JP5017915B2 - 車両用電池温度制御装置 - Google Patents

車両用電池温度制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5017915B2
JP5017915B2 JP2006116649A JP2006116649A JP5017915B2 JP 5017915 B2 JP5017915 B2 JP 5017915B2 JP 2006116649 A JP2006116649 A JP 2006116649A JP 2006116649 A JP2006116649 A JP 2006116649A JP 5017915 B2 JP5017915 B2 JP 5017915B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
vehicle
air
temperature
temperature control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006116649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007287618A (ja
Inventor
国彦 陣野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006116649A priority Critical patent/JP5017915B2/ja
Publication of JP2007287618A publication Critical patent/JP2007287618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5017915B2 publication Critical patent/JP5017915B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両用電池温度制御装置にかかり、特に、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に搭載される電池の温度を制御する車両用電池温度制御装置に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等の車両では、モータ等の動力源を駆動するための電池を搭載している。
このような車両に搭載される車両用電池では、活性化した状態で使用するために、車両用電池の温度を制御することが提案されている。
例えば、特許文献1に記載の技術では、車両用電池の温度が低い時に車室内の空気を車両用電池へ導入して電池を暖気することが提案されており、このように車両用電池を暖機することによって活性化した状態で車両用電池を使用することができる。
特開平10−284137号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、車両用電池の温度条件のみで車室内の空気を車両用電池へ導入すると、電池表面に結露が生じる場合があり、電極の腐食などが発生することが考えられ、温度制御の改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、車両用電池暖気時に電池表面の結露発生を防止することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、車両用電池に空気を導入して車両用電池を暖機する暖気手段と、車両電池に空気を導入する際の空気の導入元を車室内とし、ウインドガラスの曇りを予測する曇り予測手段と、前記曇り予測手段の予測結果に基づいて、前記暖気手段による空気の導入による車両用電池の結露の発生を推定する推定手段と、前記推定手段によって車両用電池の結露の発生が推定された場合に、前記暖気手段による車両用電池の暖気を禁止する禁止手段と、を備えることを特徴としている。
電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載された車両用電池は温度が低い場合に回生充電性能が低下するので、請求項1に記載の発明によれば、暖気手段によって車両用電池に空気を導入して車両用電池を暖気することで、回生充電性能の低下を防止することができる。例えば、暖気手段は、車室内の空気を車両用電池に導入する電池ファン等を適用することができる。
また、車両用電池に空気を導入することにより、車両用電池の結露が発生することがあるため、推定手段によって、暖気手段による空気の導入による車両用電池の結露の発生を推定し、車両用電池の結露の発生が推定される場合には、禁止手段によって暖気手段による車両用電池の暖気を禁止する。これにより、車両用電池暖気時に電池表面の結露発生を防止することができる。
例えば、暖気手段は、請求項2に記載の発明のように、車両用電池の温度を検出する電池温度検出手段によって検出された電池温度よりも、車両用電池に導入する空気の温度を検出する温度検出手段によって検出された空気の温度の方が高い場合に、車両用電池に空気を車両用電池に送風することで、車両用電池を暖機することができる。
なお、推定手段は、車両用電池に空気を導入する際の空気の導入元を車室内とし、ウインドガラスの曇りを予測する予測手段の予測結果に基づいて車両用電池の結露の発生を推定する。例えば、ウインドガラスが曇っていない場合には、車室内の空気を車両用電池に導入しても結露は発生しないと判断することができるので、予測手段の予測結果に基づいて車両用電池の結露の発生を推定することが可能となる。具体的には、所定値以上の車速で走行している場合には、前方視界が良好でフロントウインドシールドガラスに曇りがないと考えられるので、請求項3に記載の発明のように、予測手段は、車速を検出する車速検出手段の検出結果に基づいてウインドガラスの曇りを予測することができる。或いは、空調装置の送風方向がデフロスタ位置である場合や、リヤウインドガラスの曇りを除去するデフォッガのスイッチがオンしている場合には、ウインドガラスに曇りが発生していると考えられるので、請求項に記載の発明のように、ウインドガラスの防曇制御の実施を検出する検出手段の検出結果に基づいてウインドガラスの曇りを予測することができる。
以上説明したように本発明によれば、車両用電池に空気を導入して車両用電池の暖気を行う際に、導入する空気による車両用電池の結露の発生を推定して、結露の発生が推定される場合に、車両用電池の暖気を禁止することにより、導入された空気によって車両用電池が結露しなくなるので、電池暖気時に電池表面の結露発生を防止することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
[第1参考形態]
図1は、第1参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の構成を示すブロック図である。
本発明の第1参考形態に係わる車両用電池温度制御装置10は、電池温度制御ECU12によって電池ファン14の駆動を制御することによって、車両に搭載された電池20の温度を制御する。
制御対象となる電池20は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両の動力源となる電池を適用することができる。
電池20は、図2に示すように、電池温度の低下すると最大充電可能量が低下してしまうため、回生ブレーキによる発電によって電池充電を行う際に効率良く充電ができなくなる。そのため、電池ファン14を駆動することで電池20を暖機するようになっている。
電池ファン14は、例えば、電池20近傍に設けられ、本形態では、車室内の空気を導入して電池に送風することによって電池20を暖機する。
電池温度制御ECU12には、電池20の温度を検出する電池温度センサ16、車室内の温度を検出する車室内温度センサ18、及び車室内の湿度を検出する車室内湿度センサ22が接続されており、各センサの検出結果が入力される。なお、車室内温度センサ18及び車室内湿度センサ22は、例えば、車室内を空調するエアコンを制御するエアコンECUに接続されている場合があるので、エアコンECU等の他の制御ユニットから入力するようにしてもよい。
電池温度制御ECU12は、各センサの検出結果に基づいて、電池ファン14の駆動を制御して電池20の温度を制御する。詳細には、電池温度制御ECU12は、電池温度センサ16によって検出された電池温度と、車室内温度センサ18によって検出された車室内温度とを比較し、車室内温度の方が高い場合に、電池ファン14を駆動する。
また、この時、車室内の空気を電池20に送風することによる電池20の結露の発生を推定し、電池20が結露する可能性がある場合には、電池ファン14の駆動を禁止するようになっている。本形態では、車室内湿度センサ22の検出結果から車室内の空気を電池20に送風することによって電池20が結露する可能性があるか否かを判定することで電池20の結露の発生を推定する。詳細には、車室内の湿度の閾値を予め設定しておき、閾値以下の湿度である場合には、電池20に結露が発生する可能性がないと判断する。
ここで、上述のように構成された第参考形態に係わる車両用電池温度制御装置10の電池温度制御ECU12で行われる電池温度制御の流れについて説明する。図3は、第参考形態に係わる車両用電池温度制御装置10の電池温度制御ECU12で行われる電池温度制御の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本形態では、図示しないイグニッションスイッチがオンされることによって、電池温度制御ECU12が電池温度制御を開始し、イグニッションスイッチがオフされることによって電池温度制御を終了するものとして説明する。
図示しないイグニッションスイッチがオンされて電源が投入されると、まずステップ100では、電池温度センサ16によって検出された電池温度の検出結果が取得されてステップ102へ移行する。
ステップ102では、電池温度センサ16によって検出された電池温度が所定値以下か否か判定される。該判定は、電池20の予め定めた回生充電性能を満たす温度以下か否かを判定し、該判定が否定された場合には、ステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ104では、電池ファン14が駆動中か否か判定される。該判定は、後述する処理によって電池ファン14が駆動されている状態か否かを判定し、該判定が否定された場合には、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合にはステップ106へ移行して電池ファン14を停止した後に、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
一方、ステップ102の判定が肯定されてステップ108へ移行すると、車室内温度センサ18によって検出された車室内温度が取得されて、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、車室内温度センサ18によって検出された温度と、ステップ100で電池温度センサ16によって検出された温度が比較されて、車室内温度の方が電池温度より高いか否か判定され、該判定が否定された場合には上述のステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ112へ移行する。
ステップ112では、車室内湿度センサ22によって検出された車室内湿度が取得されて、ステップ114へ移行する。
ステップ114では、車室内湿度センサ22によって検出された車室内の湿度が所定値以上か否か判定される。すなわち、電池ファン14を駆動して車室内の空気を電池20に送風した場合に、電池20に結露を発生させることなく電池20を暖気できるか否かが、車室内湿度センサ22によって検出された湿度に基づいて判定される。
ここでステップ114の判定が否定された場合には上述のステップ104へ移行して、電池ファン14が駆動されている場合には停止する。すなわち、電池温度よりも車室内温度の方が高い場合でも車室内湿度が電池に結露を発生させる可能性がある場合には、電池ファン14の駆動が禁止される。これによって電池20に結露が発生するのを防止することができる。
また、ステップ114の判定が肯定された場合、すなわち、車室内湿度が電池20に結露を発生させる湿度ではない場合には、ステップ116へ移行して、電池ファン14を駆動した後にステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。すなわち、電池20の温度よりも高い車室内空気が電池20に送風されることによって、電池20を暖機することができ、電池20の回生充電性能の低下を抑制することができる。
このように、本形態では、車室内温度が電池温度よりも高くても、電池20に結露が発生する場合は、車室内の空気を電池20に送風する電池20の暖機を禁止するようにしたので、電池暖気時に電池表面の結露の発生を防止しながら、電池20の回生充電能力の低下を抑制することができる。
[第2参考形態]
続いて、第参考形態に係わる車両用電池温度制御装置について説明する。
第1参考形態では、車室内の空気を電池20に送風した場合の電池20の結露発生を、車室内の湿度に基づいて推定するようにしたが、第2参考形態は、内外気切換ドアの位置及びブロアのオンオフ状態に基づいて推定するようにしたものである。
図4は、第参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の構成を示すブロック図である。なお、第1参考形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
制御対象となる電池20は、第1参考形態と同様に、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両の動力源となる電池を適用することができる。
電池20は、図2に示すように、電池温度の低下すると最大充電可能量が低下してしまうため、回生ブレーキによる発電によって電池充電を行う際に効率良く充電ができなくなる。そのため、第1参考形態と同様に、電池ファン14を駆動することで電池20を暖機するようになっている。
電池ファン14は、第1参考形態と同様に、例えば、電池20近傍に設けられ、車室内の空気を導入して電池に送風することによって電池20を暖機する。
電池温度制御ECU12には、電池20の温度を検出する電池温度センサ16、車室内の温度を検出する車室内温度センサ18、車室内を空調するエアコンの内気循環と外気導入を切り換える内外気切換ドアの位置(内気循環位置または外気導入位置)を検出する内外気切換位置センサ24、及びエアコンの送風を行うブロアのオンオフを検出するブロアセンサ26が接続されており、各センサの検出結果が入力される。なお、内外気切換位置センサ24及びブロアセンサ26は、例えば、エアコンを制御するエアコンECUに接続されているので、エアコンECU等の他の制御ユニットから入力するようにしてもよい。
電池温度制御ECU12は、各センサの検出結果に基づいて、電池ファン14の駆動を制御して電池20の温度を制御する。詳細には、電池温度制御ECU12は、電池温度センサ16によって検出された電池温度と、車室内温度センサ18によって検出された車室内温度とを比較し、車室内温度の方が高い場合に、電池ファン14を駆動する。
また、この時、車室内の空気を電池20に送風することによる電池20の結露の発生を推定し、電池20が結露する可能性がある場合には、電池ファン14の駆動を禁止するようになっている。本形態では、内外気切換位置センサ24の検出結果とブロアセンサ26の検出結果から車室内の空気を電池20に送風することによって電池20が結露する可能性があるか否かを判定することで電池20の結露の発生を推定する。詳細には、内外気切換位置センサ24によって検出された内外気切換ドアの位置が外気導入の位置であり、かつブロアがオンである場合には、車室内が外気で十分換気された状態であるため、車室内の空気を電池20に送風しても電池20に結露が発生する可能性がないと判断する。
続いて、上述のように構成された第参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECU12で行われる電池温度制御の流れについて説明する。図5は、第参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECU12で行われる電池温度制御の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本形態についても第1参考形態と同様に、図示しないイグニッションスイッチがオンされることによって、電池温度制御ECU12が電池温度制御を開始し、イグニッションスイッチがオフされることによって電池温度制御を終了するものとして説明する。また、第1参考形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
図示しないイグニッションスイッチがオンされて電源が投入されると、まずステップ100では、電池温度センサ16によって検出された電池温度の検出結果が取得されてステップ102へ移行する。
ステップ102では、電池温度センサ16によって検出された電池温度が所定値以下か否か判定される。該判定は、電池20の予め定めた回生充電性能を満たす温度以下か否かを判定し、該判定が否定された場合には、ステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ104では、電池ファン14が駆動中か否か判定される。該判定は、後述する処理によって電池ファン14が駆動されている状態か否かを判定し、該判定が否定された場合には、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合にはステップ106へ移行して電池ファン14を停止した後に、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
一方、ステップ102の判定が肯定されてステップ108へ移行すると、車室内温度センサ18によって検出された車室内温度が取得されて、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、車室内温度センサ18によって検出された温度と、ステップ100で電池温度センサ16によって検出された温度が比較されて、車室内温度の方が電池温度より高いか否か判定され、該判定が否定された場合には上述のステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ118へ移行する。
ステップ118では、内外気切換位置センサ24によって検出された内外気切換ドアの位置、及びブロアセンサ26によって検出されたブロアのオンオフ状態が取得されて、ステップ120へ移行する。
ステップ120では、内外気切換位置センサ24及びブロアセンサ26の検出結果から外気導入かつブロアがオンされているか否かが判定される。すなわち、電池ファン14を駆動して車室内の空気を電池20に送風した場合に、電池20に結露を発生させることなく電池20を暖気できるか否かが、内外気切換位置センサ24によって検出された内外気切換ドアの位置と、ブロアセンサ26によって検出されたブロアのオンオフ状態とに基づいて判定される。該判定は、内外気切換位置センサ24によって検出された内外気切換ドアの位置が外気導入の位置であり、かつブロアがオンである場合には、車室内が外気で十分換気された状態であるため、車室内の空気を電池20に送風しても結露は発生しないと判断する。
ここでステップ120の判定が否定された場合には、上述のステップ104へ移行して、電池ファン14が駆動されている場合には停止する。すなわち、電池温度よりも車室内温度の方が高い場合でも車室内が十分に換気された状態ではない場合には、車室内の空気によって電池20に結露を発生させる可能性があるため、電池ファン14の駆動が禁止される。これによって電池20に結露が発生するのを防止することができる。
また、ステップ120の判定が否定された場合、すなわち、車室内が十分換気された状態である場合には、車室内の空気によって電池20に結露を発生させる可能性がないため、ステップ122へ移行して、電池ファン14を駆動した後にステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。すなわち、電池20の温度よりも高い車室内空気が電池20に送風されることによって、電池20を暖機することができ、電池20の回生充電性能の低下を抑制することができる。
このように、本形態においても、第1参考形態と同様に、車室内温度が電池温度よりも高くても、電池20に結露が発生する場合は、車室内の空気を電池20に送風する電池の暖機を禁止するようにしたので、電池暖気時に電池表面の結露の発生を防止しながら、電池20の回生充電能力の低下を抑制することができる。
[第実施形態]
続いて、本発明の第実施形態に係わる車両用電池温度制御装置について説明する。
第1参考形態では、車室内の空気を電池20に送風した場合の電池20の結露発生を、車室内の湿度に基づいて推定し、第2参考形態では、内外気切換ドアの位置及びブロアのオンオフ状態に基づいて推定するようにしたが、第実施形態は、車速に基づいて推定するようにしたものである。
図6は、本発明の第実施形態に係わる車両用電池温度制御装置の構成を示すブロック図である。なお、第1参考形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
制御対象となる電池20は、第1及び第2参考形態と同様に、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両の動力源となる電池を適用することができる。
電池20は、図2に示すように、電池温度低下すると最大充電可能量が低下してしまうため、回生ブレーキによる発電によって電池充電を行う際に効率良く充電ができなくなる。そのため、第1及び第2参考形態と同様に、電池ファン14を駆動することで電池20を暖機するようになっている。
電池ファン14は、第1及び第2参考形態と同様に、例えば、電池20近傍に設けられ、車室内の空気を導入して電池に送風することによって電池20を暖機する。
電池温度制御ECU12には、電池20の温度を検出する電池温度センサ16、車室内の温度を検出する車室内温度センサ18、及び車両の走行速度を検出する車速センサ28が接続されており、各センサの検出結果が入力される。なお、車速センサ28は、例えば、車両の動力源となるエンジンやモータ等を制御する動力ECUに接続されている場合があるので、動力ECU等の他の制御ユニットから入力するようにしてもよい。
電池温度制御ECU12は、各センサの検出結果に基づいて、電池ファン14の駆動を制御して電池20の温度を制御する。詳細には、電池温度制御ECU12は、電池温度センサ16によって検出された電池温度と、車室内温度センサ18によって検出された車室内温度とを比較し、車室内温度の方が高い場合に、電池ファン14を駆動する。
また、この時、車室内の空気を電池20に送風することによる電池20の結露の発生を推定し、電池20が結露する可能性がある場合には、電池ファン14の駆動を禁止するようになっている。本実施形態では、車速センサ28の検出結果に基づいてフロントウインドシールドガラスの曇りを予測し、予測結果から車室内の空気を電池20に送風することによって電池20が結露する可能性があるか否かを判定することで電池20の結露の発生を推定する。詳細には、車速センサ28によって所定値以上の車速を検出した場合(例えば、本実施形態では車速があることを検出した場合)には、フロントウインドシールドガラスに曇りが発生せずに走行していると考えられるので、車室内の空気を電池20に送風しても、フロントウインドシールドガラスと同様に結露が発生する可能性がないと判断する。なお、本実施形態では、車速がある場合に電池20に結露が発生する可能性がないと判断するが、判定車速である所定車速は適宜設定するようにしてもよい。
続いて、上述のように構成された本発明の第実施形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECU12で行われる電池温度制御の流れについて説明する。図7は、本発明の第実施形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECU12で行われる電池温度制御の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態についても第1参考形態と同様に、図示しないイグニッションスイッチがオンされることによって、電池温度制御ECU12が電池温度制御を開始し、イグニッションスイッチがオフされることによって電池温度制御を終了するものとして説明する。また、第1参考形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
図示しないイグニッションスイッチがオンされて電源が投入されると、まずステップ100では、電池温度センサ16によって検出された電池温度の検出結果が取得されてステップ102へ移行する。
ステップ102では、電池温度センサ16によって検出された電池温度が所定値以下か否か判定される。該判定は、電池20の予め定めた回生充電性能を満たす温度以下か否かを判定し、該判定が否定された場合には、ステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ104では、電池ファン14が駆動中か否か判定される。該判定は、後述する処理によって電池ファン14が駆動されている状態か否かを判定し、該判定が否定された場合には、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合にはステップ106へ移行して電池ファン14を停止した後に、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
一方、ステップ102の判定が肯定されてステップ108へ移行すると、車室内温度センサ18によって検出された車室内温度が取得されて、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、車室内温度センサ18によって検出された温度と、ステップ100で電池温度センサ16によって検出された温度が比較されて、車室内温度の方が電池温度より高いか否か判定され、該判定が否定された場合には上述のステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ124へ移行する。
ステップ124では、車速センサ28によって検出された車速が取得されて、ステップ126へ移行する。
ステップ126では、車速センサ28の検出結果から車速が有るか否かが判定される。すなわち、電池ファン14を駆動して車室内の空気を電池20に送風した場合に、電池20に結露を発生させることなく電池20を暖気できるか否かが、車速センサ28によって検出された車速に基づいて判定される。該判定は、車速がある場合には、フロントウインドシールドガラスが曇って前方視界が悪い状態ではないと考えられることから、フロントウインドシールドガラスに結露が発生していないと判断できるため、車室内の空気を電池20に送風しても結露は発生しないと判断する。なお、判定車速は、車速があるか否かを判定するようにしてもよいし、所定車速以上か否かを判定するようにしてもよい。
ここでステップ126の判定が否定された場合には、上述のステップ104へ移行して、電池ファン14が駆動されている場合には停止する。すなわち、電池温度よりも車室内温度の方が高い場合でもフロントウインドシールドガラスが曇っていると予測される場合には、車室内の湿度が高いと考えられるので、車室内の空気によって電池20に結露を発生させる可能性があるため、電池ファン14の駆動が禁止される。これによって電池20に結露が発生するのを防止することができる。
また、ステップ126の判定が否定された場合、すなわち、フロントウインドシールドガラスが曇らずに正常に走行している状態である場合には、車室内の空気によって電池20に結露を発生させる可能性がないため、ステップ128へ移行して、電池ファン14を駆動した後にステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。すなわち、電池20の温度よりも高い車室内空気が電池20に送風されることによって、電池20を暖機することができ、電池20の回生充電性能の低下を抑制することができる。
このように、本実施形態においても、第1及び第2参考形態と同様に、車室内温度が電池温度よりも高くても、電池20に結露が発生する場合は、車室内の空気を電池20に送風する電池の暖機を禁止するようにしたので、電池暖気時に電池表面の結露の発生を防止しながら、電池20の回生充電能力の低下を抑制することができる。
[第3参考形態]
続いて、本発明の第3参考形態に係わる車両用電池温度制御装置について説明する。
第1参考形態では、車室内の空気を電池20に送風した場合の電池20の結露発生を、車室内の湿度に基づいて推定し、第2参考形態では、内外気切換ドアの位置及びブロアのオンオフ状態に基づいて推定し、第実施形態では、車速に基づいて推定するようにしたが、第3参考形態は、ワイパスイッチの操作状態に基づいて推定するようにしたものである。
図8は、本発明の第3参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の構成を示すブロック図である。なお、第1参考形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
制御対象となる電池20は、上記各形態と同様に、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両の動力源となる電池を適用することができる。
電池20は、図2に示すように、電池温度低下すると最大充電可能量が低下してしまうため、回生ブレーキによる発電によって電池充電を行う際に効率良く充電ができなくなる。そのため、上記各形態と同様に、電池ファン14を駆動することで電池20を暖機するようになっている。
電池ファン14は、上記各形態と同様に、例えば、電池20近傍に設けられ、車室内の空気を導入して電池に送風することによって電池20を暖機する。
電池温度制御ECU12には、電池20の温度を検出する電池温度センサ16、車室内の温度を検出する車室内温度センサ18、及びフロントウインドシールドガラス上の雨滴を払拭するワイパの動作指示を行うワイパスイッチ30が接続されており、各センサの検出結果が入力される。
本形態の電池温度制御ECU12は、ワイパスイッチ30の操作状態から車室外湿度を予測するようになっている。
電池温度制御ECU12は、各センサの検出結果に基づいて、電池ファン14の駆動を制御して電池20の温度を制御する。詳細には、電池温度制御ECU12は、電池温度センサ16によって検出された電池温度と、車室内温度センサ18によって検出された車室内温度とを比較し、車室内温度の方が高い場合に、電池ファン14を駆動する。
また、この時、車室内の空気を電池20に送風することによる電池20の結露の発生を推定し、電池20が結露する可能性がある場合には、電池ファン14の駆動を禁止するようになっている。本形態では、ワイパスイッチ30の操作状態から車室内の空気を電池20に送風することによって電池20が結露する可能性があるか否かを判定することで電池20の結露の発生を推定する。詳細には、ワイパスイッチ30の操作状態がワイパ作動中ではない場合には、天候が雨や雪の可能性が低く車室外及び車室内の空気の湿度が低いと考えられるので、車室内の空気を電池20に送風しても、電池20に結露が発生する可能性がないと判断する。
続いて、上述のように構成された第3参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECU12で行われる電池温度制御の流れについて説明する。図9は、第3参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECU12で行われる電池温度制御の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本形態についても第1参考形態と同様に、図示しないイグニッションスイッチがオンされることによって、電池温度制御ECU12が電池温度制御を開始し、イグニッションスイッチがオフされることによって電池温度制御を終了するものとして説明する。また、第1参考形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
図示しないイグニッションスイッチがオンされて電源が投入されると、まずステップ100では、電池温度センサ16によって検出された電池温度の検出結果が取得されてステップ102へ移行する。
ステップ102では、電池温度センサ16によって検出された電池温度が所定値以下か否か判定される。該判定は、電池20の予め定めた回生充電性能を満たす温度以下か否かを判定し、該判定が否定された場合には、ステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ104では、電池ファン14が駆動中か否か判定される。該判定は、後述する処理によって電池ファン14が駆動されている状態か否かを判定し、該判定が否定された場合には、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合にはステップ106へ移行して電池ファン14を停止した後に、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
一方、ステップ102の判定が肯定されてステップ108へ移行すると、車室内温度センサ18によって検出された車室内温度が取得されて、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、車室内温度センサ18によって検出された温度と、ステップ100で電池温度センサ16によって検出された温度が比較されて、車室内温度の方が電池温度より高いか否か判定され、該判定が否定された場合には上述のステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ130へ移行する。
ステップ130では、ワイパスイッチ30の操作状態が検出されて、ステップ132へ移行する。
ステップ132では、ワイパスイッチ30の操作状態からワイパが作動中か否かが判定される。すなわち、電池ファン14を駆動して車室内の空気を電池20に送風した場合に、電池20に結露を発生させることなく電池20を暖気できるか否かが、ワイパスイッチ30の操作状態に基づいて判定される。該判定は、ワイパスイッチ30の操作状態がワイパ作動中の場合には、天候が雨や雪の可能性が低く、車室内の空気を電池20に送風しても結露は発生しないと判断する。
ここでステップ132の判定が否定された場合には、上述のステップ104へ移行して、電池ファン14が駆動されている場合には停止する。すなわち、電池温度よりも車室内温度の方が高い場合でも天候が雨や雪である可能性が高い場合には、車室外及び車室内の湿度が高いと考えられるので、車室内の空気によって電池20に結露を発生させる可能性があるため、電池ファン14の駆動が禁止される。これによって電池20に結露が発生するのを防止することができる。
また、ステップ132の判定が否定された場合、すなわち、ワイパが作動中ではない場合には、天候が雨や雪である可能性が低く、車室内の空気によって電池20に結露を発生させる可能性がないため、ステップ134へ移行して、電池ファン14を駆動した後にステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。すなわち、電池20の温度よりも高い車室内空気が電池20に送風されることによって、電池20を暖機することができ、電池20の回生充電性能の低下を抑制することができる。
このように、本形態においても、上記各形態と同様に、車室内温度が電池温度よりも高くても、電池20に結露が発生する場合は、車室内の空気を電池20に送風する電池の暖機を禁止するようにしたので、電池暖気時に電池表面の結露の発生を防止しながら、電池20の回生充電能力の低下を抑制することができる。
なお、本形態では、ワイパスイッチ30の操作状態から車室外の湿度を予測して、電池20の結露の発生を推定するようにしたが、ワイパスイッチ30の操作状態の代わりに雨滴センサ等の検出結果を用いて車室外の湿度を予測して電池20の結露の発生を推定するようにしてもよい。
[第実施形態]
続いて、本発明の第実施形態に係わる車両用電池温度制御装置について説明する。
実施形態では、車速センサ28の検出結果からフロントウインドシールドガラスの曇りを予測して、車室内の空気を電池20に送風した場合に電池20に結露が発生するか否かを推定するようにしたが、本実施形態では、防曇制御が実施されているか否かを検出することでフロントウインドシールドガラスの曇りを予測して、車室内の空気を電池20に送風した場合に電池20に結露が発生するか否かを推定するようにしたものである。
図10は、本発明の第実施形態に係わる車両用電池温度制御装置の構成を示すブロック図である。なお、第1参考形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
制御対象となる電池20は、第1実施形態と同様に、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両の動力源となる電池を適用することができる。
電池20は、図2に示すように、電池温度低下すると最大充電可能量が低下してしまうため、回生ブレーキによる発電によって電池充電を行う際に効率良く充電ができなくなる。そのため、第1実施形態と同様に、電池ファン14を駆動することで電池20を暖機するようになっている。
電池ファン14は、第1実施形態と同様に、例えば、電池20近傍に設けられ、車室内の空気を導入して電池に送風することによって電池20を暖機する。
電池温度制御ECU12には、電池20の温度を検出する電池温度センサ16、車室内の温度を検出する車室内温度センサ18、車室内を空調するエアコンの送風方向を検出する送風方向検出センサ32、及びリヤウインドガラスの曇りを除去するためのデフォッガスイッチ34が接続されており、各センサの検出結果が入力される。なお、送風方向検出センサ32は、例えば、エアコンを制御するエアコンECUに接続されているので、エアコンECU等の他の制御ユニットから入力するようにしてもよい。
電池温度制御ECU12は、各センサの検出結果に基づいて、電池ファン14の駆動を制御して電池20の温度を制御する。詳細には、電池温度制御ECU12は、電池温度センサ16によって検出された電池温度と、車室内温度センサ18によって検出された車室内温度とを比較し、車室内温度の方が高い場合に、電池ファン14を駆動する。
また、この時、車室内の空気を電池20に送風することによる電池20の結露の発生を推定し、電池20が結露する可能性がある場合には、電池ファン14の駆動を禁止するようになっている。本実施形態では、送風方向検出センサ32の検出結果とデフォッガスイッチ34の状態とから車室内の空気を電池20に送風することによって電池20が結露する可能性があるか否かを判定することで電池20の結露の発生を推定する。詳細には、送風方向検出センサ32によってフロントウインドシールドガラス方向へ送風するデフロスタ位置が検出された場合や、デフォッガスイッチ34がオンされた場合などの防曇制御時には、ウインドガラスが曇った状態で車室内の湿度が高いと推定されるので、車室内の空気を電池20に送風することにより電池20に結露が発生する可能性があると判断する。
続いて、上述のように構成された本発明の第実施形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECU12で行われる電池温度制御の流れについて説明する。図11は、本発明の第実施形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECU12で行われる電池温度制御の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態についても第1参考形態と同様に、図示しないイグニッションスイッチがオンされることによって、電池温度制御ECU12が電池温度制御を開始し、イグニッションスイッチがオフされることによって電池温度制御を終了するものとして説明する。また、第1参考形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
図示しないイグニッションスイッチがオンされて電源が投入されると、まずステップ100では、電池温度センサ16によって検出された電池温度の検出結果が取得されてステップ102へ移行する。
ステップ102では、電池温度センサ16によって検出された電池温度が所定値以下か否か判定される。該判定は、電池20の予め定めた回生充電性能を満たす温度以下か否かを判定し、該判定が否定された場合には、ステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ104では、電池ファン14が駆動中か否か判定される。該判定は、後述する処理によって電池ファン14が駆動されている状態か否かを判定し、該判定が否定された場合には、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返され、肯定された場合にはステップ106へ移行して電池ファン14を停止した後に、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
一方、ステップ102の判定が肯定されてステップ108へ移行すると、車室内温度センサ18によって検出された車室内温度が取得されて、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、車室内温度センサ18によって検出された温度と、ステップ100で電池温度センサ16によって検出された温度が比較されて、車室内温度の方が電池温度より高いか否か判定され、該判定が否定された場合には上述のステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ136へ移行する。
ステップ136では、送風方向検出センサ32によって検出されたエアコンの送風方向の検出結果、及びデフォッガスイッチ34の状態が取得されて、ステップ138へ移行する。
ステップ138では、送風方向検出センサ32の検出結果及びデフォッガスイッチ34の状態から防曇制御中か否かが判定される。すなわち、電池ファン14を駆動して車室内の空気を電池20に送風した場合に、電池20に結露を発生させることなく電池20を暖気できるか否かが、送風方向検出センサ32及びデフォッガスイッチ34の状態に基づいて判定される。該判定は、送風方向検出センサ32によってフロントウインドシールドガラス方向へ送風するデフロスタ位置が検出された場合や、デフォッガスイッチ34がオンされている状態である場合には、ウインドガラスの防曇制御が行われていることから、車室内の湿度が高いと考えられるため、車室内の空気を電池20に送風することによって結露が発生すると判断する。なお、ステップ138の判定は、デフロスタ位置の検出と、デフォッガスイッチ34のオンを共に検出した場合に肯定されるようにしてもよいし、何れか一方を検出した場合に肯定されるようにしてもよい。
ここでステップ138の判定が肯定された場合には、上述のステップ104へ移行して、電池ファン14が駆動されている場合には停止する。すなわち、電池温度よりも車室内温度の方が高い場合でも防曇制御が行われている場合には、車室内の空気によって電池20に結露を発生させる可能性があるため、電池ファン14の駆動が禁止される。これによって電池20に結露が発生するのを防止することができる。
また、ステップ138の判定が否定された場合、すなわち、防曇制御が行われていない場合には、車室内の空気によって電池20に結露を発生させる可能性がないため、ステップ140へ移行して、電池ファン14を駆動した後にステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。すなわち、電池20の温度よりも高い車室内空気が電池20に送風されることによって、電池20を暖機することができ、電池20の回生充電性能の低下を抑制することができる。
このように、本実施形態においても、上記各形態と同様に、車室内温度が電池温度よりも高くても、電池20に結露が発生する場合は、車室内の空気を電池20に送風する電池の暖機を禁止するようにしたので、電池暖気時に電池表面の結露の発生を防止しながら、電池20の回生充電能力の低下を抑制することができる。
なお、第1参考形態以外の各形態については、車室内の空気を電池20に送風した場合の電池の結露する可能性の推定精度が第1実施形態よりも低いため、形態の判定条件を適宜組合わせて、車室内の空気を電池20に送風した場合に電池が結露するか否かを判定するようにしてもい。
本発明の第1参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の構成を示すブロック図である。 電池の温度特性を示すグラフである。 本発明の第1参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECUで行われる電池温度制御の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第2参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECUで行われる電池温度制御の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第実施形態に係わる車両用電池温度制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第実施形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECUで行われる電池温度制御の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第3参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3参考形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECUで行われる電池温度制御の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第実施形態に係わる車両用電池温度制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第実施形態に係わる車両用電池温度制御装置の電池温度制御ECUで行われる電池温度制御の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 車両用電池温度制御装置
12 電池温度制御ECU
14 電池ファン
16 電池温度センサ
18 車室内温度センサ
20 電池
22 車室内湿度センサ
24 内外気切換位置センサ
26 ブロアセンサ
28 車速センサ
30 ワイパスイッチ
32 送風方向検出センサ
34 デフォッガスイッチ

Claims (4)

  1. 車両用電池に空気を導入して車両用電池を暖機する暖気手段と、
    車両電池に空気を導入する際の空気の導入元を車室内とし、ウインドガラスの曇りを予測する曇り予測手段と、
    前記曇り予測手段の予測結果に基づいて、前記暖気手段による空気の導入による車両用電池の結露の発生を推定する推定手段と、
    前記推定手段によって車両用電池の結露の発生が推定された場合に、前記暖気手段による車両用電池の暖気を禁止する禁止手段と、
    を備えた車両用電池温度制御装置。
  2. 車両用電池の温度を検出する電池温度検出手段と、前記暖気手段によって車両用電池に導入する空気の温度を検出する温度検出手段と、を更に備え、前記暖気手段が、前記電池温度検出手段によって検出された電池温度よりも前記温度検出手段によって検出された空気の温度の方が高い場合に、車両用電池に空気を導入して車両用電池に送風することを特徴とする請求項1に記載の車両用電池温度制御装置。
  3. 前記曇り予測手段は、車速を検出する車速検出手段を含み、前記車速検出手段の検出結果に基づいてウインドガラスの曇りを予測することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用電池温度制御装置。
  4. 前記曇り予測手段は、ウインドガラスの防曇制御の実施を検出する防曇制御検出手段を含み、前記防曇制御検出手段の検出結果に基づいてウインドガラスの曇りを予測することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用電池温度制御装置。
JP2006116649A 2006-04-20 2006-04-20 車両用電池温度制御装置 Expired - Fee Related JP5017915B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006116649A JP5017915B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 車両用電池温度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006116649A JP5017915B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 車両用電池温度制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007287618A JP2007287618A (ja) 2007-11-01
JP5017915B2 true JP5017915B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=38759189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006116649A Expired - Fee Related JP5017915B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 車両用電池温度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5017915B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5146201B2 (ja) * 2008-08-26 2013-02-20 トヨタ自動車株式会社 電池温度制御装置
JP5652331B2 (ja) * 2011-05-30 2015-01-14 スズキ株式会社 電池温調システムおよび電池充電システム
JP2014151802A (ja) * 2013-02-11 2014-08-25 Denso Corp 温調装置
JP6493166B2 (ja) * 2015-11-11 2019-04-03 株式会社デンソー 電池パック

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59160411U (ja) * 1983-04-14 1984-10-27 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 自動車の内外気切換ドアの制御装置
JPH04218451A (ja) * 1990-03-30 1992-08-10 Asmo Co Ltd 自動車用防露装置
JP2002063946A (ja) * 2000-08-22 2002-02-28 Sanyo Electric Co Ltd 電気自動車用バッテリシステムの結露防止装置
JP4707346B2 (ja) * 2004-08-16 2011-06-22 三洋電機株式会社 車両用の電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007287618A (ja) 2007-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5254634B2 (ja) 車両用空調装置
JP2009196400A (ja) ウインドウガラス加熱装置
JP5017915B2 (ja) 車両用電池温度制御装置
CN111347999A (zh) 移动体
JP5083099B2 (ja) 車両用空調制御装置、車両用空調制御方法、及び車両用空調制御プログラム
JP2008285885A (ja) 車両用ドア開閉制御装置
JP2004268790A (ja) 車両用防曇手段の制御方法
JP4134725B2 (ja) 車両用デフォッガ制御装置
JP2007331737A (ja) 車両用バッテリの冷却ファンの制御装置及び制御方法
JP2012116276A (ja) 車両用空調装置
JP6083329B2 (ja) 車両用空調制御装置
JP4033004B2 (ja) 自動車用空調装置の室内循環モードへの切り替え方法
JP5061589B2 (ja) 車両用防曇装置
JP2009196401A (ja) ウインドウガラス加熱装置
CN111717162B (zh) 移动体
JP4899821B2 (ja) 車両用防曇装置
JP2005297816A (ja) 車載空調制御装置
JP3956850B2 (ja) 車両用デフォッガ制御装置
JP4134726B2 (ja) 車両用デフォッガ制御装置
JP4134727B2 (ja) 車両用デフォッガ制御装置
JP2008260427A (ja) 車両用空調装置
KR102285986B1 (ko) 차량용 공조장치
JP2020152324A (ja) 移動体
JPH10226318A (ja) ワイパ装置
JP3697814B2 (ja) 車両用内外気切換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5017915

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees