JP5831471B2 - 電子部品用収容部材 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品用収容部材に関する。
従来、モータの回転トルクを利用してエンジンのバルブタイミングを調整する電動式のバルブタイミング調整装置が知られている。電動式のバルブタイミング調整装置では、クランク軸のトルクが伝達される駆動側回転体とカム軸にトルクを伝達する従動側回転体とを遊星回転体により連結している。バルブタイミング調整装置のモータが駆動側回転体に対する遊星回転体の回転速度を変更することにより駆動側回転体に対する従動側回転体の位相が変更され、カム軸により開閉駆動するバルブの開閉タイミングが変更される。
バルブタイミング調整装置では、モータの駆動を制御するモータ駆動制御ユニットの制御回路に雨水が付着することを防止するため、当該制御回路を構成する電子部品を電子部品用収容部材に収容している。特許文献1には、電子部品を収容する収容空間と外部とを連通する空気導入通路を形成する空気取り入れ部、および、当該空気導入通路に設けられ収容空間と外部との間の気体の流れを許容しつつ収容空間と外部との間の液体の流れを遮断する通気フィルタを備える電子部品用収容部材が記載されている。
特許第3921431号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の電子部品用収容部材では、空気取り入れ部は、通気フィルタの外部側の表面に水膜が形成し収容空間と外部との間の気体の流れが遮断されないように外部の水が空気導入通路に侵入することを防止するラビリンス構造を有するため、空気取り入れ部の加工にコストがかかる。また、特許文献1に記載の電子部品用収容部材の空気取り入れ部は樹脂から形成されているが、空気取り入れ部を金属から形成する場合、ラビリンス構造のような複雑な形状の加工は困難である。
本発明の目的は、電子部品を収容する収容空間への液体の侵入を防止しつつ収容空間と外部との間を確実に通気することが可能な電子部品用収容部材を提供することにある。
本発明は、電子部品を収容する収容空間および収容空間と外部とを連通する連通孔を形成する収容空間形成部材と、連通孔または連通孔の収容空間側の開口に設けられ収容空間と外部との間の気体の流れを許容しつつ収容空間と外部との間の液体の流れを遮断する通気部材と、を備える電子部品用収容部材であって、収容空間形成部材の外壁には連通孔の外部側の開口と連通するとともに通気部材の外部側の表面まで延びるよう形成される第1溝を形成する第1溝部が設けられることを特徴とする。
電子部品用収容部材が備える通気部材は、収容空間と外部との間で気体を通わせつつ、外部から収容空間に液体が侵入することを防止する。しかしながら、通気部材の外部側の表面に水膜が形成されると、通気部材は収容空間と外部との間で気体を通わせることができなくなる。本発明の電子部品用収容部材は、収容空間形成部材の外壁に連通孔の外部側の開口と連通する第1溝を形成する第1溝部が設けられている。通気部材の外部側の表面に形成されている水膜の水は、連通孔から第1溝部の第1溝に移動し、通気部材の表面から除去される。これにより、通気部材は、収容空間と外部との間を確実に通気することができる。
本発明の第1実施形態による電子部品用収容部材を用いるバルブタイミング調整装置および当該バルブタイミング調整装置を用いるエンジンの概略構成図である。 本発明の第1実施形態による電子部品用収容部材を用いるバルブタイミング調整装置の断面図である。 本発明の第1実施形態による電子部品用収容部材を用いるバルブタイミング調整装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態による電子部品用収容部材を用いるバルブタイミング調整装置のモータ駆動制御ユニットの分解斜視図である。 図4のV矢視方向からみたベースの拡大図である。 本発明の第2実施形態による電子部品用収容部材を用いるバルブタイミング調整装置のモータ駆動制御ユニットの要部拡大図である。 本発明の第3実施形態による電子部品用収容部材を用いるバルブタイミング調整装置のモータ駆動制御ユニットの要部拡大図である。 本発明の第4実施形態による電子部品用収容部材を用いるバルブタイミング調整装置のモータ駆動制御ユニットの要部拡大図である。 本発明の第5実施形態による電子部品用収容部材を用いるバルブタイミング調整装置のモータ駆動制御ユニットの要部拡大図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による「電子部品用収容部材」を用いるバルブタイミング調整装置を図1から図5に示す。
バルブタイミング調整装置1は、「内燃機関」としてのエンジン6に設けられ、「駆動軸」としてのクランク軸8に対する「従動軸」としての吸気側カム軸2の位相(以下、「カム軸位相」という)を所定のカム軸位相に変更する。エンジン6では、カム軸位相の変更によって吸気側カム軸2が開閉駆動する「弁」としての吸気バルブ55(図3参照)の開閉タイミングが変更される。
エンジン6は、クランク軸8からの動力がタイミングベルト9によりスプロケット25、65を介して吸気側カム軸2と排気側カム軸7とにそれぞれ伝達される。吸気側カム軸2の外周側には、吸気側カム軸2の回転に同期して吸気側カム軸2の回転角度(以下、「カム軸角度」という)に応じた信号を出力するカム角センサ66が取り付けられている。一方、クランク軸8の外周側には、クランク軸8の回転に同期してクランク軸8の回転角度(以下、「クランク軸角度」という)に応じた信号を出力するクランク角センサ67が取り付けられている。カム角センサ66が検出するカム軸角度、および、クランク角センサ67が検出するクランク軸角度に応じた信号は、ECU60に入力される。
ECU60は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御プログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて燃料噴射弁の燃料噴射量や点火プラグの点火時期を制御する。ECU60には、カム軸角度、クランク軸角度に加えて油温計62により検出されるエンジン6の内部を潤滑する潤滑油の温度(以下、「油温」という)、および、水温計61により検出されるエンジン6を冷却する冷却水の温度(以下、「水温」という)、のそれぞれに応じた信号が入力される。ECU60は、これら入力される信号に基づいて実際のカム軸位相を算出するとともに、エンジン運転条件に応じて目標とするカム軸位相を算出する。ECU60では、目標とするカム軸位相からモータ10の目標回転を算出し、算出された目標回転に応じた信号がモータ駆動制御ユニット(以下、「EDU」という)14に出力される。
EDU14は、ECU60が出力する目標回転に応じた電流をモータ10(図2参照)に通電する。また、EDU14は、EDU14に内蔵されている回転角センサ153(図2参照)により検出されるモータ10のモータ軸15(図2および図3参照)の回転状態などをECU60にフィードバックする。EDU14は、特許請求の範囲に記載の「モータ通電手段」に相当する。
図2にバルブタイミング調整装置1のモータアセンブリ3および変換部19の断面図を示す。モータアセンブリ3は、電流を出力するEDU14と、EDU14が出力する電流によって回転トルクを発生するモータ10と、EDU14およびモータ10を収容するケース101、ベース140、およびカバー部144と、などから構成される。「位相調整手段」としての変換部19は、モータ10が出力する回転トルクによってカム軸位相を調整する。
EDU14は、基板上に各種電子部品を搭載した回路部142、モータ10と電気的に接続される接続部143、およびEDU14およびモータ10と外部とを電気的に接続するコネクタ145などから構成される。回路部142および接続部143などは、吸気側カム軸2に対して略垂直に設けられるベース140と、ベース140の反変換部19側に設けられるカバー部144とにより形成される「収容空間」としての第1収容空間147に収容されている。図2に示すように、ベース140と接続部143との間には接着剤112が設けられている。また、ベース140とカバー部144との間には、シール部材111が設けられている。これにより、これらの部品の接続部分からの第1収容空間147への液体および気体の侵入を防止する。ベース140およびカバー部144は、特許請求の範囲に記載の「収容空間形成部材」に相当する。
回路部142は、制御用基板およびパワー用基板から構成される。制御用基板には、モータ軸15の回転角度を検出するモータ回転角センサ153、および、モータ軸15の回転速度を制御しつつ、過電流を防止するカスタムICなどが搭載されている。パワー基板には、通電量を制御するパワーMOSなどが搭載されている。また、パワー基板は、パワーMOSが発生する熱を放出する機能も有する。なお、図4に示すモータアセンブリ3の分解斜視図では、これらの電子部品は省略し、基板のみ図示している。回路部142は、接続部143を介してモータ10と電気的に接続する。
接続部143は、筒型の略矩形状の樹脂部材から形成されている。接続部143にはコンデンサなどの電子部品が設けられる。
コネクタ145は、接続部143の径方向外側に設けられる。コネクタ145は、接続部143と一体に形成され、接続部143をベース140に組み込んだとき、ベース140の本体141に形成される切り欠き部に位置する。コネクタ145は、接続部143および回路部142に搭載されている各種電子部品と、外部のECU60や図示しないバッテリ等との電気的接続に用いられる。
モータ10は、例えばブラシレスモータの電動モータであり、ステータ12、ロータ13、モータ軸15等を有する。ステータ12およびロータ13などは、ケース101とEDU14のベース140とにより形成される「収容空間」としての第2収容空間100に収容される。モータ10は、特許請求の範囲に記載の「電子部品」に相当する。ケース101は、特許請求の範囲に記載の「収容空間形成部材」に相当する。
モータ軸15の一方の端部151は、ケース101の底部に形成される開口102に挿通されている。開口102とモータ軸15との間には、第2収容空間100への液体および気体の侵入を防止可能なオイルシール103が設けられる。また、オイルシール103の反変換部19側には、モータ軸15を回転可能に支持する軸受104が設けられる。
モータ軸15の他方の端部152は、ベース140の変換部19側に軸受104と同軸に設けられる軸受105に回転可能に支持される。軸受104、105は、同軸に設けられており、これにより、モータ軸15は、軸受104、105によりケース101およびベース140に正逆回転可能に支持される。
ケース101とベース140との間はシール部材111によりシールされており、第2収容空間100への液体および気体の侵入を防止する。
ステータ12には、軸方向外側にボビン121が設けられる。ボビン121には、コイル122が巻回される。コイル122に通電することにより、ステータ12に回転磁界が生じる。ステータ12の径方向内側には、モータ軸15と一体となって回転するロータ13が設けられる。ロータ13の径方向外側には、N極とS極とが交互になるようにマグネット131が設けられている。これにより、ロータ13は、ステータ12のコイル122への通電により生じる回転磁界を受けて、モータ軸15と一体となって回転する。
また、モータ10にはモータ軸15の回転角度を検出するモータ回転角センサ153のマグネット155が設けられている。モータ回転角センサ153は、ベース140の変換部19側に設けられているホール素子154とマグネット155との相対位置に基づいてモータ軸15の回転角度を検出する。
変換部19は、モータ10の回転数の変化によってカム位相を調整するものであって、駆動側回転体20、従動側回転体30、偏芯シャフト40、および遊星回転体50等を備える。
駆動側回転体20は、略筒状に形成され、内部に従動側回転体30、偏芯シャフト40、および遊星回転体50等を収容する。駆動側回転体20は、カバー部材21、歯車部材23、およびスプロケット25を有する。カバー部材21、歯車部材23、およびスプロケット25は、EDU14側からこの順で配置され、ボルト28により固定される。
カバー部材21には、開口211が形成され、この開口211にはケース101の一部とモータ軸15の一方の端部151側が挿通される。また、カバー部材21には、偏芯シャフト40を相対回転可能に支持するベアリング49が設けられる。
歯車部材23の周壁部の径方向内側には、遊星回転体50の駆動側外歯車部52と噛み合う駆動側内歯車部24が形成される。
スプロケット25には、周壁部から径方向外側へ突出する歯26を回転方向に複数有している。この歯26とクランク軸8に形成されている複数の歯との間にタイミングベルト9が掛け渡される。これにより、クランク軸8の回転により出力されるトルクがタイミングベルト9を経由してスプロケット25に入力されると、駆動側回転体20は、クランク軸8と連動して回転する。
従動側回転体30は、有底円筒状に形成され、駆動側回転体20と同軸に配置される。また、従動側回転体30は、ピン31にて吸気側カム軸2との周方向における位置が決められ、センターボルト32により吸気側カム軸2に固定される。これにより、従動側回転体30は、吸気側カム軸2と一体となって回転する。また、従動側回転体30は、駆動側回転体20と相対回転可能に設けられている。
従動側回転体30の周壁部の径方向内側には、従動側内歯車部35が形成される。従動側内歯車部35の内径は、駆動側内歯車部24の内径よりも小さく設定される。従動側内歯車部35は、軸方向において、駆動側内歯車部24の反EDU14側に設けられる。
偏芯シャフト40は、EDU14側に設けられる入力部41、および、反EDU14側に設けられる偏心部47を有し、全体として筒状に形成される。偏芯シャフト40は、モータジョイント44およびジョイントピン45によってモータ軸15と連結される。入力部41は、駆動側回転体20および従動側回転体30と同軸に配置される。また、入力部41は、カバー部材21に設けられるベアリング49に回転可能に支持される。これにより、偏芯シャフト40は、駆動側回転体20に対して相対回転可能に設けられる。
偏心部47は、入力部41と偏心するように設けられる。したがって、偏心部47は、駆動側回転体20および従動側回転体30いずれにも偏心するように設けられる。
偏芯シャフト40の偏心部47の径方向外側には、遊星回転体50が配置される。偏心部47と遊星回転体50との間には、ベアリング59が設けられる。これにより、遊星回転体50は、駆動側回転体20に対する偏芯シャフト40の相対回転に応じて遊星運動可能に偏芯シャフト40に支持される。ここでいう遊星運動とは、遊星回転体50が偏心部47の偏心中心線回りに自転しつつ、偏芯シャフト40の回転方向に公転する運動を指す。
遊星回転体50は、駆動側回転体20側に設けられる大径部51および従動側回転体30側に設けられる小径部53を有し、全体として筒状に形成される。大径部51の径方向外側には駆動側外歯車部52が形成され、小径部53の径方向外側には従動側外歯車部56が形成される。駆動側外歯車部52は、駆動側内歯車部24の内周側に配置されて駆動側内歯車部24と噛み合う。従動側外歯車部56は、従動側内歯車部35の内周側に配置されて従動側内歯車部35と噛み合う。
変換部19では、上述した構成により駆動側回転体20の回転トルクを従動側回転体30に伝達するとともに、駆動側回転体20の回転速度に対する遊星回転体50の旋回速度を変化させることで、駆動側回転体20に対する従動側回転体30の回転角度を調整する。これにより、従動側回転体30と一体となって回転する吸気側カム軸2のクランク軸8に対する位相、すなわちカム軸位相を調整し、吸気側カム軸2に開閉駆動される吸気バルブ55の開閉タイミングを調整する。
第1実施形態のバルブタイミング調整装置1では、EDU14およびモータ10を収容するケース101、ベース140、およびカバー部144の構造に特徴がある。ここでは、図4および図5に基づいて、これらの構造について説明する。図5には、図4のV矢視方向からみたベース140の外壁の拡大図を示す。なお、図5には、EDU14の搭載方向を矢印で示しており、図5の紙面右斜め上方向が「天側」、図5の紙面左斜め下方向が「地側」となる。ケース101、ベース140、およびカバー部144は、特許請求の範囲に記載の「収容空間形成部材」に相当する。
ケース101は、例えば、アルミなどの金属材料から有底の円筒状に形成されている。ケース101は、ベース140に対して反カバー144側に設けられている。
ベース140は、例えば、アルミなどの金属材料から形成されている。ベース140は、円板状に形成される本体141、および通気部17などから構成される。
本体141のカバー部144側は凹状に形成されている。本体141の凹状の部位は、カバー部144のベース140側に形成されている凹状の部位とともに第1収容空間147を形成する。また、本体141の凹状の部位の底面には、貫通孔113が形成されている。貫通孔113は、ベース141の反カバー部144側に設けられるケース101内の第2収容空間100と第1収容空間147とを連通する。
本体141の外縁には、3箇所のねじ止め用貫通孔146が設けられている。
通気部17は、本体141の径外方向に延びるように形成されている。通気部17には、通気用貫通孔16が形成されている。通気用貫通孔16は、通気部17のカバー部144側に形成されている凹状の部位と外部とを連通している。通気部17のカバー部144側の凹状の部位は、本体141の凹状の部位に接続する。これにより、通気用貫通孔16は、第1収容空間147および第2収容空間100と外部とを連通する唯一のルートとなる。通気用貫通孔16の直径は、例えば、4mmである。通気用貫通孔16は、特許請求の範囲に記載の「連通孔」に相当する。
図5に示すように、通気部17の反カバー部144側の外壁171には、溝部18が設けられている。「第1溝部」としての溝部18は、断面が矩形状に形成される「第1溝」としての溝180を形成する。溝180は、通気用貫通孔16からみて地側に延びるように形成されている。外壁171は、特許請求の範囲に記載の「収容空間形成部材の外壁」に相当する。
溝部18の一方の端部181は、通気用貫通孔16の外側開口162の縁部に接続する。これにより、通気用貫通孔16と溝18とは連通する。また、一方の端部181に形成される溝180の底面はテーパ状に形成されている。具体的には、図5に示すように、一方の端部181側の溝180の底面163は、外部側から通気フィルタ11側に向かうように形成され、内側開口161の縁部に接続している。
溝部18の他方の端部182は、通気用貫通孔16から離れた位置、例えば、本体141の外壁149に設けられる。このとき、溝180の体積は、通気用貫通孔16の体積より大きくなるように形成されている。例えば、溝180の幅は、通気用貫通孔16の直径が4mmである場合、1mm程度である。外壁149は、特許請求の範囲に記載の「収容空間形成部材の外壁」に相当する。
通気フィルタ11は、気体は通すが液体は通さない撥水性を有する部材である。「通気部材」としての通気フィルタ11は、通気用貫通孔16の内側開口161の縁部に設けられる。これにより、通気フィルタ11は、通気用貫通孔16に入る水が内部に侵入することを防止しつつ、第1収容空間147の圧力をEDU14の外部と同程度に一定とする。内側開口161は、特許請求の範囲に記載の「連通孔の収容空間側の開口」に相当する。
カバー部144は、例えば、金属材料から略円板状に形成される。カバー部144のベース140側は、ベース140とともに第1収容空間147を形成するように凹状に形成されている。カバー部144の外縁には、3箇所のねじ止め用貫通孔148が設けられる。
次に、バルブタイミング調整装置1に用いられるモータアセンブリ3の製造方法について図4に基づいて説明する。
最初に、ベース140の通気部17の第1収容空間147側に通気フィルタ11を取り付ける。通気フィルタ11は、粘着膜を有しており、通気用貫通孔16の内側開口161の縁部に接着される。通気フィルタ11がベース140に接着されたのち、通気用貫通孔16の外側開口162の縁部に検査装置をセットし、1回目の通気検査を実施する。これにより、通気フィルタ11の通気特性を検査する。
次に、通気フィルタ11が取り付けられたベース140と回路部142とを組み付けた後、接続部143およびコネクタ145を組み付ける。その後、回路部142の表面をゲル状材料により封止する。これにより、第1収容空間147および第2収容空間100の温度の変化により発生する凝縮水が電子部品に付着することを防止する。
次に、回路部142などが組み付けられたベース140とモータ10とケース101とを組み付ける。このとき、回路部142に搭載されている各種電子部品とモータ10とを接続部143を介して電気的に接続する。
次に、ベース140にカバー部144を組み付ける。最後に、通気用貫通孔16の外側開口162の縁部に検査装置をセットし2回目の通気検査を実施する。これにより、第1収容空間147および第2収容空間100の気密性を検査する。
このようにして、モータアセンブリ3は完成する。
次に、バルブタイミング調整装置1の変換部19における作動を図3に基づいて説明する。
変換部19では、吸気側カム軸2をクランク軸8の回転速度の1/2の回転速度で駆動するように駆動側回転体20、従動側回転体30、および、遊星回転体50が構成されている。クランク軸8の回転速度の1/2の回転速度に対してモータ10の回転速度を調整することで、吸気バルブ55の開閉タイミングを調整する。
吸気バルブ55の開閉タイミングを現在のタイミングで維持するとき、モータ10の回転速度を駆動側回転体20の回転速度に一致させることにより、遊星回転体50の旋回速度は駆動側回転体20の回転速度と一致する。これにより、カム軸位相は一定となり、吸気側カム軸2の回転に連動する吸気バルブ55の開閉タイミングは維持される。
吸気バルブ55の開閉タイミングを一定のタイミングから変化させるとき、モータ10の回転速度を駆動側回転体20の回転速度に対して変化させることにより、遊星回転体50の旋回速度は駆動側回転体20の回転速度に対して変化する。これにより、カム軸位相が変化して吸気バルブ55の開閉タイミングが変化する。
吸気バルブ55の開閉タイミングを進角する場合、モータ10の回転速度を駆動側回転体20の回転速度より速くすることにより、遊星回転体50の旋回速度を駆動側回転体20の回転速度より速くする。これにより、駆動側回転体20に対する従動側回転体30の回転角度は進角する。したがって、吸気バルブ55の開閉タイミングは進角する。
また、吸気バルブ55の開閉タイミングを遅角する場合、モータ10の回転速度を駆動側回転体20の回転速度より遅くまたは逆回転することにより、遊星回転体50の旋回速度を駆動側回転体20の回転速度より遅くまたは逆回転する。これにより、駆動側回転体20に対する従動側回転体30の回転位相を遅角する。したがって、吸気バルブ55の開閉タイミングは遅角する。
バルブタイミング調整装置のモータアセンブリは、エンジンに直接搭載されており、使用状況によってモータアセンブリ自体の温度が大きく変化する。例えば、バルブタイミング調整装置を搭載する車両が登坂走行をするとき、EDUは100℃程度の高温となる。その高温状態で外気温0℃において水温0℃付近の水を使ってエンジンまで洗車すると、モータアセンブリは100℃程度の高温から0℃付近の低温まで急激に温度が低下する。また、別の例としては、EDUが100℃程度の高温状態で0℃付近の水が溜まっている水たまり等にバルブタイミング調整装置を搭載する車両が侵入すると、タイヤで巻き上げられた水たまりの水がモータアセンブリにかかり、モータアセンブリは100℃程度の高温から0℃付近の低温まで急激に温度が低下する。このとき、第1収容空間および第2収容空間の空気は温度変化に応じて膨張または収縮するため、モータアセンブリでは通気用貫通孔を介して第1収容空間および第2収容空間と外部との間で空気がやりとりされる。しかしながら、モータアセンブリに水がかかると、かかった水は通気用貫通孔に侵入する。通気フィルタは、液体を通さないものの通気用貫通孔の内径が比較的小さいため、表面張力により通気フィルタの外部側の表面に水膜が形成される。通気フィルタの外部側に水膜が付着すると、第1収容空間および第2収容空間から外部への空気の流出は可能であるが、外部から第1収容空間および第2収容空間への空気の流入はできなくなる。
第1実施形態による「電子部品用収容部材」を用いるバルブタイミング調整装置1のモータアセンブリ3では、ベース140の外壁149、171に通気用貫通孔16に連通する溝180を形成する溝部18が設けられている。通気フィルタ11の外部側の表面に形成される水膜(以下、「通気フィルタ11上の水膜」という)の水は、主に毛細管現象により溝180に移動する。これにより、通気フィルタ11上の水膜が除去され、通気フィルタ11を介して第1収容空間147および第2収容空間100と外部との間で確実に通気することができる。
また、溝部18は、通気用貫通孔16からみて地側に形成されている。これにより、通気フィルタ11上の水膜の水は、さらに重力により溝180に移動する。したがって、通気フィルタ11上の水膜の水をさらに容易に除去することができる。
また、溝180の体積は、通気用貫通孔16の体積より大きくなるように形成されている。これにより、通気用貫通孔16に溜まる水は、全て溝180に移動することができる。したがって、通気フィルタ11上の水膜の水を確実に除去することができる。
また、溝部18の一方の端部181に形成される溝180の底面163は、通気用貫通孔16の内側開口161の縁部に接続するように第1収容空間147に向かってテーパ状に形成されている。これにより、通気フィルタ11上に形成されている薄い水膜も溝180に移動させることができる。したがって、通気フィルタ11上の水膜の水を確実に除去することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態による「電子部品用収容部材」を用いるバルブタイミング調整装置を図6に基づいて説明する。第2実施形態は、溝部が段差面に接続している点が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態による「電子部品用収容部材」を用いたバルブタイミング調整装置では、通気用貫通孔16に連通する溝180を形成する溝部18と段差面172とが接続している。段差面172は、図6に示すように、本体141の外壁149に設けられる。段差面172には、溝部18の他方の端部182が接続する。第2実施形態のバルブタイミング調整装置では、段差面172は、天側に向かって形成される。
第2実施形態による「電子部品用収容部材」を用いたバルブタイミング調整装置では、通気フィルタ11上の水膜の水が溝180に移動する。溝180を一方の端部181側から他方の端部182側に移動する水は、溝部18と段差面172とが接続する接続部173において段差面172と外壁171との交線174上に移動する。段差面172は、図6に示すように、外壁149の縁で途切れるため、交線174上を移動する水は、外壁149の縁でベース140から離れる。これにより、通気フィルタ11上の水膜の水を通気用貫通孔16から容易に除去することができる。したがって、第2実施形態のバルブタイミング調整装置は、第1実施形態と同じ効果を奏する。
また、第2実施形態による「電子部品用収容部材」を用いたバルブタイミング調整装置では、溝180に移動した水は、外壁149の縁でベース140から離れるため、溝180の体積の大きさに関係なく多くの水を通気用貫通孔16から除去することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態による「電子部品用収容部材」を用いるバルブタイミング調整装置を図7に基づいて説明する。第3実施形態は、溝部が凹部に接続している点が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態による「電子部品用収容部材」を用いるバルブタイミング調整装置では、本体141の外壁149に凹部68が形成されている。図7に示すように、凹部68は、溝部18の他方の端部182に接続する。凹部68内および溝180の体積の合計は、通気用貫通孔16の体積より大きいことが望ましい。凹部68は、特許請求の範囲に記載の「第1凹部」に相当する。
第3実施形態のバルブタイミング調整装置では、通気フィルタ11上の水膜の水が通気用貫通孔16から溝180に移動した後、凹部68内に溜まる。凹部68内に流れ込む水の体積が凹部68内の体積より大きくなると水は凹部68内から溢れ出し、外壁149に沿って外部に排出される。これにより、通気フィルタ11上の水膜の水は、通気用貫通孔16から容易に除去することができる。したがって、第3実施形態のバルブタイミング調整装置は、第1実施形態と同じ効果を奏する。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態による「電子部品用収容部材」を用いるバルブタイミング調整装置を図8に基づいて説明する。第4実施形態は、通気用貫通孔に連通する溝が複数形成されている点が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態による「電子部品用収容部材」を用いたバルブタイミング調整装置では、通気用貫通孔16に連通する溝183、184、185、186、187、188、189、190が形成される。図8に示すように、第4実施形態のバルブタイミング調整装置では、通気用貫通孔16に連通する溝は、通気用貫通孔16を中心として放射状に8本設けられている。
第4実施形態のバルブタイミング調整装置では、通気フィルタ11上の水膜の水は、溝183、184、185、186、187、188、189、190のうち通気用貫通孔16の地側に形成される溝188に移動する。また、モータアセンブリ3の搭載位置が変更されると、通気フィルタ11上の水膜の水は通気用貫通孔16からみて地側により近い位置に形成される溝に移動する。
このように、第4実施形態のバルブタイミング調整装置では、モータアセンブリ3の搭載方向に関係なく、通気フィルタ11上の水膜の水は、複数ある溝のうち地側により近い位置の溝に移動し、通気用貫通孔16から除去される。これにより、第4実施形態のバルブタイミング調整装置は、EDU14の搭載方向に関係なく第1実施形態と同じ効果を奏する。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態による「電子部品用収容部材」を用いるバルブタイミング調整装置を図9に基づいて説明する。第5実施形態は、通気用貫通孔の径外方向の近傍に環状の凹部が形成されている点が第4実施形態と異なる。なお、第4実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第5実施形態による「電子部品用収容部材」を用いたバルブタイミング調整装置では、通気用貫通孔16の径外方向の近傍であって通気部17の外壁171に凹部69が形成されている。凹部69は、特許請求の範囲に記載の「第2凹部」に相当する。
凹部69は、通気用貫通孔16の外側開口162を囲むように環状に設けられている。凹部69内は、通気用貫通孔16に接続する溝183、184、185、186、187、188、189、190と連通している。このとき、溝183、184、185、186、187、188、189、190は、通気用貫通孔16から見ると凹部69を通り、凹部69よりさらに通気用貫通孔16から離れる方向に形成されている。
第5実施形態のバルブタイミング調整装置では、EDU14の製造過程における通気検査において、検査装置の検査口を凹部69の底面691に当接させる。これにより、検査口の形状を外壁171の形状に合わせる必要がなくなり、通気フィルタ11の通気特性およびEDU14のリークチェックを簡便にかつ確実に行うことができる。したがって、第5実施形態のバルブタイミング調整装置は、第1実施形態の効果に加え、通気フィルタ11の検査を簡便に確実に行うことができる。
(他の実施形態)
(ア)上述の実施形態では、「電子部品用収容部材」は、電動式バルブタイミング調整装置のEDUの回路部および樹脂ケースを収容する収容空間を形成するとした。しかしながら、「電子部品用収容部材」が用いられる装置はこれに限定されない。各種電子部品を収容する収容部材であってもよい。
(イ)上述の実施形態では、「収容空間」としての第1収容空間および第2収容空間は、ベース、カバー部、およびケースの3個の部材により形成されるとした。しかしながら、「収容空間」を形成する部材はこれに限定されない。1個または2個の部材により形成されてもよいし、4個以上の部材で形成されてもよい。2個または4個以上の部材で形成される場合、複数の部材のうち、少なくとも1つの部材に通気用貫通孔が形成され、通気用貫通孔または通気用貫通孔の「収容空間」側の開口に通気フィルタが設けられればよい。
(ウ)上述の実施形態では、ベースに「連通孔」としての通気用貫通孔が形成されるとした。しかしながら、通気用貫通孔が形成される部材はこれに限定されない。ケースまたはカバー部に通気用貫通孔が形成されてもよい。また、ケース、ベースおよびカバー部のいずれにも通気用貫通孔が形成されてもよい。
(エ)上述の実施形態では、通気用貫通孔は1つ形成されるとした。しかしながら、通気用貫通孔が形成される数はこれに限定されない。複数形成されてもよい。その場合、それぞれの通気用貫通孔に通気フィルタが設けられ、それぞれの通気用貫通孔に溝部が接続する。
(オ)上述の実施形態では、EDUはエンジンに直接搭載されるとした。しかしながら、EDUが設けられる位置はこれに限定されない。エンジンと別異の場所に設けられてもよい。
(カ)上述の実施形態では、通気用貫通孔に連通する溝は、通気用貫通孔からみて地側に延びるように形成されるとした。しかしながら、溝が形成される方向はこれに限定されない。天側に延びてもよいが、地側に延びることにより重力により通気用貫通孔の水は溝に移動しやすくなる。
(キ)上述の実施形態では、溝の断面は矩形状であるとした。しかしながら、溝の断面はこれに限定されない。
(ク)上述の第5実施形態では、凹部の形状は環状であるとした。しかしながら、凹部の形状はこれに限定されない。検査装置の検査口を当接可能な形状であればよい。
(ケ)上述の第2実施形態では、溝部は段差面に接続するとした。しかしながら、接続する部位はこれに限定されない。溝部が当該溝部と異なる「第2溝部」としての溝部に接続してもよい。
(コ)上述の第2実施形態では、段差面は天側に向かって形成されるとした。しかしながら、段差面が形成される方向はこれに限定されない。地側に向かって形成されてもよい。また、天地方向に対して斜めに向かって形成されてもよい。
(サ)上述の実施形態では、通気フィルタは、通気用貫通孔の内側開口の縁部に設けられるとした。しかしながら、通気フィルタが設けられる位置はこれに限定されない。通気用貫通孔内に設けられてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・バルブタイミング調整装置、
3 ・・・モータアセンブリ、
10 ・・・モータ、
101 ・・・ケース(収容空間形成部材)、
11 ・・・通気フィルタ(通気部材)、
14 ・・・EDU(モータ通電手段)、
140 ・・・ベース(収容空間形成部材)、
144 ・・・カバー部(収容空間形成部材)、
16 ・・・通気用貫通孔(連通孔)、
161 ・・・内側開口(連通孔の収容空間側の開口)、
19 ・・・変換部、
68 ・・・凹部(第1凹部)、
69 ・・・凹部(第2凹部)。

Claims (8)

  1. 電子部品(10、142、143)を収容する収容空間(100、147)、および前記収容空間と外部とを連通する連通孔(16)を形成する収容空間形成部材(101、140、144)と、
    前記連通孔または前記連通孔の前記収容空間側の開口(161)に設けられ、前記収容空間と外部との間の気体の流れを許容しつつ前記収容空間と外部との間の液体の流れを遮断する通気部材(11)と、
    を備え、
    前記収容空間形成部材の外壁(149、171)には前記連通孔の外部側の開口(162)と連通しつつ前記通気部材の外部側表面まで延びるよう形成される第1溝(180)を形成する第1溝部(18)が設けられることを特徴とする電子部品用収容部材。
  2. 前記第1溝部は、前記通気部材の外部側の表面に接続するよう前記連通孔の外部側から前記収容空間側に傾斜する底面(163)を有することを特徴とする請求項1に記載の電子部品用収容部材。
  3. 前記第1溝部は、前記連通孔の地側に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品用収容部材。
  4. 前記第1溝の体積は、前記連通孔の体積より大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子部品用収容部材。
  5. 前記収容空間形成部材の外壁(149)には、前記第1溝部の前記連通孔に接続する側とは反対側の端部(182)に接続する段差面(172)、または、前記第1溝に連通する第2溝を形成する第2溝部が形成されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の電子部品用収容部材。
  6. 前記収容空間形成部材の外壁には、前記第1溝部の前記連通孔に接続する側とは反対側の端部(182)、または、前記第1溝部の前記連通孔に接続する側とは反対側の端部に接続する第2溝部に接続する第1凹部(68)が形成されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の電子部品用収容部材。
  7. 前記第1溝は、前記連通孔を中心として放射状に複数形成されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の電子部品用収容部材。
  8. 前記収容空間形成部材の外壁には前記連通孔の径外方向に第2凹部(69)が形成され、
    前記第2凹部内は、前記第1溝に連通することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の電子部品用収容部材。
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