JP4998928B2 - 切断方法及び切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被工作物の切断方法及び切断装置に関する。詳しくは、ワイヤを利用して複雑な形状を切断する、いわゆるワイヤソーを用いた被工作物の切断方法及び切断装置に関するものである。
図13に、従来のワイヤソーを用いた被工作物の切断方法の概略構成を示す。図13に示すように、一般的なワイヤソー1は、ワイヤ供給・回収ユニット(図示せず)から繰り出された被工作物切断用のワイヤ2を、複数本の溝付ローラ3〔3A,3B,3C〕にコイル状に巻き架け、これを再び該ワイヤ供給・回収ユニットに回収するように構成されている。シリコンインゴットや水晶等の披加工物4の切断時には、ラッピングオイルに遊離砥粒を含ませたスラリー状の砥液5をスラリーノズル6から供給しながら、該溝付ローラ3〔3A,3B,3C〕間で高速に往復走行中のワイヤ列に対して、押し付け部材7によりプレート上に固定された被工作物4を押し付ける。その結果、遊離砥粒の研削作用により、多数枚のシリコンウェーハや振動子に切断される。使用済みのスラリー状の砥液5は、回収容器8に回収される。
ワイヤソーを用いた被工作物の切断方法については、例えば特許文献1、2及び3等に開示されている。
特開平11ー198019号公報 特開平10ー128737号公報 特開平10ー340868号公報
このためワイヤソーは、直線状に多数枚同時に切断することが得意である。また、ワイヤソーは、微細な切断幅でありながら高いアスペクト比で切断でき、被工作物の種類を選ばないといった特徴を有している。その一方で、自由曲面など複雑な形状を切断しようとすると、切断により発生する加工力の方向が変化し、該ワイヤが溝付ガイドローラの溝から外れたり、該ワイヤが切れたりしてしまい、切断が難しいという問題点がある。
そこで、従来、複雑な形状の切断には、糸鋸加工、ワイヤ放電加工、レーザ加工、ウォータジェット加工が用いられている。このうち糸鋸加工は、加工力が大きいこと、切断表面が粗くバリが発生しやすいこと、工具としての糸鋸の大きさにより微細な曲線への対処ができないことなどの欠点のため、精密な切断加工にはほとんど使用されていない。
ワイヤ放電加工は、ワイヤと被工作物間に高電圧を掛け、アーク放電により加工する加工方法である。このため、加工力が直接ワイヤに伝わることがなく、被工作物の硬さによらず加工できること、高いアスペクト形状の切断も容易で、複雑な形状を加工できることが特徴である。しかしながら、ワイヤ放電加工は、加工時に発生する熱による被工作物表面へのダメージ、加工速度が遅いといった問題点がある他、導電性のない被工作物を切断することが原理的にできないといった致命的な問題を有している。
レーザ加工は、C0 、YAG、エキシマといったレーザを集光レンズで絞込み、レーザのエネルギ密度を高めて被工作物に照射することで切断する加工法である。このため、レーザ加工は、幅広い材料の切断が可能で、複雑な形状も容易に加工できる。しかし、このレーザ加工は、集光によりエネルギ密度を高めるため、高アスペクト比で切断することが難しく、ガラスなどの透光性物質の加工にも多くのノウハウなど細心の注意を払う必要性がある。
ウォータジェット加工は、微細砥粒を含浸した水を高圧に被工作物に吹き付けて切断する加工法である。このため、ウォータジェット加工は、材料の種類を問わず複雑な形状も容易に加工できるが、エネルギ損失が大きく、被工作物を高いアスペクト比で精密に切断することはできない。
この他、エッチングやFIBが切断加工に使用されることもあるが、被工作物材料への依存性、高アスペクト比への対応の問題から、特殊な微細構造物に使用は限られている。
以上に対して、被工作物の材料を問わず、複雑な形状を、高いアスペクト比で、微細な切断幅で切断できる切断加工法が望まれていた。
本発明は、上述の点に鑑み、被工作物の材料を問わず、複雑な形状を切断できる切断方法及び切断装置を提供するものである。
本発明に係る切断方法は、ワイヤソーを用いた切断方法であって、切断用のワイヤを、固定部に対してワイヤ中心軸を中心として回動する切断アームに架張し、ワイヤの切断方向とワイヤを支持する全剛性の支持方向とを一致させるように切断アームを回動し、被工作物の切断加工を行うことを特徴とする。
本発明に係る切断方法の好ましい形態は、上記切断方法において、切断アームを固定の回動機構に回動可能に支持し、ワイヤは切断アームに設けられた一対の溝付ガイドローラ間に架張して、走行させることを特徴とする。
本発明の切断方法では、切断方向とワイヤを支持する全剛性の支持方向とを一致させるように切断アームを回動し、被工作物の切断加工を行うので、如何なる形状の切断もできる。
本発明に係る他の切断方法は、 ワイヤソーを用いた切断方法であって、切断用のワイヤを、固定部に対して回動する切断アームに架張し、切断アームの回動中心を、常に前記ワイヤの被工作物に接する実切断位置に一致させると共に、ワイヤの切断方向とワイヤを支持する全剛性の支持方向とを一致させるように切断アームを回動して被工作物の切断加工を行うことを特徴とする。
本発明に係る他の切断方法の好ましい形態は、上記他の切断方法において、切断アームを固定の回動機構に回動可能に支持し、ワイヤは切断アームに設けられた一対の溝付ガイドローラ間に架張して、走行させることを特徴とする。
本発明に係る他の切断方法の好ましい形態は、上記他の切断方法において、切断アームの回動中心とワイヤの実切断位置のずれ量を検出し、このずれ量に基いてワイヤの切断位置を、切断アームの回動中心に一致させるように制御することを特徴とする。
ワイヤの実切断位置の制御は、ワイヤの張力を検出して行うことができる。また、ヤイヤの実切断位置の制御は、直接に実切断位置を検出して行うことができる。
本発明の他の切断方法では、切断アームの回動中心を、常にワイヤの被工作物に接する実切断位置に一致させて切断加工するので、切断方向が変わっても変更部分で不具合な切断が起こらず、高精度に切断加工がなされる。同時に、切断方向とワイヤを支持する全剛性の支持方向とを一致させるように切断アームを回動するので、如何なる形状の切断もできる。
本発明に係る切断装置は、ワイヤソーを用いた切断装置であって、切断用のワイヤを走行可能に架張した切断アームと、切断アームをワイヤ中心軸を中心に回動可能に支持した固定の回動機構とを備え、被工作物の切断時、ワイヤの切断方向とワイヤを支持する全剛性の支持方向とを一致させるように切断アームを回動して切断加工を行うようにして成ることを特徴とする。
本発明に係る切断装置の好ましい形態は、上記切断装置において、切断用のワイヤ供給回収ユニットを有し、切断アームにワイヤを案内する一対の溝付ガイドローラが設けられ、ワイヤが前記一対の溝付ガイドローラ間に往復走行するように架張されて成ることを特徴とする。
本発明の切断装置では、切断用のワイヤを走行可能に架張した切断アームと、切断アームをワイヤ中心軸を中心に回動可能に支持した回動機構を備えるので、被工作物の切断時に切断アームを回動してワイヤの切断方向とワイヤを支持する全剛性の支持方向を一致させることができ、如何なる形状の切断もできる。
本発明に係る他の切断装置は、ワイヤソーを用いた切断装置であって、切断用のワイヤを走行可能に架張した切断アームと、固定の回動機構と、回動機構上に配置され、切断アームが固定されたXーY移動機構と、XーY移動機構を制御する制御手段とを備え、被工作物の切断時、切断アームの回動中心を、常にワイヤの被工作物に接する実切断位置に一致させるようにXーY移動機構を制御すると共に、ワイヤの切断方向とワイヤを支持する全剛性の支持方向とを一致させるように回動機構を介して切断アームを回動して切断加工を行うようにして成ることを特徴とする。
本発明に係る他の切断装置の好ましい形態は、上記他の切断装置において、切断用のワイヤ供給回収ユニットを有し、切断アームにワイヤを案内する一対の溝付ガイドローラが設けられ、ワイヤが一対の溝付ガイドローラ間に往復走行するように架張されて成ることを特徴とする。
本発明に係る他の切断装置の好ましい形態は、上記他の切断装置において、切断アームの回動中心とワイヤの実切断位置のずれ量を検出し、このずれ量に基いて、制御手段によりXーY移動機構を制御して、ワイヤの実切断位置を切断アームの回動中心に一致させることを特徴とする。
本発明に係る他の切断装置の好ましい形態は、上記他の切断装置において、ワイヤ張力からワイヤの実切断位置を検出するためのひずみセンサが切断アーム上に配置されて成ることを特徴とする。
本発明に係る他の切断装置の好ましい形態は、上記他の切断装置において、ワイヤの実切断位置を検出するための光学検出手段が配置されて成ることを特徴とする。
本発明の他の切断装置では、切断用のワイヤを走行可能に架張した切断アームと、固定の回動機構とXーY移動機構と、制御手段とを備え、被工作物の切断時、切断アームの回動中心を、常にワイヤの被工作物に接する実切断位置に一致させるようにXーY移動機構を制御するので、切断方向が変わっても変更部分で不具合な切断が起こらず高精度に切断加工がなされる。同時に、切断方向とワイヤを支持する全剛性の支持方向とを一致させるように切断アームを回動するので、如何なる形状の切断もできる。
本発明に係る切断方法及び切断装置によれば、被工作物の材料を問わず、複雑な形状を切断加工することができる。
本発明に係る他の切断方法及び切断装置によれば、被工作物の材料を問わず、複雑な形状をより高精度に切断加工することができる。
A〜C 本発明に係る切断方法の原理を説明する説明図である。 本発明に係る切断装置の第1実施の形態を示す概略構成図である。 図2の切断アーム及び回転機構の一部破断した斜視図である。 本発明に係る切断装置の第2実施の形態を示す要部の概略構成図である。 図4の要部の拡大斜視図である。 切断用のワイヤの実際の加工時の状態を示す説明図である。 ワイヤ中心軸を切断アームの回動中心としたときの、切断形状の説明に供する説明図である。 本発明に係る第3実施の形態におけるワイヤの実切断位置の検出方法の一例を示す説明図である。 図8の検出方法の演算式を求めるための説明図である。 本発明に係る切断装置の第3実施の形態を示す要部の概略構成図である。 A,B 第3実施の形態の切断装置の動作の説明図である。 A.B 切断形状を示す顕微鏡写真である。 従来のワイヤソーを用いた切断装置の一例を示す要部の概略図である。
本発明の実施の形態に係る切断加工法は、切断用のワイヤ、一対の溝付ガイドローラ及びワイヤの走行ガイドからなる切断アームと、切断アームを回動させる回動機構を有し、回動機構により、被工作物の切断部を走行するワイヤを中心に切断アームを回動させ、常にワイヤの切断方向とワイヤを支持する全剛性の支持方向を一致させて切断する切断方法である。すなわち、本実施の形態に係る切断方法は、常に一対の溝付ガイドローラの回転軸と垂直方向に切断方向を維持しながら切断する切断加工方法である。以下に図1A〜Cを用いて、本実施の形態の切断方法の原理を説明する。
図1において、符号1は切断用のワイヤ、符号2は切断により発生する加工力Fnを示す。符号3は図2で説明する溝付ガイドローラ54、55、切断アーム33の回転軸(図示せず)及びそれらを支える支持剛性を合成した、ワイヤ1を支える全剛性Kaを示す。符号4はワイヤ1の送り方向を示す。
図1Aは、1本のワイヤ1を用いて被工作物を直線状に切断する場合の力学モデルを示している。切断によって発生する加工力(Fn)2は、ワイヤ1を支える全剛性(Ka)3と、ワイヤ1の剛性(Kw)により支えられている。この場合、加工力(Fn)2の方向とワイヤ1を支える全剛性(Ka)の支持方向は一致している。
曲線状に切断する場合は、図1Bに示すように、切断方向により加工力(Fn)2の方向が変化する。この加工力(Fn)2の方向はワイヤ1の送り方向4と一致する。この加工力(Fn)2の方向と上記全剛性(Ka)3の支持方向とのなす角をθとすれば、ワイヤ1には、全剛性(Ka)3で支えられる加工力(Fn)の垂直方向の成分Fn・cosθと、水平方向の成分Fn・sinθに相当する力5が発生する。このとき、ワイヤ1は、溝付ガイドローラの溝とワイヤ1の剛性(Fw)により支持される。しかし、この角度θが大きくなると水平方向成分の力5も大きくなるため、溝付ガイドローラの溝では支えきれなくなり、ワイヤ1が溝から外れてしまうことや、ワイヤ1が切断されてしまうことが多々発生する。
そこで、図1Cに示すように、切断方向に合せてワイヤ1の中心軸を中心に上記全剛性(Ka)3の支持方向を回動し、θ=0°を常に維持するようになす。ここで、ワイヤの中心軸(いわゆるワイヤ中心軸)とは、図3で示す一対の溝付きガイドローラ54及び55間に垂直に架張されたワイヤ32と一致した軸51であると定義する。これにより、水平方向成分の力5は発生せず、図1Bでの問題も発生しない。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2に、本発明に係る切断方法に用いる切断装置の第1実施の形態の概略構成を示す。本実施の形態に係る切断装置31は、切断用のワイヤ32を有する切断アーム33と、切断アーム33をワイヤ32の中心軸51を中心に回動させる回動機構34を備える。さらに、切断装置31は、ワイヤ供給回収ユニット35と、被工作物37の切断部におけるワイヤ走行方向52を1軸に含めた直交3軸の移動テーブル36と、移動テーブル36に一体に支持された被加工物37を保持するチャッキング装置38と、これらのワイヤ供給回収ユニット35、回動機構34及び移動テーブル36に指令を出す制御手段、例えばコンピュータ39を備えて構成される。
切断アーム33は、図3に示すように、例えばコ字型をなし、上下のアーム部33A及び33Bの先端側に内蔵するように、2つの溝付ガイドローラ54、55と、ワイヤ32の走行ガイド56が配置され、上下のアーム部33A及び33間に露出するように切断用のワイヤ32が架張されて構成される。この切断アーム33は、その上下のアーム部33A,3Bの先端側において、回動機構34に回動自在に保持される。
ワイヤ32は、後述するワイヤ供給回収ユニット35の繰り出し用ドラム42から供給され、切断アーム33の後方から挿入され、走行ガイド56に案内され上側のアーム部33A内の溝付ガイドローラ54の溝に沿う。さらにワイヤ33は、上側のアーム部33Aから外部に導出され垂直に架張されるように下側のアーム33B内に入り、溝付ガイドローラ55の溝に案内される。さらにワイヤ33は、アーム33B内の走行ガイド56に案内されてワイヤ供給回収ユニットの巻取り用ドラム43に巻き取られる。ワイヤ32は往復走行するようになされる。切断アーム33は、上記ワイヤ32、溝付ガイドローラ33A,33B及び走行ガイド56等を支持し一体化する役割を持っている。
ワイヤ32は、砥粒付きワイヤを用いることができる。また、砥液供給ノズルを配置してワイヤにスラリー状の砥液を供給する構成とすることもできる。
回動機構34は、ワイヤ中心軸51を中心に切断アーム33を回動させる役割を持ち、コンピュータ39からの回動指令に従って動作する回動用モータ58と、切断アーム33の回動用ベアリング40とを備えて構成される。
すなわち、回動機構34は、例えばコ字型部材から成り、このコ字型部材の内側に配置されたコ字型の切断アーム33を回動自在に支持するように構成される。回動機構34は固定して配置される。切断アーム33は、その上下のアーム部33A,33Bがそれぞれワイヤ中心軸51と同軸上の回動軸(図示せず)及び回動用のベアリング40を介して、コ字型部材による回動機構34の上下のアーム部34A,34Bに回動自在に支持される。そして、回動機構34は、コンピュータ39からの回動指令に基いて回動用モータ58を駆動し、回動軸(すなわちワイヤ中心軸51と同軸)を中心に切断アーム33を回動するようになされる。
ワイヤ供給回収ユニット35は、ワイヤ32を繰り出す繰り出し用ドラム42と、ワイヤ32を巻き取る巻取り用ドラム43と、両ドラム42及び43を回転させる駆動モータ44と、コンピュータ39の指令に従ってワイヤ32に張力を制御する張力制御装置(図示せず)とから構成される。これらは一体化されている。張力制御装置は、繰り出し用ドラム42にかける回転負荷を制御できるようにした構成である。
本例では、繰り出し用ドラム42と巻取り用ドラム43が同軸上に連結部45を介して一体に連結される。この連結部45と駆動モータ44が駆動ベルト46を介して連結される。従って、駆動モータ44の駆動により、繰り出し用ドラム42及び巻取り用ドラム43が同時に回動し、繰り出し用ドラム42に巻回されたワイヤ32は、これより供給され、同時に巻取り用ドラム43に巻き取られる。この構成において、張力制御装置は、駆動モータ44における負荷トル9の制御機構により構成することができる。すなわち、コンピュータ39からの指令により駆動モータ44の負荷トルクを制御してワイヤ32の張力制御を行うようになす。
他の例は、繰り出し用ドラム42にブレーキを装備し、コンピュータ39からの指令によりブレーキを制御して、繰り出し用ドラム42の回転負荷を制御するように構成することもできる。この場合、繰り出し用ドラム42と巻取り用ドラム43とは、互いにスリップ可能に連結される。
本実施の形態の切断装置31では、切断アーム33の姿勢が常にワイヤ送り方向になるように、コンピュータ39の指令に従って回動用モータ(図示せず)の回動角度を制御している。このとき、ワイヤ32にかかる張力が変化しないようにするため、コンピュータ39からの指令に従って、張力制御装置により、繰り出し用ドラム42にかける回転負荷を制御している。
第1実施の形態に係る切断装置31の動作と共に、切断方法を説明する。被工作物37をチャッキング装置38にチャッキングして保持する。次に、移動テーブル36により被工作物37の切断部を切断アーム33のワイヤ32の中央に移動させると共に、被工作物37をワイヤ32に押し付ける。
次に、ワイヤ32に対して被工作物37の切断方向に加工力がかかるように、コンピュータ39により移動テーブル36の移動方向を制御する。同時に、コンピュータ39からの指令で、切断方向に合わせて切断アーム33を、回動軸(ワイヤ中心軸51と同じ)を中心に所要の角度θだけ回動し(図2C参照)、ワイヤ32の送り方向とワイヤ32による加工力の方向を一致させる。この状態で切断加工を行う。切断方向を変えるときには、それに応じて移動ステージ36を介して被工作物37の加工力の方向を変える。同時に切断アーム33を所要角度θだけ回動し、溝付ガイドローラ54、55などのワイヤを支持する全剛性(Ka)の支持方向と加工力の方向を一致させて切断加工を行う。
第1実施の形態の切断加工方法及び切断装置によれば、直線の切断加工は勿論のこと、正弦波状や自由曲線などの複雑な形状を、高いアスペクト比で、微細な切断幅をもって切断加工することができる。また、導電性材料、非導電性材料など被工作物の材料を問わず、切断加工することができる。
溝付ガイドローラ54、55などのワイヤ32を支持する全剛性(Ka)の支持方向と加工力(Fn)の方向を一致させるので、溝付ガイドローラ54,55の溝に沿って配置されるワイヤが、溝壁を削ることがない。因みに、図1Bの状態で切断加工した場合、加工力Fnの水平成分Fn・sinθが大きくなると、溝付ガイドローラの溝壁がワイヤにより削られ、不具合を生じる。しかし、第1実施の形態ではこのような点が回避される。
図4に、本発明に係る切断方法に用いる切断装置の第2実施の形態を示す。本実施の形態に係る切断装置61は、切断用のワイヤ32を有する切断アーム63と、ワイヤ32の中心軸62を中心に切断アーム63を回動する回動機構66とを備える。さらに切断装置61は、図示せざるも、前述の第1実施の形態と同様に、図2で示したワイヤ供給回収ユニット35と、直交3軸の移動テーブル36に一体に支持された被工作物37を保持するチャッキング装置38と、各駆動指令を出す制御手段、例えばコンピュータ39を備える。
切断アーム63は、図5の要部拡大図で示すように、例えばコ字型をなし、上下のアーム部63A及び63Bの先端側に内蔵するように、2つの溝付きガイドローラ64及び65が配置され、切断アーム63の基部側にワイヤ32の走行ガイド66が配置される。切断用のワイヤ32は、上下のアーム部63A及び63B間に露出するように溝付きガイドローラ64及び65間に垂直方向に架張され、走行ガイド66に案内されて走行するように構成される。
回動機構66は、回動テーブル71で構成される。この回動テーブル71は、いわゆる回転ステージで構成することができる。回動テーブル71は、コンピュータ39からの指令で回動される。この回動テーブル71上に、回動テーブル71に対して水平面内でX軸方向及びこれと直交するY軸方向に移動できるX−Y移動機構68、例えばXーYテーブル72が配置される。このXーYテーブル72に一体の支持台70上に、上記の切断アーム63が固定して配置される。
ワイヤ供給回収ユニット35、被工作物37を保持するチャキング装置38及び移動テーブル36、コンピュータ39などを含む、その他の構成は、前述の第1実施の形態と同様であるので、重複説明を省略し、かつ図面を省略する。
第2実施の形態に係る切断装置61の動作と共に、切断方法を説明する。先ず、切断加工前に、切断アーム63のワイヤ中心軸62と回動テーブル71の回動中心を一致させる。すなわち、切断アーム63の先端側の溝付きガイドローラ64及び65間に垂直に架張された切断用のワイヤ32のワイヤ中心軸62と、回動テーブル71の回動中心が一致するように、XーYテーブル72を介して切断アーム63を位置決めする。この位置決めは、手動でXーYテーブル72を操作してもよく、あるいはコンピュータ39からの指令でXーYテーブル68を自動操作してもよい。この状態で、切断用のワイヤ32をコンピュータ39からの指令により走行させる。また、コンピュータ39からの指令により、移動テーブル36を駆動し、被工作物37の切断部を切断アーム63のワイヤ32の中央に移動させると共に、被工作物37をワイヤ32に押し付ける。
次に、ワイヤ32に対して被工作物37の切断方向に加工力がかかるように、コンピュータ39により、移動テーブル36の移動方向を制御する。同時に、コンピュータ39からの指令で回動テーブル71を回動し、切断アーム63の向きを切断方向に合わせる(図2C参照)。この状態で切断加工を行う。切断方向を変えるときには、それに応じて移動テーブル36を介して被工作物37の加工力の方向を変える。同時に、回動テーブル71を介して切断アーム63を所要の角度θだけ回動し、ワイヤ32を支持する全剛性(Ka)の支持方向と加工力の方向を一致させて切断加工を行う。
第2実施の形態の切断装置61を用いた切断方法においても、直線の切断加工は勿論のこと、正弦波状や自由曲線などの複雑な形状を、高いアスペクト比で、微細な切断幅をもって精密に切断加工することができる。また、導電性材料、非導電性材料など被工作物37の材料を問わず、切断加工することができる。そして、溝付きガイドローラ64.65などのワイヤ32を支持する全剛性(Ka)の支持方向と加工力(Fn)の方向を一致させるので、溝付きガイドローラ64,65の溝に沿って配置されるワイヤ32が、溝壁を削ることがないなど、前述の第1実施の形態で説明したと同様の効果を奏する。
次に、さらに高精度に切断加工が行える本発明に係る切断方法及び切断装置の第3実施の形態を説明する。
例えば、図4の切断装置61を用いて、実際の切断加工時のワイヤ32の状態を検証する。図6に示すように、切断加工時において、ワイヤ32が被工作物37に接触して実質的に切断する位置(以下、ワイヤの実切断位置という)69は、前述の両溝付きガイドローラ64及び65間に垂直に架張されたワイヤ32のワイヤ中心軸62よりも後方に位置することになる。すなわち、ワイヤ32は、被工作物37を所要の加工力で押圧しているので、その反力で弓型に撓む。このため、ワイヤ32の実切断位置69は、ワイヤ中心軸62よりも距離δだけ遅れて進むことになる。このような状態で、切断方向を変更し、それに応じて切断アーム63を、ワイヤ中心軸62を中心に回動(図2C参照)すると、図7に示すように、変更点付近で一部外側に膨出するような不具合な切断形状が発生する。
その理由は、図7から明らかなように、ワイヤ中心軸62と、ワイヤ32の実切断位置69とが距離δだけずれていることにより(図6参照)、実切断位置62のワイヤ32が、切断アーム63と共にワイヤ中心軸62を中心に回動するからである。
このため、曲線形状あるいはシャープな角度で折曲した形状を、より高精度に切断加工することが求められる。
次に、曲線形状あるいはシャープな角度で折曲した形状を、より高精度に切断加工することができる、本発明に係る切断方法及び切断装置の第3実施の形態を説明する。
第3実施の形態に係る切断方法及び切断装置は、被工作物に接触するワイヤの実切断位置を切断アームの回動軸とし、この回動軸の変動を制御して、常にワイヤの実切断位置を予め定めた基準となる回動軸に一致させながら切断するように構成する。
まず、図8を用いて実切断位置の検出方法、すなわちワイヤ中心軸からの遅れ位置を検出する方法について説明する。図8においては、コ字型の切断アーム63の上下のアーム部63A、63Bの先端側に溝付きガイドローラ64,65が取付けられ、加工前の状態では切断用のワイヤ32が溝付きガイドローラ64及び65間に直線状に架張される。このときワイヤ32は、ワイヤ中心軸62上に在る。切断加工に入ると、ワイヤ104の実切断位置69は、切断開始前のワイヤ中心軸62よりも後退する。
ワイヤ32の実切断位置69は、ワイヤ中心軸62からの距離δで求まる。距離δは、下記の数1及び数2から求まる。図9に示すように、今、一方の溝付きガイドローラ64に接するワイヤ32の接点Pと、他方の溝付きガイドローラ65に接するワイヤ32の接点P との間の距離をlとする。被工作物37の厚みをdとする。また、実切断位置69における厚みdの被工作物37の表面に接する接点Qと上記接点Pとの間の距離をZ 、実切断位置69における厚みdの被工作物37の裏面に接する接点Qと上記接点Pとの間の距離をZ とする。さらに、接点P から接点Qに至る直線状のワイヤ32Aとワイヤ中心軸62とのなす角度をθとし、接点Pから接点Qに至るワイヤ32Bとワイヤ中心軸62とのなす角度をθとする。
この数1から次の数2が求まる。
一方、図8に示すように、加工時のワイヤ32A,32Bの張力F,Fからθ,θ が求まる。張力F は水平成分FXAと垂直成分FZAとの合力である。張力Fは水平成分FXBと垂直成分FZBとの合力である。そこで、一方のワイヤ張力Fのそれぞれの水平成分FXAと垂直成分FZAを検出することにより、その合力としての張力Fが得られ、角度θZAが求まる。また他方のワイヤ張力Fのそれぞれの水平成分FXBと垂直成分FZBを検出することにより、その合力としての張力Fが得られ、角度θZBが求まる。従って、この角度θZA,θZBを数2に代入すれば、実切断位置69を検出することができる。
上下の溝付きガイドローラ64及び65間に架張されたワイヤ32の中央部で被工作物37を切断加工すれば、角度θZAと角度θZBは互いに等しいので、角度θZA、あるいは角度θZBの何れか一方を求めることで、数1、数2から距離δが求まり、実切断位置69を検出することができる。
本発明に係る第3実施の形態に係る切断方法及び切断装置は、例えば、上述のワイヤ張力からの実切断位置の検出方法を用いる。図10に、第3実施の形態に係る切断装置を示す。
第3実施の形態に係る切断装置81は、図10に示すように、切断用のワイヤ32を有する切断アーム63と、切断アーム63を回動する回動機構66と、X−Y移動機構68と備える。さらに切断装置81は、図示せざるも、第1実施の形態と同様に、図2で示したワイヤ供給回収ユニット35と、直交3軸の移動テーブル36に一体に支持された被工作物37を保持するチャッキング装置38と、各駆動指令を出す制御手段、例えばコンピュータ39を備える。
切断アーム63は、前述の第2実施の形態の図5に示すと同様に、例えばコ字型をなし、上下のアーム部63A及び63Bの先端側に内蔵するように、2つの溝付きガイドローラ64及び65が配置され、切断アーム63の基部側にワイヤ32の走行ガイド66が配置される。切断用のワイヤ32は、上下のアーム部63A及び63B間に露出するように溝付きガイドローラ64及び65間に垂直方向に架張され走行ガイド66に案内されて走行するように構成される。
回動機構66は、回動テーブル71で構成される。この回動テーブル71は、いわゆる回転ステージで構成することができる。回動テーブル71は、コンピュータ39からの指令で回動される。この回動テーブル71上に、回動テーブル71に対して水平面内でX軸方向及びこれと直交するY軸方向に移動できるX−Y移動機構68、例えばXーYテーブル73が配置される。このXーYテーブル73に一体の支持台70上に、上記の切断アーム63が固定して配置される。X−Yテーブル73は、手動による操作、及びコンピュータ39からの指令による操作が可能となるように構成される。
その他の構成は、前述の第1実施の形態と同様であるので、重複説明を省略する。
そして、本実施の形態においては、特に、切断アーム63の回動軸77が、ワイヤ32の実切断位置69(図9参照)と一致するように構成される。すなわち、切断アーム63は、被工作物37の切断時にワイヤ32が実質的に被工作物37に接触している実切断位置69を中心に回動するように構成される。
一方、被工作物37の切断加工中に実切断位置69を検出する位置検出手段76が設けられる。本例では、位置検出手段76として、ワイヤの張力を検出する手段で構成される。位置検出手段76としては、例えば歪みセンサ74,75が用いられる。このため、切断アーム63の上アーム部63Aに、図8で説明したワイヤ32の張力Fの垂直成分FZA及び水平成分FXAを検出するための、歪みセンサ74、75が取付けられる(図10参照)。
歪みセンサ74は、垂直成分FZAを検出するセンサであり、垂直成分FZAが回転モーメントに相当するため、歪みが最大となる上アーム部63Aの基部に対応する部分に配置される。歪みセンサ75は、水平成分FXAを検出するセンサであり、水平成分FXAが圧縮力に相当するため、上アーム部63Aの溝付きガイドローラ64の直ぐ後ろに対応する部分に配置される。歪みセンサ75は、上アーム部63A上であればどの位置でもよいが、配線などを考慮すると、上記歪みセンサ74から離れた位置に配置することが望ましい。
次に、第3実施の形態に係る切断装置81の動作と共に、切断方法を説明する。先ず、予め被工作物37に対する加工を行い、基準となる実切断位置69を設定する。すなわち、例えば送り速度一定とした直線加工を行って、安定した切断加工状態での実切断位置69を基準とし、この基準となるワイヤの実切断位置69(すなわち距離δ)を、数1、2の演算式から求めて置く。被工作物37に接触するワイヤの部分が、上下の溝付きガイドローラ間の中央位置となる場合には、数1、2において一方の角度θAを用いて求めることができる。基準の実切断位置69は、被工作物37の種類(材料、厚みなどの種類)に応じて設定される。
そして、この基準の実切断位置69を回動テーブル71の回動中心に合致させる。すなわち、基準の実切断位置69と回動テーブル71とが一致するように、切断アーム63を位置決めする。この最初の位置決めはX−Yテーブル73を手動操作で制御して行うことができる。あるいは、この最初の位置決めはコンピュータ39からの指令でX−Yテーブル73を自動制御して行うことができる。
この基準の実切断位置69と回動テーブル71の回動中心とを一致した状態で、被工作物37に対する切断加工を開始する。切断加工中にワイヤ32の張力FAが変動し、角度θAが変動し、距離δが変動したとする。例えば図11Aに示すように、ワイヤ32の角度が基準の角度θAより小さい角度θA′に変動し、実切断位置69 aが基準の実切断位置69より前方に変位し、+Δδずれたとする。
このときは、実切断位置69aが回動テーブルの回動中心より先進しており、ワイヤ32の張力FAが基準張力より弱くなっている状態にある。歪みセンサ74、75により、この状態でのワイヤの垂直成分FZA及び水平成分FXAが検出され、この検出された垂直成分FZA及と水平成分FXAの比率から角度θ′が求まり、ワイヤ32の実切断位置のずれ量+Δδが得られる。切断速度を一定に維持する場合は、このずれ量+Δδに相当する検出信号をXーYテーブル73にフィードバックして、ずれ量+Δδ分だけ切断アーム63の全体を前進させて実切断位置69aと回動テーブル73の回動中心に一致させる。
また、例えば図11Bに示すように、逆にワイヤ32の角度が基準の角度θAより大きい角度θA′′に変動し、実切断位置69bが基準の実切断位置69より後方に変位し、−Δδずれたとする。このときは、実切断位置69bが回動テーブル73の回動中心より後退しており、ワイヤ32の張力Fが基準張力より強くなっている状態にある。
歪みセンサ74、75により、この状態でのワイヤ32の垂直成分FZA及び水平成分FXAが検出される。この検出された垂直成分FZA及び水平成分FXAの比率から上記の角度θ′′が求まり、ワイヤ32の実切断位置のずれ量−Δδが得られる。切断速度を一定に維持する場合は、このずれ量−Δδに相当する検出信号をXーYテーブル73にフィードバックして、ずれ量−Δδ分だけ切断アーム63の全体を後退させて実切断位置69bを回動テーブル73の回動中心に一致させる。
切断方向が変更されたときには、変更した切断方向に切断アーム63の向きが一致しするように、実切断位置69を中心に切断アーム63が回動する。この回動制御は、コンピュータ39からの指令に基いて回動テーブル73を回動することにより行われる。
第3実施の形態に係る切断方法及び切断装置81によれば、実切断位置69を切断アーム63の回動中心とし、コンピュータ制御により、常に、実切断位置39と回動テーブル73の回動中心とを一致させ、角度θ、距離δを基準に合わせて、ワイヤ張力を一定にして切断加工することにより、曲線状、あるいはシャープな角度で折曲される形状の切断加工を、より高精度で行うことができる。
因みに、切断方向を60°変更したときの切断状態を比較する。図4の切断アーム63の回動軸をワイヤ中心軸62に一致させたときには、図12Aに示すように、変更点において膨出部が発生する。これに対して、図10の切断アーム63の回動軸を実切断位置69に一致させたときには、図12Bに示すように、変更点において膨出部が発生せず、シャープな角度をもって切断される。
そして、この第3実施の形態の切断方法及び切断装置においても、前述の実施の形態と同様に、直線の切断加工は勿論のこと、正弦波状や自由曲線などの複雑な形状を、高いアスペクト比で、微細な切断幅をもって精密に切断加工することができる。また、導電性材料、非導電性材料など被工作物37の材料を問わず、切断加工することができる。そして、溝付きガイドローラ64.65などのワイヤ32を支持する全剛性(Ka)の支持方向と加工力(Fn)の方向を一致させるので、溝付きガイドローラ64,65の溝に沿って配置されるワイヤ32が、溝壁を削ることがないなど、前述の第1実施の形態で説明したと同様の効果を奏する。
上述の第3実施の形態では、ずれ量Δδの補正を、切断速度を一定として、切断アーム63の全体を前進、後退させて行うようにしたが、その他、X−Yテーブル73を制御せずに、切断速度、いわゆる被工作物の送り速度を増減制御してずれ量Δδを補正することも出来る。
上述の第3実施の形態では、実切断位置69(すなわち距離δ)をワイヤ張力から検出したが、その他、例えば光学的に実切断位置69を直接検出し、その検出信号をX−Yテーブル73にフィードバックすることも可能である。但し、切断加工で発生する切り屑などの影響を考慮すると、図10で説明したように、ワイヤ張力を検出して、角度θAを求め、ずれ量Δδを検出する方が、精度の高い検出値が得られる。
上述した各実施の形態の切断方法及び切断装置は、例えばNC工作機械に適用して好適である。
引用符号の説明
1・・ワイヤ、2・・加工力(Fn)、3・・全剛性(Ka)、4・・ワイヤ送り方向、5・・水平方向成分の力、31、61,81・・切断装置、32・・ワイヤ、33・・切断アーム、34・・回動機構、35・・ワイヤ供給回収ユニット、36・・移動ステージ、37・・被工作物、38・・チャッキング装置、39・・コンピュータ、40・・回動用ベアリング、42・・繰り出し用ドラム、43・・巻取り用ドラム、44・・駆動モータ、45・・連結部、46・・駆動ベルト、51・・ワイヤ中心軸、52・・ワイヤ走行方向、54、55・・溝付ガイドローラ、56・・走行ガイド、58・・回動用モータ、62・・ワイヤ中心軸、63・・切断アーム、63A・・上アーム部、63B・・下アーム部、64,65・・溝付きガイドローラ、66・・走行ガイド、67・・回動機構、68・・X−Y移動機構、69,69a,69b・・実切断位置、70・・支持台、71・・回動テーブル、72、73・・X−Yテーブル、74,75・・歪みセンサ、76・・位置検出手段、77・・切断アームの回転軸

Claims (14)

  1. ワイヤソーを用いた切断方法であって、切断用のワイヤを、固定部に対してワイヤ中心軸を中心として回動する切断アームに架張し、ワイヤの切断方向と前記ワイヤを支持する全剛性の支持方向とを一致させるように前記切断アームを回動し、被工作物の切断加工を行うことを特徴とする切断方法。
  2. 前記切断アームを固定の回動機構に回動可能に支持し、前記ワイヤは前記切断アームに設けられた一対の溝付ガイドローラ間に架張して、走行させることを特徴とする請求の範囲第1項記載の切断方法。
  3. ワイヤソーを用いた切断方法であって、切断用のワイヤを、固定部に対して回動する切断アームに架張し、前記切断アームの回動中心を、常に前記ワイヤの被工作物に接する実切断位置に一致させると共に、前記ワイヤの切断方向と前記ワイヤを支持する全剛性の支持方向とを一致させるように切断アームを回動して被工作物の切断加工を行うことを特徴とする切断方法。
  4. 前記切断アームを固定の回動機構に回動可能に支持し、前記ワイヤは前記切断アームに設けられた一対の溝付ガイドローラ間に架張して、走行させることを特徴とする請求の範囲第3項記載の切断方法。
  5. 前記切断アームの回動中心と前記ワイヤの実切断位置のずれ量を検出し、該ずれ量に基いてワイヤの切断位置を、前記切断アームの回動中心に一致させるように制御することを特徴とする請求の範囲第3項記載の切断方法。
  6. 前記ワイヤの実切断位置の制御は、ワイヤ張力を検出して行うことを特徴とする請求の範囲第5項記載の切断方法。
  7. 前記ワイヤの実切断位置の制御は、直接に実切断位置を検出して行うことを特徴とする請求の範囲第5項記載の切断方法。
  8. ワイヤソーを用いた切断装置であって、切断用のワイヤを走行可能に架張した切断アームと、前記切断アームをワイヤ中心軸を中心に回動可能に支持した固定の回動機構とを備え、被工作物の切断時、前記ワイヤの切断方向と前記ワイヤを支持する全剛性の支持方向とを一致させるように前記切断アームを回動して切断加工を行うようにして成ることを特徴とする切断装置。
  9. 切断用のワイヤ供給回収ユニットを有し、前記切断アームに前記ワイヤを案内する一対の溝付ガイドローラが設けられ、前記ワイヤが前記一対の溝付ガイドローラ間に往復走行するように架張されて成ることを特徴とする請求の範囲第8項記載の切断装置。
  10. ワイヤソーを用いた切断装置であって、切断用のワイヤを走行可能に架張した切断アームと、固定の回動機構と、前記回動機構上に配置され、前記切断アームが固定されたXーY移動機構と、前記XーY移動機構を制御する制御手段とを備え、被工作物の切断時、前記切断アームの回動中心を、常に前記ワイヤの被工作物に接する実切断位置に一致させるように前記XーY移動機構を制御すると共に、前記ワイヤの切断方向と前記ワイヤを支持する全剛性の支持方向とを一致させるように前記回動機構を介して前記切断アームを回動して切断加工を行うようにして成ることを特徴とする切断装置。
  11. 切断用のワイヤ供給回収ユニットを有し、前記切断アームに前記ワイヤを案内する一対の溝付ガイドローラが設けられ、前記ワイヤが前記一対の溝付ガイドローラ間に往復走行するように架張されて成ることを特徴とする請求の範囲第10項記載の切断装置。
  12. 前記切断アームの回動中心と前記ワイヤの実切断位置のずれ量を検出し、該ずれ量に基いて、前記制御手段により前記XーY移動機構を制御して、前記ワイヤの実切断位置を前記切断アームの回動中心に一致させることを特徴とする請求の範囲第10項記載の切断装置。
  13. ワイヤ張力から前記ワイヤの実切断位置を検出するための歪みセンサが、前記切断アーム上に配置されて成ることを特徴とする請求の範囲第10項記載の切断装置。
  14. 前記ワイヤの実切断位置を検出するための光学検出手段が配置されて成ることを特徴とする請求の範囲第10項記載の切断装置。
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