JP5017704B2 - 薄切片標本作製装置及び薄切片標本作製方法 - Google Patents
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Description
この検査を行うにあたって一般的には、軟らかい組織や細胞の形態を壊さないように生体試料を薄切りするため、まず生体試料を予めパラフィン等の包埋材で包埋して包埋ブロックとしている。そして、この包埋ブロックを2μm〜5μm程度の厚さに薄くスライス(薄切)することで、薄切片を作製する。こうすることで、検査対象物が軟らかい組織等であっても、形態を壊さずに極薄にスライスすることができる。
そして、この薄切片を搬送した後、スライドガラス等の基板上に固定することで、薄切片標本とすることができる。通常、作業者は、この薄切片標本を顕微鏡観察することで、各種の検査を行っている。
また、例えば、前臨床試験においては、数百個の包埋ブロックから作製された膨大な数の薄切片を使用する場合がある。このため、作業者は、薄切片の作製に膨大な工数をとられていた。この工数を少しでも削減するために、薄切片作製における一連の工程を自動化し、連続して薄切片を作製することが試みられている。
初めに、高品質な薄切片標本を作製するためには、薄切片をスライドガラス等の基板ですくって該基板上に載置する際に、基板の向きと薄切片の向きとを一致させる必要があった。通常、この作業は作業者が行っている。
本発明は、生体試料が包埋された包埋ブロックを薄切して作製され、搬送体の上面において矩形状の仮想平面内に接するように収まった状態で載置された後に搬送されてくる薄切片が該搬送体から離脱しながら液面上に浮かぶ際に、該薄切片を基板上に掬い取って薄切片標本を作製する薄切片標本作製装置であって、前記搬送体の進行方向側に配置され、貯留した液体に搬送体の端部が浸かった液槽と、前記基板を把持すると共に、搬送されてくる前記薄切片が収まる前記仮想平面の一辺に対して基板の横幅方向が平行になるように、該基板を前記液体に浸けた状態で前記搬送体の近傍に位置させる把持部と、該把持部を、把持している前記基板の横幅方向に対して平面視略垂直な引き上げ方向に沿って前記液体から斜めに引き上げる引き上げ機構と、前記引き上げ機構の作動タイミング及び引き上げ速度を制御する制御部と、を備え、前記把持部が、前記薄切片が前記搬送体から離脱して前記液体の液面に浮かび、前記薄切片が収まる前記仮想平面の一辺が前記基板の表面に接触したときに、前記薄切片の一部が前記搬送体の上面に残った状態であるように前記基板を把持し、前記制御部が、前記薄切片が前記搬送体から離脱して前記液体の液面に浮かび、前記薄切片が収まる前記仮想平面の一辺が前記基板の表面に接触したときに、前記搬送体によって前記薄切片が前記液面に搬送されることで生ずる前記基板に対する前記薄切片の相対的な移動が、前記基板の横幅方向に対して平面視略垂直な方向に沿ってのみ所定の移動速度で生じ、且つ該移動速度と、前記薄切片が前記引き上げ機構によって前記引き上げ方向に沿って引き上げられる引き上げ速度とが略等しくなるように、前記引き上げ機構を制御すること、を特徴とする。
基板をセットした後、搬送体を作動させて、上面に置かれた薄切片を進行方向に沿って液槽まで搬送する。この際、搬送体は端部が液体に浸かっているので、液槽まで搬送されてきた薄切片は、液体に浸かった状態となる。これにより、薄切片は、搬送体から離脱して液体の液面に浮かんだ状態となる。すると、液面に浮かんだ薄切片の一部は、搬送体の近傍にセットされている基板の表面に付着する。しかも、この基板は、横幅方向が仮想平面の一辺に対して平行になるようにセットされており、且つ薄切片は仮想平面に接するように収まっているので、薄切片の一辺が基板の表面に付着する。このように、薄切片を搬送体から離脱させて液面に浮かべる離脱工程を行うことで、薄切片の一辺を基板の表面に付着させることができる。
即ち、搬送体によって薄切片が液面に搬送されることで生ずる基板に対する薄切片の相対的な移動が、基板の横幅方向に対して平面視略垂直な方向に沿ってのみ所定の移動速度で生じ、且つ該移動速度と、薄切片が引き上げ機構によって引き上げ方向に沿って引き上げられる引き上げ速度とが略等しくなるように制御する。
従って、まだ搬送体の上面に残っている薄切片の一部と、搬送体から離脱して基板の表面に既に転写された薄切片の一部とには、いずれも同一の基板の横幅方向に対して平面視略垂直な方向に沿って同一の移動速度が働く。また、基板に対して薄切片がこの方向以外に相対的に移動することは無い。
また、引き上げ機構を作動させるだけの簡単な構成であり、薄切片の向きを毎回確認して、これに対応した制御を行うといった複雑な制御とは異なるので、構成の簡略化を図ることができ、低コストで実現することができる。
また、作業者は従来のように薄切片の向きを確認しながら該薄切片を掬い取る必要がないので、作業者にかかる負担を大幅に軽減でき、作業効率を向上することができる。更に、薄切片を液面上から掬い取る際に、薄切片を液体の表面張力を利用して伸展させることができる。この点においても、高品質化を図ることができる。
更に、制御部は、スライド機構を制御することで、基板に対する薄切片の相対的な移動を制御する。即ち、制御部は、搬送体によって薄切片が液面に搬送されることで生ずる基板に対する薄切片の相対的な移動が、基板の横幅方向に対して平面視略垂直な方向に沿ってのみ所定の移動速度で生じ、且つ該移動速度と、薄切片が引き上げ機構によって引き上げ方向に沿って引き上げられる引き上げ速度とが略等しくなるように制御する。つまり、制御部は、スライド機構を制御することで、基板に対する薄切片の相対的な移動において、基板の横幅方向に対して平面視略垂直な方向以外に沿って生じる移動を相殺し、且つ基板の横幅方向に対して平面視略垂直な方向に沿って生じる移動の移動速度を調整する。
また、薄切片Mは、この包埋ブロックBを図示しない切断刃によって、例えば3μm〜5μmの極薄に薄切することで矩形状に作製されたものである。なお、以降の図面では、説明を平易に行うため、薄切片Mにおける生体試料Sの図示を省略する。
また、無端ベルト20は、図3に示すように、液槽2に浸かった一端側のローラ20bと、図示しない他端側のローラとに、液槽2内の液体2aの液面2bに対して、搬送傾斜θ1だけ傾いた状態で巻回されている。各ローラは、図4に示すように、各ローラの両端に平行に配置された1対のフレーム20cによって、回転自在に軸止されている。そして、無端ベルト20は、図示しない他端側のローラが走行部によって回転されることで、他端側から一端側へ向かう進行方向Tに沿って搬送速度V1で無限走行する。無端ベルト20の上面20aには、図示しない切断刃によって包埋ブロックBから切断された薄切片Mが、進行方向Tに対して搬送角度θ2だけ斜めになった状態で搬送されてくるようになっている。
即ち、把持ロボット3は、一対のアーム3aを接近離間させることによってスライドガラスGの端部を挟持しながら、Z軸回りに回転させることによって搬送されてくる薄切片Mの一辺に対してスライドガラスGの横幅方向Wが平行になるように調整可能である。
つまり、前述した水平ステージ41、水平ガイドレール42、昇降ステージ43及びZ軸ガイドレール44は、引き上げ機構4を構成している。なお、引き上げ機構4は、制御部6によって後述するように制御される。
即ち、制御部6は、図5に示すように、無端ベルト20によって薄切片Mが液面2bに搬送されることで生ずるスライドガラスGに対する薄切片Mの相対的な移動が、スライドガラスGの横幅方向Wに対して平面視略垂直な方向に沿ってのみ所定の移動速度V3で生じ、且つ該移動速度V3と、薄切片Mが引き上げ機構4によって引き上げ方向Yに沿って引き上げられる引き上げ速度V4とが略等しくなるように、薄切片Mの一辺がスライドガラスGの表面に付着したタイミングで、引き上げ機構4及びスライド機構5を制御する。以下に詳細を説明する。
つまり、制御部6は、スライド機構5及び引き上げ機構4を制御することで、スライドガラスGに対する薄切片Mの相対的な移動において、スライドガラスGの横幅方向Wに対して平面視略垂直な方向以外に沿って生じる移動をスライド速度V2によって相殺し、且つスライドガラスGの横幅方向Wに対して平面視略垂直な方向に沿って生じる移動における移動速度V3と、引き上げ速度V4とが等しくなるように調整する。
なお、前述のように、制御部6は搬送傾斜θ1及び基板傾斜θ3に関係なく、搬送角度θ2にのみ依存させてスライド速度V2と引き上げ速度V4とを設定することができる。
まず、液槽2内の液体2aに把持ロボット3によってスライドガラスGを浸ける基板セット工程S1を行う。まず、把持ロボット3は、スライドガラス収納棚9aに収納されている未使用のスライドガラスGを1枚把持する。即ち、水平ステージ41と昇降ステージ43とをそれぞれ水平ガイドレール42及びZ軸ガイドレール44とに沿って移動させ、水平ステージ41に取り付けられている把持ロボット3をスライドガラス収納棚9aのスライドガラスGに対して位置決めし、把持ロボット3の一対のアーム3aを互いに接近させることで、スライドガラスGを把持する。そして、引き上げ機構4を同様に制御し、把持したスライドガラスGを液槽2内の液体2aに浸ける。この際、引き上げ機構4は、スライドガラスGを無端ベルト20の近傍に位置させると共に、搬送されてくる薄切片Mの一辺に対して、スライドガラスGの横幅方向Wが平行になるように向きを調整した状態でスライドガラスGをセットする。
この際、制御部6は、無端ベルト20によって薄切片Mが液面2bに搬送されることで生ずるスライドガラスGに対する薄切片Mの相対的な移動が、スライドガラスGの横幅方向Wに対して平面視略垂直な方向に沿ってのみ所定の移動速度V3で生じ、且つ該移動速度V3と、薄切片Mが引き上げ機構4によって引き上げ方向Yに沿って引き上げられる引き上げ速度V4とが略等しくなるように、引き上げ機構4とスライド機構5とを制御する。
従って、図5に示すように、まだ無端ベルト20の上面20aに残っている薄切片Mの一部P1と、無端ベルト20から離脱して、スライドガラスGの表面に既に転写された薄切片Mの一部P2とには、いずれも同一のスライドガラスGの横幅方向Wに対して平面視略垂直な方向に沿って同一の移動速度V3が働く。また、スライドガラスGに対して薄切片Mがこの方向以外に相対的に移動することは無い。
また、引き上げ機構4及びスライド機構5を作動させるだけの簡単な構成であり、薄切片Mの向きを毎回確認して、これに対応した制御を行うといった複雑な制御とは異なるので、構成の簡略化を図ることができ、低コストで実現することができる。
また、作業者は従来のように薄切片Mの向きを確認しながら該薄切片Mを掬い取る必要がないので、作業者にかかる負担を大幅に軽減でき、作業効率を向上することができる。更に、薄切片Mを液面2b上から掬い取る際に、薄切片Mを液体2aの表面張力を利用して伸展させることができる。この点においても、高品質化を図ることができる。
また、スライド方向Xは、これら以外の方向でもかまわない。その場合、制御部6によって、別の演算方法にてスライド機構5及び引き上げ機構4の速度制御をする必要がある。
2 液槽
2a 液体
2b 液面
20 無端ベルト(搬送体)
20a 無端ベルトの上面
3 把持ロボット(把持部)
4 引き上げ機構
5 スライド機構
6 制御部
B 包埋ブロック
F 仮想平面
G スライドガラス(基板)
H 薄切片標本
M、M1 薄切片
S 生体試料
T 進行方向
W 基板の横幅方向
X、X1 スライド方向
Y 引き上げ方向
S1 基板セット工程
S2 離脱工程
S3 引き上げ工程
V1 搬送速度
V2、V21 スライド速度
V3 移動速度
V4、V41 引き上げ速度
Claims (8)
- 生体試料が包埋された包埋ブロックを薄切して作製され、搬送体の上面において矩形状の仮想平面内に接するように収まった状態で載置された後に搬送されてくる薄切片が該搬送体から離脱しながら液面上に浮かぶ際に、該薄切片を基板上に掬い取って薄切片標本を作製する薄切片標本作製装置であって、
前記搬送体の進行方向側に配置され、貯留した液体に搬送体の端部が浸かった液槽と、
前記基板を把持すると共に、搬送されてくる前記薄切片が収まる前記仮想平面の一辺に対して基板の横幅方向が平行になるように、該基板を前記液体に浸けた状態で前記搬送体の近傍に位置させる把持部と、
該把持部を、把持している前記基板の横幅方向に対して平面視略垂直な引き上げ方向に沿って前記液体から斜めに引き上げる引き上げ機構と、
前記引き上げ機構の作動タイミング及び引き上げ速度を制御する制御部と、を備え、
前記把持部は、前記薄切片が前記搬送体から離脱して前記液体の液面に浮かび、前記薄切片が収まる前記仮想平面の一辺が前記基板の表面に接触したときに、前記薄切片の一部が前記搬送体の上面に残った状態であるように前記基板を把持し、
前記制御部は、前記薄切片が前記搬送体から離脱して前記液体の液面に浮かび、前記薄切片が収まる前記仮想平面の一辺が前記基板の表面に接触したときに、前記搬送体によって前記薄切片が前記液面に搬送されることで生ずる前記基板に対する前記薄切片の相対的な移動が、前記基板の横幅方向に対して平面視略垂直な方向に沿ってのみ所定の移動速度で生じ、且つ該移動速度と、前記薄切片が前記引き上げ機構によって前記引き上げ方向に沿って引き上げられる引き上げ速度とが略等しくなるように、前記引き上げ機構を制御すること、
を特徴とする薄切片標本作製装置。 - 請求項1に記載の薄切片標本作製装置において、
前記搬送体と前記把持部とを前記液面に平行な面内に沿って相対的にスライド移動させるスライド機構を備え、
前記制御部は、前記スライド機構の作動タイミング、スライド方向及びスライド速度を制御することで、前記基板に対する前記薄切片の相対的な移動を制御すること、
を特徴とする薄切片標本作製装置。 - 請求項2に記載の薄切片標本作製装置において、
前記制御部は、前記搬送体を前記薄切片の一辺に沿ってスライドさせるように、前記スライド機構を移動させること、
を特徴とする薄切片標本作製装置。 - 請求項2に記載の薄切片標本作製装置において、
前記制御部は、前記搬送体を前記進行方向と略垂直な方向に沿ってスライドさせるように、前記スライド機構を移動させること、
を特徴とする薄切片標本作製装置。 - 生体試料が包埋された包埋ブロックを薄切して作製され、搬送体の上面において矩形状の仮想平面内に接するように収まった状態で載置された後に搬送されてくる薄切片が該搬送体から離脱しながら液面上に浮かぶ際に、該薄切片を基板上に掬い取って薄切片標本を作製する薄切片標本作製方法であって、
前記搬送体の進行方向側に配置され、貯留した液体に搬送体の端部が浸かった液槽内において、搬送されてくる薄切片が収まる仮想平面の一辺に対して基板の横幅方向が平行になるように該基板を液体に浸けた状態で搬送体の近傍に位置させる基板セット工程と、
該基板セット工程後、前記薄切片を前記液槽に向けて搬送すると共に、該薄切片を搬送体から離脱させて前記液体の液面に浮かべる離脱工程と、
該離脱工程で前記液面に浮かんだ前記薄切片が収まる前記仮想平面の一辺が前記基板の表面に接触したときに、前記基板を横幅方向に対して平面視略垂直な引き上げ方向に沿って前記液体から斜めに引き上げて薄切片を基板上に掬い取る引き上げ工程と、を備え、
前記基板セット工程の際には、前記引き上げ工程において前記仮想平面の一辺が前記基板の表面に接触したときに前記薄切片の一部が前記搬送体の上面に残った状態であるように前記基板をセットし、
前記引き上げ工程の際に、前記搬送体によって前記薄切片が前記液面に搬送されることで生ずる前記基板に対する前記薄切片の相対的な移動が、前記基板の横幅方向に対して平面視略垂直な方向に沿ってのみ所定の移動速度で生じ、且つ該移動速度と、前記薄切片が前記引き上げ機構によって前記引き上げ方向に沿って引き上げられる引き上げ速度とが略等しくなるように、前記基板の作動タイミング及び引き上げ速度を制御すること、
を特徴とする薄切片標本作製方法。 - 請求項5に記載の薄切片標本作製方法において、
前記引き上げ工程の際に、前記搬送体と、前記基板を把持する把持部と、を前記液面に平行な面内に沿って相対的にスライド移動させ、該スライド移動の作動タイミング、スライド方向及びスライド速度を制御することで、前記基板に対する前記薄切片の相対的な移動を制御すること、
を特徴とする薄切片標本作製方法。 - 請求項6に記載の薄切片標本作製方法において、
前記引き上げ工程の際に、前記搬送体を前記薄切片の一辺に沿ってスライドさせること、
を特徴とする薄切片標本作製方法。 - 請求項6に記載の薄切片標本作製方法において、
前記引き上げ工程の際に、前記搬送体を前記進行方向と略垂直な方向に沿ってスライドさせること、
を特徴とする薄切片標本作製方法。
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