JP5008363B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5008363B2 JP5008363B2 JP2006250388A JP2006250388A JP5008363B2 JP 5008363 B2 JP5008363 B2 JP 5008363B2 JP 2006250388 A JP2006250388 A JP 2006250388A JP 2006250388 A JP2006250388 A JP 2006250388A JP 5008363 B2 JP5008363 B2 JP 5008363B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- nitride film
- transistors
- silicon nitride
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Bipolar Transistors (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Bipolar Integrated Circuits (AREA)
Description
また、トランジスタの耐圧を異ならせるための注入を他の領域への不純物注入の目的で行なう注入と同時に行なう方法がある(例えば特許文献1を参照。)。
拡散層やウェルの不純物濃度を互いに異ならせて保護対象トランジスタと保護トランジスタの耐圧を互いに異ならせる方法では、拡散層の不純物濃度を異ならせるためにフォトレジストマスクの形成と不純物注入の工程を追加して実施する必要が生じ、工程数増ひいては製造コストの増大に繋がってしまう問題があった。
また、トランジスタの耐圧を異ならせるための注入を他の領域への不純物注入の目的で行なう注入と同時に行なう方法では、注入されたトランジスタと注入されていないトランジスタとの不純物濃度の変化によって、熱処理時に不純物の再分布の程度が変わり、トランジスタのサイズ増大に繋がってしまうという問題があった。
本願特許請求の範囲及び本明細書において、同一構造のトランジスタとは、バイポーラ構造を形成する拡散層の不純物濃度及びサイズが同じであることを意味する。横型NPNバイポーラ構造をもつトランジスタには、エミッタ、ベース及びコレクタからなるバイポーラトランジスタの他、ソース領域、チャネル及びドレイン領域をもつMOSトランジスタも含む。
また、上記同一構造のトランジスタはPNPバイポーラ構造をもち、上記窒化膜無しトランジスタの方が上記窒化膜有りトランジスタよりも耐圧が低い例を挙げることができる。
これにより、トランジスタの耐圧を異ならせるために追加する工程はシリコン窒化膜の形成工程及びパターニング工程のみであり、追加する工程を最小限に抑えることができる。さらに、窒化膜有りトランジスタと窒化膜無しトランジスタはバイポーラ構造を形成する拡散層の不純物濃度が同じなので、従来技術のようにはトランジスタサイズの増大を招くこともない。
まず、図1を参照してPMOS及びNMOSの構造について説明する。
ゲート電極13、ソースドレイン領域15,19及び拡散層17,21の所定の位置に対応して層間絶縁膜25にコンタクトホール27が形成されている。コンタクトホール27には例えばタングステンからなる金属材料が埋め込まれている。
コンタクトホール27の形成位置を含んで層間絶縁膜25上の所定の領域に第1メタル配線層29が形成されている。
また、図2(B)に示すように、内部NMOSトランジスタ3pと保護NMOSトランジスタ5pは電源端子Vccとグランド端子GNDの間に並列に接続されている。保護NMOSトランジスタ5pのゲートはソースに接続されている。
表1にシリコン窒化膜23の有無によるバイポーラ構造の耐圧の変化を調べた結果を示す。
さらに、窒化膜有りトランジスタと窒化膜無しトランジスタはバイポーラ構造を形成する拡散層の不純物濃度が同じなので、従来技術のようにはトランジスタサイズの増大を招くこともない。
また、図5に示すように、電源端子Vcc、入力端子IN間に内部PMOSトランジスタ3pと保護PMOSトランジスタ5pが並列に接続され、入力端子IN、グランド端子GND間に内部NMOSトランジスタ3nと保護NMOSトランジスタ5nが並列に接続されているようにしてもよい。
この実施例では、シリコン窒化膜23はシリコン酸化膜33を介して形成されている。シリコン酸化膜33は、例えば熱酸化処理又はCVD法によって形成されたものであり、膜厚は1000nm以下である。
この実施例でも、図1を参照して説明した実施例と同様に、NMOSトランジスタ3n,5nの耐圧を互いに異ならせ、PMOSトランジスタ3p,5pの耐圧を互いに異ならせることができる。
この実施例でも、図1を参照して説明した実施例と同様に、NMOSトランジスタ3n,5nの耐圧を互いに異ならせることができる。図12に示したNMOSトランジスタ構造をPMOSトランジスタに適用した場合も、シリコン窒化膜の有無により互いに耐圧を異ならせることができる。
また、上記の実施例ではP型シリコン基板を用いているが、N型シリコン基板を用いることもできる。
また、図1及び図7から図9の実施例のうち少なくとも2つを組合せてシリコン窒化膜を多層構造としても、同一バイポーラ構造をもつ2つのトランジスタの耐圧を互いに異ならせることができるという本発明の効果を得ることができる。
3n 内部NMOSトランジスタ
3p 内部PMOSトランジスタ
5n 保護NMOSトランジスタ
5p 保護PMOSトランジスタ
7 Pウェル
9 Nウェル
15 N+ソースドレイン領域
19 P+ソースドレイン領域
23 シリコン窒化膜
Claims (3)
- 横型NPNバイポーラ構造をもつトランジスタ及び横型PNPバイポーラ構造をもつトランジスタのいずれか又はその両方を備えた半導体装置において、
同一構造の前記トランジスタを複数個備え、
前記同一構造のトランジスタうち、少なくとも1個のトランジスタ上にシリコン窒化膜が形成され、残りのトランジスタ上にはシリコン窒化膜が形成されておらず、
前記同一構造のトランジスタは上層での前記シリコン窒化膜の有無によって互いに耐圧が異なっており、
上層に前記シリコン窒化膜が形成されている窒化膜有りトランジスタと、上層に前記シリコン窒化膜が形成されていない窒化膜無しトランジスタのうち耐圧が低い方のトランジスタをESD保護素子として用いられていることを特徴とする半導体装置。 - 前記同一構造のトランジスタはNPNバイポーラ構造をもち、前記窒化膜有りトランジスタの方が前記窒化膜無しトランジスタよりも耐圧が低い請求項1に記載の半導体装置。
- 前記同一構造のトランジスタはPNPバイポーラ構造をもち、前記窒化膜無しトランジスタの方が前記窒化膜有りトランジスタよりも耐圧が低い請求項1に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006250388A JP5008363B2 (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006250388A JP5008363B2 (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008071990A JP2008071990A (ja) | 2008-03-27 |
JP5008363B2 true JP5008363B2 (ja) | 2012-08-22 |
Family
ID=39293315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006250388A Expired - Fee Related JP5008363B2 (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5008363B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011146586A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Sharp Corp | 静電気保護素子及びその製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08288401A (ja) * | 1995-04-12 | 1996-11-01 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
JP2003078025A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-14 | New Japan Radio Co Ltd | 入出力保護回路 |
JP3737045B2 (ja) * | 2001-11-13 | 2006-01-18 | 株式会社リコー | 半導体装置 |
JP2006013450A (ja) * | 2004-05-27 | 2006-01-12 | Renesas Technology Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
-
2006
- 2006-09-15 JP JP2006250388A patent/JP5008363B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008071990A (ja) | 2008-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100668545B1 (ko) | 반도체 장치 | |
JP4457688B2 (ja) | 半導体装置 | |
KR100683102B1 (ko) | 반도체 장치 | |
JP2006278633A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP5078312B2 (ja) | 半導体集積回路装置およびその製造方法 | |
US9871032B2 (en) | Gate-grounded metal oxide semiconductor device | |
US20090267160A1 (en) | Semiconductor device and method for manufacturing the same | |
KR101899155B1 (ko) | 반도체 장치 및 그 제조 방법 | |
JP5210414B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH04154173A (ja) | 半導体装置 | |
JPH08213478A (ja) | 半導体集積回路装置およびその製造方法 | |
JP5008363B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP4744103B2 (ja) | 抵抗素子を含む半導体装置及びその製造方法 | |
JP2013145785A (ja) | 半導体装置の製造方法および半導体装置 | |
JP2007053399A (ja) | 半導体装置 | |
JP4804734B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP5517691B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP6707917B2 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP4887662B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
TWI756005B (zh) | 半導體裝置及其製造方法 | |
JP4794142B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP5163212B2 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP5096055B2 (ja) | Cmos型半導体集積回路の製造方法 | |
US20110101458A1 (en) | SOI type semiconductor device having a protection circuit | |
JP2005150565A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090626 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120529 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120529 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |