JP2002261717A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP2002261717A
JP2002261717A JP2001058861A JP2001058861A JP2002261717A JP 2002261717 A JP2002261717 A JP 2002261717A JP 2001058861 A JP2001058861 A JP 2001058861A JP 2001058861 A JP2001058861 A JP 2001058861A JP 2002261717 A JP2002261717 A JP 2002261717A
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communication system
station
radio
wireless communication
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JP2001058861A
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Fujio Osagawa
扶仁雄 長川
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 艦船や航空機等、同時に多数の無線回線が必
要な場合、無線機の所要容積、重量、装備コストが膨大
となり、また、無線回線を多数確保するため、回線数に
応じた周波数が必要であり、電波妨害除去性能(以下、
ECCM性)の観点から問題があった。 【解決手段】 従来使用の回線および機材に、音声符号
器、時分割多重装置、音声復号器、を付加し、時分割多
重通信によって無線回線を多重することで、無線装置お
よびアンテナ装置の数を削減し、通信機材の占める容積
および重量を低減することで、艦船等の小型化、電波反
射断面積低下、搭載機材数の低下によるメンテナンスに
要する人的、費用的な削減、無線回線の効率化によるE
CCM性の向上を目的とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、艦船等に用いる無
線通信システムに時分割多重アクセス通信を用い、搭載
する無線装置を小型化する無線通信システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の艦船搭載の無線通信シス
テムの構成を表すブロック図である。図において、1は
同時に多数の無線回線を必要とする自局、2a〜2nは
自局1と無線通信を行う他局であり固定局または移動局
であることを問わない。3a〜3nは自局1と他局2の
間の複数の無線チャンネル、4は音声入力装置、7a、
7bはそれぞれ送信側および受信側の無線機、8a、8
bはそれぞれ送信側および受信側のアンテナ、10は音
声信号を再生する音声再生装置である。
【0003】次に、動作について説明する。自局1は例
えば艦船や航空機など同時に多数の無線回線が必要な局
であり、これに対応するため通信機材を多数装備してい
る。その数は、防衛等の目的で使う一般的な艦船等の場
合、目的毎に複数の無線回線を必要とし、無線回線毎に
無線機が必要であり、このため数十台の無線機およびア
ンテナ装置を搭載する事が必要であった。それぞれの無
線回線による通信は、例えば無線チャンネル3aについ
てみると、送信すべき音声を音声入力装置4に入力し、
音声入力装置4は、音声を無線機7aに出力する。無線
機7aでは当該音声に応じた一定の変化(一般に変調と
いう)を与え無線周波数に変換し、アンテナ8aに出力
する。アンテナ8aでは、無線機7aから出力された無
線信号を空中に放射する。空中を伝播した無線周波数の
音声信号(一般に変調信号という)は、他局2内のアン
テナ8bによって受信され、無線機7bにおいて音声信
号に変換(一般に復調という)され、音声再生装置10
によって音声として再生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来で
は艦船や航空機など同時に多数の無線回線が必要な場
合、これに対応するために通信機材を多数搭載する必要
があった。このためまず装備に伴う無線機の所要容積、
重量、装備コストが膨大となり、それに伴い小型化、電
波反射断面積(以下、RCSと呼ぶ)の低減化が図りに
くい。また、これら機材の操作、取り扱い、メンテナン
スに要する人的、費用的な面での問題があった。さら
に、無線回線を多数確保するため、回線数に応じた周波
数が必要であり、電波妨害除去に対する性能(以下、E
CCM性と呼ぶ)の劣化の問題があった。
【0005】同時に多数の無線回線を確保する対策とし
て、特開平11−261519に無線ローカルループシ
ステムの通信方法および通信装置が示されているが、こ
れは時分割多重通信装置を全面にわたって新規に用意す
る必要があり、既存の無線通信への適用には、装備の一
新や新規電波の取得が必要であり、これに要する費用も
膨大となる問題があった。
【0006】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、既存の回線や機材を活用し
つつ、時分割多重通信によって無線回線を多重すること
で、無線装置およびアンテナ装置の数を削減し、通信機
材の占める容積および重量の低減すること、それに伴っ
て艦船等の小型化、RCS低減、また、搭載機材数の低
下によるメンテナンスに要する人的、費用的な削減、無
線回線の効率化によるECCM性の向上を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる無線通信
システムは、(1)自局内の複数の送信源から複数の他
局に音声信号を時分割多重アクセス通信によって送信す
る無線通信方式であって、自局は複数の送信源それぞれ
の音声データを低レートで符号化し、各タイムスロット
を前記複数の送信源の低レートで符号化した各音声デー
タに割り当て、当該各タイムスロットを時分割多重して
一つのフレームとして送信し、当該フレームを受信する
各他局は特定の前記送信源に対応したタイムスロットか
らデータを抽出し、当該データを復号するものである。
【0008】また、(2)複数の他局から自局内の複数
の受信装置に音声信号を時分割多重アクセス通信によっ
て送信する無線通信方式であって、前記複数の他局と自
局の複数の受信機とを同期させ、前記複数の他局は当該
各他局ごとに割り当てられた各タイムスロットのタイミ
ングに合わせて低レートで符号化した送信データを送出
し、自局は前記各タイムスロットのデータを自局内の各
受信機に振り分け、データを復号するものである。
【0009】また、(1)および(2)からなるもので
ある。
【0010】また、使用回線数に応じて前記音声データ
の符号化率を可変とするものである。
【0011】また、前記送信データを複数回送信するも
のである。
【0012】また、音声にかえて音声データ以外のデー
タを送信するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明に係わる無
線通信システムは従来の送信装置側に音声符号器および
時分割多重装置を加え、受信装置側には音声復号器を加
え、無線回線を一本化することで、従来回線数分だけ必
要だった無線機やアンテナを減らすことができ、装置の
小型化が可能な無線システムである。
【0014】図1は本発明の実施の形態1に係わる無線
通信システムの構成を表すブロック図である。1は同時
に多数の無線回線を必要とする自局、2a〜2nは自局
1と無線通信を行う複数の他局、3は自局1と他局2の
間の複数の無線回線、4は音声入力装置、5は音声を低
レートで符号化する音声符号器、6は時分割多重装置、
7a、7bはそれぞれ自局側および他局側の無線機、8
a、8bはそれぞれ自局側および他局側のアンテナ装
置、9は音声復号器、10は音声再生装置である。
【0015】次に動作について説明する。まず、自局1
内の各音声入力装置4から各音声符号器5に音声が入力
されると、音声信号をデジタル化し、当該信号を要求さ
れる音質に合わせて低レートで音声符号化処理を行う。
音声のデジタル化は、人間の可聴領域の数倍の周波数の
データを伝送しなくてはならない。低レート音声符号化
処理とは、デジタル化の過程で、音声信号を一定間隔毎
に音質、音量等の情報からなるパターン化することであ
り、パターン化により情報量の低減を図るものである。
通常のPCM方式で通信を行う場合と比べてデータ量を
10分の1程度に抑えられる利点がある。この低レート
の音声符号化によって従来無線通信一回線に時分割多重
により複数回線の音声データを一度に同時に伝送する事
ができる。なお、音声符号化は音声の要求品質に応じて
パターン化するレートを変えることができる。
【0016】以上の低レートの音声符号化を施された各
音声符号器5からの出力信号は時分割多重装置6に出力
され図2に示すように多重化される。図2は4回線の場
合を例にしている。図2において100はデータフレー
ムである。101a、101b、101c、101dは
それぞれ回線A、回線B、回線C、回線Dに対応したタ
イムスロット、102a、102b、102c、102
dはそれぞれ各タイムスロット101a、101b、1
01c、101dの最初に付加されるヘッダであり、受
信側の装置に示す回線情報等からなる。103はデータ
フレーム100の順番等のデータを含んだスタートフレ
ームである。図2では4回線分の場合についてである
が、1データフレーム内の回線数は、一回線当たりの圧
縮された音声データの量とデータフレームの長さから決
定される。本実施の形態1ではデータフレーム長は一定
であり、当該フレームにはフレーム情報、またフレーム
内の各回線のデータの前に回線情報を表すヘッダが加え
られ、復号の際に受信側の装置が必要な音声データだけ
取り出せるようにする。
【0017】時分割多重装置6で合成された送信データ
は、無線機7aに出力され、無線機7aにて変調し無線
周波数へと変換され、アンテナ8aにて空中に放射され
る。アンテナ装置8bを介して受信した相手局2a〜2
nは、各無線装置8bにて受信データを無線周波数から
復調し、各音声復号器9に出力する。各音声復号器9で
は、受信データのヘッダを参照し、符号化と逆の手順で
復号すべき回線のデータを抽出して復号を行う。復号を
行った音声データは各音声再生装置10に出力され、各
音声出力部10では、各音声データから実際の音声を再
生する。
【0018】なお、図1においては、説明の便宜上、各
相手局2a〜2nは一回線のみ持つように示されている
が、各局ごとに複数の回線がある場合でも上記と同様の
動作で通信を行う事は言うまでもない。また、各相手局
2a〜2nは固定局、移動局であることは問わない。
【0019】以上のように、本実施の形態1では、送信
側に音声符号器および時分割多重装置と、受信側には音
声符号器を備え、複数回線の音声データをまとめて伝送
することで、従来例では多数搭載する必要のあった無線
機およびアンテナ装置の数を削減でき、従来装置に前記
装置を付加するだけで良いので、導入が容易であり、装
置を一新するよりコストが安く済み、さらに艦船や航空
機等の小型化、RCSの低減が容易であり、無線機の数
が減った事による、操作取り扱い、およびメンテナンス
に要する人的、費用的効果があり、また回線の少数化に
伴うECCM性の向上が容易な無線通信システムを得
る。
【0020】実施の形態2.実施の形態1では艦船、航
空機等の自局が時分割多重装置を備え、複数の他局に向
けて送信する場合についてであったが、本実施の形態2
では複数の他局から自局に向けて送信する場合、複数の
他局および自局を全地球測位システム(以下、GPSと
呼ぶ)等で同期し、自局側は時分割多重分離装置を備え
ることで他局からの複数の送信回線をまとめることがで
きる無線通信システムについて説明する。
【0021】図3は本実施の形態2に係わる無線通信シ
ステムの構成を表すブロック図である。図において、実
施の形態1と同じ構成要素については同一符号を付す。
11は時分割多重分離装置、12a、12bはそれぞれ
自局および各他局の位置を測定するGPS、13a、1
3bは各局のGPS12a、12bからの位置情報を元
に各他局2a〜2nから自局1までの経路による時間差
を考慮し、各局の同期を行う時刻同期装置である。
【0022】次に動作について説明する。自局1および
各他局2にはGPS12aおよび12bと、時刻同期1
3aおよび13bが備えられ、自局1に向けて各他局が
送信したタイムスロットが、それぞれ自局1に到達する
際、図2で示したようなデータフレーム100を構成す
るようなタイミングで送信を行うよう各局の位置情報に
基づき同期する。音声入力装置4に音声が入力され、音
声符号器5において低レートで符号化が施され、無線機
7bにおいて変調及び無線周波数に変換されるまでの動
作は実施の形態1と同様である。
【0023】そして、前記したように自局1の受信の際
に一つのデータフレームとなるようなタイミングでアン
テナ装置8bから無線信号が放射され、自局1のアンテ
ナ装置8aにて受信される。さらに無線機7aで復調さ
れた後、時分割多重装置11に出力される。時分割多重
装置11において各他局2a〜2nの送信したタイムス
ロット101はヘッダ102の情報に基づき分離され、
対応する各音声復号器9に出力される。以下、各データ
を復号し、実際の音声に再生する動作は実施の形態1と
同様である。また、各相手局2a〜2nは固定局、移動
局であることを問わない点も実施の形態1と同様であ
る。
【0024】以上のように、本実施の形態2に係わる無
線通信システムは艦船や航空機等の多数の無線回線が必
要な自局が複数の他局からの音声データを受信する際、
GPSからの位置情報により各局を同期し、また自局に
は時分割多重分離装置を備え、他局の各タイムスロット
を時分割多重したデータフレームとして受信し、自局で
分離し、各回線に振り分ける動作を行うため、従来必要
であった多数の無線機およびアンテナ装置の数を削減で
き、実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0025】なお、本実施の形態2と前記実施の形態1
を組み合わせる事で、図4のように全2重系の無線通信
システムにも応用でき、自局と各他局間で送受信両方が
可能な無線通信システムを得る。図において実施の形態
1および実施の形態2と同じ構成要素には同じ符号を付
す。14a、14bは時分割多重・分離装置であり、図
1の時分割多重装置6と図3の時分割多重分離装置11
の動作を合わせて行う装置である。各装置の送受信の際
の動作は実施の形態1および実施の形態2で示した通り
である。
【0026】実施の形態3.本実施の形態3に係わる無
線通信システムの構成は図1に示す実施の形態1と同様
である。ただし、実施の形態1で図1の音声符号器5の
音声符号化率は回線の使用状況に関わらず一定であった
が、本実施の形態3では回線の使用状況に応じて各回線
の音声符号化率を変化させ、適宜音質の向上を図ること
のできるものである。
【0027】図5(a)および(b)は実施の形態1の
無線通信システムと本実施の形態3の無線通信システム
の伝送方法を比較した図である。図において図2と同じ
構成要素には同じ符号を付す。(a)は、一つのデータ
フレームに含まれるタイムスロットの数が最大4つの場
合だが、例えば回線Cおよび回線Dが使用されておら
ず、回線Aおよび回線Bの2回線で良い場合に、送信音
声データの圧縮率を適宜変更して(b)に示すように音
声符号化率の変更してやり回線Aおよび回線Bのデータ
量を2倍にすることで音質の向上を図れる。その他の動
作は、実施の形態1および2と同様である。
【0028】以上のように、本実施の形態3に関わる無
線通信システムは回線使用状況に応じて音声データの符
号化率を変更する事で、音質の向上を図れる。また、本
実施の形態3は前記実施の形態1および実施の形態2と
組み合わせて用いることができるのは言うまでもない。
【0029】実施の形態4.前記実施の形態3において
は、回線の使用状況に応じて音声データの符号化率を変
更し、音質の向上を図る無線通信システムについて説明
したが、本実施の形態4では、各回線の符号化した音声
データを2回連続して時分割多重装置に出力し、通信品
質を改善する無線通信システムについて説明する。
【0030】図6は本実施の形態4に係わる無線通信シ
ステムの構成を表すブロック図である。実施の形態1と
同じ構成要素には同じ符号を付す。15は時分割多重装
置6に符号化した音声データを複数回連送する連送器、
16は連送されてくる音声データを蓄積し、連送された
各音声データを比較して誤りの少ない音声データを出力
する比較器である。
【0031】各装置の動作は、実施の形態1の装置動作
と同様であるが、音声符号器5から連送器15に符号化
された音声データが入力されると、連送器15において
当該音声データが蓄積され時分割多重装置6に複数回連
送する点が異なる。図7(a)および(b)は前記実施
の形態1と本実施の形態4の伝送方法の比較した図であ
る。図2と同じ構成要素には同じ符号を付す。図7
(a)は実施の形態1で示した通常2回線の場合のデー
タフレームの図である。一方、図7(b)は、本実施の
形態4の伝送方法によるデータフレームの構成を表す図
である。通常図7(a)のようなデータフレーム構成で
通信を行うところ、回線の使用状況によって、2回線の
みで使用できる場合、本実施の形態4では図7(b)に
示されたように、連送されたデータからデータフレーム
100を構成し無線機7aに出力する。このような構成
のデータフレーム100が入力された相手局2a、2b
の各比較器16では、データフレーム100中のタイム
スロットの間に挿入された各ヘッダ102の情報に基づ
き、音声データの1送目と2送目を比較し、誤り検出に
より誤りの少ない方の音声データを音声復号器9に出力
する。音声データの復号以降は、実施の形態1と同様で
ある。なお、図7では、説明の便宜上1データフレーム
中の回線数は2であり、また連送の回数も2回とした
が、実際はシステムの仕様に応じて回線数および連送回
数を決定すればよい。また本実施の形態4は前記実施の
形態1および実施の形態2と組み合わせて用いることが
できるのは言うまでもない。
【0032】以上のように、本実施の形態4に係わる無
線通信システムは、自局側に連送器と、相手局側に比較
器を備え、音声データを連送することで通信品質を改善
した無線通信システムを得る。
【0033】実施の形態5.本実施の形態5は、音声デ
ータの低レートの符号化により生じたデータフレームの
余剰領域をデータ伝送に用いるものである。
【0034】図8は本実施の形態5に係わる無線通信シ
ステムの構成を表すブロック図である。実施の形態1と
同じ構成要素には同じ符号を付す。17は音声以外のデ
ータを入力するデータ入力装置、18はデータ入力装置
17からのデータを出力するデータ出力装置である。
【0035】本実施の形態5では、回線の使用率が低く
例えば実施の形態3のように通常4回線のところ、図9
(a)のように2回線で利用できる場合に図9(b)に
示したように、タイムスロットの一部をデータ通信用に
用いる。図9において図7と同じ構成要素には同じ符号
を付す。101eは音声以外のデータのタイムスロット
であり、102eはタイムスロット101eに付加され
るヘッダである。図9(b)では回線Aの音声データは
通常4回線を時分割多重する場合と同じ符号化率で符号
化され、回線2はその2倍のデータ量を持つよう符号化
されている場合を表している。
【0036】無論、データフレームの振り分けは以上で
示した例のみならず、例えば回線B側でもデータ通信を
行い、データ用のタイムスロットを設けてもよい、また
回線数も2ではなく仕様に応じて変更すればよい。
【0037】以上のように、本実施の形態5では、音声
データを圧縮することで生じたデータフレームの余剰領
域をデータ通信に用いることで無線回線の有効活用が図
れる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる無線通信
システムは、音声符号器および時分割多重装置と、受信
側には音声符号器を備え、複数回線の音声データをまと
めて伝送することで、従来例では多数搭載する必要のあ
った無線機およびアンテナ装置の数を削減でき、安価で
小型化が容易であり、また回線の少数化に伴うECCM
性の向上が容易なものである。
【0039】また、艦船や航空機等の多数の無線回線が
必要な自局が複数の他局からの音声データを受信する
際、GPSからの位置情報により各局を同期し、また自
局には時分割多重分離装置を備え、他局の各タイムスロ
ットを時分割多重したデータフレームとして受信し、自
局で分離し、各回線に振り分ける動作を行うため、従来
例では多数搭載する必要のあった無線機およびアンテナ
装置の数を削減でき、安価で小型化が容易であり、また
回線の少数化に伴うECCM性の向上が容易なものであ
る。
【0040】また、回線の使用状況に応じて音声データ
の符号化率を変更することで、音質の向上を図るもので
ある。
【0041】また、自局側に連送器と、相手局側に比較
器を備え、音声データを連送することで通信品質の向上
を図るものである。
【0042】また、音声データを圧縮することで生じた
データフレームの余剰領域をデータ通信に用いること
で、無線回線の有効活用を図るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わる無線通信シス
テムの構成を表すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係わる無線通信シス
テムで用いるデータフレームの構成を表す図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係わる無線通信シス
テムの構成を表すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態1および実施の形態2を
組み合わせた無線通信システムの構成を表すブロック図
である。
【図5】 (a)実施の形態1の無線通信システムで用
いるデータフレームの構成を表す図である。(b)本発
明の実施の形態3に係わる無線通信システムで用いるデ
ータフレームの構成を表す図である。
【図6】 本発明の実施の形態4に係わる無線通信シス
テムの構成を表すブロック図である。
【図7】 (a)実施の形態1の無線通信システムで用
いるデータフレームの構成を表す図である。(b)本発
明の実施の形態4に係わる無線通信システムで用いるデ
ータフレームの構成を表す図である。
【図8】 本発明の実施の形態5に係わる無線通信シス
テムの構成を表すブロック図である。
【図9】 (a)本発明の実施の形態3に係わる無線通
信システムで用いるデータフレームの構成を表す図であ
る。(b)本発明の実施の形態5に係わる無線通信シス
テムで用いるデータフレームの構成を表す図である。
【図10】 従来の艦船搭載の無線通信システムの構成
を表すブロック図である。
【符号の説明】
1 自局、 2a〜2n 相手局、 3、3a〜3
n 無線回線、4 音声入力装置、 5 音声符号
器、 6時分割多重装置、7a 自局の無線機、
7b 相手局の無線機、8a 自局のアンテナ装置、
8b 相手局のアンテナ装置、9 音声復号器、
10 音声再生装置、 11 時分割多重分離装置、
12a 自局のGPS、 12b 相手局のGPS、
13a 自局の時刻同期装置、 13b 相手局の時
刻同期装置 14a 自局の時分割多重・分離装置、14b 相手局
の時分割多重・分離装置 15 連送器、 16 比較器、 17 データ入
力装置、18 データ出力装置、 100 データフ
レーム、101a 回線Aのタイムスロット、 101
b 回線Bのタイムスロット、101c 回線Cのタイ
ムスロット、 101d 回線Dのタイムスロット、1
01e データ通信のためのタイムスロット、102a
回線Aのヘッダ、 102b 回線Bのヘッダ、1
02c 回線Cのヘッダ、 102d 回線dのヘッ
ダ、102e データ通信のためのタイムスロットのヘ
ッダ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自局内の複数の送信源から複数の他局に
    音声信号を時分割多重アクセス通信によって送信する無
    線通信システムであって、 自局は複数の送信源それぞれの音声データを低レートで
    符号化し、各タイムスロットを前記複数の送信源の低レ
    ートで符号化した各音声データに割り当て、当該各タイ
    ムスロットを時分割多重して一つのフレームとして送信
    し、 当該フレームを受信する各他局は特定の前記送信源に対
    応したタイムスロットからデータを抽出し、当該データ
    を復号することを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 複数の他局から自局内の複数の受信装置
    に音声信号を時分割多重アクセス通信によって送信する
    無線通信システムであって、 前記複数の他局と自局の複数の受信機とを同期させ、前
    記複数の他局は当該各他局ごとに割り当てられた各タイ
    ムスロットのタイミングに合わせて低レートで符号化し
    た送信データを送出し、 自局は前記各タイムスロットのデータを自局内の各受信
    機に振り分け、データを復号することを特徴とする無線
    通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2を備えることを
    特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 回線使用数に応じて前記音声データの符
    号化率を可変とすることを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれか一項記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記送信データを複数回送信することを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の無
    線通信システム。
  6. 【請求項6】 音声にかえて音声データ以外のデータを
    送信することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれ
    か一項記載の無線通信システム。
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