JP5001473B2 - 加減速装置とこれを備えた加減速エスカレータ - Google Patents

加減速装置とこれを備えた加減速エスカレータ Download PDF

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Description

本発明は、加減速装置に係り、さらに詳しくは乗降口での移動速度が遅く、中間部で加速、減速が可能な加減速エスカレータに関する。
従来のエスカレータは、人が乗る階段(ステップ)の移動速度が一定であり、勾配によりステップの最大移動速度が制限されている。そのため、エスカレータの移動速度は、通常許容される最大速度に設定されており、人が乗り降りする乗降口(入口及び出口)において、高齢者や子供が転倒するなどの事故が発生しやすい問題点があった。
そこで、乗降口での移動速度が遅く、中間部で加速、減速が可能な加減速エスカレータが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−326780号公報、「可変速エスカレーター」
特許文献1の可変速エスカレーターは、パレットの進行に伴うリンク機構の作動により、各パレットの相互間隔が徐々に変化することにより可変速運行している。すなわち、可変速エスカレーターのパレット駆動チェーンは伸縮リンクを構成する部材を兼ねており、加減速部で屈曲したまま駆動する。そのため、周辺部品に高い負荷がかかり、可変速エスカレーターが大型化する心配があった。また、リンク機構が全長にわたり装備されているため、部品点数が多かった。そのため、構造が複雑となり、メンテナンスコストは高く、重量が重いという問題点があった。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、各部品を基本的に無理のない構造で使用し、耐久性を高めると共に構造を単純化し、メンテナンスコストの低減を計ることができ、部品点数を減らし、さらに軽量化することができる加減速装置とこれを備えた加減速エスカレータを提供することにある。また、乗降口での移動速度が遅く、中間部で加速、減速が可能であり、構造が簡単で実現性が高く、かつ曲線軌跡にも適用することができる加減速エスカレータを提供することにある。
本発明によれば、所定の第1軌跡に沿ってエンドレスに案内されたチェーンと、
末端がチェーンに揺動可能に取り付けられ、中間部から先端までが互いに平行な2つの部材からなり、その間に細長いU溝を有するU字型部材と、
前記U字型部材のU溝内でスライドする駆動軸を有する被移動体とを備え、
前記被移動体に対する前記U字型部材の角度の変化と、
前記U字型部材のU溝内における前記駆動軸の位置の変化と、により前記被移動体を加速又は減速させる、ことを特徴とする加減速装置が提供される。
本発明の実施形態によれば、前記加減速装置は前記U字型部材に交差して設けられたスイングヨークと、
該スイングヨークを所定の第2軌跡に沿って案内するスキップレールと、
前記駆動軸を所定の軌跡に沿って案内する走行支持ローラ案内レールとを備え、
前記第1軌跡と第2軌跡との距離と位置関係の変化により前記U字型部材の角度を変化させ、
前記走行支持ローラ案内レールと前記第1軌跡との距離と前記U字型部材の角度により前記駆動軸の位置を変化させる。
また、本発明によれば、前記加減速装置を備え、
前記被移動体はエスカレータ用のパレットであり、
前記駆動軸はパレット駆動軸であり、
前記パレット駆動軸に設けたスライドローラをU字型部材のU溝内でスライドさせながら、前記U字型部材を前記角度に変化させながら、前記チェーンに沿って駆動し、パレットを加速又は減速させる、ことを特徴とする加減速エスカレータが提供される。
また、前記加減速エスカレータにおいて、前記加減速装置は加速部のパレットを第1低速から高速まで加速する加速チェーン駆動装置と、減速部のパレットを前記高速から第2低速まで減速する減速チェーン駆動装置とからなる。
また、前記加減速エスカレータは、階下から階上まで、進行方向の順で、第1低速部、加速部、高速部、減速部、第2低速部に区分される速度領域に連続してエンドレスに配列され、それぞれ独立した複数のパレットと、
前記各パレットを前記配列に沿って案内するガイド装置と、
前記各パレットを、低速又は高速で駆動する駆動装置とを備え、
各パレットを前記第1低速部で所定の第1低速で駆動し、高速部で前記高速で駆動し、前記第2低速部で前記第2低速で駆動する。
また、前記加減速エスカレータにおいて、前記各パレットは、人が乗る水平な踏み板と、該踏み板の進行方向後縁端部から下方に斜めに延びる傾斜板とからなり、
前記各パレットは、踏み板に設けられ幅方向外方に延びるパレット駆動軸と、該パレット駆動軸に設けられた走行支持ローラ、スライドローラおよび傾斜板に設けられた姿勢ローラとを有しており、
前記ガイド装置は、前記走行支持ローラを前記配列に沿って案内する走行支持ローラ案内装置と、前記踏み板の上面を水平に保持するように姿勢ローラを案内する姿勢ローラ案内装置と、進行方向の両端部において各パレットを旋回させて反転するパレット反転装置と、からなり、
前記駆動装置は、第1低速部のパレットを前記第1低速で駆動する第1低速チェーン駆動装置と、高速部のパレットを前記高速で駆動する高速チェーン駆動装置と、第2低速部のパレットを前記第2低速で駆動する第2低速チェーン駆動装置と、からなる。
上記本発明の構成によれば、リンクを使用せず、チェーンを主体として使用するので、各部品を基本的に無理のない構造で使用しており、構造が簡単で部品数も少なく、実現性が高い。そのため、耐久性が高く、メンテナンスコストの低減を計ることができ、軽量化することができる。
さらに、チェーンやレールの軌跡の変化や位置の変化によって被移動体を加速又は減速するので、アナログ的に加速又は減速しながら、強い駆動力を得ることができる。
また、速度領域毎に駆動する駆動装置により、各パレットを低速部で所定の低速で駆動し、高速部で前記低速より高速で駆動し、加速部で前記低速から高速まで加速し、減速部で高速から低速まで減速するので、乗降口での移動速度を低速にでき、中間部で加速、減速が可能である。
また、駆動装置は速度領域毎に駆動するので、構造が簡単で実現性が高い。
第1実施例の加減速装置の側面図である。 本発明による加減速エスカレータで使用する階段(パレット)の側面図である。 図2AのB−B矢視図(平面図)である。 図2AのC−C矢視図(背面図)である。 図2Bにおける(D)の拡大図であり、すなわち第1低速部と第2低速部において隣り合うパレット1の凹凸溝の噛み合せを説明する拡大図である。 図2DのE−E断面図である。 図2DのF−F断面図である。 本発明の加減速エスカレータにおけるパレットの配列を表す平面図である。 本発明の加減速エスカレータにおけるパレットの配列を表す側面図である。 図3Bの加減速エスカレータにおいてパレットを案内するガイドの構成図である。 パレット反転ホイールの側面図である。 図5AのB−B矢視図である。 図3Bの各パレットを速度領域毎に駆動する、第1実施例の駆動装置と第1実施例の加減速装置の構成図である。 図3Bの各パレットを速度領域毎に駆動する、第2実施例の駆動装置と第2実施例の加減速装置の構成図である 第2実施例の加減速装置の加速チェーン駆動装置の側面図である。 第2実施例の加減速装置の減速チェーン駆動装置の側面図である。 本発明の加減速エスカレータの加減速装置と駆動装置の部分断面図である。 図10の左側面図である。 上りの加減速エスカレータの加・減速部におけるスライド押し金具の減速・加速運動を示す図である。 高速部におけるパレット間の寸法関係を示す図である。 加減速装置の加減速度の加速角βについての説明図である。 パレット1の先端と隣り合ったパレットとの接点Aを表したXY座標である。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
本発明の加減速装置100について、図1を用いて説明する。図1は本発明の第1実施例の加減速装置100の側面図である。
本発明の加減速装置100は、所定の第1軌跡に沿ってエンドレスに案内されたチェーン19と、末端がチェーン19に揺動可能に取り付けられ、中間部から先端までが互いに平行な2つの部材からなり、その間に細長いU溝を有するU字型部材40と、U字型部材40のU溝内でスライドする駆動軸103を有する被移動体102とを備えており、被移動体102に対するU字型部材40の角度の変化と、U字型部材40のU溝内における駆動軸103の位置の変化と、により被移動体102を加速又は減速させる装置である。
すなわち、図1に示した第1実施例の加減速装置において、上側面が加速装置となっており、下側面が減速装置となっている。言い換えると、上側面において、被移動体102が図1の左から右に移動する際に加速する。反対に、下側面において、被移動体102が右から左に移動する際に減速する。
また、加減速装置100は、U字型部材40に交差して設けられたスイングヨーク41と、そのスイングヨーク41を所定の第2軌跡に沿って案内するスキップレール25と、駆動軸103を所定の軌跡に沿って案内する走行支持ローラ案内レール35、37とを備えたユニット装置にしても良い。
この場合、本実施例のように、第1軌跡と第2軌跡との距離と位置関係の変化により前記U字型部材の角度を変化させ、
走行支持ローラ案内レールと第1軌跡との距離とU字型部材の角度により駆動軸の位置を変化させている。
本発明による第1実施例の加減速装置100の使用例として、加減速装置を備えた加減速エスカレータ101を例にして説明する。加減速エスカレータ101において、被移動体102はパレット1であり、駆動軸103はパレット駆動軸53である。
図2Aは、本発明による加減速エスカレータ101で使用する階段(パレット)の側面図である。図2Bは図2AのB−B矢視図(平面図)、図2Cは図2AのC−C矢視図(背面図)である。また、図2Dは、図2Bにおける(D)の拡大図であり、第1低速部と第2低速部において隣り合うパレット1の凹凸溝の噛み合せを説明する拡大図である。また、図2Eと図2Fは、それぞれ図2DにおけるE−E断面図とF−F断面図である。
図2A、図2Bに示すように、パレット1は、人が乗る水平な踏み板1aと、その踏み板1a端部(進行方向後縁端部)から下方に斜めに延びる傾斜板1bとからなる。踏み板1aと傾斜板1bは一体に成形されている。
また、図2Dと図2Fに示すように、踏み板1aと傾斜板1bの外面には、同一線上に凹凸溝が設けられ、凹凸溝の凸部が、隣接するパレット1の凹部と交互に噛み合っている。これにより、パレット1とパレット1の間に直線状の隙間を無くし、安全性を高めている。
図2Bと図2Cにおいて、踏み板1aの下部両側(図2Cで上下)には、外方向に水平に延びるパレット駆動軸53と、その根元部に走行支持ローラ50およびスライドローラ44が設けられている。また、傾斜板1bの下部両側(図2Cで上下)には、両端部の内側に姿勢ローラ51が設けられている。
走行支持ローラ50は、パレット駆動軸53の水平軸を中心に回転可能な軸受部材であり、パレット1を両端で支持する機能を有する。また、姿勢ローラ51は、水平軸を中心に回転可能な軸受部材であり、踏み板1aを水平に保持する機能を有する。さらに、パレット駆動軸53は、パレット1を所定の軌道に沿って案内し、かつ走行させる機能を有する。
図3Aは、本発明の加減速エスカレータ101におけるパレットの配列を表す平面図であり、図3Bは本発明の加減速エスカレータ101におけるパレットの配列を表す側面図である。なおこれらの図は、上り用のエスカレータの場合であり、階下から階上まで平面的には移動軌跡が直線の場合を示している。
図3Bに示すように、上り用のエスカレータの場合、階下から階上まで、進行方向の順で、第1低速部、加速部、高速部、減速部、第2低速部に区分される速度領域を有する。
すなわち、人が乗る上面側は、階下から第1低速部、加速部、高速部、減速部、第2低速部の順で階上まで並び、人が乗らない下面側(戻り側)は階上から第1低速部、加速部、高速部、減速部、第2低速部の順で階下まで並ぶ。また、階下と階上の両端部は反転部である。
本発明ではこれらの各速度領域において、各パレット1はチェーンがそれぞれ独立している。
階下の第1低速部(乗り口)では、踏み板1aが近接しており、人は下側コム4から踏み板1aに乗り込む。
加速部では、パレット1が一定の勾配で上昇すると共に、パレット1の移動速度が加速され、この加速により踏み板1aの間隔が徐々に広がり、同時に傾斜板1bが露出する。傾斜板1bの傾斜角度は、隣り合うパレット1の間に隙間ができない様、踏み板1aに対し、全て同一角度で急勾配に設定されており、人が傾斜板1bに乗れないようになっている。
高速部では、パレット1が一定の勾配で上昇すると共に、踏み板1aの間隔が最大となり、傾斜板1bの露出量が最大となる。
減速部では、パレット1が一定の曲線で上昇すると共に、パレット1の移動速度が減速され、この減速により隣り合う踏み板1aの間隔が徐々に狭くなると共に、傾斜板1bが利用者の視界から見えなくなる。
階上の第2低速部(降り口)では、踏み板1aが近接しており、人は踏み板1aから上側コム6の上に降りる。
上述したパレットの構造および配列により、乗降口の移動速度が遅く、中間部で加速、高速、減速するというように、パレット1の進行速度が変化しても、隣り合ったパレット1間に隙間ができない。
また、第1低速部と第2低速部では、踏み板1aの凸部が隣接する踏み板1aの凸部と交互に噛み合うことにより、隣り合ったパレット1間に隙間ができない。そして、加速部、高速部、減速部においても、踏み板1aの凸部が傾斜板1bの凹部と交互に噛み合い、隣り合ったパレット1間に隙間ができない。
このように、パレット1の進行速度を高速部で高速にし、乗降口のパレットの移動速度を低速にすることができ、それにより高齢者や子供の転倒などの事故を減らすことができる。
図4は、図3Bの加減速エスカレータ101においてパレット1を前記配列に沿って案内するガイド装置の構成図である。
この図に示すように、ガイド装置20は、走行支持ローラ50を前記配列に沿って案内する走行支持ローラ案内装置22と、踏み板1aの上面を水平に保持するように姿勢ローラ51を案内する姿勢ローラ案内装置23と、進行方向の両端部において各パレットを旋回させて反転するパレット反転装置24とからなる。
走行支持ローラ案内装置22は、この例では、走行支持ローラ案内レール35、37、からなり、パレット駆動軸53に取り付けられた走行支持ローラ50を所定の軌跡に沿って案内する。
姿勢ローラ案内装置23は、この例では、姿勢ローラ案内レール36、38からなる。姿勢ローラ案内レール36、38は、パレット1の下側をすり抜けて設置され、パレット1と干渉しないようになっている。
パレット反転装置24は、パレット反転ホイール11、姿勢ローラ反転支持レール65およびスライドローラ反転支持レール66からなる。
図5Aは、パレット反転ホイール11の側面図である。図5Bは、図5AのB−B矢視図である。
パレット反転ホイール11は、階下の反転部の両側に2つ、階上の反転部の両側に2つの計4つが、加減速エスカレータ101の進行方向両端部に設けられる。
パレット反転ホイール11は、円板状部材であり、その外周縁にパレット1の走行支持ローラ50と嵌合する凹溝11aが周方向に一定の間隔で設けられている。
また、パレット反転ホイール11の内側面には、リング状に形成されたリングレール58が一体に連結されている。さらに、パレット反転ホイール11は両側の1対が同軸(図示せず)で連結され、それぞれ図示しないホイール駆動装置で回転駆動される。
上述した、パレット反転ホイール11の構成により、加減速エスカレータ101の進行方向両端部において、パレット反転ホイール11の凹溝11aにパレット1の走行支持ローラ50を嵌合させ、かつリングレール58の外周面でパレット1の姿勢ローラ51を支持して、パレット1を、パレット反転ホイール11の外周に沿って旋回させて反転させることができる。
図4において、姿勢ローラ反転支持レール65は、リングレール58の外周面から姿勢ローラ51が通る間隔を隔てて円弧状に設けられおり、パレット1の反転時に、姿勢ローラ51がリングレール58の外周面から落下するのを防止している。
また、スライドローラ反転支持レール66は、パレット反転ホイール11の外周面に沿って円弧状に設けられおり、パレット1の反転時に、パレット駆動軸53が、パレット反転ホイール11の外周面から落下するのを防止している。
上述した構成において、走行支持ローラ50はパレット反転ホイール11に巻き付き、姿勢ローラ51はパレット走行レール36、38の走行面と同レベルに設けられたパレット反転ホイール11の内側に設けたリングレール58上に乗り換え反転する。
またパレット反転ホイール11でパレット1が反転したときに外れないように、スライドローラ44をスライドローラ反転支持レール66で支え、姿勢ローラ51を姿勢ローラ反転支持レール65で支持している。
図4において、走行支持ローラ案内レール35、37は、上述した第1低速部、加速部、高速部、減速部、及び第2低速部において、各パレット1の走行支持ローラ50を所定の軌道に沿って案内する。パレットの戻り(エスカレータの下部)も同様である。
また、姿勢ローラ案内レール36、38は、上述した第1低速部、加速部、高速部、減速部、及び第2低速部において、各パレット1の姿勢ローラ51を各踏み板1aが水平を保持するように案内する。パレットの戻り(エスカレータの下部)も同様である。
図6は、図3Bの各パレットを速度領域毎に駆動する、第1実施例の駆動装置110と第1実施例の加減速装置100の構成図である。
この図に示すように、駆動装置110は、第1低速部と第2低速部のパレットを所定の第1低速で駆動する低速チェーン駆動装置112と、高速部のパレットを前記高速で駆動する高速チェーン駆動装置114とからなる。また、第1実施例の加減速装置100は、パレット1と接する加速部の上側面が、パレット1を前記第1低速から第1低速より速い高速まで加速し、減速部のパレット1に接する面がパレット1を前記高速から前記高速より遅い所定の第2低速まで減速する。また、各々のチェーン長さは、各チェーンの付属部品取り付けピッチP1,P2,P3の整数倍となっている。
第1実施例の駆動装置110の各チェーン駆動装置と第1実施例の加減速装置100の各チェーン駆動装置は、各々の区域で別々のチェーンが駆動する。
チェーン速度は、第1低速部(乗り口)V1、加速部V2、高速部V3、減速部V2、第2低速部(降り口)V1である。乗り口と降り口の速度V1値は、この例では同じであるが相違してもよい。
第1実施例の低速チェーン駆動装置112は、階下の第1低速部の左右両側に、計2台が設けられる。低速チェーン駆動装置112は、水平にエンドレスに回転するチェーン112aと、このチェーン112aに一定ピッチP1で取り付けられ第1低速部に位置するパレット1のパレット駆動軸53に嵌合する複数の駆動金具112bと、そのチェーン112aに噛み合い一定の低速度V1とで回転する6つのスプロケット112c、112d、112eとからなる。
スプロケット112cは、パレット1に接する部分のチェーンの両端に位置する4つのスプロケットである。テークアップスプロケット112dは、パレット反転ホイール11側の上下のスプロケット112cの間に設置されている。テークアップスプロケット112eは、第1低速部と加速部との間に上下に設置されたスプロケット112cの間に位置している。
そして、階下の第1低速部の上側と下側に位置する複数のパレット1を水平かつ一定の低速度V1で駆動する。
第2低速部の低速チェーン駆動装置は、第1低速部の低速チェーン112を上下逆にして設置したものであり、階上の第2低速部の両側に、計2台が設けられる。
第1実施例の高速チェーン駆動装置114は、高速部の両側に計2台が設けられる。高速チェーン駆動装置114は、一定の勾配でエンドレスに回転するチェーン114aと、このチェーン114aに一定ピッチP3で取り付けられ高速部に位置するパレット1のパレット駆動軸53に嵌合する複数の駆動金具114bと、そのチェーン114aに噛み合い、一定の高速度V3で回転する4つのスプロケット114cと、高速部と減速部との境にある上下のスプロケット114cの間に位置する高速チェーンテークアップスプロケット114dと、加速部と高速部との境にある上下のスプロケット114cの間に位置するテークアップスプロケット114eとからなる。そして、上下の高速部に位置する複数のパレット1を一定の勾配かつ一定の高速度V3で駆動する。
加速部の第1実施例の加減速装置100は、上側面が加速装置として機能し、下側面が減速装置として機能する。加速部の左右両側には、加速装置として機能する面を上にして計2台が設置される。そして減速部の左右両側には、減速装置として機能する面を上にして計2台が設置されている。加速部では、第1実施例の加減速装置100の上側面が、パレット1を第1低速部の低速から高速部の高速まで移動速度を加速する機能を有する。反対に、減速部では、第1実施例の加減速装置100の下側面が、パレット1を高速部の高速から第2低速部の低速まで移動速度を減速する。
第1実施例の加減速装置100の詳細は後述する。
また、本発明の第1実施例の加減速エスカレータ101を下り用に用いる場合には、第1実施例の加減速装置のチェーン19が、反対に回転する。
高速走行部分のパレットピッチP3は、加速域下流側2枚の踏み板、及び減速域上流側の2枚のピッチと同じである。
また第1実施例の加減速装置100の速度V2は、パレット1の最短ピッチP1(パレットが最も短縮した状態)に対するスライド押し金具(U字型部材)40の取り付けピッチP2の長さ比だけ速い一定速度で走行する。すなわち、加速部と減速部のチェーン速度V2は数式(1)で表すことができる。

V2=V1×(P2/P1) ・・・(1)

これは、第1低速部と加速部との「推力接続点」においてパレット1の最短ピッチP1で一定間隔で送られてくるスライドローラ44とスライド押し金具40のU溝部分が同じタイミングで「推力接続点」で嵌合するためである。
図1は、第1実施例の加減速装置の側面図である。
この図において、P1は第1低速チェーン駆動装置112の駆動金具112bのピッチ、P2は第1実施例の加減速装置のスライド押し金具40のピッチ、P3は高速チェーン駆動装置114の駆動金具114bのピッチであり、ピッチP3>P2>P1である。
それぞれの速度域の推力接続点は滑らかに推力を維持させるため、推力接続点で各々のチェーン駆動力を重複させ、順次パレット1を次の速度域に渡していく。
図1において、第1実施例の加減速装置100のチェーン走行ローラ47は、加減速チェーン走行レール60(図10参照)により所定の軌道に沿って案内され、スキップローラ46は、スキップレール25により所定の軌道に沿って案内される。そして、スライド押し金具40は、連結シャフト42を中心に揺動して、チェーン走行レール60とスキップレール25で決まるパレット1との角度に変化しながら、第1実施例の加減速装置100のチェーン19に沿って移動する。
スライド押し金具40のU字型部材は、第1低速部と加速部との推力接続点でパレット駆動軸53に設けられたスライドローラ44(図10参照)を挟持し、チェーン19の走行による推力とスライド押し金具40の角度変化による推力でパレット1を加速しながら駆動する。
すなわち、スライド押し金具40はパレット1のパレット駆動軸53に装備したスライドローラ44とドッキングした後、U溝内部でスライドさせながらパレット1の推力を維持しつつ進行方向に傾斜しながら走行する。
また、スライド押し金具40による駆動時に、パレット1が浮き上がらないよう走行ローラ50は浮き上がり防止レール59(図10参照)を備えた走行レール35、37上を走行する。
またパレット1の姿勢ローラ51はレール36、38に沿って走行する。
さらに、加速部と高速部との推力接続点でパレット駆動軸53に装備したスライドローラ44(図10参照)は、スライド押し金具40のU字型部材の先端部から抜ける直前に、パレット駆動軸53が高速チェーン駆動装置14の駆動金具14aに嵌合し、推力を維持したまま、パレット1を次の速度域に渡す。
上述した加減速装置100の構成により、第1低速部から移動するパレット1のパレット駆動軸53をスライド押し金具40で挟持し、スライド押し金具40の姿勢変化でパレット1を加速し、加速部と高速部との推力接続点でパレット駆動軸53を高速チェーン駆動装置14に引き継ぐことで、第1低速部の低速から高速部の高速までパレット1の移動速度を加速することができる。
なお、第1実施例の加減速装置100も駆動装置110と同様、チェーン19に噛み合い、速度V2で回転する4つのスプロケット19cと、テークアップスプロケット19dと、加減速装置テークアップスプロケット19eとからなる。
スプロケット19cは、パレット1に接するチェーンの両端に位置する4つのスプロケットである。テークアップスプロケット19dは、加速部と高速部との間に上下に設置されたスプロケット19cの間に設置されている。加減速装置テークアップスプロケット19eは、第1低速部と加速部との間に上下に設置されたスプロケット19cの間に位置している。
また、第1実施例の加減速装置100は、上下を逆さにして減速部に設置することにより、減速装置として設置することができる。
なお、図6に示すように、第1実施例の加減速装置100と第1実施例の駆動装置110を備えた加減速エスカレータ101において、スプロケットは3種類に分類される。
スプロケット112c、19c、114cは、直径の異なるスプロケットも含まれ、各チェーンを所定の軌道に沿って走行させるために設置される。
テークアップスプロケット112dと、加速部と減速部のテークアップスプロケット19dと、高速チェーンテークアップスプロケット114dは、上側面と下側面の両方において、パレット1のピッチとチェーンのピッチを合わせる必要があるために設置される。すなわち、加減速エスカレータ101を組み立てる際に、チェーン112a,19、114aのピッチと各々の位置におけるパレット駆動軸53のピッチとに生じたずれを、テークアップスプロケット112dと、加速部と減速部とのテークアップスプロケット19d、高速チェーンテークアップスプロケット114dの位置を調節することにより整合させる。
その後、テークアップスプロケット112dと、加速部と減速部とのテークアップスプロケット19dと、高速チェーンテークアップスプロケット114dを固定する。反対側のテークアップスプロケット112e、テークアップスプロケット114e、加減速装置テークアップスプロケット19eは、通常のスライドテークアップとして機能する。
図7は、図3Bの各パレットを速度領域毎に駆動する、第2実施例の駆動装置10と第2実施例の加減速装置100の構成図である。駆動装置10は、第1低速部のパレットを所定の第1低速で駆動する第1低速チェーン駆動装置12と、高速部のパレットを前記高速で駆動する高速チェーン駆動装置14と、第2低速部のパレットを第2低速で駆動する第2低速チェーン駆動装置16からなる。また、第2実施例の加減速装置100は、加速部のパレットを前記第1低速から第1低速より速い高速まで加速する加速チェーン駆動装置13a、13bと、減速部のパレットを前記高速から前記高速より遅い所定の第2低速まで減速する減速チェーン駆動装置15a、15bとからなる。チェーン長さは、各チェーンの付属部品取り付けピッチP1,P2,P3の整数倍となっている。また、チェーンの速度は、第1実施例の加減速装置と同様である。
駆動装置10の各チェーン駆動装置と第2実施例の加減速装置100の各チェーン駆動装置は、各々の区域で別々のチェーンが左右同時に駆動する。
チェーン速度は、第1低速部(乗り口)V1、加速部V2、高速部V3、減速部V2、第2低速部(降り口)V1である。乗り口と降り口の速度V1値は、この例では同じであるが相違してもよい。
第1低速チェーン駆動装置12は、階下の第1低速部上側の両側と、階上の第2低速部下側の両側に、計4台が設けられる。第1低速チェーン駆動装置12は、水平にエンドレスに回転するチェーン12aと、このチェーン12aに一定ピッチP1で取り付けられ第1低速部に位置するパレット1のパレット駆動軸53に嵌合する複数の駆動金具12bとからなり、階下の第1低速部上側と階上の第2低速部下側に位置する複数のパレット1を水平かつ一定の低速度V1で駆動する。
第2低速チェーン駆動装置16は、階下の第1低速部下側の両側と、階上の第2低速部上側の両側に、計4台が設けられる。第2低速チェーン駆動装置16は、第1低速チェーン駆動装置12と長さ以外は同一であり、水平にエンドレスに回転するチェーン16aと、このチェーン16aに一定ピッチP1で取り付けられ第2低速部に位置するパレット1のパレット駆動軸53に嵌合する複数の駆動金具16bとからなり、階下の第1低速部下側と階上の第2低速部上側に位置する複数のパレット1を水平かつ一定の低速度V1で駆動する。
高速チェーン駆動装置14は、上下の高速部の両側に計4台が設けられる。高速チェーン駆動装置14は、一定の勾配でエンドレスに回転するチェーン14aと、このチェーン14aに一定ピッチP3で取り付けられ高速部に位置するパレット1のパレット駆動軸53に嵌合する複数の駆動金具14bとからなり、上下の高速部に位置する複数のパレット1を一定の勾配かつ一定の高速度V3で駆動する。
加速チェーン駆動装置13a、13bは、この例(上り用)では加速用であり、階下の加速部上側の両側と、階上の減速部下側の両側に、計4台が設けられる。加速チェーン駆動装置13a、13bは、第1実施例の加減速装置100と同様に、パレット1を第1低速部の低速から高速部の高速まで移動速度を加速する機能を有する。
加速チェーン駆動装置13a、13bの詳細は後述する。
減速チェーン駆動装置15a、15bは、この例(上り用)では減速用であり、階上の減速部上側の両側と、階下の加速部下側の両側に、計4台が設けられる。減速チェーン駆動装置15a、15bは、パレット1を高速部の高速から第2低速部の低速まで移動速度を減速する機能を有する。
減速チェーン駆動装置15a、15bの詳細は後述する。
また、本発明の加減速エスカレータ101を下り用に用いる場合には、加速チェーン駆動装置13a、13bは減速用、減速チェーン駆動装置15a、15bは加速用となる。
図8は、第2実施例の加減速装置100の加速チェーン駆動装置13aの側面図である。
この図において、P1は第1低速チェーン駆動装置12の駆動金具12bのピッチ、P2は加速チェーン駆動装置13aのスライド押し金具40のピッチ、P3は高速チェーン駆動装置14の駆動金具14bのピッチであり、ピッチP3>P2>P1である。
それぞれの速度域の推力接続点は滑らかに推力を維持させるため、推力接続点で各々のチェーン駆動力を重複させ、順次パレット1を次の速度域に渡していく。
図8において、第1加速チェーン駆動装置13aのチェーン走行ローラ47は、加減速チェーン走行レール60(図10参照)により所定の軌道に沿って案内され、スキップローラ46は、スキップレール30により所定の軌道に沿って案内される。また、スキップレール30、26は、図8、図9の如くエンドレスではなく、推力と、姿勢制御を必要とする部分にのみ設定されている。従って、スライド押し金具40は、連結シャフト42を中心に揺動して、チェーン走行レール60とスキップレール30で決まるパレット1との角度に変化しながら、第1加速チェーン駆動装置13aの上部チェーン17に沿って移動する。
スライド押し金具40のU字型部材は、第1低速部と加速部との推力接続点でパレット駆動軸53に設けられたスライドローラ44を挟持し、スライド押し金具40の角度変化でパレット1を加速しながら駆動する。
すなわち、スライド押し金具40はパレット1のパレット駆動軸53に装備したスライドローラ44と嵌合した後、U溝内部でスライドさせながらパレット1の推力を維持しつつ進行方向に傾斜しながら走行する。
スライド押し金具40が第1加速チェーン駆動装置13aのチェーン17の動きにスムースに追従させるためには、スイングヨーク41と比べてどちらが加速チェーン駆動装置13aのチェーン17の進行方向に対し倒れているかにより決まるため、倒れが大きい方の接続案内補助レール31,32にガイドローラ45を沿わせ(又はスキップレール30のスキップローラ46)にスライド押し金具40の支持を預ける。
なお、第1加速チェーン駆動装置13aのチェーン17は、カテナリ状に湾曲して駆動しているが、これは必ずしも必要ではない。直線にしても可能であるが、押し金具の倒れ角が効率的に劣るため湾曲としている。
また、スライド押し金具40による駆動時に、パレット1が浮き上がらないよう走行ローラ50は浮き上がり防止レール59(図10参照)によって走行レール35、37上を走行する。
またパレット1の姿勢ローラ51はレール36、38に沿って走行する。
さらに、加速部と高速部との推力接続点でパレット駆動軸53に装備したスライドローラ44(図10参照)は、スライド押し金具40のU字型部材の先端部から抜ける直前に、パレット駆動軸53が高速チェーン駆動装置14の駆動金具14aに嵌合し、推力を維持した状態で、パレット1を次の速度域に移動させるようになっている。
なお、図8において、31、32は、正逆点時にスライド押し金具40のU溝開口部にスライドローラ44が嵌合し易くするための接続案内補助レールである。
上述した第2実施例の加減速装置100の加速チェーン駆動装置13aの構成により、第1低速部から移動するパレット1のパレット駆動軸53をスライド押し金具40で挟持し、スライド押し金具40の姿勢変化でパレット1を加速し、加速部と高速部との推力接続点でパレット駆動軸53を高速チェーン駆動装置14に引き継ぐことで、第1低速部の低速から高速部の高速までパレット1の移動速度を加速することができる。
加速チェーン駆動装置13bの構造と作動は、加速チェーン駆動装置13aと同様である。
図9は、第2実施例の加減速装置100の減速チェーン駆動装置15aの側面図である。
この図において、P1は第2低速チェーン駆動装置16の駆動金具16bのピッチ、P2は減速チェーン駆動装置15aのスライド押し金具40のピッチ、P3は高速チェーン駆動装置14の駆動金具14bのピッチである。
図9において、減速チェーン駆動装置15aのチェーン走行ローラ47は、加減速チェーン走行レール60(図10参照)により所定の軌道に沿って案内され、スキップローラ46は、スキップレール26により所定の軌道に沿って案内される。従って、スライド押し金具40は、連結シャフト42を中心に揺動して、加減速チェーン走行レール60とスキップレール26で決定される姿勢に変化しながら、減速チェーン駆動装置15aの上部チェーン18に沿って移動する。
スライド押し金具40のU字型部材は、高速部と減速部との推力接続点でパレット駆動軸53に設けられたスライドローラ44を挟持し、スライド押し金具40の姿勢変化でパレット1を減速しながら駆動する。
また、スライド押し金具40のU字型部材は、減速部と低速部との推力接続点でその先端部からスライドローラ44が抜ける直前に低速チェーン駆動装置16に引き継ぐようになっている。
上述した減速チェーン駆動装置15aの構成により、高速部から移動するパレット1のスライドローラ44をスライド押し金具40で挟持し、スライド押し金具40の姿勢変化でパレット1を減速し、減速部と第2低速部との推力接続点でスライドローラ44を離すことで、高速部の高速から第2低速部の低速までパレット1の移動速度を減速することができる。
減速チェーン駆動装置15bの構造と作動は、減速チェーン駆動装置15aと同様である。
図10は、本発明の加減速エスカレータ101の加減速装置100と駆動装置110、10を備えた部分断面図であり、図11は、図10の左側面図である。また、図12は、上りの加減速エスカレータの加・減速部におけるスライド押し金具40の減速・加速運動を示す図である。曲線Gは、パレット1(被移動体102)の速度変化を示し、V2は加減速装置100のチェーン速度を示す。横軸は距離を示し、縦軸は速度を示す。
図10において、走行支持ローラ50は、走行支持ローラ案内レール35、37と浮上り防止レール59との間に位置し、走行支持ローラ案内レール35、37から外れない。
また、姿勢ローラ案内レール36、38は断面がコの字型部材であり、姿勢ローラ51は、その上下の部材の間に位置し、姿勢ローラ51が姿勢ローラ案内レール36、38から外れない。
第1実施例の高速チェーン駆動装置114の駆動金具114b、または第2実施例の高速チェーン駆動装置14の駆動金具14bは、パレット1のパレット駆動軸53と踏み板1aの下部で嵌合し、複数のパレット1を一定の勾配かつ一定の高速度で駆動する。また、チェーン本体114a、14aはチェーン走行ローラ48がチェーン走行レール61に案内され、直線状に走行する。
また、第1実施例の低速チェーン駆動装置112の駆動金具112b、または第2実施例の低速チェーン駆動装置12、16の駆動金具12b、16bは、パレット駆動軸53の先端部と嵌合し、複数のパレット1を一定の低速度で駆動するようになっている。
図10において、加減速装置100は、低速チェーン駆動装置112、12、16とパレット1の走行ローラ50との間に位置する。
図11において、加減速装置100は、連結部にチェーン走行ローラ47を有しエンドレスに回転するチェーン17、18、19と、このチェーン17、18、19に一定ピッチP2で取り付けられたスライド押し金具40と、スライド押し金具40に直交して設けられたスイングヨーク41とを備える。
図10に示すように、チェーン走行ローラ47は、加減速チェーン走行レール60により所定の軌道に沿って案内される。また、スライド押し金具40とスイングヨーク41は、連結シャフト42を介して機械的に連結され、軸受43により連結シャフト42を中心に揺動可能になっている。連結シャフト42の嵌合部は強固に嵌合し、ゆるみが発生しないようになっている。
図11において、スライド押し金具40は、末端がチェーンに揺動可能に取り付けられ、中間部から先端までが互いに平行な2つの部材からなり、その間に細長いU溝を有するU字型部材である。また、スイングヨーク41の先端にスキップローラ46を有する。
図10に示すように、スライド押し金具40は、U字型部材の間にパレット1のパレット駆動軸53に設けられたスライドローラ44を挟持し、パレット1を駆動するようになっている。スライドローラ44は、ベアリング又は無給油型ブッシュ、樹脂リング等であるのがよい。
また、スキップローラ46は、第1実施例ではエンドレスに案内されたスキップレール25、第2実施例では26・30により所定の軌道に沿って案内される。そして、スキップレール25、26・30とチェーン17、18、19との距離と位置関係により、「推力接続点」にてスライド押し金具40のU溝内に上流側より低速で接近するパレット1のスライドローラ44を確実に嵌合させる。
また、加減速装置100は、低速部のチェーン速度V1と高速部のチェーン速度V3の速度差を、加減速装置100チェーン速度V2を一定に保ったまま、しかも、滑らかなに加減速されなければならない。その滑らかな動きの加減速は、スライド押し金具40の動きによって調整される。
すなわち、図12に示す通り、上りエスカレータの加速部の加減速装置100の場合、パレット1の速度がチェーン速度V2と等しくなるまで、スライド押し金具40は進行方向と逆方向に傾斜し(減速作用範囲H)、パレット1をV1からV2まで漸増させる。そして、パレット1の速度とチェーン速度V2との差が0になるポイント(J点)から下流側(加速作用範囲I)では、スライド押し金具40が、パレット1の進行方向と同じ方向に傾斜し、V3まで加速させる。
また、逆転時は、加減速装置の機能は減速装置となり逆になるが、減速動作は上記と同じである。
また、スライド押し金具40のパレット1の推力発生メカニズムは、第1実施例では加減速装置100の走行力によるものとスイングヨーク41のスキップローラ46がスキップレール25に沿って走行するのに対し、加減速装置100のチェーン走行ローラ47がレール60内をスキップレール25と異なる位置を走行することによって発生するモーメントを利用している。
スライド押し金具40のスライドローラ44に接する推力角度は、各々のスライド押し金具40が可能な限り進行方向と直角に近付けるよう配置することによりピッチP2を決定し、有効な推力を確保している。
これにより加減速装置100に装備されたスライド押し金具40の取り付けピッチP2は、初速域、終速域のパレット1の取り付けピッチP1より長く、高速部パレット1のピッチP3より短く設定されている。
これは必要とされる加速減速距離に対しスライド押し金具40がパレット1と同じピッチでは、設定された加速減速距離内での加速減速速度とストロークが得られないためである。これは同時にスイングヨーク41の加減速装置100の進行方向に対する傾斜角を、少なく設定させることにもなり、一連のスライド押し金具40が滑らかに走行できることになるためである。
また、図10において、第2実施例の加速チェーン駆動装置13aは、低速チェーン駆動装置12とパレット1の走行支持ローラ50との間に位置する。そして、U字型部材の先端部の両外側にガイドローラ45を有し、ガイドローラ45が、チェーンの戻りラインにおいて、接続案内補助レール27、28、31、32により所定の軌道に沿って案内される。
なお、第1実施例の加減速装置では、ガイドローラ45と接続案内補助レール27、28、31、32は必要ない。
図10、図11において、スライド押し金具40のU溝内に上流側より低速で進行してくるパレット1のスライドローラ44を確実に嵌合させるため、スライド押し金具40のガイドローラ45が接続案内補助レール27、28、31、32に沿ってスライド押し金具40のU溝開口部を「推力接続点」に案内する。
また、スライド押し金具40のパレット1の推力発生メカニズムは、第2実施例ではチェーン駆動装置13a、13b、15a、15bの走行力によるものとスイングヨーク41のスキップローラ46がスキップレール26、30に沿って走行するのに対し、チェーン駆動装置13a、13b、15a、15bのチェーン走行ローラ47がレール60内をスキップレール26、30と異なる位置を走行することによって発生するモーメントを利用している。
なお、被移動体102に対するU字型部材の角度を変化させる方法は、本実施例の方法に限らない。すなわち、U字型部材とチェーンとの間にアクチュエータを取り付けて、アクチュエータの回転によりU字型部材の角度を変化させても良い。また、その他の方法を採用しても良い。
また、U字型部材のU溝内における駆動軸の位置を変化させる方法もまた、本実施例の方法に限らない。各U字型部材のU溝の根元に駆動軸を上下させるためのアクチュエータを設置しても良い。また、その他の方法を採用しても良い。
また、本実施例の加減速エスカレータにおいては、走行支持ローラ案内レールが描く軌跡と第1軌跡と第2軌跡とは、図1、図8、または図9に記載したようになっているが、加減速装置100の使用用途によりこれらの軌跡を直線状又は水平曲線状に変更して使用することができることは当然である。
また、さらには、本加減速装置を直列に並べれば、本作動原理からさらに大きい加減速速度、および加減速長さが可能となり、利用分野に合わせた形態が可能となる。
図13は、高速部におけるパレット間の寸法関係を示す図である。
なお、α角は、数式(2)で示される。

α=tan−1{Y/(Lp×(T−1)} ・・・(2)

また、nは高速部におけるパレット踏み段Lpの段数である。
パレットの蹴り込み長さLpにおいて、乗り口の水平方向初速度V1に対し、高速部の水平方向速度がT倍とした場合の高速部の水平方向速度V3は、数式(3)で示される。

V3=V1×T ・・・(3)

この速度変化をパレット同士の距離Xに置き換えると、パレット同士の距離Xは数式(4)で示される。

X=Lp×V3/V1 ・・・(4)

また、傾斜板1bの傾斜角度をαとした場合、パレットの垂直方向の高さYは、数式(5)で示される。

Y={Lp×(T−1)}×tanα ・・・(5)

さらに、エスカレータの傾斜角度θ方向においても、通常エスカレータパレットピッチのT倍となる。
次に、加減速装置100の加減速度、および加減速域の設定方法について説明する。
図14Aは、加減速装置100の加減速度の加速角βについての説明図である。図14Bは、パレット1の先端と隣り合ったパレットとの接点Aを表したXY座標である。
まず、パレットの倍速度T、加減速域の長さL、パレットの蹴り込み長さLpを設定する。
エスカレータ水平方向において、加減速域Lにおけるパレット間の延び代は、最大でLp・(T−1)となる。
また、加速角βは、数式(6)となる。

加速角β=tan−1{Lp×(T−1)}/L ・・・(6)
さらに、図13、図14A、及び図14Bにより加速部における水平部起点A0から加速部と高速部との接点Anまでの、パレット1の先端における隣り合うパレット1との接点「A1・2・3・・・・n」のX軸とY軸の座標を求めると、数式(7)で算出される。
Figure 0005001473
数式(7)による各パレット1の起点(A1・2・3・・・n)を設定することにより、目的の加減速度と加減速域長さを達成することができる。これらの起点は即ちパレット1のスライドローラ44の位置であり、スライド押し金具のU字型部材で挟持され、パレット1にアナログ的な移動量と走行推力を加え続けることができる。
上述したように、本発明は、異なるチェーン速度、異なる取付ピッチ、揺動しながらスライドさせる押金具の組合せで相乗効果を発揮させ、パレット1の構造変更と共に昇降口の速度を大幅に低下させつつ、走行部分の速度をより高め、時間短縮を図ると共に、より安全に利用することができるよう構想されたものである。
上述した説明は、上り用のエスカレータについて説明したが、回転方向は正転、逆転が可能であり、逆転させて下り用にも適用することができる。
上述したように、本発明では、被移動体102を、全てチェーンを介して駆動することで、耐久性の向上、構造の単純化、軽量化、メンテナンスコストの低減化、さらにイニシャルコストの低減を図っている。
また、本発明の加減速装置100は、既設のエスカレータのピット幅内に収めるコンパクト化が可能である。さらに傾斜角、加減速速度、加減速長さは自由に設定可能である。
また、本発明では、パレット1は基本的に一体成型とし、加速変速時の伸縮は床下に隠れた一部分が上面にせり出してくることにより伸縮する方式としている。
それぞれのパレットは「単一ユニット部品」であり、従来のごとくすべてのパレットが駆動チェーンに組込まれた一体化方式ではない。
また、どの部分においてもパレットはいずれかのチェーンに個々に連結されていると共に、走行レール内に挟持されているためパレット1はチェーンから外れない構造としている。
上述した本発明の装置は以下の特徴を有する。
(1) 動力は一般的なチェーンを利用した単純構造である。
(2) チェーン張力が有効に駆動力として利用でき、耐久性が高い。
(3) 加速減速部でのチェーン速度は、全体の連結が最も強調できる押し金具の「効果的な傾斜角」を維持できる配置でチェーンピッチが決定され、速度が設定され、併せて押し金具の一部がチェーンの走行軌跡と異なるスキップレール内を走行することにより、自由な加速減速速度や変化量を発生させる独特な機構である。
(4) 構造が単純であり、メンテナンス費用の削減、軽量化が期待できる。
(5) 水平部パレットのピッチP1よりも加速減速域のチェーンピッチP2が広いことにより、パレットの位置変化量に滑らかに追随しつつ推進力を維持できる。
(6) 高速部のチェーンを変更することにより、機長変更に対応可能である。
(7) 加速部、減速部は個別に加速減速速度を変更することが可能である。
上述したように本発明の構成によれば、屈曲リンクを使用せず、チェーンを主体として使用するので、各部品を基本的に無理のない構造で使用しており、構造が簡単で部品数も少なく、実現性が高い。そのため、耐久性が高く、メンテナンスコストの低減を計ることができ、軽量化することができる。
さらに、チェーンやレールの軌跡の変化や位置の変化によって被移動体102を加速又は減速するので、アナログ的に加減速しながら、強い駆動力を得ることができる。
なお、本発明の加減速装置100について、被移動体102をパレット1とし、加減速エスカレータを実施例として説明したが、これに限らない。すなわち、その被移動体102を加減速運行するものであれば、本発明の加減速装置100を使用することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができることは勿論である。
1 パレット、 1a 踏み板、 1b 傾斜板、 4 下側コム、
6 上側コム、 10、110 駆動装置、 11 パレット反転ホイール、
11a 凹溝、 12 第1低速チェーン駆動装置、
12a、14a、16a チェーン、12b 駆動金具、
13a、13b 加速チェーン駆動装置、 14 高速チェーン駆動装置、
14b 駆動金具、 15a、15b 減速チェーン駆動装置、
16 第2低速チェーン駆動装置、16b 駆動金具、
17、18、19 チェーン、20 ガイド装置、
22 走行支持ローラ案内装置、23 姿勢ローラ案内装置、
24 パレット反転装置、25、26、30 スキップレール、
27、28、31、32 接続案内補助レール、
35、37 走行支持ローラ案内レール、36、38 姿勢ローラ案内レール、40 スライド押し金具(U字型部材)、41 スイングヨーク、
42 連結シャフト、 44 スライドローラ、45 ガイドローラ、
46 スキップローラ、 47、48 チェーン走行ローラ、
50 走行支持ローラ、 51 姿勢ローラ、 53 パレット駆動軸、
58 リングレール、 59 浮上り防止レール、
60、61 チェーン走行レール、65 姿勢ローラ反転支持レール、
66 スライドローラ反転支持レール、 100 加減速装置、
19cスプロケット、19d テークアップスプロケット、
19e 加減速装置テークアップスプロケット
101 加減速エスカレータ、 102 被移動体、103 駆動軸、
112 低速チェーン駆動装置、 112a チェーン、112b 駆動金具、
112c スプロケット、 112d、112e テークアップスプロケット、
114 高速チェーン駆動装置、114a チェーン、 114b 駆動金具、
114c スプロケット、
114d 高速チェーンテークアップスプロケット、
114e テークアップスプロケット

Claims (6)

  1. 所定の第1軌跡に沿ってエンドレスに案内されたチェーンと、
    末端がチェーンに揺動可能に取り付けられ、中間部から先端までが互いに平行な2つの部材からなり、その間に細長いU溝を有するU字型部材と、
    前記U字型部材のU溝内でスライドする駆動軸を有する被移動体とを備え、
    前記被移動体に対する前記U字型部材の角度の変化と、
    前記U字型部材のU溝内における前記駆動軸の位置の変化と、により前記被移動体を加速又は減速させる、ことを特徴とする加減速装置。
  2. 前記U字型部材に交差して設けられたスイングヨークと、
    該スイングヨークを所定の第2軌跡に沿って案内するスキップレールと、
    前記駆動軸を所定の軌跡に沿って案内する走行支持ローラ案内レールとを備え、
    前記第1軌跡と第2軌跡との距離と位置関係の変化により前記U字型部材の角度を変化させ、
    前記走行支持ローラ案内レールと前記第1軌跡との距離と前記U字型部材の角度により前記駆動軸の位置を変化させる、ことを特徴とする請求項1に記載の加減速装置。
  3. 請求項1に記載の加減速装置を備え、
    前記被移動体はエスカレータ用のパレットであり、
    前記駆動軸はパレット駆動軸であり、
    前記パレット駆動軸に設けたスライドローラをU字型部材のU溝内でスライドさせながら、前記U字型部材を前記角度に変化させながら、前記チェーンに沿って駆動し、パレットを加速又は減速させる、ことを特徴とする加減速エスカレータ。
  4. 前記加減速装置は加速部のパレットを第1低速から高速まで加速する加速チェーン駆動装置と、減速部のパレットを前記高速から第2低速まで減速する減速チェーン駆動装置とからなる、ことを特徴とする請求項3に記載の加減速エスカレータ。
  5. 階下から階上まで、進行方向の順で、第1低速部、加速部、高速部、減速部、第2低速部に区分される速度領域に連続してエンドレスに配列され、それぞれ独立した複数のパレットと、
    前記各パレットを前記配列に沿って案内するガイド装置と、
    前記各パレットを、低速又は高速で駆動する駆動装置とを備え、
    各パレットを前記第1低速部で所定の第1低速で駆動し、高速部で前記高速で駆動し、前記第2低速部で前記第2低速で駆動する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の加減速エスカレータ。
  6. 前記各パレットは、人が乗る水平な踏み板と、該踏み板の進行方向後縁端部から下方に斜めに延びる傾斜板とからなり、
    前記各パレットは、踏み板に設けられ幅方向外方に延びるパレット駆動軸と、該パレット駆動軸に設けられた走行支持ローラ、スライドローラおよび傾斜板に設けられた姿勢ローラとを有しており、
    前記ガイド装置は、前記走行支持ローラを前記配列に沿って案内する走行支持ローラ案内装置と、前記踏み板の上面を水平に保持するように姿勢ローラを案内する姿勢ローラ案内装置と、進行方向の両端部において各パレットを旋回させて反転するパレット反転装置と、からなり、
    前記駆動装置は、第1低速部のパレットを前記第1低速で駆動する第1低速チェーン駆動装置と、高速部のパレットを前記高速で駆動する高速チェーン駆動装置と、第2低速部のパレットを前記第2低速で駆動する第2低速チェーン駆動装置と、からなる、ことを特徴とする請求項4に記載の加減速エスカレータ。
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