JP5016963B2 - 移動車輌用表示装置 - Google Patents

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本発明は、移動車輌の内部に用いられる移動車輌用表示装置に関する。
移動車輌などに設置する表示装置は、近年のIT化による情報通信技術の飛躍的進歩により、情報提供システムとして拡大している。拡大により情報サービスも高度化し、より見易く、より速く、より多くの情報を表示させる必要がある。しかしながら、移動車輌用表示装置が設置される場所は、公共性の高い列車や船舶、航空機など環境仕様が非常に過酷であり、移動車輌特有の長期的・短期的振動がランダムに加わる環境であったり、乗客などによる人為的衝撃を受け易い環境であったするばかりか、車輌内の壁面内の極狭スペースに設置しなけれならず、装置外形・厚みの制約が厳しく、且つ装置内の発熱が増加傾向にあるにもかかわらず、熱の逃げ場がない状態にある。
このような移動車輌における過酷な設置環境仕様に対し、従来は、装置フレームの材料選定や、複数の部材を用いて耐振補強や冷却効率を試作機などによりカット&トライで繰る返し検証し対策していた。
このような移動車輌用表示装置の内部に備えられる表示器モジュールの構成としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
特開2005−121897号公報
ところで、最近、表示装置に用いられる液晶モニター(表示部)のサイズの大型化(15”→17”ワイド)が望まれている。この場合、表示装置本体の外形寸法は、設置場所等の制約により、現状と同じ寸法とし、一方では、表示部のみを大型化する必要がある。
この場合問題となるのは、表示部を表示装置本体に内部に取り付ける実装構造の小型化と薄型化であり、また、表示装置本体の外殻と表示部の間の隙間が少なくなることにより、表示部の熱の放熱である。
本発明の目的は、表示部の取り付け実装構造を小型化,薄型化できる移動車輌用表示装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、移動車輌内に設置する移動車輌用表示装置であって、一枚板を折り曲げ加工され、四角形状に成形されるとともに、少なくとも下面側に切り欠き部が形成された前フレームと、一枚板を折り曲げ加工され、その中央部に、前記前フレームの前記切り欠き部に嵌めあう凸部を有する裏面カバーとを備え、前記前フレームの前記切り欠き部に、前記裏面カバーの前記凸部を嵌めあわせた後ねじ固定されるとともに、前記前フレームと前記裏面カバーとの間に形成される空間内に表示器モジュールが収納されるようにしたものである。
かかる構成により、表示部の取り付け実装構造を小型化,薄型化できるものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記裏面カバーは、前記凸部の側面に形成された孔を備え、前記孔に、前記表示器モジュールと接続されるコネクタが配置されるものである。
かかる構成により、装置裏面カバーより外部ケーブルがはみ出ることはなく、外部ケーブル余長を吸収しやすいものである。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記表示器モジュールは表示部を備え、前記表示部はバックライトを備え、前記前フレームは、前記表示部の前記バックライトの位置に形成されたバックライト引き抜き孔を備え、前記裏面カバーは、前記表示器モジュールの制御基板の位置に対応して設けられた保守孔を備え、さらに、前記バックライト引き抜き孔及び前記保守孔を同時に覆うL型形状の保守カバーを備えるようにしたものである。
かかる構成により、定期的なバックライトの交換や、画像や入出力データーをバックアップするためのメモリやSDカードなどの保守交換作業を容易に実現できる。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記表示器モジュールは、表示器本体と、この表示器本体の上下面を挟み込み固定して密着状態に取り付けられた一括実装プレートを備え、前記表示器モジュールを、前記前フレームの内側に固定することで、前記前フレームと前記一括実装プレートとの間に、前記表示器本体を挟み込み保持するようにしたものである。
かかる構成により、表示器の中で高発熱する上下を横方向に内臓されているバックライトをプレートで上下より密着させ排熱伝導効率を高くしている。
(5)上記(4)において、好ましくは、前記表示器モジュールは、その表面に貼り付けられた熱伝導シートを備え、前記一括実装プレートは、前記熱伝導シートを介して、前記表示器モジュールに接触して取り付けられるものである。
かかる構成により、安価な熱伝導シートの貼り付けにより、伝熱効率をあげることができ、また、バックライトの発熱体などは冷却効果がバックライト全体として均一に働かないと寿命い影響されやすいため、バックライト付近の熱伝導シートにより、寿命低下を防止できる。
(6)上記(4)において、好ましくは、前記裏面カバーの前記凸部は、前記表示器モジュールの前記一括実装プレートに接触して取り付けられるものである。
かかる構成により、プレートからの排熱を更に外気に効率よく逃がして、効率よく放熱できるものとなる。
(7)上記(6)において、好ましくは、前記裏面カバーの前記凸部と、前記表示器モジュールの前記一括実装プレートとの間に設けられた第2の熱伝導シートを備えるようにしたものである。
かかる構成により、プレートからの排熱を更に外気に効率よく逃がして、効率よく放熱できるものとなる。
(8)上記(4)において、好ましくは、前記表示器モジュールは、前記一括実装プレートに取り付けられた取っ手を備えるものである。
かかる構成により、外ラインで組んだモジュールをより安全に、スムーズにマテハンすることができ、また、修理時にも容易に取り外して、極狭スペース設置場所での作業ではなく、別場所での修理をすることが可能となり、より安全、スムーズな作業を実現できる。
(9)上記(1)において、好ましくは、前記前フレームに対して、前記表示器モジュールと、前記裏面カバーは、同一方向に組立可能である。
かかる構成により、表示装置の製作上における高効率組み立てを実現でき、製作工数の低減が可能となる。
本発明によれば、表示部の取り付け実装構造を小型化,薄型化できる。
以下、図1〜図7を用いて、本発明の一実施形態による移動車輌用表示装置の構成について説明する。
最初に、図1及び図2を用いて、本実施形態による移動車輌用表示装置の外観構成について説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態による移動車輌用表示装置の外観構成を示す斜視図である。なお、図1は正面側斜視図であり、図2は背面側斜視図である。
図1に示す前フレーム1は、一枚板を、四角形状になるように、4つ面を折り曲げ加工して形成される。前フレームの正面板1Aには、孔部7が形成されている。孔部7は、枠抜き加工により形成される。移動車輌用表示装置の実装完了状態では、図1に示すように、孔部7から表示部の表示画面8が露出するようになっている。
前フレーム1の上側板1Bは、正面板1Aと同一平面の状態から、図1に示すように、垂直に背面側に折り曲げられる。また、図1では、図示されていないが、上側板1Bと平行な状態で、下側に位置する下側板も、正面板1Aと同一平面の状態から、垂直に背面側に折り曲げられる。上側板1Bには、凹部(切り欠き部)1BAが、枠抜き加工により予め形成されている。また、下側板にも、上側板1Bと同様に、凹形状部(切り欠き部)が、枠抜き加工により予め形成されている。
上側板1B及び下側板の折り曲げ加工後、前フレーム1の右側面板1Dは、正面板1Aと同一平面の状態から、図1に示すように、垂直に背面側に折り曲げられる。このとき、右側面板1Dは、上側板1Bと下側板の端面と接触する位置まで折り曲げられる。さらに、右側面板1Dの一部であって、上側板1B及び下側板から突出している本体取り付け板1Eは、再度、正面板1Aと平行になるまで、垂直に折り曲げられる。なお、前フレーム1の左側面板についても、右側面板1Dと同様に折り曲げ加工される。図1では、左側面板の側の、本体取り付け板1Gの一部が図示されている。
後述するように、前フレーム1の内部であって、表示画面8の上辺側と下辺側には、液晶表示部の表示用の照明光源であるバックライトが収納される。そこで、右側面板1Dの上側と下側には、バックライト引き抜き孔11が、予め枠抜き加工により形成されている。なお、図1に示す状態では、バックライト引き抜き孔11A,11Bは、後述のL型保守カバー(図2のカバー3)により、覆われている。
本体取り付け板1Eには、移動車輌用表示装置を移動車両に取り付けるための装置取り付け孔4A,4Bが、予め枠抜き加工により形成されている。
次に、図2に示すように、前フレーム1の背面には、裏面カバー2が6箇所の固定ネジ6により取り付けられる。裏面カバー6は、一枚板を折り曲げ加工して形成される。裏面カバー6は、一枚板の中央部が凸形状となる凸部5が形成されるように、折り曲げ加工される。凸部5は、前フレーム1の上側板1Bの凹部(切り欠き部)1BAに嵌め込まれ、裏面カバー2と前フレーム1とが密閉に近い状態になる。凸部5の垂直曲げ面5Aには、孔が枠抜き加工により形成されている。この孔からは、装置の受電となる受電コネクター9、外部通信用コネクター10が突出しており、外部ケーブルが接続できる。さらに、裏面カバー2の左右2カ所に、装置内の保守品を保守するための孔(図3の孔14)が設けられている。図2に示す状態では、この保守用の孔は、L型保守カバー3A,3Bによって覆われている。L型保守カバー3A,3Bは、第1の面と第2の面の断面形状がL型であり、例えば、第1の面は、裏面カバー2の保守用の孔を覆い、また、第2の面は、前述の前フレーム1のバックライト引き抜き孔11A,11Bを覆うものであり、1つのL型保守カバー3Aによって、同時に2カ所の孔を覆う構造となっている。L型保守カバー3A,3Bは、ネジにより、裏面カバー2に固定される。また、裏面カバー6の左右両端部の上下には、前フレーム1の装置取り付け孔4A,4Bに対応した位置に、孔が枠抜き加工により形成されている。
以上説明したように、本実施形態では、裏面カバー2は、中央に凸部5を有するように折り曲げ加工されているため、材料の断面係数が増加し、強度が向上する。また、前フレーム1及び裏面カバー2は、前フレーム1の凹部に、裏面カバー2の凸部5を嵌め込む構造であるため、材料の断面係数が増加し、強度が向上するので、耐振性と耐衝撃性が向上する。さらに、前フレーム1及び裏面カバー2は、それぞれ一枚板を折り曲げ加工して形成されるので、製造コストを低減できる。
なお、裏面カバー2の凸部5は、上端から下端まで貫通するように形成されているが、例えば、下側半分にだけ形成するようにしてもよいものである。この場合でも、裏面カバー2の強度を向上させることができる。しかも、この凸部には、コネクタが配置されるが、凸部が下半分だけとすることで、コネクタの上部には、裏面カバーが存在するため、車両にて発生した水滴等が、コネクタに接触するのを防止できる。
次に、図3及び図4を用いて、本実施形態による移動車輌用表示装置の組立工程について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による移動車輌用表示装置の組立工程を説明するための分解斜視図である。図4は、図3の要部拡大図である。なお、図1及び図2と同一符号は、同一部分を示している。
図3に示すように、本実施形態の移動車輌用表示装置は、前フレーム1と、透明強化カバー8と、内部実装モジュール15と、裏面カバー2と、保守カバー3A,3Bとから構成される。
前フレーム1の外形寸法は、例えば、縦300mm×横450mm(本体取り付け板1Eの寸法を含む)×奥行き50mmである。それに対して、内部実装モジュール15は、従来の15インチの液晶モニターから17インチのワイドモニターにすることで、縦250mm×横320mmから、縦258mm×横400mmと大型化し、前フレーム1と内部実装モジュール15との間の隙間寸法がかなり狭くなっている。
装置の内部実装は、最初に、前フレーム1に、内部実装モジュール15に内蔵された表示器本体を保護するための透明強化カバー8を矢印16の方向に挿入し、取り付ける。次に、内部実装モジュール15を、同じ矢印の方向に挿入し、取り付ける。次に、裏面カバー2を、同じ矢印の方向から前フレーム1にはめ込み、裏面カバー取り付けネジ6で固定する。最後に、保守カバー3A,3Bを、同じ矢印の方向から保守カバー差込部13A,13Bにそれぞれ差し込み、ネジで固定する。
以上のように、本実施形態の内部実装品の組み立て方向は、全て、矢印16の方向であり、同方向であるため、容易に組み立てられる。内部実装モジュール15は、一括実装プレート(図4の一括実装プレート19)に全て実装されモジュールと完成しているため、装置を組み込む作業とは別に外段取りとして別作業者がパラに組み立てすることができる。
なお、図4に示すように、バックライト18A,18Bの給電ケーブル40は、一括実装プレート19の端部に形成された切り欠き部28A,28Bを経由して、インバータ基板21に接続されている。
次に、図5を用いて、本実施形態による移動車輌用表示装置の部品である内部実装モジュール15の組立工程について説明する。
図5は、本発明の一実施形態による移動車輌用表示装置の部品である内部実装モジュールの組立工程を説明するための分解斜視図である。なお、図1〜図4と同一符号は、同一部分を示している。
内部実装モジュール15は、表示装置本体17と、一括実装プレート19と、取っ手20A,20Bと、インバータ基板21と、制御基板23と、インバータカバー22とから構成される。
内部実装モジュール15の実装は、表示装置本体17の上下面に一括実装プレート19を挟み込み、密着状態に取り付ける。次に、一括実装プレート19の上に、表示器のバックライト18へ給電するインバータ基板21と、表示装置を制御する制御基板23を、固定する。一括実装プレート19には、予め、基板取り付けスタット25が取り付けられており、インバータ基板21と制御基板23とは、このスタット25にネジ固定される。更に、インバータ基板21には、高圧のための保護とインバータ基板21に実装された発熱素子を冷却するために用いられる、インバータカバー22を取り付ける。最後に、モジュール15の取り付け性、及び保守員の分解性を考慮し、一括プレート19の両サイド端に取っ手20を取り付ける。
図3にて述べたように、内部実装モジュールの組み立て方向も、矢印26の方向であり、全て同方向であるため、容易に組み立てすることができる。
表示器本体17には、その上側と下側に、それぞれ、発熱体であるバックライト18A,18Bが横向きに実装されている。バックライトの保守交換時には、矢印12の方向に、引き抜くことができる。図3にて説明したように、前フレーム1の両サイド面には、バックライト引き抜き孔11A,11Bが設けられており、装置を組み立て後、あるいは装置設置後も裏面カバー2を外すことなく、バックライトの保守交換可能となる。
バックライト18A,18Bの給電ケーブルは、図示は省略したが、一括実装プレート19の端部に形成された切り欠き部28A,28Bを経由して、インバータ基板21に接続されている。したがって、バックライトの保守交換時は、図3に示した保守カバー3Aを外し、裏面カバー2に設けられた両側の保守エリア部14Aからインバータ基板21の上下にあるコネクタを外すことにより、バックライトとインバターが切り離れ、バックライト18A,18Bが、引き抜き可能となる。
また、もう片方の保守カバー3Bを外すと、裏面カバー2の保守エリア部14Bには、制御基板23に実装された制御基板保守品29にアクセスすることが可能となる。保守品29は、例えば、画像バックアップデータを記憶するメモリやSDカードである。
表示器本体17には、上部に表示器制御基板30が実装されている。なお、図示は省略したが、表示器制御基板30と、制御基板23を接続する表示器インターフェースケーブルは、一括実装プレート19の端部に形成された孔26を介して、接続される。
次に、図6及び図7を用いて、本実施形態による移動車輌用表示装置における冷却構造について説明する。
図6は、図2のA−A断面図である。図7は、図2のB−B断面図である。なお、図1〜図4と同一符号は、同一部分を示している。
表示装置本体において、主たる発熱部品は、バックライト18A,18Bと、インバータ基板21と、表示装置制御基板23と、表示器制御基板30とである。
最初に、図6を用いて、バックライト18A,18Bと、表示器制御基板30の冷却構造について説明する。
表示器本体17及び表示器制御基板30と、一括実装プレート19との間には、熱伝導シート31が設けられており、表示器本体17と一括実装プレート19、及び表示器制御基板30と一括実装プレート19とは、熱的に接触しており、密着力と排熱能力が向上されている。また、一括実装プレート19と、裏面カバー2との間には、熱伝導シート32が設けられており、一括実装プレート19と裏面カバー2とは、熱的に接触しており、密着力と排熱能力が向上されている。
表示器本体17の発熱体である上下バックライト18A,18Bの発熱は、表示パネル保護カバー8を通過し、矢印33方向に直接排熱される。また、上下バックライト18A,18Bの発熱は、熱伝導シート31を介して、一括実装プレート19に伝熱される。表示器制御基板30の発熱は、熱伝導シート31を介して、また、表示器本体17と一括実装プレート19の間の空間から、矢印35方向に、一括実装プレート19に伝熱される。一括実装プレート19に伝わって熱は、前フレーム1に伝わり、装置正面から放熱されたり、熱伝導シート32を介して、裏面カバー2に伝わり、装置背面から、矢印34方向に放熱される。
バックラライト18A,18Bは、均一に排熱しなければバックライト寿命の短命化を招くことになる。それに対して、本実施形態のように、バックライト18A,18Bを全て覆う一括実装プレート19や熱伝導シート31を用いることで、均一排熱が可能となる。例えば、バックラライト18A,18Bの近傍の位置の表示器本体17の表面温度が40度のとき、バックラライト18Aとバックラライト18Bの中央部(表示画面の中央部)付近の位置における表示器本体17の表面温度は30度程度であり、10度の温度ばらつきがある。しかも、や熱伝導シート31,32を用いないで放熱したとき、表示器本体17の平均温度は37度程度である。それに対して、表示器本体17の裏面に熱伝導シート31を貼り付けると、温度ばらつきは2度まで低減できる。その上で、熱伝導シート31,32により裏面カバー2から放熱することで、表示器本体17の平均温度を35度程度まで低減できる。すなわち、温度ばらつきも少なくでき、さらに、補熱性も向上する。
次に、図7を用いて、インバータ基板21と表示装置制御基板23との冷却構造について説明する。
インバータ基板21と表示装置制御基板23との発熱は、裏面カバー2との間の空間を経て、裏面カバー2から矢印34方向に装置背面から、放熱される。また、インバータ基板21と表示装置制御基板23との発熱は、一括実装プレート19に伝わり、熱伝導シート32を介して、裏面カバー2に伝わり、装置背面から、矢印34方向に放熱される。
本実施形態によれば、列車などの移動車両内に設置する過酷な環境仕様に対し、耐久性や信頼性の高い表示装置を実現すると共に、相反する製品の原価低減を同時に実現できる。
本発明の一実施形態による移動車輌用表示装置の外観構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による移動車輌用表示装置の外観構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による移動車輌用表示装置の組立工程を説明するための分解斜視図である。 図3の要部拡大図である。 本発明の一実施形態による移動車輌用表示装置に用いる内部実装モジュールの組立工程を説明するための分解斜視図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。
符号の説明
1…前フレーム
2…裏カバー
3…保守カバー
4…取付け孔
5…裏カバー凹凸曲げ部
6…裏カバー取付けネジ
7…表示パネル枠抜き部
8…表示パネル保護カバー
9…受電用コネクター
10…外部通信用コネクター
11…表示器バックライト引抜き孔
13…保守カバー差込部
14…保守エリア部
15…表示器モジュール
17…表示器本体
18…バックライト部
19…内部実装一括プレー
20…モジュール取っ手
21…インバータ基板
22…インバータカバー
23…制御基板
24…表示器本体取付け部
25…基板取付け部
27…孔
28…切り欠き部
29…制御基板保守品
30…表示器制御基板
31,32…熱伝導シート

Claims (9)

  1. 移動車輌内に設置する移動車輌用表示装置であって、
    一枚板を折り曲げ加工され、四角形状に成形されるとともに、少なくとも下面側に切り欠き部が形成された前フレームと、
    一枚板を折り曲げ加工され、その中央部に、前記前フレームの前記切り欠き部に嵌めあう凸部を有する裏面カバーとを備え、
    前記前フレームの前記切り欠き部に、前記裏面カバーの前記凸部を嵌めあわせた後ねじ固定されるとともに、前記前フレームと前記裏面カバーとの間に形成される空間内に表示器モジュールが収納されることを特徴とする移動車輌用表示装置。
  2. 請求項1記載の移動車輌用表示装置において、
    前記裏面カバーは、前記凸部の側面に形成された孔を備え、
    前記孔に、前記表示器モジュールと接続されるコネクタが配置されることを特徴とする移動車輌用表示装置。
  3. 請求項1記載の移動車輌用表示装置において、
    前記表示器モジュールは表示部を備え、
    前記表示部はバックライトを備え、
    前記前フレームは、前記表示部の前記バックライトの位置に形成されたバックライト引き抜き孔を備え、
    前記裏面カバーは、前記表示器モジュールの制御基板の位置に対応して設けられた保守孔を備え、
    さらに、前記バックライト引き抜き孔及び前記保守孔を同時に覆うL型形状の保守カバーを備えることを特徴とする移動車輌用表示装置。
  4. 請求項1記載の移動車輌用表示装置において、
    前記表示器モジュールは、表示器本体と、この表示器本体の上下面を挟み込み固定して密着状態に取り付けられた一括実装プレートを備え、
    前記表示器モジュールを、前記前フレームの内側に固定することで、前記前フレームと前記一括実装プレートとの間に、前記表示器本体を挟み込み保持することを特徴とする移動車輌用表示装置。
  5. 請求項4記載の移動車輌用表示装置において、
    前記表示器モジュールは、その表面に貼り付けられた熱伝導シートを備え、
    前記一括実装プレートは、前記熱伝導シートを介して、前記表示器モジュールに接触して取り付けられることを特徴とする移動車輌用表示装置。
  6. 請求項4記載の移動車輌用表示装置において、
    前記裏面カバーの前記凸部は、前記表示器モジュールの前記一括実装プレートに接触して取り付けられることを特徴とする移動車輌用表示装置。
  7. 請求項6記載の移動車輌用表示装置において、
    前記裏面カバーの前記凸部と、前記表示器モジュールの前記一括実装プレートとの間に設けられた第2の熱伝導シートを備えることを特徴とする移動車輌用表示装置。
  8. 請求項4記載の移動車輌用表示装置において、
    前記表示器モジュールは、前記一括実装プレートに取り付けられた取っ手を備えることを特徴とする移動車輌用表示装置。
  9. 請求項1記載の移動車輌用表示装置において、
    前記前フレームに対して、前記表示器モジュールと、前記裏面カバーは、同一方向に組立可能であることを特徴とする移動車輌用表示装置。
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