JP5008363B2 - 半導体装置 - Google Patents

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本発明は半導体装置に関し、特に、横型NPNバイポーラ構造をもつトランジスタ及び横型PNPバイポーラ構造をもつトランジスタのいずれか又はその両方を備えた半導体装置に関するものである。
半導体集積回路を構成する各トランジスタのESD(Electro-Static Discharge)耐圧を向上させることを目的として、保護したいトランジスタ(保護対象トランジスタという)に保護トランジスタを並列に接続するESD対策技術がある。このESD対策技術では、保護トランジスタの耐圧を保護対象トランジスタよりも低く設定する。これにより、サージによる入力電圧が保護対象トランジスタの耐圧に達する前に保護トランジスタが耐圧に達し、保護対象トランジスタに高電圧がかからないようにされている。
保護対象トランジスタと保護トランジスタの耐圧を互いに異ならせる方法として、拡散層の不純物濃度を異ならせることや、拡散層周囲のウェルの不純物濃度を異ならせることが最も一般的である。
また、トランジスタの耐圧を異ならせるための注入を他の領域への不純物注入の目的で行なう注入と同時に行なう方法がある(例えば特許文献1を参照。)。
また、PチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ、NチャネルMOSトランジスタ及びポリシリコン抵抗体の上にシリコン窒化膜を形成し、PMOSトランジスタ上のシリコン窒化膜を選択的に除去することによってPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタのしきい値電圧制御性等を向上させた従来技術がある(例えば特許文献2を参照。)。
特開平10−284616号公報 特許第3737045号
しかしながら、保護対象トランジスタと保護トランジスタの耐圧を互いに異ならせた従来技術には次に述べるような問題があった。
拡散層やウェルの不純物濃度を互いに異ならせて保護対象トランジスタと保護トランジスタの耐圧を互いに異ならせる方法では、拡散層の不純物濃度を異ならせるためにフォトレジストマスクの形成と不純物注入の工程を追加して実施する必要が生じ、工程数増ひいては製造コストの増大に繋がってしまう問題があった。
また、トランジスタの耐圧を異ならせるための注入を他の領域への不純物注入の目的で行なう注入と同時に行なう方法では、注入されたトランジスタと注入されていないトランジスタとの不純物濃度の変化によって、熱処理時に不純物の再分布の程度が変わり、トランジスタのサイズ増大に繋がってしまうという問題があった。
このような問題点を鑑み、本発明はトランジスタの耐圧を互いに異ならせるために追加する工程を最小限に抑え、かつトランジスタサイズの増大を招くことなく、耐圧が互いに異なるトランジスタを得ることができる半導体装置を提供することを目的としている。
本発明は、横型NPNバイポーラ構造をもつトランジスタ及び横型PNPバイポーラ構造をもつトランジスタのいずれか又はその両方を備えた半導体装置であって、同一構造の前記トランジスタを複数個備え、上記同一構造のトランジスタうち、少なくとも1個のトランジスタ上にシリコン窒化膜が形成され、残りのトランジスタ上にはシリコン窒化膜が形成されておらず、上記同一構造のトランジスタは上層での上記シリコン窒化膜の有無によって互いに耐圧が異なっており、上層に上記シリコン窒化膜が形成されている窒化膜有りトランジスタと、上層に上記シリコン窒化膜が形成されていない窒化膜無しトランジスタのうち耐圧が低い方のトランジスタをESD保護素子として用いられている。
本願特許請求の範囲及び本明細書において、同一構造のトランジスタとは、バイポーラ構造を形成する拡散層の不純物濃度及びサイズが同じであることを意味する。横型NPNバイポーラ構造をもつトランジスタには、エミッタ、ベース及びコレクタからなるバイポーラトランジスタの他、ソース領域、チャネル及びドレイン領域をもつMOSトランジスタも含む。
本発明の半導体装置において、上記同一構造のトランジスタはNPNバイポーラ構造をもち、上記窒化膜有りトランジスタの方が上記窒化膜無しトランジスタよりも耐圧が低い例を挙げることができる。
また、上記同一構造のトランジスタはPNPバイポーラ構造をもち、上記窒化膜無しトランジスタの方が上記窒化膜有りトランジスタよりも耐圧が低い例を挙げることができる。
本発明の半導体装置では、同一構造の前記トランジスタを複数個備え、同一構造のトランジスタうち、少なくとも1個のトランジスタ上にシリコン窒化膜が形成され、残りのトランジスタ上にはシリコン窒化膜が形成されておらず、同一構造のトランジスタは上層でのシリコン窒化膜の有無によって互いに耐圧が異なっており、上層にシリコン窒化膜が形成されている窒化膜有りトランジスタと、上層にシリコン窒化膜が形成されていない窒化膜無しトランジスタのうち耐圧が低い方のトランジスタをESD保護素子として用いられているようにした。
これにより、トランジスタの耐圧を異ならせるために追加する工程はシリコン窒化膜の形成工程及びパターニング工程のみであり、追加する工程を最小限に抑えることができる。さらに、窒化膜有りトランジスタと窒化膜無しトランジスタはバイポーラ構造を形成する拡散層の不純物濃度が同じなので、従来技術のようにはトランジスタサイズの増大を招くこともない。
また、同一構造のトランジスタはNPNバイポーラ構造をもち、窒化膜有りトランジスタの方が窒化膜無しトランジスタよりも耐圧が低いようにすれば、窒化膜有りトランジスタをESD保護素子として用いることができる。
また、同一構造のトランジスタはPNPバイポーラ構造をもち、窒化膜無しトランジスタの方が窒化膜有りトランジスタよりも耐圧が低いようにすれば、窒化膜無しトランジスタをESD保護素子として用いることができる。
図1は一実施例を示す垂直断面図である。図2はこの実施例の回路図である。図1ではPMOSトランジスタ(PチャネルMOSトランジスタ)の形成領域とNMOSトランジスタ(NチャネルMOSトランジスタ)の形成領域を図示した。この実施例ではP型シリコン基板を用いた。
まず、図1を参照してPMOS及びNMOSの構造について説明する。
P型のシリコン基板(P−substrate)1の内部NMOSトランジスタ3n及び保護NMOSトランジスタ5nの形成領域にP型不純物が導入されたPウェル領域(PW)5が形成されている。シリコン基板1の内部PMOSトランジスタ3p及び保護NMOSトランジスタ5p形成領域にN型不純物が導入されたNウェル領域(NW)9が形成されている。Pウェル領域7及びNウェル領域9はシリコン基板1の表面に形成された厚いシリコン酸化膜からなるフィールド酸化膜11によって素子分離されている。
トランジスタ3n,5n,3p,5pの形成領域の保護NMOSトランジスタ5nPウェル領域7及びNウェル領域9上に例えば膜厚が13nm(ナノメートル)程度のゲート酸化膜(図示は省略)を介して、例えば膜厚が400nm程度のN型不純物が導入された多結晶シリコン膜からなるN+ゲート電極13が形成されている。
Pウェル領域7にN+ゲート電極13の形成位置を挟んでNMOSトランジスタのN+ソースドレイン領域15,15が互いに間隔をもって形成されている。内部NMOSトランジスタ3n及び保護NMOSトランジスタ5nの形成領域とは異なる領域でPウェル領域7に基板コンタクトP+拡散層17が形成されている。内部NMOSトランジスタ3n及び保護NMOSトランジスタ5nの形成領域では、N+ソースドレイン領域15,15及びPウェル領域7からなるNPNバイポーラ構造が形成されている。内部NMOSトランジスタ3n及び保護NMOSトランジスタ5nにおいて、N+ソースドレイン領域15,15及びPウェル領域7の不純物濃度は同じである。また、両トランジスタ3n,5nのチャネル領域(N+ソースドレイン領域15,15間のPウェル領域7)に対してしきい値制御用のチャネルドープが同じ不純物濃度で施されていてもよい。
Nウェル領域9にN+ゲート電極13の形成位置を挟んでPMOSトランジスタのP+ソースドレイン領域19,19が互いに間隔をもって形成されている。内部PMOSトランジスタ3p及び保護PMOSトランジスタ5pの形成領域とは異なる領域でNウェル領域9に基板コンタクトN+拡散層21が形成されている。内部PMOSトランジスタ3p及び保護PMOSトランジスタ5pの形成領域では、P+ソースドレイン領域19,19及びNウェル領域9からなるPNPバイポーラ構造が形成されている。内部PMOSトランジスタ3p及び保護PMOSトランジスタ5pにおいて、P+ソースドレイン領域19,19及びNウェル領域9の不純物濃度は同じである。また、両トランジスタ3p,5pのチャネル領域(P+ソースドレイン領域19,19間のNウェル領域9)に対してしきい値制御用のチャネルドープが同じ不純物濃度で施されていてもよい。
保護NMOSトランジスタ5nの直上及び内部PMOSトランジスタ3pの直上を覆い、内部NMOSトランジスタ3n及び保護PMOSトランジスタ5pは覆っていないシリコン窒化膜23が形成されている。シリコン窒化膜23の例えば膜厚は5〜200nm程度である。
フィールド酸化膜11上及びシリコン窒化膜23上を含んでNMOSトランジスタ3n,5n,3p,5p上に例えば膜厚が500nm程度のBPSG(Boro-Phospho Silicate Glass)膜からなる層間絶縁膜25が形成されている。
ゲート電極13、ソースドレイン領域15,19及び拡散層17,21の所定の位置に対応して層間絶縁膜25にコンタクトホール27が形成されている。コンタクトホール27には例えばタングステンからなる金属材料が埋め込まれている。
コンタクトホール27の形成位置を含んで層間絶縁膜25上の所定の領域に第1メタル配線層29が形成されている。
図2(A)に示すように、内部NMOSトランジスタ3nと保護NMOSトランジスタ5nは電源端子Vccとグランド端子GNDの間に並列に接続されている。保護NMOSトランジスタ5nのゲートはソースに接続されている。
また、図2(B)に示すように、内部NMOSトランジスタ3pと保護NMOSトランジスタ5pは電源端子Vccとグランド端子GNDの間に並列に接続されている。保護NMOSトランジスタ5pのゲートはソースに接続されている。
バイポーラ構造が同一構造をもつ内部NMOSトランジスタ3nと保護NMOSトランジスタ5nは上層でのシリコン窒化膜23の有無によって互いに耐圧が異なっている。また、バイポーラ構造が同一構造をもつ内部PMOSトランジスタ3pと保護PMOSトランジスタ5pは上層でのシリコン窒化膜23の有無によって互いに耐圧が異なっている。
表1にシリコン窒化膜23の有無によるバイポーラ構造の耐圧の変化を調べた結果を示す。
Figure 0005008363
表1からわかるように、バイポーラ構造が同一構造をもつNMOSトランジスタでは、上層にシリコン窒化膜23が形成されていることにより耐圧が低下する。また、バイポーラ構造が同一構造をもつNMOSトランジスタでは、上層にシリコン窒化膜23が形成されていることにより耐圧が上昇する。
そこで、図2(A)に示したように、内部NMOSトランジスタ3n(窒化膜無し)と保護NMOSトランジスタ5n(窒化膜有り)を並列に接続すれば、内部NMOSトランジスタ3nに比べてバイポーラ構造の耐圧が低い保護NMOSトランジスタ5nをESD保護素子として機能させることができる。また、図2(B)に示したように、内部PMOSトランジスタ3p(窒化膜有り)と保護PMOSトランジスタ5p(窒化膜無し)を並列に接続すれば、内部PMOSトランジスタ3Pに比べてバイポーラ構造の耐圧が低い保護PMOSトランジスタ5PをESD保護素子として機能させることができる。
この実施例において、トランジスタの耐圧を異ならせるために追加する工程はシリコン窒化膜23の形成工程及びパターニング工程のみであり、追加する工程を最小限に抑えることができる。
さらに、窒化膜有りトランジスタと窒化膜無しトランジスタはバイポーラ構造を形成する拡散層の不純物濃度が同じなので、従来技術のようにはトランジスタサイズの増大を招くこともない。
図2では電源端子Vcc、グランド端子GND間に内部トランジスタ3n,3pと保護トランジスタ5n,5pが接続されているが、図3(A)に示すように、複数の内部NMOSトランジスタ3n及び内部NMOSトランジスタ3pを備えた内部回路31と保護NMOSトランジスタ5nが電源端子Vcc、グランド端子GND間に並列に接続されているようにしてもよいし、図3(B)に示すように、複数の内部NMOSトランジスタ3n及び内部NMOSトランジスタ3pを備えた内部回路31と保護PMOSトランジスタ5pが電源端子Vcc、グランド端子GND間に並列に接続されているようにしてもよい。
また、図4に示すように、電源端子Vcc、出力端子OUT間に内部PMOSトランジスタ3pと保護PMOSトランジスタ5pが並列に接続され、出力端子OUT、グランド端子GND間に内部NMOSトランジスタ3nと保護NMOSトランジスタ5nが並列に接続されているようにしてもよい。
また、図5に示すように、電源端子Vcc、入力端子IN間に内部PMOSトランジスタ3pと保護PMOSトランジスタ5pが並列に接続され、入力端子IN、グランド端子GND間に内部NMOSトランジスタ3nと保護NMOSトランジスタ5nが並列に接続されているようにしてもよい。
図6はこの一実施例の製造方法の一例を説明するための工程断面図である。図6でのかっこ数字は以下に説明する製造工程に対応している。図1及び図6を参照してこの製造方法例を説明する。
(1)P型のシリコン基板1にPウェル領域7とNウェル領域9を形成する。シリコン基板1の表面にフィールド酸化膜11を形成する。Pウェル領域7上及びNウェル領域9上に例えば膜厚が13nm程度のゲート酸化膜(図示は省略)を形成する。トランジスタ3n,5n,3p,5pの形成領域の所定の領域に、例えば膜厚が400nm程度のN型不純物が導入された多結晶シリコン膜からなるN+ゲート電極13を形成する。ゲート電極13を形成する前にしきい値制御用のチャネルドープを施してもよい。
(2)写真製版技術及びイオン注入技術を用いて、Pウェル領域7にN+ゲート電極13を挟んでNMOSトランジスタ3n,5nのN+ソースドレイン領域15を形成し、Nウェル領域9に基板コンタクトN+拡散層21を形成し、Nウェル領域9にN+ゲート電極13を挟んでPMOSトランジスタ3p,5pのP+ソースドレイン領域19を形成し、Pウェル領域7に基板コンタクトP+拡散層17を形成する。
(3)例えば、原料ガスがSiH2、Cl2及びNH3、温度が700℃程度の条件での減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)法等によりシリコン窒化膜23aを堆積する。堆積されたシリコン窒化膜23aの膜厚は例えば5〜200nm程度である。
(4)写真製版技術及びエッチング技術により、内部NMOSトランジスタ3n及び保護PMOSトランジスタ5pの形成領域に開口部をもち、内部PMOSトランジスタ3p及び保護NMOSトランジスタ5nを覆うフォトレジストパターンを用いてシリコン窒化膜23aをパターニングして、内部PMOSトランジスタ3p及び保護NMOSトランジスタ5nを覆うシリコン窒化膜23を形成する。
(5)例えば、常圧CVD法により、NSG(Non-dope Silicate Glass)膜を形成し、さらにその上にBPSG膜を形成して膜厚が500nm程度の層間絶縁膜25を形成する。その後、例えば800〜900℃の温度条件で加熱処理を施し、層間絶縁膜25を平坦化する。ここで平坦性を向上させるために、BPSG膜上にさらにSOG膜などを塗布し、熱処理を加えて平坦化するようにしてもよい。また、拡散層のさらなる活性化のためにRTA(Rapid Thermal Annealing)による処理を行なってもよい。
電極を取る領域に対し、電気的接続をするためにコンタクトホール27を形成する。層間絶縁膜25上及びコンタクトホール27内にチタンなどのバリアメタルを形成し、さらにコンタクトホール27を埋め込むためのタングステンをスパッタ法により堆積する。コンタクトホール27外のタングステンを除去するためにエッチバック処理を行なってコンタクトホール27内にタングステンプラグを形成する。
例えば、Cu等を含むアルミニウム合金及び窒化チタンをスパッタ法により堆積し、それらの金属膜をパターニングして第1メタル配線層29を形成する(図1を参照。)。層間絶縁膜25上及び第1メタル配線層29上に、多層配線構造の場合にはさらに層間絶縁膜及びメタル配線層を形成し、パッシベーション膜の形成及びパッド開口部の形成を行なって半導体装置の製造工程が完了する。
図7は他の実施例を示す垂直断面図である。図1と同じ部分には同じ符号を付す。
この実施例では、シリコン窒化膜23はシリコン酸化膜33を介して形成されている。シリコン酸化膜33は、例えば熱酸化処理又はCVD法によって形成されたものであり、膜厚は1000nm以下である。
この実施例でも、図1を参照して説明した実施例と同様に、NMOSトランジスタ3n,5nの耐圧を互いに異ならせ、PMOSトランジスタ3p,5pの耐圧を互いに異ならせることができる。
図8はさらに他の実施例を示す垂直断面図である。この実施例では、シリコン窒化膜23は層間絶縁膜25の直上に形成されている。この実施例でも、図1を参照して説明した実施例と同様に、NMOSトランジスタ3n,5nの耐圧を互いに異ならせ、PMOSトランジスタ3p,5pの耐圧を互いに異ならせることができる。
図9はさらに他の実施例を示す垂直断面図である。この実施例では、シリコン窒化膜23は層間絶縁膜25上及び第1メタル配線層29上に形成されている。この実施例でも、図1を参照して説明した実施例と同様に、NMOSトランジスタ3n,5nの耐圧を互いに異ならせ、PMOSトランジスタ3p,5pの耐圧を互いに異ならせることができる。
図10はさらに他の実施例を示す垂直断面図である。この実施例では、NMOSトランジスタ3n,5nのソース及びドレインがN+ソースドレイン領域15とソースドレイン領域15よりも低不純物濃度のN−拡散層35によって形成されている。また、PMOSトランジスタ3p,5pのソース及びドレインがP+ソースドレイン領域19とソースドレイン領域19よりも低不純物濃度のP−拡散層37によって形成されている。この実施例でも、図1を参照して説明した実施例と同様に、NMOSトランジスタ3n,5nの耐圧を互いに異ならせ、PMOSトランジスタ3p,5pの耐圧を互いに異ならせることができる。
図11はさらに他の実施例を示す垂直断面図である。この実施例では、保護NMOSトランジスタ5n及び保護PMOSトランジスタ5pはゲート電極13に変えてフィールド酸化膜11aを備え、フィールド酸化膜11a上の第1メタル配線層29aをゲート電極とする構造を備えている。この実施例でも、図1を参照して説明した実施例と同様に、NMOSトランジスタ3n,5nの耐圧を互いに異ならせ、PMOSトランジスタ3p,5pの耐圧を互いに異ならせることができる。
図12はさらに他の実施例を示す垂直断面図である。図12ではNMOSトランジスタの形成領域のみを図示している。この実施例では、NMOSトランジスタ3n,5nは、Pウェル7及びNウェル9が隣接して形成され、両ウェル7,9にそれぞれN+ソースドレイン領域15を備え、N+ソースドレイン領域15,15間の両ウェル7,9表面にフィールド酸化膜11aが形成され、フィールド酸化膜11a上の第1メタル配線層29aがゲート電極となってトランジスタが形成されている。保護PMOSトランジスタ5nはシリコン窒化膜23で覆われている。
この実施例でも、図1を参照して説明した実施例と同様に、NMOSトランジスタ3n,5nの耐圧を互いに異ならせることができる。図12に示したNMOSトランジスタ構造をPMOSトランジスタに適用した場合も、シリコン窒化膜の有無により互いに耐圧を異ならせることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、形状、材料、配置、個数などは一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
また、上記の実施例ではP型シリコン基板を用いているが、N型シリコン基板を用いることもできる。
また、図1及び図7から図9の実施例のうち少なくとも2つを組合せてシリコン窒化膜を多層構造としても、同一バイポーラ構造をもつ2つのトランジスタの耐圧を互いに異ならせることができるという本発明の効果を得ることができる。
一実施例を示す垂直断面図である。 同実施例の回路図である。 本発明が適用された他の回路図である。 本発明が適用されたさらに他の回路図である。 本発明が適用されたさらに他の回路図である。 製造方法の一例を説明するための工程断面図である。 他の実施例を示す垂直断面図である。 さらに他の実施例を示す垂直断面図である。 さらに他の実施例を示す垂直断面図である。 さらに他の実施例を示す垂直断面図である。 さらに他の実施例を示す垂直断面図である。 さらに他の実施例を示す垂直断面図である。
符号の説明
1 P型シリコン基板
3n 内部NMOSトランジスタ
3p 内部PMOSトランジスタ
5n 保護NMOSトランジスタ
5p 保護PMOSトランジスタ
7 Pウェル
9 Nウェル
15 N+ソースドレイン領域
19 P+ソースドレイン領域
23 シリコン窒化膜

Claims (3)

  1. 横型NPNバイポーラ構造をもつトランジスタ及び横型PNPバイポーラ構造をもつトランジスタのいずれか又はその両方を備えた半導体装置において、
    同一構造の前記トランジスタを複数個備え、
    前記同一構造のトランジスタうち、少なくとも1個のトランジスタ上にシリコン窒化膜が形成され、残りのトランジスタ上にはシリコン窒化膜が形成されておらず、
    前記同一構造のトランジスタは上層での前記シリコン窒化膜の有無によって互いに耐圧が異なっており、
    上層に前記シリコン窒化膜が形成されている窒化膜有りトランジスタと、上層に前記シリコン窒化膜が形成されていない窒化膜無しトランジスタのうち耐圧が低い方のトランジスタをESD保護素子として用いられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記同一構造のトランジスタはNPNバイポーラ構造をもち、前記窒化膜有りトランジスタの方が前記窒化膜無しトランジスタよりも耐圧が低い請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記同一構造のトランジスタはPNPバイポーラ構造をもち、前記窒化膜無しトランジスタの方が前記窒化膜有りトランジスタよりも耐圧が低い請求項1に記載の半導体装置。
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