JP5001738B2 - 成形用金型 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴムを加硫成形するための成形用金型に関する。
自動車の排気管が激しく振動してその振動が車体に伝播すると、自動車の乗り心地が著しく悪化するなどの不具合が生じる。そこで、ゴムで成形された部分を有する排気管支持装置(エグゾーストマウントとも呼ばれる。)を排気管と車体の間に介在させて、車体の振動を低減させることが行われている。
排気管支持装置の形態は、車種などによって異なり多種多様であるが、例えば、チャンネル状の金具における対向する一対の壁部(第一壁部と第二壁部)の間にゴムを注入した形態のものがある(例えば、特許文献1)。この種の排気管支持装置では、該排気管支持装置を車体に取り付けるための取付基部が、第一壁部と第二壁部のそれぞれの上端から外方に突出してフランジ状に設けられていることが多い。この取付基部には、通常、ボルトを通すためのボルト孔が設けられる。
従来、この種の排気管支持装置は、前記金具を保持するための金具保持型(通常、固定下型)と、金具保持型に対して接近又は離反する向きに移動可能な金具押さえ型(通常、可動上型)とを備えた成形用金型で製造されることが多かった。しかし、この種の成形用金型には、以下のような欠点があった。
すなわち、この種の成形用金型は、第一壁部の外面と金具保持型における第一壁部に対向する面との間隔や、第二壁部の外面と金具保持型における第二壁部に対向する面との間隔を広く設定しておくと、第一壁部と第二壁部との間にゴムを注入した際に、該ゴムの注入圧力によって第一壁部と第二壁部が外側に広がりやすくなるという欠点を有していた。このため、第一壁部の上端に連続する取付基部に設けたボルト孔と第二壁部の上端に連続する取付基部に設けたボルト孔との間隔の寸法公差が製品の仕様から外れるおそれがあった。
前記ボルト孔の間隔のバラツキは、第一壁部の外面と金具保持型における第一壁部に対向する面との間隔や、第二壁部の外面と金具保持型における第二壁部に対向する面との間隔を狭くしておくことで解決することができる。しかし、そのためには、前記金具の寸法精度を高める必要があり、製品のコストアップを招きやすかった。また、金具保持型に対して金具を保持させにくくなったり、金具保持型から金具を取り外しにくくなったりするなどの不具合が生じるおそれもあった。
ところで、これまでには、カムベースと該カムベースに対して略水平方向に横移動し、ワークを加工するカムスライダと、該カムスライダに摺接して横移動させるカムドライバとからなる成形用金型も提案されている(例えば、特許文献2)。
しかし、この種のカムスライダの戻し機構は、カムドライバが下死点へと降下し、傾斜された当接面によりカムスライダが水平に前進移動し、それによって加工具がワークに孔開け等の加工を行う、プレス成形用のものとなっており、型締めした際における第一カムスライダと第二カムスライダとの間隔が一義的に定まっていた。このため、この機構を加硫成形用金型に用いると、前記金具の寸法のバラつきなどによって、前記金具における第一壁部と第二壁部との間隔が、型締めした際における第一カムスライダと第二カムスライダとの間隔よりも広くなっているようなことがあると、型締めした際に第一壁部と第二壁部とが必要以上に押さえつけられてしまい、前記金具(とくに第一壁部と第二壁部を接続する部分)が破損するおそれがあった。
前記金具を金具保持型に対して容易に保持できるようにしながらも、ゴムの注入圧力によって第一壁部と第二壁部との間隔が広がって製品の寸法精度が低下するなどの不具合を防止したり、金具の破損を防止したりすることの可能な成形用金型があればよいのであるが、そのような成形用金型は見当たらないのが実状であった。
特開2005−002963号公報 特開2004−237320号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、相対向する第一壁部と第二壁部を備えた金具を金具保持型に対して容易に保持できるようにしながらも、ゴムの注入圧力によって第一壁部と第二壁部との間隔が広がって製品の寸法精度が低下するなどの不具合を防止したり、金具の破損(とくに第一壁部と第二壁部を接続する部分のワレなど)を防止したりすることの可能な成形用金型を提供するものである。
上記課題は、相対向する第一壁部と第二壁部とを備えた金具の内側にゴムを注入して該ゴムを加硫成形するための成形用金型であって;第一壁部と第二壁部とを結ぶ方向が型締め方向に直交するように前記金具を保持するための金具保持部と、型締め方向に直交する方向にスライド可能であり、前記金具における第一壁部の外面に当接するための第一壁部当接面が金具保持部側の端部に形成され、型締め方向に対して傾斜した傾斜面が金具保持部とは反対側の端部に形成された第一スライダと、第一スライダを金具保持部の外側から内側に向かって付勢するための第一スライダ付勢用スプリングとが設けられた金具保持型と;型締め方向にスライド可能で金具押さえ型の側から金具保持型の側に向かって付勢されたヘッド部を有し、型締め方向に対して傾斜した傾斜面が該ヘッド部の金具保持型側の端部に形成された第一アジャスタと、第一アジャスタのヘッド部を型締め方向に案内するための第一アジャスタ案内部とが設けられた金具押さえ型とを備え;金具保持部に前記金具を保持させた際に、第一スライダの第一壁部当接面が前記金具における第一壁部に当接し、金具保持型と金具押さえ型とを型締めする際に、第一アジャスタのヘッド部に形成された傾斜面が第一スライダの後端に設けられた傾斜面に摺接するようにしたことを特徴とする成形用金型を提供することによって解決される。
これにより、上記のような形態の金具を金具保持型に対して容易に保持できるようにしながらも、ゴムの注入圧力によって第一壁部と第二壁部との間隔が広がって製品の寸法精度が低下するなどの不具合を防止したり、金具の破損(とくに第一壁部と第二壁部を接続する部分のワレなど)を防止したりすることが可能になる。
本発明の成形用金型は、固定された金具保持型(通常、下型)に対して、可動の金具押さえ型(通常、上型)が型締めされる形態のものに限定されない。例えば、固定された金具押さえ型に対して、可動の金具保持型が型締めされる形態の成形用金型や、可動の金具保持型と可動の金具押さえ型の両方が互いに接近する方向に移動することにより型締めされる形態の成形用金型も本発明の技術的範囲に含まれるものとする。
また、「相対向する第一壁部と第二壁部を備えた金具」とは、第一壁部と第二壁部とが平行に配された金具(例えば、第一壁部と第二壁部の前端同士及び/又は後端同士が他の壁部を介して接続された平面視「コ」の字形状又は平面視「ロ」の字形状の部分を有する金具など)だけでなく、第一壁部と第二壁部とが非平行に配された金具(例えば、第一壁部と第二壁部の前端同士又は後端同士が直接的に接続された平面視「V」の字形状の部分を有する金具など)をも含む概念であるとする。このように相対向する第一壁部と第二壁部とを備えた金具は、その内側にゴムを注入した際に、該ゴムの注入圧力によって第一壁部と第二壁部とが外側に広がったり、第一壁部と第二壁部とを接続する部分が破損したりするおそれがある。
本発明の成形用金型において、第一アジャスタのヘッド部は、自重によってのみ金具押さえ型の側から金具保持型の側へ付勢されたものであってもよいが、第一アジャスタのヘッド部が引っかかった場合などには、第一スライダが所望の動作をしなくなるなどの不具合が生じるおそれがある。また、金具押さえ型が上型で金具保持型が下型の構成に限定されてしまい、成形用金型の設計自由度が低下してしまう。このため、第一アジャスタのヘッド部を金具押さえ型の側から金具保持型の側へ向かって付勢するための第一アジャスタ付勢用スプリングを金具押さえ型に設けると好ましい。これにより、第一アジャスタのヘッド部を金具保持型の側へより確実に付勢することが可能になる。また、金具押さえ型が上型、金具保持型が下型という構成に限定されることなく、成形用金型を設計することも可能になる。
本発明の成形用金型において、金具保持型は、少なくとも第一スライダと第一スライダ付勢用スプリングとを備えた構造のものであり、金具押さえ型は、少なくとも第一アジャスタを備えた構造のものであればとくに限定されない。
しかし、金具保持型に、型締め方向に直交する方向にスライド可能であり、前記金具における第二壁部の外面に当接するための第二壁部当接面が金具保持部側の端部に形成され、型締め方向に対して傾斜した傾斜面が金具保持部とは反対側の端部に形成された第二スライダと、第二スライダを金具保持部の外側から内側に向かって付勢するための第二スライダ付勢用スプリングとがさらに設けられ;金具押さえ型に、型締め方向にスライド可能で金具押さえ型の側から金具保持型の側に向かって付勢されたヘッド部を有し、型締め方向に対して傾斜した傾斜面が該ヘッド部の金具保持型側の端部に形成された第二アジャスタと、第二アジャスタのヘッド部を型締め方向に案内するための第二アジャスタ案内部とがさらに設けられ;金具保持部に前記金具を保持させた際に、第一スライダの第一壁部当接面が前記金具における第一壁部に当接するとともに、第二スライダの第二壁部当接面が前記金具における第二壁部に当接し、金具保持型と金具押さえ型とを型締めする際に、第一アジャスタのヘッド部に形成された傾斜面が第一スライダの後端に設けられた傾斜面に摺接するとともに、第二アジャスタのヘッド部に形成された傾斜面が第二スライダの後端に設けられた傾斜面に摺接するようにすると好ましい。
このように成形用金型をそれに保持する金具の第一壁部の側と第二壁部の側とで対称な構造とすることにより、ゴムの注入圧力が第一壁部と第二壁部とに均一にかかりやすくすることが可能になる。したがって、製品の寸法精度をより高めることができるようになる。
このとき、第二アジャスタのヘッド部は、第一アジャスタのヘッド部と同様、自重によってのみ金具押さえ型の側から金具保持型の側へ付勢されたものであってもよいが、第二アジャスタのヘッド部が引っかかった場合などには、第二スライダが所望の動作をしなくなるなどの不具合が生じるおそれがある。また、金具押さえ型が上型で金具保持型が下型の構成に限定されてしまい、成形用金型の設計自由度が低下してしまう。このため、第二アジャスタのヘッド部を金具押さえ型の側から金具保持型の側へ向かって付勢するための第二アジャスタ付勢用スプリングを金具押さえ型に設けると好ましい。これにより、第二アジャスタのヘッド部を金具保持型の側へより確実に付勢することが可能になる。また、金具押さえ型が上型、金具保持型が下型という構成に限定されることなく、成形用金型を設計することも可能になる。
本発明の成形用金型において、金具押さえ型が、第一分離部と、第一分離部と金具保持型との間に配される第二分離部とに分離可能であり、第一アジャスタ及び/又は第二アジャスタが第一分離部に設けられ、第一アジャスタ案内部及び/又は第二アジャスタ案内部が第二分離部に設けられていることも好ましい。これにより、第二分離部を金具保持型の側へ移動させた後に第一分離部を金具保持型へ移動させることが可能になる。
以上のように、本発明によって、相対向する第一壁部と第二壁部を備えた金具を金具保持型に対して容易に保持できるようにしながらも、ゴムの注入圧力によって第一壁部と第二壁部との間隔が広がって製品の寸法精度が低下するなどの不具合を防止したり、金具の破損(とくに第一壁部と第二壁部を接続する部分のワレなど)を防止したりすることの可能な成形用金型を提供することが可能になる。また、この成形用金型を用いてゴムを加硫成形するゴムの加硫成形方法を提供することも可能になる。
本発明の成形用金型について、図面を用いてより具体的に説明する。図1は、本発明の成形用金型を構成する下型(金具保持型)を示した断面図である。図2は、本発明の成形用金型における下型(金具保持型)に金具を保持させている状態を示した断面図である。図3は、本発明の成形用金型における下型(金具保持型)に金具を保持させて上型(金具押さえ型)の第二分離部を下死点まで下降させた状態を示した断面図である。図4は、本発明の成形用金型における上型(金具押さえ型)の第二分離部に対して第一分離部を下降させている状態を示した断面図である。図5は、本発明の成形用金型における上型(金具押さえ型)の第一分離部を下死点まで下降させた状態を示した断面図である。図6は、本発明の成形用金型を型締めしてキャビティにゴムを注入した状態を示した断面図である。図7は、本発明の成形用金型に保持させる金具を示した斜視図である。図8は、図7の金具にゴムを注入して加硫成形した状態を示した斜視図である。
1.成形用金型の概要
本発明の成形用金型は、図1〜図6に示すように、金具Wを保持するための金具保持型100と、金具保持型100に対して接近又は離反する向きに移動可能な金具押さえ型200とで構成されたものとなっている。本実施態様の成形用金型において、金具保持型100は、固定下型(以下においては簡単に「下型」と表記することがある。)となっており、金具押さえ型200は、可動上型(以下においては簡単に「上型」と表記することがある。)となっている。
ところで、本発明の成形用金型を用いて成形を行う製品の種類は、とくに限定されず、車体の共振現象を抑えるためのダイナミックダンパなどであってもよいが、本実施態様の成形用金型においては、排気管支持装置としている。金具Wの形態も、既に述べたとおり、相対向する第一壁部Wと第二壁部Wとを備えたものであればとくに限定されない。本実施態様の成形用金型は、図7に示すように、相対向する第一壁部Wと第二壁部Wと、相対向する第一壁部Wと第二壁部Wとを備えた平面視「ロ」の字形状の金具Wの内側にゴムGを注入して加硫成形するものとなっている。
第一壁部Wの上端と第二壁部Wの上端からは、図7と図8に示すように、フランジ壁部Wとフランジ壁部Wとがそれぞれ外方に突出して設けられている。フランジ壁部Wの中央付近とフランジ壁部Wの中央付近には、金具Wを車体にボルト留めするためのボルト孔Hとボルト孔Hがそれぞれ設けられている。一方、排気管は、ゴムGの部分に取り付けるようになる。
2.下型(金具保持型)
本実施態様の成形用金型において、下型100(金具保持型)には、図1〜図6に示すように、第一壁部Wと第二壁部Wとを結ぶ方向が型締め方向(鉛直方向)に直交するように金具Wを保持するための金具保持部と、型締め方向に直交する方向(水平方向)にスライド可能な第一スライダ110と、第一スライダ110を金具保持部の外側から内側に向かって付勢するための第一スライダ付勢用スプリング112と型締め方向に直交する方向にスライド可能な第二スライダ120と、第二スライダ120を金具保持部の外側から内側に向かって付勢するための第二スライダ付勢用スプリング122とが設けられている。
下型100の上面には、後述する第一アジャスタ221の先端を逃がすための第一逃がし穴101と、第二アジャスタ222の先端を逃がすための第二逃がし穴102が設けられている。また、下型100における金具Wが挿入される部分には、金具Wの内側に注入するゴムGの下面形状を規制するための下面規制部103が配されている。
第一スライダ110の先端(金具保持部を向く側の端部)は、金具Wにおける第一壁部Wの外面に当接するための第一壁部当接面となっており、第二スライダ120の先端(金具保持部を向く側の端部)は、金具Wにおける第二壁部Wの外面に当接するための第二壁部当接面となっている。第一壁部当接面と第二壁部当接面は、上側の間隔が広くなるように、型締め方向に対して僅かに傾斜して形成されている。このため、金具Wを上方から金具保持部へ容易に押し込むことができるようになっている。
本実施態様の成形用金型においては、図1に示すように、金具押さえ型側の内側のエッジを丸く形成しており、金具Wを下型100の金具保持部(第一スライダ110の第一壁部当接面と第二スライダ120の第二壁部当接面との間の空間)に押し込む際に、金具Wが第一スライダ110や第二スライダ120に引っ掛かりにくくしている。このため、金具Wを下型100の金具保持部により容易に保持させることができるようになっている。
第一スライダ110と第二スライダ120には、それぞれ上下方向の貫通孔が設けられており、該貫通孔には、該貫通孔の内径よりも小さな外径を有する第一ストッパーピン111と第二ストッパーピン121が挿入されている。第一ストッパーピン111と第二ストッパーピン121は、下型100に固定されており、第一スライダ110と第二スライダ120の矢印a方向(図1)でのスライド幅を制限するためのものとなっている。
第一スライダ110と第二スライダ120は、それぞれ第一スライダ付勢用スプリング112と第二スライダ付勢用スプリング122によって、金具保持部の側へ付勢されている。このため、下型100の金具保持部に金具Wを押し込む際には、金具Wの第一壁部Wと第二壁部Wは、第一スライダ付勢用スプリング112と第二スライダ付勢用スプリング122の付勢力によって第一スライダ110と第二スライダ120との間で位置決めされるようになっている。したがって、金具Wは、下型100における金具保持部(下面規制部103の下側の空間部分)の中心に対して均等な位置にセットされるようになっている。
第一スライダ110の後端と第二スライダ120の後端には、それぞれ型締め方向に対して傾斜した傾斜面が形成されている。この傾斜面は、後述する第一アジャスタ221のヘッド部と第二アジャスタ222のヘッド部が摺接するための部分となっている。
第一スライダ110の後端に形成した傾斜面と第二スライダ120の後端に形成した傾斜面とが型締め方向(本実施態様の成形用金型においては鉛直方向)に対してなす傾斜角度(θ)は、とくに限定されないが、小さすぎると、第一スライダ110や第二スライダ120のスライド量を確保しにくくなるおそれがある。このため、傾斜角度(θ)は、通常、1°以上とされる。傾斜角度(θ)は、1.5°以上であると好ましく、2°以上であるとより好ましい。
一方、傾斜角度(θ)を大きくしすぎると、第一アジャスタ221のヘッド部や第二アジャスタ222のヘッド部が、第一スライダ110の後端や第二スライダ120の後端から力を受けやすくなり、ゴムの注入圧力によって上昇しやすくなるおそれがある。したがって、金具Wの内側にゴムを注入する際に、第一壁部Wと第二壁部Wとの間隔が広がるおそれがある。このため、傾斜角度(θ)は、通常、10°以下とされる。傾斜角度(θ)は、7°以下であると好ましく、5°以下であるとより好ましい。本実施態様の成形用金型において、傾斜角度(θ)は約3°となっている。
このような構成を採用することにより、後述する上型200が下降して、第一アジャスタ221のヘッド部と第二アジャスタ222のヘッド部とが第一スライダ110の後端に形成された傾斜面と第二スライダ120の後端に形成された傾斜面にそれぞれ摺接した際に、第一アジャスタ221のヘッド部と第二アジャスタ222のヘッド部とで第一スライダ110の後端と第二スライダ120の後端とをそれぞれ支持することが可能となっている。このため、金具Wの第一壁部Wと第二壁部Wとの間にゴムGを注入する際に、ゴムGの注入圧力によって第一壁部Wと第二壁部Wとの間隔が広がるのを防止することができるようになっている。
3.上型(金具押さえ型)
本実施態様の成形用金型において、上型200(金具押さえ型)は、図3〜図6に示すように、第一分離部220と、第一分離部220と下型100との間に配される第二分離部210とに分離可能な構造となっている。第一分離部220と第二分離部210は、それぞれ独立して型締め方向に移動することが可能であり、型締めの際には、第一分離部220よりも先に第二分離部210が下降するようになっている。
第一分離部220の下面には、型締め方向にスライド可能で第一分離部220から下型100に向かって付勢されたヘッド部を有し、該ヘッド部の下型100側の端部に型締め方向に対して傾斜した傾斜面が形成された第一アジャスタ221と第二アジャスタ222とが設けられている。
第一アジャスタ221のヘッド部と第二アジャスタ222のヘッド部は、自重のみによって付勢されたものであってもよいが、本実施態様の成形用金型においては、第一アジャスタ221のヘッド部と第二アジャスタ222のヘッド部をそれぞれ第一分離部220から下型100に向かって付勢するための第一アジャスタ付勢用スプリング223と第二アジャスタ付勢用スプリング224とを第一分離部220に設けている。
第二分離部210には、第一アジャスタ221のヘッド部と第二アジャスタ222のヘッド部とをそれぞれ型締め方向に案内するための第一アジャスタ案内部211と第二アジャスタ案内部212とが設けられている。第一アジャスタ案内部211と第二アジャスタ案内部212は、第一アジャスタ221のヘッド部や第二アジャスタ222のヘッド部を型締め方向に案内できる形態のものであればとくに限定されないが、本実施態様の成形用金型においては、第二分離部210を上下に貫く貫通孔としている。第二分離部210の下面中央部には、金具Wの内側に注入するゴムGの上面形状を規定するための上面規制部213が配されている。
したがって、第一分離部220を下降させると、図4と図5に示すように、第一アジャスタ221と第二アジャスタ222がそれぞれ第一アジャスタ案内部211と第二アジャスタ案内部222へ挿入され、その先端が第一スライダ110と第二スライダ120の後端に形成された傾斜面に接触する。この際、第一スライダ110における第一壁部当接面と第二スライダ120における第二壁部当接面とが金具Wにフィットして、第一壁部Wの外面と第二壁部Wの外面を適度な力で押圧するようになっている。
ところで、本実施態様の成形用金型では、上記のように、第一アジャスタ付勢用スプリング223と第二アジャスタ付勢用スプリング224とを設けたので、第一アジャスタ221のヘッド部と第二アジャスタ222のヘッド部のひっかかりなどを防止することが可能となっている。また、第一アジャスタ221のヘッド部と第二アジャスタ222のヘッド部の下死点位置を可変とすることにより、第一スライダ110と第二スライダ120の最大前進位置(金具Wの側へ最も突き出る位置)も可変としている。このため、金具の寸法公差によって、第一壁部Wと第二壁部Wとの間隔にバラツキがある場合であっても、その間隔で位置決めされ、型締めする際には、第一アジャスタ221と第二アジャスタ222が第一スライダ110と第二スライダ120の後端に摺接して連結された状態となり、加硫成形時にもその状態を維持するようになっている。
よって、図2の状態においては、第一スライダ110の先端面と第二スライダ120の先端面との間隔は、金具Wを押し込むことによって容易に広がるので、金具Wを下型100に対して容易に保持させることができるようになっている。また、図6の状態においては、第一スライダ110における第一壁部当接面を金具Wにおける第一壁部Wにフィットさせるとともに、第二スライダ120における第二壁部当接面を金具Wにおける第二壁部Wにフィットさせた状態のまま、ゴム射出圧にも後退しない背圧を確保することができるようになっている。したがって、ゴムGの注入圧力によって第一壁部Wと第二壁部Wとの間隔が広がるのを防止しながらも、金具Wに無理な力が加えられることを防止することが可能になっている。
本発明の成形用金型が製品の寸法精度の低下防止にどの程度の効果があるのかを調べるために、以下のような実験を行った。
まず、本発明の成形用金型を用いて、図1〜図6の手順を行い、図7に示す金具W(試料1〜15)の内側にゴムGを注入して加硫成形して図8の製品を得た。このとき、ボルト孔Hとボルト孔Hとの間隔(Xとする。)が成形前と成形後とでどのように変化するのかを測定した。
ただし、金具Wは鉄製のものを用い、その厚さ(第一壁部Wと第二壁部Wと第三壁部Wと第四壁部Wの板厚)が2.3mmのものを用いた。また、第一壁部Wと第二壁部Wの高さが約40mmで幅が約43mm、第三壁部Wの高さが約40mmで幅が約93mm、第四壁部Wの高さが約30mmで幅が約93mmのものを用いた。
続いて、第一スライダ110と第二スライダ120を動かないように固定し、第一スライダ110の先端(第一壁部Wに当接する面)と第二スライダ120の先端面(第二壁部Wに当接する面)との間隔を固定した以外は、本発明の成形用金型と同様の成形用金型(比較例)を用いて前記実施例と同様の測定を行った。
図9は、本発明の成形用金型(実施例)を用いて金具の内側にゴムを注入して加硫成形した際の成形前と成形後におけるボルト孔Hとボルト孔Hとの間隔Xの変化を示したグラフである。図10は、本発明でない成形用金型(比較例)を用いて金具の内側にゴムを注入して加硫成形した際の成形前と成形後におけるボルト孔Hとボルト孔Hとの間隔Xの変化を示したグラフである。図9と図10のグラフにおいて、上下2本の破線は、製品(排気管支持装置)として許容される間隔Xの上限値と下限値を表している。
図10を見ると、従来の成形用金型においては、間隔Xが最大で0.6mmも広がり(試料15)、その他の試料においても概ね0.3mm以上広がっていることが分かる。このうち、試料2,3,4,5,6,7,8,12,15と実に9個の試料において、製品として許容される上限値を上回っていた。
これに対し、図9を見ると、本発明の成形用金型においては、間隔Xの広がりが最大でも0.08mm(試料7)であり、その他の試料においても概ね0.05mm以下の広がりに収まっていることが分かる。また、間隔Xは、試料1〜15の全ての試料において、製品として許容される下限値と上限値との間(しかも下限値と上限値の中央値付近)に収まっていた。
以上の実験結果から、本発明の成形用金型が製品の寸法精度の低下防止に優れた効果を奏するものであることが分かった。
本発明の成形用金型を構成する下型(金具保持型)を示した断面図である。 本発明の成形用金型における下型(金具保持型)に金具を保持させている状態を示した断面図である。 本発明の成形用金型における下型(金具保持型)に金具を保持させて上型(金具押さえ型)の第二分離部を下死点まで下降させた状態を示した断面図である。 本発明の成形用金型における上型(金具押さえ型)の第二分離部に対して第一分離部を下降させている状態を示した断面図である。 本発明の成形用金型における上型(金具押さえ型)の第一分離部を下死点まで下降させた状態を示した断面図である。 本発明の成形用金型を型締めしてキャビティにゴムを注入した状態を示した断面図である。 本発明の成形用金型に保持させる金具を示した斜視図である。 図7の金具にゴムを注入して加硫成形した状態を示した斜視図である。 本発明の成形用金型を用いて金具の内側にゴムを注入して加硫成形した際の成形前と成形後におけるボルト孔Hとボルト孔Hとの間隔Xの変化を示したグラフである。 本発明でない成形用金型を用いて金具の内側にゴムを注入して加硫成形した際の成形前と成形後におけるボルト孔Hとボルト孔Hとの間隔Xの変化を示したグラフである。
符号の説明
100 下型(金具保持型)
101 第一逃がし穴
102 第二逃がし穴
103 下面規制部
110 第一スライダ
111 第一ストッパーピン
112 第一スライダ付勢用スプリング
120 第二スライダ
121 第二ストッパーピン
122 第二スライダ付勢用スプリング
200 上型(金具押さえ型)
210 第二分離部
211 第一アジャスタ案内部
212 第二アジャスタ案内部
213 上面規制部
220 第一分離部
221 第一アジャスタ
222 第二アジャスタ
223 第一アジャスタ付勢用スプリング
224 第二アジャスタ付勢用スプリング
ボルト孔
ボルト孔
W 金具
第一壁部
第二壁部

Claims (5)

  1. 相対向する第一壁部と第二壁部とを備えた金具の内側にゴムを注入して該ゴムを加硫成形するための成形用金型であって;
    第一壁部と第二壁部とを結ぶ方向が型締め方向に直交するように前記金具を保持するための金具保持部と、
    型締め方向に直交する方向にスライド可能であり、前記金具における第一壁部の外面に当接するための第一壁部当接面が金具保持部側の端部に形成され、型締め方向に対して傾斜した傾斜面が金具保持部とは反対側の端部に形成された第一スライダと、
    第一スライダを金具保持部の外側から内側に向かって付勢するための第一スライダ付勢用スプリングと
    が設けられた金具保持型と;
    型締め方向にスライド可能で金具押さえ型の側から金具保持型の側に向かって付勢されたヘッド部を有し、型締め方向に対して傾斜した傾斜面が該ヘッド部の金具保持型側の端部に形成された第一アジャスタと、
    第一アジャスタのヘッド部を型締め方向に案内するための第一アジャスタ案内部と
    が設けられた金具押さえ型とを備え;
    金具保持部に前記金具を保持させた際に、第一スライダの第一壁部当接面が前記金具における第一壁部に当接し、
    金具保持型と金具押さえ型とを型締めする際に、第一アジャスタのヘッド部に形成された傾斜面が第一スライダの後端に設けられた傾斜面に摺接するようにしたことを特徴とする成形用金型。
  2. 第一アジャスタのヘッド部を金具押さえ型の側から金具保持型の側へ向かって付勢するための第一アジャスタ付勢用スプリングが金具押さえ型に設けられた請求項1記載の成形用金型。
  3. 型締め方向に直交する方向にスライド可能であり、前記金具における第二壁部の外面に当接するための第二壁部当接面が金具保持部側の端部に形成され、型締め方向に対して傾斜した傾斜面が金具保持部とは反対側の端部に形成された第二スライダと、
    第二スライダを金具保持部の外側から内側に向かって付勢するための第二スライダ付勢用スプリングと
    が金具保持型に設けられ;
    型締め方向にスライド可能で金具押さえ型の側から金具保持型の側に向かって付勢されたヘッド部を有し、型締め方向に対して傾斜した傾斜面が該ヘッド部の金具保持型側の端部に形成された第二アジャスタと、
    第二アジャスタのヘッド部を型締め方向に案内するための第二アジャスタ案内部と
    が金具押さえ型に設けられ;
    金具保持部に前記金具を保持させた際に、第一スライダの第一壁部当接面が前記金具における第一壁部に当接するとともに、第二スライダの第二壁部当接面が前記金具における第二壁部に当接し、
    金具保持型と金具押さえ型とを型締めする際に、第一アジャスタのヘッド部に形成された傾斜面が第一スライダの後端に設けられた傾斜面に摺接するとともに、第二アジャスタのヘッド部に形成された傾斜面が第二スライダの後端に設けられた傾斜面に摺接するようにした請求項1又は2記載の成形用金型。
  4. 第二アジャスタのヘッド部を金具押さえ型の側から金具保持型の側へ向かって付勢するための第二アジャスタ付勢用スプリングが金具押さえ型に設けられた請求項3記載の成形用金型。
  5. 金具押さえ型が、第一分離部と、第一分離部と金具保持型との間に配される第二分離部とに分離可能であり、第一アジャスタ及び/又は第二アジャスタが第一分離部に設けられ、第一アジャスタ案内部及び/又は第二アジャスタ案内部が第二分離部に設けられた請求項1〜4いずれか記載の成形用金型。
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