JP5013245B2 - 密封容器およびキャップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、飲料やジェル状液体等の内容物が充填される密封容器およびこの密封容器のキャップ装置に係り、とりわけ一回の動作で簡単に開封できるとともに、リクローズ(キャップを再度容器本体に被せること)の際にごみが発生しない広口の密封容器およびキャップ装置に関する。
従来より、飲料等の内容物を密封して収容する容器が広く用いられている。このような容器は、一般に、容器本体に蓋材をヒートシールにより固着し、この蓋材の上方からオーバーキャップを打栓することにより製造されている。
このような容器は、上述したように容器本体、蓋材、およびオーバーキャップからなる3つの部材から構成されている。したがって、この容器を開封する際には、まずオーバーキャップを取外し、次に蓋材を開封するという2段階の操作が必要となる。一方、容器の開封後、容器の内容物を残してリクローズ(キャップを再度容器本体に被せること)する場合、オーバーキャップを直接容器本体に被せて取り付ける。この場合、蓋材を再度容器本体に取り付けることができないため、蓋材はごみとして廃棄される。
また、特許文献1には、飲食物等の内容物を収容する容器(シールガゼット袋)が開示されている。この容器は、上部中央に反復して開閉可能な注出口を有しており、この注出口から内容物を吸い出すことが出来るようになっている。しかしながら、このような注出口は比較的直径が狭いため、内容物に固形分を多く含む場合など、内容物を十分に吸い出せない場合がある。
特開平10−59388号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、一回の動作で簡単に開封できるとともに、内容物を容易に取り出せる広口の密封容器およびキャップ装置を提供することを目的とする。
本発明は、一側が開口し、他側が密閉された柔軟性材料からなる容器本体と、容器本体の一側開口に接着されるとともに容器本体と別体に設けられ、容器本体の一側開口の形状を定める硬質材料からなる保形リングと、保形リングに装着され、容器本体の一側開口を密封するキャップとを備え、キャップは保形リングに嵌合するキャップ本体と、キャップ本体と保形リングとの間に介在された中蓋とを有し、この中蓋は、保形リングの開口全域を覆う上面部と、上面部から上方に延びかつキャップ本体内に収まるプルリングとを有し、キャップ本体の内側に、開封後の中蓋を取り付けるためのリブが設けられていることを特徴とする密封容器である。
本発明は、保形リングは垂直断面L字形状を有し、このL字形状は、容器本体内面側の垂直部と、この垂直部から外方へ突出する水平部とからなることを特徴とする密封容器である。
本発明は、保形リングの垂直部の下端内側に、垂直部の内径が下方に向って拡大するテーパー部が形成されていることを特徴とする密封容器である。
本発明は、保形リングの垂直部は、0.3mm乃至2.0mmの肉厚を有することを特徴とする密封容器である。
本発明は、容器本体の開口は、円形状または楕円形状をなしていることを特徴とする密封容器である。
本発明は、キャップのキャップ本体は、保形リングの水平部を側方から覆う囲み部を有し、この囲み部内側に、保形リングの水平部と嵌合する突起部が設けられていることを特徴とする密封容器である。
本発明は、キャップの中蓋の上面部は、保形リングの水平部に超音波シールにより接着されていることを特徴とする密封容器である。
本発明は、キャップの中蓋の上面部に、保形リング開口と同一形状または若干小さい形状の周縁に沿って容易に破断可能な薄肉部が形成され、中蓋の上面部は、プルリングを引上げた際にこの薄肉部に沿って切り取られることを特徴とする密封容器である。
本発明は、キャップの中蓋の上面部は、アルミニウムを含む多層フィルム構造からなることを特徴とする密封容器である。
本発明は、キャップのキャップ本体は、曲げ弾性率が800MPa以下の合成樹脂からなることを特徴とする密封容器である。
本発明は、容器本体の一側開口に接着されるとともに容器本体と別体に設けられ、容器本体の一側開口の形状を定める硬質材料からなる保形リングと、保形リングに装着され、容器本体の一側開口を密封するキャップとを備え、キャップは保形リングに嵌合するキャップ本体と、キャップ本体と保形リングとの間に介在された中蓋とを有し、この中蓋は、保形リングの開口全域を覆う上面部と、上面部から上方に延びかつキャップ本体内に収まるプルリングとを有し、キャップ本体の内側に、開封後の中蓋を取り付けるためのリブが設けられていることを特徴とするキャップ装置である。
本発明によれば、密封容器が蓋材を有していないので、容器本体内の内容物を取り出す際、一回の動作で簡単に密封容器を開封することができる。
また、本発明によれば、保形リングは、容器本体内面側の垂直部と、この垂直部から外方へ突出する水平部とからなっているので、保形リング内部に突出する箇所が存在せず、容器本体から内容物を容易に取り出すことができる。
さらに、本発明によれば、保形リングの垂直部の下端内側に垂直部の内径が下方に向って拡大するテーパー部が形成されているので、保形リング内部に突出する箇所が存在せず、容器本体から内容物を容易に取り出すことができる。
さらにまた、本発明によれば、キャップの内側に保形リングの水平部と嵌合する突起部が設けられているので、キャップを保形リングに取り付けて密封容器をリクローズすることができる。
さらにまた、本発明によれば、キャップの中蓋の上面部は、保形リングの水平部に超音波シールにより接着されているので、熱シールを用いる場合と異なり、中蓋の上面部の厚さが厚い場合(例えば0.5mm以上)であっても中蓋の上面部を保形リングに容易に取り付けることができる。
さらにまた、本発明によれば、キャップの中蓋の上面部に容易に破断可能な薄肉部が形成されているので、容器本体内の内容物を取り出す際、簡単に密封容器を開封することができる。
さらにまた、本発明によれば、キャップの中蓋の上面部は、アルミニウムを含む多層フィルム構造からなっているので、内容物の密封性やバリアー性を高めることができ、内容物を外部から保護して内容物の腐敗を防止することができる。
さらにまた、本発明によれば、キャップ本体は、曲げ弾性率が800MPa以下のオレフィン系合成樹脂からなり、好ましくは曲げ弾性率が300MPa以下の合成樹脂からなっているので、キャップを保形リングから容易に取り外すことができる。
さらにまた、本発明によれば、キャップ本体の内側に、開封後の中蓋を取り付けるためのリブが設けられているので、密封容器をリクローズする際に中蓋をごみとして廃棄する必要がない。
以下、本発明の一実施の形態について、図1乃至図5を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の一実施の形態を示す斜視図であり、図2は、本発明の一実施の形態を示す垂直断面図である。また、図3は、図2のA部拡大図であり、図4は、キャップを取り外した状態における容器本体および保形リングの斜視図である。また、図5は、キャップ本体に中蓋を取り付ける方法を示す斜視図である。
まず、図1乃至図5により、本実施の形態による密封容器の概略について説明する。
図1、図2および図4に示すように、密封容器10は、一側が開口し、他側が密閉された(符号11b)柔軟性材料からなる容器本体11と、容器本体11の一側開口11aに接着されるとともに容器本体11と別体に設けられ、容器本体11の一側開口11aの形状を定める円筒状の保形リング12とを備えている。
なお、保形リング12は、後述のように、容器本体11と比較して硬質材料から形成されている。また、容器本体11の開口11aは、円形状または楕円形状をなしている。また、保形リング12に、容器本体11の一側開口11aを密封するキャップ13が装着されている。このキャップ13は、保形リング12に嵌合するキャップ本体13bと、キャップ本体13bと保形リング12との間に介在された中蓋16とを有している。このうち中蓋16は、保形リング12の開口全域を覆う上面部16aと、上面部16aから上方に延びかつキャップ本体13b内に収まるプルリング16bとを有している。
また、中蓋16の上面部16aに、保形リング12の開口と同一形状の周縁に沿ってあるいは保形リング12の開口より若干小さい形状の周縁に沿って、容易に破断可能な薄肉部16cが形成されている。すなわち、中蓋16の上面部16aは、プルリング16bを引上げた際にこの薄肉部16cに沿って切り取られるようになっている。
また、図2に示すように、保形リング12とキャップ13とを組合わせてキャップ装置14が構成される。このキャップ装置14において、保形リング12およびキャップ13の構成は、密封容器10における保形リング12およびキャップ13の構成と同様である。
ところで、図3に示すように、保形リング12は垂直断面L字形状を有している。この保形リング12のL字形状は、容器本体11内面側の垂直部12aと、この垂直部12aから外方へ突出する水平部12bとからなっている。保形リング12の垂直部12aは、容器本体11の一側開口11aの内周面に全周にわたって固着されている。さらに、保形リング12の垂直部12aの下端内側に、垂直部12aの内径が下方に向って徐々に拡大するテーパー部12cが形成されている。このテーパー部12cは、容器本体11内から内容物を取り出す際、保形リング12の垂直部12a下端に内容物が引っ掛かるのを防止する役割を果たす。
なお、保形リング12は、上述したように容器本体11と比較して硬質の材料からなっているが、保形リング12を押圧して容器本体11内の内容物を取り出せる程度に柔軟性を有している。また保形リング12は、後述するように保形リング12と中蓋16の上面部16aとを超音波シールにより固着できるように、熱により溶解しやすい材質からなっている。
さらに、保形リング12の垂直部12aは、0.3mm乃至2.0mmの肉厚Wを有することが好ましい。この肉厚Wが0.3mmを下回ると、垂直部12aの強度が不足する。他方、肉厚Wが2.0mmを上回ると、保形リング12が硬くなり、容器本体11および保形リング12を押圧して容器本体11内の内容物を取り出すのが難しくなる。
このような構成からなる容器本体11は、例えば層構成が、PE/PET/インキ層/ドライラミネート層(DL)/AL/PEという構成からなり、またはPE/透明蒸着PET/PEという構成からなるラミネートチューブが用いられる。または、容器本体11は、多層押し出しチューブ(例えば層構成がPE/EVOH/PEからなる)であっても良い。
他方保形リング12は、例えば高密度ポリエチレン(以下HDPEともいう)、低密度ポリエチレン樹脂(以下LDPEともいう)、または直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(以下LLDPEともいう)からなっており、射出成形、コンプレッション成形等により成型加工される。保形リング12と容器本体11との接着方法としては、保形リング12を成形する金型に本体容器11をインサートし、成形と同時に接着するインサート成形方法や、予め保形リング12を成形しておき、容器本体11と熱接着で取り付ける方法でも良い。
また、キャップ13の中蓋16の上面部16aは、アルミニウムを含む多層フィルム構造からなり、例えば層構成が、PE/AL/PEという構成からなっている。さらに、図3に示すように、キャップ本体13bは、天板13dと、天板13dの周縁部から下方へ延び、保形リング12の水平部12bを側方から覆う囲み部13kとを含んでいる。この囲み部13kの内側に、保形リング12の水平部12bと嵌合する突起部13aが設けられている。また、図3および図5に示すように、キャップ本体13bの天板13dの内側に、薄肉部16cに沿って中蓋16を切り取って開封した後、この中蓋16を取り付けるためのリブ13cが4箇所設けられている。
また、キャップ本体13bは、曲げ弾性率が800MPa以下、好ましくは300MPa以下の比較的軟らかいオレフィン系合成樹脂、例えばLDPEやLLDPEからなっている。
ところで上述したように、中蓋16の上面部16aは、図3の符号15の位置で、保形リング12の水平部12bに超音波シールにより固着されている。この場合、中蓋16の上面部16aは、円周方向全周に延びる超音波シール部15において保形リング12に固着されているため、保形リング12と中蓋16の上面部16aとの密封性を高めることができる。なお、超音波シールとは、超音波により保形リング12と中蓋16の上面部16aとを振動させ、この際生じる摩擦熱により保形リング12を溶解させて保形リング12と中蓋16の上面部16aとを固着させる方法である。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
まず、図2に示す密封容器10において、キャップ13を容器本体11に対して斜めに引上げることにより、キャップ13の突起部13aと保形リング12の水平部12bとの嵌合が解除され、キャップ13が保形リング12から取外される。
次に、中蓋16のプルリング16bを引上げると、プルリング16bと一体となった上面部16aが保形リング12の水平部12bから引き離されて密封容器10が開封される。すなわち、超音波シールにより固着された中蓋16の上面部16aは、超音波シール部15を介して円周方向全周に渡って保形リング12の水平部12bに堅固に固着されている。また、上述したように、中蓋16の上面部16aに、保形リング12の開口と同一形状の周縁に沿って、あるいは若干小さい形状の周縁に沿って容易に破断することができる薄肉部16cが形成されている。したがって、この上面部16aは、プルリング16bを引上げた際に薄肉部16cに沿って切り取られる。この場合、中蓋16の上面部16aのうち、薄肉部16cより外側の部分は保形リング12の水平部12b側に残り、上面部16aの他の部分はプルリング16bとともに保形リング12から離れる。このようにして、中蓋16は保形リング12から引き離される。この間、保形リング12の垂直部12aは容器本体11の外面と比較的強く固着されているため、保形リング12が容器本体11から外れることはない。
次に、容器本体11の側面を手で押圧することにより、容器本体11の一側開口11aから内容物を取り出す。この際、保形リング12も変形して内容物を容易に取り出すことができる。
次に、仮に容器本体11内に内容物の一部が残存している場合等、キャップ13を保形リング12に被せてリクローズし、内容物を保存する方法について述べる。
まず、図5に示すように、取外されたキャップ本体13bを裏側に向け、薄肉部16cに沿って切り取られた中蓋16をキャップ本体13bに嵌合させる。この場合、キャップ本体13bの天板13dの内側に、中蓋16を取り付けるためのリブ13cが設けられているので、中蓋16の上面部16aをリブ13cに嵌合させて中蓋16をキャップ本体13bに取り付けることができる。
次に、このようにして一体化されたキャップ本体13bと中蓋16とを保形リング12に被せる。この場合、保形リング12の水平部12bがキャップ13の突起部13aと嵌合する。これにより、キャップ本体13bが中蓋16と一体となって保形リング12に取り付けられ、密閉容器10をリクローズすることができる。
このように、本実施の形態によれば、密封容器10は蓋材を有していないので、容器本体11内の内容物を取り出す際、一回の動作で簡単に密封容器10を開封することができる。
また、本実施の形態によれば、保形リング12は、容器本体11内面側の垂直部12aと、この垂直部12aから外方へ突出する水平部12bとからなっているので、保形リング12内部に突出する箇所が存在せず、容器本体11から内容物を容易に取り出すことができる。
さらに、本実施の形態によれば、保形リング12の垂直部12aの下端内側に、垂直部12aの内径が下方に向って拡大するテーパー部12cが形成されているので、容器本体11から内容物を容易に取り出すことができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、キャップ13の内側に、保形リング12の水平部12bと嵌合する突起部13aが設けられているので、キャップ13を保形リング12に取り付けて密封容器10をリクローズすることができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、キャップ13の中蓋16の上面部16aは、保形リング12の水平部12bに超音波シールにより接着されているので、熱シールを用いる場合と異なり、中蓋16の上面部16aの厚さが厚い場合(例えば0.5mm以上)であっても中蓋16の上面部16aを保形リング12に容易に取り付けることができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、キャップ13の中蓋16の上面部16aに容易に破断可能な薄肉部16cが形成されているので、容器本体11内の内容物を取り出す際、簡単に密封容器10を開封することができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、キャップ13の中蓋16の上面部16aは、アルミニウムを含む多層フィルム構造からなっているので、内容物の密封性やバリアー性を高めることができ、内容物を外部から保護して内容物の腐敗を防止することができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、キャップ本体13bは、曲げ弾性率が800MPa以下のオレフィン系合成樹脂からなっているので、キャップ13を保形リング12から容易に取り外すことができる。
さらにまた、本発明によれば、キャップ本体13bの内側に、開封後の中蓋16を取り付けるためのリブ13cが設けられているので、密封容器10をリクローズする際に中蓋16をごみとして廃棄する必要がない。
本発明による密封容器の一実施の形態を示す斜視図。 本発明による密封容器の一実施の形態を示す垂直断面図。 図2のA部拡大図。 キャップを取り外した状態における容器本体および保形リングの斜視図。 キャップ本体に中蓋を取り付ける方法を示す斜視図。
符号の説明
10 密封容器
11 容器本体
11a 一側開口
12 保形リング
12a 垂直部
12b 水平部
12c テーパー部
13 キャップ
13a 突起部
13b キャップ本体
13c リブ
13d 天板
13k 囲み部
14 キャップ装置
15 超音波シール部
16 中蓋
16a 上面部
16b プルリング
16c 薄肉部

Claims (13)

  1. 一側が開口し、他側が密閉された柔軟性材料からなる容器本体と、
    容器本体の一側開口に接着されるとともに容器本体と別体に設けられ、容器本体の一側開口の形状を定める硬質材料からなる保形リングと、
    保形リングに装着され、容器本体の一側開口を密封するキャップとを備え、
    キャップは保形リングに嵌合するキャップ本体と、キャップ本体と保形リングとの間に介在された中蓋とを有し、
    この中蓋は、保形リングの開口全域を覆う上面部と、上面部から上方に延びかつキャップ本体内に収まるプルリングとを有し、
    キャップ本体の内側に、開封後の中蓋を取り付けるためのリブが設けられていることを特徴とする密封容器。
  2. 保形リングは垂直断面L字形状を有し、このL字形状は、容器本体内面側の垂直部と、この垂直部から外方へ突出する水平部とからなることを特徴とする請求項1に記載の密封容器。
  3. 保形リングの垂直部の下端内側に、垂直部の内径が下方に向って拡大するテーパー部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の密封容器。
  4. 保形リングの垂直部は、0.3mm乃至2.0mmの肉厚を有することを特徴とする請求項2または3に記載の密封容器。
  5. キャップのキャップ本体は、保形リングの水平部を側方から覆う囲み部を有し、この囲み部内側に、保形リングの水平部と嵌合する突起部が設けられていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の密封容器。
  6. キャップの中蓋の上面部は、保形リングの水平部に超音波シールにより接着されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の密封容器。
  7. 容器本体の開口は、円形状または楕円形状をなしていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の密封容器。
  8. キャップの中蓋の上面部に、保形リング開口と同一形状または若干小さい形状の周縁に沿って容易に破断可能な薄肉部が形成され、中蓋の上面部は、プルリングを引上げた際にこの薄肉部に沿って切り取られることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の密封容器。
  9. キャップの中蓋の上面部は、アルミニウムを含む多層フィルム構造からなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の密封容器。
  10. キャップのキャップ本体は、曲げ弾性率が800MPa以下の合成樹脂からなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の密封容器。
  11. 容器本体の一側開口に接着されるとともに容器本体と別体に設けられ、容器本体の一側開口の形状を定める硬質材料からなる保形リングと、
    保形リングに装着され、容器本体の一側開口を密封するキャップとを備え、
    キャップは保形リングに嵌合するキャップ本体と、キャップ本体と保形リングとの間に介在された中蓋とを有し、
    この中蓋は、保形リングの開口全域を覆う上面部と、上面部から上方に延びかつキャップ本体内に収まるプルリングとを有し、
    キャップ本体の内側に、開封後の中蓋を取り付けるためのリブが設けられていることを特徴とするキャップ装置。
  12. 一側が開口し、他側が密閉された柔軟性材料からなる容器本体と、
    容器本体の一側開口に接着されるとともに容器本体と別体に設けられ、容器本体の一側開口の形状を定める硬質材料からなる保形リングと、
    保形リングに装着され、容器本体の一側開口を密封するキャップとを備え、
    キャップは保形リングに嵌合するキャップ本体と、キャップ本体と保形リングとの間に介在された中蓋とを有し、
    この中蓋は、保形リングの開口全域を覆う上面部と、上面部から上方に延びかつキャップ本体内に収まるプルリングとを有し、
    保形リングは垂直断面L字形状を有し、このL字形状は、容器本体内面側の垂直部と、この垂直部から外方へ突出する水平部とからなり、
    保形リングの垂直部の下端内側に、垂直部の内径が下方に向って拡大するテーパー部が形成され、
    キャップのキャップ本体は、保形リングの水平部を側方から覆う囲み部を有し、この囲み部内側に、保形リングの水平部と嵌合する突起部が設けられていることを特徴とする密封容器。
  13. 一側が開口し、他側が密閉された柔軟性材料からなる容器本体と、
    容器本体の一側開口に接着されるとともに容器本体と別体に設けられ、容器本体の一側開口の形状を定める硬質材料からなる保形リングと、
    保形リングに装着され、容器本体の一側開口を密封するキャップとを備え、
    キャップは保形リングに嵌合するキャップ本体と、キャップ本体と保形リングとの間に介在された中蓋とを有し、
    この中蓋は、保形リングの開口全域を覆う上面部と、上面部から上方に延びかつキャップ本体内に収まるプルリングとを有し、
    保形リングは垂直断面L字形状を有し、このL字形状は、容器本体内面側の垂直部と、この垂直部から外方へ突出する水平部とからなり、
    保形リングの垂直部の下端内側に、垂直部の内径が下方に向って拡大するテーパー部が形成され、
    キャップの中蓋の上面部に、保形リング開口と同一形状または若干小さい形状の周縁に沿って容易に破断可能な薄肉部が形成され、中蓋の上面部は、プルリングを引上げた際にこの薄肉部に沿って切り取られることを特徴とする密封容器。
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