JP5009669B2 - 電源装置及びこれを用いた電気機器 - Google Patents

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Description

本発明は、過電流保護機能を備えた電源装置、及び、これを用いた電気機器に関するものである。
従来より、過電流保護機能を備えた直流安定化電源装置が広く一般に用いられている。
なお、従来の直流安定化電源装置の多くは、比較的容易な回路構成で、過電流保護の特性向上と起動不良リスクの回避を両立するために、出力電流Ioutと出力電圧Voutとが図4の相関特性(いわゆる「ハテナ字型の相関特性」)を示すように、その過電流保護を行う回路構成とされていた。
図5は、直流安定化電源装置の一従来例を示す回路図である。
図5に示した従来の直流安定化電源装置では、帰還電圧Vfb(出力電圧Voutの分圧電圧)が基準電圧Vrefと一致するようにトランジスタP1の開閉制御(導通制御)を行うことにより、通常動作時に出力電圧Voutを所望の目標電圧V1に維持する定電圧出力期間a(図4を参照)と、モニタ電流Im(出力電流Ioutと同等の挙動を示す電流)に基づいてオペアンプAMPのゲイン低減制御や出力制限制御(A級バッファ出力段の絞り制御など)を行うことにより、出力短絡時(地絡時)に出力電流Ioutを所定の上限電流Ixに制限する第1過電流保護期間b(図4を参照)と、出力電圧Voutが所定の閾値電圧V2まで低下した時点でオペアンプAMPのさらなるゲイン低減制御や出力制限制御を行うことにより、出力電流Ioutを上限電流Ixから上限電流Iyまで引き下げる第2過電流保護期間c(図4を参照)と、を含むように過電流保護が行われる。
なお、上記に関連する従来技術の一例として、特許文献1には、演算増幅器の入力端子と共通制御端子およびカレントミラー端子との間にゲイン調整素子をそれぞれ接続し、そのインピーダンス比によりフィードバックのゲインを調整して発振現象を防ぐことを特徴とする電流制限回路が開示・提案されている。
また、特許文献2には、電圧生成回路からの出力が過電流状態であることを当該電圧生成回路の出力電流に応じた電流を監視することによって検出し、前記出力電流を制限する第1、第2検出回路を備え、第2検出回路の検出動作速度を第1検出回路の検出動作速度よりも速くし、かつ、第2検出回路による過電流状態の検出しきい値電流を第1検出回路による過電流状態の検出しきい値電流よりも高く設定したことを特徴とする過電流保護回路が本願出願人によって開示・提案されている。
特開平5−315852号公報 特開2006−053898号公報
確かに、上記従来の直流安定化電源装置であれば、出力電流Ioutが過大となることを未然に防止することができるので、出力短絡等に対する装置の安全性や信頼性を高めることが可能となる。
しかしながら、図5に示した従来の直流安定化電源装置では、先述の第2過電流保護期間cを実現する手段として、アナログ的な連続量の帰還ループ(コンパレータCMP→オペアンプAMP→出力トランジスタP1→コンパレータCMPの帰還ループ)が用いられていたので、当該帰還ループの発振を防ぐために、多くの位相補償素子(コンパレータCMPを構成する位相補償用の抵抗や容量)が必要となり、チップ面積の増大やコストアップを招く要因となっていた。
本発明は、上記の問題点に鑑み、チップ面積の増大やコストアップを招くことなく、安定した過電流保護動作を実現することが可能な電源装置及びこれを用いた電気機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電源装置は、出力電圧の帰還ループを用いて出力を定電圧出力とする定電圧出力回路と;定電流源を用いて出力を定電流出力とする定電流出力回路と;前記出力電圧に応じて、出力を前記定電圧出力回路による定電圧出力とするか、前記定電流出力回路による定電流出力とするかを切り替える出力切替回路と;を有して成る構成(第1の構成)とされている。
或いは、本発明に係る電源装置は、出力電圧の帰還ループを用いて出力を定電圧出力とする定電圧出力回路と;出力電流に応じて前記定電圧出力回路の出力制御を行い、前記出力電流を第1の上限電流に制限する第1過電流保護部と;定電流源を用いて出力を定電流出力とし、前記出力電流を第1の上限電流から第2の上限電流に引き下げる第2過電流保護部と;前記出力電圧に応じて、第1過電流保護部を用いた過電流保護を行うか、第2過電流保護部を用いた過電流保護を行うかを切り替える出力切替回路と;を有して成る構成(第2の構成)とされている。
より具体的に述べると、本発明に係る電源装置は、入力電圧の印加端と出力電圧の引出端との間に直列接続された出力トランジスタと;前記出力電圧に応じた帰還電圧と所定の基準電圧との差電圧を増幅して誤差電圧を生成するオペアンプと;前記誤差電圧に応じて前記出力トランジスタに流れる出力電流と同等の挙動を示すモニタ電流を前記入力電圧の印加端から引き込み、当該モニタ電流に基づいて前記オペアンプのゲイン低減制御や出力制限制御を行うことにより、出力短絡時に前記出力電流を第1の上限電流に制限する第1過電流保護部と;前記出力トランジスタと対を成すことで第1カレントミラー回路を形成するミラートランジスタを具備し、当該ミラートランジスタを用いて所定の定電流を前記出力トランジスタにミラーすることで、前記出力電流を第1の上限電流から第2の上限電流まで引き下げる第2過電流保護部と;前記オペアンプの出力端と前記ミラートランジスタの制御端のいずれか一を前記出力トランジスタの制御端に導通させる第1スイッチと;前記出力電圧或いはこれに応じたモニタ電圧と所定の閾値電圧とを比較し、その比較結果に応じて第1スイッチの切替制御を行う出力電圧検出部と;を有して成る構成(第3の構成)とされている。
なお、上記第3の構成から成る電源装置は、前記出力電圧の引出端から所定の定電流を引き込み、これを第1過電流保護部にミラーすることで、出力短絡時に前記モニタ電流を補償する第2カレントミラー回路を有して成る構成(第4の構成)にするとよい。
さらに、上記第4の構成から成る電源装置は、所定の定電流を生成する単一の定電流源と、前記定電流を第1、第2カレントミラー回路のいずれか一に供給する第2スイッチとを有して成り、前記出力電圧検出部は、第1スイッチの切替制御に加えて、第2スイッチの切替制御も行う構成(第5の構成)にするとよい。
また、本発明に係る電気機器は、機器電源と、前記機器電源の出力変換手段である電源装置と、を有して成る電気機器であって、前記電源装置として、上記第1〜第5いずれかの構成から成る電源装置を備えて成る構成(第6の構成)とされている。
本発明によれば、チップ面積の増大やコストアップを招くことなく、安定した過電流保護動作を実現することが可能となる。
以下では、携帯電話端末に搭載され、機器電源の出力変換手段として用いられる直流安定化電源装置に本発明を適用した場合を例に挙げて説明を行う。
図1は、本発明に係る携帯電話端末の一構成例を示すブロック図(特に、負荷への電源系部分)である。
本図に示すように、本実施形態の携帯電話端末は、機器電源10(バッテリやAC/DCコンバータ)と、直流安定化電源装置20と、負荷30(携帯電話端末を構成する送受信回路部、スピーカ部、マイク部、表示部、操作部、メモリ部など)と、を有して成る。
なお、直流安定化電源装置20は、機器電源10から供給される入力電圧Vinから所望の出力電圧Voutを生成し、これを負荷30に供給する手段である。
図2は、直流安定化電源装置20の一実施形態を示す回路図(一部にブロックを含む)である。
図2に示すように、本実施形態の直流安定化電源装置20は、Pチャネル型電界効果トランジスタP1〜P3と、Nチャネル型電界効果トランジスタN1と、オペアンプAMPと、抵抗R1〜R3と、定電流源I1と、スイッチSW1と、出力電圧検出部DETと、を有して成るシリーズレギュレータである。
トランジスタP1のソースは、入力電圧Vinの印加端に接続されている。トランジスタP1のドレインは、抵抗R1と抵抗R2を介して接地される一方、出力電圧Voutの引出端にも接続されている。トランジスタP1のゲートは、スイッチSW1の共通端に接続されている。すなわち、トランジスタP1は、入力電圧Vinの印加端と出力電圧Voutの引出端との間に直列接続された出力トランジスタとして機能する。
トランジスタP2のソースは、入力電圧Vinの印加端に接続されている。トランジスタP2のドレインは、抵抗R3を介して接地されている。トランジスタP2のゲートは、オペアンプAMPの出力端(誤差電圧Verrの印加端)に接続されている。すなわち、トランジスタP2は、誤差電圧Verrに応じてトランジスタP1に流れる出力電流Ioutと同等の挙動を示すモニタ電流Imを入力電圧Vinの印加端から引き込むダミートランジスタとして機能する。なお、直流安定化電源装置20の消費電力を低減するためには、モニタ電流Imを出力電流Ioutに対して十分小さい値(数万分の1〜数十万分の1)に絞ることが望ましい。その際、トランジスタP1、P2のW/Lを適宜設計するだけでなく、トランジスタP2を2段積みとして、そのL値を仮想的に大きく取ればよい。
トランジスタP3のソースは、入力電圧Vinの印加端に接続されている。トランジスタP2のドレインは、定電流源I1を介して接地される一方、自身のゲートにも接続されている。トランジスタP3のゲートは、スイッチSW1を介して、トランジスタP1のゲートとの間が導通/遮断されている。すなわち、トランジスタP3は、トランジスタP1と対を成すことで、カレントミラー回路を形成するミラートランジスタとして機能する。なお、トランジスタP3のL値を大きく設計する必要がある場合には、先述のトランジスタP2と同様、トランジスタP3を2段積みとすればよい。
トランジスタN1のドレインは、オペアンプAMPの出力制御端(例えば、A級バッファ出力段(不図示)を構成するバイポーラトランジスタのベース)に接続されている。トランジスタN1のソースは接地されている。トランジスタN1のゲートは、トランジスタP2のドレインと抵抗R3との接続ノードに接続されている。
なお、本実施形態の直流安定化電源装置20においては、図2の細破線で示すように、トランジスタP2、抵抗R3、及び、トランジスタN1によって、第1過電流保護部OCP1が形成されているほか、トランジスタP3及び定電流源I1によって、第2過電流保護部OCP2が形成されている。各々の動作については、後ほど詳細に説明する。
オペアンプAMPの非反転入力端(+)は、抵抗R1と抵抗R2との接続ノード(帰還電圧Vfbの引出端)に接続されている。オペアンプAMPの反転入力端(−)は、所定の基準電圧Vrefの印加端に接続されている。
スイッチSW1の第1選択端は、オペアンプAMPの出力端(誤差電圧Verrの印加端)に接続されている。スイッチSW2の第2選択端は、トランジスタP3のゲートに接続されている。スイッチSW1の共通端は、先述したように、トランジスタP1のゲートに接続されている。
出力電圧検出部DETは、出力電圧Voutと所定の閾値電圧V2(図4を参照)とを比較し、その比較結果に応じてスイッチSW1の切替制御を行う手段である。
より具体的に述べると、出力電圧検出部DETは、出力電圧Voutが閾値電圧V2よりも高ければ、第1選択端と共通端とを導通するように、逆に、出力電圧Voutが閾値電圧V2よりも低ければ、第2選択端と共通端とを導通するように、スイッチSW1に対して切替指示を送る。
なお、出力電圧検出部DETとしては、出力電圧Voutと閾値電圧V2とを比較するコンパレータを用いれば足りるが、より簡易で小規模な回路構成として、トランジスタのゲートに出力電圧Voutを印加し、当該トランジスタのオンスレッショルド電圧を利用して、上記の比較動作を実現する構成としても構わない。
また、出力電圧検出部DETにおいては、出力電圧Voutを監視する構成に限らず、出力電圧Voutに応じたモニタ電圧(例えば分圧電圧)を監視する構成としてもよい。
なお、出力電圧検出部DETとして、上記いずれの構成を採用する場合であっても、閾値電圧V2については、スイッチ切替制御の安定性を高めるべく、所定のヒステリシス特性を持たせておくとよい。
次に、上記構成から成る直流安定化電源装置20の基本動作(シリーズレギュレータ方式による降圧動作)について説明する。
オペアンプAMPは、非反転入力端(+)に印加される帰還電圧Vfb(出力電圧Voutの分圧電圧)と反転入力端(−)に印加される基準電圧Vrefとの差電圧を増幅して誤差電圧Verrを生成する。すなわち、誤差電圧Verrは、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとの誤差が大きいほど、延いては、出力電圧Voutとその目標電圧V1との誤差が大きいほど、電圧レベルがローレベルとなる。
ここで、直流安定化電源装置20の通常動作時には、出力電圧Voutが閾値電圧V2よりも高いため、出力電圧検出部DETは、第1選択端と共通端とを導通するように、スイッチSW1に対して切替指示を送る。その結果、トランジスタP1のゲートには、上記の誤差電圧Verrが印加される形となる。
従って、直流安定化電源装置20では、帰還電圧Vfbが基準電圧Vrefと一致するように、延いては、出力電圧Voutが所望の目標電圧V1と一致するように、トランジスタP1の開閉制御(導通制御)が行われる(図4の定電圧出力期間aを参照)。
次に、第1過電流保護部OCP1による第1の過電流保護動作について説明する。
第1過電流保護部OCP1では、出力電流Ioutと同等の挙動を示すモニタ電流ImがトランジスタP2を介して抵抗R3に流される。従って、抵抗R3の一端から引き出されるトランジスタN1のゲート電圧は、出力電流Iout(モニタ電流Im)が小さいほど低くなり、出力電流Ioutが大きいほど高くなる。そして、出力短絡時(地絡時)に出力電流Ioutが所定の上限電流Ix(図4を参照)に達すると、トランジスタN1がオンとなり、オペアンプAMPのゲイン低減制御や出力制限制御(A級バッファ出力段の絞り制御など)が実施され、出力電流Ioutが所定の上限電流Ixに制限される(図4の第1過電流保護期間bを参照)。
次に、第2過電流保護部OCP2による第2の過電流保護動作について説明する。
出力電圧Voutの低下が進み、その電圧値が閾値電圧V2まで低下すると、出力電圧検出部DETは、第2選択端と共通端とを導通するように、スイッチSW1に対して切替指示を送る。従って、第2過電流保護部OCP2では、トランジスタP1とトランジスタP3とを一対とするカレントミラー回路が形成され、定電流源I1で生成される所定の定電流Icが所定の比率を持ってトランジスタP1にミラーされる形となる。その結果、出力電流Ioutは、上限電流Ixから上限電流Iyに引き下げられる(図4の第2過電流保護期間cを参照)。なお、上限電流Iyについては、直流安定化電源装置20の起動不良が生じない範囲で適宜設定すればよい。
上記したように、本実施形態の直流安定化電源装置20は、出力電圧Voutの帰還ループを用いて出力を定電圧出力とする定電圧出力回路(本実施形態では、トランジスタP1、抵抗R1、抵抗R2、及び、オペアンプAMP)と、出力電流Ioutに応じて前記定電圧出力回路の出力制御を行い、出力電流Ioutを上限電流Ixに制限する第1過電流保護部OCP1と、定電流源I1を用いて出力を定電流出力とし、出力電流Ioutを上限電流Ixから上限電流Iyに引き下げる第2過電流保護部OCP2と、出力電圧Voutに応じて、第1過電流保護部OCP1を用いた過電流保護を行うか、第2過電流保護部OCP2を用いた過電流保護を行うかを切り替える出力切替回路(本実施形態では、出力電圧検出部DET及びスイッチSW1)と、を有して成る構成とされている。
このような構成とすることにより、出力電圧Voutの低下を検出した後には、第2過電流保護部OCP2を用いた過電流保護を行うことで、シリーズレギュレータの出力を完全に定電流出力に切り替えることができるので、アナログ的な連続量の帰還ループを遮断することが可能となる。従って、従来構成では必要となっていた位相補償素子を削減することができるので、チップ面積の増大やコストアップを招くことなく、安定した過電流保護動作を実現することが可能となる。
図3は、直流安定化電源装置20の一変形例を示す回路図である。
本図に示す通り、本変形例の直流安定化電源装置20は、出力電圧Voutの引出端から所定の定電流Icを引き込み、これを第1過電流保護部OCP1にミラーすることで、出力短絡時にモニタ電流Imを補償する第2カレントミラー回路(図3では、トランジスタP4及びトランジスタP5)を有して成る構成とされている。
このような構成とすることにより、出力電圧Voutの低下に依ることなく、第1過電流保護部OCP1の特性を良好に維持することが可能となる。
また、本変形例の直流安定化電源装置20は、所定の定電流Icを生成する単一の定電流源I1と、定電流Icを第1、第2カレントミラー回路のいずれか一に供給するスイッチSW2とを有して成り、出力電圧検出部DETは、スイッチSW1の切替制御に加えてスイッチSW2の切替制御も行う構成とされている。
このような構成とすることにより、第2カレントミラー回路の導入に際して、回路規模の不要な拡大を回避することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、携帯電話端末に搭載された直流安定化電源装置20に本発明を適用した場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、本発明は、その他の電子機器に搭載される電源装置全般に広く適用することが可能である。
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、2段階の過電流保護動作を実現する構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の電源装置は、当該構成に限定されるものではなく、第1過電流保護部OCP1を除き、出力電圧Voutの帰還ループを用いて出力を定電圧出力とする定電圧出力回路(図2では、トランジスタP1、抵抗R1、抵抗R2、及び、オペアンプAMP)と、定電流源I1を用いて出力を定電流出力とする定電流出力回路(図2では、第2過電流保護部OCP2)と、出力電圧Voutに応じて、出力を前記定電圧出力回路による定電圧出力とするか、前記定電流出力回路による定電流出力とするかを切り替える出力切替回路と、を有して成る構成としてもよい。
また、上記実施形態では、出力トランジスタ、ダミートランジスタ、及び、ミラートランジスタとして、いずれも電界効果トランジスタを用いた場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、上記の電界効果トランジスタに代えてバイポーラトランジスタを用いても構わない。なお、この場合には、電界効果トランジスタのソース、ドレイン、及び、ゲートが各々接続されていたノードにつき、バイポーラトランジスタのエミッタ、コレクタ、及び、ベースを各々対応させて接続すればよい。
本発明は、電源装置のシュリンク及びコストダウンと過電流保護動作の安定性向上とを両立する上で有用な技術である。
は、本発明に係る携帯電話端末の一構成例を示すブロック図である。 は、直流安定化電源装置20の一実施形態を示す回路図である。 は、直流安定化電源装置20の一変形例を示す回路図である。 は、出力電流Ioutと出力電圧Voutとの相関特性を示す図である。 は、直流安定化電源装置の一従来例を示す回路図である。
符号の説明
10 機器電源
20 直流安定化電源装置
30 負荷
P1、P2、P3、P4、P5 Pチャネル型電界効果トランジスタ
N1 Nチャネル型電界効果トランジスタ
AMP オペアンプ
I1 定電流源
R1、R2、R3 抵抗
SW1、SW2 スイッチ
DET 出力電圧検出部
OCP1 第1過電流保護部
OCP2 第2過電流保護部

Claims (4)

  1. 入力電圧の印加端と出力電圧の引出端との間に直列接続された出力トランジスタと;
    前記出力電圧に応じた帰還電圧と所定の基準電圧との差電圧を増幅して誤差電圧を生成するオペアンプと;
    前記誤差電圧に応じて前記出力トランジスタに流れる出力電流と同等の挙動を示すモニタ電流を前記入力電圧の印加端から引き込み、当該モニタ電流に基づいて前記オペアンプのゲイン低減制御や出力制限制御を行うことにより、出力短絡時に前記出力電流を第1の上限電流に制限する第1過電流保護部と;
    前記出力トランジスタと対を成すことで第1カレントミラー回路を形成するミラートランジスタを具備し、当該ミラートランジスタを用いて所定の定電流を前記出力トランジスタにミラーすることで、前記出力電流を第1の上限電流から第2の上限電流まで引き下げる第2過電流保護部と;
    前記オペアンプの出力端と前記ミラートランジスタの制御端のいずれか一を前記出力トランジスタの制御端に導通させる第1スイッチと;
    前記出力電圧或いはこれに応じたモニタ電圧と所定の閾値電圧とを比較し、その比較結果に応じて第1スイッチの切替制御を行う出力電圧検出部と;
    を有して成ることを特徴とする電源装置。
  2. 前記出力電圧の引出端から所定の定電流を引き込み、これを第1過電流保護部にミラーすることで、出力短絡時に前記モニタ電流を補償する第2カレントミラー回路を有して成ることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 所定の定電流を生成する単一の定電流源と、前記定電流を第1、第2カレントミラー回路のいずれか一に供給する第2スイッチと、を有して成り、前記出力電圧検出部は、第1スイッチの切替制御に加えて、第2スイッチの切替制御も行うことを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 機器電源と、前記機器電源の出力変換手段である電源装置と、を有して成る電気機器であって、前記電源装置として、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電源装置を備えて成ることを特徴とする電気機器。
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