JP5006111B2 - フォトレジスト除去装置 - Google Patents

フォトレジスト除去装置

Info

Publication number
JP5006111B2
JP5006111B2 JP2007154757A JP2007154757A JP5006111B2 JP 5006111 B2 JP5006111 B2 JP 5006111B2 JP 2007154757 A JP2007154757 A JP 2007154757A JP 2007154757 A JP2007154757 A JP 2007154757A JP 5006111 B2 JP5006111 B2 JP 5006111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoresist
substrate
ozone water
ultraviolet light
concentration ozone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007154757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008311256A (ja
Inventor
豊 阿部
憲 藤森
昌俊 池
Original Assignee
国立大学法人 筑波大学
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 国立大学法人 筑波大学 filed Critical 国立大学法人 筑波大学
Priority to JP2007154757A priority Critical patent/JP5006111B2/ja
Publication of JP2008311256A publication Critical patent/JP2008311256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5006111B2 publication Critical patent/JP5006111B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、半導体製造工程で使われるフォトレジストを除去する装置に関し、半導体製造工程において、ドライエッチング処理や高電流イオン注入処理が施された基板表面に残存するフォトレジストを、高効率にかつ均一に除去することができるフォトレジスト除去装置に関する。
より詳しくは、本発明は、特に、半導体製造工程において半導体基板等の基板表面に残存付着するレジストを、基板表面に高濃度オゾン水を注水するとともに、紫外光(例えば、エキシマーレーザー光)を照射して基板から剥離するためのフォトレジスト除去装置に関する。
従来、半導体製造工程において、シリコン基板(仕掛中の半導体基板)表面に残存する不要となったフォトレジストを除去するレジスト除去工程では、酸素を含むプラズマによってフォトレジストをアッシャー(灰化手段)とする手段(特許文献1参照)や、濃硫酸等の溶剤や薬品等を用いてレジストを溶解させる方法等が用いられていた。
また、不要なフォトレジストが残存するシリコン基板の表面にオゾン水を供給してフォトレジストを除去する手段も公知である(特許文献2参照)。特にシリコン基板の表面中心に対向して開口を対向して設けた円筒管からオゾン水シリコン基板にオゾン水を注水する手段も知られている。
特公平8−021562号公報 特開2006−295091号公報
しかしながら、レジストの除去にアッシャーを用いると、プラズマによる基板へのダメージを与える恐れがあることに加え、無機系の不純物を除去することはできない。また、溶剤や薬品を用いてレジスト除去を行う場合は、大量の廃液が生じ、廃液処理の際にもコスト面及び環境面の両面で大きな問題となっている。
そして、シリコン基板の表面にオゾン水を供給してフォトレジストを除去する手段は、オゾン水のみによる除去では除去効果において十分ではなく、またシリコン基板の表面に均一にオゾン水を供給することができない。
特に、シリコン基板の表面中心に対向して開口を対向して設けた円筒管からオゾン水シリコン基板にオゾン水を単に注水する手段によっても、シリコン基盤上を流動するオゾン水は均一な流れることはないので、例えば、シリコン基盤外周部での除去量が中心部に比べ相対的に少ない等、フォトレジストを均一に除去するという点では問題があった。
本発明は、導体基板表面に残存するレジストを除去における上記従来の問題を解決することを目的とし、高濃度オゾン水と紫外光(例えば、エキシマーレーザー光)を使用して、シリコン基板に残存したレジストを、シリコン基板の中心部や周辺等の領域に関係なく均一に、シリコン基板自体に損傷を与えることなく、単位体積当りのオゾン水のフォトレジストへの反応効率を上げて効果的に剥離し、除去するフォトレジスト除去装置を実現することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、洗浄対象の基板を支持して回転する回転支持台と、洗浄ノズルと、該洗浄ノズルに高濃度オゾン水を供給する高濃度オゾン水供給装置と、紫外光照射源とを備えたフォトレジスト除去装置であって、前記洗浄ノズルは、高濃度オゾン水を注水する円筒管と、該円筒管の下端の注水口が開口するように該円筒管の下端に取り付けられた透明円盤とを有し、前記透明円盤は、紫外光照射源からの紫外光を透過可能であるとともに、前記回転支持台に支持された前記基板に対して一定間隔の隙間を介して対向するように配置されていることを特徴とするフォトレジスト除去装置を提供する。
前記回転支持台を回転させて、前記円筒管から注水される高濃度オゾン水を、前記基板表面において厚さの均一な薄液膜として該基板の中心から放射方向に流しながら、前記紫外光を前記基板表面に照射することにより、該基板表面に残存しているフォトレジストを除去する構成であることが好ましい。
前記フォトレジストはフェノール樹脂であり、紫外光が照射された光前記高濃度オゾン水の一部は光分解されOHラジカルが生成され、該OHラジカルがフォトレジストのフェノール部をポリフェノールに変え、該ポリフェノールを前記高濃度オゾン水中の未分解オゾンが反応して断片化して、前記基板から剥離する構成であることが好ましい。
前記紫外光照射源は、エキシマーレーザー光照射源であり、前記紫外光としてエキシマーレーザー光を使用する構成であることが好ましい。
前記透明円盤は合成石英ガラスから成ることが好ましい。
前記隙間は、1〜3mmであることが好ましい。
紫外光照射源とは、200nmより300nmをピークとする光源である。
該円筒管の下端の注水口が開口するように該円筒管の下端に取り付けられた透明円盤により、フォトレジストと高濃度オゾン水との化学的反応効率を改善することを特徴とする。
本発明によれば、単位体積当りのオゾン水のフォトレジストへの反応効率を上げることができ、従来行われていた濃硫酸による洗浄効果に匹敵する効率を実現できる。従って、従来の濃硫酸による洗浄の代替技術としての、高濃度オゾン水洗浄の実用化が可能である。
本発明に係るフォトレジスト除去装置を実施するための最良の形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
本発明者らは、高濃度オゾン水(濃度100ppm程度)を、不要となったフォトレジストの残存付着する基板(洗浄対象である基板。例えば、シリコンウェハ等の半導体基板)、この基板上に供給し、同時に紫外光としてエキシマーレーザー光(本明細書では、「エキシマー光」とも言う。)を照射すると、きわめて効果的にフォトレジストを除去できるという知見を得た。
本発明に係るフォトレジスト除去装置は、このような新規な知見に基づき、効果的にフォトレジストを除去可能とする具体的な構成である。
この知見について、図1において概略説明する。除去すべき基板上に残存したフェノール樹脂からなるフォトレジスト(例.ノボラック樹脂系フォトレジスト)に、高濃度オゾン水を注水するとともに、エキシマー光を照射することにより、オゾン水のオゾンの一部からOHラジカル(OH)生成し、このOHラジカルでフォトレジストをポリフェノール化し、さらにオゾン水の残存オゾンによりポリフェノール化したフォトレジストを分解し断片化して、基板から剥離して除去することが可能となるということである。
即ち、エキシマー光によって、高濃度オゾン水からOHラジカルが生成され、このOHラジカルがフォトレジストに作用して、その表層面の分子のポリフェノール化を促進し、ポリフェノール化したレジストが高濃度オゾン水によって、フォトレジストが分解されて、基板から効果的に剥離可能となる。
従来、オゾン水のみによっても、基板に付残存着しているフォトレジスト(ノボラック樹脂系フォトレジスト)の剥離が起こる事が知られていた。しかし、この作用は遅く、生産現場で十分と言える速度で剥離が起こらない難点があった(図1中の上方のステップ参照)。 これに較べると、本発明のように、高濃度オゾン水の注水とエキシマー光の照射をすることにより、剥離速度はきわめて速くなる。
本発明に係るフォトレジスト除去装置の実施例について、その全体構成を示す図2(a)、及びその要部を示す図2(b)を参照して説明する。フォトレジスト除去装置1は、モータ2で駆動され水平面内を300〜1200rpmで回転する回転支持台3と、高濃度オゾン水供給装置4と、支持アーム5にネジ6で取り付けられた洗浄ノズル7、紫外光の照射源であるエキシマー光照射源8とを備えている。
回転支持台3は、除去されるべきフォトレジストが残存付着しているシリコンウェハのような基板9を載置して回転する装置である。高濃度オゾン水供給装置4は、高濃度オゾン水を生成し洗浄ノズル7に供給する装置であり、周知の技術を使用すればよい。
洗浄ノズル7は、円筒管11と、この円筒管11の下端の注水口12が開口するように、円筒管11の下端に取り付けられた透明円盤13とを備えている。透明円盤13は、エキシマー光が透過する際に光強度が減衰しないような透明なガラス材(例.合成石英ガラス)等の素材から形成されている。円筒管11は、その下端の注水口12が透明円盤13の下面中心において開口するように構成されている。
そして、透明円盤13は、回転支持台3の上面に対して水平に対向するように一定間隔を有する隙間14を介して配置されている。より具体的には、支持アーム5に対して円筒管11をその上下方向のネジ6による取付位置を調整し、洗浄されるべき基板9が回転支持台3に載置された状態で、透明円盤13を、基板9の対向表面に対して、1〜3mm程度の範囲内の一定の間隔を有する隙間14を介して対向配置する。
洗浄ノズル7を上記構成とすることにより、洗浄ノズル7は、その透明円盤13と基板9との間に狭隘な隙間14(細隙)を形成することができ、その隙間14内にオゾン水を供給し、均一な薄液膜15の流れを形成すると同時にエキシマー光を照射することが可能となる。この結果、残存レジストを均一に剥離し、また洗浄効率を飛躍的に向上させることができる。
エキシマー光照射源8は、基板9に、紫外光としてエキシマー光を照射するレーザ光源である。エキシマー光の波長は、150nm〜300nm、好ましくは172nm〜250nmの領域の波長であり、フォトレジスト材料、除去効果等を考慮して、この領域から、適宜、選択した波長を使用する。
(作用)
以上の構成から成る本発明に係るフォトレジスト除去装置1の作用を以下説明する。ここでは、フェノール樹脂から成るフォトレジスト(例.ノボラック樹脂系フォトレジスト)として使用した場合で説明する。
シリコンウェハのような基板9から残存しているフォトレジストを除去し洗浄する際には、基板9を回転支持台3に載置して回転するとともに、高濃度オゾン水供給装置4から高濃度オゾン水を洗浄ノズル7に供給する。そして、同時並行してエキシマー光照射源8により、基板9を照射する。
洗浄ノズル7に供給された高濃度オゾン水は、円筒管11の下端の注水口12から透明円盤13と基板9の間の隙間14内に流れ込み、回転支持台3の回転による遠心力が作用して1〜3mm程度の均一な薄液膜15の流れとなって基板9上を放射方向に流れる。
そして、高濃度オゾン水は透明円盤13と基板9の間の隙間14から放射方向に流れ出てからも、均一な薄液膜15の流れの状態を保って、基板9の表面上を放射方向に流れ、基板9の外周縁から流れ出る。透明円盤13は、基板9の全表面に、高濃度オゾン水の薄液膜15の流れが均一な厚さで接触するとともにオゾンが液膜から飛散するのを押さえる効果がある。この均一液膜が流れる透明円盤上に、エキシマー光照射源8によってエキシマー光が照射される。
そのため、前記に説明したとおり、エキシマー光の照射によって高濃度オゾン水の一部が光分解されてOHラジカルが生成さる。そして、このOHラジカルが、基板9上に残存付着するフォトレジストに作用し、その表層部のフェノールをポリフェノール化する。そして、このポリフェノールに、オゾン水のうち未分解オゾンが作用して、フォトレジストを断片化して基板9の表面から剥離する。
本発明に係るフォトレジスト除去装置1によれば、洗浄ノズル7の下端に透明な透明円盤13を設けることで、基板9の全表面に、高濃度オゾン水の薄液膜15流れが均一な厚さで接触するとともに、エキシマー光を透明な透明円盤13を透過させて基板9の全表面に照射するので、フォトレジストの剥離作用が基板9の全面に均等に生じ、洗浄効率を飛躍的に向上させることができる。
なお、上記のとおりフォトレジストに高濃度オゾン水を注水し、エキシマー光の照射によってフォトレジストを分解し基板9表面から剥離する作用機序を、図3に示す化学反応プロセスを参照して説明する。ここでのフォトレジストは、フェノール樹脂から成るフォトレジスト(ノボラック樹脂系フォトレジスト)とする。オゾン水にエキシマー光を照射すると、次の化学式1に示すように、エキシマー光の紫外光によって、オゾン水の一部を分解してOHラジカル(OH)を生成する。
Figure 0005006111
OHラジカルは、フォトレジストの表面に接すると、寿命が短くフォトレジストの深層部まで達し難いが、表層部のフェノールのポリフェノール化反応(水酸化反応)を効率よく生じさせる。
フェノールがポリフェノール化することで、オゾンに対する反応性が飛躍的に増大する。フェノールとオゾンの二次反応速度定数は、1.3×10mol−1−1であるのに対して、フェノールにOH基が1個増したレゾルシノールは、3×105mol−1−1以上の値を持つ。このように、フェノールに1個のOH基が導入される事で300倍以上も反応性が高まるのであるから、さらに多くのOH基が導入されてできるポリフェノールはオゾンと拡散律速で反応する事になる。
このようにして、オゾンの光分解で生じたOHラジカルがフェノールをポリフェノールに変えると、ポリフェノールは、急速に未分解で残存するオゾンと反応してポリマー主鎖のC−C結合を切断する。これが、オゾン水とエキシマーレーザー光を併用することにより、フォトレジストの深部まで酸化していないのに、速い速度でフォトレジストを分解して、剥離をおこすメカニズムである。
(実験例)
本発明者らが、本発明に係るフォトレジスト除去装置1を使用し、フォトレジストの除去の実験を行った。この実験例について以下説明する。この実験例では、回転支持台3上に基板9としてシリコンウェハを載置し、フォトレジストが残存付着したシリコンウェハ上に高濃度オゾン水を注水するとともに、エキシマー光を照射し、シリコンウェハ上のフォトレジストを除去し、残存フォトレジストの厚さ(膜厚)を測定して除去効果を評価した。
エキシマー光照射源8として、波長222nmのエキシマー光を照射する出力は24mWのエキシマランプを用いた。高濃度オゾン水の濃度は、は104mg/lであり、オゾン水の注水時間は40sである。また、オゾン水は、洗浄ノズル7によって、シリコンウェハの中心に供給する。シリコンウェハ上のフォトレジストは、初期膜厚が10000(Å)のIP−3300−HP(東京応化工業製)を用いた。
このような実験条件下で、シリコンウェハを回転数300rpmと600rpmで回転した場合のそれぞれについて、
(1)オゾン水の注水とエキシマー光の照射を同時並行的に行う場合(実験結果を示す図4中、◇…300rpm+Parallel、◆…600rpm+Parallel)と、
(2)エキシマー光を照射後、オゾン水を注水する場合(図4中、□…300rpm+Separate、灰色□…600rpm+Separate)について、それぞれ測定及び評価を行った。
さらに、
(3)シリコンウェハの回転数を600rpmとして、エキシマー光を照射しない場合(図4中、*…600rpm)について測定及び評価を行った。
これらの実験結果を図4に示す。上記(2)のオゾン水とエキシマー光を別々に施した場合にはその効果をほとんど確認できないが、シリコンウェハの外縁部分でやや除去量が改善されている。このときの除去量の分布はエキシマー光を照射しない場合とほぼ等しい。
一方で、上記(1)のオゾン水とエキシマー光を同時に照射し、シリコンウェハの回転数が300rpmの場合には、水噴流のよどみ点にあたるシリコンウェハの中心での除去量が急激に増加する。さらに、回転数が増加するにしたがってシリコンウェハの除去速度も改善されることが明瞭に確認できる。
この実験例から、高濃度オゾン水によるフォトレジストの除去量は注入部近傍のシリコンウェハの中心付近で最も大きくなることが示された。一方、シリコンウェハの外縁部分でのレジスト除去速度はこれに比べ低くなった。またレジストの除去量は、エキシマー光を照射することによって改善されることが示され、さらに、シリコンウェハを回転させることでシリコンウェハ外縁部での除去量が改善されることが示された。
以上、本発明に係るフォトレジスト除去装置1を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係るフォトレジスト除去装置は、上記のような構成であり、半導体製造工程におけるドライエッチング処理及び反応性イオン注入処理が施されたフォトレジストを除去するために用いられる。特に現在用いられている濃硫酸の除去工程の代替となりうることで、環境負荷の低減化が実現する。
従来技術に較べた本発明におけるフォトレジスト除去の概念を説明する図である。 本発明に係るフォトレジスト除去装置を説明する図である。 本発明に係るフォトレジスト除去装置により生じるフォトレジスト除去の作用機序を説明するための化学反応プロセスを説明する図である。 本発明に係るフォトレジスト除去装置を使用したフォトレジスト除去の実験例の実験結果を示すグラフである。
符号の説明
1 フォトレジスト除去装置
2 モータ
3 回転支持台
4 高濃度オゾン水供給装置
5 支持アーム
6 ネジ
7 洗浄ノズル
8 エキシマー光照射源
9 基板
11 円筒管
12 注水口
13 透明円盤
13 透明円盤
14 隙間(細隙)
15 薄液膜
d 隙間の間隔寸法

Claims (6)

  1. 洗浄対象の基板を支持して回転する回転支持台と、洗浄ノズルと、該洗浄ノズルに高濃度オゾン水を供給する高濃度オゾン水供給装置と、紫外光照射源とを備えたフォトレジスト除去装置であって、
    前記洗浄ノズルは、高濃度オゾン水を注水する1本の円筒管と、該円筒管の下端の注水口が開口するように該円筒管の下端に取り付けられた透明円盤とを有し、該円筒管の下端の注水口は、前記透明円盤の下面の中心に開口するように構成されており、
    前記透明円盤は、紫外光照射源からの紫外光を透過可能であるとともに、前記回転支持台に支持された前記基板に対して一定間隔の隙間を介して対向するように配置されており、
    前記回転支持台を回転させて、前記円筒管から注水される高濃度オゾン水を、前記基板表面において厚さの均一な薄液膜として該基板の中心から放射方向に流しながら、前記紫外光を透明な透明円盤の全面を透過させて前記基板の全表面に照射することにより、該基板表面に残存しているフォトレジストを除去する構成であり、
    前記フォトレジストはフェノール樹脂であり、前記基板の中心から放射方向に流されながら紫外光が照射された高濃度オゾン水の一部は光分解されOHラジカルが生成され、該OHラジカルがフォトレジストのフェノールをポリフェノールに変え、該ポリフェノールに、前記高濃度オゾン水中の未分解オゾンを反応させてポリマー主鎖のC−C結合を切断し断片化して、前記基板から剥離する構成であることを特徴とするフォトレジスト除去装置。
  2. 前記紫外光照射源は、エキシマー光照射源であり、前記紫外光としてエキシマー光であることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジスト除去装置。
  3. 前記透明円盤は合成石英ガラスから成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のフォトレジスト除去装置。
  4. 前記隙間は、1〜3mmであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のフォトレジスト除去装置。
  5. 紫外光照射源とは、200nmより300nmをピークとする光源であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のフォトレジスト除去装置。
  6. 該円筒管の下端の注水口が開口するように該円筒管の下端に取り付けられた透明円盤により、フォトレジストと高濃度オゾン水との化学的反応効率を改善することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のフォトレジスト除去装置。
JP2007154757A 2007-06-12 2007-06-12 フォトレジスト除去装置 Expired - Fee Related JP5006111B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007154757A JP5006111B2 (ja) 2007-06-12 2007-06-12 フォトレジスト除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007154757A JP5006111B2 (ja) 2007-06-12 2007-06-12 フォトレジスト除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008311256A JP2008311256A (ja) 2008-12-25
JP5006111B2 true JP5006111B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=40238643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007154757A Expired - Fee Related JP5006111B2 (ja) 2007-06-12 2007-06-12 フォトレジスト除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5006111B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5336894B2 (ja) * 2009-03-19 2013-11-06 野村マイクロ・サイエンス株式会社 フォトレジスト除去装置
WO2015030035A1 (ja) * 2013-08-28 2015-03-05 国立大学法人筑波大学 洗浄装置および洗浄方法
KR101648946B1 (ko) * 2014-10-02 2016-09-22 주식회사 케이엠디피 개선된 포토레지스트 박리 장치 및 방법
JP6640630B2 (ja) * 2016-03-25 2020-02-05 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法
TW202025346A (zh) 2018-11-14 2020-07-01 日商東京威力科創股份有限公司 基板處理裝置、基板處理方法及電腦可讀取的記錄媒體
JP7082639B2 (ja) * 2020-04-23 2022-06-08 倉敷紡績株式会社 基板上の液体成分の測定方法および基板処理装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2588508B2 (ja) * 1986-05-23 1997-03-05 日立東京エレクトロニクス株式会社 処理装置
JP2524869B2 (ja) * 1990-07-23 1996-08-14 大日本スクリーン製造株式会社 基板の表面処理方法および装置
JP3540180B2 (ja) * 1998-12-24 2004-07-07 株式会社東芝 半導体装置の製造方法及び製造装置
JP2002231696A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Mitsubishi Electric Corp レジスト除去方法とその装置
JP3756092B2 (ja) * 2001-09-06 2006-03-15 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置
JP2003282517A (ja) * 2002-03-27 2003-10-03 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd レジスト剥離方法
JP2003282425A (ja) * 2002-03-27 2003-10-03 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd レジスト剥離装置
JP4038557B2 (ja) * 2002-04-16 2008-01-30 リアライズ・アドバンストテクノロジ株式会社 レジスト除去装置及びレジスト除去方法
JP2003337432A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Tsukuba Semi Technology:Kk 機能水を使ったレジスト除去方法、およびその装置
JP2004071966A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd レジスト剥離方法
JP2004193455A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Sharp Corp 処理装置および処理方法
JP4373979B2 (ja) * 2003-04-16 2009-11-25 積水化学工業株式会社 レジスト除去方法及びレジスト除去装置
JP2006164996A (ja) * 2003-12-08 2006-06-22 Sekisui Chem Co Ltd マスク基板用レジスト除去装置
JP2004356487A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Seiko Epson Corp 有機物層の除去方法
JP2005072308A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Sony Corp レジストの除去方法および半導体装置の製造方法
JP4861609B2 (ja) * 2004-05-28 2012-01-25 株式会社レナテック 有機物質の除去方法および除去装置
JP2006093355A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Sekisui Chem Co Ltd 回路パターンの形成方法
JP4883975B2 (ja) * 2004-10-19 2012-02-22 株式会社レナテック 基体表面上の付着物の除去方法、除去用処理液および除去装置
US7921859B2 (en) * 2004-12-16 2011-04-12 Sematech, Inc. Method and apparatus for an in-situ ultraviolet cleaning tool
JP2006229002A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法および半導体製造装置
JP2007073784A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Seiko Epson Corp 基板洗浄装置及び半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008311256A (ja) 2008-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5006111B2 (ja) フォトレジスト除去装置
US6817370B2 (en) Method for processing the surface of a workpiece
KR20150055591A (ko) 기판 세정 방법, 기판 세정 시스템 및 기억 매체
JP4861609B2 (ja) 有機物質の除去方法および除去装置
US20070277856A1 (en) Substrate processing method and substrate processing apparatus
JP2000147793A (ja) フォトレジスト膜除去方法およびそのための装置
KR20160084449A (ko) 자외선 처리를 이용하여 금속 하드마스크의 제거를 강화시키는 시스템 및 방법
JP2007273598A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
CN1653596A (zh) 光刻胶除去装置和光刻胶除去方法
JP2002231696A (ja) レジスト除去方法とその装置
JP2007149972A (ja) 電子デバイス洗浄装置および電子デバイス洗浄方法
JP2012240153A (ja) 研磨装置
JP4320982B2 (ja) 基材処理装置
JP5006112B2 (ja) フォトレジスト除去方法
JP2008311591A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP4883975B2 (ja) 基体表面上の付着物の除去方法、除去用処理液および除去装置
JP4519234B2 (ja) 物品表面の清浄化方法およびそのための清浄化装置
JP5089313B2 (ja) 基板の処理装置及び処理方法
JP2002261068A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2010129837A (ja) レジストの除去方法
JP2006116542A (ja) 基板処理方法及びその装置
JP4351862B2 (ja) レジスト除去方法及びレジスト除去装置
JP2006156919A (ja) 有機被膜の除去方法及び除去剤
TWI789815B (zh) 基板處理方法以及基板處理裝置
JP2005150165A (ja) オゾン水噴射ノズル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120522

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5006111

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees