JPH07289993A - 振動テーブルの起振装置及びその駆動方法 - Google Patents

振動テーブルの起振装置及びその駆動方法

Info

Publication number
JPH07289993A
JPH07289993A JP8888594A JP8888594A JPH07289993A JP H07289993 A JPH07289993 A JP H07289993A JP 8888594 A JP8888594 A JP 8888594A JP 8888594 A JP8888594 A JP 8888594A JP H07289993 A JPH07289993 A JP H07289993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
vibrating
driving
driven
eccentric weights
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8888594A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Kawagoe
敏昭 川越
Noritoshi Oshima
紀年 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murakami Seiki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murakami Seiki Kousakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murakami Seiki Kousakusho KK filed Critical Murakami Seiki Kousakusho KK
Priority to JP8888594A priority Critical patent/JPH07289993A/ja
Publication of JPH07289993A publication Critical patent/JPH07289993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】電子技術と機械技術を融合させた、機能性、信
頼性が高く、操作性、保守性の優れた振動テーブルの起
振装置及びその駆動方法を提供する。 【構成】偏心重錘を固着した複数の独立した起振軸をそ
れぞれ個別の電動機1,2で運転する振動テーブルの起
振装置において、前記偏心重錘5,6を固着した複数の
起振軸を同一のケーシング7に収納した起振テーブルの
起振装置。電動機1,2は、可変用インバータと制御機
能を有するインバータで駆動される。 【効果】処理する製品の物性に最適な振動力を、従来方
式に比較して、非常に簡単な手段で性能よく実現するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳物工場での改造型、
コンクリート2次加工における充填、粉粒体処理工場に
おける充填・輸送や振動試験機等において振動の制御が
必要な用途に有効な振動モードを提供する振動テーブル
の起振装置及びその駆動方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、造型・充填においては、図9に示
すように、複数台の起振機21,22を振動テーブル2
3に設置して、これを運転した際に生ずる同期化力、ま
たは複数の起振機を機械的に結合することにより発生す
る直線振動を利用している。
【0003】この場合、一般には、商用電源を利用して
いるので、発生する直線振動力は、偏心重錘の質量と回
転数の2乗に比例した直線振動になる。また、製品によ
っては、振動数と振動力を別々に変える必要がある。こ
の場合、振動数は、例えばインバータ等により、その駆
動電動機の回転数を変更している。また、振動力の変更
は、起振機の内部に設けた2つの偏心重錘の開き角度を
手動または電動による機械的な方法で実施されている
(特公昭61−47589号公報参照)。
【0004】近年の充填物の多様化、充填作業の効率
化、高度化に伴い、従来の単純な直線振動では、充填内
容によっては、製品に対し致命的な品質欠陥を引き起こ
すことがある。そこで、定常振動中に振動力と振動方向
を自由に変化させることはもとより、加減速時、特に固
有振動数領域で振動力0で運転する必要性が増加してき
ている。これに対しては、先に述べた制御用電動機を使
用した機械的な方法で実施されているものの、機械的で
あるがゆえの信頼性、操作性、保守性に難点を有してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決すべき課
題は、以上の状況を考慮して、電子技術と機械技術を融
合させた、機能性、信頼性が高く、操作性、保守性の優
れた振動テーブルの起振装置及びその駆動方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の振動テーブルの起振装置は、偏心重錘を固
着した複数の独立した起振軸をそれぞれ個別の電動機で
運転する振動テーブルの起振装置において、前記偏心重
錘を固着した複数の起振軸を同一のケーシングに収納し
たことを特徴とする。
【0007】また、本発明の振動テーブルの起振装置の
駆動方法は、偏心重錘を固着した、複数の独立した起振
軸を、個別の電動機で運転する振動テーブルの起振装置
の駆動方法において、前記起振装置の、それぞれの起振
軸の回転角を電気的に制御することにより、任意の大き
さの楕円振動または任意の方向の直線振動を発生するこ
とを特徴とする。
【0008】前記方法において、振動テーブルの系の固
有振動数を通過する際に発生する異常振動の発生を引き
起こさないように、振動力を0で始動し、固有振動数領
域を越えた状態で必要な振動モードを発生すると共に、
同様に、停止時にも振動力が0になるように運転する。
【0009】
【作用】本発明においては、基本的には、2つの偏心重
錘は、それぞれ別個の電動機で運転されると共に、各々
の電動機は、別々のインバータで運転される。2つの偏
心重錘の開き角度の調整、電動機に設置した回転角セン
サーでそれぞれの偏心重錘の回転位置を知ると共に、相
互の回転角度の差を、指令回転角度になるようにインバ
ータを制御する。起振機は、2台またはそれ以上の複数
台の電動機を一体に構成することで、コンパクトで取り
扱い易い構成とする。
【0010】まず、複数の偏心重錘により発生する振動
モード、振動力について説明する。いま、2つの偏心重
錘が同軸心上に接近して設置され、それぞれの偏心重錘
が任意の位相角度を保ち一定速度で回転している場合に
は、図1a〜hに示す振動モードが発生する。即ち、回
転方向と2つの偏心重錘の回転角位相を制御することに
より任意の方向性を有する直線振動、任意の大きさの振
動力を有する円振動を自由に得ることができる。以上
は、2つの偏心重錘を有する場合であるが、4つの偏心
重錘を用いれば、任意の方向性と大きさを持つ直線振動
を得ることができる。
【0011】次に起振機の構成について説明する。2台
の電動機を同軸心上に配置する方法と、並列に2台の電
動機を組み合わせた方法、さらには、これらを組み合わ
せた同軸心上2台、並列配置2台の計4台の構成とす
る。本構造配置方式と前記の振動モードを実用性の点か
ら組み合わせると図2のようになる。即ち、同軸心配置
することで任意の大きさの円振動を、軸並列配置するこ
とで任意の方向性を持つ往復振動を、同軸心2モータ、
軸並列2モータで、任意の方向性と振動力を持つ、円振
動と往復振動を発生することになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例を参照しながら具体的
に説明する。
【0013】〔第1実施例〕2モータ同軸心配置例 起振機の構成例を図3に示す。1は商用電源またはイン
バータにより駆動される親電動機、2は回転方向、偏心
重錘の位相角度を任意に変えることのできる追従用電動
機である。これにより、任意の大きさの円振動を得るこ
とができる。3,4は、親電動機1、追従用電動機2の
回転角度を検出するためのセンサーである。5,6は、
親電動機1、追従用電動機2に装着された偏心重錘であ
る。
【0014】この場合、偏心重錘5,6は、軸方向に極
力接近することが望ましいことは言うまでもない。偏心
重錘5,6の軸方向中心を一致させる必要がある場合に
は、図3に示すように親電動機1に装着する偏心重錘5
を外筒とし、追従用電動機2に装着する偏心重錘6を内
筒で構成し、起振装置ケーシング7に取り付ければよ
い。
【0015】図6は制御ブロック図を示す。11は、可
変振動数を得る場合のインバータ、12は、追従用電動
機を駆動する追従用インバータである。13は、位相角
制御装置である。即ち、回転角センサー3,4から得ら
れた親電動機1、制御用電動機2の位置情報は制御装置
13に入力され、この差が位相角度指令になるように、
制御装置13から制御用インバータ12へ制御信号が出
力される。これにより、それぞれの偏心重錘5,6は、
図2に示すように所定の位相角度で最適な振動モードで
運転されることになる。
【0016】〔実施例2〕2モータ並列配置例 本実施例2の構造例を図4に示す。(a)は正面図、
(b)は一部切欠側面図である。この実施例は、親電動
機1と制御用電動機2をケーシング7の同じ方向に並列
配置したものである。なお、部品名称及び動作は、実施
例1と同様である。これにより、図2に示すように、振
動力が一定で、振動方向が任意な直線振動を得ることが
できる。
【0017】〔実施例3〕同軸心2モータ、並列配置モ
ータの例 本実施例3の構造例を図5に示す。部品名称及び動作
は、第1実施例と同様である。これにより、図2に示す
ように、振動力、振動方向とも任意に変えることができ
る、円振動または直線振動を実現することができる。
【0018】〔実施例4〕振動テーブルへの配置例 図7,図8に、実施例1〜3の起振機ユニットを振動テ
ーブル8に組み込んだ例を示す。図7は、振動テーブル
8下部に第3実施例の装置を配置し、可変の直線振動を
実現するものである。図8は、第1実施例の装置を2ユ
ニット組み込んだ場合であり、振動力、振動方向とも自
由に変えることのできる振動テーブルが実現できる。こ
れらの図中、9はテーブル用支持ばね、10はベースで
ある。
【0019】
【発明の効果】上述したように、処理する製品の物性に
最適な振動力を、従来方式に比較して、非常に簡単な手
段で性能よく実現することができる。なお、振動力や振
動方向を自由に変えることについては、定常時に関して
説明したが、これは、何れの回転数でも可能である。こ
のように、定常運転時のみならず、始動、減速時にも自
由に変更できるので、従来方式に対して、はるかに柔軟
性のあるシステム要素として提供することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における振動モードの説明図である。
【図2】 複数モータの配置の種類と振動モードの説明
図である。
【図3】 本発明の実施例1の構成を示す一部切欠側面
図である。
【図4】 本発明の実施例2の構成を示すもので、
(a)は正面図、(b)は一部切欠側面図である。
【図5】 本発明の実施例3の構成を示すもので、
(a)は正面図、(b)は一部切欠側面図である。
【図6】 本発明における駆動方式を示すブロック図で
ある。
【図7】 振動テーブルへの配置例を示す正面図であ
る。
【図8】 振動テーブルへの他の配置例を示すもので、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図9】 従来の起振機の取り付け状態を示すもので、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 親電動機、2 追従用電動機、3,4 センサー、
5,6 偏心重錘、7ケーシング、8 振動テーブル、
9 テーブル用支持ばね、10 ベース、11,12
インバータ、13 制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏心重錘を固着した複数の独立した起振
    軸をそれぞれ個別の電動機で運転する振動テーブルの起
    振装置において、前記偏心重錘を固着した複数の起振軸
    を同一のケーシングに収納したことを特徴とする起振テ
    ーブルの起振装置。
  2. 【請求項2】 電動機は、可変用インバータと制御機能
    を有するインバータで駆動される請求項1記載の振動テ
    ーブルの起振装置。
  3. 【請求項3】 偏心重錘を固着した、複数の独立した起
    振軸を、個別の電動機で運転する振動テーブルの起振装
    置の駆動方法において、前記起振装置の、それぞれの起
    振軸の回転角を電気的に制御することにより、任意の大
    きさの楕円振動または任意の方向の直線振動を発生する
    ことを特徴とする振動テーブルの起振装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 偏心重錘を固着した、複数の独立した起
    振軸を、個別の電動機で運転する振動テーブルの起振装
    置の駆動方法において、振動テーブルの系の固有振動数
    を通過する際に発生する異常振動の発生を引き起こさな
    いように、振動力を0で始動し、固有振動数領域を越え
    た状態で必要な振動モードを発生すると共に、同様に、
    停止時にも振動力が0になるように運転することを特徴
    とする振動テーブルの起振装置の駆動方法。
JP8888594A 1994-04-26 1994-04-26 振動テーブルの起振装置及びその駆動方法 Pending JPH07289993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8888594A JPH07289993A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 振動テーブルの起振装置及びその駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8888594A JPH07289993A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 振動テーブルの起振装置及びその駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07289993A true JPH07289993A (ja) 1995-11-07

Family

ID=13955446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8888594A Pending JPH07289993A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 振動テーブルの起振装置及びその駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07289993A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129556A1 (ja) * 2005-05-31 2006-12-07 Idex Co., Ltd. 輸送梱包試験装置
JP2007057429A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Univ Nagoya 曲げ疲労試験機及び曲げ疲労試験方法
US7554237B2 (en) * 2005-05-25 2009-06-30 Eurocopter Centrifugal-effect vibration generator having coaxial contrarotating rotors
JP2010008339A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Decsys:Kk 透明容器内粉末中の異物検査方法及び異物検査装置
JP2017094264A (ja) * 2015-11-24 2017-06-01 エクセン株式会社 振動装置及びその振動制御方法
CN107389905A (zh) * 2017-08-03 2017-11-24 贵州精正检测有限公司 混凝土检测检验设备及混凝土检测检验系统

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7554237B2 (en) * 2005-05-25 2009-06-30 Eurocopter Centrifugal-effect vibration generator having coaxial contrarotating rotors
WO2006129556A1 (ja) * 2005-05-31 2006-12-07 Idex Co., Ltd. 輸送梱包試験装置
JP2007057429A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Univ Nagoya 曲げ疲労試験機及び曲げ疲労試験方法
JP2010008339A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Decsys:Kk 透明容器内粉末中の異物検査方法及び異物検査装置
JP2017094264A (ja) * 2015-11-24 2017-06-01 エクセン株式会社 振動装置及びその振動制御方法
CN107389905A (zh) * 2017-08-03 2017-11-24 贵州精正检测有限公司 混凝土检测检验设备及混凝土检测检验系统
CN107389905B (zh) * 2017-08-03 2019-08-20 首钢水城钢铁(集团)赛德建设有限公司 混凝土检测检验设备及混凝土检测检验系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3659465A (en) Vibrating apparatus utilizing a plurality of vibrating sources
CN105515331B (zh) 线性振动电机
US5979640A (en) Vibrating conveyor drive with continuously adjustable stroke
JP3703868B2 (ja) 偏心振動粉砕機
KR970704983A (ko) 진동 보상용 장치
MXPA03011917A (es) Accionamiento lineal para aparato vibratorio.
JP2004210545A5 (ja)
JPH07289993A (ja) 振動テーブルの起振装置及びその駆動方法
EP0660491B1 (en) Motor for electric pumps
Boikov et al. Experimental study of unbalanced rotors synchronization of the mechatronic vibration setup
US4472980A (en) Motor actuated rotary vibrator with resilient shock mount to provide linear movement
US4424718A (en) Air actuated rotary vibrator with resilient shock mount to provide linear movement
ES2092856T3 (es) Mesa vibratoria para vibrar una masa que se desea compactar y procedimiento de vibracion para la compactacion de hormigon.
JP2001524023A (ja) 方向付けられた振動を発生する装置
CN109238607B (zh) 一种三自由度共振装置的控制系统
CN101506040B (zh) 产生绕一输出轴线的旋转的方法和马达
US3417630A (en) Vibratory apparatus
US4888515A (en) Rotary power unit
JPH1034084A (ja) 振動体の加振装置
JPH09285762A (ja) 振動テーブルの振動装置
Starikov et al. Research of the Effect of the Inverter Resonance Frequency Skip Function on the Operation of a Vibration Stand in Acceleration and Braking Modes
JPH08192105A (ja) 振動テーブルの起振装置
JPH0667599A (ja) 電動式地震体験装置
JPH0952039A (ja) 振動体の加振装置
JPH07285638A (ja) 可変式振動機