JP5004895B2 - 指圧装置 - Google Patents

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本発明は、指圧用アタッチメントを交換して種々の姿勢の身体の種々の部位に自在に指圧を行うことができる指圧装置に関する。
指圧は主として直接に人の掌や指先を利用して行われ、これによって身体の各部の状態に応じた微妙な対応が可能になる等の利点は多いが、職業的に多人数の指圧を繰り返して行う場合には、指圧を行う人に疲れが生じ、必ずしも良い指圧動作を継続することができるとは限らなくなっている。このような場合に、指圧装置を用いて指圧を行うことが望まれるが、人の身体は千差万別であり、各部の形状は個々に異なっており、それに対応して適切な向きで適切な圧力の指圧を行うことは困難である。また種々な姿勢の指圧対象者に適切な向きで指圧対象部位に指圧を加えるのも、そのような指圧装置では困難である。それ故、現状では、そのような指圧装置では、人の身体の各指圧対象部位に適切な方向から適切な圧力で指圧を行うことができるとは云えないのが現状である。
この種の装置の提案例には、例えば、人がその下に入ることができるフレームと、該フレームに左右方向及び背骨方向に移動自在に配した指圧子とで構成し、該指圧子を、シリンダにより昇降自在に動作するように構成した指圧器(特許文献1)がある。
この特許文献1の指圧器によれば、例えば、人が前記フレームの下に入って俯せになり、これを動作させると、前記指圧子で、背骨に沿った指圧動作又は背骨を中心に左右に少しずつ動いて指圧動作を行うようなことが可能となる。またその圧力も種々に変更可能である。しかし指圧子は、個々の人の体形に応じて、その向きを変えるとか、可動範囲以外の位置に位置させるとかの自由な設定を行うことが全くできない。従ってその指圧動作は人が行うような微妙な対応が困難なものであると云わざるを得ない。更にこの指圧器では、前記フレームの下に入って俯せになった指圧対象者に対する指圧以外を行うことはできない。即ち、自由な姿勢の指圧対象者の指圧を行うことはできないものである。
また他には、前進時に先端で人体の経穴等の局所を押圧する押圧部材と、これを前進では緩やかに、後退では急速に動作させる前進及び後退駆動源と、このような前進及び後退駆動源を備えた押圧部材を下方に備えたマット台とからなり、該マット台は、前記押圧部材を下方で前後左右に移動可能であるように配置し、更に人体の身長データに基づいて該押圧部材を前後左右に適切に動かして、その上に横臥する人の経穴等を適切に押圧することができるように構成したベッド式指圧装置(特許文献2)である。
この特許文献2のベッド式指圧装置によれば、その上に横臥した人の背中の経穴等の局所を指圧するに際して、身長から考えられる適切な位置の押圧が可能であり、かつその際に、前進は緩やかに後退を急速に行うことができるため、血液やリンパ液の流れを一層良好にできる利点があることは認められる。
しかしながら、この特許文献2のベッド式指圧装置に於いては、取り付けられる押圧部材は、その移動範囲が指圧対象者の身長に応じて適切な範囲に制御されるが、人は、身長が同一であれば、全て同一の体形をしている訳ではなく、身体的特徴には大きな差があり、個々人に合わせて押圧部材の向きや高さを変えないと、適切に指圧を行うことはできない。この点の配慮がこの特許文献2のベッド式指圧装置には全く欠けている。またこのベッド式指圧装置も、そのベッドの上に横臥した指圧対象者に対する指圧が行えるのみで自由な姿勢の指圧対象者に対する指圧を行うことはできないものである。
特開平05―161690号公報 特開平10−108892号公報
本発明は、指圧用アタッチメントを交換して種々の姿勢の身体の種々の部位に自在に指圧を行うことができる指圧装置を提供することを解決の課題とする。
本発明の1は、直立する支柱部材と、該支柱部材で支持される指圧機構とからなる指圧装置であって、
指圧機構を、
該支柱部材に沿って昇降自在かつ固定可能に配されたスライド部材と、
該スライド部材に取り付けた横向き(水平)の回動軸周りに回動するドラムブレーキ装置からなる第1の回動機構と、
該第1の回動機構を構成するドラムブレーキ装置のケーシングに一端を起伏自在に結合した腕部材と、
該腕部材の他端側に横軸(水平軸)で起伏自在かつ自由な起伏角度で固定可能にそのケーシングの一部を結合した、横向き(水平)の回動軸周りに回動するドラムブレーキ装置からなる第2の回動機構と、
該第2の回動機構を構成するドラムブレーキ装置の横向きの回動軸に、ケーシングをこれ自体の回動軸が該第2の回動機構の回動軸に交差する方向を向くように結合した、該回動軸周りに回動するドラムブレーキからなる第3の回動機構と、
該第3の回動機構の回動軸に結合した指圧用押圧機の取付手段と、
前記腕部材に、これに接続した部材の重量とのバランスを取るべく付設したバランサと、
で構成した指圧装置である。
本発明の2は、本発明の1の指圧装置に於いて、前記スライド部材に、これを必要に応じて引き上げ可能な電動ウインチを接続したものである。
本発明の3は、本発明の1又は2の指圧装置に於いて、前記バランサを、前記支柱部材の下部に配置したスプリングバランサと、該支柱部材の上部から、前記腕部材の第2の回動機構との接続部の近傍と上下対応する位置まで延長した延長腕と、該延長腕の先端及び該支柱部材の上端に回転自在に配置したプーリと、該スプリングバランサから引き出し、該支柱部材の上端のプーリ及び該延長腕の先端のプーリに掛け渡して下向きに方向を変え、その下端を該腕部材の第2の回動機構との接続部の近傍に接続したワイヤとで構成したものである。
本発明の4は、本発明の1、2又は3の指圧装置に於いて、前記スライド部材を、前記支柱部材にその長さ方向に沿って固設したレール部材に昇降スライド自在に配したスライダと、該スライダの正面部から前方に水平に延長しその前端両側から直立させた、前記第1の回動機構の回動軸を結合する二つのブラケットと、該二つのブラケットの上端から各々前記支柱部材の側方に延長したストッパ支持片と、各ストッパ支持片の先端内側に配し、両側のそれで該支柱部材を両側から挟んで挟持状態とすることにより、前記スライダの昇降動作を不可能にするストッパ用エアシリンダとで構成したものである。
本発明の5は、本発明の1、2、3又は4の指圧装置に於いて、前記取付手段を、直立する取付板部、及びその下端から前方に延長し、上下貫通する結合孔を備えた受台からなるL型板状の取付手段本体と、前記受台上の連結部材の被挟持部を該受台と共に挟持開放自在に配したパッド部材であって、前記取付手段本体の取付板部の上部に配したエアシリンダで昇降動作可能に構成したパッド部材と、前記被挟持部、その下面に突設した中心軸、該被挟持部の端部から立ち上がるブラケット部及び該ブラケット部から延長したアタッチメント装着軸からなる連結部材とで構成したものである。
本発明の1の指圧装置によれば、支柱部材に指圧機構を配し、該指圧機構が、昇降自在なスライド部材、横向きの回動軸周りに回動自在な第1の回動機構、起伏自在な腕部材、第1の回動機構と平行な横向きの回動軸周りに回動自在な第2の回動機構、回動軸と交差する向きの横向きの回動軸周りに回動自在な第3の回動機構及びその先端に取り付けられた取付手段からなり、取付手段に指圧用押圧機を取り付けて、指圧対象者の指圧のために使用するものであるため、指圧用押圧機の向き及び高さを自由に変更することが可能であり、どのような姿勢の指圧対象者であっても、またそのどの部位であっても自在に指圧操作を行うことが可能である。
また前記第1〜第3の回動機構としてドラムブレーキ装置を採用したため、それが極めて簡単にかつ安価に構成可能であり、回動状態のどの角度でも自在に固定可能でもある。更に前記腕部材を起伏自在にかつ自由な角度で固定可能に構成したため、その先端の第3の回動機構の高さの微妙な調節も可能となり、云うまでもなく、その先端の取付手段の高さの微妙な調節も良好に行えるものとなる。
本発明の2の指圧装置によれば、前記スライド部材を電動ウインチで引き上げ可能に構成してあるので、それより前方側に配した部材により、重量が増しても容易に引き上げ可能であり、第1〜第3の回動機構等を介して結合した取付手段の高さを簡単に大幅に変更することができる。
本発明の3の指圧装置によれば、前記腕部材の支持するそれより前方の部材の重量をスプリングバランサによって受けて、殆ど無重力状態としているため、手動であっても非常に軽快にその起伏動作をさせることができる。
本発明の4の指圧装置によれば、前記スライド部材を、前記支柱部材に沿って容易に昇降自在に構成し得ると共に、自由な位置で確実に固定し得る。そのため、これに付属させた多くの部材を誤って指圧対象者の上に落としてしまうような虞はない。またこのスライド部材は、前記第1の回動機構を構成するドラムブレーキ装置を適切に取り付けることも可能である。
本発明の5の指圧装置によれば、前記第3の回動機構による回動面と交差する面に沿ってアタッチメント装着軸を回動させること、及びその種々の回動角で自由に固定可能であり、一層、種々の姿勢の指圧対象者の様々な部位の指圧に対応可能となるものである。また前記アタッチメント装着軸に種々の態様でアタッチメントとして構成した指圧用押圧機を取り付け可能である。
発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら実施例に基づいて説明する。
この実施例の指圧装置は、図1〜図3に示すように、基本的に、直立する支柱部材1と、該支柱部材1で支持される指圧機構とからなる指圧装置であり、該指圧機構を、該支柱部材1に沿って昇降自在かつ固定可能に配したスライド部材2と、該スライド部材2に付設した引き上げ用の電動ウインチ3と、該スライド部材2に取り付けた第1の回動機構4と、該第1の回動機構4に一端を起伏自在に結合した腕部材5と、該腕部材5の他端側に一部を結合した第2の回動機構6と、該第2の回動機構6の回動軸6aに結合した第3の回動機構7と、該第3の回動機構7の回動軸7aに結合した指圧用押圧機の取付手段8と、前記腕部材5に付設したスプリングバランサ9と、で構成したものである。
前記支柱部材1は、図1に示すように、指圧機構を構成する全構成要素を支持可能な十分な強度を備えた金属柱状部材で構成したものである。最下部には、板状ベース部1aを配し、該支柱部材1はその上に最下部を溶接して直立させたものとする。該板状ベース部1aの下面には図示しないキャスタを配してこれ自体を移動可能に構成する。キャスタは、ストッパ付きのものを採用する。また該支柱部材1の上端には直角に延長した延長腕1cを配する。該延長腕1cは、云うまでもなく、前記スライド部材2等を介して受ける指圧機構の全部材の荷重を支持可能であるように構成する。
前記スライド部材2は、図1及び図2に示すように、前記支柱部材1の正面に長さ方向に沿って固設したレール部材1bに、そのスライダ2aを昇降自在に取り付けたものである。該レール部材1bは、必要な強度を有する金属の長尺部材で構成したものであり、該スライダ2aは、これに、昇降スライド可能に抱持状態に組み付けたものである。
該スライド部材2は、以上のように、前記支柱部材1に固設したレール部材1bに昇降スライド自在に配したスライダ2aを主要な構成要素とするが、更に、図1に示すように、該スライダ2aの正面側から前方に水平に延長した延長台2bと、該延長台2bの前端両側から直立させた二つのブラケット2c、2cと、該二つのブラケット2c、2cの上端から各々前記支柱部材1の側方に延長したストッパ支持片2d、2dと、図2に示す、各ストッパ支持片2d、2dの先端内側に配し、両側のそれで該支柱部材1を両側から挟んで挟持状態とすることにより、前記スライダ2aの昇降動作を不可能にするストッパ用エアシリンダ2e、2eとで構成したものである。
前記延長台2bは、図1に示すように、この実施例では、スライダ2aの正面の上下方向ほぼ中央付近から前方(支柱部材1から離れる方向)に延長した板状の構成要素である。前記二つのブラケット2c、2cは、同図に示すように、該延長台2bの前端両側付近からそれぞれ立ち上げた構成要素であり、該二つのブラケット2c、2cは、その上端でまた相互に連結片で結合して補強したものである。前記ストッパ支持片2d、2dは、同図に示すように、ブラケット2c、2cの上端から前記支柱部材1の側方に向けて延長した構成要素である。
前記ストッパ用エアシリンダ2e、2eは、図2に示すように、該ストッパ支持片2d、2dの先端内側(前記支柱部材1の側面に対面する側)にそれぞれそのシリンダ部の後部を接合して固定したものである。各ストッパ用エアシリンダ2e、2eのシリンダロッドの先端には固定パッド2epが配してあり、両側のストッパ用エアシリンダ2e、2eを伸長動作させ、それぞれの固定パッド2ep、2epで前記支柱部材1を両側から挟持することで、ストッパ支持片2d、2d、ブラケット2c、2c及び延長台2bを介して結合したスライダ2aの昇降動作を不可能にすることができるようになっている。当然、該スライダ2aを昇降させる際には、両ストッパ用エアシリンダ2e、2eを短縮動作させる。
前記電動ウインチ3は、図1に示すように、前記支柱部材1の上端から直角に延長した延長腕1cの下部の該支柱部材1に近接する付近に固設し、ここから巻き上げ用のワイヤ3aを垂下し、その下端を前記スライド部材2の延長台2bの上面に結合する。前記ストッパ用エアシリンダ2e、2eを短縮動作させた上で、該電動ウインチ3を巻き上げ動作させれば、スライダ2aをレール部材1bに沿って上昇スライド移動させることが可能になり、緩めれば、下降させることができる。所望の位置で停止させた上で、前記ストッパ用エアシリンダ2e、2eを伸長動作させれば、前記のように、スライダ2aの昇降動作を不可能とすべく固定することができる。
前記第1の回動機構4は、ドラムブレーキ装置からなるものであり、回動軸4aと、図示しないこれと一体のドラムと、図示しないブレーキシューと、これらを包囲するケーシング4bとからなる。回動軸4aとケーシング4bとは相対的に回動自在となっている。ケーシング4b側に結合しているブレーキシューが回動軸4aと一体のドラムを強く挟持することで、回動軸4aとケーシング4bとの相対的な回転が停止されるようになっている。自動車に用いられている公知の装置であり、詳細は説明しない。
この第1の回動機構4は、図1に示すように、これを、前記スライド部材2のブラケット2c、2cの間に装入し、その両側から突出する回動軸4aの両端を、該ブラケット2c、2cに固設する。該回動軸4aは、同図に示すように、横向き(水平方向)であり、この場合は、制動を掛けない状態では、ケーシング4bが、該回動軸4aと交差する面内で回動する回動自在な状態となっている。制動を掛ければ、該第1の回動機構4は、そのケーシング4bの回動状態を所望の角度で固定することができる。
前記腕部材5は、図1に示すように、該第1の回動機構4のケーシング4bにブラケットを介して起伏自在に結合した長尺板状の構成要素である。該腕部材5の先端側途中には、前記スプリングバランサ9から延長したワイヤ9aが接続してあり、該腕部材5の先端側に接続した部材の全荷重とバランスを取れるようになっている。
該ワイヤ9aは、図1に示すように、前記支柱部材1の下端背後側近傍で板状ベース部1a上に固設したスプリングバランサ9から引き出し、該支柱部材1に沿って引き上げ、該支柱部材1の上端直下で背後側に回動自在に配したプーリ9b及び該支柱部材1の上端から前方に延長した延長腕1cの先端下部に配したプーリ9cに掛け渡し、該プーリ9cから垂下させてその下端を前記腕部材5の先端側途中に結合する。該スプリングバランサ9は、スプリングを利用して重量とのバランスを取るため等に使用することができる公知の装置である。
こうして該腕部材5は、その先端側に配した構成要素の重量を該スプリングバランサ9でバランスを取り、殆ど無負荷状態にすることができるので、使用者は、その昇降動作を極めて軽快に行うことができる。また所望の起伏角で該腕部材5を停止させておくことができる。
前記第2の回動機構6は、図1に示すように、そのケーシング6bから取付片6cを延長してこれを前記腕部材5の先端近傍に起伏回動自在に取り付ける。該腕部材5の先端近傍は、二股状に構成しておき、その間に該取付片6cを装入し、該取付片6c及び該腕部材5の該当する部位を同時に結合軸5aを貫通させ、該結合軸5a周りに該第2の回動機構6を起伏回動自在とするものである。なお、該結合軸5aは、図1に示すように、前記第1の回動機構4の回動軸4a及び第2の回動機構6の回動軸6aのいずれとも平行に配したものである。
なお、該第2の回動機構6も、前記第1の回動機構と同様に公知のドラムブレーキ装置を採用したものである。
前記腕部材5の先端側には、その二股部分に貫通するボルト5bを配し、かつこのボルト5bを該腕部材5の該当部位に固設しておき、該ボルト5bには、腕部材5の反対側に図示しないナットを螺合しておく。該ナットには、図1に表示されているレバー5cを結合しておき、このレバー5cを起伏回動動作させて、ナットを締め付け開放することにより、該腕部材5の二股部分の間隔を拡縮させ、前記第2の回動機構6の取付片6cの起伏回動動作を許容し、或いは許容しないようにすることができる。こうして該第2の回動機構6のケーシング6bを所望の角度に必要に応じて固定しておくことが可能となる。
前記第3の回動機構7は、これも、前記第1の回動機構4及び第2の回動機構6と全く同様のドラムブレーキ装置を採用したものであり、図1に示すように、そのケーシング7bから延長した取付片7cを介して前記第2の回動機構6の回動軸6aに回動自在に垂下したものである。なお、このとき、該第3の回動機構7は、その回動軸7aが、該第2の回動機構6及び該第1の回動機構4の回動軸と直交する方向を向くように、該取付片7cによる第2の回動機構6の回動軸6aとの結合を設定する。
なお、以上の第3の回動機構7のケーシング7bの回動動作は、所望の角度で、第2の回動機構6に制動を掛ければ、その回動軸6aの回動動作が許容されなくなり、該所望の角度で固定されることになる。制動を開放すれば、当然、また自由に回動させることができる。
前記取付手段8は、図1及び図3に示すように、L型板状の取付手段本体8aと、エアシリンダ8bのシリンダロッドの先端に取り付けたパッド部材8bpと、アタッチメント装着軸8c1を備えた連結部材8cとで構成したものである。
前記取付手段本体8aは、詳しくは、図1及び図3に示すように、直立する取付板部8a1と、その下端からほぼ直角に折曲して前方に延長する受台8a2からなる。該受台8a2には、同図に示すように、ほぼその中央部に、上下貫通する結合孔8ahが開口してある。
前記エアシリンダ8bは、図1及び図3に示すように、逆L型の連結片8b1の横片の下面にシリンダ底部を固設した上で、その縦片を前記取付手段本体8aの取付板部8a1の内面に接合固定することで、該取付手段本体8aの受台8a2上に下向きに配する。前記パッド部材8bpは、前記し、同図に示すように、該エアシリンダ8bのシリンダロッドの先端に固設することにより、該受台8a2の上面と対面状態に配する。エアシリンダ8bを伸縮させることにより、該パッド部材8bpの前面と受台8a2の上面との間の間隔を拡縮することができる。
前記連結部材8cは、図1及び図3に示すように、被挟持板部8c2と、その下面に突設した中心軸8c3と、該被挟持板部8c2の外端部から立ち上がるブラケット部8c4と、該ブラケット部8c4に一端を結合し、その面に直交する方向に延長したアタッチメント装着軸8c1とで構成したものである。
前記被挟持板部8c2を、まず、前記取付手段本体8aの受台8a2と前記パッド部材8bpの間に装入し、更に該被挟持板部8c2の下面の中心軸8c3を該受台8a2の結合孔8ahに挿入した状態とした上で、前記エアシリンダ8bを若干伸長させ、該パッド部材8bpを下降させて、該被挟持板部8c2を受台8c3との間で締め付けはしないが、該中心軸8c3が該結合孔8ahから抜けないようにする。これによって連結部材8cは該中心軸8c3を中心に自由に回動可能となる。また所望の角度に回動させた後で、前記エアシリンダ8bを伸長動作させ、該被挟持板部8c2を該パッド部材8bpと該受台8a2とでしっかりと締め付ければ、その回動角の状態を確実に保持することもできる。
また該アタッチメント装着軸8c1は、この実施例では、長尺のボルト部材に構成したものである。このアタッチメント装着軸8c1は、後述するように、指圧対象者の複数の要指圧部位を含む一定の範囲の部位の外形に対応するように屈曲して使用することもあるものである。
前記指圧用押圧機は、後述するように、目的に応じて種々の態様で該アタッチメント装着軸8c1に取り付ける。また以上の指圧用押圧機についても後述する。
なお、前記ストッパ用エアシリンダ2e、2eの伸縮操作、前記電動ウインチ3の巻上げ巻出し操作、第1の回動機構4、第2の回動機構6及び第3の回動機構7の制動操作、並びにエアシリンダ8bの伸縮操作は、この実施例では、図示しない操作盤を用意し、そこに配列したボタンスイッチのスイッチング操作で自由に操作可能にしてある。第1の回動機構4、第2の回動機構6及び第3の回動機構7は、それぞれ小型のエアシリンダが配してあり、これで制動操作をするようになっている。従ってこれらに関しては操作盤に配したボタンスイッチはこれをオンオフ操作して各該当するエアシリンダの操作をすることになる。これらのエアシリンダには、当然、エアホースを介してコンプレッサが接続してある。
以下には、以上の指圧装置で使用できる指圧用押圧機11について説明する。
この指圧用押圧機11は、図4〜図7に示すように、指圧対象者の被指圧部位に圧接する交換可能な指圧用先端部材12と、該指圧用先端部材12をその先端に取り付ける圧力調整部材13と、該圧力調整部材13の後端に接続するシリンダロッド14と、該シリンダロッド14を備えたエアシリンダ15と、該エアシリンダ15に結合する結合手段16と、該結合手段16を種々の態様で結合固定可能である連結板部17と、該連結板部17に構成した二つの結合突起18、18及び二つのナット部材19、19と、で構成したものである。
前記指圧用先端部材12は、図4(a)に示すように、最下部の当接部材12aとその若干上方のストッパ部12bとストッパ部12bの中央から延長する連結シャフト部12cとで構成したものである。
該当接部材12aは、同図に示すように、下方に向かって径が大きくなる円柱形を基本とし、その下端を下方に膨らむ部分球形膨出部に形成したものである。該ストッパ部12bは、同図に示すように、該当接部材12aの上端中央から突出して上方に延びる円柱状部の上端に形成した円形鍔状部分であり、これは、指圧動作の際に該当接部材12aに所定圧、この場合は、2kgに達する加圧力が掛かった場合に、前記圧力調整部材13の作用により前記連結シャフト12cが該圧力調整部材13中に進入することになるが、その進入を最終的にその部位までに規制する作用を果たすものである。前記連結シャフト12cは、同図に示すように、前記ストッパ部12bの中央部に埋め込み、上方に延長した金属棒であり、その周側には長さ方向に沿って、前記圧力調整部材13への進入範囲を限定する作用を果たす規制溝12cgが形成してある。
前記圧力調整部材13は、特に図4(b)に示すように、上部に前記シリンダロッド14の下部の雄ねじ部14aと螺合する雌ねじ部13amを備え、それより下方に前記連結シャフト12cを進退自在に進入させる進退空間13akを備えた円柱状本体13aと、該進退空間13akの上端と該進退空間13akに挿入した連結シャフト12cの上端との間に装入した圧縮バネ13abと、前記円柱状本体13aの下部周側に螺合した規制ネジ13anであって、その進退空間13akに上端を挿入した連結シャフト12cの規制溝12cgにその先端を挿入して、該連結シャフト12cの進退動作範囲を規制する規制ネジ13anとで構成したものである。
該圧力調整部材13は、所定圧力、この場合では、2kgの押し込み方向の圧力が連結シャフト12cに掛かると、該連結シャフト12cが前記進退空間13ak内に進入し、該連結シャフト12cにそれ以上の加圧力が掛からないようになっている。前記圧縮バネ13abとして2kgの加圧力で圧縮するものを採用したものである。連結シャフト12cの規制溝12cgは、このとき、該連結シャフト12cの進退空間13akへの進入深さ及び退出長さを規制ネジ13anと共に規制する。
前記シリンダロッド14は、前記したように、下端に雄ねじ部14aを形成してあり、前記圧力調整部材13との結合は、該雄ねじ部14aを、前記のように、雌ねじ部13amにねじ込むことで行うようになっている。また、云うまでもなく、このシリンダロッド14は、前記エアシリンダ15の一つの構成要素である。該エアシリンダ15は、図4(a)に示すように、その上端及び下端にエア接続部15a、15bが構成してあり、それぞれにエア供給部に直接間接に接続するエアホースが接続するようになっている。エア供給手段は、制御手段によって、後記所定の動作をするように制御されるようになっている。エア供給手段及び制御手段はそれぞれ公知のそれである。
前記結合手段16は、図4(a)及び図6(a)〜(e)に示すように、この場合では、一枚の金属板材を折曲して構成したものであり、結合穴16ahを有する結合板部16aとその端部から直角に連続する、貫通孔16bhを備えたシリンダ固定板部16bと、ボルトb及びナットnとで構成したものである。該ボルトbは、同図に示すように、この場合では、結合穴16ahに貫通状態で溶接固定したものであり、図4(a)及び図7(a)、(b)、(c)に示すように、該結合手段16の前記連結板部17への取り付けの際に、該連結板部17の後記係止用スリット17sに貫通させ、反対側に突出した部位に前記ナットnを螺合し、締め付けて固定するために使用するものである。
前記連結板部17は、図4(a)及び図5(a)〜(h)に示すように、この場合では、一枚の短冊状の金属部材を加工して構成したものであり、該短冊状の金属部材の中央に長さ方向に沿って係止用スリット17sを開口し、短冊状連結板に構成したものである。該係止用スリット17sは、前記ボルトbを貫通させることのできる幅に構成し、長さは連結板部17の全長を僅かに下回る程度とする。
前記結合突起18、18は、図4(a)、図5(a)〜(h)及び図7(a)、(b)、(c)に示すように、短冊状連結板である連結板部17の一端側にその長さ方向に沿って並設したものである。該結合突起18、18は該連結板部17と一体に構成する。二つの結合突起18、18の間隔は、この場合の取付対象であるアタッチメント装着軸8c1の外径を僅かに越える寸法とし、その突出寸法は、種々の態様でのアタッチメント装着軸8c1への取り付けの都合からその径の5倍以上程度とする。
該結合突起18、18はナット部材19、19と組み合わせて使用する。このナット部材19、19は、図4(a)、図5(i)及び図7(a)、(b)、(c)に示すように、前記アタッチメント装着軸8c1に螺合可能な雌ねじを備えたものであり、該アタッチメント装着軸8c1をその間に挿入した該結合突起18、18を両側から挟んで該結合突起18、18と該アタッチメント装着軸8c1との結合状態を固定すべく締め付け可能なサイズに構成したものとする。
また、前記したように、前記アタッチメント装着軸8c1は、長尺のボルト部材であり、図4(a)、図5(i)及び図7(a)、(b)に示すように、ナット部材19、19を用いて、適宜数の指圧用押圧機11、11…をこれに取り付けるて使用する。このアタッチメント装着軸8c1は、必要に応じて指圧対象者の複数の要指圧部位を含む一定の範囲の部位の外形に対応するように屈曲して使用することもある。複数対のナット部材19、19…を予め螺合して置くのが使用上好都合である。
従ってこの場合の指圧用押圧機11は、必要数のそれをその結合手段16、連結板部17、結合突起18、18及びナット部材19、19を用いてアタッチメント装着軸8c1に取り付け、これを介してこの実施例の指圧装置に取り付けて使用する。
またこの指圧用押圧機11は、アタッチメント装着軸8c1に自由に種々の態様で取り付けることができる。
まず指圧用押圧機11を構成するシリンダ15は、図4(a)に示すように、結合手段16のシリンダ固定板部16bの貫通孔16bhにその下端の突出円筒部を挿入し、下方から該突出円筒部の外周に形成してある雄ねじに固定ナットNを螺合し締め付けて、該シリンダ15と結合手段16のシリンダ固定板部16bとを結合固定する。
この後、図4(a)に示すように、シリンダ15を結合手段16を介して連結板部17に取り付ける。該シリンダ15は、結合手段16を介することにより、該連結手段17に自由な位置関係(その高さ)及び自由な角度で取り付けることができる。
図7(b)、(c)に示すように、結合手段16の結合板部16aは、これを連結板部17に接合させ、このとき、前者の結合穴16ahに挿入固定したボルトbを後者の係止用スリット17sのいずれかの部分に挿入し、該連結板部17の裏面側から該ボルトbにナットnを螺合し、締め付ければ、その接合状態を固定することができる。ナットnを緩めれば、図7(b)中矢印a1に示すように、結合手段16の結合板部16aは、該連結板部17上を上下に動かすことが可能になり、また同図中矢印a2に示すように、回転方向に動かし、自由な角度に傾けることも可能である。再度ナットnを締め付ければ、結合板部16aは、以上のように設定した高さ及び角度で連結板部17に固定することができる。作図上の都合で、同図には、シリンダ15等は描かれていないが、先に述べたように、結合手段16には、シリンダ15が固設してあるものであり、以上の関係から、シリンダ15の高さ及び角度が自由に設定できることが分かる。
また図4(a)及び図7(a)、(b)、(c)に示すように、前記連結板部17は、その一端側部に構成した結合突起18、18及びナット部材19、19により、前記アタッチメント装着軸8c1に、その自由な位置で、またその軸周りの自由な角度で、更には該アタッチメント装着軸8c1から前記結合突起18、18の長さ内の一定範囲内の自由な距離で、取り付けることができる。
該連結板部17は、図7(a)、(b)、(c)に示すように、その結合突起18、18の間にアタッチメント装着軸8c1の所望の位置を挿入状態とし、その両側にナット部材19、19を締め付けてその状態で固定することができるものである。
該連結板部17は、アタッチメント装着軸8c1の長さ方向の自由な位置に取り付けることができる。即ち、その上端側部に配した結合突起18、18は、予め螺合してある複数対のナット部材19、19…の内、適当な位置にあるそれらの間に装入しながら、該位置のアタッチメント装着軸8c1を該結合突起18、18間に挿入状態とするものであり、該当する一対のナット部材19、19の位置が所望の位置からずれている場合には、それらを動かしてより適切な位置にしてからその取付作業を行うことができる。
また、結合突起18、18の両側のナット部材19、19が緩んだ状態では、該結合突起18、18は、以上のように、アタッチメント装着軸8c1の軸方向に移動させることも可能であるが、更に、図7(c)中の矢印a3に示すように、その軸周りに回動させて取付角度を種々に設定することも可能である。加えて同図中矢印a4に示すように、該結合突起18、18の長さ方向にアタッチメント装着軸8c1との取付位置を変えることも可能である。いずれにしても、それらの状態は、両側のナット部材19、19を、図7(a)〜(c)に示すように、締め付けることにより固定することができる。
なお、以上のようにして、アタッチメント装着軸8c1に対する指圧用押圧機11のシリンダ15の長さ方向の取付位置、高さ、或いは角度を種々に変更し得ることは、例えば、図8に示すように、要指圧部位が身体Bの背面Hから側面Sにかけてであるような場合に、多数のシリンダ15、15…の各々の高さ、横方向の位置及び角度をそれぞれ対応するように変更しうる利点がある。
従ってこの実施例の指圧装置によれば、支柱部材1に指圧機構を配し、該指圧機構が、昇降自在なスライド部材2、横向きの回動軸周りに回動自在な第1の回動機構4、起伏自在な腕部材5、第1の回動機構4と平行な横向きの回動軸6a周りに回動自在な第2の回動機構6、その回動軸6aと交差する向きの横向きの回動軸7a周りに回動自在な第3の回動機構7及び該回動軸7aの先端に取り付けられた取付手段8からなり、取付手段8に指圧用押圧機11を取り付けて、指圧対象者の指圧のために使用するものであるため、指圧用押圧機11の向き及び高さを自由に変更し、かつその状態に保持することが可能であり、どのような姿勢の指圧対象者であっても、またそのどの部位であっても自在に指圧操作を行うことが可能である。
例えば、立っている指圧対象者の背中、斜めの支持材を抱えた状態で斜めになっている指圧対象者の背中、或いは、椅子に座っている指圧対象者の脚部や背中、若しくはベッドに俯せになっている指圧対象者の背中や脚部等、どのような姿勢の指圧対象者のどのような部位にでも、取付手段8の向きを適切に定めて固定し得るため、指圧用押圧機11、11…を向けて、適切な指圧動作をさせることが可能である。
また前記第1〜第3の回動機構4、6、7として自動車のブレーキ装置として使用されるドラムブレーキ装置を採用したため、簡単にかつ安価に構成可能であり、回動状態のどの角度でも自在に固定可能でもある。更に前記腕部材5を起伏自在にかつ自由な角度で固定可能に構成したため、その先端の第3の回動機構7の高さの微妙な調節も可能となり、云うまでもなく、その先端の取付手段8の高さの微妙な調節も良好に行えるものとなる。
また前記スライド部材2を電動ウインチ3で引き上げ可能に構成してあるので、それより前方側に配した部材により、重量が増しても容易に引き上げ可能であり、第1〜第3の回動機構4、6、7等を介して結合した取付手段8の高さを簡単に大幅に変更することもできる。
前記腕部材5の支持するそれより前方の全部材の重量をスプリングバランサ9によって受けて、殆ど無重力状態としているため、手動であっても非常に軽快にその起伏動作をさせることができる。
この実施例の指圧装置によれば、前記スライド部材2を、前記支柱部材1に沿って容易に昇降自在させ得ると共に、自由な位置で確実に固定し得る。固定手段として、前記のように、ストッパ用エアシリンダ2e、2e及び固定パッド2ep、2epを採用したため、確実な固定が可能であり、昇降移動後は常にこれで固定することにより、前記スライド部材2に付属させた多くの部材を誤って指圧対象者の上に落としてしまうような虞はない。またこのスライド部材2は、前記第1の回動機構4を構成するドラムブレーキ装置を適切に取り付けることも可能な構成となっている。
この実施例の指圧装置によれば、前記第3の回動機構7による回動面と交差する面に沿ってアタッチメント装着軸8c1を回動させること、及びその種々の回動角で自由に固定可能であり、一層、種々の姿勢の指圧対象者の様々な部位の指圧に対応可能となるものである。また前記アタッチメント装着軸8c1に種々の態様でアタッチメントとして構成した指圧用押圧機11、11…を取り付け可能である。
なお、この実施例の指圧装置で使用するものとして示した指圧用押圧機11は次のように動作する。
指圧装置に取り付けられた個々の指圧用押圧機11は、そのエアシリンダ15の伸縮動作による指圧動作は制御手段により種々の態様で制御可能である。通常、要指圧部位への押圧動作となるエアシリンダ15の伸長動作はゆっくりと時間を掛けて行い、要指圧部位から後退するエアシリンダ15の短縮動作はスピーディに行うのが適切であり、そのように制御する。またその際のエアシリンダ15による押圧力も指圧用先端部材12から身体に加わる全体のそれが2kgを越えない程度の比較的弱いものとしておく。
これは、要指圧部位への弱い加圧力で指圧用先端部材12により筋肉の硬化した部位をゆっくりと押圧した上で、瞬間的に該指圧用先端部材12を後退させる、即ち、瞬間的に押圧を止めるという動作を繰り返すことにより、硬化した筋肉を少しずつ柔らかくし、これによって筋肉の組織に栄養と酸素を送り込みやすい条件を整え、血液の流れを良好にして、痛みを軽減させ、可動域を増加させ、動きの悪かった関節を動き易くする趣旨である。
なお、前記指圧用押圧機11のエアシリンダ15は、以上のように、その伸長動作はゆっくりと、短縮動作は瞬間的に行うように制御するのが適切であるが、勿論メカニズム的にもそれが可能なように構成しておくものである。エアシリンダ15に図示しないエアホースを介してコンプレッサを接続して置くのも云うまでもない。
指圧装置に複数の指圧用押圧機11、11…を取り付けた場合は、通常、それらを順次的に動作させるのが良い。例えば、肩甲骨の下縁に沿った態様で、或いは背骨に沿った態様で複数の指圧用押圧機11、11…を配した場合(これらの場合は、前記したところから理解されるように、当然、前記アタッチメント装着軸8c1が、肩甲骨の下縁の形状等に対応する形状に屈曲されている必要がある)は、その一端の指圧用押圧機11から順次指圧動作をさせ、他端の指圧用押圧機11による指圧動作が完了した後、また一端の指圧用押圧機11からの同様の指圧動作を繰り返すというような動作をさせるのが適当であり、通常そのように動作させる。そのような指圧用押圧機11、11…の動作は、云うまでもなく、公知の制御手段によって制御する。
実施例の指圧装置の概略斜視図。 スライド部材のストッパ用エアシリンダ付近を示す一部切欠拡大斜視図。 取付手段の分解状態の拡大斜視図。 (a)は実施例の指圧装置で用いる指圧用押圧機をアタッチメント装着軸に取り付けた状態の概略斜視図、(b)は圧力調整部材の拡大断面説明図。 (a)は結合突起と一体に構成した連結板部の正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は平面図、(f)は底面図、(g)は正面側から見た斜視図、(h)は背面側から見た斜視図、(i)は予め複数対のナット部材を螺合した状態のアタッチメント装着軸の一部の側面図。 (a)は結合手段の正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は平面図、(e)は底面図。 (a)はアタッチメント装着軸に取り付けた状態の指圧用押圧機を示す平面図、(b)はアタッチメント装着軸に取り付けた状態の指圧用押圧機を示す正面図、(c)はアタッチメント装着軸に取り付けた状態の指圧用押圧機を示す側面図。 指圧対象者の背中の中央付近から側部までの指圧のために配するシリンダの角度及び高さを示した説明図。
符号の説明
1 支柱部材
1a 板状ベース部
1b レール部材
1c 延長腕
2 スライド部材
2a スライダ
2b 延長台
2c ブラケット
2d ストッパ支持片
2e ストッパ用エアシリンダ
2ep 固定パッド
3 電動ウインチ
3a 電動ウインチのワイヤ
4 第1の回動機構
4a 第1の回動機構の回動軸
4b 第1の回動機構のケーシング
5 腕部材
5a 結合軸
5b ボルト
5c レバー
6 第2の回動機構
6a 第2の回動機構の回動軸
6b 第2の回動機構のケーシング
6c 取付片
7 第3の回動機構
7a 第3の回動機構の回動軸
7b 第3の回動機構のケーシング
7c 取付片
8 取付手段
8a 取付手段本体
8a1 取付板部
8a2 受台
8ah 結合孔
8b エアシリンダ
8b1 連結片
8bp パッド部材
8c 連結部材
8c1 アタッチメント装着軸
8c2 被挟持板部
8c3 中心軸
8c4 ブラケット部
9 スプリングバランサ
9a スプリングバランサのワイヤ
9b、9c プーリ
11 指圧用押圧機
12 指圧用先端部材
12a 当接部材
12b ストッパ部
12c 連結シャフト部
12cg 規制溝
13 圧力調整部材
13am 雌ねじ部
13ak 進退空間
13a 円柱状本体
13ab 圧縮バネ
13an 規制ネジ
14 シリンダロッド
14a 雄ねじ部
14a シリンダロッドの下端の雄ねじ部
15 エアシリンダ
15a エアシリンダの上端のエア接続部
15b エアシリンダの下端のエア接続部
16 結合手段
16a 結合板部
16ah 結合穴
16b シリンダ固定板部
16bh 貫通孔
17 連結板部
17s 係止用スリット
18 結合突起(自在結合手段)
19 ナット部材
B 身体
H 身体の背面
N 固定ナット
S 身体の側面
a1 矢印
a2 矢印
a3 矢印
a4 矢印
b ボルト
n ナット

Claims (5)

  1. 直立する支柱部材と、該支柱部材で支持される指圧機構とからなる指圧装置であって、 指圧機構を、
    該支柱部材に沿って昇降自在かつ固定可能に配されたスライド部材と、
    該スライド部材に取り付けた横向きの回動軸周りに回動するドラムブレーキ装置からなる第1の回動機構と、
    該第1の回動機構を構成するドラムブレーキ装置のケーシングに一端を起伏自在に結合した腕部材と、
    該腕部材の他端側に横軸で起伏自在かつ自由な起伏角度で固定可能にそのケーシングの一部を結合した、横向きの回動軸周りに回動するドラムブレーキ装置からなる第2の回動機構と、
    該第2の回動機構を構成するドラムブレーキ装置の横向きの回動軸に、ケーシングをこれ自体の回動軸が該第2の回動機構の回動軸に交差する方向を向くように結合した、該回動軸周りに回動するドラムブレーキからなる第3の回動機構と、
    該第3の回動機構の回動軸に結合した指圧用押圧機の取付手段と、
    前記腕部材に、これに接続した部材の重量とのバランスを取るべく付設したバランサと、
    で構成した指圧装置。
  2. 前記スライド部材に、これを必要に応じて引き上げ可能な電動ウインチを接続した請求項1の指圧装置。
  3. 前記バランサを、前記支柱部材の下部に配置したスプリングバランサと、該支柱部材の上部から、前記腕部材の第2の回動機構との接続部の近傍と上下対応する位置まで延長した延長腕と、該延長腕の先端及び該支柱部材の上端に回転自在に配置したプーリと、該スプリングバランサから引き出し、該支柱部材の上端のプーリ及び該延長腕の先端のプーリに掛け渡して下向きに方向を変え、その下端を該腕部材の第2の回動機構との接続部の近傍に接続したワイヤとで構成した請求項1又は2の指圧装置。
  4. 前記スライド部材を、前記支柱部材にその長さ方向に沿って固設したレール部材に昇降スライド自在に配したスライダと、該スライダの正面部から前方に水平に延長しその前端両側から直立させた、前記第1の回動機構の回動軸を結合する二つのブラケットと、該二つのブラケットの上端から各々前記支柱部材の側方に延長したストッパ支持片と、各ストッパ支持片の先端内側に配し、両側のそれで該支柱部材を両側から挟んで挟持状態とすることにより、前記スライダの昇降動作を不可能にするストッパ用エアシリンダとで構成した請求項1、2又は3の指圧装置。
  5. 前記取付手段を、直立する取付板部、及びその下端から前方に延長する、上下貫通する結合孔を備えた受台からなるL型板状の取付手段本体と、前記受台上の連結部材の被挟持板部を該受台と共に挟持開放自在に挟持するパッド部材であって、前記取付手段本体の取付板部の上部に取り付けたエアシリンダで昇降動作可能に構成したパッド部材と、前記被挟持板部、その下面に突設した中心回動軸、該被挟持板部の端部から立ち上がるブラケット部及び該ブラケット部から延長したアタッチメント装着軸からなる連結部材とで構成した請求項1、2、3又は4の指圧装置。
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