JP5023397B2 - スロットル装置 - Google Patents

スロットル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5023397B2
JP5023397B2 JP2008137983A JP2008137983A JP5023397B2 JP 5023397 B2 JP5023397 B2 JP 5023397B2 JP 2008137983 A JP2008137983 A JP 2008137983A JP 2008137983 A JP2008137983 A JP 2008137983A JP 5023397 B2 JP5023397 B2 JP 5023397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throttle
sensor unit
pipe
housing
return mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008137983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009287411A (ja
Inventor
徹也 近藤
孝一 野添
幸一 嶋村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2008137983A priority Critical patent/JP5023397B2/ja
Priority to DE602009000222T priority patent/DE602009000222D1/de
Priority to EP09155225A priority patent/EP2128010B1/en
Priority to US12/387,810 priority patent/US8051939B2/en
Publication of JP2009287411A publication Critical patent/JP2009287411A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5023397B2 publication Critical patent/JP5023397B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K23/00Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips
    • B62K23/02Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips hand actuated
    • B62K23/04Twist grips
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/14Handlebar constructions, or arrangements of controls thereon, specially adapted thereto
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20207Multiple controlling elements for single controlled element
    • Y10T74/20256Steering and controls assemblies
    • Y10T74/20262Rotary control shaft
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20732Handles
    • Y10T74/2078Handle bars
    • Y10T74/20828Handholds and grips

Description

本発明は、スロットル装置に係り、特に、ハンドルバーに回転可能に軸支されるスロットルパイプと、スロットルハウジングに収納されるスロットルセンサユニットとをスプライン係合させるようにし、スロットルパイプにスロットルセンサユニットを小組みしてハンドルバーに組み付けることができるようにしたスロットル装置に関する。
従来から、自動二輪車等の車両のハンドルバーに回転可能に挿嵌されたスロットルパイプの回転角度をセンサで検知することで、乗員によるスロットル操作量を検知するようにしたスロットル装置が知られている。
特許文献1には、スロットルパイプの端部に傘歯車が形成されたリングを取り付けると共に、このリングの傘歯車に噛合してスロットルパイプの回転方向と略直交する方向に回転する被センサ体を備え、このセンサ体の回転角度を検知するようにしたスロットル装置が開示されている。
また、特許文献2には、ハンドルバーを巻回するように形成された環状のポテンショメータを備えると共に、このポテンショメータの可動接点が設けられた回転部材をスロットルパイプの一端部に係合させるようにしたスロットル装置が開示されている。
特開2003−252273号公報 実用新案登録第2554808号
しかしながら、特許文献1および2に記載された技術では、部品点数が多くなったり構造が複雑になりやすいという課題があり、高いセンサ精度を確保しつつ組み立て作業の高効率化を可能とする構造に関しては、依然として工夫の余地があった。特に、スロットルパイプにスロットルセンサユニットを小組みした状態でハンドルバーに取り付けることができなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、ハンドルバーに回転可能に軸支されるスロットルパイプと、スロットルハウジングに収納されるスロットルセンサユニットとをスプライン係合させるようにし、スロットルパイプにスロットルセンサユニットを小組みしてハンドルバーに組み付けることができるようにしたスロットル装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、車両のハンドルバーに回転可能に挿嵌されるスロットルパイプと、前記ハンドルバーに固定されて前記スロットルパイプの外周に回転可能に係合するスロットルハウジングと、前記スロットルハウジングに収容されて前記スロットルパイプの回転角度を検知するスロットルセンサユニットとを備えたスロットル装置において、前記スロットルパイプの一端部の外周面に軸方向のスプラインが形成され、前記スロットルセンサユニットは、略中央にスプライン孔を有する環状に形成され、前記スロットルパイプと前記スロットルセンサユニットとがスプライン係合される点に第1の特徴がある。
また、前記スロットルパイプを初期位置に戻す方向の付勢力を与えるスロットル戻し機構を備え、前記スロットル戻し機構は、前記スロットルセンサユニットに隣接配置されると共に、前記スロットルパイプとスプライン係合される点に第2の特徴がある。
また、前記スロットル戻し機構に形成された凸部と前記スロットルセンサユニットに形成された凹部とが係合することによって、前記スロットルセンサユニットと前記スロットル戻し機構とが、前記スロットルパイプの軸方向に重なるように配置されている点に第3の特徴がある。
また、前記スロットルセンサユニットは、前記スプライン孔が形成された回動部材と、該回動部材の回動量を検出する検出部と、前記回動部材および検出部を収納すると共に前記スロットルハウジングに回動不能に取り付けられるセンサハウジングとからなる点に第4の特徴がある。
さらに、前記スロットルハウジングに少なくとも1つのハンドルスイッチが設けられ、前記スロットルセンサおよびスロットル戻し機構は、前記スロットルハウジングの車体外方側に配置され、前記ハンドルスイッチは、前記スロットルハウジングの車体中央側に配置される点に第5の特徴がある。
第1の特徴によれば、スロットルパイプの一端部の外周面に軸方向のスプラインが形成され、スロットルセンサユニットは、略中央にスプライン孔を有する環状に形成され、スロットルパイプとスロットルセンサユニットとがスプライン係合されるので、スロットルセンサユニットとスロットルパイプとの組み付け作業が簡単になると共に、この両者を組み付けた状態でハンドルバーに同時に取り付けることが可能となる。これにより、スロットル装置の組み立て作業の高効率化が図られる。また、スロットルパイプとスロットルセンサユニットとがスプライン係合されるため、スロットルパイプを軸方向に動かす力が与えられた場合でも、この力がスロットルセンサユニットに伝達されることがなくなる。
第2の特徴によれば、スロットルパイプを初期位置に戻す方向の付勢力を与えるスロットル戻し機構を備え、スロットル戻し機構は、スロットルセンサユニットに隣接配置されると共にスロットルパイプとスプライン係合されるので、スロットルパイプのスプライン上に、スロットルセンサユニットおよびスロットル戻し機構とを同時に組み付けてから、これをハンドルバーに取り付けることが可能となる。これにより、スロットル装置の組み立て作業の高効率化が図られる。
第3の特徴によれば、スロットル戻し機構に形成された凸部とスロットルセンサユニットに形成された凹部とが係合することによって、スロットルセンサユニットとスロットル戻し機構とがスロットルパイプの軸方向に重なるように配置されているので、スロットルセンサとスロットル戻し機構とがなす軸方向の寸法が低減され、スロットルハウジングの小型化を図ることが可能となる。
第4の特徴によれば、スロットルセンサユニットは、スプライン孔が形成された回動部材と、該回動部材の回動量を検出する検出部と、回動部材および検出部を収納すると共にスロットルハウジングに回動不能に取り付けられるセンサハウジングとからなるので、スロットルセンサユニットの組み立てを先に行ってから、スロットルセンサユニットとスロットルパイプとをスプライン係合させて、これを同時にハンドルバーに取り付けることが可能となる。また、スロットルパイプを軸方向に動かす力が与えられた場合でも、この力が回動部材に伝達されず、検出部のセンサ精度やセンサハウジングのシール性等に影響を与えることがなくなる。
第5の特徴によれば、スロットルハウジングに少なくとも1つのハンドルスイッチが設けられ、スロットルセンサおよびスロットル戻し機構は、スロットルハウジングの車体外方側に配置され、ハンドルスイッチはスロットルハウジングの車体中央側に配置されるので、スロットルハウジング内のスペースを有効に利用してハンドルスイッチを取り付けることができ、スロットルハウジングの小型化が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るスロットル装置1を備えた自動二輪車100の側面図である。車体フレーム101の車体前部には、左右一対のフロントフォーク103を操舵可能に軸支するヘッドパイプ102が形成されている。フロントフォーク103には前輪WFが回転自在に軸支されており、フロントフォーク103の上端部に取り付けられたハンドルバー2によって前輪WFを操舵することができる。スロットル装置1は、車幅方向に延びるハンドルバー2の右側に取り付けられている。
車体フレーム101の上部には上側カバー104が配置されており、ヘッドパイプ102の車体前方側はカウリング104で覆われている。車体フレーム2の下部には、クランクシャフト108を車幅方向に向けて配置したV型4気筒形式のエンジン107が取り付けられている。上側カバー104の内部には、不図示の燃料タンクのほか、エアクリーナボックス105、エンジン107の前側シリンダ110Fおよび後側シリンダ110Rの吸気ポートに燃料を供給する燃料噴射装置106等が収められている。前側シリンダ110からの排気ガスは、前側排気管112Fによって膨張室114に送られ、後側シリンダ110Rからの排気ガスは、後側排気管112Rによって膨張室114に送られる。膨張室114に送られた排気ガスは、消音器115を介して車体後方へ排出される。
車体フレーム101の後方上部には、シート119を支持するシートフレーム121が取り付けられ、また、車体フレーム101の後方下部には、後輪WRを回転自在に軸支するスイングアーム116が揺動自在に軸支されている。スイングアーム116は、リヤショックユニット117によって車体フレーム101に吊り下げられている。エンジン107の回転駆動力は、ドライブチェーン115を介して後輪WRに伝達される。スイングアーム116の揺動軸の下方の車体フレーム101には、停車時に車体を支持するサイドスタンド120が取り付けられている。
図2は、エンジン107のシステム構成図である。エンジン107の吸気管157には、アクチュエータ154でスロットルバルブ155を開閉駆動する電子制御スロットル153が介装されており、この電子制御スロットル153および吸気バルブ161を介して、前後シリンダの燃焼室166内に空気が吸入される。
燃焼排気は燃焼室166から排気バルブ163を介して排出され、触媒装置113で浄化された後、前記消音器115から大気中に放出される。吸気バルブ161および排気バルブ163は、それぞれ吸気側カムシャフト162および排気側カムシャフト164に設けられたカムによって開閉駆動される。
各気筒の吸気ポート159には、電磁式の燃料噴射弁160が設けられ、この燃料噴射弁160は、噴射パルス信号によって開弁駆動されると、所定圧力に調整された燃料を吸気バルブ161に向けて噴射する。
マイクロコンピュータを内蔵するコントロールユニット150は、電子制御スロットル153および燃料噴射弁160、不図示の点火装置等を総合的に制御する。また、コントロールユニット150には、エンジン107の吸入空気量を検出するエアフローメータ158、スロットル装置1のスロットル開度を検出するスロットルセンサユニット(APS)20、クランクシャフト108の回転角度を検出するクランク角センサ167、スロットルバルブ155の開度を検出するスロットルバルブ開度センサ156、車速を検出する車速センサ151等の各種センサからの検出信号が入力される。なお、コントロールユニット114には、各種センサからの検出信号のほか、バッテリ電圧信号やブレーキ作動信号などが入力される。コントロールユニット150は、運転者のスロットル操作量および各種センサからの信号に応じて、電子制御スロットル153を駆動制御する。
図3は、本発明の一実施形態に係るスロットル装置1の正面図である。スロットル装置1は、自動二輪車の車幅方向に延設されて、前輪を操舵するためのハンドルバー2の右側端部に設けられている。金属等のパイプからなるハンドルバー2には、略円筒状の樹脂等からなるスロットルパイプ6(図4参照)が所定角度内で回転自在に軸支されている。スロットルパイプ6の外周部には、ゴム等で形成された把持部としてのハンドルグリップ3が取り付けられており、車両の運転者は、このハンドルグリップ3を把持して前輪を操舵すると共に、ハンドルバー2に対するハンドルグリップ3の回転角度を任意に調整することで、車両の駆動源としてのエンジンの出力を調整することができる。
また、ハンドルグリップ3より車体中央側の部分で、ハンドルバー2には、略円筒状の樹脂等からなるスロットルハウジング10が固定されている。スロットルハウジング10には、複数のハンドルスイッチが取り付けられている。複数のハンドルスイッチは、例えば、シーソー式のキルスイッチ5a、押圧ボタン式のハザードランプスイッチ5bおよびスタータスイッチ5cによって構成することができる。車両の運転者は、右手でハンドルグリップ3を把持した状態で、親指を伸ばして各スイッチを操作できる。
スロットルハウジング10の内部には、スロットルパイプ6の回転角度を検知するスロットルセンサユニット20と、ハンドルグリップ3を初期位置に戻す方向の付勢力を与えるスロットル戻し機構40とが収納されている。ハンドルグリップ2は、所定角度内で回転可能に保持されると共に、このスロットル戻し機構40によって、その初期位置の方向、換言すれば、エンジン出力を小さくする方向に常時付勢されている。なお、ハンドルバー2の右側端部には、グリップエンド4が固定されている。
図4は、図3の一部拡大断面図である。また、図5は、図4のA−A線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。スロットルハウジング10は、複数のネジ等(不図示)で互いに結合される上側ハウジング半体10aと下側ハウジング半体10bとから構成されており、上側ハウジング半体10aは、位置決めボルト52によってハンドルバー2に固定されている。
なお、本実施形態に係るスロットルハウジング10は、スロットルセンサユニット20およびスロットル戻し機構40が収納される空間と、ハンドルスイッチが取り付けられる空間との間に隔壁36を設けることにより、スロットルセンサユニット20およびスロットル戻し機構40の防水・防塵性能を高める構成としているが、スロットルハウジングは種々の変形が可能であり、このような隔壁を持たない形状でもよい。
スロットルパイプ6の図示左端側は、スロットルハウジング10の略中央まで挿入されている。また、スロットルパイプ6には、スロットルハウジング10の側壁を挟む円環状の鍔部27が形成されており、スロットルパイプ6は、上側ハウジング半体10aおよび下側ハウジング半体10bを結合することで、軸方向に移動不能に保持される。そして、スロットルパイプ6の鍔部27より車体中央側の外周部には、軸方向の5本のキー7からなるスプライン35が形成されている。
スロットルセンサユニット20は、抵抗式のポテンショメータを構成しており、円環状に形成されてスロットルハウジング10の内壁に固定されている。スロットルセンサユニット20は、ポテンショメータの可動接点25が取り付けられた回動部材23と、ポテンショメータの固定接点30が設けられたベース部材22と、該ベース部材22と係合されるカバー部材21とから構成されている。回動部材23、ベース部材22、カバー部材21は、それぞれ樹脂等で形成されている。
スロットルセンサユニット20は、回動部材23の軸方向両側にオイルシール等のシール部材33,34を係合し、この回動部材23をベース部材22およびカバー部材21で両側から挟むことで組み立てられる。ベース部材22とカバー部材21とは、ベース部材22に設けられた係合突起51と、カバー部材21に設けられた係合爪50とが嵌合することで固定され、これにより、固定接点30および可動接点25が収納されるセンサ内部は高い防水・防塵性が確保される。なお、係合爪50および係合突起51の形状等は、種々の変形が可能であり、ベース部材22とカバー部材21とはネジ等の締結部材で固定してもよい。ベース部材22の裏面側には、固定接点30に接続されてセンサ信号を出力する配線32が取り付けられており、該配線32は、ゴム等で形成されたパッキン部材31を貫通して隔壁36の外部へ導かれる。
そして、回動部材23には、スロットルパイプ6のスプライン形状(スプライン35)と合致する5本のキー溝28を有するスプライン孔29が形成されており、このスプライン孔29にスロットルパイプ6を係合させることで、両者の組み付けが完了することとなる。
上記したように、スロットルセンサユニット20がモジュール化されており、該スロットルセンサユニット20とスロットルパイプ6とをスプライン係合させることで両者の組み付けが完了するので、組み付け作業が容易となる。さらに、両者を組み付けた状態でハンドルバー2に同時に取り付けることができるので、スロットル装置1の組み立て作業の効率を高めることができる。なお、本実施形態では、スロットルセンサユニット20およびスロットルパイプ6を先にハンドルバー2に取り付け、その後に、スロットルハウジング10が上下から被せるように取り付けられる。
なお、本実施形態では、スロットルパイプ6の軸方向の動きが鍔部27によって規制されているが、例えば、鍔部27とスロットルハウジング10の壁部との間に若干の隙間が設けられ、この範囲内でスロットルパイプ6が軸方向に動く余地がある場合でも、スロットルパイプ6と回動部材23とがスプライン係合されているので、この軸方向の動きは回動部材23に伝達されない。これにより、回動部材23に軸方向の力が加えられて、センサ精度やセンサハウジングのシール性等に影響を与えることを防止できる。
スロットルパイプ6の回転角度を検出する検出部としての可動接点25および固定接点30は、それぞれ金属等の導電体で形成されている。回動部材23の突出部24に取り付けられた可動接点25は、入力側固定接点30aと出力側固定接点30bとに接触して両者を電気的に接続するものであり、スロットルパイプ6の回転に伴ってその接触位置が変化することで、前記配線32からの出力電流値が変化する。本実施形態では、図示右側の初期位置からスロットルパイプ6を図示半時計方向に回転させるに伴って、固定接点30に生じる電気抵抗値が小さくなるように構成されている。
また、スロットルパイプ6を初期位置に戻す方向の付勢力を与えるスロットル戻し機構40は、スロットルセンサユニット20と軸方向に隣接して設けられている。スロットル戻し機構40の本体部42には、コイルばね44が巻回されており、その一端側が鍔部41に係合されると共に、その他端部がスロットルハウジング10の隔壁36に係合されている。本体部42の図示右側(図4参照)には、スロットルパイプ6とスプライン係合する円筒状の凸部43が形成されており、この凸部43が回動部材23に形成された凹部26に挿入されることで、スロットル戻し機構40とスロットルセンサユニット20とが軸方向に重なるように配設されることとなる。これにより、スロットル戻し機構40がスロットルセンサユニット20の径方向内側に設けられて軸方向の寸法が低減され、スロットル装置全体の小型化が図られる。
上記したような構成によれば、スロットルパイプ6の端部に、スロットルセンサユニット20の回動部材23と、スロットル戻し機構40の本体部42とを、軸方向に重なるようにして同時にスプライン係合させることが可能となる。本実施形態では、センサ精度やコスト等の観点から、スロットルセンサユニット20の軸と直交する方向の厚さを低減することは難しいものの、回動部材23のスプライン係合させる軸方向の長さは短縮しても影響がないことに着目し、この短縮によって確保した回動部材23の凹部にスロットル戻し機構40の凸部43を挿入することで、スロットルセンサユニット20とスロットル戻し機構40とがなす軸方向の幅を低減している。これにより、スロットルハウジング10の小型化が可能となる。また、上記構成によれば、スロットル戻し機構40と、スロットルセンサユニット20と、スロットルパイプ6とを先に組み付けた状態で、ハンドルバー2に同時に取り付けることができるので、スロットル装置1の組み立て作業の効率をさらに高めることが可能となる。
なお、スロットルセンサユニット20およびスロットル戻し機構40の構造や形状は、上記実施形態に限られず、種々の変形が可能である。例えば、回動部材23とスロットル戻し機構40の本体部42とを一体部品として形成することもできる。
また、本実施形態では、スロットルハウジング10に対して、スロットル戻し機構40およびスロットルセンサユニット20を車体外方側(図4の右方向)に配置すると共に、ハンドルスイッチ5a,5b,5cを車体中央側(図4の左方向)に配置するように構成されている。このような配置によれば、スロットルハウジング10内のスペースを有効に利用して各ハンドルスイッチを取り付けることができ、スロットルハウジング10の小型化が可能となる。
なお、ハンドルバー、スロットルパイプ、スロットルハウジングの形状や材質、スロットルパイプに設けられたスプライン軸状部の形状、スロットルセンサユニットおよびスロットル戻し機構の構成等は、上記した実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、スロットルセンサユニットのセンサ部は、上記したようなポテンショメータに代えて、ホール素子を用いた非接触式のセンサを適用してもよい。また、スロットル装置には、スロットルパイプの回転動作に適度な抵抗を与えるフリクション手段を設けることができる。このフリクション手段は、例えば、摩擦体の摺動抵抗を利用する構成として、スロットルハウジングの内部に収納することができる。
本発明に係るスロットル装置は、二輪車に限られず、駆動源をエンジンやモータとする三輪車や四輪車等の車両に適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係るスロットル装置を備えた自動二輪車の側面図である。 エンジンのシステム構成図である。 本発明の一実施形態に係るスロットル装置の正面図である。 図3の一部拡大断面図である。 図4のA−A線断面図である。
符号の説明
1…スロットル装置、2…ハンドルバー、3…ハンドルグリップ、6…スロットルパイプ、5a,5b,5c…ハンドルスイッチ、7…キー、10…スロットルハウジング、10a…上側ハウジング半体、10b…下側ハウジング半体、20…スロットルセンサユニット、21…カバー部材、22…ベース部材、23…回動部材、25…可動接点(検出部)、26…凹部、29…スプライン孔、30…固定接点(検出部)、35…スプライン、40…スロットル戻し機構、42…本体部、43…凸部

Claims (4)

  1. 車両のハンドルバー(2)に回転可能に挿嵌されるスロットルパイプ(6)と、前記ハンドルバー(2)に固定されて前記スロットルパイプ(6)の外周に回転可能に係合するスロットルハウジング(10)と、前記スロットルハウジング(10)に収容されて前記スロットルパイプ(6)の回転角度を検知するスロットルセンサユニット(20)と、前記スロットルパイプ(6)を初期位置に戻す方向の付勢力を与えるスロットル戻し機構(40)とを備えたスロットル装置において、
    前記スロットルパイプ(6)の一端部の外周面に軸方向のスプライン(35)が形成され、
    前記スロットルセンサユニット(20)は、略中央にスプライン孔(29)を有する環状に形成され、
    前記スロットルパイプ(6)と前記スロットルセンサユニット(20)とがスプライン係合されると共に、前記スロットル戻し機構(40)に形成された凸部(43)と前記スロットルセンサユニット(20)に形成された凹部(26)とが係合することによって、前記スロットルセンサユニット(20)と前記スロットル戻し機構(40)とが、前記スロットルパイプ(6)の軸方向に重なるように配置されていることを特徴とするスロットル装置。
  2. 前記スロットルパイプ(6)を初期位置に戻す方向の付勢力を与えるスロットル戻し機構(40)を備え、
    前記スロットル戻し機構(40)は、前記スロットルセンサユニット(20)に隣接配置されると共に、前記スロットルパイプ(60)とスプライン係合されることを特徴とする請求項1に記載のスロットル装置。
  3. 前記スロットルセンサユニット(20)は、前記スプライン孔(29)が形成された回動部材(23)と、該回動部材(23)の回動量を検出する検出部(25)と、前記回動部材(23)および検出部(25)を収納すると共に前記スロットルハウジング(10)に回動不能に取り付けられるセンサハウジング(21,22)とからなることを特徴とする請求項1または2に記載のスロットル装置。
  4. 前記スロットルハウジング(10)に少なくとも1つのハンドルスイッチ(5a,5b,5c)が設けられ、
    前記スロットルセンサユニット(20)およびスロットル戻し機構(40)は、前記スロットルハウジング(10)の車体外方側に配置され、
    前記ハンドルスイッチ(5a,5b,5c)は、前記スロットルハウジング(10)の車体中央側に配置されることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のスロットル装置。
JP2008137983A 2008-05-27 2008-05-27 スロットル装置 Expired - Fee Related JP5023397B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008137983A JP5023397B2 (ja) 2008-05-27 2008-05-27 スロットル装置
DE602009000222T DE602009000222D1 (de) 2008-05-27 2009-03-16 Fahrzeug mit einer Drosselvorrichtung
EP09155225A EP2128010B1 (en) 2008-05-27 2009-03-16 Vehicle having a throttle device
US12/387,810 US8051939B2 (en) 2008-05-27 2009-05-07 Throttle control apparatus for a vehicle and vehicle incorporating same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008137983A JP5023397B2 (ja) 2008-05-27 2008-05-27 スロットル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009287411A JP2009287411A (ja) 2009-12-10
JP5023397B2 true JP5023397B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=40651274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008137983A Expired - Fee Related JP5023397B2 (ja) 2008-05-27 2008-05-27 スロットル装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8051939B2 (ja)
EP (1) EP2128010B1 (ja)
JP (1) JP5023397B2 (ja)
DE (1) DE602009000222D1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7087877B2 (ja) 2017-09-29 2022-06-21 三菱ケミカル株式会社 分離方法及び(メタ)アクリル酸エステルの製造方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5268572B2 (ja) * 2008-11-06 2013-08-21 株式会社ミクニ アクセル操作装置
JP5339604B2 (ja) * 2009-03-30 2013-11-13 本田技研工業株式会社 自動二輪車
EP2432672A4 (en) * 2009-05-19 2013-01-16 Ev Ip Llc METHODS AND DEVICE FOR USING ELECTRIC VEHICLES
JPWO2011065330A1 (ja) * 2009-11-24 2013-04-11 ヤマハ発動機株式会社 鞍乗型車両
JP5358417B2 (ja) * 2009-12-08 2013-12-04 本田技研工業株式会社 アクセル操作装置
JP5777613B2 (ja) * 2010-06-02 2015-09-09 株式会社ミクニ アクセル装置
JP5745301B2 (ja) * 2011-03-25 2015-07-08 本田技研工業株式会社 スロットルセンサの取り付け構造
JP2013204450A (ja) 2012-03-27 2013-10-07 Honda Motor Co Ltd スロットル装置
JP6173204B2 (ja) * 2013-12-16 2017-08-02 東洋電装株式会社 スロットル装置の組付方法
JP2015182634A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両の操作装置
IT202000026828A1 (it) * 2020-11-10 2022-05-10 Bitron Spa Dispositivo di comando a manopola, particolarmente per motoveicoli
CN114718740B (zh) * 2022-04-14 2024-04-23 江阴长江电器股份有限公司 工程机械用发动机启停及油门调节装置及其制造方法
JP2024020898A (ja) * 2022-08-02 2024-02-15 カワサキモータース株式会社 乗物

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10315448A1 (de) 2003-04-04 2004-10-28 Ab Elektronik Gmbh Elektronisches Gassystem für Motorräder
JP2554808B2 (ja) 1991-12-09 1996-11-20 積水化学工業株式会社 地下室ユニットの連結構造
EP0759393B1 (en) * 1995-03-13 2002-08-21 Sakae Co., Ltd. Bicycle and speed change operating device for the same
JP4326617B2 (ja) * 1999-01-29 2009-09-09 ヤマハ発動機株式会社 小型滑走艇
DE10027193B4 (de) 2000-05-31 2013-04-04 Gustav Magenwirth Gmbh & Co. Kg Gasdrehgriff
JP2003252273A (ja) * 2002-02-26 2003-09-10 Yamaha Motor Co Ltd スロットル開度検出装置
JP2003303532A (ja) * 2002-04-09 2003-10-24 Alps Electric Co Ltd 複合操作型電気部品
JP2003328784A (ja) * 2002-05-16 2003-11-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd 乗物のスロットル装置
US6978694B2 (en) * 2002-12-06 2005-12-27 Magneti Marelli Powertrain U.S.A., Inc. Handlebar throttle controller with hysteresis
US20070182514A1 (en) * 2003-10-23 2007-08-09 Delphi Technologies, Inc. Control cartridge and control handle including same
US7287512B2 (en) * 2006-01-10 2007-10-30 Harley-Davidson Motor Company Group, Inc. Throttle position sensor
US7735470B2 (en) * 2007-01-10 2010-06-15 Delphi Technologies, Inc. Throttle control cartridge with double cam to force idle position

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7087877B2 (ja) 2017-09-29 2022-06-21 三菱ケミカル株式会社 分離方法及び(メタ)アクリル酸エステルの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE602009000222D1 (de) 2010-11-04
US8051939B2 (en) 2011-11-08
EP2128010A1 (en) 2009-12-02
JP2009287411A (ja) 2009-12-10
US20090293668A1 (en) 2009-12-03
EP2128010B1 (en) 2010-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5023397B2 (ja) スロットル装置
JP4414389B2 (ja) 鞍乗り型車両
EP1719891B1 (en) Electronic throttle device
US7311082B2 (en) Straddle type vehicle having an electronic throttle valve system
EP1777396B1 (en) Intake air control device
JP4777943B2 (ja) 車両のスロットル装置
JP4634355B2 (ja) 自動二輪車用内燃機関のスロットル制御装置
EP1777395B1 (en) Intake air control device
JP4777944B2 (ja) 車両のスロットル装置
JP6575244B2 (ja) 多段式変速システム
JP2019157760A (ja) 鞍乗り型車両のスロットル開度検出装置
JP2008088877A (ja) V型内燃機関の吸気装置
JP2002264876A (ja) 鞍乗型乗り物におけるハンドルグリップ装置
JP5874527B2 (ja) 自動二輪車の吸気制御装置
EP2639147B1 (en) Saddle riding type vehicle
JP4815252B2 (ja) 定車速制御装置
JP2011025763A (ja) 自動二輪車
JP4990175B2 (ja) 自動二輪車用エンジンの可変動弁装置、及び自動二輪車
WO2022158163A1 (ja) 鞍乗り型車両
JP6940573B2 (ja) 鞍乗型車両、および操作装置
TW201713529A (zh) 用於具有操舵手柄的機動車輛之加速器以及包括該加速器的機動車輛
JP2012180762A (ja) スロットル制御装置
JP5921933B2 (ja) アクセル開度検出装置
JP2005273611A (ja) スロットル装置及び自動二輪車
JP2014118914A (ja) 電子制御スロットル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120523

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120601

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5023397

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees