JP2002321188A - 軟質成形体の切断方法 - Google Patents

軟質成形体の切断方法

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JP2002321188A
JP2002321188A JP2001124698A JP2001124698A JP2002321188A JP 2002321188 A JP2002321188 A JP 2002321188A JP 2001124698 A JP2001124698 A JP 2001124698A JP 2001124698 A JP2001124698 A JP 2001124698A JP 2002321188 A JP2002321188 A JP 2002321188A
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soft molded
cutting
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soft
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Satoru Yamaguchi
悟 山口
Hiroki Kato
広己 加藤
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質成形体を,変形させることなく切断する
ことができる,軟質成形体の切断方法を提供すること。 【解決手段】 軟質成形体3の押出方向に略直交する方
向に走行するワイヤー11を,軟質成形体3に接触さ
せ,軟質成形体3に対してワイヤー11を相対的に切込
方向に移動させて,軟質成形体3を切断する。ワイヤー
11の走行経路を,切込方向に,相対的に振動又は揺動
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,押出成形した軟質成形体を切断
する方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来,例えばハニカム形状に押出した軟質
成形体を,所望の長さに切断する方法として,図19に
示すごとく,押出方向に対し略直交する方向に走行する
ワイヤー9により切断する方法がある。即ち,図19
(A),(B)に示すごとく,長さ方向に定速走行する
上記ワイヤー9を,受け台4に載置された上記軟質成形
体3に接触させ,図19(C),(D)に示すごとく,
該軟質成形体3に対して上記ワイヤー9を切込方向に移
動させることにより,上記軟質成形体3を切断する。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記軟質成形
体3は軟質であるために,上記ワイヤー9により切断す
る際に変形しやすいという問題がある。この軟質成形体
3の変形を防ぐために,上記ワイヤー9の細線化,上記
ワイヤー9の走行速度の高速化等の手段が採られてい
る。ところが,ワイヤー9の細線化や走行速度の高速化
等には限界があり,その効果にも限界がある。そのた
め,例えば壁厚みが0.1mmと薄いハニカム形状の軟
質成形体3を切断する場合に,該軟質成形体3の変形を
充分に防止することが困難である。
【0004】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,軟質成形体を,変形させることなく切断
することができる,軟質成形体の切断方法を提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,軟質成形
体を切断する方法において,上記軟質成形体の押出方向
に略直交する方向に走行するワイヤーを,上記軟質成形
体に接触させ,該軟質成形体に対して上記ワイヤーを相
対的に切込方向に移動させ,かつ,上記ワイヤーの走行
経路を,上記切込方向に,相対的に振動又は揺動させる
ことを特徴とする軟質成形体の切断方法にある。
【0006】本発明において最も注目すべきことは,上
記ワイヤーの走行経路を,上記切込方向に,相対的に振
動又は揺動させることである。即ち,上記ワイヤーを上
記切込方向に振動又は揺動させてもよく,上記軟質成形
体を切込方向に振動又は揺動させてもよい。ここで,揺
動とは,上記切込方向と上記ワイヤーの走行方向とを含
む平面内において,上記ワイヤーの走行経路と上記切込
方向とのなす角度が振動することをいう。また,上記ワ
イヤーは,長さ方向に走行する。
【0007】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記のごとく,軟質成形体を切断する際に,上記ワイヤ
ーの走行経路を,上記軟質成形体に対して相対的に揺動
させる場合には,上記ワイヤーによる軟質成形体の切込
角度が変動する。そのため,上記ワイヤーと軟質成形体
との接触面積が小さくなり,両者間の抵抗が小さくな
る。その結果,上記軟質成形体の変形を防ぐことができ
る。
【0008】また,上記のごとく,上記ワイヤーの走行
経路を,上記軟質成形体に対して相対的に振動させる場
合には,上記ワイヤーは,少ない切込量を略瞬間的に切
込み,これを断続的に行う。そのため,上記ワイヤーか
らの圧力を軟質成形体の切り込み部分の周囲へ及ぼすこ
となく切断することができる。その結果,上記軟質成形
体の変形を防ぐことができる。また,上記ワイヤーは,
軟質成形体の切り込み時において,その抵抗により多少
撓むが,上記ワイヤーの走行経路の振動により,上記ワ
イヤーの撓み量も振動する。その結果,軟質成形体への
切込角度が変動する。それ故,上記ワイヤーの走行経路
を相対的に揺動させる場合と同様の効果をも得ることが
できる。
【0009】以上のごとく,本発明によれば,軟質成形
体を,変形させることなく切断することができる,軟質
成形体の切断方法を提供することができる。
【0010】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記ワイヤーの走行速度を振動させることが好ましい。即
ち,上記ワイヤーは,高速走行と低速走行とを交互に繰
返す。上記ワイヤーの走行速度が速い方が,軟質成形体
の切断速度も速くなる。それ故,上記のごとく上記ワイ
ヤーの走行速度を振動させることにより,上記ワイヤー
は,少ない切込量を略瞬間的に切込み,これを断続的に
行うことができる。そのため,上記ワイヤーからの圧力
を軟質成形体の切り込み部分の周囲へ及ぼすことなく切
断することができる。その結果,上記軟質成形体の変形
を防ぐことができる。従って,上記ワイヤーの走行経路
の相対的な振動又は揺動に加え,上記ワイヤーの走行速
度の振動を行うことにより,一層確実に,上記軟質成形
体の変形を防ぐことができる。
【0011】次に,請求項3に記載の発明のように,上
記ワイヤーは,上記軟質成形体に対して相対的に,上記
切込方向に移動可能なフレームに取付けられた一対のボ
ビンの間に配設されており,一方のボビンから他方のボ
ビンに向かって走行するものとすることができる。この
場合にも,軟質成形体を,変形させることなく切断する
ことができる,軟質成形体の切断方法を得ることができ
る。上記ボビンは,上記ワイヤーを巻回するものであ
る。上記一対のボビンは,例えば,一方を,上記ワイヤ
ーを巻き取る駆動側ボビンとし,他方を,上記ワイヤー
を送り出す従動側ボビンとすることができる。
【0012】次に,請求項4に記載の発明のように,上
記一対のボビンの少なくとも一方は,回転軸を偏芯させ
ることができる。これにより,容易に,上記ワイヤーを
振動又は揺動させることができる。即ち,上記一対のボ
ビンのいずれか一方の回転軸を偏芯させたり,双方の回
転軸を偏芯させてその位相をずらすことにより,上記ワ
イヤーを揺動させることができる。また,上記一対のボ
ビンの双方の回転軸を偏芯させ,位相を揃えることによ
り,上記ワイヤーを振動させることができる。また,上
記ボビンを偏芯させることにより,上記ワイヤーの走行
速度を振動させることもできる。
【0013】次に,請求項5に記載の発明のように,上
記フレームは,上記軟質成形体に対して相対的に振動又
は揺動させることができる。この場合にも,容易に,上
記ワイヤーを振動又は揺動させることができる。
【0014】次に,請求項6に記載の発明のように,上
記ワイヤーは,上記フレームに回動可能に取付けられた
一対のアイドラーを介して,上記一対のボビンとの間に
配設され,上記一対のアイドラーのうち少なくとも一方
は,回転軸が偏芯しているものとすることができる。こ
の場合にも,容易に,上記ワイヤーを振動又は揺動させ
ることができる。
【0015】また,切断する軟質成形体の種類等に応じ
て,上記ワイヤーの振動又は揺動のバリエーションを変
化させる場合には,上記アイドラーを交換すればよい。
それ故,交換作業が比較的困難な上記ボビンを取替える
必要がなく,作業性に優れている。
【0016】また,上記ボビンは,通常,ワイヤー巻き
取り機構が内蔵されている。そのため,上記ボビンを偏
芯させると,上記ワイヤー巻き取り機構に,振動等の外
力が加わり,場合によっては故障の原因となるおそれが
ある。それ故,上記アイドラーを配設して,該アイドラ
ーを偏芯させることにより,上記ワイヤー巻き取り機構
への影響を与えることなく,ワイヤーの振動又は揺動を
実現することができる。
【0017】次に,請求項7に記載の発明のように,軟
質成形体を切断する方法において,上記軟質成形体の押
出方向に略直交する方向に走行するワイヤーを,上記軟
質成形体に接触させ,該軟質成形体に対して上記ワイヤ
ーを相対的に切込方向に移動させ,かつ,上記ワイヤー
の走行速度を振動させることを特徴とする軟質成形体の
切断方法がある。
【0018】即ち,上記ワイヤーは,高速走行と低速走
行とを交互に繰返す。上記ワイヤーの走行速度が速い方
が,軟質成形体の切断速度も速くなる。それ故,上記の
ごとく上記ワイヤーの走行速度を振動させることによ
り,上記ワイヤーは,少ない切込量を略瞬間的に切込
み,これを断続的に行うことができる。そのため,上記
ワイヤーからの圧力を軟質成形体の切り込み部分の周囲
へ及ぼすことなく切断することができる。その結果,上
記軟質成形体の変形を防ぐことができる。
【0019】次に,請求項8に記載の発明のように,上
記軟質成形体は,ハニカム形状に押出したものであって
もよい。この場合にも,ハニカム形状を変形させること
なく,上記軟質成形体を切断することができる。即ち,
上記ハニカム形状の軟質成形体における,例えば薄いセ
ル壁等を変形させることなく,切断することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる軟質成形体の切断方法につ
き,図1〜図11を用いて説明する。本例の軟質成形体
の切断方法は,図1〜3に示すごとく,軟質成形体3の
押出方向に略直交する方向に走行するワイヤー11を,
上記軟質成形体3に接触させ,該軟質成形体3に対して
上記ワイヤー11を相対的に切込方向に移動させて,上
記軟質成形体3を切断する方法である。
【0021】そして,図4に示すごとく,上記ワイヤー
11の走行経路を,上記切込方向に,相対的に揺動させ
る(矢印F)。ここで,揺動とは,上記切込方向と上記
ワイヤー11の走行方向とを含む平面内において,上記
ワイヤー11の走行経路と上記切込方向とのなす角度が
振動することをいう。また,上記軟質成形体3は,ハニ
カム形状に押出されたハニカム成形体である。
【0022】次に,上記軟質成形体の切断装置1につき
説明する。該切断装置1は,図5に示すごとく,本体部
10と,該本体部10に対し上下に移動可能なフレーム
14と,該フレーム14に取付けられた駆動側ボビン1
2と従動側ボビン13,及びこれらの間に配設されたワ
イヤー11を有する。該ワイヤー11は,上記従動側ボ
ビン13から駆動側ボビン12に向かって走行する。上
記ワイヤー11の直径は,約0.08mmである。
【0023】上記駆動側ボビン12,従動側ボビン13
は,便宜的な名称であり,両者はその役割を逐次交代
し,上記ワイヤー11の走行方向を逐次変化させる。即
ち,上記従動側ボビン13が駆動してワイヤー11を巻
取り,上記駆動側ボビン12がこれに追従して回転し,
ワイヤー11を送り出す場合もある。ただし,特に示さ
ない限り,上記駆動側ボビン12が駆動し,上記ワイヤ
ー11は,上記従動側ボビン13から駆動側ボビン12
へ向かって走行するものとして説明する。
【0024】また,図1に示すごとく,上記フレーム1
4には,上記駆動側ボビン12と従動側ボビン13の下
方に,それぞれ1個ずつ,一対のアイドラー16が回転
可能に取付けられている。上記ワイヤー11は,上記一
対のアイドラー16を介して,上記駆動側ボビン12と
上記従動側ボビン13との間に配設されている。図1,
図7(A)に示すごとく,上記一対のアイドラー16の
うち上記駆動側ボビン12の下方に配置されたアイドラ
ーは,回転軸169が偏芯した偏芯アイドラー161で
ある。
【0025】該偏芯アイドラー161は,図1に示すご
とく,例えば直径約50mmの円形であり,その中心か
ら約2.5mmずれた位置に上記回転軸169が配置さ
れている。即ち,上記回転軸169と,上記偏芯アイド
ラー161の外周のうち上記回転軸169から最も遠い
部分(遠軸点164)との距離は約27.5mm,最も
近い部分(近軸点163)との距離は約22.5mmで
ある。
【0026】なお,上記偏芯アイドラー161の外周と
は,該偏芯アイドラー161においてワイヤー11を支
承する部分を意味し,例えば図1において破線で表した
部分をいう。非偏芯アイドラー162,駆動側ボビン1
2,従動側ボビン13についても同様である。
【0027】また,上記従動側ボビン13の下方に配置
されたアイドラー16は,上記偏芯アイドラー161と
同等の直径を有する円形であって,その中心に回転軸1
68を有する非偏芯アイドラー162である。ただし,
上記一対のアイドラー16のうち何れが偏芯アイドラー
161であっても,或いは双方が偏芯アイドラー161
であっても,本発明は成り立つ。
【0028】上記ワイヤー11が上記駆動側ボビン12
へ向かって走行するのに伴い,上記偏芯アイドラー16
1が回転すると,該偏芯アイドラー161と上記非偏芯
アイドラー162とに懸架された上記ワイヤー11は,
図4,図8,図9に示すごとく揺動する。なお,図4,
図8,図9においては,ワイヤーの走行経路を直線状に
示しているが,実際にワイヤー11が軟質成形体3を切
り込む際には,ワイヤー11は,軟質成形体3との抵抗
により,図1に示すごとく,多少撓んだ状態となる。
【0029】図8(A)に示すごとく,上記偏芯アイド
ラー161における近軸点163が上記回転軸169の
真下に来たとき,上記ワイヤー11の走行経路は,斜め
上方へ向かう方向となる(矢印B)。図8(A)の状態
から角度90°回転し,図8(B)に示すごとく,上記
近軸点163が,上記回転軸169に対して,非偏芯ア
イドラー162と正反対の位置に来たとき,上記ワイヤ
ー11の走行経路は略水平となる(矢印C)。
【0030】図8(B)の状態から更に角度90°回転
し,図9(C)に示すごとく,上記近軸点163が上記
回転軸169の真上に来たとき,上記ワイヤー11の走
行経路は,斜め下方へ向かう方向となる(矢印D)。図
9(C)の状態から更に角度90°回転し,図9(D)
に示すごとく,上記近軸点163が,上記回転軸169
に対して,非偏芯アイドラー162側の位置に来たと
き,上記ワイヤー11の走行経路は略水平となる(矢印
E)。そして,更に,角度90°回転すると,1回転し
て図8(A)の状態に戻る。上記ワイヤー11の走行経
路は,以上の動作,即ち揺動を,上記偏芯アイドラー1
61が1回転するごとに行う。
【0031】上記フレーム14は,切込み用サーボモー
ター22により上記本体部10に対し上下に動き,上記
駆動側ボビン12は,巻取り用サーボモーター21によ
り回転する(図7(B))。そして,上記一対のアイド
ラー16及び従動側ボビン13は,図1に示すごとく,
上記駆動側ボビン12の回転によるワイヤー11の走行
に追従して回転する。
【0032】なお,上記巻取り用サーボモーター21
は,図7(B)に示すごとく,上記従動側ボビン13に
も設けてあり,上記従動側ボビン13を駆動させて,上
記ワイヤー11を逆方向に走行させることもできる構造
となっている。また,図7(B)に示すごとく,上記駆
動側ボビン12と従動側ボビン13には,トルク可変一
方向クラッチ15がそれぞれ設けてあり,上記ワイヤー
11の弛みの発生を防いでいる。また,図5,図6に示
すごとく,本体部10は,移動用サーボモーター23に
より,2本のレール19上を上記軟質成形体3の押出方
向と平行に移動する。
【0033】また,図5,図6において,符号221
は,上記切込み用サーボモーター22により回転してフ
レーム14を上下させる切込み用送りネジである。ま
た,符号231は,移動用サーボモーター23により回
転して切断装置1を移動させる移動用送りネジである。
【0034】次に,上記軟質成形体3の切断方法につき
詳説する。図6に示すごとく,軟質成形体3の原料30
が,成形型5より押出されることにより,ハニカム形状
の軟質成形体3が成形される。なお,上記軟質成形体3
のハニカムにおけるセル壁32の壁厚みは,約0.07
5mmと薄い。上記軟質成形体3は,ローラーコンベア
61の上に略等間隔に並ぶ複数の受け台4の上に載置さ
れ,押出速度と同じ速度で順次搬送される。なお,上記
受け台4は,受け台送り込みユニット64により,押出
された直後の軟質成形体3の下方から,順次送り込まれ
る。
【0035】上記の搬送される軟質成形体3を,上記受
け台4と受け台4との間隙において,上記切断装置1の
ワイヤー11によって切断する。切断された末端の軟質
成形体31は,受け台4と共に速度可変式の切離し用コ
ンベア62により切離され,更に次の高速コンベア63
によって次工程へ搬送される。
【0036】上記切断装置1により軟質成形体3を切断
する際には,上記のごとく,上記軟質成形体3は搬送さ
れた状態にある。そのため,上記軟質成形体3を略直角
に切断するためには,図2,図3に示すごとく,上記ワ
イヤー11を,上記軟質成形体3の走行速度に合せて前
方へ移動させながら,下方へ移動させる必要がある。
【0037】即ち,上記移動用サーボモーター23と切
込み用サーボモーター22の動きを,制御して,以下の
ごとく,ワイヤー11を移動させる。まず,軟質成形体
3が所定位置に到達したとき,切断開始確認センサーの
検知信号により,切断装置1を始動し,巻取り用サーボ
モーター21により,ワイヤー11を走行させる(図2
(A))。走行速度は,90〜200m/分である。
【0038】次いで,上記移動用サーボモーター23に
より,切断装置1を軟質成形体3の押出速度と略同じ速
度で前方へ移動させると共に,上記切込み用サーボモー
ター22により,ワイヤー11を軟質成形体3に向って
移動させる(図2(B))。次いで,上記切込み用サー
ボモーター22と移動用サーボモーター23により,軟
質成形体3の搬送速度に合せて,ワイヤー11を移動さ
せて該軟質成形体3を切断していく(図2(C),
(D))。このとき,図4に示すごとく,上記ワイヤー
11の走行経路を,切込方向に揺動させる。
【0039】次いで,切断された軟質成形体の個片31
を,受け台4と共に高速で移動させることにより上記軟
質成形体3から引離す(図3(E))。次いで,上記個
片31と上記軟質成形体3との間から,上記ワイヤー1
1を上方へ移動させ,元の位置に戻す(図3(F),
(G))。そして,同様に次の切断を行う。
【0040】次に,本例の作用効果につき説明する。上
記のごとく,軟質成形体3を切断する際に,上記ワイヤ
ー11の走行経路を,上記軟質成形体3に対して相対的
に揺動させることにより,図4,図10に示すごとく,
上記ワイヤー11による軟質成形体3の切込角度が変動
する(矢印F)。そのため,上記ワイヤー11と軟質成
形体3との接触面積が小さくなり,両者間の抵抗が小さ
くなる。その結果,上記軟質成形体3の変形を防ぐこと
ができる。
【0041】即ち,例えば,図11(A)に示すごと
く,ワイヤー11の走行経路が左下がりに傾斜している
とき,上記軟質成形体3における垂直方向のセル壁32
は,左上部分から切込まれる。この状態で,切込を続け
ると,上記ワイヤー11とセル壁32との接触面積が徐
々に大きくなる。ところが,図11(B)〜(E)に示
すごとく,上記ワイヤー11の走行経路が揺動すること
により,上記セル壁32への切込角度が逐次変動する。
そのため,上記ワイヤー11とセル壁32との接触面積
を常に小さくした状態で切込を行うことができる。
【0042】また,上記ワイヤー11の走行経路の揺動
が小刻みに行われる場合には,上記ワイヤー11は,上
記軟質成形体3に対して,少ない切込量を略瞬間的に切
込み,これを断続的に行う。そのため,上記ワイヤー1
1からの圧力を軟質成形体3の切り込み部分の周囲へ及
ぼすことなく切断することができる。その結果,上記軟
質成形体3の変形を防ぐことができる。
【0043】また,上記ワイヤー11は,図1に示すご
とく,上記フレーム14に回動可能に取付けられた一対
のアイドラー16を介して,上記駆動側ボビン12と上
記従動側ボビン13との間に配設されている。そして,
図7(A)に示すごとく,上記一対のアイドラー16の
うちの方を偏芯アイドラー161としている。そのた
め,容易に,上記ワイヤー11を揺動させることができ
る。
【0044】また,切断する軟質成形体3の種類等に応
じて,上記ワイヤー11の揺動のバリエーションを変化
させる場合には,上記アイドラー16を交換すればよ
い。それ故,比較的交換作業が困難な上記駆動側ボビン
12や従動側ボビン13を取替える必要がなく,作業性
に優れている。
【0045】また,図7(B)に示すごとく,上記駆動
側ボビン12や従動側ボビン13には,巻取り用サーボ
モーター21,トルク可変一方向クラッチ15等のワイ
ヤー巻き取り機構が内蔵されている。そのため,上記駆
動側ボビン12や従動側ボビン13を偏芯させると,上
記ワイヤー巻き取り機構に振動等の外力が加わり,場合
によっては故障の原因となるおそれがある。それ故,上
記アイドラー16を配設して,該アイドラー16を偏芯
させることにより,上記ワイヤー巻き取り機構への影響
を与えることなく,ワイヤー3の揺動を実現することが
できる。
【0046】また,上記軟質成形体3は,図4に示すよ
うなハニカム形状に押出したものでるが,ハニカム形状
を変形させることなく,上記軟質成形体3を切断するこ
とができる。即ち,上記ハニカム形状の軟質成形体3に
おける,薄いセル壁32を変形させることなく,切断す
ることができる。
【0047】以上のごとく,本例によれば,軟質成形体
を,変形させることなく切断することができる,軟質成
形体の切断方法を提供することができる。
【0048】実施形態例2 本例は,図12に示すごとく,切断装置におけるフレー
ム14に配設した一対のアイドラー16を,共に偏芯ア
イドラー161とした例である。一対の偏芯アイドラー
161は,図12(A)に示すごとく,互いに,近軸点
163の位相が逆となるように回転させてもよく,図1
2(B)に示すごとく,互いに,近軸点163が同位相
となるように回転させてもよい。その他は,実施形態例
1と同様である。
【0049】図12(A)に示すごとく,一対の偏芯ア
イドラー161の位相を逆にした場合には,ワイヤー1
1の走行経路が大きく揺動する。そのため,上記ワイヤ
ー11と軟質成形体との接触面積を一層小さくすること
ができ,両者間の抵抗を小さくすることができる。その
結果,一層確実に,上記軟質成形体の変形を防ぐことが
できる。
【0050】また,図12(B)に示すごとく,一対の
偏芯アイドラー161の位相を同じにした場合には,ワ
イヤー11の走行経路が振動する。即ち,上記ワイヤー
11の走行経路が平行移動して,軟質成形体の切込方向
に振動する。これにより,上記ワイヤー11は,軟質成
形体に対して少ない切込量を略瞬間的に切込み,これを
断続的に行う。そのため,上記ワイヤー11からの圧力
を軟質成形体の切り込み部分の周囲へ及ぼすことなく切
断することができる。その結果,上記軟質成形体の変形
を防ぐことができる。
【0051】また,上記ワイヤー11の走行経路の振動
により,上記ワイヤー11の撓み量が振動し,その結
果,切込角度が変動する。それ故,上記ワイヤー11の
走行経路を相対的に揺動させる場合と同様の効果をも得
られる。その他,実施形態例1と同様の作用効果を有す
る。
【0052】実施形態例3 本例は,図13に示すごとく,アイドラー16を種々の
形状とした例である。即ち,上記アイドラー16として
は,楕円形状の楕円アイドラー165(図13
(A)),略三角形状の三角アイドラー166(図13
(B)),略正方形状の四角アイドラー167(図13
(B))等がある。また,これらの種々のアイドラー1
6は,切断装置に設ける一対のアイドラーのうち,何れ
に用いてもよく,双方に用いてもよい。即ち,上記実施
形態例1,実施形態例2における偏芯アイドラー161
の代りに用いることができる。その他は,実施形態例1
と同様である。
【0053】これにより,実施形態例1,2において偏
芯アイドラー161を用いる場合と同様に,容易に,ワ
イヤーを振動又は揺動させることができる。その他,実
施形態例1と同様の作用効果を有する。また,上記アイ
ドラー16の形状は,上記の形状に限られず,円形以外
の様々な形状とすることができる。これにより,上記ワ
イヤーの種々の振動又は揺動を,容易に実現することが
できる。
【0054】実施形態例4 本例は,図14に示すごとく,切断装置におけるフレー
ム14を揺動させることにより,該フレーム14に配設
されたワイヤー11を,軟質成形体に対して揺動させる
例である。即ち,フレーム14を,切断装置の本体部に
対して上下動する上下動フレーム141と,該上下動フ
レーム141に対して,回動軸143を介して回動可能
に取付けられた揺動フレーム142とから構成する。該
揺動フレーム142には,駆動側ボビン12と従動側ボ
ビン13とが配設してあり,駆動側ボビン12と従動側
ボビン13との間にワイヤー11が配設してある。上記
駆動側ボビン12及び従動側ボビン13は偏芯させてい
ない。また,アイドラーは配設していない。
【0055】そして,上記揺動フレーム143を双方向
に交互に回動させることにより,揺動させる。これに伴
い,上記ワイヤー11が揺動する。上記揺動フレーム1
43を揺動させる手段としては,図14(A),
(B),(C)に示す手段がある。即ち,図14(A)
は,上記上下動フレーム141と揺動フレーム142と
の間に,超音波振動子144と,バネ145を配設した
例を示す。超音波振動子144の代りに,圧電アクチュ
エータを用いてもよい。
【0056】また,図14(B)は,上記上下動フレー
ム141と揺動フレーム142との間に,バネ145を
2箇所に配設し,揺動フレーム142にアンバランスモ
ータ146を配設した例を示す。該アンバランスモータ
146は,重心が回転軸からずれた位置に来るように重
り147を搭載し,回転することにより,振動源とな
る。
【0057】また,図14(C)は,上記上下動フレー
ム141に回転円板148を回転可能に配設し,該回転
円板148と上記揺動フレーム142とを連結体149
によって連結した例を示す。該連結体149は,その一
端を上記回転円板148に回動可能に取付け,他端を揺
動フレーム142に回動可能に取付けている。その他
は,実施形態例1と同様である。
【0058】これらの場合にも,容易に,上記ワイヤー
11の走行経路を軟質成形体に対して揺動させることが
できる。また,図14(A)に示すごとく,超音波振動
子144を用いた場合には,揺動の振幅を極めて小さく
することができる。また,図14(B)に示すごとく,
アンバランスモータ146を用いた場合には,揺動の振
幅を大きくすることができる。また,図14(C)に示
すごとく,回転円板148と連結体149を用いた場合
には,揺動の振幅を更に大きくすることができる。その
他,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0059】実施形態例5 本例は,図15に示すごとく,軟質成形体3の切断時
に,該軟質成形体3を振動又は揺動させる例である。即
ち,本例においては,ワイヤー11の走行経路を,上記
軟質成形体3の切込方向へ,略一定速度で移動させる。
ここで,ワイヤー11自体は,振動や揺動はしない。そ
して,上記軟質成形体3を,上記ワイヤー3の走行経路
と切り込み方向を含む平面に平行に,振動又は揺動させ
る。
【0060】上記軟質成形体3を振動又は揺動させる手
段としては,図15(A),(B),(C)に示す手段
がある。即ち,図15(A)は,上記軟質成形体3を載
置する受け台4の下面41を断面円弧状に形成し,台座
42の断面円弧状の凹部43において,上記受け台4を
矢印Gに示すごとく揺動させる例を示す。これにより,
上記軟質成形体3を揺動させる。
【0061】また,図15(B)は,上記軟質成形体3
を載置する受け台4を,矢印Hに示すごとく回動軸45
を中心に回動する回動板46に載置した例を示す。これ
により,上記軟質成形体3を揺動させる。また,図15
(C)は,上記軟質成形体3を載置する受け台4を,矢
印Jに示すごとくワイヤー11の走行経路と平行に,或
いは矢印Kに示すごとく切込方向に振動させる例を示
す。或いは,上記受け台4を,上記ワイヤー11の走行
経路と平行に振動させつつ切込方向に振動させることも
できる。これにより,上記軟質成形体3を振動させる。
その他は,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0062】これらの場合にも,結果的に,上記ワイヤ
ー11の走行経路を,切込方向に,上記軟質成形体3に
対して相対的に振動又は揺動させることとなる。それ
故,実施形態例1と同様に,軟質成形体3を変形させる
ことなく切断することができる。その他,実施形態例1
と同様の作用効果を有する。
【0063】実施形態例6 本例は,図16〜図18に示すごとく,軟質成形体3の
切断時に,ワイヤー11の走行経路を揺動させると共
に,ワイヤー11の走行速度を振動させる例である。即
ち,上記ワイヤー11は,図18に示すごとく,高速走
行と低速走行とを交互に繰返す。図18における曲線L
がワイヤー11の走行速度の変化を表す。
【0064】本例における切断装置は,図16に示すご
とく,アイドラーを有さず,上記ワイヤー11を,駆動
側ボビン12と従動側ボビン13との間に直接懸架した
状態で走行させる。そして,上記駆動側ボビン12の回
転軸121が偏芯している。即ち,該回転軸121が上
記駆動側ボビン12の中心からずれた位置に設けられて
いる。
【0065】これにより,上記駆動側ボビン12が回転
することにより,図17(A)〜(D)に示すごとく,
ワイヤー11の走行経路が揺動すると共に,図18に示
すごとく,ワイヤー11の走行速度が振動する。上記駆
動側ボビン12の外周のうち回転軸121に最も近い部
分(近軸点123)が,上記回転軸121の真下に来た
とき(図17(A)),上記ワイヤー11の走行経路は
斜め上方へ向かう方向となり,ワイヤー11の走行速度
は最小となる。
【0066】一方,上記近軸点123が上記回転軸12
1の真上に来たとき(図17(C)),上記ワイヤー1
1の走行経路は斜め下方へ向かう方向となり,ワイヤー
11の走行速度は最大となる。上記回転軸121と近軸
点123との距離をr1,上記回転軸121と遠軸点1
24との距離をr2,駆動側ボビン12の回転数をnと
すると,上記ワイヤー11の走行速度は,最小値が2n
πr1,最大値が2nπr2となる(図18)。例えば,
1=22.5mm,r2=27.5mm,n=500r
pmの場合には,走行速度の最小値は約71m/分,最
大値は約86m/分である。なお,上記遠軸点124と
は,上記駆動側ボビン12の外周のうち121から最も
遠い部分をいう。その他は,実施形態例1と同様であ
る。
【0067】上記ワイヤー11の走行速度が速い方が,
軟質成形体3の切断速度も速くなる。それ故,上記のご
とく上記ワイヤー11の走行速度を振動させることによ
り,上記ワイヤー11は,少ない切込量を略瞬間的に切
込み,これを断続的に行う。そのため,上記ワイヤー1
1からの圧力を軟質成形体3の切り込み部分の周囲へ及
ぼすことなく切断することができる。その結果,上記軟
質成形体3の変形を防ぐことができる。また,上記ワイ
ヤー11の走行経路が揺動する。そのため,実施形態例
1と同様の作用効果をも有する。
【0068】また,上記駆動側ボビン12を,実施形態
例3で示した,楕円アイドラー165(図13
(A)),三角アイドラー166(図13(B)),四
角アイドラー167(図13(C))と同様の形状とす
るなど,種々の形状にすることもできる。これによって
も,ワイヤー11の走行速度を振動させ,ワイヤー11
の走行経路を揺動させることができる。
【0069】また,上記ワイヤー11の走行速度の振動
は,上記駆動側ボビン12の回転軸121を偏芯させた
り,円形以外の形状としなくても,例えば,巻取り用サ
ーボモーター21(図7(B)参照)の巻取り速度を振
動させることにより行うこともできる。ただし,この場
合には,ワイヤー11の走行経路の揺動は行われない。
また,各実施形態例においては,軟質成形体に対するワ
イヤーの切込方向を下方とした例を示したが,本発明に
おいて,ワイヤーの切込方向は特に限定されるものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,軟質成形体の押出方向
から見た,軟質成形体の切断方法の説明図。
【図2】実施形態例1における,軟質成形体の切断方法
の説明図。
【図3】実施形態例1における,軟質成形体の切断後の
ワイヤーの動作を表す説明図。
【図4】実施形態例1における,軟質成形体の切断時に
ワイヤーの走行経路が揺動する様子を表す説明図。
【図5】実施形態例1における,切断装置の正面図。
【図6】実施形態例1における,切断装置及び軟質成形
体の側面図。
【図7】(A)図1のA−A線矢視断面図,(B)図1
のB−B線矢視断面図。
【図8】実施形態例1における,ワイヤーの走行経路の
揺動の説明図。
【図9】実施形態例1における,ワイヤーの走行経路の
揺動の説明図。
【図10】実施形態例1における,ワイヤーによる軟質
成形体の切断の様子を表す拡大図。
【図11】実施形態例1における,軟質成形体のセル壁
へのワイヤーによる切込角度が変化する様子を表す説明
図。
【図12】実施形態例2における,(A)一対のアイド
ラーの位相が逆の場合のワイヤー周辺の切断装置の説明
図,(B)一対のアイドラーの位相が同じ場合のワイヤ
ー周辺の切断装置の正面図。
【図13】実施形態例3における,(A)楕円アイドラ
ー,(B)三角アイドラー,(C)四角アイドラーの正
面図。
【図14】実施形態例4における,(A)超音波振動子
を用いた切断装置,(B)アンバランスモータを用いた
切断装置,(C)回転円板及び連結体を用いた切断装置
の説明図。
【図15】実施形態例5における,軟質成形体の押出方
向から見た,種々の軟質成形体の切断方法の説明図。
【図16】実施形態例6における,軟質成形体の押出方
向から見た,軟質成形体の切断方法の説明図。
【図17】実施形態例6における,ワイヤーの走行経路
の揺動の説明図。
【図18】実施形態例6における,ワイヤーの走行速度
の振動を表す線図。
【図19】従来例における,軟質成形体の押出方向から
見た,軟質成形体の切断方法の説明図。
【符号の説明】
1...切断装置, 11...ワイヤー, 12...駆動側ボビン, 13...従動側ボビン, 14...フレーム, 16...アイドラー, 161...偏芯アイドラー, 3...軟質成形体,

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質成形体を切断する方法において,上
    記軟質成形体の押出方向に略直交する方向に走行するワ
    イヤーを,上記軟質成形体に接触させ,該軟質成形体に
    対して上記ワイヤーを相対的に切込方向に移動させ,か
    つ,上記ワイヤーの走行経路を,上記切込方向に,相対
    的に振動又は揺動させることを特徴とする軟質成形体の
    切断方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記ワイヤーの走行
    速度を振動させることを特徴とする軟質成形体の切断方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記ワイヤー
    は,上記軟質成形体に対して相対的に,上記切込方向に
    移動可能なフレームに取付けられた一対のボビンの間に
    配設されており,一方のボビンから他方のボビンに向か
    って走行することを特徴とする軟質成形体の切断方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において,上記一対のボビンの
    少なくとも一方は,回転軸が偏芯していることを特徴と
    する軟質成形体の切断方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において,上記フレーム
    は,上記軟質成形体に対して相対的に振動又は揺動する
    ことを特徴とする軟質成形体の切断方法。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか一項において,
    上記ワイヤーは,上記フレームに回動可能に取付けられ
    た一対のアイドラーを介して,上記一対のボビンとの間
    に配設され,上記一対のアイドラーのうち少なくとも一
    方は,回転軸が偏芯していることを特徴とする軟質成形
    体の切断方法。
  7. 【請求項7】 軟質成形体を切断する方法において,上
    記軟質成形体の押出方向に略直交する方向に走行するワ
    イヤーを,上記軟質成形体に接触させ,該軟質成形体に
    対して上記ワイヤーを相対的に切込方向に移動させ,か
    つ,上記ワイヤーの走行速度を振動させることを特徴と
    する軟質成形体の切断方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項において,
    上記軟質成形体は,ハニカム形状に押出したものである
    ことを特徴とする軟質成形体の切断方法。
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