JP5016072B2 - 防水筐体 - Google Patents

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この発明は、防水筐体に係り、特に、電子基板を収納し、通気性と防水性を有する呼吸フィルタを備えた防水筐体に関するものである。
一般に、車両などに搭載される電子制御装置は防水筐体に収納されている。この防水筐体は、防水性を有すると共に、筐体の内側又は外側の温度の変化などによって、筐体の内側又は外側の気圧が変化し、筐体が変形するのを防止するために通気性を有する呼吸フィルタを備えている。
ところで、電子制御装置を収納し、防水性と通気性を有する呼吸フィルタを備えた防水筐体の従来技術として特許文献1〜3を挙げることができる。例えば、特許文献1には、防水構造を有して回路基板およびコネクタの一部を収納し、少なくとも一つの呼吸フィルタが取り付けられる防水筐体であって、呼吸フィルタが取り付けられる平面部は、防水筐体の外側へ突出した形状となっており、その突出した部分に防水リングを装着した呼吸フィルタを取り付けることにより通気性を確保する防水筐体が開示されている。
また、特許文献2には、一枚のシート部材からなる防水フィルタを、防水筐体を構成する複数の面のうち少なくとも2面以上に設けた防水筐体が開示されている。
更に、特許文献3には、パワートランジスタ等の電子部品が収容されているケースの上面に、内外に通気を行なうための呼吸部を設け、この呼吸部をフィルタ取り付け用ボスとインナーパイプと呼吸フィルタとフィルタ保護キャップで構成した電子制御ユニットの筐体構造が開示されている。
特開2008−078506号公報(要約の欄、段落0009、図1、図3) 特開2007−189215号公報(要約の欄、図1) 特開2002−353675号公報(要約の欄、図1)
前記特許文献1に開示された防水筐体は、防水リングを装着した呼吸フィルタを筐体に取り付けることにより、防水性と通気性を確保するものとなっているが、筐体の呼吸フィルタ装着部分の平面度と呼吸フィルタ装着時の水平度が出ていなければ、装着部分に隙間が生じて防水性の確保が困難となる。この装着部分における防水性確保の懸念を緩和する手段として、防水リングを押し当てることで呼吸フィルタと筐体を密着させているが、筐体表面の凹凸により防水リングの押し当てが均一とならずに密着度が充分でなく、また、経年劣化による防水リングのへたりや亀裂が生じて防水性を確保するのに課題がある。
更に、呼吸フィルタが、フィルタとパイプと防水リング、およびフィルタキャップで構成されているために複雑であり、かつ、部品点数が多くなって高価なものとなる。
また、呼吸フィルタが筐体より突出しているために、内部に収納される回路基板およびコネクタの高さ方向への配慮として、一段くぼみを設けて呼吸フィルタを装着している。しかし、くぼみを設けたことで筐体内の回路基板の実装位置に制約ができ、例えば、アルミ電解コンデンサなどの背の高い電子部品をこのエリアに配置することが出来ない問題がある。
また、前記特許文献2には、シート部材である防水フィルタを複数の通気孔を塞ぐように貼り付ける防水筐体が開示されているが、防水フィルタ、即ちシート部材を、通気孔を塞ぐように貼り付けようとした場合、防水フィルタ(シート部材)が大型化し、コストが増加することになる。また、防水フィルタがシート部材とフィルタで一体化されているために、防水フィルタに筐体への貼り付けのための接着剤(粘着層の構成)を塗布する必要があって、その接着剤によってフィルタおよび通気孔が目詰まりし、フィルタ性能が低下する危険性がある。
更に、前記特許文献3に開示された電子制御ユニットの筐体構造によれば、前記特許文献1と同様に呼吸フィルタ部が筐体より突出しているために、電子制御ユニットが大きくなる問題がある。
この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、電子基板を収納した防水筐体において、フィルタ性能の低下や、防水性の低下を排除する呼吸フィルタを備えた防水筐体の提供にある。
また、この発明の第2の目的は、呼吸フィルタを簡素化して作業能率改善とコスト抑制ができ、更に、筐体内の呼吸フィルタ装着部直下においても電子基板に実装するアルミ電解コンデンサなどの背の高い電子部品の配置が制約されないように配慮された防水筐体の提供にある。
更に、この発明の第3の目的は、フィルタサイズの大型化を防止してコストの増加を抑制する防水筐体の提供にある。
この発明に係る防水筐体は、電子基板を収納する筐体の周壁部材に外方に開口する凹部を形成すると共に、前記凹部に前記筐体内外を連通する通気孔を設け、前記通気孔を呼吸フィルタによって封鎖する防水筐体であって、前記呼吸フィルタフィルタ本体と中抜孔を有する両面接着シール材とを具備する構成とし、前記フィルタ本体前記両面接着シール材によって接着固定すると共に、前記呼吸フィルタを前記中抜孔と前記通気孔が対向するように前記凹部に接着し、前記筐体の周壁部材は更に、前記凹部と連通する通気溝を有し、前記通気溝と前記凹部は前記通気溝の先端部を除いて遮蔽体により封鎖され、前記通気溝は、前記先端部における深さが前記凹部との連通部における深さに比べて深くなる傾斜を有するものである。
また、別の発明に係る防水筐体は、電子基板を収納する筐体のベース部材に外方に開口する凹部を形成すると共に、前記凹部に前記筐体内外を連通する通気孔を設け、前記通気孔を呼吸フィルタによって封鎖する防水筐体であって、前記呼吸フィルタフィルタ本体と中抜孔を有する両面接着シール材とを具備する構成とし、前記フィルタ本体前記両面接着シール材によって接着固定すると共に、前記呼吸フィルタを前記中抜孔と前記通気孔が対向するように前記凹部に接着し、前記筐体のベース部材は更に、前記凹部と連通する通気溝を有し、前記通気溝と前記凹部は前記通気溝の先端部を除いて遮蔽体により封鎖され、前記通気溝は、前記先端部における深さが前記凹部との連通部における深さに比べて浅くなる傾斜を有するものである。
この発明に係る防水筐体によれば、呼吸フィルタ自体を、中抜孔を有する両面接着シール材で筐体に直接貼り付けるために、防水リングが不要で防水リングの経年劣化も排除でき、筐体と呼吸フィルタが密着することにより防水性が確保できるので呼吸フィルタの信頼性が向上する。さらに防水ゴムリングなどを使用した複雑で大掛かりな呼吸フィルタが不要となるためにコストが抑制できるのと、従来技術のように呼吸フィルタの筐体装着による筐体内呼吸フィルタ直下においてのアルミ電解コンデンサなどの背の高い電子部品の実装配置の制約もない。呼吸フィルタを筐体に密着させる方法として、呼吸フィルタ自体を筐体にボンド接着する方法もあるが、ボンド硬化に時間を要すると共に、ボンドが呼吸フィルタを覆った場合に呼吸性能が低下する恐れがあるため、これらの危険性も回避したものである。さらに呼吸フィルタを筐体に直接熱溶着する方法もあるが、呼吸フィルタの熱溶着された際の繊維が破壊され、この際から浸水する恐れがあるため、こちらも両面接着シール材で密着させることでリスクを回避できる。また、高圧洗車などによる呼吸フィルタへの直接被水を避けるため、呼吸フィルタと傾斜を持たせた通気溝の先端の一部を除く大部分を遮蔽体で封鎖することで、直接被水による呼吸機能の停止や呼吸フィルタの破れや剥がれなどの影響を排除することが出来る。従って、呼吸フィルタの信頼性が向上する。また、呼吸フィルタの目詰まりも軽減が可能となる。さらに、呼吸フィルタ装着による電子制御装置の大型化も発生せず、構造が簡素化するので作業能率も改善される。
この発明の実施の形態1に係る防水筐体に用いられる呼吸フィルタの平面図である。 この発明の実施の形態1に係る防水筐体の側面図である。 この発明の実施の形態1に係る防水筐体の呼吸フィルタ装着部位を拡大した平面図である。 図3のI−I線破断断面図である。 この発明の実施の形態2に係る防水筐体の側面図である。 この発明の実施の形態2に係る防水筐体の呼吸フィルタ装着部位を拡大した平面図である。 図6のII−II線破断断面図である。 この発明の実施の形態3に係る防水筐体のコネクタハウジング面の正面図である。 この発明の実施の形態3に係る防水筐体の側面図である。 この発明の実施の形態3に係る防水筐体の呼吸フィルタ装着部位を拡大した平面図である。 図10のIII−III線破断断面図である。 図10のIV−IV線破断断面図である。
以下、添付の図面を参照して、この発明に係る防水筐体について好適な実施の形態を説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではなく、諸種の設計的変更をも包摂するものである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る防水筐体に用いられる呼吸フィルタの平面図で、中抜孔を有する両面接着シール材に対向してフィルタ本体を接着して構成した呼吸フィルタの平面図を示している。また、図2は、実施の形態1に係る防水筐体の側面図を示し、図3は、実施の形態1に係る防水筐体の呼吸フィルタ装着部位を拡大した平面図を示し、図4は、図3に示す呼吸フィルタ装着部位のI−I線破断断面図を示している。
まず、図1について説明する。図1は、実施の形態1に係る防水筐体に用いられる呼吸フィルタ10の平面図で、中抜孔を有する両面接着シール材11に対向してフィルタ本体12を接着し、呼吸フィルタ10を構成している。フィルタ本体12は、一般に撥水フィルタとして市販されている膜厚100μm、粒子孔径1μmの四弗化エチレン樹脂で水を通さず通気のみ可能な微細メッシュを有するものである。両面接着シール材12は、ポリエステルフィルムにアルミを真空蒸着してなる100℃以上の耐熱を有したテトロンフィルムであって、180℃ピール法で4.9N以上の接着力を有する接着材のアクリル酸エステル系2液硬化型溶剤が塗布されている。
次に、図2について説明する。図2は、実施の形態1に係る防水筐体の側面図を示している。実施の形態1に係る防水筐体100は、電子部品13および14を搭載した電子基板15を、コネクタピン群16を配備したコネクタハウジング17、カバー18、およびベース19で密閉収納すると共に、カバー18の上面に外方に開口する凹部18aを設け、その凹部18a防水筐体100の内外を連通する通気孔20が設けられている。そして、通気孔20を覆うようにカバー18の外面から、両面接着シール材11とフィルタ本体12とで構成された呼吸フィルタ10が配置されている。
更に、凹部18aに通じる後述する第1の通気溝(以下、単に通気溝という。)21、凹部18aの外周部に形成されたリング形状の第2の通気溝(以下、リング型通気溝という。)22、深さ方向にテーパ面が形成されたテーパ形状の第3の通気溝(以下、テーパ形状通気溝という。)23a、23bがカバー18に形成され、テーパ形状通気溝23a、23bの先端部を除いて通気溝21、リング型通気溝22、テーパ形状通気溝23a、23b、及び呼吸フィルタ10を覆うように遮蔽体、例えば遮蔽板24で封鎖されている。なお、遮蔽板24も両面接着シール材11と同じ素材で同じ接着剤が貼り付け面に塗布されている。また、遮蔽板24は、製品の識別ラベル、注意表示ラベル、説明ラベルの何れかと兼用される平面シート材で構成されている。
次に、図3について説明する。図3は、実施の形態1に係る防水筐体の呼吸フィルタ装着部位を拡大した平面図である。カバー18には外方に開口する凹部18aが形成され、この凹部18aに設けられたフィルタ装着面には、防水筐体100の内外を連通する通気孔20が設けられている。その通気孔20を覆うようにカバー18の外面から両面接着シール材11とフィルタ本体12とで構成された呼吸フィルタ10が配置されている。更に、カバー18には基端が凹部18aに連通し、二手に分かれて180度の位置関係に伸びる通気溝21が形成されており、その両先端がリング型通気溝22にそれぞれ連通している。
リング型通気溝22は、通気溝21とは90度の位置関係で二手に分かれ、かつ、テーパ形状通気溝23a、23bに連通して外気導入溝を構成している。
また、テーパ形状通気溝23a、23bの先端部を除いた通気溝21、リング型通気溝22、テーパ形状通気溝23a、23b、及び呼吸フィルタ10は、遮蔽板24で封鎖されている。更に、通気溝21、リング型通気溝22、テーパ形状通気溝23a、23bの幅は、遮蔽板24の接着面積を確保して剥がれを防止するために、呼吸フィルタ10を装着する部位を除く通気溝幅が狭く設定されている。
次に、図4について説明する。図4は、実施の形態1に係る防水筐体の呼吸フィルタ装着部位を示し、図3のI−I線破断断面図である。リング型通気溝22、およびテーパ形状通気溝23a、23bの深さは、呼吸フィルタ10への水の浸入を抑制するように傾斜が設けられており、呼吸フィルタ10に近いほど浅く、遠ざかるほど深い溝形状になっている。通気溝21、リング型通気溝22、テーパ形状通気溝23a、23bの幅と深さの関係は、呼吸フィルタ10の装着部の位置においては幅>深さの関係にあり、テーパ形状通気溝23a、23bの先端部の位置においては幅<深さの関係に逆転している。
なお、上記説明では、呼吸フィルタ10の装着面を防水筐体100のカバー18の上面に設けた例について図示説明したが、呼吸フィルタ10の装着面をカバー18の側面に設けてもよい。
以上の説明で明らかなように、実施の形態1に係る防水筐体100は、電子基板15を収納した防水筐体100のカバー18に外方に開口する凹部18aを形成すると共に、前記凹部18aに前記防水筐体100の内外を連通する通気孔20を設け、水を通さず通気のみ可能な微細メッシュの気孔体である呼吸フィルタ10によって、通気孔20を封鎖するようにした防水筐体100であって、呼吸フィルタ10は、防水筐体100のカバー18に設けられた凹部18aに両面接着シール材11によって接着固定される。
そして、両面接着シール材11には、通気孔20に対向した中抜孔が形成され、この中抜孔と通気孔20が対向するように凹部18aに呼吸フィルタを接着し、防水筐体100のカバー18には更に、呼吸フィルタ10が接着固定される凹部18aと連通する通気溝21、リング型通気溝22、テーパ形状通気溝23a、23bが形成され、凹部18aと通気溝21、リング型通気溝22、テーパ形状通気溝23a、23bは、遮蔽板24によって封鎖されると共に、テーパ形状通気溝23a、23bの先端部には遮蔽板24によって封鎖されない開口部が設けられている。
更に、テーパ形状通気溝23a、23bの先端部の深さは、凹部18aとの連通部における通気溝21の深さに比べてより深くなるように、テーパ形状通気溝23a、23bの底面がその全域または一部領域において斜面を形成している。そして、テーパ形状通気溝23a、23bの先端部から導入された外気は、テーパ形状通気溝23a、23b、リング型通気溝22、通気溝21を迷路として凹部18aに至り、呼吸フィルタ10を経て防水筐体100の内部空間に連通するようになっている。
従って、呼吸フィルタ10への直接被水をさけて通気を確保することが出来、構造が簡素化されて小型化できるため、呼吸フィルタ装着に係るコストアップを抑制できる。
また、通気溝21、リング型通気溝22、テーパ形状通気溝23a、23bの幅と深さの関係は、凹部18aの位置においては幅>深さの関係にあり、テーパ形状通気溝23a、23bの先端部においては幅<深さの関係に逆転している。
従って、通気溝21、リング型通気溝22、テーパ形状通気溝23a、23bに水が浸入しても呼吸フィルタ装着部位に到達しにくく、浸水した水が外部に流出するような構造となっている。また、溝幅を極力小さくすることで上から装着される遮蔽板24の接着面積を確保でき、遮蔽板24の剥離を抑制できる。また、通気溝21、リング型通気溝22、テーパ形状通気溝23a、23bによって外気導入口を設けるため、呼吸フィルタ10の装着による防水筐体100の大型化が抑制される。
防水筐体100に取り付けられた呼吸フィルタ10を覆う遮蔽板24は、製品の識別ラベル、注意表示ラベル、説明ラベルの何れかを併用した平面シート材となっている。遮蔽板24は、ポリエステルフィルムにアルミを真空蒸着してなる100℃以上の耐熱を有したテトロンフィルムであって、180℃ピール法で4.9N以上の接着剤のアクリル酸エステル系2液硬化型溶剤が塗布されている。
従って、車両のエンジンルームなどのように、車載用電子制御装置の耐熱を必要とする箇所への使用が可能で、100℃の高温でも、ある程度の接着力を有することで、例えば高圧洗車などの水圧で破れにくく、剥がれにくい特徴をもつ。更に、製品の識別ラベル、注意表示ラベル、説明ラベルの何れかと遮蔽板を併用することで呼吸フィルタ構造が簡素化でき工作性と保守メンテナンス性が向上する特徴も合わせもつ。
また、遮蔽板24の接着面で、防水筐体100と密着しない部分の接着剤が室温放置あるいは加熱乾燥によって硬化し、異物が付着しにくい特徴をもつ。即ち、遮蔽板24の接着剤にはアクリル酸エステル系2液硬化型溶剤が塗布されている。従って、防水筐体100に密着する部分は、180℃ピール法で4.9N以上の接着力を有して高圧洗車などの水圧で破れにくく、剥がれにくい特徴があり、密着しない接着剤部分は室温放置あるいは加熱乾燥によって硬化するため、異物が付着しにくく通気溝が異物で塞がれる危険性が抑制される。
更に、テーパ形状通気溝23a、23bは通気溝21と連通し、その先端部が分岐して複数の開口部を形成している。従って、開口部が複数あることで開口部、および通気溝21が泥水などで塞がれるのを軽減できる。
呼吸フィルタ10は、電子基板15を密閉収納した防水筐体100のカバー18の外側に取り付けられており、遮蔽板24と呼吸フィルタ10の交換により、保守メンテナンスが容易に行なえる。従って、例えば呼吸フィルタ10が泥水に被水して呼吸機能が低下した場合においても、遮蔽板24と呼吸フィルタ10を交換するだけで保守メンテナンスが可能となる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る防水筐体について説明する。図5は、実施の形態2に係る防水筐体の側面図を示し、図6は、実施の形態2に係る防水筐体の呼吸フィルタ装着部位を拡大した平面図を示している。また、図7は、図6に示す呼吸フィルタ部位のII−II線破断断面図である。なお、実施の形態2に係る防水筐体に用いられる呼吸フィルタについては、実施の形態1と同様である。
まず、図5について説明する。図5は、実施の形態2に係る防水筐体の側面図を示している。実施の形態2に係る防水筐体200は、電子部品13および14を搭載した電子基板15を、コネクタピン群16を配備したコネクタハウジング17、カバー18、およびベース19で密閉収納すると共に、ベース19に外方に開口する凹部18aを設け、その凹部18a防水筐体200の内外を連通する通気孔20が設けられている。そして、通気孔20を覆うようにベース19の外方から両面接着シール材11とフィルタ本体12とで構成された呼吸フィルタ10が配置されている。
更に、呼吸フィルタ10に通じる通気溝21、リング型通気溝22、及び格子形状に形成された格子形状通気溝25がベース19に形成され、格子形状通気溝25の先端部を除いて通気溝21、リング型通気溝22、格子形状通気溝25、及び呼吸フィルタ10を覆うように遮蔽体、例えば遮蔽板24で封鎖されている。なお、遮蔽板24も両面接着シール材11と同じ素材で同じ接着剤が貼り付け面に塗布されている。
次に、図6について説明する。図6は、実施の形態2に係る防水筐体の呼吸フィルタ装着部位を拡大した平面図である。ベース19に形成された凹部18aに設けられた通気溝21には、防水筐体200の内外を連通する通気孔20が設けられ、その通気孔20を覆うようにベース19の外方から両面接着シール材11とフィルタ本体12とで構成された呼吸フィルタ10が配置されている。更に、ベース19には基端が凹部18aに連通し、二手に分かれて180度の位置関係に伸びる通気溝21が形成されており、その両先端がリング型通気溝22にそれぞれ連通している。
また、リング型通気溝22は、通気溝21とは90度の位置関係で二手に分かれ、格子形状通気溝25に連通して外気導入溝を構成している。
また、格子形状通気溝25の先端部を除いた通気溝21、リング型通気溝22、格子形状通気溝25、及び呼吸フィルタ10は、遮蔽板24で封鎖されている。通気溝21、リング型通気溝22、格子形状通気溝25の幅は、遮蔽板24の接着面積を確保して剥がれを防止するために、呼吸フィルタ10を装着する部位を除く通気溝幅が狭く設定されている。
次に、図7について説明する。図7は、実施の形態2に係る防水筐体の呼吸フィルタ装着部位を示し、図6のII−II線破断断面図である。リング型通気溝22、および格子形状通気溝25の深さは、呼吸フィルタ10への水の浸入を抑制するように傾斜が設けられており、呼吸フィルタ10に近いほど深く、遠ざかるほど浅くなっている。通気溝21、リング型通気溝22、格子形状通気溝25の幅と深さの関係は、呼吸フィルタ10の装着部の位置においては幅<深さの関係にあり、格子形状通気溝25の先端部の位置においては幅>深さの関係に逆転している。
以上の説明で明らかなように、実施の形態2に係る防水筐体200は、電子基板15を密閉収納した筐体のベース部材19に通気孔20を設け、水を通さず通気のみ可能な微細メッシュの気孔体である呼吸フィルタ10によって、通気孔20を封鎖するようにした防水筐体200であって、呼吸フィルタ10は、防水筐体200のベース部材19に設けられた凹部18aに両面接着シール材11によって接着固定される。
そして、両面接着シール材11には通気孔20に対向した中抜孔が形成され、この中抜孔と通気孔20が対向するように凹部18aに呼吸フィルタを接着し、防水筐体200のベース部材19には更に、呼吸フィルタ10が接着固定される凹部18aと連通する通気溝21、リング型通気溝22、格子形状通気溝25が形成され、凹部18aと通気溝21、リング型通気溝22、格子形状通気溝25は遮蔽板24によって封鎖されると共に、格子形状通気溝25の先端部には遮蔽板24によって封鎖されない開口部が設けられている。
また、リング型通気溝22、格子形状通気溝25の底面には、リング型通気溝22、格子形状通気溝25の全域または一部領域において斜面が形成されている。そして、格子形状通気溝25の先端部から導入された外気は、格子形状通気溝25、リング型通気溝22、及び通気溝21を迷路として凹部18aに至り、呼吸フィルタ10を経て防水筐体200の内部空間に連通するようになっている。
従って、ベース19が防水筐体200の取り付け面となる場合において、呼吸フィルタ10をベース19に設けることにより呼吸フィルタ10が取り付け面で覆われるため、呼吸フィルタ10が高圧洗車水などによる直接被水を抑制することができる。
更に、取り付け面とベース19の隙間に水が溜まった場合においても、呼吸フィルタ10の取り付け位置が防水筐体200の取り付け面より高い位置に設定してあるため、呼吸フィルタ10が水で塞がれるのを抑制できる。更に、構造が簡素化されて小型化できるため、呼吸フィルタ装着によるコストアップを抑制できる。
また、遮蔽板24の接着面で、防水筐体200と密着しない部分の接着剤が室温放置あるいは加熱乾燥によって硬化し、異物が付着しにくい特徴をもつ。即ち、遮蔽板24の接着剤にはアクリル酸エステル系2液硬化型溶剤が塗布されている。従って、防水筐体200に密着する部分は、180℃ピール法で4.9N以上の接着力を有して高圧洗車などの水圧で破れにくく、剥がれにくい特徴があり、密着しない接着剤部分は室温放置あるいは加熱乾燥によって硬化するため、異物が付着しにくく通気溝が異物で塞がれる危険性が抑制される。
また、格子形状通気溝25は、リング型通気溝22及び通気溝21と連通し、その先端部が分岐して複数の開口部を形成している。従って、開口部が複数あることで開口部、および通気溝が泥水などで塞がれるリスクを軽減できる。
また、格子形状通気溝25は、格子状となっており簡易放熱フィン構造となっている。従って格子形状通気溝25の格子状簡易放熱フィンを遮蔽板24で覆うことでトンネル通気口が出来、放熱性改善の効果がある。
また、呼吸フィルタ10は、電子基板15を密閉収納した防水筐体200のベース19の外側に取り付けられており、遮蔽板24と呼吸フィルタ10の交換により、保守メンテナンスが容易に行なえる。従って、例えば呼吸フィルタ10が泥水に被水して呼吸機能が低下した場合においても、遮蔽板24と呼吸フィルタ10を交換するだけで保守メンテナンスが可能となる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る防水筐体について説明する。図8は、実施の形態3に係る防水筐体のコネクタハウジング面の正面図を示し、図9は、実施の形態3に係る防水筐体の側面図を示している。また、図10は、実施の形態3に係る防水筐体の呼吸フィルタ装着部位を拡大した平面図であり、図11は、図10に示す呼吸フィルタ部位のIII−III線破断断面図、図12は、図10に示す呼吸フィルタ部位のIV−IV線破断断面図である。なお、実施の形態2に係る防水筐体に用いられる呼吸フィルタについては、実施の形態1と同様である。
まず、図8について説明する。図8は、実施の形態3に係る防水筐体のコネクタハウジング面の正面図を示している。防水筐体300は、カバー18とベース19と図示しないコネクタピン群を配備した複数のコネクタハウジング17a、17bで密閉されており、呼吸フィルタ10は、コネクタハウジング17aと17b間の間隙に設けられている。
カバー18のコネクタハウジング面で、コネクタハウジング17aと17b間の間隙に凹部18aを設け、その凹部18a防水筐体300の内外を連通する通気孔20が設けられている。その通気孔20を覆うように、カバー18の外面から両面接着シール材11とフィルタ本体12とで構成された呼吸フィルタ10が配置される。更に、呼吸フィルタ10に通じる通気溝26がカバー18に形成され、通気溝26の先端部を除いて通気溝26と呼吸フィルタ10を覆うように遮蔽体、例えば遮蔽板24で封鎖されている。なお、遮蔽板24も両面接着シール材11と同じ素材で同じ接着剤が貼り付け面に塗布されている。
次に、図9について説明する。図9は、実施の形態3に係る防水筐体の側面図を示している。防水筐体300は、大気圧センサ27を搭載した電子基板15を、図示しないコネクタピン群を配備した複数のコネクタハウジング17a、17bとカバー18とベース19で密閉収納し、呼吸フィルタ10は、コネクタハウジング17aと17b間の間隙に設けられている。
カバー18のコネクタハウジング面で、コネクタハウジング17aと17b間の間隙に凹部18aを設け、その凹部18aに防水筐体300の内外を連通する通気孔20が設けられている。その通気孔20を覆うようにカバー18の外面から両面接着シール材11とフィルタ本体12とで構成された呼吸フィルタ10が配置されている。更に、呼吸フィルタ10に通ずる通気溝26をカバー18に備え、通気溝26の先端部を除いて通気溝26と呼吸フィルタ10を覆うように遮蔽板24で封鎖されている。大気圧センサ27は、図示しないコネクタピン群の間隙に配置し、通気孔20に隣接するようになっている。
次に、図10について説明する。図10は、実施の形態3に係る防水筐体の呼吸フィルタ装着部位を拡大した平面図である。カバー18のコネクタハウジング面の凹部18aには、防水筐体300の内外を連通する通気孔20が設けられている。そして、通気孔20を覆うようにカバー18の外面から両面接着シール材11とフィルタ本体12とで構成された呼吸フィルタ10が配置されている。更に、通気溝26は二手に分かれてベース19側に伸びている。
また、通気溝26の先端部を除いた部位と呼吸フィルタ10は、遮蔽板24で封鎖されている。なお、通気溝26の幅は、遮蔽板24の接着面積を確保して剥がれを防止するために、呼吸フィルタ10を装着する部位を除く通気溝幅が狭く設定されている。
次に、図11および図12について説明する。図11は、図10のIII−III線破断断面図であり、図12は、図10のIV−IV線破断断面図である。図11および図12に示すように、通気溝26には傾斜が設けられており、呼吸フィルタ10に近いほど浅く、遠ざかるほど深い溝になっている。通気溝26の幅と深さの関係は、呼吸フィルタ10の装着部においては幅>深さの関係にあり、通気溝26の先端部の位置においては幅<深さの関係に逆転している。
以上の説明で明らかなように、実施の形態3に係る防水筐体300は、電子基板15を収納した筐体のカバー18に通気孔20を設け、水を通さず通気のみ可能な微細メッシュの気孔体である呼吸フィルタ10によって、通気孔20を封鎖するようにした防水筐体300であって、呼吸フィルタ10は、防水筐体300のカバー18に設けられた凹部18aに両面接着シール材11によって接着固定される。
そして、両面接着シール材11には、通気孔20に対向した中抜孔が形成され、通気孔20の外周部において呼吸フィルタ10を防水筐体300のカバー18の外面に接着し、防水筐体300のカバー18には更に、呼吸フィルタ10が接着固定される凹部18と連通する複数の通気溝26が形成され、凹部18と複数の通気溝26は遮蔽板24によって封鎖されると共に、通気溝26の先端部には遮蔽板24によって封鎖されない開口部が設けられる。
通気溝26の先端部の深さは、凹部18との連通部における通気溝26の深さに比べてより深くなるように、通気溝26の底面は、通気溝26の全域または一部領域において斜面を形成すると共に、通気溝26の先端部から導入された外気は通気溝26を通って凹部18に至り、呼吸フィルタ10を経て防水筐体300の内部空間に連通するようになっている。
従って、呼吸フィルタ10への直接被水をさけて通気を確保することが出来、構造が簡素化されて小型化できるため、呼吸フィルタ装着によるコストアップを抑制できる。
また、通気溝26の幅と深さの関係は、凹部18との連通部の位置においては幅>深さの関係にあり、前記先端部の位置においては幅<深さの関係に逆転している。
従って、通気溝26に水が浸入しても呼吸フィルタ10に到達しにくく、浸水した水が外部に流出するような構造となっている。また、溝幅を極力小さくすることで上から装着される遮蔽板24の接着面積を確保でき、遮蔽板24の剥離を抑制できる特徴をもつ。また、通気溝21、26によって外気導入口を設けるため、呼吸フィルタ10の装着による防水筐体300の大型化が抑制される。
また、防水筐体300の複数のコネクタハウジング17a、17b間の間隙に呼吸フィルタ10が設置されている。従って、防水筐体300に取り付けられた呼吸フィルタ10が高圧洗車などによる直接被水を抑制することが出来る。また、防水筐体300内に配置した大気圧センサ27と呼吸フィルタ10が隣接するため、より正確な外気の圧力変化が計測できる。また、大気圧センサ27でケース内の気圧をモニタすることにより、呼吸フィルタ10の目詰まり状態が判別可能となり、保守メンテナンスを促すことができる。
更に、コネクタハウジング17aと17b間の間隙に設けられた通気溝26は、カバー18成形時のコネクタスライドコアを利用して簡単に作ることができる。
また、遮蔽板24の接着面で、防水筐体300と密着しない部分の接着剤が室温放置あるいは加熱乾燥によって硬化し、異物が付着しにくい特徴をもつ。即ち、遮蔽板24の接着剤にはアクリル酸エステル系2液硬化型溶剤が塗布されている。従って、防水筐体300に密着する部分は、180℃ピール法で4.9N以上の接着力を有して高圧洗車などの水圧で破れにくく、剥がれにくい特徴があり、密着しない接着剤部分は室温放置あるいは加熱乾燥によって硬化するため、異物が付着しにくく通気溝が異物で塞がれる危険性が抑制される。
また、通気溝26の先端部は分岐して複数の開口部を形成している。従って、開口部が複数あることで開口部、および通気溝が泥水などで塞がれるリスクを軽減できる。
また、呼吸フィルタ10は、電子基板15を密閉収納した防水筐体300のカバー18の外側に取り付けられており、遮蔽板24と呼吸フィルタ10の交換により、保守メンテナンスが容易に行なえる。従って、例えば呼吸フィルタ10が泥水に被水して呼吸機能が低下した場合においても、遮蔽板24と呼吸フィルタ10を交換するだけで保守メンテナンスが可能となる。
10 呼吸フィルタ
11 両面接着シール材
12 フィルタ本体
13、14 電子部品
15 電子基板
16 コネクタピン群
17、17a、17b コネクタハウジング
18 カバー
18a 凹部
19 ベース
20 通気孔
26 通気溝
22 リング型通気溝
23a、23b テーパ形状通気溝
24 遮蔽板
25 格子形状通気溝
27 大気圧センサ
100、200、300 防水筐体

Claims (9)

  1. 電子基板を収納する筐体の周壁部材に外方に開口する凹部を形成すると共に、前記凹部に前記筐体内外を連通する通気孔を設け、前記通気孔を呼吸フィルタによって封鎖する防水筐体であって、
    前記呼吸フィルタフィルタ本体と中抜孔を有する両面接着シール材とを具備する構成とし、前記フィルタ本体前記両面接着シール材によって接着固定すると共に、前記呼吸フィルタを前記中抜孔と前記通気孔が対向するように前記凹部に接着し、
    前記筐体の周壁部材は更に、前記凹部と連通する通気溝を有し、前記通気溝と前記凹部は前記通気溝の先端部を除いて遮蔽体により封鎖され、
    前記通気溝は、前記先端部における深さが前記凹部との連通部における深さに比べて深くなる傾斜を有することを特徴とする防水筐体。
  2. 前記通気溝の幅と深さとの関係は、前記凹部との連通部においては幅>深さの関係にあり、前記先端部においては幅<深さの関係にあることを特徴とする請求項1に記載の防水筐体。
  3. 記遮蔽体は、製品の識別ラベル又は注意表示ラベル又は説明ラベルの何れかを含む平面シート材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防水筐体。
  4. 前記防水筐体に複数のコネクタハウジングを設け、該複数のコネクタハウジングの間に前記呼吸フィルタを設置することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の防水筐体。
  5. 電子基板を収納する筐体のベース部材に外方に開口する凹部を形成すると共に、前記凹部に前記筐体内外を連通する通気孔を設け、前記通気孔を呼吸フィルタによって封鎖する防水筐体であって、
    前記呼吸フィルタフィルタ本体と中抜孔を有する両面接着シール材とを具備する構成とし、前記フィルタ本体前記両面接着シール材によって接着固定すると共に、前記呼吸フィルタを前記中抜孔と前記通気孔が対向するように前記凹部に接着し、
    前記筐体のベース部材は更に、前記凹部と連通する通気溝を有し、前記通気溝と前記凹部は前記通気溝の先端部を除いて遮蔽体により封鎖され、
    前記通気溝は、前記先端部における深さが前記凹部との連通部における深さに比べて浅くなる傾斜を有することを特徴とする防水筐体。
  6. 前記遮蔽体による封鎖は、前記筐体に前記遮蔽体を接着剤で接着して行うと共に、前記接着面で、前記筐体と密着しない部分の前記接着剤が室温放置あるいは加熱乾燥によって硬化し、異物が付着しにくいものであることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の防水筐体。
  7. 前記通気溝は、分岐して複数の前記先端部を形成することを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の防水筐体。
  8. 前記通気溝は、前記凹部に通じる第1の通気溝と、前記凹部の外周部に形成されるリング形状の第2の通気溝と、前記第2の通気溝に連通する第3の通気溝により形成され、前記第3の通気溝は、格子状で放熱フィン構造であることを特徴とする請求項に記載の防水筐体。
  9. 前記筐体の外側に前記呼吸フィルタを取り付け、前記遮蔽体と前記呼吸フィルタの交換ができることを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の防水筐体。
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