JP5004763B2 - 経管栄養剤投与セット - Google Patents
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Description
・栄養剤が投与された者に下痢が生じるのが防止または抑制される。
・生体内での栄養剤の胃食道逆流を防止することができる。
・栄養剤の投与時間を短縮することができる。
(1) 内部に第1の収納空間を形成する第1の容器と、
前記第1の収納空間に収納され、半固形状の本剤と、
内部に第2の収納空間を形成する第2の容器と、
前記第2の収納空間に収納され、前記第1の収納空間から前記本剤が排出する際の該本剤の流動を促進する助剤と、
前記第1の容器に接続される第1の接続部と、該第1の接続部が前記第1の容器に接続された状態で前記第1の収納空間と連通する第1の流路と、前記第2の容器に接続される第2の接続部と、該第2の接続部が前記第2の容器に接続された状態で前記第2の収納空間と連通する第2の流路と、チューブに接続される第3の接続部とを有するコネクタとを備え、
前記本剤が前記第1の流路を通過して前記第3の接続部から排出され、前記助剤が前記第2の流路を通過して前記第3の接続部から排出された際に、該第3の接続部の端部において、前記本剤が中心部を通過し、前記助剤が前記本剤を囲むように通過しつつ、前記本剤と前記助剤とが合流することを特徴とする経管栄養剤投与セット。
前記助剤は、前記カルシウムイオンと結合することにより、前記本剤をゲル化させる機能を有するものであるのが好ましい。
前記本剤は、カリウムイオンを含むものであり、
前記助剤は、前記カリウムイオンと結合することにより、前記本剤をゲル化させる機能を有するものであるのが好ましい。
前記コネクタは、前記間隙の間隙距離を維持する間隙距離維持手段を有するのが好ましい。
図1は、本発明の経管栄養剤投与セットの第1実施形態を示す平面図、図2は、図1に示す経管栄養剤投与セットのコネクタの縦断面図、図3は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の拡大縦断面図、図4は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の拡大横断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1および図2中(図5、図8も同様)の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1および図2中(図5、図6、図8および図10も同様)の左側を「基端」、右側を「先端」と言う。
・栄養剤Q1が投与された者に下痢が生じるのが防止または抑制される。
・生体内での栄養剤Q1の胃食道逆流を防止することができる。
・栄養剤Q1の投与時間を短縮することができる。
図2に示すように、コネクタ3は、外管6と、外管6内に挿入された内管7とで構成された二重管構造をなすものである。このコネクタ3では、外管6の基端内周部に形成された雌ネジ61と、内管7の外周部の途中に形成された雄ネジ71とが螺合することにより、外管6と内管7とが同心的に接続されて(連結されて)いる。なお、コネクタ3は、外管6と内管7とが螺合接続したものに限定されず、例えば、外管6と内管7とが一体的に形成されたものであってもよい。
図5は、本発明の経管栄養剤投与セットの第2実施形態を示す部分縦断面図である。
図6は、本発明の経管栄養剤投与セットの第3実施形態を示す縦断面図、図7は、図6中のB−B線断面図である。
図8は、本発明の経管栄養剤投与セットの第4実施形態を示す縦断面図である。
図9は、本発明の経管栄養剤投与セットの第5実施形態を示す斜視図(使用過程を順に示す図)である。
図10は、本発明の経管栄養剤投与セット(第6実施形態)のコネクタを示す縦断面図である。
図10に示す経管栄養剤投与セット1Eのコネクタ3Cでは、内管7の先端77が外管6の先端66よりも基端側に位置している、すなわち、コネクタ3内に没入している。これにより、コネクタ3の先端部(内管7の先端77と内管7の先端77との間の部分)に、第1の流路74と第2の流路63とが合流する合流部31が形成される。これにより、粘度の大きい栄養剤Q1の流路抵抗を小さくすることができる。
また、助剤は、チューブ内を通過する際、横断面視で本剤の全周を囲むO字状をなすように通過するが、これに限定されず、横断面視で本剤の外周の一部を囲むC字状をなすように通過してもよい。
1.経管栄養剤投与セットの作製
(実施例)
粘度が常温で20000cpの栄養剤が予め充填された第1のバッグと、粘度が常温で550cpのペクチン溶液が予め充填された第2のバッグとを用意した。そして、第1のバッグと第2のバッグとをコネクタに接続して、図1に示す経管栄養剤投与セットを製作した。
粘度が常温で20000cpの栄養剤(カルシウムイオンを含む)が予め充填された第1のバッグを用意した、そして、第1のバッグをコネクタの第1の接続部に接続して、経管栄養剤投与セットを製作した。この経管栄養剤投与セットは、図1に示す経管栄養剤投与セットから第2のバッグが省略されたものである。
粘度が常温で550cpのペクチン溶液が予め充填された第2のバッグを用意した、そして、第2のバッグをコネクタの第2の接続部に接続して、経管栄養剤投与セットを製作した。この経管栄養剤投与セットは、図1に示す経管栄養剤投与セットから第1のバッグが省略されたものである。
実施例および各比較例で得られた経管栄養剤投与セットについて、以下のとおり圧力損失を求めることによって、流動性の評価を行った。
P1=F1/A(式1)
なお、実施例の経管栄養剤投与セットでは、2つのバッグを重ねた状態でオートグラフで変位をかけた。
P2=F2/A(式2)
ΔP[Pa]=P2−P1(式3)
なお、P1およびP2は、それぞれ3回ずつ行った平均値を用いた。また、測定環境は、気温22度、相対湿度60%であった。
2a 第1のバッグ
2b 第2のバッグ
2c バッグ
21 バッグ本体
22 シール部
23a 第1の収納空間
23b 第2の収納空間
25 内部空間
26 隔壁部
27 連結部
3、3A、3B、3C コネクタ
31 合流部
5 排出口形成部材
515 雄ネジ
6 外管
61 雌ネジ
62 第2の接続部
621 雌ネジ
622 リブ
623 屈曲部
63 第2の流路
64 段差部
65 内周面
66 先端
7 内管
71 雄ネジ
73 第1の接続部
731 リブ
732 雌ネジ
733 リブ
74 第1の流路
76 外周面
761 リブ(凸条(突部))
762 頂部
77 先端
13 チューブ(挿管用チューブ(可撓管))
131 基端部
Q1 経管栄養剤(栄養剤(本剤))
Q2 潤滑剤(助剤)
φD 内径
t 間隙距離
Claims (9)
- 内部に第1の収納空間を形成する第1の容器と、
前記第1の収納空間に収納され、半固形状の本剤と、
内部に第2の収納空間を形成する第2の容器と、
前記第2の収納空間に収納され、前記第1の収納空間から前記本剤が排出する際の該本剤の流動を促進する助剤と、
前記第1の容器に接続される第1の接続部と、該第1の接続部が前記第1の容器に接続された状態で前記第1の収納空間と連通する第1の流路と、前記第2の容器に接続される第2の接続部と、該第2の接続部が前記第2の容器に接続された状態で前記第2の収納空間と連通する第2の流路と、チューブに接続される第3の接続部とを有するコネクタとを備え、
前記本剤が前記第1の流路を通過して前記第3の接続部から排出され、前記助剤が前記第2の流路を通過して前記第3の接続部から排出された際に、該第3の接続部の端部において、前記本剤が中心部を通過し、前記助剤が前記本剤を囲むように通過しつつ、前記本剤と前記助剤とが合流することを特徴とする経管栄養剤投与セット。 - 前記コネクタは、少なくとも前記第3の接続部において、外管と内管とで構成された二重管構造をなしており、前記内管内が前記第1の流路として機能し、前記内管と前記外管との間隙が前記第2の流路として機能する請求項1に記載の経管栄養剤投与セット。
- 前記第1の容器および前記第2の容器は、それぞれ、バッグを有する請求項1または2に記載の経管栄養剤投与セット。
- 前記2つのバッグは、それらのバッグのうちの一方のバッグが他方のバッグの内側に位置している請求項3に記載の経管栄養剤投与セット。
- 前記2つのバッグの縁部同士は、可撓性を有する連結部を介して連結されている請求項3または4に記載の経管栄養剤投与セット。
- 前記各バッグをそれぞれ圧迫する際、それらのバッグを重ねて圧迫を行なう請求項3ないし5のいずれかに記載の経管栄養剤投与セット。
- 内部空間を2つの空間に区画する隔壁部が設けられたバッグを有し、該バッグの前記区画された一方の空間が前記第1の収納空間として機能し、他方の空間が前記第2の収納空間として機能する請求項1ないし6のいずれかに記載の経管栄養剤投与セット。
- 前記本剤の粘度は、常温で1000cp以上である請求項1ないし7のいずれかに記載の経管栄養剤投与セット。
- 前記助剤は、常温でその粘度が前記本剤の粘度よりも小さいものである請求項1ないし8のいずれかに記載の経管栄養剤投与セット。
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