JP5004191B2 - ミリ波送受信システム - Google Patents

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この発明はミリ波送受信システムに関し、特に、複数階の建造物に設けられ、受信した放送信号を各階の部屋に配信するミリ波送受信システムに関する。
図11は、従来のミリ波送受信システムの構成を示す図である。図11において、ミリ波送受信システムは、複数階(図では4階)の建造物70の屋上に設けられたミリ波送信装置71と、各階のベランダに設けられたミリ波受信装置72とを備える。ミリ波送信装置71は、取付金具73により、屋上から建造物70の外側に突出して下向きに設けられる。ミリ波受信装置72は、取付金具74により、ベランダから建造物70の外側に突出して上向きに設けられる。ミリ波送信装置71およびミリ波受信装置72の各々には、指向性を有するアンテナが一体的に設けられている。
ミリ波送信装置71は、地上波放送アンテナ(図示せず)などで受信された放送信号をミリ波帯の信号にアップコンバートして送信する。ミリ波受信装置72は、ミリ波送信装置71からの信号を受信し、受信した信号をダウンコンバートして放送信号を復元し、復元した放送信号を対応する階の部屋の受信端末に伝送する。
ミリ波受信装置72の建物物70の外壁からの突出量H、ミリ波送信装置71の位置を基準とした水平方向の位置W、ミリ波受信装置72の上向きの角度θは、取付金具74によって調整可能になっており、ミリ波受信装置72における受信信号のCN値(キャリア対ノイズ比)が高くなるように設定される。
特開2005−5980号公報
このようなミリ波送受信システムでは、建造物70のベランダの壁面や地面の物体(たとえば、自動車)で反射した電波(反射波)がミリ波受信装置72に入射すると、ノイズになるので、ミリ波受信装置72の突出長Hなどは反射波がミリ波受信装置72に入射しないように設定される。
しかし、従来のミリ波送受信システムでは、建造物が5階以上になって無線伝送距離が長くなったり、ミリ波送信装置71およびミリ波受信装置72のアンテナの指向角が広くなると、ミリ波受信装置72の外壁からの突出量Hを無線伝送距離と略同程度にしない限りは、外壁からの反射波の影響を受け、受信信号のCN値が低下してしまうと言う問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、受信信号のCN値が高いミリ波送受信システムを提供することである。
この発明に係るミリ波送受信システムは、建造物に設けられるミリ波送受信システムであって、指向性を有するミリ波送信アンテナを含み、基準信号を用いて放送信号をミリ波帯へアップコンバートし、アップコンバート後の変調信号と基準信号とを含む電波をミリ波送信アンテナを介して送信するミリ波送信装置と、指向性を有するミリ波受信アンテナを含み、ミリ波送信アンテナから送信された変調信号および基準信号を含む電波をミリ波受信アンテナで受信し、基準信号を用いて変調信号をダウンコンバートし、放送信号を復元するミリ波受信装置とを備えたものである。ミリ波送信アンテナは、建造物の外壁から第1の距離だけ突出して下向きに設けられ、ミリ波受信アンテナは、建造物の外壁から第2の距離だけ突出してミリ波送信アンテナに対向して設けられる。第1および第2の距離は、ミリ波送信アンテナから放射されてミリ波受信アンテナに直接入射する直接波の伝送距離と、ミリ波送信アンテナから放射されて建造物の外壁で1回だけ反射し、ミリ波受信アンテナに入射する1回反射波の伝送距離との差が電波の波長の(2n−1)/2倍(ただし、nは正の整数である)になるように設定され、直接波と1回反射波はミリ波受信アンテナにおいて同位相となって合成される。したがって、変調信号と基準信号の両方が自由空間伝搬損失によってレベル低下するので、ミリ波受信アンテナの指向角の範囲外では、ダウンコンバートされた信号が急激にレベル低下する。よって、1回反射波以外の反射波の影響を受け難くなり、受信信号のCN値が高くなる。また、直接波と1回反射波を位相合成するので、受信レベルを向上させて良好な伝送特性を得ることができる。
また好ましくは、ミリ波受信装置を外壁に取り付ける取付部材を備え、取付部材は、第2の距離を調整する第1の調整部と、ミリ波受信アンテナの方向を調整する第2の調整部とを含む。この場合は、ミリ波受信アンテナの方向を調整することにより、直接波と1回反射波の位相成分のみならず強度成分も合成することができ、受信レベルを向上させて良好な伝送特性を得ることができる。
また好ましくは、建造物はベランダを備え、ミリ波受信装置は取付部材によってベランダの外壁に取り付けられ、第1および第2の調整部の各々はベランダから手動で調整可能になっている。この場合は、第2の距離を容易に調整することができる。
また好ましくは、第1および第2の距離の各々は30cm以下である。この場合は、直接波と1回反射波の距離の差が小さくなり、直接波と1回反射波が打ち消し合うヌル点の数が少なくなり、安定した伝送特性を得ることができる。
また好ましくは、ミリ波受信装置は、基準信号を用いて変調信号をダウンコンバートする2端子型ミキサを含む。この場合は、ミリ波受信装置に局部発振器を設ける必要がないので、装置の小型化および低コスト化を図ることができる。また、送信側でアップコンバートに用いた局部発振器の周波数安定性や位相雑音は、受信側でのダウンコンバートによりキャンセルされるので、システムの雑音特性および受信特性の向上を図ることができる。
また好ましくは、ミリ波受信装置は、ミリ波受信アンテナで受信した信号から基準信号を取り出すフィルタ回路と、フィルタ回路によって取り出された基準信号を用いて変調信号をダウンコンバートする3端子型ミキサとを含む。この場合も、送信側の局部発振器の周波数安定性や位相雑音は、受信側でのダウンコンバートによりキャンセルされる。
また好ましくは、複数種類のアンテナの受信信号を合成して放送信号を生成し、ミリ波送信装置に与える信号合成装置を備える。この場合は、配線が少なくて済み、建造物の美観が損なわれることが無い。
また好ましくは、建造物は複数階であり、ミリ波送信装置は建造物の外壁の上端部に設けられ、ミリ波受信装置は建造物の各階の外壁に設けられる。この場合は、建造物の各階に放送信号を配信することができる。
以上のように、この発明に係るミリ波送受信システムでは、基準信号を用いて放送信号をミリ波帯へアップコンバートし、アップコンバート後の変調信号を基準信号とともに指向性を有するミリ波送信アンテナから放射し、指向性を有するミリ波受信アンテナで受信した基準信号を用いて受信した変調信号をダウンコンバートし、放送信号を復元する。また、ミリ波送信アンテナおよびミリ波受信アンテナを建造物の外壁からそれぞれ第1および第2の距離だけ突出させて配置し、直接波と1回反射波の伝送距離の差が電波の波長の(2n−1)/2倍になるように第1および第2の距離を設定する。したがって、変調信号と基準信号の両方が自由空間伝搬損失によってレベル低下するので、ミリ波受信アンテナの指向角の範囲外では、ダウンコンバートされた信号が急激にレベル低下する。よって、1回反射波以外の反射波の影響を受け難くなり、受信信号のCN値が高くなる。また、直接波と1回反射波を位相合成するので、受信レベルを向上させて良好な伝送特性を得ることができる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるミリ波送受信システムの構成を示すブロック図である。図1において、このミリ波送受信システムは、複数階(図では14F)の建造物(たとえば、ビル、マンション)1の屋上に設けられたミリ波送信装置2と、各階のベランダに設けられたミリ波受信装置3とを備える。ミリ波送信装置2は、取付金具4により、屋上から建造物1の外側に突出して下向きに設けられる。ミリ波受信装置3は、取付金具5により、ベランダから建造物1の外側に突出してミリ波送信装置2に対向して設けられる。
図2は、ミリ波送信装置2およびミリ波受信装置3の構成を示すブロック図である。図2において、建造物1の屋上には、ミリ波送信装置2の他、地上波放送を受信するアンテナ10と、衛星放送を受信するアンテナ11と、アンテナ10,11で受信した信号を合成する信号合成装置12とが設けられる。
アンテナ10で受信された周波数fsaの地上波放送信号S1と、アンテナ11で受信された周波数fsbの衛星波放送信号S2とは、それぞれ信号合成装置12内のブースターアンプ13,14で所定の信号レベルに増幅された後、合成器15で合成され、周波数fseの一系列の信号S3として、ミリ波送信装置2に入力される。
一系列の信号S3は、ミリ波送信装置2内において、増幅器16でレベル調整されてミキサ17に入力される。一方、基準信号源18で生成された周波数fLO1の基準信号S4が分配器19を介してミキサ17に入力される。ミキサ17は、基準信号S4を用いて一系列の信号S3をアップコンバートし、周波数fIF1の中間周波数信号S5を生成する。ここで、周波数fIF1は、fIF1=fLO1−fseである。中間周波数信号S5は、バンドパスフィルタ20で不要な周波数成分を除去され、増幅器21で増幅されて合成器22に入力される。一方、分配器19で分配された基準信号S4は、レベル調整器23でレベル調整されて合成器22に入力される。合成器22は、中間周波数信号S5と基準信号S4を合成して中間周波数多重信号S6を生成し、その信号S6をミキサ24に与える。
また、基準信号S4は、m次(ただし、mは2以上の整数であり、たとえば5である)のマルチプライア25に与えられる。マルチプライア25は、周波数がfLO2の局部発振信号S7を生成してミキサ24に与える。ここで、周波数fLO2は、fLO2=2mfLO1である。ミキサ24は、局部発振信号S7を用いて中間周波数多重信号S6をアップコンバートする。ミキサ24としては、偶高調波ミキサ、たとえば2次高調波ミキサが使用される。
ミキサ24の出力信号のうちの上側波帯の信号のみがバンドパスフィルタ26を通過して無線多重信号S8となる。無線多重信号S8は、無線基準信号S10と無線信号S11を含む。無線基準信号S9の周波数は、fLO2+fLO1=(2m+1)fLO1となる。無線信号S10の周波数は、fLO2+fIF1=fLO2+(fLO1−fse)=(2m+1)fLO1−fseとなる。無線多重信号S8は、ミリ波パワーアンプ27によって増幅され、指向性を有するミリ波送信アンテナ28から送信される。
一方、ミリ波受信装置3においては、指向性を有するミリ波受信アンテナ30で受信された無線多重信号S8は、低雑音増幅器31で増幅され、バンドパスフィルタ32でイメージ信号成分を抑圧されて2端子型ミキサ33に与えられる。2端子型ミキサ33は、受信された無線基準信号S9を用いて受信された無線信号S10をダウンコンバートし、一系列の信号S3を復元する。
ここで、無線信号S10の周波数(2m+1)fLO1−fseと無線基準信号S9の周波数(2m+1)fLO1との差が一系列の信号S3の周波数fseとなる。この一系列の信号S3には、ミリ波送信装置2で使用された周波数fLO1の基準信号S4の周波数偏差および位相雑音特性は全く関係しない。
一系列の信号S3は、可変減衰器34でレベル調整され、バンドパスフィルタ35で不要な周波数成分を除去され、増幅器36で所定の信号レベルに増幅され、出力端子から出力される。出力された信号S3は、分離器37によって地上波放送信号S1と衛星放送信号S2とに分離され、対応する階の部屋のテレビ受像機38の衛星放送用/地上波放送用チューナ39に与えられる。
また、図3は、取付金具5の構成を示す図である。図3において、取付金具5は、L字状のアーム40と、アーム40の一端にミリ波受信装置3を固定するための固定具41と、アーム40の他端を挿入するための挿入孔42aおよびベランダの外壁に当接可能な板部42bを有する金具本体42と、金具本体42に連結されて板部42bとの間でベランダの外壁を挟持するための取付板43とを含む。
金具本体42の板部42bと取付板43との間隔は、ボルト44によって調整可能になっており、ベランダへの取付時には、このボルト44を締め付けることによって、板部42bと取付板43とでベランダの外壁を挟持できるようにされている。このため、ミリ波受信装置3のベランダへの設置位置を調整する際には、このボルト44を緩めて取付金具5自体をベランダに沿って移動させればよい。
また、アーム40は、金具本体42の挿入孔42aに挿入することにより、ベランダに設置されるが、挿入孔42aの外壁およびアーム40には、2本のボルト45を使ってアーム40を金具本体42に固定するための孔が穿設されている。
一方、固定具41は、U字状に形成された2本のボルト46の先端を、それぞれ、固定具41に穿設された挿通孔に挿通して、各ボルト46の湾曲部と固定具41との間にアーム40の一端を挿通し、固定具41から突出したボルト46の先端をそれぞれナット47で締め付けることにより、アーム40に固定される。
このため、固定具41のアーム40への固定位置(換言すれば、ミリ波受信装置3のベランダからの突出量H)や、固定具41のベランダ壁面に沿った面上での傾き(換言すればミリ波受信装置3のベランダ壁面に沿った面上での傾き)は、固定具41をアーム40へ固定する際に調整できる。
また、固定具41には、ミリ波受信装置3を固定するための板部41aが立設されており、板部41aには、ミリ波受信装置3に設けられた板部3aを2本のボルト48で固定するために、各ボルト48の挿通孔41b,41cが穿設されている。そして、この2つの挿通孔41b,41cの内、一方の挿通孔41bは、他方の挿通孔41cを中心とする円弧形状の長孔になっている。
このため、ミリ波受信装置3のベランダ壁面1aに直交する面上での傾きθは、2本のボルト48でミリ波受信装置3を固定具41に固定した後、挿通孔41cに挿通されたボルト48を支点としてミリ波受信装置3を傾けることによって、容易に調整できる。そして、この傾き調整後は、2本のボルト48を締め付ければ、ミリ波受信装置3を固定具41にしっかりと固定することができる。
図1に戻って、ミリ波送信装置2は、建造物1の屋上のベランダ壁面1aから所定の距離h1だけ突出して設けられ、ミリ波受信装置3は、建造物1の対応する階のベランダ壁面1aから所定の距離h2だけ突出して設けられる。ミリ波送信装置2は、無線多重信号S8を地面を向けて垂直に送信し、ミリ波受信装置3は、その無線多重信号S8を受信する。
なお、ミリ波送信アンテナ8はミリ波送信装置2に一体的に形成されており、ミリ波送信装置2の突出長h1はミリ波送信アンテナ8の中心の突出長h1に等しい。また、ミリ波受信アンテナ30はミリ波受信装置3に一体的に形成されており、ミリ波受信装置3の突出長h2はミリ波受信アンテナ3の中心の突出長h2に等しい。
また、ミリ波受信装置3はベランダに設置されるので、アンテナ30の開口面の大きさ、アンテナ30を含んだミリ波受信装置3の大きさと重量には制限が生じる。また、ミリ波受信装置3は、小さいほど上の階のミリ波受信装置3の影になり難い。したがって、ミリ波受信装置3を小さくするほど、縦(垂直)方向に、より多くの受信装置3を設置することができる。また、ミリ波送信装置2およびミリ波受信装置3とも、小型かつ軽量であるほど設置が容易かつ安全であり、風の影響を受け難いことは言うまでもない。
今、図4に示すように、ミリ波送信アンテナ28の指向角θと、建造物1の高さLと、ミリ波送信装置2の突出長h1と、ミリ波受信装置3の突出長h2との関係について考える。一例として、ミリ波送信アンテナ28の指向角θを±3度とし、ミリ波送信装置2の突出長hを30cmとする。
ミリ波送信装置2から無線多重信号S8を地面に対して垂直に放射した場合、ミリ波送信アンテナ28の指向角θが±3度であるので、最初の反射点(1回反射点)はミリ波送信装置2から、L1=5.7mの位置に出現する。この1回反射波を受信するためには、ミリ波受信装置3の突出長h2を各階毎に適宜変える必要がある。また、L1=5.7mからL=40mまでは、ミリ波送信アンテナ27の出射ビームの広がりの関係から、1回反射点は至る所に存在する。
ミリ波送信装置2からミリ波受信装置3に入射される電波(無線多重信号S8)には、ミリ波送信装置2からミリ波受信装置3に直接入射される直接波と、ミリ波送信装置2から送信され、ベランダ壁面1aで1回だけ反射してミリ波受信装置3に入射される1回反射波とがある。なお、地面を介して複数回反射されてミリ波受信装置3に入射される複数回反射波は、本ミリ波送受信システムでは十分に減衰されるので、考慮する必要はない。
また、直接波と1回反射波では伝送経路が異なるので、1回反射波の伝送距離と直接波の伝送距離には差がある。また、1回反射点は固定端になり、1回反射点での反射によって電波の位相が反転する。したがって、1回反射波の伝送距離と直接波の伝送距離との差Dが電波の波長λのn倍(ただし、nは整数である)となるヌル点では、直接波と1回反射波が逆位相となって打ち消し合う。すなわち、ヌル点では、D=nλとなる。
逆に、1回反射波の伝送距離と直接波の伝送距離との差Dが電波の波長λの(2n−1)/2倍となる同位相合成点では、直接波と1回反射波が同位相となって合成される。すなわち、同位相合成点では、D=(2n−1)λ/2となる。ミリ波送信装置2とミリ波受信装置3の垂直方向の位置を固定し、ミリ波受信装置3の突出長h2を変えると、1回反射波の伝送距離と直接波の伝送距離との差Dが変わり、n=1,2,3,…に対応してヌル点および同位相合成点は周期的に複数回現れる。
一例として、建造物1の外壁が理想的に平坦な壁であるとし、ミリ波送信装置2からミリ波受信装置3までの直接波の伝送距離Lを42mとし、ミリ波送信装置2およびミリ波受信装置3の各々の指向角θを±3度とし、ミリ波送信装置2の突出長h1を60cmまたは30cmとする。電波の周波数は61GHzであり、その波長λは約0.49cmである。
図5(a)は、上記条件においてミリ波受信装置3の突出長h2と、1回反射波の伝送距離と直接波の伝送距離との差Dとの関係を示す図である。また、図5(b)は、ミリ波送信装置2の突出長h1が60cmである場合において、ミリ波受信装置3の突出長h2と、ミリ波受信装置3の受信信号のCN値(dB)および受信レベル(dB)との関係を示す図である。また、図5(c)は、ミリ波送信装置2の突出長h1が30cmである場合において、ミリ波受信装置3の突出長h2と、ミリ波受信装置3の受信信号のCN値および受信レベルとの関係を示す図である。
これらの図5(a)〜(c)から、たとえば、h1=60cmの場合は、h2=17cmである場合にD=λとなり、h2=17×2cmである場合にD=2×λとなり、ヌル点が周期的に現れることが分かる。また、h1=60cmの場合は、h2=17/2cmである場合にD=λ/2となり、h2=17×3/2cmである場合にD=λ×3/2となり、同位相合成点が周期的に現れることが分かる。
また、h1=30cmの場合は、h2=34cmである場合にD=λとなり、h2=34×2cmである場合にD=2×λとなり、ヌル点が周期的に現れることが分かる。また、h1=30cmの場合は、h2=34/2cmである場合にD=λ/2となり、h2=34×3/2cmである場合にD=λ×3/2となり、同位相合成点が周期的に現れることが分かる。
このように、1回反射波と直接波の距離差Dをh1,h2により制御することができ、ミリ波送信装置2の突出長h1が小さいほど、ミリ波受信装置3の突出長h2を変えたときに現れるヌル点の周期は長くなる傾向にある。
また、図6(a)〜(d)は、それぞれミリ波送信装置2とミリ波受信装置3の間の距離Lが42m、36m、30m、24mであり、ミリ波送信装置2の突出長h1が60cmである場合において、ミリ波受信装置3の突出長h2と、ミリ波受信装置3の受信信号のCN値(dB)および受信レベル(dB)との関係を示す図である。図7(a)〜(d)は、それぞれ距離Lが18m、12m、6m、3mであり、h1が60cmである場合において、ミリ波受信装置3の突出長h2と、ミリ波受信装置3の受信信号のCN値(dB)および受信レベル(dB)との関係を示す図である。
また、図8(a)〜(d)は、それぞれ距離Lが42m、36m、30m、24mであり、h1が30cmである場合において、ミリ波受信装置3の突出長h2と、ミリ波受信装置3の受信信号のCN値(dB)および受信レベル(dB)との関係を示す図である。図9(a)〜(d)は、それぞれ距離Lが18m、12m、6m、3mであり、h1が30cmである場合において、ミリ波受信装置3の突出長h2と、ミリ波受信装置3の受信信号のCN値(dB)および受信レベル(dB)との関係を示す図である。
これらの図6(a)〜9(d)から、h2が30cm〜10cmの範囲内で、h1が60cmである場合は、ヌル点の数が4個から1個であり、h1が30cmである場合はヌル点の数が2個から1個である。つまり、h1が30cmである場合の方が、h1が60cmである場合よりも、上記距離差Dが生じ難く、ヌル点の数も少なくなり、安定した信号伝送が可能となる。このミリ波送受信システムでは、たとえば、ミリ波送信装置2の突出長h1が30cmに設定され、各ミリ波受信装置3の突出長h2は受信信号のCN値(dB)および受信レベル(dB)が最大値になるように設定される。
この実施の形態1では、無線多重信号S8の信号レベルは自由空間伝搬損失によって減衰するが、ミリ波受信アンテナ30の指向角の範囲内では、アンテナ利得によってエネルギーを集中できるので、ミリ波受信装置3において無線基準信号S9を用いて無線信号S10をダウンコンバートする際の変換利得は、ある程度確保可能である。
一方、ミリ波受信アンテナ30の指向角の範囲外では、上記変換利得は、極めて小さくなる。これは、無線基準信号S9と無線信号S10の両方が自由空間伝搬損失によってレベル低下するのに加え、アンテナ利得による恩恵も受けないので、ダウンコンバートされた信号が急激にレベル低下するからである。この影響は、無線伝送距離が遠くなるほど顕著になり、あたかもアンテナ指向角が実質的に狭くなったような効果を生ずる。したがって、このミリ波送受信システムでは、1回反射波の影響を除き、反射波の影響を受け難くなり、受信信号のCN値が高くなる。
また、無線基準信号S9と無線信号S10が、指向性を有したミリ波送信アンテナ28から送信され、指向性を有したミリ波受信アンテナ30によって受信されるので、無線基準信号S9と無線信号S10のレベルの低下が小さい。また、複数回の反射波も伴わないので、無線基準信号S9と無線信号S10の強度と位相の変化による信号レベルの落ち込みは広帯域に亘って小さい。このため、無線基準信号S9を用いて無線信号S10をダウンコンバートし、高いレベルの信号S3を復元することができる。
また、2端子型ミキサ33によってダウンコンバートするので、ミリ波受信装置3では、局部発振器が不要であり、かつ、送信側の周波数アップコンバートに用いた基準信号S4の周波数安定性や位相雑音は、受信側でのダウンコンバートによりキャンセルすることができる。したがって、優れた雑音特性および受信特性を得ることができ、特に受信側の小型化および低コスト化を実現することができる。
また、ミリ波送信装置2の突出長h1とミリ波受信装置3の突出長h2とは、ミリ波送信アンテナ28から放射されてミリ波受信アンテナ30に直接入射する直接波と、ミリ波送信アンテナ28から放射されて建造物1の外壁で1回だけ反射し、ミリ波受信アンテナ30に入射する1回反射波とが同位相になるように設定される。したがって、直接波と1回反射波を位相合成することができ、高い受信レベルと良好な伝送特性を得ることができる。
また、取付金具5を用いてミリ波受信アンテナ30の方向を調整することにより、直接波と1回反射波の位相成分のみならず強度成分も合成することができ、高い受信レベルと良好な伝送特性を得ることができる。これは、ミリ波受信アンテナ30も指向性を有し、ミリ波受信アンテナ30の方向を変えると受信強度レベルが変化するからである。
すなわち、ミリ波受信アンテナ30の方向の僅かな変化、たとえば、アンテナ30の半値幅分の方向変化であっても、指向性アンテナの特性では受信信号パワーは3dB減衰する。本願発明では、無線信号S10と無線基準信号S9を送受信し、受信した無線基準信号S9を用いて無線信号S10をダウンコンバートするので、ミリ波受信アンテナ30の半値幅分の方向変化に伴い、無線信号S10のパワーが3dB減衰するだけでなく、無線基準信号S9のパワーも3dB減衰するので、無線基準信号S9を用いてダウンコンバートされた無線信号S10は6dB減衰する。
したがって、ミリ波受信アンテナ30の方向の僅かな変化によっても受信レベルは、大きく変化する。一例として、アンテナ30の方向変化によって、直接波の受信レベルを容易に変化させることができ、直接波と反射波の位相と強度を容易に合成することができる。実際には、合成した際のスぺクトラムのレベルや、合成パワーを最大にすることで、直接波と反射波の位相と強度を合成することができる。位相を最適に合成した場合、無線基準信号S9が3dB増加するとともに無線信号S10が3dB増加するので、受信側の出力信号S3は、最大で6dB増加する。
また、無線伝送距離が40m程度の場合、建造物1の外壁面から数10cm以下の距離は無視できる程度の長さであり、反射点における反射角(反射点における法線と電波の入射経路、反射経路のなす角)は略90度になり、臨界角に入る。したがって、反射係数は1となり、略全反射となるので、反射損失は著しく小さくなる。その結果、反射効率の高い良好な反射波となるため、直接波と反射波の位相成分と強度成分を合成することができ、良好な伝送特性を得ることができる。
また、h1,h2の各々を数10cm以内、たとえば30cm以内とすることによって、ミリ波送信装置2およびミリ波受信装置3の取付位置が作業者の手の届く範囲となり、装置の取付および調整を容易に行なうことができる。また、建造物1の高所での取付および調整作業を安全に行なうことができる。また、直接波と反射波を合成するための調整作業も容易となる。
また、直径4cm程度で23dBi程度の高利得なアンテナ8,30を構成でき、ミリ波送信装置2およびミリ波受信装置3の各々も数cm×10cm以内に小型に構成できるので、建造物1の美観を損なうことなく、省スペースで構成できる。また、風の影響も小さいので、取り付け強度も軽減することができる。これらの効果は、直径が40cm〜50cmで奥行きが30cm〜40cm程度の衛星放送用パラボラアンテナがベランダに取り付けられることと比較すれば明白である。
また、復元した放送信号をTV受像機38、ビデオレコーダ、TVチューナを有したパーソナルコンピュータなどの電子機器に与えることにより、建造物1の壁に孔をあけたり、壁面に大掛かりな配線・配管工事を行なうことなく、より簡易・小型にTVの配線を設けることができる。また、そのような電子機器と本ミリ波送受信システムを連動させることによって、電子機器からミリ波受信装置3の電源のオン/オフを行なうことも可能である。また、ベランダなどにパラボラアンテナを立てる必要がないので、省スペース化を実現でき、目立つことがなく、建造物1の美観も損なうこともない。
[実施の形態2]
図10は、この発明の実施の形態2によるミリ波送受信装置の要部を示す図であって、図2と対比される図である。図10を参照して、このミリ波送受信装置が実施の形態1と異なる点は、ミリ波受信装置3がミリ波受信装置50で置換されている点である。
ミリ波受信装置50において、指向性を有するミリ波受信アンテナ30で受信された無線多重信号S8は、低雑音増幅器31で増幅され、バンドパスフィルタ32でイメージ信号成分を除去されて周波数ミキサ51に与えられる。一方、局部発振器52は、周波数がfLO3の局部発振信号S11を生成して周波数ミキサ51に与える。周波数ミキサ51は、局部発振信号S11を用いて無線多重信号S8をダウンコンバートし、中間周波数多重信号S12を生成する。
無線多重信号S8は、上述の通り、周波数が(2m+1)fLO1である無線基準信号S9と、周波数が(2m+1)fLO1−fseである無線信号S10とを含む。したがって、中間周波数多重信号S12は、周波数が(2m+1)fLO1−fLO3である中間周波数基準信号S13と、周波数が(2m+1)fLO1−fLO3−fseである中間周波数信号S14とを含む。
中間周波数多重信号S12は、バンドパスフィルタ53で不要な周波数成分を除去され、中間周波数増幅器54で増幅およびレベル調整され、分配器55で2分配される。分配器55の一方の出力信号S12は、減衰器56で数dB程度レベル調整されて周波数ミキサ57に与えられる。分配器55の他方の出力信号S12のうち中間周波数基準信号S13がバンドパスフィルタ58を通過し、増幅器59で増幅され、抵抗素子60を介して周波数ミキサ57に与えられる。周波数ミキサ57は、中間周波数基準信号S13を用いて中間周波数多重信号S12をダウンコンバートし、一系列の信号S3を復元する。
復元された一系列の信号S3の周波数は、[(2m+1)fLO1‐fLO3]−[(2m+1)fLO1‐fLO3‐fse]=fseとなる。したがって、ミリ波送信装置2内の周波数fLO1の基準信号S4の周波数偏差、位相雑音特性には全く関係しない。
周波数ミキサ57の出力信号S3は、バンドパスフィルタ61によって不要な周波数成分を除去され、増幅器62で適当な出力レベルまで増幅され、出力端子から出力される。出力された信号S3は、分離器37によって地上波放送信号S1と衛星放送信号S2とに分離され、対応する階の部屋のテレビ受像機38の衛星放送用/地上波放送用チューナ39に与えられる。
この実施の形態2では、ミリ波受信装置50において、受信した無線多重信号S8を一旦、中間周波数に変換し、無線多重信号S8に対する中心周波数の比帯域幅を大きくする。これにより、中間周波数多重信号S12から、通常のマイクロ波平面回路のようなバンドパスフィルタ58を用いて中間周波数基準信号S13のみを取り出すことが可能となる。この中間周波数基準信号S13を増幅して疑似的な局部発振信号を生成し、この疑似的な局部発振信号を用いて、3端子型ミキサ57により、中間周波数多重信号S12をダウンコンバートする。その結果、ミリ波送信装置2の入力信号である一系列の信号S3を復元することができる。
また、本構成では、送信側の基準信号源18や受信側の局部発振器52で周波数変動や位相雑音が生ずるが、中間周波数多重信号S12のダウンコンバートにより、それらの周波数安定性や位相雑音をキャンセルすることができる。したがって、良好な受信CN特性を得ることでき、伝送距離を長くすることができる。
また、ミリ波送信装置2側における基準信号S4の厳密なパワーコントロールが不要であるので、ミリ波送信装置2の製造コストが低くなり、また、ミリ波送信装置2への入力レベルの許容範囲が広くなるというメリットが生ずる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1によるミリ波送受信システムの全体構成を示す図である。 図1に示したミリ波送信装置およびミリ波受信装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した取付金具5の構成を示す組立分解図である。 図1に示したミリ波送受信システムにおける直接波と1回反射波を説明するための図である。 図1に示したミリ波送受信システムにおけるヌル点と同位相合成点を説明するための図である。 図1に示したミリ波受信装置の突出長h2とCN値および受信レベルとの関係を示す図である。 図1に示したミリ波受信装置の突出長h2とCN値および受信レベルとの関係を示す他の図である。 図1に示したミリ波受信装置の突出長h2とCN値および受信レベルとの関係を示すさらに他の図である。 図1に示したミリ波受信装置の突出長h2とCN値および受信レベルとの関係を示すさらに他の図である。 この発明の実施の形態2によるミリ波送受信システムの要部を示すブロック図である。 従来のミリ波送受信システムの全体構成を示す図である。
符号の説明
1,70 建造物、1a ベランダ壁面、2,71 ミリ波送信装置、3,50,72 ミリ波受信装置、3a 板部、4,5,73,74 取付金具、10,11 アンテナ、12 信号合成装置、13,14 ブースターアンプ、15,22 合成器、16,21,36,59,62 増幅器、17,24 ミキサ、18 基準信号源、19,55 分配器、20,26,32,35,53,58,61 バンドパスフィルタ、23 レベル調整器、25 マルチプライア、27 ミリ波送信アンテナ、30 ミリ波受信アンテナ、31 低雑音増幅器、33 2端子型ミキサ、34 可変減衰器、37 分離器、38 テレビ受像機、39 地上波放送用チューナ、40 アーム、41 固定具、41b,41c 挿通孔、41a 板部、42 金具本体、42a 挿入孔、42b 板部、43 取付板、44〜46,48 ボルト、47 ナット、51,57 周波数ミキサ、52 局部発振器、54 中間周波数増幅器、56 減衰器、60 抵抗素子。

Claims (8)

  1. 建造物に設けられるミリ波送受信システムであって、
    指向性を有するミリ波送信アンテナを含み、基準信号を用いて放送信号をミリ波帯へアップコンバートし、アップコンバート後の変調信号と前記基準信号とを含む電波を前記ミリ波送信アンテナを介して送信するミリ波送信装置と、
    指向性を有するミリ波受信アンテナを含み、前記ミリ波送信アンテナから送信された前記変調信号および前記基準信号を含む前記電波を前記ミリ波受信アンテナで受信し、前記基準信号を用いて前記変調信号をダウンコンバートし、前記放送信号を復元するミリ波受信装置とを備え、
    前記ミリ波送信アンテナは、前記建造物の外壁から第1の距離だけ突出して下向きに設けられ、
    前記ミリ波受信アンテナは、前記建造物の外壁から第2の距離だけ突出して前記ミリ波送信アンテナに対向して設けられ
    前記第1および第2の距離は、前記ミリ波送信アンテナから放射されて前記ミリ波受信アンテナに直接入射する直接波の伝送距離と、前記ミリ波送信アンテナから放射されて前記建造物の外壁で1回だけ反射し、前記ミリ波受信アンテナに入射する1回反射波の伝送距離との差が前記電波の波長の(2n−1)/2倍(ただし、nは正の整数である)になるように設定され、
    前記直接波と前記1回反射波は、前記ミリ波受信アンテナにおいて同位相となって合成されることを特徴とする、ミリ波送受信システム。
  2. 前記ミリ波受信装置を前記外壁に取り付ける取付部材を備え、
    前記取付部材は、
    前記第2の距離を調整する第1の調整部と、
    前記ミリ波受信アンテナの方向を調整する第2の調整部とを含むことを特徴とする、請求項1に記載のミリ波送受信システム。
  3. 前記建造物はベランダを備え、
    前記ミリ波受信装置は、前記取付部材によって前記ベランダの前記外壁に取り付けられ、
    前記第1および第2の調整部の各々は前記ベランダから手動で調整可能になっていることを特徴とする、請求項2に記載のミリ波送受信システム。
  4. 前記第1および第2の距離の各々は30cm以下であることを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれかに記載のミリ波送受信システム。
  5. 前記ミリ波受信装置は、前記基準信号を用いて前記変調信号をダウンコンバートする2端子型ミキサを含むことを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載のミリ波送受信システム。
  6. 前記ミリ波受信装置は、
    前記ミリ波受信アンテナで受信した信号から前記基準信号を取り出すフィルタ回路と、
    前記フィルタ回路によって取り出された前記基準信号を用いて前記変調信号をダウンコンバートする3端子型ミキサとを含むことを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載のミリ波送受信システム。
  7. 複数種類のアンテナの受信信号を合成して前記放送信号を生成し、前記ミリ波送信装置に与える信号合成装置を備えることを特徴とする、請求項1から請求項6までのいずれかに記載のミリ波送受信システム。
  8. 前記建造物は複数階であり、
    前記ミリ波送信装置は前記建造物の外壁の上端部に設けられ、
    前記ミリ波受信装置は前記建造物の各階の外壁に設けられることを特徴とする、請求項1から請求項7までのいずれかに記載のミリ波送受信システム。
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