JP5002939B2 - 燃料電池用電解質膜および膜電極接合体 - Google Patents
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Description
分子材料からなる固体高分子電解質膜の強度が問題となる。つまり、高温下では固体高分子電解質膜の弾性率が低下し膜の強度が低下してしまうというおそれがある。
基板と微粒子の親水−親水相互作用を利用する形態としては、例えば、基板と微粒子共に親水性のものを用いて、基板と微粒子の間に、分子間力(引力)を働かせるものである。1例を挙げれば、親水化したシリカ微粒子と親水化したシリカ基板(共にピラニア処理など)が挙げられるが、これらに何ら制限されるものではない。本実施形態によれば、親水性の微粒子を分散させたい場合や膜厚方向に親水性の濃度勾配をつけたい場合に基板を調節するだけで容易に濃度分布を制御可能となる点で優れている。
上記微粒子は、親水性を持つもの(単に親水性微粒子ともいう)、親水性を付与したもの(単に親水化微粒子ともいう)のいずれであってもよい。本実施形態では、こうした微粒子を1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても良い。
上記基板は、親水性を持つもの(単に親水性基板ともいう)、親水性を付与したもの(単に親水化基板ともいう)のいずれであってもよい。
基板と微粒子の疎水−疎水相互作用を利用する形態としては、例えば、基板と微粒子共に疎水性のものを用いて、基板と微粒子の間に、分子間力(引力)を働かせるものである。1例を挙げれば、含フッ素微粒子やフッ素化処理微粒子とフッ素処理基板(有機シラン系など)が挙げられるが、これらに何ら制限されるものではない。本実施形態によれば、疎水性の微粒子を分散させたい場合や膜厚方向に疎水性の濃度勾配をつけたい場合に基板を調節するだけで容易に濃度分布を制御可能となる点で優れている。
上記微粒子は、疎水性を持つもの(単に疎水性微粒子ともいう)、疎水性を付与したもの(単に疎水化微粒子ともいう)のいずれであってもよい。本実施形態では、こうした微粒子を1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても良い。
上記基板は、疎水性を持つもの(単に疎水性基板ともいう)、疎水性を付与したもの(単に疎水化基板ともいう)のいずれであってもよい。また、これらの基材は、例えば、アルキル基などの炭化水素基、フルオロアルキル基などのフッ素化炭化水素基、二重結合(>C=C<)、アリル基、アシル基、フェニル基、芳香環(ベンゼン環等)、ジスルフィド結合、フッ素骨格、などの疎水性の官能基(但し、これらの官能基に何ら制限されるものではない。)をその表面ないし内部に一種類以上有している化合物で構成(形成)されているものが望ましい。
基板と微粒子のπ−π相互作用を利用する形態としては、例えば、基板と微粒子共に芳香族環のπ電子を有するもの、又は芳香族環のπ電子と官能基の持つ電子とのπ-π相互作用を用いて、基板と微粒子の間に、分子間力(引力)を働かせるものである。これは、芳香族環と芳香族環、又は芳香族環とCH基、NH基もしくはOH基の官能基との間で、π−π相互作用が働くためである。従って、基板と微粒子のπ−π相互作用を利用する形態として、1例を挙げれば、芳香族環を持つ微粒子あるいは芳香族化合物修飾微粒子と芳香族化合物処理基板が挙げられるが、これらに何ら制限されるものではない。
上記微粒子は、芳香環を持つもの(単に芳香環微粒子ともいう)、芳香環化合物で修飾したもの(単に芳香環化合物修飾微粒子ともいう)のいずれであってもよい。本実施形態では、こうした微粒子を1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても良い。
上記基板は、芳香環(ヘテロ芳香環、多重結合環などを含む)を持つもの(単に芳香環基板ともいう)、芳香族化合物(ヘテロ芳香化合物、多重結合物などを含む)で修飾したもの(単に芳香族環化合物修飾基板ともいう)のいずれであってもよい。
基板と微粒子の静電的相互作用を利用する形態としては、例えば、プラス(+)かマイナス(−)にチャージした微粒子(例えば、ポリスチレンスルホン酸(PSS)微粒子など)に、逆の電荷を帯びさせた基板または同じ電荷を帯びさせた基板との静電反発または静電的相互作用を用いて、基板と微粒子の間に、分子間力(引力)を働かせるものであるが、これらに何ら制限されるものではない。
上記微粒子は、上記(I)〜(III)に記載した各種微粒子が挙げられるが、これらに何ら制限されるものではない。好ましくはプラス(+)かマイナス(−)にチャージしやすい、ポリスチレンスルホン酸、ポリアニリンなどが望ましい。本実施形態では、こうした同じ電荷を帯びた微粒子を1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても良い。
上記基板は、帯電可能な材料であれば良く、上記(I)〜(III)に記載した各種基板が挙げられるが、これらに何ら制限されるものではない。
第4実施形態でも、図1の基板と微粒子の親水−親水相互作用を利用したものと同様に膜中の微粒子の濃度勾配を膜厚方向につけた電解質膜を形成できる。
基板と微粒子の電荷移動相互作用を利用する形態としては、基板と微粒子の一方に電子供与体(ドナー;アントラキノンジスルホン酸、芳香族炭化水素、アミン類等)を、基板と微粒子のもう一方に電子受容体(アクセプター;ハロゲン含有化合物、ヒドロキノン等のキノン系化合物、ニトロ化合物、シアノ化合物等)との組み合わせによる電荷移動相互作用を用いて、基板と微粒子の間に、分子間力(引力)を働かせるものである。この他にも、例えば、ヨードとベンゼン、ベンゾキノンとヒドロキノン、トリニトロベンゼンとヘキサメチルベンゼン、テトラシアノエチレンとベンゼンやヘキサメチルベンゼンまたはこれらの誘導体との組み合わせなどが挙げられるが、これらに何ら制限されるものではない。
上記微粒子は、電子供与体として用いる場合には、上記したようなアントラキノンジスルホン酸、芳香族炭化水素、アミン類等などが挙げられるが、これらに何ら制限されるものではない。電子受容体として用いる場合には、ハロゲン含有化合物、ヒドロキノン等のキノン系化合物、ニトロ化合物、シアノ化合物等が挙げられるが、これらに何ら制限されるものではない。本実施形態では、こうした電子供与体または電子受容体としての微粒子を1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても良い。
上記基板は、上記微粒子と組むあわせて電荷移動相互作用を奏することができるものであればよく、微粒子で例示した電子供与体および電子受容体が挙げられるが、これらに何ら制限されるものではない。
基板と微粒子の双極子−双極子相互作用を利用する形態としては、基板と微粒子に、例えば、FON原子団を持つ化合物同士による水素結合などの双極子−双極子相互作用を用いて、基板と微粒子の間に、分子間力(引力)を働かせるものであるが、これらに何ら制限されるものではない。
上記微粒子としては、例えば、フッ素置換安息香酸シアノフェニル、ポリウレタン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ尿素などのFON原子団を持つ化合物などの極性分子が挙げられるが、これらに何ら制限されるものではない。特に双極子−双極子相互作用が特に強い例である水素結合を利用する場合には、電気陰性度が大きい原子が、F(フッ素),O(酸素),N(窒素)でないと、水素結合に必要なだけの求引力を誘起できないことから、上記したFON原子団を持つ化合物を用いる必要がある。電解質材料に分散させる観点から、上記微粒子として好ましくは、ポリエーテルエーテルケトンなどの芳香族系ポリマーなどが望ましい。本実施形態では、こうした微粒子を1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても良い。
上記基板としては、上記微粒子との間で水素結合などの双極子−双極子相互作用(引力)が働くものであればよく、上記微粒子で例示したものと同様のFON原子団を持つ化合物などの極性分子が挙げられるが、これらに何ら制限されるものではない。
触媒層の構成としては、(i)電極触媒及び(ii)電解質を含む。
電極触媒は、触媒粒子が導電性担体に担持されてなるものである。
本発明のカソード触媒層/アノード触媒層(単に「触媒層」とも称する)には、電極触媒の他に、電解質が含まれる。前記電解質としては、特に限定されず、上記膜に用いたものと同様の高分子電解質が使用できる。前記膜に用いられる電解質と、各触媒層に用いられる電解質とは、同じであっても異なっていてもよいが、各触媒層と膜との密着性を向上させる観点から、同じものを用いるのが好ましい。すなわち、前記電解質としては、特に限定されず公知のものを用いることができるが、少なくとも高いプロトン伝導性を有する部材であればよい。この際使用できる電解質は、ポリマー骨格の全部又は一部にフッ素原子を含むフッ素系電解質と、ポリマー骨格にフッ素原子を含まない炭化水素系電解質とに大別される。
本発明では、さらに必要に応じて、触媒層も本発明の微粒子分散電解質膜と同様に微粒子分散触媒層としてもよい。具体的な構成および製造方法に関しては、上記微粒子含有触媒層で説明したと同様にして行うことができる(実施例で説明する図2参照のこと。)
即ち、基板と微粒子の相互作用を利用することで、触媒層中の微粒子の濃度勾配を膜厚(層の厚さ)方向につけたことを特徴とする燃料電池用微粒子含有触媒層とすることができる。上記相互作用は、親水−親水相互作用、疎水−疎水相互作用、π−π相互作用、静電的相互作用、電荷移動相互作用で、双極子−双極子相互作用などを適宜組み合わせて用いることができる。親水−親水相互作用を利用する場合において、微粒子及び基板は、それぞれは親水性を持つもの、または親水性を付与したものを用いることができる。詳しくは、親水性の官能基をその表面ないし内部に一種類以上有している化合物であってもよいし、その表面ないし内部に親水性の官能基を修飾させることにより親水性を付与したものであってもよい。同様に、疎水−疎水相互作用を利用する場合においても、微粒子及び基板は、それぞれ疎水性を持つもの、または疎水性を付与したものを用いることができる。詳しくは、疎水性の官能基をその表面ないし内部に一種類以上有している化合物であってもよいし、その表面ないし内部に疎水性の官能基を修飾させることにより疎水性を付与したものであってもよい。なお、これら詳細に関しては、既に微粒子分散電解質膜の項において説明しているため、ここでの説明は省略する。
GDLは、膜の両側のアノード及びカソード触媒層上にそれぞれ配置されてなるものである。具体的には、MEA(膜+触媒層)をさらにGDLで挟持し、必要であればこれをホットプレスにより挟持・接合することで得ることができる。
また、撥水性をより向上させるために、前記GDLは、前記基材上に撥水剤を含むカーボン粒子の集合体からなるMILを有するものであってもよい。
平均粒子径0.05μmのシリカゲル微粒子をピラニア溶液に12時間浸漬することによりシリカゲル微粒子の親水化処理を行い、表面に水酸基(−OH基)を付与してなる親水化シリカゲル微粒子103を得た。
基板として、シリコン基板をピラニア溶液(体積比が過酸化水素水(31%):濃硫酸=3:7の混合溶液を熱したもの)に12時間浸漬することによりシリコン基板の親水化処理を行い、表面に水酸基(−OH基)を付与してなる親水化処理されたシリコン基板(単に、親水化シリコン基板ともいう)300を得た。得られた親水化シリコン基板300表面の対水接触角は60°であった。
親水性微粒子分散電解質溶液として、Nafion溶液(登録商標 DuPont社製 DE520、Nafion含量5wt%)中に上記親水化シリカゲル微粒子を5wt%で分散させた溶液を調整した。得られた親水性微粒子分散電解質溶液を支持体である上記親水化シリコン基板300上に流延塗布し、大気雰囲気下、25℃で24時間かけて溶媒を除去し、親水性微粒子分散電解質膜100(厚さ50μm、面積10cm×10cm)を作製した。図1A、Bに示すように、得られた親水性微粒子分散電解質膜100は、基板300との界面での親水性微粒子濃度が最も高くなっている。即ち、電解質膜100内の親水化微粒子103の濃度は、基板側の面(底面)102が最も高くなっている。そして、親水性微粒子の濃度(分布)は、基板側の底面102から空気側の上面101に向かって漸減する勾配を持って存在している。この濃度勾配を有することの確認は、後述するEPMA測定に基づき算出することができる。
白金担持カーボン(田中貴金属工業株式会社製 TEC10E50E、白金含量46.5%)10g、Nafion(登録商標)/イソプロピルアルコール溶液(デュポン社製、Nafion5wt%含有)に上記親水化シリカゲル微粒子を5wt%で分散させた溶液4.5g、純水50g、1−プロパノール(和光純薬工業社株式会社製特級試薬)40g、2−プロパノール(和光純薬工業社株式会社製特級試薬)40g、を、25℃で保持するよう設定したウォーターバス中のガラス容器にて、ホモジナイザーを用いて3時間混合分散することで触媒インクを調製した。上記触媒インクを親水化処理基板300上に流延塗布し、大気雰囲気下、25℃で24時間かけて溶媒を除去し、親水性微粒子分散電極触媒層200(厚さ20μm、面積5cm×5cm)を作製した。
図2に示すように、前記親水性微粒子分散電解質膜100と親水性微粒子分散電極触媒層200を用い、親水化処理支持体と接していた面を内側にして積層させ、3MPaの圧力で、130℃、10分間ホットプレスすることにより、親水性微粒子分散極接合体400を得た。
図3に示すように、厚み方向に親水性微粒子の勾配を有する前記親水性微粒子分散電解質膜100とアノード触媒層210、カソード触媒層220とを用い、親水化処理支持体と接していた面がアノード触媒層210と電解質膜100の界面211となるようにして積層させ、3MPaの圧力で、130℃、10分間ホットプレスすることにより、厚み方向に親水性微粒子の勾配を有し、電解質膜とアノード触媒層の界面が最も親水性微粒子の濃度が高い親水性微粒子分散膜電極接合体400を得た。図3Bは、得られた膜電極接合体400中の厚み方向の親水性微粒子の濃度分布を表した図面である。図3A、Bに示すように、本実施例では、アノード触媒層210、カソード触媒層220には微粒子を配合していないが、電解質膜と触媒層を積層させ、ホットプレスすることにより、電解質膜からアノード触媒層内にも微粒子が拡散されて、アノード触媒層の厚み方向に親水性微粒子の濃度分布が形成されることが確認された。
101 電解質膜両側の面のうち、親水性微粒子濃度が面102よりも低い面、
102 電解質膜両側の面のうち、親水性微粒子濃度が面101よりも高い面、
103 親水化シリカゲル微粒子、
200 厚み方向に親水性微粒子の勾配を有する電極触媒層、
201 親水性微粒子濃度が202面よりも高い面、
202 親水性微粒子濃度が201面よりも低い面、
210 アノード触媒層、
211 アノード触媒層と電解質膜の界面、
220 カソード触媒層、
221 カソード触媒層と電解質膜の界面、
300 親水化処理された基板、
301 親水化処理された基板の表面、
400 厚み方向に親水性微粒子の勾配を有し、電解質膜と電極触媒層(アノード触媒層)の界面が最も親水性微粒子濃度の高いMEA。
Claims (10)
- 複数の電解質膜が積層されてなる積層電解質膜に触媒層を両面から挟持し積層して得られる燃料電池用膜電極接合体において、
積層電解質膜中の微粒子、および触媒層に含まれる化合物がお互いに相互作用する材料であり、積層電解質膜中の微粒子の濃度勾配を膜厚方向につけてなる燃料電池用膜電極接合体であって、
接合体の膜厚方向の両外側に向かって、積層電解質膜中の微粒子の濃度が高くなるように積層電解質膜を構成する複数の電解質膜を積層してなることを特徴とする燃料電池用膜電極接合体。 - 上記相互作用が、親水−親水相互作用であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用膜電極接合体。
- 上記相互作用が、疎水−疎水相互作用であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用膜電極接合体。
- 上記相互作用が、π−π相互作用であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用膜電極接合体。
- 上記相互作用が、静電的相互作用であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用膜電極接合体。
- 上記相互作用が、電荷移動相互作用であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用膜電極接合体。
- 上記相互作用が、双極子−双極子相互作用であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用膜電極接合体。
- 前記親水−親水相互作用を利用する場合において、微粒子は親水性を持つもの、または親水性を付与したものであることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池用膜電極接合体。
- 前記疎水−疎水相互作用を利用する場合において、微粒子は疎水性を持つもの、または疎水性を付与したものであることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池用膜電極接合体。
- 微粒子を分散した電解質溶液を作製する工程と、
電解質溶液を基板に塗布する工程と、を含み、
電解質膜中の微粒子と、基板に含まれる化合物がお互いに相互作用する材料であって、前記相互作用を利用して電解質膜中の微粒子の濃度勾配を膜厚方向につけてなる2枚の電解質膜を貼り合せて、膜厚方向の両外側に向かって微粒子の濃度が高くなるように積層して得られることを特徴とする燃料電池用微粒子含有電解質膜の製造方法。
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