JP5002921B2 - 燃料電池システム及び燃料電池システムの凍結防止方法 - Google Patents

燃料電池システム及び燃料電池システムの凍結防止方法 Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池の燃料極から排出される反応ガスを循環させて再利用する燃料電池システムに係り、特に凝縮水によってパージ弁が凍結することを防止する燃料電池システム及びその凍結防止方法に関する。
一般に、燃料電池は、水素等の燃料ガスと空気等の酸化剤ガスとを電気化学的に反応させることにより、燃料ガスのもつ化学エネルギーを電気エネルギーに変換する装置であり、電解質膜に固体高分子膜を用いた固体高分子型燃料電池が知られている。
この固体高分子型燃料電池では、安定した発電を行うために燃料極への水素の供給量は、発電に必要な量よりも多く供給する必要があり、燃料電池の出口からは化学反応しなかった余剰の水素が排出される。そこで、水素の利用効率を向上させるために排出される残燃料を循環ポンプによって再び供給側へ循環させて再利用している。
このような水素を循環させる燃料電池システムにおいて、酸化剤ガスとして空気を用いると、燃料電池における反応で使用されることのない窒素などの不純物は燃料電池の電解質膜を通じて酸化剤極から燃料極へ透過し、水素循環流路内に蓄積されていく。そこで、水素循環流路から外部に不純物を排出するための排出流路を設置し、この排出流路にパージ弁を設置して不純物の排出をコントロールしていた。
一方で、水素循環流路には燃料電池における反応によって凝縮水が生じるので、凝縮水タンクを設置して凝縮水を溜めている。そして、溜まった凝縮水を排出する際に、水素が外部に放出されることがないように凝縮水を溜めたタンクの底部に水を残してシールしていた。しかし、この水が燃料電池システムの低温起動時に凍結してパージ弁が動作せず、車外に排出できなくなる場合があった。そこで、従来では外部ヒータを取り付けることによって水素循環流路内を加温してパージ弁の凍結を防止していた。
また、凍結を防止するために燃料電池の運転終了後、装置内の水を外部へ排出することも行なわれており、このような燃料電池装置の従来例として、例えば特開平11−273704号公報(特許文献1)が開示されている。
この従来例では、燃料電池装置の運転終了後に凍結防止ボタンを押すと、温度センサで外気温が凍結温度以下かどうかを判断し、凍結温度以下の場合には装置内の水を外部に排出するようにしていた。
特開平11−273704号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例では、循環ポンプを駆動して水を外部へ放出していたので、余分な電力が必要になるという問題点があった。
また、外部ヒータを取り付けて凍結を防止する場合には余分な電力が必要になるだけでなく、装置のレイアウトが大きくなってしまうという問題点もあった。
上述した課題を解決するために、本発明の燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、前記燃料電池の燃料極から排出された反応ガスを循環させる燃料循環流路と、前記燃料循環流路から前記反応ガスを外部へ排出する排出流路と、前記排出流路に設置されて前記反応ガスの排出を制御するパージ弁とを備えた燃料電池システムであって、前記燃料電池の運転を停止させる際、前記燃料電池への燃料ガスの供給を停止し、その後に前記燃料電池内に残った燃料ガスを消費させて前記燃料循環流路内を負圧にし、その後に前記パージ弁を所定時間開放するように制御する制御手段を備えていることを特徴とする。
また、本発明の燃料電池システムの凍結防止方法は、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、前記燃料電池の燃料極から排出された反応ガスを循環させる燃料循環流路と、前記燃料循環流路から前記反応ガスを外部へ排出する排出流路と、前記排出流路に設置されて前記反応ガスの排出を制御するパージ弁とを備えた燃料電池システムの凍結防止方法であって、前記燃料電池の運転を停止させる際、前記燃料電池への燃料ガスの供給を停止し、その後に前記燃料電池内に残った燃料ガスを消費させて前記燃料循環流路内を負圧にし、その後に前記パージ弁を所定時間開放するように制御することを特徴とする。
本発明に係る燃料電池システムでは、燃料電池の運転を停止させる際、燃料電池への燃料ガスの供給を停止し、その後に燃料電池内に残った燃料ガスを消費させて燃料循環流路内を負圧にし、その後にパージ弁を所定時間開放するように制御するので、パージ弁から外部の空気を取り込んでパージ弁に溜まった水を取り除くことができる。これによって循環ポンプを駆動したり、外部ヒータを作動させたりする必要がなくなり、余分な電力を消費せずにパージ弁の凍結を防止することができる。さらに、外部ヒータなどの新たな装置を追加して取り付ける必要もないので、レイアウトを大きくすることもなくパージ弁の凍結を防止することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一あるいは類似の部分には同一あるいは類似な符号を付している。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る燃料電池システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の燃料電池システム1は、燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されて電気化学反応により発電する燃料電池2と、燃料電池システム1を制御するコントロールユニット(制御手段)3と、水素ガスを貯蔵する水素タンク4と、水素タンク4から燃料電池2への水素ガスの供給を制御する水素調圧弁5と、燃料電池2に供給される水素ガスの圧力を検出する水素ガス圧力センサ6と、燃料電池2で消費されなかった水素ガスを再循環させる燃料循環流路7と、燃料循環流路7内の水素ガスを循環させる循環ポンプ8と、燃料循環流路7に生じた凝縮水を貯蔵する凝縮水タンク(凝縮水貯蔵手段)9と、凝縮水タンク9の水位を検出する水位センサ10と、燃料電池2のアノードから排出された反応ガスを外部へ排出する排出流路11と、排出流路11に設置されて反応ガスの排出を制御するパージ弁12と、酸化剤ガスである空気を加圧して燃料電池2のカソードに供給するコンプレッサ13と、燃料電池2に供給される空気の圧力を検出する空気圧力センサ14と、燃料電池2における空気の圧力を調整する空気調圧弁15と、外部の温度を検出する温度センサ16とを備えている。
ここで、燃料電池2は、燃料電池単セルを積層させた燃料電池スタックによって構成され、アノードに燃料ガスである水素ガスが供給され、カソードに酸化剤ガスである空気が供給されて以下に示す電気化学反応によって発電が行われている。
アノード(燃料極):H2→2H++2e- (1)
カソード(酸化剤極):2H++2e-+(1/2)O2→H2O (2)
コントロールユニット3は、燃料電池システム1における各センサからの信号を読み込み、予め内部に保有する制御ロジックに従って各構成部品に指令を送り、本システムの制御を行っている。特に水素ガス圧力センサ6や空気圧力センサ14、水位センサ10、温度センサ16による検出値に基づいて、水素調圧弁5やパージ弁12、空気調圧弁15の開度を制御するとともに、循環ポンプ8とコンプレッサ13の回転数を制御して燃料電池システム1による発電及び凍結防止処理をコントロールしている。
水素タンク4は、燃料ガスとして高圧の水素ガスを貯蔵している。
水素調圧弁5は、コントロールユニット3からの指令により、その開度が制御され、燃料電池2に供給される水素ガスの流量を制御し、これによって燃料電池2の入口における水素ガスの圧力を制御している。
水素ガス圧力センサ6は、燃料電池2のアノード入口における水素ガスの圧力を検出し、コントロールユニット3に検出値を出力している。
循環ポンプ8は、コントロールユニット3からの指令により、その回転数が制御され、燃料電池2から燃料循環流路7に排出された反応ガスの中から未使用の水素を吸い込み、再度燃料電池2へ供給している。
凝縮水タンク9は、燃料電池2における反応で生成された凝縮水を貯蔵しており、その底部には排出流路11が接続されている。
水位センサ10は、凝縮水タンク9の水位を検出し、コントロールユニット3に検出値を出力している。
排出流路11は、凝縮水タンク9の底部に接続されてパージ弁12を介して反応ガスを外部に排出している。また、凝縮水タンク9とパージ弁12との間にはパージ弁12の設置されている位置よりも低い位置を通過するように曲げられた屈曲部17が設けられている。そして、通常の運転時には凝縮水タンク9から屈曲部17あるいはパージ弁12の位置まで凝縮水が満たしており、凝縮水の排出時に水素ガスが外部に排出されないようにシールしている。また、この屈曲部17の他の実施例を図2に示す。
コンプレッサ13は、コントロールユニット3からの指令により、その回転数が制御され、外部から酸化剤ガスである空気を吸入し、圧縮して燃料電池2に供給している。このとき供給する空気の流量を制御し、これによって燃料電池2の入口における空気の圧力を制御している。
空気圧力センサ14は、燃料電池2のカソード入口における空気の圧力を検出し、コントロールユニット3に検出値を出力している。
空気調圧弁15は、コントロールユニット3からの指令により、その開度が制御され、燃料電池2に供給される空気の流量を制御し、これによって燃料電池2における空気の圧力を制御している。
温度センサ16は、外部温度を検出し、コントロールユニット3に検出値を出力している。
このように構成された燃料電池システム1において、通常の運転時には水素タンク4から水素調圧弁5を通じて水素ガスが循環ポンプ8に供給され、循環ポンプ8は供給された水素ガスを燃料電池2のアノードに供給する。一方、空気はコンプレッサ13によって外部から取り入れられ、加圧されて燃料電池2のカソードに供給される。そして、燃料電池2では供給された水素ガスと空気とを反応させて発電し、アノードで消費されなかった水素ガスは燃料循環流路7に排出され、排出された未使用の水素ガスは循環ポンプ8に吸引されて燃料電池2のアノードに再び供給される。
このとき、燃料電池2のアノードにおける反応で生じた凝縮水は、凝縮水タンク9に貯蔵される。また、燃料電池2のアノードに窒素などの不純物が蓄積すると、パージ弁12を開放して排出流路11から不純物である窒素を外部へ排出する。また、パージ弁12は燃料電池2の水詰まりによってセル電圧が低下したときにも詰まった水を吹き飛ばすために開放される。さらに、燃料電池2の起動時には水素供給系を水素ガスで置換するためにパージ弁12が開放されて水素供給系内にあるガスの排出を行う。
次に、本実施形態の燃料電池システム1による凍結防止処理を図3のフローチャートに基づいて説明する。図3に示すように、まず燃料電池2の運転を停止する信号がコントロールユニット3に入力されると(S301)、コントロールユニット3は水素調圧弁5を閉じ、循環ポンプ8を停止させて燃料電池2への水素ガスの供給を停止する(S302)。一方で、燃料電池2における発電は所定時間継続して行われるように制御し、燃料電池2内や燃料循環流路7内に残った水素ガスを消費させ(S303)、燃料循環流路7内を負圧にする。
その後、所定時間が経過したか否かをコントロールユニット3が監視し(S304)、所定時間が経過するとパージ弁12を開放する(S305)。これによって、外部の空気がパージ弁12から流入してパージ弁12付近に溜まった凝縮水を屈曲部17に移動させて取り除くことができる。したがって、凝縮水がパージ弁12に接触することはなくなり、その後に外気温が低下したとしてもパージ弁12が凍結することはなくなる。
こうしてパージ弁12に溜まった凝縮水が取り除かれると、パージ弁12を閉じて(S306)本実施形態の燃料電池システム1による凍結防止処理を終了する。
このように、本実施形態の燃料電池システム1では、燃料電池2への水素ガスの供給を停止したときに、燃料電池2内に残った水素ガスを消費させて燃料循環流路7内を負圧にし、その後にパージ弁12を所定時間開放するように制御するので、パージ弁12から外部の空気を取り込んでパージ弁12に溜まった水を取り除くことができる。これによって循環ポンプ8を駆動したり、外部ヒータを作動させたりする必要なく、余分な電力を消費せずにパージ弁12の凍結を防止することができる。さらに、外部ヒータなどの新たな装置を追加して取り付ける必要もないので、レイアウトを大きくすることもなくパージ弁12の凍結を防止することができる(請求項1、5の効果)。
また、本実施形態の燃料電池システム1では、燃料循環流路7に生じた凝縮水を貯蔵する凝縮水タンク9を備え、この凝縮水タンク9の底部に排出流路11を接続し、凝縮水タンク9とパージ弁12との間の排出流路11に、パージ弁12の設置されている位置よりも低い位置を通過するように曲げられた屈曲部17を設置したので、凝縮水タンク9の底部に水を溜めて凝縮水の排出時に水素ガスを排出しないようにシールすることができる。さらに、外部の空気を取り込んでパージ弁12から取り除いた凝縮水を、屈曲部17に溜めてパージ弁12に凝縮水が接触することを防ぐので、パージ弁12の凍結を防止することができる(請求項2、6の効果)。
さらに、燃料電池車では傾斜した場所に停車させると、凝縮水が偏って凍結し、低温での起動が困難になる場合があるが、本実施形態の燃料電池システム1を車両に搭載した場合には、燃料循環流路7内の負圧を利用して空気を吸入しているので、どのような傾斜の場所に車両を停車させたとしても凍結を防止することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を図4に基づいて説明する。図4は、本実施形態に係る燃料電池システムの構成を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態の燃料電池システム41は、凝縮水タンク9から溢れた凝縮水を貯蔵するオーバーフロータンク(オーバーフロー貯蔵手段)42と、オーバーフロータンク42から外部に凝縮水を排出するオーバーフロー排出流路43と、オーバーフロー排出流路43に設置されたオーバーフロー弁44と、排出流路11のパージ弁12よりも外部側に設置された排出流路圧力センサ(圧力検出手段)45と、排出流路圧力センサ45のさらに外部側に設置されたオリフィス46とをさらに備えている。ただし、その他の構成は第1の実施形態と同一なので、詳しい説明は省略する。
このように構成された本実施形態の燃料電池システム41では、システムの起動時に正常にパージ弁12が作動していると、オリフィス46が設置されているので排出流路圧力センサ45で検出される圧力は上昇していく。
しかし、システムの低温起動時にパージ弁12が凍結していると、排出流路圧力センサ45で検出される圧力は上昇しない。そこで、システムの起動時に排出流路圧力センサ45で検出された圧力が所定の圧力以上に上昇しない場合には、コントロールユニット3によってパージ弁12が凍結して作動していないと判断される。
そして、起動後の時間の経過とともにパージ弁12が開かないことによって凝縮水が凝縮水タン9に溜まっていき、溜まった凝縮水はオーバーフロータンク42へと溢れて流入していく。このときパージ弁12が作動していないことを検出しているコントロールユニット3は、オーバーフロー弁44を開放して凝縮水を外部に排出するように制御する。尚、オーバーフロータンク42やオーバーフロー弁44は通常は使用されていないため、水が溜まっていることはなく凍結することはない。
このように、本実施形態の燃料電池システム41では、排出流路圧力センサ45で検出された圧力に基づいてパージ弁12が作動していないと判断されたときには、オーバーフロー弁44を開放して凝縮水を外部へ排出するので、パージ弁12が凍結して作動しない場合でも燃料電池システム41の低温起動を遅らせることなく、効率よく起動させることができる(請求項3、7の効果)。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を図5に基づいて説明する。図5は、本実施形態に係る燃料電池システムの構成を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態の燃料電池システム51は、凝縮水タンク9と排出流路11との接続部にフィルタ52を設置したことが第1の実施形態と異なっており、その他の構成については第1の実施形態と同一なので、詳しい説明は省略する。
このように構成された本実施形態の燃料電池システム51では、通常の運転時にはフィルタ52が凝縮水に含まれる異物を除去している。そして、フィルタ52に付着した異物が多くなり、燃料電池システム41の停止時やアイドルストップ時に圧損が大きくなると、コントロールユニット3が第1の実施形態で説明した凍結防止処理を実施して凝縮水を逆流させ、これによってフィルタ52に付着した異物を除去してフィルタ52の詰まりを解消する。
このように本実施形態の燃料電池システム51では、凝縮水タンク9と排出流路11との接続部にフィルタ52を設置したので、凝縮水の異物を除去できるとともに、フィルタ52に異物が付着して圧損が大きくなった場合でも凍結防止処理を実施して凝縮水を逆流させ、フィルタ52の詰まりを解消することができる。これによって、フィルタ52の詰まりによる圧損の低下を解消して効率よく運転することができる(請求項4、8の効果)。
以上、本発明の燃料電池システムについて、図示した実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
燃料電池の燃料極から排出される反応ガスを循環させて再利用する燃料電池システムに係り、特に凝縮水によってパージ弁が凍結することを防止するための技術として極めて有用である。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの構成を示すブロック図である。 本発明の燃料電池システムにおける排出流路の他の実施例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムによる凍結防止処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、41、51 燃料電池システム
2 燃料電池
3 コントロールユニット(制御手段)
4 水素タンク
5 水素調圧弁
6 水素ガス圧力センサ
7 燃料循環流路
8 循環ポンプ
9 凝縮水タンク(凝縮水貯蔵手段)
10 水位センサ
11 排出流路
12 パージ弁
13 コンプレッサ
14 空気圧力センサ
15 空気調圧弁
16 温度センサ
17 屈曲部
42 オーバーフロータンク(オーバーフロー貯蔵手段)
43 オーバーフロー排出流路
44 オーバーフロー弁
45 排出流路圧力センサ(圧力検出手段)
46 オリフィス
52 フィルタ

Claims (8)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、前記燃料電池の燃料極から排出された反応ガスを循環させる燃料循環流路と、前記燃料循環流路から前記反応ガスを外部へ排出する排出流路と、前記排出流路に設置されて前記反応ガスの排出を制御するパージ弁とを備えた燃料電池システムであって、
    前記燃料電池の運転を停止させる際、前記燃料電池への燃料ガスの供給を停止し、その後に前記燃料電池内に残った燃料ガスを消費させて前記燃料循環流路内を負圧にし、その後に前記パージ弁を所定時間開放するように制御する制御手段を備えていることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記燃料循環流路に生じた凝縮水を貯蔵する凝縮水貯蔵手段をさらに備え、
    前記凝縮水貯蔵手段の底部に前記排出流路を接続し、前記凝縮水貯蔵手段と前記パージ弁との間の排出流路には、前記パージ弁の設置されている位置よりも低い位置を通過するように曲げられた屈曲部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記凝縮水貯蔵手段から溢れた凝縮水を貯蔵するオーバーフロー貯蔵手段と、
    前記オーバーフロー貯蔵手段から外部に凝縮水を排出するオーバーフロー排出流路と、
    前記オーバーフロー排出流路に設置されたオーバーフロー弁と、
    前記排出流路の前記パージ弁よりも外部側に設置された圧力検出手段とをさらに備え、
    前記制御手段は、前記圧力検出手段で検出された圧力に基づいて前記パージ弁が作動していないと判断したときには、前記オーバーフロー弁を開放して凝縮水を外部へ排出することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記凝縮水貯蔵手段と前記排出流路との接続部にフィルタを設置したことを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の燃料電池システム。
  5. 燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電する燃料電池と、前記燃料電池の燃料極から排出された反応ガスを循環させる燃料循環流路と、前記燃料循環流路から前記反応ガスを外部へ排出する排出流路と、前記排出流路に設置されて前記反応ガスの排出を制御するパージ弁とを備えた燃料電池システムの凍結防止方法であって、
    前記燃料電池の運転を停止させる際、前記燃料電池への燃料ガスの供給を停止し、その後に前記燃料電池内に残った燃料ガスを消費させて前記燃料循環流路内を負圧にし、その後に前記パージ弁を所定時間開放するように制御することを特徴とする燃料電池システムの凍結防止方法。
  6. 前記燃料循環流路に凝縮水貯蔵手段を設置し、前記凝縮水貯蔵手段の底部に前記排出流路を接続して前記凝縮水貯蔵手段と前記パージ弁との間の排出流路には、前記パージ弁の設置されている位置よりも低い位置を通過するように曲げられた屈曲部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システムの凍結防止方法。
  7. 前記凝縮水貯蔵手段から溢れた凝縮水を貯蔵するオーバーフロー貯蔵手段と、前記オーバーフロー貯蔵手段から外部に凝縮水を排出するオーバーフロー排出流路と、前記オーバーフロー排出流路に設置されたオーバーフロー弁と、前記排出流路の前記パージ弁よりも外部側に設置された圧力検出手段とを設け、
    前記圧力検出手段で検出された圧力に基づいて前記パージ弁が作動していないと判断されたときには、前記オーバーフロー弁を開放して凝縮水を外部へ排出することを特徴とする請求項6に記載の燃料電池システムの凍結防止方法。
  8. 前記凝縮水貯蔵手段と前記排出流路との接続部にフィルタを設置したことを特徴とする請求項6または7のいずれかに記載の燃料電池システムの凍結防止方法。
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