JP5017951B2 - ハブユニット軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、車輪用のハブユニット軸受に関し、特に、車輪の回転速度の検出部を備えた従動輪用のハブユニット軸受に関する。
従来、回転速度の検出部を備えたハブユニット軸受は、一般に車両の懸架装置に固定される外輪と車輪を固定する内輪との間に転動体を配して車輪を回転自在に支持すると共に、内輪の車両中心側端部にエンコーダを取付け、外輪の車両中心側端部を塞ぐ有蓋円筒形状のエンドキャップを外輪に固定し、前記エンドキャップにセンサー部をエンコーダと対向するように取付けて、このセンサー部でエンコーダから発信する信号を捉え回転速度を検出するようになっている。
このハブユニット軸受は、路面からの泥水の跳ねかけに晒されることから、軸受内に泥水が侵入し軸受寿命が低下すると云う虞がある。特に、エンドキャップ側からの泥水のはねかけに対処するために、前記エンドキャップは強固な外輪への固定と密封性の高い耐水性構造が必要になる。
従動輪用のハブユニット軸受では駆動用トルクを伝達するための軸を軸受内に貫通させる必要が無いことから、エンドキャップで軸受空間を完全に覆うことが一般的に行われている。
また、最近は、回転速度の検出部を取付けた軸受の需要が高まり、センサー部の取付け構造を併せ持つ必要性から、従来は金属製の有蓋円筒形状のエンドキャップであったものを合成樹脂のボデイと外輪への取付け部材として鋼材製のスリーブとをインサート方式による一体成型した有蓋円筒形状のエンドキャップが多く使用されるようになっている。(例えば、特許文献1参照)
特開平9−61443号公報
特許文献1について考察する。なお、ここでの説明は、特許文献1で使用されている用語、括弧つきの符号を用いる。
特許文献1のカバー(18b)は合成樹脂にスリーブ(31)がインサート成型により埋め込まれた構造である。合成樹脂を直接外輪(8)に嵌合できる程度に高精度に成型することは、成型収縮があるために技術的に困難であるので、スリーブ(31)によって、外輪(8)に強固に嵌合する。スリーブ(31)は、カバー(18b)を外輪に圧入嵌合する際に、カバー(18b)にかかる圧入力をうける。
しかしながら、インサート成型は、スリーブ(31)の分だけ成形型の寸法が大きくなり、また、形状が複雑になるし、スリーブ(31)の成形型への挿入工程が発生する。更に、成型時に合成樹脂の冷却時の収縮によってスリーブ(31)の寸法が変化する虞がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、本発明は、強固な外輪への固定と密封性の高い耐水性構造を有するエンドキャップ(特許文献1のカバー(18b))を備えるハブユニット軸受を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明は、
外輪と、
内輪と、
前記外輪と前記内輪間に介装されている転動体と、
前記外輪の車両外端側端部に設けられている密封シール部材と、
前記内輪の車両中心側端部に設けられたエンコーダと、
前記外輪の車両中心側端部に取付けられ、軸受空間を密閉するエンドキャップと、
該エンドキャップに取付けられているセンサー部と、
からなるハブユニット軸受において、
前記エンドキャップは、別体に成形された、ボデイと、ボデイカバーと、O−リングとからなり、
前記ボデイは合成樹脂製で車両外端側に外端側平面部ならびに車両中心側に中心側平面部を有する円環部と該円環部に連なる車両中心側の底部とからなり、
前記円環部は外周面にO−リング挿嵌用の環状溝を有しており、
前記底部は前記センサー部の取付け部を有しており、
前記ボデイカバーは金属製で、前記ボデイの前記円環部前記外周面に嵌合される第1部分と、前記第1部分より車両外端側に延在して前記外輪に圧入嵌合される第2部分と、前記第1部分に連なり、前記第1部分の車両中心側端部に形成されて前記ボデイの前記中心側平面部に対向する径方向内向きの鍔部とからなり、
前記O−リングは弾性材製であり、
前記O−リングが前記円環部の前記環状溝に挿嵌されて、前記ボデイカバーと前記環状溝との間で径方向に弾性変形されている前記エンドキャップを、前記ボデイカバーの第2部分を前記外輪に圧入嵌合してあり、
前記ボデイはアキシャルドロー成形された樹脂から成り、
前記ボデイの前記円環部の外周面に、軸方向に延びる小突条が円周方向等間隔に所定数設けられていることを特徴とするハブユニット軸受を提供する。
また、本発明は、
外輪と、
内輪と、
前記外輪と前記内輪間に介装されている転動体と、
前記外輪の車両外端側端部に設けられている密封シール部材と、
前記内輪の車両側端部に設けられたエンコーダと、
前記外輪の車両中心側端部に取付けられ、軸受空間を密閉するエンドキャップと、
該エンドキャップに取付けられているセンサー部と、
からなるハブユニット軸受において、
前記エンドキャップは、別体に成形された、ボデイと、ボデイカバーと、O−リングとからなり、
前記ボデイは合成樹脂製で車両外端側に外端側平面部ならびに車両中心側に中心側平面部を有する円環部と該円環部に連なる車両中心側の底部とからなり、
前記円環部は外端側平面部にO−リング挿嵌用の環状溝を有しており、
前記底部は前記センサー部の取付け部を有しており、
前記ボデイカバーは金属製で、前記ボデイの前記円環部前記外周面に嵌合される第1部分と、前記第1部分より車両外端側に延在して前記外輪に圧入嵌合される第2部分と、前記第1部分に連なり、前記第1部分の車両中心側端部に形成されて前記ボデイの前記中心側平面部に対向する径方向内向きの鍔部とからなり、
前記O−リングは弾性材製であり、
前記O−リングが前記円環部の前記環状溝に挿嵌されている前記エンドキャップを、前記ボデイカバーの第2部分を前記外輪に圧入嵌合して、前記O−リングを前記外輪の車両中心側端面と前記環状溝との間で軸方向に弾性変形させてあり、
前記ボデイはアキシャルドロー成形された樹脂から成り、
前記ボデイの前記円環部の外周面に、軸方向に延びる小突条が円周方向等間隔に所定数設けられていることを特徴とするハブユニット軸受を提供する。
また、本発明は、
外輪と、
内輪と、
前記外輪と前記内輪間に介装されている転動体と、
前記外輪の車両外端側端部に設けられている密封シール部材と、
前記内輪の車両側端部に設けられたエンコーダと、
前記外輪の車両中心側端部に取付けられ、軸受空間を密閉するエンドキャップと、
該エンドキャップに取付けられているセンサー部と、
からなるハブユニット軸受において、
前記エンドキャップは、別体に成形された、ボデイと、ボデイカバーと、O−リングとからなり、
前記ボデイは合成樹脂製で車両外端側に外端側平面部ならびに車両中心側に中心側平面部を有する円環部と該円環部に連なる車両中心側の底部とからなり、
前記円環部は外端側平面部と外周面との交叉部にO−リング挿嵌用の環状溝を有しており、
前記底部は前記センサー部の取付け部を有しており、
前記ボデイカバーは金属製で、前記円環部の前記外周面に嵌合される第1部分と、前記第1部分より車両外端側に延在して前記外輪と圧入嵌合される第2部分と、前記第1部分に連なり、前記第1部分の車両中心側端部に形成されて前記ボデイの前記中心側平面部に対向する径方向内向きの鍔部とからなり、
前記O−リングは弾性材製であり、
前記O−リングが前記円環部の前記環状溝に挿嵌されている前記エンドキャップを、前記ボデイカバーの第2部分を前記外輪に圧入嵌合して、前記O−リングを前記外輪の車両中心側端面と前記ボデイカバーと前記環状溝との間で弾性変形させてあり、
前記ボデイはアキシャルドロー成形された樹脂から成り、
前記ボデイの前記円環部の外周面に、軸方向に延びる小突条が円周方向等間隔に所定数設けられていることを特徴とするハブユニット軸受を提供する。
また、本発明は、
外輪と、
内輪と、
前記外輪と前記内輪間に介装されている転動体と、
前記外輪の車両外端側端部に設けられている密封シール部材と、
前記内輪の車両側端部に設けられたエンコーダと、
前記外輪の車両中心側端部に取付けられ、軸受空間を密閉するエンドキャップと、
該エンドキャップに取付けられているセンサー部と、
からなるハブユニット軸受において、
前記エンドキャップは、別体に成形された、ボデイと、ボデイカバーと、O−リングとからなり、
前記ボデイは合成樹脂製で車両外端側に外端側平面部ならびに車両中心側に中心側平面部を有する円環部と該円環部に連なる車両中心側の底部とからなり、
前記円環部は中心側平面部にO−リング挿嵌用の環状溝を有しており、
前記底部は前記センサー部の取付け部を有しており、
前記ボデイカバーは金属製で、前記円環部の前記外周面に嵌合される第1部分と、前記第1部分より車両外端側に延在して外輪と圧入嵌合される第2部分と、前記第1部分に連なり、前記第1部分の車両中心側端部に形成されて前記ボデイの前記中心側平面部に対向する径方向内向きの鍔部とからなり、
前記O−リングは弾性材製であり、
前記O−リングが前記環状溝に挿嵌されて、前記内向きの鍔部と前記環状溝との間で、軸方向に弾性変形されている前記エンドキャップを、前記ボデイカバーの第2部分を前記外輪に圧入嵌合して取付けてあり、
前記ボデイはアキシャルドロー成形された樹脂から成り、
前記ボデイの前記円環部の外周面に、軸方向に延びる小突条が円周方向等間隔に所定数設けられていることを特徴とするハブユニット軸受を提供する。
本発明によれば、強固な外輪への固定と密封性の高い耐水性構造を有するエンドキャップを備えるハブユニット軸受を提供する事が出来る。
以下、本発明に係わる実施形態を図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
図1、図2(a)、図2(b)を参照して本発明の実施形態1を説明する。
図1は中心線X−Xより上半分断面図である。
図2(a)は図1のA部の拡大図、図2(b)は図2(a)のB部の拡大図である。
以下の説明において、表現の簡略化のため、車両外端側を外端側と、また、車両中心側を中心側という。
本実施形態のハブユニット軸受Hは従動輪に使用される。
図1において、ハブユニット軸受Hは、内周に複列の内周軌道11,12を有し、外周に車体への取付けフランジ1fを有している外輪1と、外端側に車輪(図示略)を取付けるフランジ2fと軸方向中央部2mのうちフランジ2f側外周面に直接外周軌道2aが形成され、軸方向中央部2mに連設されて、中心側に小径部2nが形成されているハブ軸2ahと、ハブ軸2ahに嵌合され、外周に外周軌道2bを有する内輪要素2bとからなる内輪2と、外輪1と内輪2との間に介装されているボール3、3と、ボール3、3を保持している保持器4、4と、外輪1の外端側に取付けられている外端側密封シール部材5aと中心側に取付けられているエンドキャップ7と、内輪2に取付けられているエンコーダ6と、エンドキャップ7に取付けられて、エンコーダ6と近接対向して所定の距離Sだけ離隔して設けられたセンサー部8と、から構成されている。
次に、図2(a)、図2(b)をも参照しながら各部品に関して詳細に説明する。
外輪1は上述のように、内周に複列の外端側の内周軌道11と中心側の内周軌道12を有し、外周に車体への取付けフランジ1fを有している。
また、外輪1の中心側端部14に後述するエンドキャップ7を取付ける外周面1dとエンドキャップ7を突き当て押圧当接させる中心側端面15とを有している。さらに、外輪1の外端側端部13には後述する外端側密封シール部材5aを取付ける内周面1cを有している。
内輪2は、上述のように外端側に車輪(図示略)を取付ける径方向外方に延びるフランジ2fと軸方向中央部2mにはフランジ2f側外周面に直接外周軌道2aが形成されており、さらに、軸方向中央部2mに連設されて段部2cを介して中心側に小径部2nが形成されているハブ軸2ah、および、ハブ軸2ahの小径部2nに嵌合され、外周に外周軌道2bを有する内輪要素2bとからなっている。
内輪要素2bはハブ軸2ahの小径部2nに嵌合され、その後に、ハブ軸2ahの小径部2nの軸方向先端部を径方向外方に拡開して塑性変形を起こさせ、固定部2nを形成する。塑性変形によって、最終的には、内輪要素2bに軸方向に荷重Fを加えて段部2cとの間で内輪要素2bをハブ軸2ahに軸方向の固定をする。
固定部2nを形成するには、固定部2nの径方向内方のハブ軸2ahに空洞部2nを設けて拡開による塑性変形によって荷重Fを適切に設定するようにしている。
なお、外周軌道2aは外輪1の内周軌道11に、外周軌道2bは内周軌道12にそれぞれ対向している。
また、ハブ軸2ahのフランジ2fには車輪(図示略)を取付けるボルト9が装着されている。
ボール3、3は、外輪1と内輪2との間に複列に介装されており、外輪1および内輪2を相対回転可能に支持している転動体である。
保持器4、4は、ボール3、3を保持している。
外端側の密封シール部材5aは、外輪1の内周面1cに取付けられて、外輪1とハブ軸2ahとの軸受空間を密封している。
エンコーダ6は内輪要素2bの外周面2b11に外嵌された円筒部62と、円筒部62の所定位置から軸受軸方向外方に拡大する円すい面63と、円すい面63の所定位置から径方向内方へ折れ曲がるフランジ部64を有しているヨーク61と、フランジ部64の軸受軸方向外側面に取付けられている多極磁石6aとからなっている磁気エンコーダである。多極磁石6aは磁性ゴムからなっており、円周方向に、N極、S極が交互に形成されている。また、多極磁石6aはフランジ部64の軸受軸方向外側面に接着剤などにより固定されている。
このようにしてヨーク61は内輪要素2bの外周面2b11に取付けられている。
エンドキャップ7は、外輪1の中心側端部14に外嵌固定されており、ボデイカバー7aと、ボデイ7bとO−リング7cと、からなっている組合せ体である。
ボデイ7bは、合成樹脂製で、外周面7b11と内周面7b12が円筒部になっている円環部7bと円環部7bに連なる底部7bとからなって有蓋円筒形状に形成され、外輪1に取付けられた状態でハブユニット軸受Hの軸受空間を密閉する。
円環部7bは、円筒状の外周面7b11と外端側平面部7b14と中心側平面部7b15とを有している。外周面7b11には、断面が4角形の環状溝7b13が設けられている。
環状溝7b13は後述するO−リング7cの挿嵌用である。
円環部7bに連なる底部7bはエンドキャップ7がハブユニット軸受Hに取付けられたときに、完全に軸受空間を覆うように有蓋円筒形状になっている。底部7bには、磁気エンコーダ6からの信号を捉えるセンサー部8を取付ける取付け部7bが設けられている。
次に、ボデイカバー7aについて説明する。
ボデイカバー7aは鋼製であって第1部分7aと第2部分7aとを一体に有し、第1部分7aはボデイ7bに嵌合されており、第2部分7aは第1部分7aより外端側へ延在して外輪1と圧入嵌合されている。
ボデイカバー7aの第1部分7aの中心側端部は径方向内方に折り曲げた径方向内向きの鍔部7aを形成し、鍔部7aは中心側平面部7b15と対向している。
鍔部7aは補強部であって、ボデイカバー7aの径方向の剛性を補強し、寸法精度を良好に維持するためのものである。また、エンドキャップ7を外輪1の外周面1dに嵌合するときの圧入力(図1、図2(a)において、軸方向右から左に向けて)を受けるときの補強になっている。鍔部7aは内径面7a31によって径方向内方は制限されている。
第2部分7aの内周面7aは外輪1の外周面1dにシメシロをもって嵌合して固定されている。
O−リング7cはゴム、合成樹脂などの弾性材製で、円環部7bの外周面7b11に設けられた環状溝7b13に挿嵌される。
ボデイ7bとボデイカバー7aとO−リング7cを組合せ体にして、エンドキャップ7にしたとき、第1部分7aと円環部7bの外周面7b11はシメシロを持って嵌合され、さらに、O−リング7cは環状溝7b13の中で、環状溝7b13とボデイカバー7aの内周面7aとによって径方向内方へ圧接されて弾性変形を起こし、接触圧により密封シール作用を有する状態になっている。
ボデイカバー7aの鍔部7aから荷重をかけて、第2部分7aを外輪1の外周面1dに圧入することによって、エンドキャップ7を外輪に取付ける。
エンドキャップ7は、円環部7bの外端側平面部7b14と外輪中心側端面15および円環部7bの中心側平面部7b15と鍔部7aとは突き当てられ、押圧当接されて外輪1に取付けられている。ボデイカバー7の内周面7aと外輪1の外周面1dとの間はシメシロを持って嵌合されている。
泥水が軸受内部に侵入する虞のある経路について、図2(b)を参照しながら、説明する。
外輪1の外周面1dは機械加工などによって寸法精度を良好に仕上げられ、また、ボデイカバー7aも第2部分7aの内周面7aの寸法精度は良好に仕上げられる。
その結果、シメシロが嵌合面全体にわたって均一に確保できエンドキャップ7を外輪1に強固に固定できると共に、部分的に微小隙間が存在しないので、点線イで示される経路からの泥水の侵入は考えなくて良い。
次に、点線ロで示される経路について考察する。
樹脂製のボデイ7は、成型加工時の冷却速度の不均一性などによって変形するので寸法管理が難しい。その結果、第1部分7aの内周面7aと円環部7bの外周面7b11とのシメシロは嵌合面全体にわたって均一に確保できないで微小隙間が生じる虞もある。また、鍔部7aと円環部7bの中心側平面部7b15との接触も均一にならない可能性があって、微小隙間が存在する虞がある。
従って、鍔部7aの内径面7a31と中心側平面部7b15との接触部分から泥水の侵入が点線ロに示すように生じる虞がある。
そのために、点線ロで示す経路の中に、O−リング7cを設けると、O−リング7cと内周面7a4との密封シール作用により、O−リング7cより先、すなわち、軸受側への泥水の侵入を防止できる。
結果的に、経路イはもともと泥水の侵入はなく、経路ロもO―リング7cにより軸受側への侵入を防止できるので、外輪1の中心側端面15と円環部7bの外端側端部7b14との突き当て部から泥水の侵入は防止でき、エンドキャップ7を強固に外輪へ固定できると共に、密封性の高い耐水性構造を有するエンドキャップを備えたハブユニット軸受が得られる。
センサー部8は、エンドキャップ7のボデイ7bの底部7bに設けられている取付け部7bに嵌合固定される取付け部81とボデイ7bの端部に押圧される座部82と検出部83と信号を制御装置へ送るリード線84よりなる。センサー部8の検出部83と磁気エンコーダ6とは軸方向に所定の間隙Sをもって対向している。
次に実施形態1のエンドキャップ7を実施形態1のハブユニット軸受Hとは相違するハブユニット軸受Hに用いた変形例について図3を参照しながら説明する。
図1がハブ軸2ahのフランジ側軌道2aを一体に設けているのに対し、本変形例では、車両中心側に設けてある内輪要素2bと略同様な内輪要素2dを設け、二つの内輪要素2b、2dを互いに小径側端部2b5、2dでつき合わせた構成としている。
本変形例では、上記の説明点が、図1と相違するだけであるから、図1と同一符号、同一部位に関する重複説明は省略する。
次に、図4、図5を参照しながら実施形態2を説明する。
(実施形態2)
図4は図2(a)相当図である。図5は図4の断面Y−Yを示す。
実施形態1と相違する点はO−リング7cを挿嵌する環状溝7b13をボデイ7bの円環部7bの外端側平面部7b14に設けたことと円環部7bの外周面7b11に軸方向に伸びる小突条7b16を円周方向に所定数設けたことである。
合成樹脂の成型品は、冷却速度のばらつきによる成型収縮が大きく、円環部7bの外周面7b11の寸法精度をボデイカバー7aの内周面7aとの嵌合面全体にわたって、良好に仕上げるには難しい。
そのため、ボデイカバー7aと円環部7bの外周面7b11との嵌合面の微小間隙を完全に無くすのは難しいので、微小間隙の存在を前提にして、密封シール作用を有する構造にする。
本実施形態では、円環部7bの外周面7b11に軸方向に延び、外周面7b11よりも僅かな高さ寸法を有する小突条7b16を円周方向に等間隔に所定数設けている。小突条7b16では第1部分7aの内周面7aとの嵌合寸法のばらつきが外周面7b11全体の場合よりも小さくできる。その結果、内周面7aと円環部7bの外周面7b11との嵌合が容易になる。また、外端側平面部7b14に、O−リング7cの挿嵌用の環状溝7b13を設けてあるので、この構造によって、アキシャルドロー方式の成型ができるので、成形型のコンパクト化、コスト低減が可能になる。
実施形態1の説明において、泥水の侵入する可能性に関して説明をしているが、本実施形態に関して、経路イについては実施形態1と同じであるから説明を省略して、経路ロに関して以下に説明する。
鍔部7aの内径面7a31と中心側平面部7b15との間に存在する可能性のある微小間隙から水が侵入した場合に、本実施形態の場合、円環部7bの外周面7b11に、円周方向に所定数の軸方向を延在している僅かな高さの小突条7b16があるので、第1部分7aの内周面7aと円環部7bの外周面7b11には微小間隙が存在して、泥水が軸受内部へ向かって侵入する可能性がある。しかし、円環部7bの外端側平面部7b14にO―リング用の環状溝7b13を設け、環状溝7b13にO−リング7cを挿嵌して、エンドキャップ7が外輪1に取付けられたとき、円環部7bの外端側平面部7b14と外輪中心側端面15とは突き当てられて押圧当接され、O−リング7cに弾性変形を生ぜしめているので、外輪中心側端面15との間で、密封シール作用を奏する。
そのために、点線ロで示す経路の中、本実施形態では、外輪中心側端面15と円環部7bの外端側平面部7b14との突き当て部を押圧当接することにより、O−リング7cによる密封シール作用が生じ、O−リング7cより先、すなわち、軸受側への泥水の浸入を防止できる。
結果的に、経路イはもともと泥水の侵入はなく、経路ロも侵入を防止できるので、外輪1の中心側端面15と円環部7bの外端側端部7b14との突き当て部から泥水の侵入はなく、エンドキャップ7を強固に外輪へ固定できると共に、密封性の高い耐水性構造を有するエンドキャップを備えたハブユニット軸受が実施形態1と同様に得られる。
本実施形態では、ボデイの成型が、アキシャルドロー方式を採用できるので、成形型のコンパクト化、コスト低減などの効果を奏する。
なお、実施形態1と同一符号、同一部位に関する重複説明は省略する。
次に、図6を参照しながら実施形態3を説明する。
(実施形態3)
図6は図2(a)相当図である。
実施形態1と相違する点は、O−リング7cを挿嵌する環状溝7b13を円環部7bの外周面7b11と外端側平面部7b14との交叉部に設けたことである。
環状溝7b13に挿嵌されたO-リング7cは、径方向には、実施形態1と同様に、環状溝7b13の中で、第1部分7aの内周面7aと環状溝7b13との間で、径方向に弾性変形を生じ、また、エンドキャップ7を外輪1へ取付け後は、外輪1の中心側端部15と外端側平面部7b14および鍔部7aと中心側平面部7b15が押圧当接しているので、外輪中心側端面15と環状溝7b13との間で軸方向に弾性変形を生じている。
本実施形態の場合には、円環部7bの外端側平面部7b14の径方向寸法が小さい場合で、実施形態2のように外端側平面部7b14に環状溝7b13を設けることができない場合に、好適である。
特に、エンドキャップ7を外輪1に取付けた状態では、円環部7bの外端側平面部7b14と外輪中心側端面15とを押圧当接しているので、O−リング7cを径方向及び軸方向に弾性変形を生じ、経路ロからの泥水の侵入に対しては、第1部分7aの内周面7aとO−リング7cの間およびO−リング7cと外輪中心側端部15の間での径方向及び軸方向の二重密封シールの効果を奏する。
なお、実施形態1と同一符号、同一部位に関する重複説明は省略する。
次に、図7を参照しながら実施形態4を説明する。
(実施形態4)
図7は図2(a)相当図である。
実施形態2の図4に比べて相違する点は、O−リング7cを挿入する環状溝7b13を円環部7bの中心側平面部7b15に設けたことである。
鍔部7aと環状溝7b13との間でO−リング7cの弾性変形を起こさせ、密封シール作用を生じさせている。
経路ロから、すなわち、鍔部7aの内周面7a31と中心側平面部7b15とからの泥水の侵入に対しては、経路ロの入口近傍で侵入を防止する。
本実施形態では、ボデイカバー7aとボデイ7bを予め一体化しておくことができるので、エンドキャップ7としての取り扱いも容易になるという効果を奏する。
なお、実施形態1と同一符号、同一部位に関する重複説明は省略する。
また、各実施形態ならびに変形例では転動体としてボールを使用しているが、円すいころにしても実施するものである。その場合は、円すいころに合わせた内外周軌道の形状にするのは当然である。
本発明の実施形態1を示す上半分断面図である。 (a)は図1のA部拡大図である。(b)は(a)のB部拡大図である。 実施形態1の変形例を示す。 本発明の実施形態2を示す要部拡大図である。 本発明の実施形態2の要部拡大図である。 本発明の実施形態3を示す要部拡大図である。 本発明の実施形態4を示す要部拡大図である。
符号の説明
、H:ハブユニット軸受
1:外輪
11、12:内周軌道
14:外輪中心側端部
15:外輪中心側端面
1d:外輪外周面
2:内輪
2ah:ハブ軸
2a,2b:外周軌道
2b,2d:内輪要素
2c:段部
2m:中央部
2n:小径部
3:ボール
4:保持器
6:エンコーダ
6a:多極磁石
61:ヨーク
7:エンドキャップ
7a:ボデイカバー
7a:第1部分
7a:第2部分
7a:鍔部
7b:ボデイ
7b:円環部
7b11:外周面
7b13:環状溝
7b14:外端側平面部
7b15:中心側平面部
7b16:小突条
7b:底部
7b:取付け部
7c:O−リング
8:センサー部

Claims (4)

  1. 外輪と、
    内輪と、
    前記外輪と前記内輪間に介装されている転動体と、
    前記外輪の車両外端側端部に設けられている密封シール部材と、
    前記内輪の車両中心側端部に設けられたエンコーダと、
    前記外輪の車両中心側端部に取付けられ、軸受空間を密閉するエンドキャップと、
    該エンドキャップに取付けられているセンサー部と、
    からなるハブユニット軸受において、
    前記エンドキャップは、別体に成形された、ボデイと、ボデイカバーと、O−リングとからなり、
    前記ボデイは合成樹脂製で車両外端側に外端側平面部ならびに車両中心側に中心側平面部を有する円環部と該円環部に連なる車両中心側の底部とからなり、
    前記円環部は外周面にO−リング挿嵌用の環状溝を有しており、
    前記底部は前記センサー部の取付け部を有しており、
    前記ボデイカバーは金属製で、前記ボデイの前記円環部前記外周面に嵌合される第1部分と、前記第1部分より車両外端側に延在して前記外輪に圧入嵌合される第2部分と、前記第1部分に連なり、前記第1部分の車両中心側端部に形成されて前記ボデイの前記中心側平面部に対向する径方向内向きの鍔部とからなり、
    前記O−リングは弾性材製であり、
    前記O−リングが前記円環部の前記環状溝に挿嵌されて、前記ボデイカバーと前記環状溝との間で径方向に弾性変形されている前記エンドキャップを、前記ボデイカバーの第2部分を前記外輪に圧入嵌合してあり、
    前記ボデイはアキシャルドロー成形された樹脂から成り、
    前記ボデイの前記円環部の外周面に、軸方向に延びる小突条が円周方向等間隔に所定数設けられていることを特徴とするハブユニット軸受。
  2. 外輪と、
    内輪と、
    前記外輪と前記内輪間に介装されている転動体と、
    前記外輪の車両外端側端部に設けられている密封シール部材と、
    前記内輪の車両側端部に設けられたエンコーダと、
    前記外輪の車両中心側端部に取付けられ、軸受空間を密閉するエンドキャップと、
    該エンドキャップに取付けられているセンサー部と、
    からなるハブユニット軸受において、
    前記エンドキャップは、別体に成形された、ボデイと、ボデイカバーと、O−リングとからなり、
    前記ボデイは合成樹脂製で車両外端側に外端側平面部ならびに車両中心側に中心側平面部を有する円環部と該円環部に連なる車両中心側の底部とからなり、
    前記円環部は外端側平面部にO−リング挿嵌用の環状溝を有しており、
    前記底部は前記センサー部の取付け部を有しており、
    前記ボデイカバーは金属製で、前記ボデイの前記円環部前記外周面に嵌合される第1部分と、前記第1部分より車両外端側に延在して前記外輪に圧入嵌合される第2部分と、前記第1部分に連なり、前記第1部分の車両中心側端部に形成されて前記ボデイの前記中心側平面部に対向する径方向内向きの鍔部とからなり、
    前記O−リングは弾性材製であり、
    前記O−リングが前記円環部の前記環状溝に挿嵌されている前記エンドキャップを、前記ボデイカバーの第2部分を前記外輪に圧入嵌合して、前記O−リングを前記外輪の車両中心側端面と前記環状溝との間で軸方向に弾性変形させてあり、
    前記ボデイはアキシャルドロー成形された樹脂から成り、
    前記ボデイの前記円環部の外周面に、軸方向に延びる小突条が円周方向等間隔に所定数設けられていることを特徴とするハブユニット軸受。
  3. 外輪と、
    内輪と、
    前記外輪と前記内輪間に介装されている転動体と、
    前記外輪の車両外端側端部に設けられている密封シール部材と、
    前記内輪の車両側端部に設けられたエンコーダと、
    前記外輪の車両中心側端部に取付けられ、軸受空間を密閉するエンドキャップと、
    該エンドキャップに取付けられているセンサー部と、
    からなるハブユニット軸受において、
    前記エンドキャップは、別体に成形された、ボデイと、ボデイカバーと、O−リングとからなり、
    前記ボデイは合成樹脂製で車両外端側に外端側平面部ならびに車両中心側に中心側平面部を有する円環部と該円環部に連なる車両中心側の底部とからなり、
    前記円環部は外端側平面部と外周面との交叉部にO−リング挿嵌用の環状溝を有しており、
    前記底部は前記センサー部の取付け部を有しており、
    前記ボデイカバーは金属製で、前記円環部の前記外周面に嵌合される第1部分と、前記第1部分より車両外端側に延在して前記外輪と圧入嵌合される第2部分と、前記第1部分に連なり、前記第1部分の車両中心側端部に形成されて前記ボデイの前記中心側平面部に対向する径方向内向きの鍔部とからなり、
    前記O−リングは弾性材製であり、
    前記O−リングが前記円環部の前記環状溝に挿嵌されている前記エンドキャップを、前記ボデイカバーの第2部分を前記外輪に圧入嵌合して、前記O−リングを前記外輪の車両中心側端面と前記ボデイカバーと前記環状溝との間で弾性変形させてあり、
    前記ボデイはアキシャルドロー成形された樹脂から成り、
    前記ボデイの前記円環部の外周面に、軸方向に延びる小突条が円周方向等間隔に所定数設けられていることを特徴とするハブユニット軸受。
  4. 外輪と、
    内輪と、
    前記外輪と前記内輪間に介装されている転動体と、
    前記外輪の車両外端側端部に設けられている密封シール部材と、
    前記内輪の車両側端部に設けられたエンコーダと、
    前記外輪の車両中心側端部に取付けられ、軸受空間を密閉するエンドキャップと、
    該エンドキャップに取付けられているセンサー部と、
    からなるハブユニット軸受において、
    前記エンドキャップは、別体に成形された、ボデイと、ボデイカバーと、O−リングとからなり、
    前記ボデイは合成樹脂製で車両外端側に外端側平面部ならびに車両中心側に中心側平面部を有する円環部と該円環部に連なる車両中心側の底部とからなり、
    前記円環部は中心側平面部にO−リング挿嵌用の環状溝を有しており、
    前記底部は前記センサー部の取付け部を有しており、
    前記ボデイカバーは金属製で、前記円環部の前記外周面に嵌合される第1部分と、前記第1部分より車両外端側に延在して外輪と圧入嵌合される第2部分と、前記第1部分に連なり、前記第1部分の車両中心側端部に形成されて前記ボデイの前記中心側平面部に対向する径方向内向きの鍔部とからなり、
    前記O−リングは弾性材製であり、
    前記O−リングが前記環状溝に挿嵌されて、前記内向きの鍔部と前記環状溝との間で、軸方向に弾性変形されている前記エンドキャップを、前記ボデイカバーの第2部分を前記外輪に圧入嵌合して取付けてあり、
    前記ボデイはアキシャルドロー成形された樹脂から成り、
    前記ボデイの前記円環部の外周面に、軸方向に延びる小突条が円周方向等間隔に所定数設けられていることを特徴とするハブユニット軸受。
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