JP5002967B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特に電気的に切断される電気ヒューズを含む半導体装置及びその製造方法に関する。
RAMの冗長やチップIDの識別のために、半導体基板上に形成された電気ヒューズが用いられている。電気ヒューズは、大電流を流してエレクトロマイグレーションを生じさせることによって切断される。この電気ヒューズは、レーザ照射によって切断するヒューズに比べて、占有面積が小さいという特徴を有する。さらに、レーザ切断用のヒューズが、すべての配線層を占有してしまうのに対し、電気ヒューズは、使用する配線層が1層のみである。このため、レイアウトの自由度が高い。また、電気ヒューズは、テスタ上で試験、切断、及び切断チェックが行えるため、レーザ切断を行う場合に比べて、試験コストを削減することができる。さらに、パッケージング後でも切断を行うことが可能である。
図9に、従来の半導体集積回路装置に採用されている電気ヒューズ及びその切断回路の等価回路図を示す。同様の切断回路が、下記の非特許文献1に開示されている。
電気ヒューズ1の一方の端子に、切断用トランジスタT1のドレイン領域が接続されている。切断用トランジスタT1のソース領域は接地されている。電気ヒューズ1の他方の端子に切断用パッド2が接続されている。切断用パッド2が接続された方の端子は、第1の読出用トランジスタT2を介して接地されている。電気ヒューズ1の、切断用トランジスタT1が接続された方の端子は、第2の読出用トランジスタT3を介してヒューズ情報読出回路8に接続されている。電気ヒューズ1に直接接続されている切断用トランジスタT1、第1の読出用トランジスタT2、及び第2の読出用トランジスタT3は、切断時の高電圧に耐えることができるように高耐圧のトランジスタで構成される。切断用トランジスタT1、読出用トランジスタT2、T3の配置されているP型ウェルには接地電位VSSが印加される。
電気ヒューズ1を切断するときは、読出用トランジスタT2及びT3をオフ状態にし、切断用トランジスタT1をオン状態にして、切断用パッド2から電気ヒューズ1と切断用トランジスタT1との直列回路に切断電流を流す。電気ヒューズ1が切断状態であるか非切断状態であるかを読み出すときには、読出用トランジスタT2及びT3をオン状態にし、切断用トランジスタT1をオフ状態にする。ヒューズ情報読出回路8が、電気ヒューズ1の状態を読出し、読出結果を出力端子VFに出力する。
図10に、下記の特許文献1に開示された電気ヒューズの切断回路を示す。電気ヒューズ75と切断用トランジスタTR1との直列接続回路の、電気ヒューズ75側の端子がパッド71に接続され、切断用トランジスタTR1のソース領域が接地されている。半導体基板と同一電位のパッド70により、切断用トランジスタTR1の基板電位が与えられる。
同一基板上に、電子回路72が形成されている。電子回路72は、NMOSトランジスタTR2を含む。NMOSトランジスタTR2の基板電位も、パッド70により与えられる。電気ヒューズ75とパッド71との相互接続点が、NMOSトランジスタTR2のゲート電極に接続されている。
電気ヒューズ75の切断時には、切断用トランジスタTR1をオン状態にし、パッド71に電源電圧を印加することにより、電気ヒューズ75に切断電流を流す。電気ヒューズ75が切断された後の確認は、パッド70に対してパッド71をより低い電位に保持する。電気ヒューズ75が切断されていない場合には、切断用トランジスタTR1の拡散層と半導体基板との間のPN接合に順方向電流が流れる。電気ヒューズ75が切断されている場合には、この順方向電流が流れない。
パッド71が、電子回路72内のNMOSトランジスタのソースまたはドレインに領域に接続されている場合には、電気ヒューズ75の切断確認時に、このNMOSトランジスタの拡散層と半導体基板との間のPN接合に順方向電流が流れてしまうため、電気ヒューズ75の切断状態を確認することができない。図10に示した回路では、パッド71が、電子回路72内のNMOSトランジスタTR2のゲート電極のみに接続されているため、電子回路72内のNMOSトランジスタを介してパッド70からパッド71に電流が流れることはない。
特開昭59−66142号公報 ISSCC 2004 3.7 PowerPC 970 in130 nm and 90 nm Technologies
電気ヒューズを切断する際には、電気ヒューズに大電流を流す必要がある。このため、電気ヒューズに直列接続された切断用トランジスタのゲート幅を大きくしなければならない。トランジスタのゲート幅が大きくなると、スタンバイ電流が増加してしまう。電気ヒューズは、チップ内に多数搭載されるため、切断用トランジスタの占める面積が大きくなるとともに、消費電力が増大してしまう。
本発明の目的は、電気ヒューズを切断するための切断用トランジスタの占める面積の増加及びスタンバイ電流の増加を抑制することができる半導体装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の一観点によると、半導体基板の上に形成され、電流を流すことにより切断される第1の電気ヒューズと、前記半導体基板の第1導電型の第1の表層部に、チャネル領域を挟むように配置されたソース及びドレイン領域と、該ソース及びドレイン領域の間の導通状態を制御するゲート電極とを含み、該ドレイン領域が前記第1の電気ヒューズの一端に接続されている第1の切断用トランジスタと、前記第1の電気ヒューズの他端に接続され、該第1の電気ヒューズに切断用電流を供給する切断用パッドと、前記第1の表層部に、電源電圧及び接地電位のいずれからも独立して固定電圧を印加することができ、前記切断用電流を供給する期間のみ前記固定電圧を印加するバックバイアス用パッドと、前記第1の電気ヒューズの切断/非切断の状態を読み出す第1のヒューズ情報読出回路と、前記第1の表層部に配置され、前記切断用電流を供給する期間にオフ状態にされる他の第1のトランジスタと、前記第1の表層部内に配置され、該第1の表層部に固定電位を印加するための第1のウェルコンタクトと、前記第1の表層部内に配置され、前記バックバイアス用パッドに接続されたバックバイアス用ウェルコンタクトとを有する半導体装置が提供される。
本発明の他の観点によると、半導体基板の上に形成され、電流を流すことにより切断する電気ヒューズと、前記半導体基板の第1導電型の第1の表層部に、チャネル領域を挟むように配置されたソース及びドレイン領域と、該ソース及びドレイン領域の間の導通状態を制御するゲート電極とを含み、該ドレイン領域が前記電気ヒューズの一端に接続されている切断用トランジスタと、バックバイアス用パッドと、前記第1の表層部に配置された他の第1のトランジスタと、前記第1の表層部内に配置され、該第1の表層部に固定電位を印加するための第1のウェルコンタクトと、前記第1の表層部内に配置され、前記バックバイアス用パッドに接続されたバックバイアス用ウェルコンタクトとを含む半導体装置の製造方法であって、前記第1の表層部とソース領域とのPN接合界面に順方向電圧が印加されるように、前記第1の表層部にバックバイアスを印加し、かつ前記ゲート電極に、前記切断用トランジスタが導通状態になるゲート電圧を印加した状態で、前記電気ヒューズと前記切断用トランジスタとの直列回路に切断電流を流すことによって、前記電気ヒューズを切断し、前記切断電流を流す期間のみ前記バックバイアスが印加され、前記他の第1のトランジスタは前記切断電流を流す期間にオフ状態にされる工程を含む半導体装置の製造方法が提供される。
第1の表層部にバックバイアスを印加することにより、バックバイアスを印加しない場合に比べて切断用トランジスタに大きな電流を流すことができる。切断用トランジスタのゲート幅を狭くしても、電気ヒューズの切断に十分な大きさの電流を流すことが可能になる。これにより、切断用トランジスタの占める領域を縮小し、かつオフ状態のリーク電流を削減することが可能になる。
図1Aに、第1の実施例による半導体装置の等価回路図を示す。第1の実施例による半導体装置は、複数、例えば7個のヒューズブロック9、切断ヒューズ選択レジスタ4、及び選択情報入力回路5を含んで構成される。複数のヒューズブロック9は、すべて同一の構成を有する。以下、1つのヒューズブロック9の構成について説明する。
電気ヒューズ1の一方の端子に、Nチャネルの切断用トランジスタT1のドレイン領域が接続されている。電気ヒューズ1は、しきい値電流以上の電流を流すことにより、切断することができる。切断用トランジスタT1のソース領域は接地されている。バックバイアス用パッド3から、切断用トランジスタT1の配置されているP型ウェルに、バックバイアスが与えられる。バックバイアス用パッドとP型ウェルとを接続する配線は、接地電位が印加される接地線及び電源電圧が印加される電源線のいずれからも分離されており、接地電位及び電源電圧とは独立して、P型ウェルにバックバイアスを印加することができる。
電気ヒューズ1の、切断用トランジスタT1に接続されていない方の端子に、切断用パッド2、及びNチャネルの第1の読出用トランジスタT2のドレイン領域が接続されている。第1の読出用トランジスタT2のソース領域は接地されている。電気ヒューズ1の、切断用トランジスタT1に接続されている方の端子が、第2の読出用トランジスタT3のソース領域に接続されている。Nチャネルの第2の読出用トランジスタT3のドレイン領域は、ヒューズ情報読出回路8に接続されている。
以下、ヒューズ情報読出回路8の構成について説明する。電源電圧VDDと第2の読出用トランジスタT3との間に、PMOSトランジスタT4とNMOSトランジスタT5とからなる直列回路が挿入されている。PMOSトランジスタT4とNMOSトランジスタT5とのゲート電極に、リセット信号VRが印加される。
PMOSトランジスタT4とNMOSトランジスタT5との相互接続点の電位が、ラッチ回路8Aによりラッチされる。ラッチ回路8Aの出力端子の情報が、インバータ8Bを介して、ヒューズ情報読出回路8の出力端子VFに出力される。
第1の読出用トランジスタT2、第2の読出用トランジスタT3、及びヒューズ情報読出回路8のNMOSトランジスタT5の配置されているP型ウェルに、接地電位VSSが与えられている。ヒューズ情報読出回路8のPMOSトランジスタT4が配置されているN型ウェルには、電源電圧VDDが与えられている。
電気ヒューズ1、切断用トランジスタT1、第1の読出用トランジスタT2、第2の読出用トランジスタT3、及びヒューズ情報読出回路8により1つのヒューズブロック9が構成される。
切断ヒューズ選択レジスタ4は、ヒューズブロック9の個数と同じ数のビット数を有する。切断情報入力回路5から切断ヒューズ選択レジスタ4に切断情報が入力される。切断ヒューズ選択レジスタ4の各ビットに記憶された情報が、対応するヒューズブロック9の切断用トランジスタT1のゲート電極に与えられる。第1の読出用トランジスタT2及び第2の読出用トランジスタT3のゲート電極に、パッドを介して制御電圧V2が与えられる。
図1Bに、電気ヒューズ1及び切断用トランジスタT1が配置された領域の半導体装置の断面図を示す。P型シリコンからなる半導体基板10の表層部に、P型ウェル13、及び素子分離絶縁膜11が形成されている。素子分離絶縁膜11により、P型ウェル13の表面に2つの活性領域が画定されている。一つの活性領域内に、切断用トランジスタT1が形成されている。切断用トランジスタT1は、P型ウェル13の表層部に、チャネル領域を挟むように配置されたソース領域T1S及びドレイン領域T1Dと、ソース及びドレイン領域の間の導通状態を制御するゲート電極T1Gとを含む。もう一方の活性領域内に、P型の不純物拡散領域であるバックバイアス用ウェルコンタクト14が形成されている。
素子分離絶縁膜11の上に、電気ヒューズ1が形成されている。電気ヒューズ1は、例えば多結晶シリコン膜1Aの上にコバルトシリサイド膜1Bが積層された2層構造を有する。例えば、電気ヒューズ1の長さは1μm、幅は0.1μm、多結晶シリコン膜1Aとコバルトシリサイド膜1Bとの合計の厚さは0.1μmである。
電気ヒューズ1及び切断用トランジスタT1を覆うように、層間絶縁膜20が形成されている。層間絶縁膜20に形成されたビアホール内に、タングステンからなるプラグ21A〜21Fが充填されている。プラグ21Aは、バックバイアス用ウェルコンタクト14に接続されている。プラグ21B、21C、及び21Dは、それぞれ切断用トランジスタT1のソース領域T1S、ゲート電極T1G、及びドレイン領域T1Dに接続されている。プラグ21Eは電気ヒューズ1の一端に接続され、プラグ21Fは、電気ヒューズ1の他端に接続されている。
層間絶縁膜20の上に形成された配線22が、プラグ21Dと21Eとを接続する。これにより、電気ヒューズ1の一端が切断用トランジスタT1のドレイン領域T1Dに接続される。
層間絶縁膜20の上に多層の配線層が配置され、最上の層間絶縁膜の上に、切断用パッド2及びバックバイアス用パッド3が形成されている。切断用パッド2は、プラグ21Fを介して電気ヒューズ1に接続されている。バックバイアス用パッド3は、プラグ21Aを介してバックバイアス用ウェルコンタクト14に接続されている。ソース領域T1Sは、プラグ21Bを介して接地電位VSSに接続されている。
図1Bでは、切断用トランジスタT1をP型ウェル13内に配置したが、P型基板を用いる場合には、P型ウェルを形成することなく、基板10のP型の表層部に切断用トランジスタT1を形成してもよい。この場合、切断用トランジスタT1の配置されたP型の表層部の他の場所に、バックバイアス用ウェルコンタクト14を配置すればよい。
図2に、第1の実施例による半導体装置のレイアウトの一例を示す。図2の縦方向にP型ウェル13が延在する。P型ウェル13に、N型ウェル23が並走する。P型ウェル13及びN型ウェル23の長手方向に、複数のヒューズブロック9が配列し、ヒューズブロック9の各々は、P型ウェル13からN型ウェル23に跨って配置される。ヒューズブロック9内の素子の配置は、すべてのヒューズブロック9について合同である。以下、1つのヒューズブロック9内の素子の配置について説明する。
P型ウェル13内に、切断用トランジスタT1、第1及び第2の読出用トランジスタT2及びT3、ヒューズ状態読出回路8のNMOSトランジスタT5が配置されている。P型ウェル13の上面を覆う素子分離絶縁膜の上に、電気ヒューズ1が配置されている。N型ウェル23内にヒューズ状態読出回路8のPMOSトランジスタT4が配置されている。さらに、P型ウェル13及びN型ウェル23内に、ヒューズ情報読出回路8のラッチ回路8A及びインバータ8Bを構成するMOSトランジスタが配置される。
P型ウェル13内のうち、切断用トランジスタT1の近傍に、バックバイアス用ウェルコンタクト14が配置される。P型ウェル13内のうち、バックバイアス用ウェルコンタクト14とは異なる位置にVSS用ウェルコンタクト15が配置される。VSS用ウェルコンタクト15は、例えば、ヒューズ情報読出回路8の近傍に配置される。N型ウェル23内の、ヒューズ情報読出回路8の近傍に、VDD用ウェルコンタクト24が配置されている。
次に、第1の実施例による半導体装置の電気ヒューズ1の切断方法について説明する。
P型ウェル13と、切断用トランジスタT1のソース領域T1Sとの界面に順方向電圧が印加されるように、P型ウェル13にバックバイアスを印加する。このバックバイアスは、バックバイアス用パッド3から与えられる。ゲート電極T1Gに、切断用トランジスタT1が導通状態になるゲート電圧を印加する。このゲート電圧は、図1Aに示した切断ヒューズ選択レジスタ4の該当のビットをハイレベル状態に設定することにより与えられる。第1及び第2の読出用トランジスタT2及びT3のゲート電極に印加する制御電圧V2をローレベルにすることにより、第1及び第2の読出用トランジスタT2及びT3をオフ状態にする。この状態で、切断用パッド2に切断用の電圧を印加することにより、電気ヒューズ1に切断電流を流す。
例えば、電源電圧VDDは1.0〜1.2Vであり、切断用パッド2に印加される電圧は、3.3Vであり、バックバイアス用パッド3に印加されるバックバイアスは、0.5Vである。バックバイアスは、P型ウェル13とソース領域T1Sとの間に形成されるPN接合ダイオードの順方向電流が立ち上がるしきい値電圧よりも小さくすることが好ましい。バックバイアスをこのしきい値電圧よりも小さくすることにより、バックバイアス用パッド3から接地電位への順方向電流の急激な増加を防止することができる。
切断用トランジスタT1に0.5V程度のバックバイアスを印加すると、P型ウェル13を接地する場合(すなわちバックバイアスをOVとする場合)に比べて、切断用トランジスタT1を流れる電流が20%程度増加する。すなわち、切断用トランジスタT1のゲート幅を20%程度狭くしても、バックバイアスを印加することにより、バックバイアスを印加しない場合と同程度の切断電流を流すことができる。例えば、バックバイアスを印加しない従来の構成において、切断トランジスタT1のゲート幅を10〜20μmにする必要がある場合、第1の実施例においては、ゲート幅を8〜16μmにすることが可能になる。
ゲート幅を狭くすることにより、切断用トランジスタT1の占める面積を削減することが可能になる。さらに、切断用トランジスタT1がオフ状態のときのリーク電流を少なくすることが可能になる。
第1の実施例による半導体装置の動作時には、バックバイアス用パッド3は、開放状態(オープン状態)にされる。
次に、半導体装置の動作時において、電気ヒューズ1の切断/非切断情報を読出す方法について説明する。半導体装置の動作時には、切断用トランジスタT1をオフ状態にし、第1及び第2の読出用トランジスタT2及びT3をオン状態にする。電源投入時に、リセット信号VRをLレベルにすると、出力端子VFがHレベルになる。電源が完全に立ち上がった後に、リセット信号VRをHレベルにする。電気ヒューズ1が切断されている場合には、出力端子VFはHレベルのままである。電気ヒューズ1が非切断状態のときには、出力端子VFがLレベルになる。
電気ヒューズ1の切断時に、図2に示したバックバイアス用ウェルコンタクト14に0.5V程度のバックバイアスを印加すると、バックバイアス用ウェルコンタクト14からVSS用ウェルコンタクト15に向かって貫通電流が流れる。ただし、貫通電流が流れるのは、電気ヒューズ1を切断する期間のみである。半導体装置の動作時には、バックバイアス用パッド3がオープン状態にされるため、貫通電流は流れない。従って、半導体装置の動作上の問題は生じない。なお、動作時に、バックバイアス用パッド3に接地電位VSSを印加してもよい。電気ヒューズ1の切断時に流れる貫通電流を少なくするために、図2に示したバックバイアス用ウェルコンタクト14と、VSS用ウェルコンタクト15とをなるべく遠ざけることが好ましい。
図3に、ウェルコンタクトの配置の一例を示す。図3では、バックバイアス用ウェルコンタクト14を白抜きの正方形で示し、VSS用ウェルコンタクト15を、ハッチ付きの正方形で示す。一般に、ウェル内の電位を均一にするために、ウェルコンタクトはウェル内に一様に分布させることが好ましい。例えば、一辺の長さがL1の単位領域を定義したとき、この単位領域をウェル内のどの位置に配置しても、単位領域が少なくとも1つのウェルコンタクトと重なるかまたは接するように、ウェルコンタクトが配置される。一般的には、2つのウェルコンタクト同士が、長さL1よりも狭い間隔で配置されることが許容される。長さL1は、例えば20μmである。
ところが、バックバイアス用ウェルコンタクト14と、VSS用ウェルコンタクト15とを近づけすぎると、電気ヒューズ1を切断するときの貫通電流が大きくなってしまう。貫通電流の増大を抑制するために、バックバイアス用ウェルコンタクト14と、VSS用ウェルコンタクト15とが、長さL1よりも狭い間隔で配置されることを禁止することが好ましい。この条件を「禁止条件」と呼ぶこととする。
図3において、一辺の長さがL1の正方形の単位領域をP型ウェル13内のどの位置に配置しても、単位領域が、少なくとも1つのバックバイアス用ウェルコンタクト14またはVSS用ウェルコンタクト15と重なるかまたは接する。例えば、単位領域40Aは、1つのバックバイアス用ウェルコンタクト14と重なる。単位領域40Bは、2つのVSS用ウェルコンタクト15と重なり、かつ2つのVSS用ウェルコンタクト15と接する。単位領域40Cは、1つのバックバイアス用ウェルコンタクト14と接し、かつ1つのVSS用ウェルコンタクト15と接する。
SS用ウェルコンタクト15同士は、長さL1よりも狭い間隔で配置されることが許容されている。これに対し、バックバイアス用ウェルコンタクト14から、最近接のVSS用ウェルコンタクト15までの距離は少なくともL1であり、それよりも近い領域にはVSS用ウェルコンタクト15が配置されておらず、上述の禁止条件が満たされている。
バックバイアス用ウェルコンタクト14同士の間隔は、長さL1より狭くしても、貫通電流の増大の要因にならない。
図4に、第2の実施例による半導体装置の等価回路図を示す。以下、図1Aに示した第1の実施例による半導体装置との相違点に着目して説明する。第1の実施例による半導体装置と構成が同一の部分については説明を省略する。
第1の実施例では、第1の読出用トランジスタT2のソース領域は、それが配置されたP型ウェルに接続され、ソース領域とP型ウェルとの両方に接地電位が印加されていた。第2の実施例においては、切断用トランジスタT1、第1及び第2の読出用トランジスタT2、T3、ヒューズ情報読出回路8のNMOSトランジスタT5が配置されているP型ウェルの電位を、接地電位とは独立して制御することができる構成とされている。第1の実施例のバックバイアス用パッド3の代わりに、Pウェル電位用パッド30によってP型ウェルに固定電位が印加される。
電気ヒューズ1の切断時に、P型ウェルに0.5V程度のバックバイアスを印加しておくことにより、第1の実施例の場合と同様に、切断用トランジスタT1に大きな電流を流すことができる。なお、第1及び第2の読出用トランジスタT2及びT3のゲート電極には、バックバイアスが印加されている状態でもオフ状態を維持できる程度のゲート電圧を印加しておく必要がある。
半導体装置の動作時には、Pウェル電位用パッド30に接地電位が印加される。なお、P型ウェル内のNMOSトランジスタの動作特性を調節するために、接地電位以外の固定電位を印加してもよい。
図5Aに、第3の実施例による半導体装置の各素子のレイアウトを示す。第3の実施例による半導体装置の等価回路は、図1Aに示した第1の半導体装置の等価回路と同一である。以下、図2に示した第1の実施例による半導体装置の各素子のレイアウトとの相違点に着目して説明する。第1の実施例による半導体装置と構成が同一の部分については説明を省略する。
第1の実施例では、図2に示したように、切断用トランジスタT1が、ヒューズブロック9内の他のNMOSトランジスタと共通のP型ウェル13内に配置されていた。第3の実施例では、切断用トランジスタT1が、他のNMOSトランジスタが配置されたP型ウェル13Bとは異なる切断トランジスタ用ウェル13A内に配置されている。切断トランジスタ用ウェル13A内に、バックバイアス用ウェルコンタクト14が配置されている。切断トランジスタ用ウェル13Aは、深いN型ウェル35内に配置されている。
図5Bに、電気ヒューズ1及び切断トランジスタ用ウェル13Aの断面図を示す。切断トランジスタ用ウェル13Aが、それよりも深いN型ウェル35内に配置されており、いわゆるトリプルウェル構造になっている。切断トランジスタ用ウェル13Aの表層部にバックバイアス用ウェルコンタクト14が形成されている。バックバイアス用パッド3からバックバイアス用ウェルコンタクト14を介して、切断トランジスタ用ウェル13Aにバックバイアスが印加される。
切断トランジスタ用ウェル13Aは、より深いN型ウェル35内に配置されているため、その他のNMOSトランジスタT2、T3、T5が配置されたP型ウェル13Bから電気的に分離される。
電気ヒューズ1を切断する際には、バックバイアス用パッド3からバックバイアス用ウェルコンタクト14を経由して、切断トランジスタ用ウェル13Aにバックバイアスを印加する。他のNMOSトランジスタT2、T3、T5が配置されたP型ウェル13Bには、VSS用ウェルコンタクト15を経由して接地電位が印加される。
第1の実施例では、電気ヒューズ1を切断する際に、図2に示したバックバイアス用ウェルコンタクト14からVSS用ウェルコンタクト15に向かって貫通電流が流れた。第3の実施例では、バックバイアス用ウェルコンタクト14が配置された切断トランジスタ用ウェル13Aと、VSS用ウェルコンタクト15が配置されたP型ウェル13Bとが、電気的に分離されているため、電気ヒューズ1の切断時にも貫通電流が流れない。
第3の実施例では、切断トランジスタ用ウェル13Aに、VSS用ウェルコンタクト15から接地電位が印加されない。このため、半導体装置の動作時に、バックバイアス用パッド3から、切断トランジスタ用ウェル13Aに接地電位を印加することが好ましい。
図6に、第4の実施例による半導体装置の等価回路図を示す。以下、図1Aに示した第1の実施例による半導体装置の等価回路との相違点に着目して説明する。第1の実施例による半導体装置と構成が同一の部分については説明を省略する。
第1の実施例では、切断用トランジスタT1がNMOSトランジスタで構成されていたが、第4の実施例では、PMOSトランジスタで構成されている。これに対応して、切断用パッド2が、電気ヒューズ1と第2の読出用トランジスタT3との相互接続点に接続され、切断用トランジスタT1のドレイン領域が、電気ヒューズ1と第1の読出用トランジスタT2との相互接続点に接続される。切断用トランジスタT1のソース領域には、電源電圧VDDが印加される。
PMOSトランジスタが配置されたN型ウェルには、通常、電源電圧VDDが印加されるが、切断用トランジスタT1の配置されたN型ウェルには、バックバイアス用パッド3から、電源電圧VDDとは独立に、所定の電圧が印加される。電気ヒューズ1の切断時には、切断用トランジスタT1の配置されているN型ウェルに、ソース領域とN型ウェルとのPN接合に順方向の電圧が印加されるように、バックバイアス用パッド3を通してN型ウェルにバックバイアスを印加する。切断用パッド2は接地する。バックバイアスは、ソース領域とN型ウェルとのPN接合に順方向電流が流れ始めるしきい値電圧よりも高い電圧、例えば電源電圧VDDよりも0.5V程度低い電圧とすることが好ましい。
切断用トランジスタT1にバックバイアスを印加することにより、より大きな電流を流すことが可能になる。半導体装置の動作時には、バックバイアス用パッド3をオープン状態にしておいてもよいし、バックバイアス用パッド3に電源電圧VDDを印加した状態にしておいてもよい。
図7に、第5の実施例による半導体装置のブロック図を示す。第5の実施例による半導体装置は、冗長情報記憶回路50、デコーダ52、及びRAMマクロ60を含む。冗長情報記憶回路50は、7個のヒューズブロック9を含む。ヒューズブロック9の各々は、第1〜第4の実施例による半導体装置のヒューズブロック9のいずれかと同一の構成を有する。
7個のヒューズブロック9の各々の電気ヒューズ1に、切断用パッド2から切断電流が供給される。7個のヒューズブロック9の切断用トランジスタT1に、バックバイアス用パッド3からバックバイアスが印加される。
切断情報入力回路5から7ビットの切断ヒューズ選択レジスタ4に切断情報が入力される。切断ヒューズ選択レジスタ4の各ビットの情報が、対応するヒューズブロック9の切断トランジスタT1のゲート電極に入力される。7個のヒューズブロック9の各々が、出力端子VFから、電気ヒューズ1の切断/非切断に応じた信号を出力する。
ヒューズブロック9の出力端子VFから出力されたヒューズ情報がデコーダ52に入力される。デコーダ52は、ヒューズ情報をデコードして65ビットの信号を生成し、RAMマクロ60に入力する。
RAMマクロ60は、64ビットのメモリアレイに加えて、1ビットの冗長用アレイを有する。デコーダ52から入力される65ビットの信号のうち1ビットは、冗長の要否を表す。残りの64ビットにより、不良が検出された冗長すべきメモリアレイが特定される。
図8に、第6の実施例による半導体装置のチップ内のレイアウトを示す。第6の実施例においては、1チップ内に複数のRAMマクロ60A〜60Fが配置されている。RAMマクロ60A〜60Cに対応する冗長情報記憶回路50A〜50Cが1箇所に集められて、冗長情報記憶部51を構成する。例えば、冗長情報記憶回路50Aと50Bとが相互に隣接して配置され、冗長情報記憶回路50Bと50Cとが相互に隣接して配置される。他のRAMマクロ60D〜60Fに対応する冗長情報記憶回路50D〜50Fも1箇所に集められて、他の冗長情報記憶部51Bを構成する。冗長情報記憶部51A内の複数の切断トランジスタT1は、1つのウェル内に配置される。他の冗長情報記憶部51B内の複数の切断トランジスタT1も、1つのウェル内に配置される。なお、図7に示したデコーダ52は、冗長情報記憶部の近傍に配置してもよいし、RAMマクロの近傍に配置してもよい。
切断用パッド2から、冗長情報記憶部51A及び51Bの電気ヒューズ1に切断電流が供給される。バックバイアス用パッド3から、冗長情報記憶部51A及び51Bの切断用トランジスタT1にバックバイアスが印加される。切断用パッド2と冗長情報記憶部51A及び51Bとを接続する配線には、他の配線に比べて大きな切断電流が流れる。このため、この配線を、他の配線に比べて太くする必要がある。冗長情報記憶回路50A〜50Fを、それぞれ対応するRAMマクロ60A〜60Fの近傍に配置すると、太い配線をチップ内に引き回さなければならない。複数のRAMマクロ60A〜60Cに対応する冗長情報記憶部50A〜50Cを1箇所に集めて配置することにより、太い配線の長さを短くし、配線によって占められる領域を縮小することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
(1A)は、第1の実施例による半導体装置の等価回路図であり、(1B)は、その主要部の断面図である。 第1の実施例による半導体装置の素子のレイアウトを示す平面図である。 第1の実施例による半導体装置のウェルコンタクトの配置の一例を示す平面図である。 第2の実施例による半導体装置の等価回路図である。 (5A)は、第3の実施例による半導体装置の素子のレイアウトを示す平面図であり、(5B)は、その主要部の断面図である。 第4の実施例による半導体装置の等価回路図である。 第5の実施例による半導体装置のブロック図である。 第6の実施例による半導体装置のチップ内のレイアウトを示す平面図である。 従来の電気ヒューズを含む半導体装置の等価回路図である。 従来の電気ヒューズを含む半導体装置の等価回路図である。
符号の説明
1 電気ヒューズ
2 切断用パッド
3 バックバイアス用パッド
4 切断ヒューズ選択レジスタ
5 切断情報入力回路
8 ヒューズ情報読出回路
8A ラッチ回路
8B インバータ
9 ヒューズブロック
10 半導体基板
11 素子分離絶縁膜
13、13B P型ウェル
13A 切断トランジスタ用ウェル
14 バックバイアス用ウェルコンタクト
15 VSS用ウェルコンタクト
20 層間絶縁膜
21A〜21F プラグ
22 配線
23 N型ウェル
24 VDD用ウェルコンタクト
30 Pウェル電位用パッド
35 深いN型ウェル
40A〜40C 単位領域
50、50A〜50F 冗長情報記憶回路
51A、51B 冗長情報記憶部
52 デコーダ
60、60A〜60F RAMマクロ
T1 切断用トランジスタ
T2 第1の読出用トランジスタ
T3 第2の読出用トランジスタ
T4 PMOSトランジスタ
T5 NMOSトランジスタ

Claims (8)

  1. 半導体基板の上に形成され、電流を流すことにより切断される第1の電気ヒューズと、
    前記半導体基板の第1導電型の第1の表層部に、チャネル領域を挟むように配置されたソース及びドレイン領域と、該ソース及びドレイン領域の間の導通状態を制御するゲート電極とを含み、該ドレイン領域が前記第1の電気ヒューズの一端に接続されている第1の切断用トランジスタと、
    前記第1の電気ヒューズの他端に接続され、該第1の電気ヒューズに切断用電流を供給する切断用パッドと、
    前記第1の表層部に、電源電圧及び接地電位のいずれからも独立して固定電圧を印加することができ、前記切断用電流を供給する期間のみ前記固定電圧を印加するバックバイアス用パッドと、
    前記第1の電気ヒューズの切断/非切断の状態を読み出す第1のヒューズ情報読出回路と、
    前記第1の表層部に配置され、前記切断用電流を供給する期間にオフ状態にされる他の第1のトランジスタと、
    前記第1の表層部内に配置され、該第1の表層部に固定電位を印加するための第1のウェルコンタクトと、
    前記第1の表層部内に配置され、前記バックバイアス用パッドに接続されたバックバイアス用ウェルコンタクトと
    を有する半導体装置。
  2. 基準の大きさの正方形の単位領域を定義したとき、該単位領域を、前記半導体基板の表層部に形成されたウェル内のどの領域に配置しても、単位領域が少なくとも1つのウェルコンタクトと重なるかまたは接する条件に従って複数のウェルコンタクトが分布しており、前記第1の表層部内に、前記第1のウェルコンタクトにより印加される固定電位と同一の固定電位を印加するための他のウェルコンタクトが配置されており、該固定電位を印加するためのウェルコンタクト同士は、該単位領域の一辺の長さよりも短い間隔で配置されることが許容され、前記バックバイアス用ウェルコンタクトと他のウェルコンタクトとは、該単位領域の一辺の長さよりも短い間隔で配置されることが禁止される条件で、該バックバイアス用ウェルコンタクト、該第1のウェルコンタクト、及び他のウェルコンタクトが分布している請求項1に記載の半導体装置。
  3. さらに、
    前記半導体基板の上に形成され、電流を流すことにより切断する他の複数の第2の電気ヒューズと、
    前記第1の表層部に、前記第2の電気ヒューズごとに配置された第2の切断用トランジスタであって、チャネル領域を挟むように配置されたソース及びドレイン領域と、該ソース及びドレイン領域の間の導通状態を制御するゲート電極とを含み、該ドレイン領域が対応する第2の電気ヒューズの一端に接続されている第2の切断用トランジスタと、
    前記第2の電気ヒューズごとに配置され、対応する第2の電気ヒューズの切断状態を読み出す第2のヒューズ情報読出回路と
    を有し、前記切断用パッドが、前記第2の電気ヒューズの他端に接続されている請求項1に記載の半導体装置。
  4. 半導体基板上に配置され、冗長構成を有する第1のRAMマクロと、
    前記第1のRAMマクロに冗長救済情報を与える第1の冗長情報記憶回路と、
    切断用パッドと、
    バックバイアス用パッドと
    を有し、該第1の冗長情報記憶回路は複数のヒューズブロックを含み、該ヒューズブロックの各々は、
    前記半導体基板の上に形成され、電流を流すことにより切断される電気ヒューズと、
    前記半導体基板の第1導電型の第1の表層部に、前記電気ヒューズごとに配置された切断用トランジスタであって、各々、チャネル領域を挟むように配置されたソース及びドレイン領域と、該ソース及びドレイン領域の間の導通状態を制御するゲート電極とを含み、該ドレイン領域が対応する電気ヒューズの一端に接続されている切断用トランジスタと、
    前記電気ヒューズごとに配置され、対応する電気ヒューズの切断/非切断の状態を読み出すヒューズ情報読出回路と、
    前記第1の表層部に配置された他の第1のトランジスタと、
    前記第1の表層部内に配置され、該第1の表層部に固定電位を印加するための第1のウェルコンタクトと、
    前記第1の表層部内に配置され、前記バックバイアス用パッドに接続されたバックバイアス用ウェルコンタクトと
    を含み、
    前記切断用パッドは、前記複数の電気ヒューズの他端に接続され、該電気ヒューズに切断用電流を供給し、
    前記バックバイアス用パッドは、前記第1の表層部に、電源電圧及び接地電位のいずれからも独立して固定電圧を印加することができ、前記切断用電流を供給する期間のみ前記固定電圧を印加し、
    前記他の第1のトランジスタは、前記切断用電流を供給する期間にオフ状態にされる半導体装置。
  5. さらに、前記半導体基板の上に配置され、冗長構成を有する少なくとも1つの第2のRAMマクロと、
    前記第2のRAMマクロに冗長救済情報を与える第2の冗長情報記憶回路と
    を有し、該第2の冗長情報記憶回路は複数のヒューズブロックを含み、該ヒューズブロックの各々は、
    前記半導体基板の上に形成され、電流を流すことにより切断する電気ヒューズと、
    前記半導体基板の第1導電型の第1の表層部に、前記電気ヒューズごとに配置された切断用トランジスタであって、各々、チャネル領域を挟むように配置されたソース及びドレイン領域と、該ソース及びドレイン領域の間の導通状態を制御するゲート電極とを含み、該ドレイン領域が対応する電気ヒューズの一端に接続されている切断用トランジスタと、
    前記電気ヒューズごとに配置され、対応する電気ヒューズの切断状態を読み出すヒューズ情報読出回路と
    を含み、 前記第1の冗長情報記憶回路と、前記第2の冗長情報記憶回路とは、相互に隣接して配置されている請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記第1のヒューズブロックの切断用トランジスタと第2のヒューズブロックの切断用トランジスタは、第1導電型の同一のウェル内に配置されている請求項4または5に記載の半導体装置。
  7. 半導体基板の上に形成され、電流を流すことにより切断する電気ヒューズと、
    前記半導体基板の第1導電型の第1の表層部に、チャネル領域を挟むように配置されたソース及びドレイン領域と、該ソース及びドレイン領域の間の導通状態を制御するゲート電極とを含み、該ドレイン領域が前記電気ヒューズの一端に接続されている切断用トランジスタと、
    バックバイアス用パッドと、
    前記第1の表層部に配置された他の第1のトランジスタと、
    前記第1の表層部内に配置され、該第1の表層部に固定電位を印加するための第1のウェルコンタクトと、
    前記第1の表層部内に配置され、前記バックバイアス用パッドに接続されたバックバイアス用ウェルコンタクトと
    を含む半導体装置の製造方法であって、
    前記第1の表層部とソース領域とのPN接合界面に順方向電圧が印加されるように、前記第1の表層部にバックバイアスを印加し、かつ前記ゲート電極に、前記切断用トランジスタが導通状態になるゲート電圧を印加した状態で、前記電気ヒューズと前記切断用トランジスタとの直列回路に切断電流を流すことによって、前記電気ヒューズを切断し、前記切断電流を流す期間のみ前記バックバイアスが印加され、前記他の第1のトランジスタは前記切断電流を流す期間にオフ状態にされる工程を含む半導体装置の製造方法。
  8. 前記バックバイアスにより前記第1の表層部とソース領域との間に印加される電圧は、前記第1の表層部とソース領域とのPN接合界面に、順方向電流が流れ始めるしきい値電圧以下である請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
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