JP5015618B2 - 画像形成装置、制御方法、制御プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、制御方法、制御プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、制御方法、制御プログラム、及び記憶媒体に関する。
例えば、複写機等の画像形成装置は、多量の複写を行うと冬場の乾燥期には静電気により印刷ジャムが発生したり、梅雨時の多湿期には紙の膨張により印刷ジャムが発生したりすることがある。
現在の画像形成装置においては印刷ジャムが解消された後、あらかじめ指定されたモードによって、ジャム発生以降のページからの印刷からの印刷再開、またはジャム発生ページからの印刷を切り替えるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−120440号公報
しかし、ジャム発生時の印刷状態に応じて処理を切り替える機構がなく、印刷状態を見た上でジャム発生ページの印刷を行うか否かの判断をすることができず、印刷に必要な資材を無駄に消費していた。
そこで、本発明の目的は、印刷に必要な資材の無駄な消費を防止した画像形成装置、制御方法、制御プログラム、及び記憶媒体を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、原稿の印刷処理の異常中断を検知する異常中断検知手段と、前記印刷処理が途中で異常中断したことを前記異常中断検知手段が検知した際に、印刷が終了しているか否かを所定の基準に基づいて判断する印刷終了判断手段と、を有する画像形成装置であって、異常中断するまでの間に印刷媒体に印刷された画像を読取る読取手段を設け、前記印刷終了判断手段は、前記読取手段により読取られた画像が異常中断時の印刷対象の画像全体に占める割合に基づいて印刷が終了しているか否かを判断することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、原稿の印刷処理の異常中断を検知し、印刷処理が途中で異常中断したことを異常中断検知手段が検知した際に、印刷が終了しているか否かを所定の基準に基づいて判断するので、印刷媒体や印刷用トナー等の印刷に必要な資材の使用量を節減することにより資材の無駄な消費を防止することができる。
また、請求項1記載の発明によれば、異常中断するまでの間に印刷媒体に印刷された画像を読み取り、印刷終了判断手段は、読取手段により読み取られた画像が異常中断時の印刷対象の画像全体に占める割合に基づいて印刷が終了しているか否かを判断するので、終了判断手段においては、異常中断の発生時点で印刷画像に問題があるのか、それ以外に問題があるのかを早期に判断できる為、早期のリカバリが可能になる。従って、印刷処理に必要な資材の無駄な消費を防止することができる。
本発明によれば、予め設定された内容に基づいて印刷ジャム発生時に、再印刷するか否かを判断できるので、印刷媒体や印刷用トナー等の印刷に必要な資材の使用量を節減することにより資材の無駄な消費を防止することができる。
<本願発明の特徴>
本願の画像形成処理装置は、ジャム発生時の出力用紙の印刷状態に応じて、その出力用紙の再出力をするか、否かを判断する(または、ユーザに判断を促す)ことを特徴とする。
ここで、上記判断の判断基準は、以下の2つである。
(1)通常印刷時に、CCDやCISなどによる画像読み取り手段を用いて読み取り処理を行うことで、印刷媒体上に印刷される画像をリアルタイムに監視しておき、その画像の状態を元に印刷終了可否の判断を行う。
(2)通常印刷時に、複数の光センサによる位置検知などの手段を用いて、印刷媒体が一連の処理の中でどの位置(給紙部・搬送部・排紙部)にあるかを検出しておく。異常中断発生時には以下の手段による処理を行う。
<画像形成装置及び画像形成装置の制御方法>
本発明に係る画像形成装置の一実施の形態は、原稿の印刷処理の異常中断を検知する異常中断検知手段と、印刷処理が途中で異常中断したことを異常中断検知手段が検知した際に、印刷が終了しているか否かを所定の基準に基づいて判断する印刷終了判断手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、印刷終了判断手段の判断結果を表示する表示手段と、ユーザより再印刷の指示または次原稿の印刷指示のために操作される指示手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、印刷処理の過程における印刷媒体の位置を検知する位置検知手段を有し、終了判断手段は、位置検知手段が検知した位置情報に基づいて、印刷が終了しているか否かを判断することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、位置判断手段は、印刷媒体が給紙部、搬送部、及び排紙部のいずれにあるかを検知し、印刷終了判断手段は、検知結果に応じて、印刷が終了しているか否かを判断することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、異常中断するまでの間に印刷媒体に印刷された画像を読み取る読取手段を設け、印刷終了判断手段は、読取手段により読み取られた画像が異常中断時の印刷対象の画像全体に占める割合に基づいて印刷が終了しているか否かを判断することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、印刷終了判断手段は、判断結果と、ユーザによる前記指示手段による指示との相関関係を学習し、その相関関係に基づいて、印刷が終了しているか否かを判断することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、印刷終了判断手段は、エリア毎に重要度が設定された印刷対象の画像の印刷中に異常中断した場合は、重要度に基づいて割合を算出することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、指示手段による次原稿の印刷指示がされた場合であっても、印刷終了手段が異常検知時の原稿の印刷が終了していないと判断した場合は、原稿から印刷を再開することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、印刷媒体のサイズを検知するサイズ検知手段を有し、印刷終了判断手段は、位置検知手段により検知された印刷媒体の位置情報とサイズ検知手段により検知された印刷媒体のサイズ情報とに基づいて、印刷が終了しているか、否かを判断することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の制御方法の一実施の形態は、印刷処理が途中で異常中断したか否かを検知するステップと、異常中断を検知した際に、印刷が終了しているか否かを所定の基準に基づいて判断するステップとを備えたことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、印刷終了しているか否かの判断結果を表示するステップと、ユーザより再印刷の指示または次原稿の印刷指示のために操作されるステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、印刷処理の過程における印刷媒体の位置を検知するステップを有し、検知した位置情報に基づいて、印刷が終了しているか否かを判断するステップを有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、印刷媒体が給紙部、搬送部、及び排紙部のいずれにあるかを検知するステップと、印刷が終了したか否かの判断は、検知結果に応じて、印刷が終了しているか否かを判断するステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、異常中断するまでの間に印刷媒体に印刷された画像を読み取るステップと、読み取られた画像が異常中断時の印刷対象の画像全体に占める割合に基づいて印刷が終了しているか否かを判断するステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、判断結果とユーザによる指示との相関関係を学習するステップと、その相関関係に基づいて、印刷が終了しているか否かを判断するステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、エリア毎に重要度が設定された印刷対象の画像の印刷中に異常中断した場合は、重要度に基づいて割合を算出するステップを有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、次原稿の印刷指示がされた場合であっても、異常検知時の原稿の印刷が終了していないと判断された場合は、前記原稿から印刷を再開するステップを有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置の制御方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、印刷媒体のサイズを検知するステップを有し、検知された印刷媒体の位置情報と検知された印刷媒体のサイズ情報に基づいて、印刷が終了しているか、否かを判断するステップを有することを特徴とする。
<制御プログラム及び記憶媒体>
本発明に係る制御プログラムの一実施の形態は、上記いずれかの制御方法を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する制御プログラムであることを特徴とする。
本発明に係る制御プログラムの一実施の形態は、上記いずれかの制御方法を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムコードを保持した記憶媒体であることを特徴とする。
以上で説明した本発明の画像形成装置は、コンピュータで画像形成処理を実行させる制御プログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。
これにより、制御プログラムが実行可能なコンピュータ環境さえあれば、どこにおいても本発明の画像形成装置を実現することができる。
このような制御プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。
ここで、記憶媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(CD Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、HDD(Hard Disc Driver)、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、FeRAM(強誘電体メモリ)等の半導体メモリが挙げられる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
図1に本発明に係る画像形成装置の制御方法が適用される印刷のフローの一例を示し、図2に本発明に係る画像形成装置の基本的な構成の一例を示す。
図1に示す通常の印刷実行時には、印刷媒体を給紙(ステップS1)する一方で、印刷する画像を形成する準備処理がなされる。印刷画像が形成されると(ステップS4)、印刷媒体は搬送部によって搬送され(ステップS2)、印刷部での処理によって、定着まで含めた一連の印刷処理がなされる(ステップS5、6)。印刷が完了した印刷媒体は排紙部によって排紙処理される(ステップS3)。
これら一連の処理の流れは図2に示す画像形成装置の印刷制御部23によって管理し、複数ページの印刷等の管理もこの印刷制御部23によって行う。21は、印刷画像形成部、22は給紙部、24は印刷部、25は搬送部、28は排紙部をそれぞれ示す。
印刷媒体検知部26では、印刷媒体の位置情報を検知する他、印刷媒体の位置の異常を検知する役割を持つ。
本発明ではこれに対して、印刷終了判断部27を加えることにより、異常発生時に印刷を中断し、再度印刷を行い直すか、異常となった印刷処理を正常終了と同等と見なして終了とするかの判断を行うことを特徴とする。
図3は、本発明に係る画像形成装置の機能ブロックの一例を示す図である。
同図において、11は例えばユーザに対してUI(ユーザインターフェイス)を表示する表示手段、12はユーザによる指示が入力される指示手段(スイッチ)、13は原稿を読み取る読取手段(スキャナ)、14は印刷終了判断手段(CPU)、15は異常中断検知手段(CPU)、16は位置検知手段(センサ)、17は印刷媒体のサイズを検知するサイズ検知手段(センサ)をそれぞれ示す。
また、図4は、本発明に係る画像形成装置のブロック図の一例である。
同図において、100は制御手段としてのCPU(中央演算処理装置)、101はRAM(ランダムアクセスメモリ)、102はROM(リードオンリーメモリ)、103は表示手段としてのLCD(液晶表示素子)、104は印刷画像を読み取る読取手段としてのスキャナ、105は図示しない感光体ドラムに潜像を形成するためのLD(レーザーダイオード)ユニット、106はHDD(ハードディスクドライバ)、107はインターフェイスI/O、108は紙の有無を検知するセンサ、109は操作スイッチ、110は定着ユニット、111は搬送手段や感光体ドラムに用いられるモータ、112は現像器をそれぞれ示す。
同図に示すようにROM、RAM、HDD、CPU等は相互に接続されており、本発明に係る画像形成装置の処理がHDDもしくはROMに記録されている制御プログラムをRAMに展開し、CPUにより実行される。
画像形成装置としてのプリンタの具体例を図面を参照して説明する。
図5は、本発明に係る画像形成装置としてのプリンタにおいて転写紙上に画像が形成され搬送される仕組みを説明するための説明図である。
同図において転写紙は、指定された給紙カセット847、849または手差しカセット825からローラ845により給紙される。そして、レジストローラ819にて画像の先端のタイミングを合わせるため、一時停止される。
一方、LDユニット841にて生成されるレーザ光はポリゴンミラー835により、画像の幅に広げられ、感光体ドラム上に潜像を形成し、現像器843にて潜像の部分にトナーを付着させることにより画像を形成し、転写部へと送られる。レジストローラ819にて一時停止された用紙は感光体ドラム839上の画像の先端が転写部に到達するタイミングを計ってレジストローラ819から搬送され、転写部にて転写紙上に画像を転写し、定着ユニット813を通過する際に熱と圧力により定着され、排紙部から排紙される。
給紙部(845,847,849,825,819)、及び搬送部(839,813)には、それぞれに紙の有無を検知する図示しないセンサ及び各部における印刷画像を読み取る図示しない読取手段が設けられている。
この「印刷終了可否判断」の処理の例を挙げる。
図6は、本発明に係る画像形成装置の制御方法の一例を示すフローチャートである。
(1)印刷中の異常中断が発生した際に(ステップS11)、その中断したページについて印刷終了として良いか否かをユーザに対して入力するように促すUIを表示(通知)し(ステップS12)、ユーザからの応答が「印刷終了可」か「印刷終了不可」を判断する(ステップS13)。ユーザからの応答が「印刷終了可」であれば(ステップS13/Yes)、それを受けた印刷終了判断部27(図2)が印刷終了を判断し、異常中断した次ページ以降の印刷処理を再開するように印刷制御部23(図2)に指示し(ステップS15)、ユーザからの応答が「印刷終了不可」であれば(ステップS13/No)、異常中断したページから印刷を再開するように印刷制御部23に指示する(ステップS14)。
図7は、本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。尚、図2に示した要素と同様の要素には共通の符号を用いた。
図7に示した画像形成装置の図2に示した画像形成装置との相違点は、読取手段としての読取部を有する点である。
(2)図7に示す画像形成装置は、通常印刷時に、CCDやCISなどによる画像読み取り手段(読取部29)を用いて読み取り処理を行うことで、印刷媒体上に印刷される画像をリアルタイムに監視しておき、その画像の状態を元に印刷終了可否の判断を行うようになっている。
(2−1)画像形成装置を、印刷画像形成部で作成した画像に対して、印刷の異常中断が発生するまでに、上記の読み取り手段によって読み取った画像を比較し、読み取った画像が元々形成されていた画像に対してある程度の割合まで(例えば95%以上)達していれば、印刷終了判断部はそれを判断基準として印刷終了可として、中断解除後には次ページ以降の印刷を行うように、印刷制御部に指示するように構成してもよい。
図8は、本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。
図8に示す画像形成装置と図2に示した画像形成装置との相違点は、パターン学習部及びパターン比較部を有する点である。
(2−2)図8に示す画像形成装置は、パターン学習部30とパターン比較部31とを有し、それまでに印刷を行った画像のパターンを順次比較していくことによって、共通パターンを抽出しておく。異常中断が発生した際には、中断までに読み取り処理によって読み取られたパターンと上記のアルゴリズムによって抽出された画像パターンとパターン比較部31とを用いて比較し、その一致度がある割合以上(例えば70%以上)である際に、印刷終了判断部27はそれを判断基準として印刷終了可として、中断解除後には次ページ以降の印刷を行うように、印刷制御部23に指示するようになっている。
図9は、本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。
図9に示す画像形成装置と図2に示した画像形成装置との相違点は、領域重み付け部32及びパターン比較部33を有する点である。
(2−3)図9に示す画像形成装置は、領域重み付け部32とパターン比較部33とを持ち、通常印刷時に印刷画像形成部21によって形成された印刷画像を領域毎に重み付けを行っておく。異常中断発生時には、中断までに読み取り処理によって読み取られた画像の内から、パターン比較部33を用いて領域毎に印刷画像とのパターン比較を行い、中断までに印刷された画像を領域毎に重み付けした上で加算した値を演算し、その結果がある所定の値以上であれば、印刷終了判断部27はそれを判断基準として印刷終了可として、中断解除後には次ページ以降の印刷を行うように、印刷制御部23に指示するようになっている。
(3)通常印刷時に、複数の光センサによる位置検知などの手段を用いて、印刷媒体が一連の処理の中でどの位置(給紙部・搬送部・排紙部)にあるかを検出しておく。異常中断発生時には以下の処理を行う。
(3−1)印刷媒体が給紙部にあれば、中断解除後に中断したページから印刷を再開するように、印刷制御部に指示する。
(3−2)印刷媒体が搬送部にあれば、中断解除後に他の各種終了判断基準に基づいて、中断したページからの印刷、もしくは中断したページ以降の印刷を印刷制御部に指示する。
(3−2−1)印刷媒体が搬送部にある場合に、印刷媒体の位置を更に詳細に監視し、その詳細な位置情報から、元々形成されていた印刷画像に対して、どれ位の割合まで印刷が完了しているかを推測し、その割合がある程度の割合まで(例えば95%以上)達していれば、印刷終了判断部はそれを判断基準として、中断解除後に次ページ以降の印刷をするように印刷制御部に指示する。
(3−3)印刷媒体が排紙部にあれば、中断解除後に中断したページの次ページからの印刷を印刷制御部に指示する。
図10は、本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。
図10に示す画像形成装置と図2に示す画像形成装置との相違点は、終了判断結果学習部を有する点である。
(3−4)図10に示す画像形成装置は、終了判断結果学習部34を有し、また(1)と同様にユーザ判断によって印刷終了可否を判断する機構を持つことによって、異常中断が発生した印刷媒体(印刷用紙)の位置情報とユーザの判断結果を学習し、判断基準をユーザ判断モードから自動判断モードに切り替えた際にその学習結果に基づいた終了可否判断を行う。この際に用いる学習アルゴリズムとしては、具体的にはニューラルネットワーク、ファジーニューロ、オートマトン、強化学習アルゴリズムを用いたものなどが挙げられる。
図11は、本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。
図11に示した画像形成装置と図2に示した画像形成装置との相違点は、印刷媒体ダメージ監視部を有する点である。
(4)図11に示す画像形成装置は、印刷媒体ダメージ監視部35を持ち、異常中断発生時に印刷媒体へのダメージを確認し、ダメージ量がある程度以上の値であった場合は、印刷終了判断部27はそれを判断基準として印刷終了不可として、中断解除後には中断したページ以降の印刷を行うように、印刷制御部23に指示するようになっている。
(4−1)図11に示す画像形成装置は、通常印刷時に、複数の光センサによる位置検知などの手段を用いて、印刷媒体が一連の処理の中でどの位置(給紙部・搬送部・排紙部)にあるかを検出しておく。異常中断発生時には、これら複数センサの検知結果の組み合わせ及び、印刷媒体のサイズによって、印刷媒体の状態がどれくらいのダメージを受けているかを場合分けし、そのケースに応じて原稿のダメージが所定のダメージ量以上であれば、印刷終了判断部27はそれを判断基準として印刷終了不可として、中断解除後には中断したページ以降の印刷を行うように、印刷制御部23に指示するようになっている。
図12は、本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。
図12に示す画像形成装置と図2に示す画像形成装置との相違点は、画像異常判断部を有する点である。
(4−2)図12に示す画像形成装置は、印刷画像読み取り部29と画像異常判断部36とを持つ。通常印刷時に、CCDやCISなどによる画像読み取り部29を用いて読み取り処理を行うことで、印刷媒体上に印刷される画像をリアルタイムに監視しておく。異常中断発生時には、中断による画像異常が現れているか否かを監視し、画像異常判断部36によって異常が発生していると判断した場合には、印刷終了判断部27はそれを判断基準として印刷終了不可として、中断解除後には中断したページ以降の印刷を行うように、印刷制御部23に指示するようになっている。
(4−3)また、画像形成装置は、2箇所の印刷画像読み取り部とパターン比較部とを持ってもよい。通常印刷時には、2箇所の印刷画像読み取り部によって別個に印刷画像の読み取りを行う。異常中断発生時には、これら別個で読み取った画像をパターン比較部によって比較し、その差分の値が所定の値以上であった場合にそれを印刷媒体へのダメージの大きさとして判断し、印刷終了判断部はそれを判断基準として印刷終了不可として、中断解除後には中断したページ以降の印刷を行うように、印刷制御部に指示する。
図13は、本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。
図13に示す画像形成装置と図2に示す画像形成装置との相違点は、裏面別紙印刷判断部を有する点である。
(5)図13に示す画像形成装置は、印刷媒体ダメージ監視部35の他に、裏面別紙印刷判断部37を持つ。両面印刷において、表面の印刷が正常に印刷終了した後、裏面の印刷中に異常中断が発生した場合、印刷媒体ダメージ判断を行い、ダメージが大きいと判断した場合は表面のページからの印刷再開を、ダメージが小さいと判断した場合には、裏面ページからの印刷再開を印刷制御部に指示する。
〔作用効果〕
(a)あらかじめ設定された内容に基づいて印刷ジャム発生時に、再印刷するか否かを判断できるので、印刷媒体や印刷用トナー等の使用量を節減できる。
(b)ユーザが印刷ジャム発生時に、ジャムによって中断された印刷処理がどこまで実行されたか、印刷媒体に対するダメージがどれくらいか、といった内容を自分で判断して、必要と判断した場合のみ再印刷を指示できるので、再印刷の妥当性が高くなる。
(c)印刷媒体への印刷の進行度を画像として確認することができるため、ユーザの目視確認に近いレベルの判断を自動で行うことができるようになり、判断の信頼性が高まる。
(d)印刷処理時の印刷媒体の搬送状況を元にしているため、異常の発生をリアルタイムに検出でき、早期のリカバリが可能になる。
(e)異常中断の発生時点で印刷画像に問題があるのか、それ以外に問題があるのかを早期に判断できる為、早期のリカバリが可能になる。
(f)印刷画像の大部分が印刷されていれば、終端部については印刷されていなくとも問題ない状況において、大きく印刷画像の信頼性を損なうことなく生産性を向上できる。
(g)統計的にユーザが印刷し直しを求めていることが多い場所でのジャム発生時にのみ再印刷するので、再印刷判断の信頼性が高まる。
(h)ジャム時に、それまでに印刷した画像と類似したパターンが印刷完了されていれば終了と判断されるので、フォーマット文書のように類似した画像パターンを印刷する際の生産性を向上できる。
(i)印刷画像の情報として重要度の高い部分を予め設定しておくため、重要度の高い部分が印刷されていれば印刷終了が判断されることになり、信頼性・生産性を向上できる。
(j)印刷媒体がある程度以上ダメージを受けている場合には印刷がどこまで終了しているかに関わらず、無条件に再印刷の判断をすることにより、再印刷の生産性を向上する。
本発明に係る画像形成装置の制御方法が適用される印刷のフローの一例である。 本発明に係る画像形成装置の基本的な構成の一例を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の機能ブロックの一例を示す図である。 本発明に係る画像形成装置のブロック図の一例である。 本発明に係る画像形成装置としてのプリンタにおいて転写紙上に画像が形成され搬送される仕組みを説明するための説明図である。 本発明に係る画像形成装置の制御方法の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。尚、図2に示した要素と同様の要素には共通の符号を用いた。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示すブロック図である。
符号の説明
21 印刷画像形成部
22 給紙部
23 印刷制御部
24 印刷部
25 搬送部
26 印刷媒体検知部
27 印刷終了判断部
28 排紙部

Claims (18)

  1. 原稿の印刷処理の異常中断を検知する異常中断検知手段と、
    前記印刷処理が途中で異常中断したことを前記異常中断検知手段が検知した際に、印刷が終了しているか否かを所定の基準に基づいて判断する印刷終了判断手段と、
    を有する画像形成装置であって、
    異常中断するまでの間に印刷媒体に印刷された画像を読取る読取手段を設け、
    前記印刷終了判断手段は、前記読取手段により読取られた画像が異常中断時の印刷対象の画像全体に占める割合に基づいて印刷が終了しているか否かを判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷終了判断手段の判断結果を表示する表示手段と、
    ユーザより再印刷の指示または次原稿の印刷指示のために操作される指示手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 印刷処理の過程における印刷媒体の位置を検知する位置検知手段を有し、
    前記終了判断手段は、前記位置検知手段が検知した位置情報に基づいて、印刷が終了しているか否かを判断することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記位置判断手段は、前記印刷媒体が給紙部、搬送部、及び排紙部のいずれにあるかを検知し、
    前記印刷終了判断手段は、検知結果に応じて、印刷が終了しているか否かを判断することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記印刷終了判断手段は、判断結果と、ユーザによる前記指示手段による指示との相関関係を学習し、その相関関係に基づいて、印刷が終了しているか否かを判断することを特徴とする請求項3からのいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷終了判断手段は、エリア毎に重要度が設定された印刷対象の画像の印刷中に異常中断した場合は、前記重要度に基づいて前記割合を算出することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  7. 前記指示手段による次原稿の印刷指示がされた場合であっても、
    前記印刷終了手段が異常検知時の原稿の印刷が終了していないと判断した場合は、前記原稿から印刷を再開することを特徴とする請求項2または記載の画像形成装置。
  8. 印刷媒体のサイズを検知するサイズ検知手段を有し、
    前記印刷終了判断手段は、前記位置検知手段により検知された印刷媒体の位置情報と前記サイズ検知手段により検知された印刷媒体のサイズ情報とに基づいて、印刷が終了しているか、否かを判断することを特徴とする請求項3または4記載の画像形成装置。
  9. 印刷処理が途中で異常中断したか否かを検知するステップと、
    異常中断を検知した際に、印刷が終了しているか否かを所定の基準に基づいて判断するステップとを備えた画像形成装置の制御方法であって、
    異常中断するまでの間に印刷媒体に印刷された画像を読取るステップと、
    読取られた画像が異常中断時の印刷対象の画像全体に占める割合に基づいて印刷が終了しているか否かを判断するステップとを有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 印刷終了しているか否かの判断結果を表示するステップと、
    ユーザより再印刷の指示または次原稿の印刷指示のために操作されるステップと、
    を有することを特徴とする請求項記載の画像形成装置の制御方法。
  11. 印刷処理の過程における印刷媒体の位置を検知するステップを有し、
    検知した位置情報に基づいて、印刷が終了しているか否かを判断するステップを有することを特徴とする請求項または10記載の画像形成装置の制御方法。
  12. 前記印刷媒体が給紙部、搬送部、及び排紙部のいずれにあるかを検知するステップと、
    前記印刷が終了したか否かの判断は、検知結果に応じて、印刷が終了しているか否かを判断するステップとを有することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置の制御方法。
  13. 判断結果とユーザによる指示との相関関係を学習するステップと、その相関関係に基づいて、印刷が終了しているか否かを判断するステップとを有することを特徴とする請求項11または12記載の画像形成装置の制御方法。
  14. エリア毎に重要度が設定された印刷対象の画像の印刷中に異常中断した場合は、前記重要度に基づいて前記割合を算出するステップを有することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置の制御方法。
  15. 次原稿の印刷指示がされた場合であっても、
    異常検知時の原稿の印刷が終了していないと判断された場合は、前記原稿から印刷を再開するステップを有することを特徴とする請求項10または13記載の画像形成装置の制御方法。
  16. 印刷媒体のサイズを検知するステップを有し、
    検知された印刷媒体の位置情報と検知された印刷媒体のサイズ情報に基づいて、印刷が終了しているか、否かを判断するステップを有することを特徴とする請求項11または12記載の画像形成装置の制御方法。
  17. 請求項から16のいずれか1項記載の制御方法を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有することを特徴とする制御プログラム。
  18. 請求項から16のいずれか1項記載の制御方法を実現するためのコンピュータが読み取り可能なプログラムコードを保持したことを特徴とする記憶媒体。
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