JP5021081B2 - ヘリコプター衛星通信システム、及びこれに用いるヘリコプター搭載通信装置 - Google Patents

ヘリコプター衛星通信システム、及びこれに用いるヘリコプター搭載通信装置

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本発明は、ヘリコプター搭載通信装置と地上局通信装置との間において通信衛星を介して通信を行うヘリコプター衛星通信システムに関するものである。
ヘリコプターと地上局との間において通信衛星を介して通信を行う場合、ヘリコプター側から送信される信号は、その回転翼によって間欠的に遮断される。特開2002−330092号公報には従来のヘリコプター搭載用通信装置の一例が示されている。この公報に記載されたヘリコプター搭載用通信装置は、回転角度検出装置によってヘリコプターの回転翼回転角度を検出し、この回転角度に基づいて、アンテナの放射範囲を回転翼が横切る期間を判別する。送信アンテナはヘリコプターに1台搭載されており、回転翼がアンテナの放射範囲を横切る期間は送信を停止することにより、回転翼が通信における障害とならないようにしたものである。
特開平2002−330092号公報
このように構成される従来のヘリコプター搭載用通信装置においては、ヘリコプターの回転翼の下に送信アンテナが設置されている場合、ヘリコプターの姿勢あるいは地理的な位置によって、アンテナから通信衛星を見る方向は異なり、その結果、アンテナから送信されるビームが回転翼により遮断される時間率が変化する。すなわち、回転翼が一定の周期で回っており、かつ回転翼の幅が一定の値とすれば、通信衛星に向かう送信ビームの方向が回転翼の根元から離れるほど、回転翼が1周する間に回転翼により遮断される時間率は小さくなる。従来のヘリコプター搭載用通信装置では、このような回転翼によるビーム遮断の時間率が変化するという条件に基づく送信データの処理手法については検討されておらず、通信の高品質化が図られていないという問題点があった。より具体的には、通信帯域幅、情報速度、及び誤り訂正の符号化率が一定の通信回線では、ヘリコプターに搭載したアンテナが通信衛星を見込む方向に関わらず、回転翼による送信ビーム遮断の時間率が最も大きく伝送時間が最も短いときの伝送ビットレート内に収まるように、情報速度を制限する必要があるという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、情報速度を可変化して、より高品質なヘリコプター衛星通信を提供することができるヘリコプター衛星通信システム、これに用いるヘリコプター搭載通信装置及び地上局通信装置を得ることを目的とする。
請求項1の発明に係るヘリコプター衛星通信システムは、通信衛星を介してヘリコプター搭載通信装置と地上局通信装置との間で通信を行うヘリコプター衛星通信システムにおいて、上記ヘリコプター搭載通信装置は、ヘリコプターに搭載された自装置から上記通信衛星に向けて送信する送信ビームが、上記ヘリコプターの回転翼によって遮断される遮断タイミングを、回転翼検出信号と上記ヘリコプターの姿勢情報、並びに、上記ヘリコプターの慣性航法データとから推定する遮断タイミング推定回路と、データ圧縮パラメータに基いて送信データの圧縮符号化を行うデータ圧縮符号化回路と、このデータ圧縮符号化回路により圧縮符号化された送信データを上記通信衛星へ向けて送信する送信機と、上記遮断タイミング推定回路により推定された遮断タイミングに基いて上記データ圧縮パラメータを選択し上記データ圧縮符号化回路へ指令する圧縮パラメータ選択回路とを具備し、上記地上局通信装置は、上記ヘリコプター搭載通信装置から送信された信号を上記通信衛星を介して受信する受信機と、この受信機により受信した信号からデータ圧縮パラメータを解読する圧縮パラメータ解読回路と、この圧縮パラメータ解読回路により解読されたデータ圧縮パラメータに基いて受信信号を再生処理するデータ再生回路とを具備したものである。
請求項2の発明に係るヘリコプター搭載通信装置は、ヘリコプターに搭載され、通信衛星を介して地上局通信装置との間で通信を行うヘリコプター搭載通信装置において、上記ヘリコプターに搭載された自装置から上記通信衛星に向けて送信する送信ビームが、上記ヘリコプターの回転翼によって遮断される遮断タイミングを、回転翼検出信号と上記ヘリコプターの姿勢情報、並びに、上記ヘリコプターの慣性航法データとから推定する遮断タイミング推定回路と、データ圧縮パラメータに基いて送信データの圧縮符号化を行うデータ圧縮符号化回路と、このデータ圧縮符号化回路により圧縮符号化された送信データを上記通信衛星へ向けて送信する送信機と、上記遮断タイミング推定回路により推定された遮断タイミングに基いて上記データ圧縮パラメータを選択し上記データ圧縮符号化回路へ指令する圧縮パラメータ選択回路とを備えたものである。
請求項3の発明に係るヘリコプター衛星通信システムは、通信衛星を介してヘリコプター搭載通信装置と地上局通信装置との間で通信を行うヘリコプター衛星通信システムにおいて、上記ヘリコプター搭載通信装置は、ヘリコプターに搭載された自装置から上記通信衛星に向けて送信する送信ビームが回転翼によって遮断される遮断タイミングを推定する遮断タイミング推定回路と、上記ヘリコプターの回転翼によって遮断される遮断タイミングの変動の範囲を予め決めておいた複数のしきい値で区分した範囲ごとに選定されたデータ圧縮パラメータに基いて送信データの圧縮符号化を行うデータ圧縮符号化回路と、このデータ圧縮符号化回路により圧縮符号化された送信データを上記通信衛星へ向けて送信する送信機と、上記遮断タイミング推定回路により推定された遮断タイミングが上記予め決めておいた複数のしきい値で区分した範囲のいずれに入っているかを判定して、上記遮断タイミング推定回路により推定された遮断タイミングが入っていると判定された範囲に選定された上記データ圧縮パラメータを選択し上記データ圧縮符号化回路へ指令する圧縮パラメータ選択回路とを具備し、上記地上局通信装置は、上記ヘリコプター搭載通信装置から送信された信号を上記通信衛星を介して受信する受信機と、この受信機により受信した信号からデータ圧縮パラメータを解読する圧縮パラメータ解読回路と、この圧縮パラメータ解読回路により解読されたデータ圧縮パラメータに基いて受信信号を再生処理するデータ再生回路とを具備したものである。
請求項4の発明に係るヘリコプター搭載通信装置は、ヘリコプターに搭載され、通信衛星を介して地上局通信装置との間で通信を行うヘリコプター搭載通信装置において、上記ヘリコプターに搭載された自装置から上記通信衛星に向けて送信する送信ビームが回転翼によって遮断される遮断タイミングを推定する遮断タイミング推定回路と、上記ヘリコプターの回転翼によって遮断される遮断タイミングの変動の範囲を予め決めておいた複数のしきい値で区分した範囲ごとに選定されたデータ圧縮パラメータに基いて送信データの圧縮符号化を行うデータ圧縮符号化回路と、このデータ圧縮符号化回路により圧縮符号化された送信データを上記通信衛星へ向けて送信する送信機と、上記遮断タイミング推定回路により推定された遮断タイミングが上記予め決めておいた複数のしきい値で区分した範囲のいずれに入っているかを判定して、上記遮断タイミング推定回路により推定された遮断タイミングが入っていると判定された範囲に選定された上記データ圧縮パラメータを選択し上記データ圧縮符号化回路へ指令する圧縮パラメータ選択回路とを備えたものである。
この発明によれば、ヘリコプター搭載通信装置において遮断タイミング信号に基いて圧縮パラメータ選定回路により送信データの圧縮パラメータを選定してデータ圧縮符号化回路に指令し、この指令による圧縮パラメータによってデータ圧縮符号化回路において送信データの圧縮符号化を行うので、ヘリコプター衛星通信システムでのより高品質な映像・音声の送受信を行うことができる。
実施の形態1
この発明の実施の形態1に関わるヘリコプター衛星通信システム、これに用いるヘリコプター搭載通信装置及び地上局通信装置を図1乃至図5によって説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係るヘリコプター衛星通信システムの全体構成を示す構成図であり、図2はこの発明の実施の形態1に係るヘリコプター搭載通信装置の構成を示す機能ブロック図であり、図3はこの発明の実施の形態1に係る地上局通信装置の構成を示す機能ブロック図である。図1において、1はヘリコプター搭載通信装置、2は地上局通信装置であり、これらの通信装置間で通信衛星3を介した通信が行われる。4はヘリコプター搭載通信装置1から通信衛星3を介して地上局通信装置2へ送信する回線、5は地上局通信装置2から通信衛星3を介してヘリコプター搭載通信装置1へ送信する回線である。
図2に示すヘリコプター搭載通信装置1において、6は映像や音声等の送信データをデータ圧縮符号化するデータ圧縮符号化回路であり、7は圧縮符号化された送信データを変調する変調器、8は変調後の送信信号を高周波変換し高出力増幅する送信機、9は送信機からの送信信号を通信衛星3へ送出するアンテナである。10はヘリコプターの姿勢情報(ロール、ピッチ、ヨー角及び機首方角)並びに位置情報(航行高度、緯度・経度)等からなる慣性航法データ、及び回転翼検出信号に基いて、通信衛星3の方向に向けたアンテナビームを回転翼が遮る遮断タイミングを推定する遮断タイミング推定回路であり、11は推定された遮断タイミングに基いてデータ圧縮パラメータを選択する圧縮パラメータ選択手段である。図3に示す地上局通信装置2において、12は通信衛星3からの電波を受信するアンテナであり、13はアンテナ12により受信した受信信号を低雑音増幅し低周波変換する受信機であり、14は受信機13により受信した受信信号を復調する復調器である。15はデータ圧縮された受信データを伸長処理し、映像・音声等を再生するデータ再生回路であり、16は復調器14により復調された受信信号から圧縮パラメータを解読する圧縮パアメータ解読回路である。
次にヘリコプター搭載通信装置1と地上局通信装置2の動作について説明する。ヘリコプターに搭載される衛星通信用のアンテナ装置は、通常、回転翼の下方のヘリコプター胴体部分に設置される。ヘリコプターの回転翼の下方にアンテナ9が設置される場合、ヘリコプターの姿勢あるいは地理的な位置によって、アンテナ9から通信衛星3を見る方向は変化し、その結果、アンテナ9から送信されるビームが回転翼により遮断される時間率が変化する。すなわち、回転翼の幅が一定の値とすれば、通信衛星に向かう送信ビームの方向が回転翼の根元から離れるほど、回転翼が1周する間に回転翼により遮断される時間率が小さくなる。図4は回転翼による遮断と送信可能期間について説明する模式図であり、例として、約40msec周期で回転翼による遮断が発生し、遮断時間の時間率が通信衛星に向かう送信ビームの方向に応じて、0%〜35%まで変化するものとしている。図4のA段は遮断タイミング推定回路10により推定された遮断タイミング信号であり、B段は遮断期間を外すように送信波を送信する様子を示すものである。遮断タイミング推定回路10は、入力されるヘリコプターの姿勢情報と位置情報等からなる慣性航法データと遮断タイミング推定回路10に記憶されている通信衛星3の位置情報とからヘリコプターの送信ビーム方向を計算し、その結果と回転翼検出信号とから回転翼により送信ビームが遮断されるタイミングを計算する。ここで、回転翼検出信号は、回転翼がその回転軸まわりに1回転する毎に特定回転位置において検出される信号であり、例えば、回転翼あるいは回転軸(回転側)に設けた目印(磁性材料のピンなどによる目印)を、胴体側(固定側)の特定角度に設けた検出器(磁気検出器)により検出し出力する信号である。この検出信号によって回転翼が特定角度位置を通過する時刻が判り、また、検出信号を計数して平均的な翼回転速度が計算されるので、これらに基づいて、回転翼の角度位置の時間変化を推定することができる。遮断タイミング推定回路10は、回転翼の角度位置の時間変化とビーム方向とからビームが回転翼により遮断される期間と次に回転翼がビームを遮断するまでの期間(送信可能期間)を推定し、遮断タイミング信号を生成し出力する。
原理的には、遮断タイミング信号と通信帯域幅とにより伝送可能な伝送ビットレートを算出することができ、この伝送ビットレートから、誤り訂正符号化による冗長分や、フレーム同期語及びプリアンブルなどの付加信号分を差し引くことにより、最大の情報速度を決定することができ、この最大の情報速度に送信データの圧縮符号化後の情報速度が一致するよう圧縮パラメータを設定すれば、最も高品質な通信を行える。実際には、ヘリコプターの機首方向や姿勢、ロータ回転速度によって、時々刻々と遮断タイミングが変化するので、これに合わせて連続的に圧縮パラメータを変化させることは処理を高負荷としてしまうので、数種類の圧縮パラメータをプリセットしておいて、遮断タイミング信号に基くしきい値判定を行って、圧縮パラメータを選択する手法が好ましいと考えられる。図5は圧縮パラメータ選択回路11による圧縮パラメータ選定の一例について説明する模式図であり、遮断期間率に基いて圧縮パラメータを選定するものである。図5において実線に示すように遮断期間率が時間変化したときに、しきい値である遮断期間率a、b%により判定して送信データの圧縮パラメータを選定する。遮断期間率がa%以下であるときには、情報速度を高めることができるので高画質・高音質モードに、a%〜b%では中画質・中音質モードに、b%以上では情報速度を低くするために低画質・低音質モードに選定する。選定する映像の圧縮パラメータとしては、例えば、単位時間フレーム数、画像サイズなどがあり、音声については音声サンプリング周波数などがある。図5では遮断期間率により判定する場合について示したが、送信可能期間率により判定することも可能である。
変調器7は、データ圧縮符号化回路6から入力される送信データをFIFO方式によりバッファリングしながら、遮断タイミング推定回路10により推定された遮断タイミング信号に基く送信可能期間中に読み出して変調することによりバースト波送信信号を生成し、送信機8へ出力する。遮断タイミング信号における遮断期間中は、データ圧縮符号化回路6から入力される送信データは変調器7においてバッファに蓄積されていく。このように、バッファへの蓄積と読み出しが繰り返し行われるが、圧縮符号化後の送信データの情報速度が遮断タイミング信号に基く伝送可能な伝送データレート内に収まるように、送信データの圧縮パラメータを設定しているので、変調器7におけるバッファがオーバーフローすることはない。
ヘリコプター搭載通信装置1から送信された送信信号は、通信衛星3を介して、地上局通信装置2により受信される。地上局通信装置2の受信機13はアンテナ12を介して受信した受信信号を低雑音増幅し低周波変換して復調器14へ出力し、復調器14は受信信号を復調し出力する。圧縮パラメータ解読回路16は復調された受信信号からデータ圧縮時の圧縮パラメータを解読し、データ再生回路15へ出力する。データ再生回路15では、圧縮パラメータ解読回路16により解読された圧縮パラメータに基いて、データ伸長処理を行い、映像・音声信号を再生する。
以上のように、遮断タイミング信号に基いて圧縮パラメータ選定回路11により送信データの圧縮パラメータを選定し、選定した圧縮パラメータをデータ圧縮符号化回路6に指令し、この指令による圧縮パラメータによってデータ圧縮符号化回路6において送信データの圧縮符号化を行うことにより、高品質な映像・音声の送信を行うことができる。
実施の形態2
この発明の実施の形態2に関わるヘリコプター衛星通信システム、これに用いるヘリコプター搭載通信装置及び地上局通信装置を図6及び図7によって説明する。図6はこの発明の実施の形態2に係るヘリコプター搭載通信装置の構成を示す機能ブロック図である。図6において、17は変調器7におけるバッファ量に基いて送信データの圧縮パラメータを選定する圧縮パラメータ選定回路である。図6において、図2と同一の符号を付した回路及び部分は図2におけるそれらの部品及び部分と同一又は相当する回路及び部分である。また、地上局通信装置2については、実施の形態1と同等の構成・機能を有しているので、実施の形態2での説明は省略する。
次にこの発明の実施の形態2に係るヘリコプター搭載通信装置1の動作について説明する。実施の形態1においても説明したように、変調器7にはデータ圧縮符号化回路6から圧縮符号化された送信データが入力されており、変調器7は送信データをFIFOバッファに蓄積しつつ、送信可能期間中に変調してバースト波として出力している。図7は変調器7内のバッファ情報量の増減と圧縮パラメータ選定の関係を示す模式図である。変調器7は、非送信の時間帯では、データ圧縮符号化回路6から入力される送信データはバッファに蓄えられ、送信の時間帯には、データ圧縮符号化回路6から入力される送信データをバッファに蓄積しつつ、FIFOで送信データをバッファから読み出して変調し出力する。1周期(1の非送信状態の始まりから次の非送信状態のはじまりまでの周期)において、入力データ量と出力データ量が同じ場合、E1のラインのようにバッファ内の情報量はしきい値L(下側)としきい値H(上側)との間の一定幅内で安定して推移する。入力データ量が出力データ量に比べて多い場合は、E2のラインのように変調器7におけるバッファ量が増加するので、しきい値Hを超えた時点Pにおいて圧縮パラメータを変更し、画質・音質を低下させて、情報速度を低くするようにする。一方、入力データ量が出力データ量より少ない場合は、E3のラインのように変調器7におけるバッファ量が減少するので、しきい値Lを下回った時点Qにおいて圧縮パラメータを変更し、画質・音質を高めて、情報速度を高くするようにする。このため、圧縮パラメータ選択回路17は、変調器7内のバッファ量をモニタしており、このバッファ量としきい値L、Hとを比較判定する。
圧縮パラメータ選択回路17には、例えば、高、中、低品質の3段階の画質・音質モード用の圧縮パラメータをプリセットしておき、遮断タイミングにおける遮断期間率が小さくなって変調器7内のバッファ量がしきい値Lより小さくなった場合には、段階的にモードを高品質側へ変更し、逆に遮断タイミングにおける遮断期間率が大きくなって変調器7内のバッファ量がしきい値Hより大きくなった場合には、段階的にモードを低品質側へ変更していくようにする。圧縮パラメータ選択回路17により選択した圧縮パラメータはデータ圧縮符号化回路6へ指令され、指令された圧縮パラメータによりデータ圧縮符号化回路6は送信データの圧縮符号化を行い変調器7へ出力する。
以上のように、ヘリコプターの機首方向や姿勢・位置により変化する遮断タイミングにより結果的に増減する変調器7内のバッファ量に基いて圧縮パラメータ選定回路11により送信データの圧縮パラメータを選定し、選定した圧縮パラメータをデータ圧縮符号化回路6に指令し、この指令による圧縮パラメータによってデータ圧縮符号化回路6において送信データの圧縮符号化を行うことにより、高品質な映像・音声の送信を行うことができる。
この発明の実施の形態1に係るヘリコプター衛星通信システムの全体構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係るヘリコプター搭載通信装置の構成を示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る地上局通信装置の構成を示す機能ブロック図である。 回転翼による遮断と送信可能期間について説明する模式図である。 圧縮パラメータ選択回路による圧縮パラメータ選定の一例について説明する模式図である。 この発明の実施の形態2に係るヘリコプター搭載通信装置の構成を示す機能ブロック図である。 変調器内のバッファ情報量の増減と圧縮パラメータ選定の関係を示す模式図である。
1 ヘリコプター搭載通信装置
2 地上局通信装置
3 通信衛星
6 データ圧縮符号化回路
7 変調器
10 遮断タイミング推定回路
11 圧縮パラメータ選択回路
13 受信機
14 復調器
15 データ再生回路
16 圧縮パラメータ解読回路

Claims (4)

  1. 通信衛星を介してヘリコプター搭載通信装置と地上局通信装置との間で通信を行うヘリコプター衛星通信システムにおいて、上記ヘリコプター搭載通信装置は、ヘリコプターに搭載された自装置から上記通信衛星に向けて送信する送信ビームが、上記ヘリコプターの回転翼によって遮断される遮断タイミングを、回転翼検出信号と上記ヘリコプターの姿勢情報、並びに、上記ヘリコプターの慣性航法データとから推定する遮断タイミング推定回路と、データ圧縮パラメータに基いて送信データの圧縮符号化を行うデータ圧縮符号化回路と、このデータ圧縮符号化回路により圧縮符号化された送信データを上記通信衛星へ向けて送信する送信機と、上記遮断タイミング推定回路により推定された遮断タイミングに基いて上記データ圧縮パラメータを選択し上記データ圧縮符号化回路へ指令する圧縮パラメータ選択回路とを具備し、上記地上局通信装置は、上記ヘリコプター搭載通信装置から送信された信号を上記通信衛星を介して受信する受信機と、この受信機により受信した信号からデータ圧縮パラメータを解読する圧縮パラメータ解読回路と、この圧縮パラメータ解読回路により解読されたデータ圧縮パラメータに基いて受信信号を再生処理するデータ再生回路とを具備したことを特徴とするヘリコプター衛星通信システム。
  2. ヘリコプターに搭載され、通信衛星を介して地上局通信装置との間で通信を行うヘリコプター搭載通信装置において、上記ヘリコプターに搭載された自装置から上記通信衛星に向けて送信する送信ビームが、上記ヘリコプターの回転翼によって遮断される遮断タイミングを、回転翼検出信号と上記ヘリコプターの姿勢情報、並びに、上記ヘリコプターの慣性航法データとから推定する遮断タイミング推定回路と、データ圧縮パラメータに基いて送信データの圧縮符号化を行うデータ圧縮符号化回路と、このデータ圧縮符号化回路により圧縮符号化された送信データを上記通信衛星へ向けて送信する送信機と、上記遮断タイミング推定回路により推定された遮断タイミングに基いて上記データ圧縮パラメータを選択し上記データ圧縮符号化回路へ指令する圧縮パラメータ選択回路とを備えたことを特徴とするヘリコプター搭載通信装置。
  3. 通信衛星を介してヘリコプター搭載通信装置と地上局通信装置との間で通信を行うヘリコプター衛星通信システムにおいて、上記ヘリコプター搭載通信装置は、ヘリコプターに搭載された自装置から上記通信衛星に向けて送信する送信ビームが回転翼によって遮断される遮断タイミングを推定する遮断タイミング推定回路と、上記ヘリコプターの回転翼によって遮断される遮断タイミングの変動の範囲を予め決めておいた複数のしきい値で区分した範囲ごとに選定されたデータ圧縮パラメータに基いて送信データの圧縮符号化を行うデータ圧縮符号化回路と、このデータ圧縮符号化回路により圧縮符号化された送信データを上記通信衛星へ向けて送信する送信機と、上記遮断タイミング推定回路により推定された遮断タイミングが上記予め決めておいた複数のしきい値で区分した範囲のいずれに入っているかを判定して、上記遮断タイミング推定回路により推定された遮断タイミングが入っていると判定された範囲に選定された上記データ圧縮パラメータを選択し上記データ圧縮符号化回路へ指令する圧縮パラメータ選択回路とを具備し、上記地上局通信装置は、上記ヘリコプター搭載通信装置から送信された信号を上記通信衛星を介して受信する受信機と、この受信機により受信した信号からデータ圧縮パラメータを解読する圧縮パラメータ解読回路と、この圧縮パラメータ解読回路により解読されたデータ圧縮パラメータに基いて受信信号を再生処理するデータ再生回路とを具備したことを特徴とするヘリコプター衛星通信システム。
  4. ヘリコプターに搭載され、通信衛星を介して地上局通信装置との間で通信を行うヘリコプター搭載通信装置において、上記ヘリコプターに搭載された自装置から上記通信衛星に向けて送信する送信ビームが回転翼によって遮断される遮断タイミングを推定する遮断タイミング推定回路と、上記ヘリコプターの回転翼によって遮断される遮断タイミングの変動の範囲を予め決めておいた複数のしきい値で区分した範囲ごとに選定されたデータ圧縮パラメータに基いて送信データの圧縮符号化を行うデータ圧縮符号化回路と、このデータ圧縮符号化回路により圧縮符号化された送信データを上記通信衛星へ向けて送信する送信機と、上記遮断タイミング推定回路により推定された遮断タイミングが上記予め決めておいた複数のしきい値で区分した範囲のいずれに入っているかを判定して、上記遮断タイミング推定回路により推定された遮断タイミングが入っていると判定された範囲に選定された上記データ圧縮パラメータを選択し上記データ圧縮符号化回路へ指令する圧縮パラメータ選択回路とを備えたことを特徴とするヘリコプター搭載通信装置。
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