と同様にした。
無機充填材として結晶状無機充填材(東海ミネラル(株)製、EF−10N)を用いた。
粘着層の配合を以下のようにした以外は、実施例1と同様にした。
アクリル酸2−エチルヘキシル50重量部とアクリル酸ブチル10重量部、酢酸ビニル37重量部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル3重量部とを共重合して得られた重量平均分子量300,000の共重合体(水酸基を有する熱可塑性樹脂)100重量部に対し、ポリイソシアネート化合物(コロネートL、日本ポリウレタン(株)製)6重量部を配合した。
粘着層の作製において、熱処理を施さずに粘着層と接着層とを接合した以外は、実施例1と同様にした。粘着層中のイソシアネート残基100%であった。
粘着層の配合において、水酸基を有する熱可塑性樹脂を、アクリル酸2−エチルヘキシル70重量部と酢酸ビニル30重量部とを共重合して得られた重量平均分子量500,000の共重合体(水酸基を有していない熱可塑性樹脂)に代えた以外は、実施例1と同様にした。粘着層中のイソシアネート残基3%であった。
半導体ウエハーをダイシングした後に接着層付き半導体素子が、粘着層と接着層間で剥離し、ピックアップできるかを評価した。各符号は、以下の通りである。
◎:90%以上のチップがピックアップ可能であった。
○:ダイシングしたチップの70%以上、90%未満がピックアップ可能であった。
△:ダイシングしたチップの50%以上、70%未満がピックアップ可能であった。
×:ピックアップできたチップが50%以下であった。
半導体ウエハーのダイシング後、一定条件下で保存し、保存後も接着剤層付き半導体素子が、粘着剤層と接着剤層間で剥離し、ピックアップができるかを評価した。保存条件は、温度を21〜23℃で、湿度を40〜42%の条件で30日間とした。各符号は、以下の通りである。
◎:全てのチップがピックアップ可能であった。
○:ダイシングしたチップの70%以上、90%未満がピックアップ可能であった
△:ダイシングしたチップの50以上、70%未満がピックアップ可能であった。
×:ピックアップできたチップが50%以下であった。
半導体ウエハーをダイシングした際に、半導体用接着フィルムから剥離する半導体素子の個数を計測することにより評価した。
半導体用接着フィルムの粘着剤層に、ウエハーリングを貼り付け、一定条件下で保存後にウエハーリングを粘着剤層から取り外した時の、ウエハーリングへ粘着剤が転写しているか目視で評価した。保存条件は、温度を21から23℃で、湿度を40から42%の条件で一週間とした。ウエハーリングが汚染されていなければ○、汚染されていれば×の評価を行った。
耐クラック性は、得られた半導体装置を85℃/85%RH/168時間吸湿処理をした後、260℃のIRリフローを3回行い走査型超音波探傷機(SAT)で評価した。各符号は、以下の通りである。
◎:クラックが全く無し
○:クラックが、7/10個以上無し
△:クラックが、9/10個以上、かつ7/10個未満有り
×:クラックが、10/10個有り
−:サンプル作製できず
また、実施例1〜7で得られた半導体用フィルムを用いた半導体装置の製造では、ダイシング後のチップ飛散も改善されていた。
また、実施例1〜7の半導体用接着フィルムは、ウエハリングの汚染も無かった。
Claims (9)
- 水酸基を有するアクリル系樹脂およびイソシアネート化合物を含む第1樹脂組成物で構成される粘着層と、アクリル酸エステル共重合体を含む第2樹脂組成物で構成される接着層と、を有する半導体用接着フィルムの製造方法であって、前記粘着層中のイソシアネート残基を10%以下とした後に、該粘着層と前記接着層とを接合する接合工程を有することを特徴とする半導体用接着フィルムの製造方法。
- 前記第2樹脂組成物は、さらにエポキシ樹脂を含むものである請求項1に記載の半導体用接着フィルムの製造方法。
- 前記第2樹脂組成物は、さらに無機充填材を含むものである請求項1または2に記載の半導体用接着フィルムの製造方法。
- 前記無機充填材が、球状の無機充填材を含むものである請求項3に記載の半導体用接着フィルムの製造方法。
- 前記接合工程の前に、前記イソシアネート残基を低減するために前記粘着層を予め熱処理する工程を有するものである請求項1ないし4のいずれかに記載の半導体用接着フィルムの製造方法。
- 前記熱処理工程は、前記粘着層中のイソシアネート残基を10%以下とするまで熱処理するものである請求項5に記載の半導体用接着フィルムの製造方法。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の半導体用接着フィルムの製造方法で得られることを特徴とする半導体用接着フィルム。
- 請求項7に記載の半導体用接着フィルムの接着層をシリコンウエハーに貼着する貼着工程と、
前記シリコンウエハーを個片化して半導体素子を得る個片化工程と、
前記粘着層と、接着層との間で半導体素子を剥離する剥離工程と、
前記接着層を有する半導体素子の接着層と支持体とを接合する接合工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記剥離工程において、前記粘着層と接着層との間の密着力を低減させるための加熱処理工程または紫外線照射工程を実質的に有しないものである請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
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