JP5011207B2 - 土質改良材、および土質改良方法 - Google Patents
土質改良材、および土質改良方法 Download PDFInfo
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Description
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
1.試料
半水石膏は、チヨダウーテ(株)製「半水石膏」(商品名)を使用した。高炉スラグは、新日鉄中部エスメント株式会社製「エスメント」(商品名)を使用した。消石灰は、矢橋工業株式会社製「消石灰」(商品名)を使用した。
半水石膏50重量部と高炉スラグ50重量部を混合して、さらに、消石灰0.05重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して0.1重量%添加されていることとなる。
得られた試験体について、JIS A1216(土の一軸圧縮試験)に準じた一軸圧縮強度試験を行った。この試験では、直径4cm、高さ8cmのモールドを用いて供試体を作製し、温度20℃、相対湿度60%の恒温室内で養生して用いた。他の条件については、JIS A1216に従った。
半水石膏50重量部と高炉スラグ50重量部を混合して、さらに、消石灰0.1重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して0.2重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏50重量部と高炉スラグ50重量部を混合して、さらに、消石灰0.25重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して0.5重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏50重量部と高炉スラグ50重量部を混合して、さらに、消石灰0.5重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して1.0重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏50重量部と高炉スラグ50重量部を混合して、さらに、消石灰1.0重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して2.0重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏50重量部と高炉スラグ50重量部を混合して、土質改良材を調製した。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏50重量部と高炉スラグ50重量部を混合して、さらに、消石灰2.5重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して5.0重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏50重量部と高炉スラグ50重量部を混合して、さらに、消石灰5.0重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して10.0重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏70重量部と高炉スラグ30重量部を混合して、さらに、消石灰0.03重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して0.1重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏70重量部と高炉スラグ30重量部を混合して、さらに、消石灰0.06重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して0.2重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏70重量部と高炉スラグ30重量部を混合して、さらに、消石灰0.15重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して0.5重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏70重量部と高炉スラグ30重量部を混合して、さらに、消石灰0.3重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して1.0重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏70重量部と高炉スラグ30重量部を混合して、さらに、消石灰0.6重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して2.0重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏70重量部と高炉スラグ30重量部を混合して、土質改良材を調製した。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏70重量部と高炉スラグ30重量部を混合して、さらに、消石灰1.5重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して5.0重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏70重量部と高炉スラグ30重量部を混合して、さらに、消石灰3.0重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して10.0重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏90重量部と高炉スラグ10重量部を混合して、土質改良材を調製した。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏90重量部と高炉スラグ10重量部を混合して、さらに、消石灰0.01重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して0.1重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏90重量部と高炉スラグ10重量部を混合して、さらに、消石灰0.02重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して0.2重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏90重量部と高炉スラグ10重量部を混合して、さらに、消石灰0.05重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して0.5重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏90重量部と高炉スラグ10重量部を混合して、さらに、消石灰0.1重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して1.0重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏90重量部と高炉スラグ10重量部を混合して、さらに、消石灰0.2重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して2.0重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏90重量部と高炉スラグ10重量部を混合して、さらに、消石灰0.5重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して5.0重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
半水石膏90重量部と高炉スラグ10重量部を混合して、さらに、消石灰1.0重量部を加え土質改良材を調製した。なお、この土質改良材において消石灰は高炉スラグに対して10.0重量%添加されていることとなる。その他の条件は、参考例1−1と同様にして一軸圧縮強度試験を行った。
図1に固化処理から1日経過した時点での供試体の一軸圧縮強度(初期強度)と、土質改良材中の高炉スラグに対する消石灰配合量(%)との関係をグラフに示す。図2に固化処理から1週間経過した時点での供試体の一軸圧縮強度(1週間長期強度)と、土質改良材中の高炉スラグに対する消石灰配合量(%)との関係をグラフに示す。また、図3に固化処理から2週間経過した時点での供試体の一軸圧縮強度(2週間長期強度)と、土質改良材中の高炉スラグに対する消石灰配合量(%)との関係をグラフに示す。また、図4に固化処理から4週間経過した時点での供試体の一軸圧縮強度(4週間長期強度)と、土質改良材中の高炉スラグに対する消石灰配合量(%)との関係をグラフに示す。
なお、これらの図において、実線は50(半水石膏):50(高炉スラグ)の参考例1−1、実施例1−1〜1−4、及び比較例1−1〜1−3の測定結果を、破線は70(半水石膏):30(高炉スラグ)の参考例2−1、実施例2−1〜2−4、及び比較例2−1〜2−3の測定結果を、一点鎖線は90(半水石膏):10(高炉スラグ)の比較例3−1〜3−8の測定結果を、それぞれ示す。
Claims (2)
- 半水石膏、及び高炉スラグを含有した土質改良材であって、
前記半水石膏と前記高炉スラグの重量混合比が50:50〜70:30であり、
前記高炉スラグに対して消石灰が、0.2〜2.0重量%添加され、
前記半水石膏の粒径は、平均粒径1μm〜5mmであり、
前記高炉スラグの粒径は、平均粒径5.1μm以下であることを特徴とする土質改良材。 - 泥土に請求項1に記載の土質改良材を混合して固化させることを特徴とする土質改良方法。
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